JP6272902B2 - 化粧品を収容および塗布するためのアプリケータ装置およびシステム、ならびにその使用 - Google Patents

化粧品を収容および塗布するためのアプリケータ装置およびシステム、ならびにその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP6272902B2
JP6272902B2 JP2015550129A JP2015550129A JP6272902B2 JP 6272902 B2 JP6272902 B2 JP 6272902B2 JP 2015550129 A JP2015550129 A JP 2015550129A JP 2015550129 A JP2015550129 A JP 2015550129A JP 6272902 B2 JP6272902 B2 JP 6272902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
applicator
container
applicator head
groove
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015550129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016501653A (ja
Inventor
マルク・シェヴァリエ
ジャン−フランソワ・トランシャン
エミリー・ゴンバール
Original Assignee
エルブイエムエイチ レシェルシェ
エルブイエムエイチ レシェルシェ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルブイエムエイチ レシェルシェ, エルブイエムエイチ レシェルシェ filed Critical エルブイエムエイチ レシェルシェ
Publication of JP2016501653A publication Critical patent/JP2016501653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6272902B2 publication Critical patent/JP6272902B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/26Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball
    • A45D40/262Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball using a brush or the like
    • A45D40/265Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball using a brush or the like connected to the cap of the container
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D34/00Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
    • A45D34/04Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball
    • A45D34/042Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D34/00Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
    • A45D34/04Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball
    • A45D34/042Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like
    • A45D34/045Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like connected to the cap of the container
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/26Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball
    • A45D40/262Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball using a brush or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/26Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball
    • A45D40/262Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball using a brush or the like
    • A45D40/265Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball using a brush or the like connected to the cap of the container
    • A45D40/267Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball using a brush or the like connected to the cap of the container comprising a wiper
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/15Temperature
    • A45D2200/155Heating or cooling means, i.e. for storing or applying cosmetic products at a predetermined temperature
    • A45D2200/157Heating means for mascara applicators

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

本発明は、加熱されるように意図された化粧品を収容および塗布するためのアプリケータ装置およびシステム、ならびにこのようなシステムの使用に関する。
より詳細には、本発明は、
− 手で保持されるのに適した本体、
− アプリケータヘッド、および、
− 本体とアプリケータヘッドとを連結するロッド、
を備え、
アプリケータヘッドが、
− 長手軸線を定め、製品で充填されるように適合された貯蔵部、および、製品を塗布するように適合された塗布部を備える主本体であって、通路が前記貯蔵部と前記塗布部との間に設けられ、貯蔵部が延在の軸線を定める主部を有する溝を備え、ヘッドの主本体が、長手軸線に沿って特定の長さを有し、溝の主部が、主本体の前記長さの大部分にわたって延在する、主本体と、
− アプリケータヘッドに充填された化粧品を加熱するように適合され、前記溝内に位置する加熱要素を備える加熱装置と、
を備える化粧品用のアプリケータ装置に関する。
特許文献1は、このようなアプリケータ装置の例を開示しており、そこでは、加熱要素が、アプリケータヘッドに形成された溝内で延在方向に沿って螺旋状に巻回されている撚られた抵抗またはコイルとされた抵抗ワイヤの形態となっている。このアプリケータ装置は、抵抗ワイヤがかなりの長さがあるため、抵抗ワイヤを加熱するために相当のエネルギーを必要とする欠点があり、これは、アプリケータヘッドに充填された化粧品を溶解するために、ワイヤを所望の温度へと加熱するのに大きな電力エネルギー源を用いることを暗示している。この電力源が製品収容塗布システムに、より具体的には、アプリケータ装置に一体化される場合、このエネルギーの供給源を収容するのに十分な大きさの筐体を提供することが必要であり、これは、大きさおよび設計の観点において、アプリケータ装置に重大な制約を設けてしまう。
さらに、アプリケータヘッドにおいて、撚られた抵抗ワイヤを加熱要素として使用することは、アプリケータヘッドに充填された化粧品を溶解するのに十分な温度に達するまで、例えば、15〜20mmの長さを有するヘッドについて約30秒間といった、比較的長い加熱時間を必要とする欠点もあり、このようなアプリケータヘッドが搭載されたアプリケータ装置を使用するのをうんざりとさせる。
また、撚られた抵抗ワイヤはかなりの容積を占めるため、そのアプリケータヘッド内での一体化は、重大な概念的および設計の制約を生み出す。
最後に、この特許文献1に記載されているアプリケータヘッドは、非常に複雑であり、まつ毛カーラーの加熱ヘッドによってもたらされる。まつ毛カーラーは、特にアジアにおいて、熱だけでまつ毛をカールすることで良く知られている。これらのヘッドは、化粧品を加熱することと、化粧品をまつ毛に塗布することとの両方で適していない。前述のように、この種類のアプリケータヘッドでは、撚られた抵抗要素がかなりの幅の中心溝に通常配置されており、この幅が、特にアプリケータヘッドの設計の観点において、厳しい制約を課している。
この種類の加熱ヘッドは、アプリケータヘッドの一方の側において製品を加熱できるだけであり、また、一度加熱された液体製品が、非常に不十分に分配され、そのため、ヘッドにわたって非常に不十分にしか分散されないため、多くの他の欠点を有している。その結果、液体製品は十分に塗布されず、抵抗要素およびその周りに溜まってしまう。
また、梳毛手段は、典型的にはブラシを形成する歯であり、ヘッドの所与の領域に配置される必要があり、中心溝と直接的な流体連通をしていないため、まったく効果的でない。
最後に、この種類のアプリケータヘッドでは、第2の専用装置を持つことが必要であるため、抵抗要素が配置されている溝に化粧品を供給することは容易ではない。
欧州特許出願公開第1827160号 仏国特許出願第1157552号 仏国特許第2913319号
本発明は、これらの欠点を克服するように意図されている。
この目的を達成するために、本発明は、加熱要素が、溝の主部の延在の軸線に沿って延在する主部を有する抵抗ワイヤを、溝の前記主部の全長にわたって備えることを特徴とする、前述の種類のアプリケータ装置を提案する。
したがって、本発明のアプリケータ装置では、加熱要素を形成する抵抗ワイヤの主部が、溝の延在の軸線に沿って、溝の主部の全長にわたって延在する。別の言い方をすれば、加熱要素を形成する抵抗ワイヤは、抵抗ワイヤの主部において、溝の主部に対応する形を有している。また、溝の主部の延在の軸線が、例えば、湾曲、ジグザグ、または一直線を定める場合、抵抗ワイヤの主部は、対応する湾曲、ジグザグ、または一直線の形状を有することになる。
これらの構成のため、アプリケータヘッドに充填された化粧品を溶解するに十分な温度への加熱要素の温度上昇は、はるかにより素早く実現でき、先行技術のアプリケータヘッドより少ないエネルギーしか必要としない可能性がある。
実際、本発明によるアプリケータヘッドに用いられる抵抗ワイヤの主部の形が、抵抗ワイヤが配置される溝の主部の形に対応するため、抵抗ワイヤの長さは、先行技術のアプリケータヘッドに用いられる撚られたワイヤと比較して短くでき、既存の装置より、より素早い温度上昇を可能にし、より少ないエネルギーしか必要としない。
また、このような撚られていない抵抗ワイヤの場合、温度が撚られた抵抗ワイヤの場合よりも素早く元に冷却し、これは、アプリケータヘッドが製品で再充填され、この製品容器へと挿入されるとき、容器に収容された加熱されていない製品を加熱するのを防止する。これによって、この容器に収容された化粧品を、その物理化学的特性を変えてしまう虞のある加熱/冷却の繰り返しのサイクルに、不必要に曝してしまうことが回避される。
さらに、このような加熱要素の使用は、具体的には、最適な使用者の使い心地を維持するために、加熱要素を有していない先行技術のアプリケータヘッドのブラシと同じくらい効果的な梳毛手段/製品塗布手段を提供することを可能にするように、特に形および寸法の観点において、アプリケータヘッドの設計により大きな自由をもたらす。
本発明の好ましい実施形態では、以下の構成のうちの1つまたは複数が用いられ得る。
− 抵抗ワイヤの主部が、溝の主部の底に位置する。
− 溝の主部が、主本体の長さの少なくとも80%にわたって延在する。
− 溝の主部が、主本体の実質的に全長にわたって延在する。
− 溝の主部の延在の軸線が、主部の長手軸線と平行である。したがって、アプリケータヘッドの主本体が、例えば、直線的、連続する湾曲、または波状である長手軸線を有する場合、抵抗ワイヤの主部を受け入れる溝の主部の延在の軸線は、前記長手軸線と平行となり、同じ輪郭(例えば、直線的、連続する湾曲、または波状)を有することになる。
− 塗布部が、長手軸線と実質的に平行な整列方向で整列された歯の少なくとも一列を備え、通路が、歯同士の間の空間によって形成され、かつ/または、空間内へと開放する。
− 溝の主部が一直線であり、抵抗ワイヤの主部が直線的である。
− 主本体が、ロッドに連結された第1の端と、第2の自由端とを有し、溝が、基部と、2つの腕部とを含むU字形を有し、前記基部が、主本体の自由端にあり、前記腕部が2つの主部を形成し、加熱要素が、前記溝のU字形に対応するU字形を有する。
− 溝が、長手軸線を含むと共に塗布部の歯の列と垂直な平面に位置する。
− 溝が、長手軸線から離間されると共に塗布部の歯の列と平行な平面に位置する。
− 歯の列が、長手軸線を中心とした大まかなU字形を有し、貯蔵部が、歯の列の各々の側方で1つが延在する2つの溝を備え、加熱装置が、前記溝内に位置する2つの加熱要素を備える。
− 貯蔵部が、温度センサを受け入れるように適合された凹所を有する。
− アプリケータ装置が、電力を加熱要素に供給するための電力供給装置をさらに備える。
本発明は、
− 長手軸線を定める首部を有する、化粧品を収容するための容器と、
− 前述したようなアプリケータ装置と
を備え、本体が容器を閉じるように適合され、前記本体が前記容器を閉じているとき、細長いロッドが前記容器に貫入するように適合される、化粧品を収容および塗布するためのシステムにも関する。
加熱アプリケータヘッドを用いる化粧品アプリケータと典型的に関連する主要な問題の1つは、塗布の後、一部の製品が常に加熱要素またはその近くでアプリケータヘッドに残ることである。この残留製品は、不可避的に再加熱されるが、アプリケータヘッドが、製品が再充填される容器へと再び挿し込まれるとき、加熱されていない製品と接触もさせられる。これは、望ましくない現象であり、そのため、できるだけ最小化されるべきである。化粧品は、複数回加熱されるときにその特性を失う可能性があり、加熱された製品および加熱されていない製品が混ざると、容器内および/またはアプリケータヘッドに塊を形成させる可能性があり、最後は、アプリケータヘッドが結局詰まることになる。そのため、加熱される製品の量を測ることで、塗布の後、特に加熱要素において、アプリケータヘッドにおける蓄積を最小にする装置に対する要望がある。
したがって、本発明による製品を収容および塗布するためのシステムの具体的な実施形態では、容器の首部は、少なくともアプリケータヘッドを拭くように適合されたワイパー部材が設けられる。このようなワイパー部材は、アプリケータヘッドに充填された過剰な製品を除去し、アプリケータヘッドの所定領域、つまり、アプリケータヘッドの製品貯蔵部に、加熱される製品を調整された量で残す。
有利な構成では、アプリケータヘッドが非円形断面を有し、ワイパー部材が、ロッドおよびアプリケータヘッドの組み合わされた断面に実質的に相当する断面を有する挿入口を備え、前記ワイパー部材は、アプリケータ装置が容器から引き出されるとき、ロッドおよびアプリケータヘッドに充填された過剰な化粧品を除去するのに適したワイパーリップをさらに備える。したがって、挿入口は、アプリケータヘッドおよびロッドの容器への使用者の挿入を案内および方向付けする。ワイパー開口は、アプリケータヘッドに充填された過剰な製品を排除し、前記ヘッドに、具体的には、ヘッドの貯蔵部に、加熱される製品を調整された量で残す。
好ましくは、ワイパー部材が、容器の首部内で自由に回転するように取り付けられ、前記ワイパー部材および前記アプリケータ装置が、ワイパー部材およびアプリケータ装置を相互に回転間欠送りするように適合された間欠送り要素を備える。これは、アプリケータ装置が容器へと挿入されるとき、非円形断面を有するアプリケータ装置が、対応するワイパー開口およびワイパー部材の挿入口と角度的に常に整列されることを確保する。
本発明の収容および塗布のシステムの特に有利な実施形態によれば、容器は、特にはまつ毛といった、ケラチン繊維に塗布するために加熱されるように意図された粉末形態の化粧品を収容する。
この粉末の化粧品はマスカラであり得る。
用語「マスカラ」とは、ケラチン繊維への塗布が意図された化粧品組成物を意味すると理解される。マスカラは、具体的には、化粧または化粧法が、人のケラチン繊維(まつ毛、眉毛、髪の毛)、およびつけまつ毛など、ケラチン繊維に塗布されるように意図されている。マスカラは、化粧下地塗り、下地塗り(上塗り)への塗布のための組成物、または、ケラチン繊維の化粧法のための組成物であり得る。
有利には、マスカラは無水である。無水は、マスカラの製造の間に水が加えられていないことを意味すると理解される。しかしながら、組成物の重量に対する重量で、特には5%未満、好ましくは3%未満で、マスカラには微量の水が残っていてもよい。
好ましくは、マスカラは、1μm〜10mm、好ましくは20μm〜1mmの平均直径の粒子からなる粉末である。
粉末粒子は、好ましくは、室温(25℃)で固体であり、マスカラは、35〜70℃、より好ましくは40〜50℃の融点を好ましくは有する。
マスカラは、好ましくは、35〜70℃の融点を有する、好ましくは膜形成の、少なくとも第1のポリマーを有利には備える。
好ましくは、マスカラは、80〜150℃の融点を有する、好ましくは膜形成の、第2のポリマーをさらに備える。
第1のポリマーと第2のポリマーとの間の質量比は、有利には1〜20、好ましくは3〜16、より好ましくは4〜10である。
存在するときの第1のポリマーおよび第2のポリマーの総量は、マスカラの総重量の、重量で40〜95%、好ましくは重量で70〜80%である。
第1の実施形態によれば、マスカラは、好ましくは膜形成である、少なくとも2つのポリマーを含み、第1のポリマーは、ビニルピロリドン(VP)およびアルケンの共重合体のうちから、好ましくは、共重合体VP/エイコセン、VP/ヘキサデセン、VP/トリアコンテン、VP/スチレンのうちから選択され、好ましくは、15,000〜20,000g/molの分子量のものであり、第2のポリマーは、ポリオレフィン、特にはポリブチレンのうちから選択され、有利には300〜2500g/molである平均分子量を好ましくは有する。
第2の実施形態によれば、マスカラは、好ましくは膜形成である、2つのポリマーを含み、第1のポリマーは、例えば、好ましくは1000〜3000g/molの平均分子量を有するポリエチレングリコールといった、ポリアルキレングリコールのうちから選択され、第2のポリマーは、ポリビニルピロリドン(PVP)であって、好ましくは、10,000〜100,000g/mol、有利には40,000〜70,000g/molの平均分子量を有するポリビニルピロリドンのうちから選択される。
有利には、マスカラは、マスカラの全重量に対して、少なくとも1種のワックスの重量で1〜25%、好ましくは重量で5〜10%を含む。
マスカラは、有利には、マスカラの全重量に対して、顔料の重量で5〜30%、好ましくは重量で10〜25%を含む。
マスカラは、さらに、例えば、オイル、イソドデカンなどの揮発性溶剤、または、シクロペンタシロキサンなどのシクロメチコンといった、室温において液体である組成物の、好ましくは重量で5%未満、好ましくは重量で3%未満をさらに含む。
マスカラは、固形充填材、酸化防止剤、保存料、香料、マスカラが塗布される繊維の処理のための、皮膚軟化剤、保湿剤、ビタミン、日焼け防止剤、およびそれらの混合物などの化粧活性剤など、化粧品で従来から使用される任意の添加物も含み得る。
粉末の形態のこのようなマスカラ組成物の例は、出願者によって2011年8月26日に出願された特許文献2に提示されている。
代替で、本発明による収容および塗布のシステムの容器は、持ち上げ効果を得るために、使用者の皮膚に塗布されるファンデーションなど、ケラチン繊維以外の表面に塗布されるマスカラ以外の加熱される化粧品を収容できる。ファンデーションの場合、製品が使用者の皮膚への塗布のために加熱されなければならない温度は、約40℃である。
さらに、本発明による化粧品を収容および塗布するためのシステムの塗布のこのような例では、アプリケータヘッドの製品塗布部は、マスカラをケラチン繊維に塗布する場合の製品塗布部を形成する歯の代わりに、例えば、平坦、円筒形、または湾曲している塗布面から成ってもよい。
最後に、本発明は、粉末形態の化粧品を、特にはまつ毛といった、ケラチン繊維に塗布するための、前述の収容および塗布のシステムの使用にも関する。
変形として、本発明は、化粧品を、特には顔といった、使用者の皮膚に塗布するための、前述の収容および塗布のシステムの使用にも関し得る。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して非限定的な例を用いて与えられる、本発明の実施形態のうちの1つの詳細な説明から明らかとなる。
アプリケータ装置が容器の内部の貯蔵位置にある、本発明の第1の実施形態による化粧品を収容および塗布するためのシステムの斜視図である。 図1のシステムの長手方向断面図である。 使用位置にある、図1および図2のシステムの一部であるアプリケータ装置の長手方向断面図である。 図3のアプリケータ装置の一部であるアプリケータヘッドの斜視図である。 図4の線IV−IVに沿っての断面図である。 本発明の第2の実施形態によるアプリケータヘッドを示す、図4と同様の図である。 図2の線VI−VIに沿っての断面図である。
様々な図において、同じ符号は同一の要素または同様の要素を指示している。
図1は、例えばプラスチックから作られたアプリケータ装置2と、例えばプラスチックからそれ自体が作られた容器3とを備える、特にはマスカラといった、化粧品を収容および塗布するためのシステム1を描写している。
アプリケータ装置2は、アプリケータ装置2が容器3に対して貯蔵位置にあるとき、容器3を閉じる蓋を形成する本体4であって、前記装置が使用位置にあるとき、換言すれば、前記装置が容器3から引き出されているとき、使用者がアプリケータ装置2を掴むことができる本体4を備えている。
示した例では、蓋4には、後で説明する2つの指示灯5、6が設けられている。
図2および図3で描写するように、蓋4は、特にはまつ毛といったケラチン繊維への塗布のために加熱されるように意図されたマスカラ8などの化粧品を収容する容器3の首部7に、捩じ込まれ得るか、または、ある他の手法で取り付けられ得る。描写された例示の実施形態では、化粧品8は、周囲温度であることを意味する加熱されていない状態で粉末の形態のマスカラであり、マスカラは、事実上粘性の液体の形態でケラチン繊維に塗布するために、35〜70℃、好ましくは40〜50℃の温度に加熱されるとき、溶解する。
容器3の首部7は、長手軸線Xを定め、前記蓋4が首部7に取り付けられるとき、容器3を封じるために蓋4と協働するように意図され、かつ、図6を参照してより詳細に説明することになるように、アプリケータ装置2が容器3から引き出されるとき、アプリケータヘッド10によって運ばれる過剰なマスカラ、および/または、ロッド9に付着しているマスカラを除去するように意図されたワイパー部材13が搭載されている。
これらの図2および図3との関連において、蓋4は、前記蓋4から、製品8を使用者の体の一部に塗布するように意図されたアプリケータヘッド10を有する自由端まで延びるロッド9によって延出される。
アプリケータヘッド10は、ロッドに連結された第1の端および第2の端を有する細長い主本体11と、加熱要素120を備える加熱装置12とを備え、図4および図4aとの関連でより詳細に説明する。
蓋4は、ロッド9に沿って延びる導体18を用いてアプリケータヘッド10の加熱要素120へと電力を供給するための電力供給装置を形成する1つまたは複数の電池15を収容する筐体14を有する。図2に示しているように、筐体14は、上部で開放していてもよく、かつ捩じ込み、スナップフィットなどによって蓋4に取り付けられるカバー16によって閉じられ得る。したがって、電池15が切れたとき、電池15を交換するために、カバー16を蓋4から取り外すことによって筐体14にアクセスすることが可能である。代替で、アプリケータ装置2は、アプリケータ装置2の外部の電力源から電池15を充電できるようにするために、コネクタが設けられてもよい。前述の指示灯6は、赤色または何らかの他の色であり、不十分な電圧が電池15の端子で検出されたときに点灯される発光ダイオードとして提供され得る。
最後に、蓋4には、例えば接触センサといった、容器3の首部7に向かって位置決めされたセンサ17が搭載されてもよく、それにより、蓋4が容器3を閉じているとき、このように閉じていることを検出するために、前記首部7が前記センサ17に押し付くことになる。
特許文献3に記載されるように、このセンサ17は、アプリケータ装置2が容器3に対して貯蔵位置にあるとき、電力供給装置15からのヒータ120への電力の供給を停止するために、および、前記アプリケータ装置2が前記容器3から引き出されるとき、電力を供給するために、蓋4によって容器3の開閉を検出するように意図されている。したがって、アプリケータヘッド10の加熱要素120は、センサ17が蓋4の容器3からの取り外しを検出したときに加熱を開始するだけであり、これは、アプリケータヘッド10が容器3から取り外されるときだけアプリケータヘッド10を加熱することと、容器3に収容された製品8全体を繰り返しの加熱/冷却のサイクルに曝すのを回避することとを可能にする。
前述の指示灯5は、例えば、加熱要素120が電力供給装置15から電力を受け入れていることを使用者に指し示すために、加熱要素120と直列に連結された、具体的には緑色または何らかの他の色の発光ダイオード5から成り得る。電力供給装置15による加熱要素120への電力の供給は、さらに、例えば30秒間から2分間の間といった、その全期間の間に点灯したままで、タイマーを用いて特定の長さの時間に制限されてもよい。代替で、指示灯5が、約10秒間の期間となる、加熱要素120の温度が上昇している間に点滅し、加熱要素120が作動している残りの時間の間に一定に点灯したままとなるように、指示灯5を制御することが可能である。
選択的に、容器3が開いていることをセンサ17が検出するときと、加熱要素120が電力供給装置15に電気的に接続されるときとの間に、例えば約5秒間または10秒間といった、時間遅れがあるように構成されてもよい。これは、加熱要素120が過熱を開始する前に、使用者がアプリケータヘッド10を容器3から引き出すための時間を有することを確保する。
変形として、アプリケータ装置2には、加熱要素120に電力供給装置15から電力を受け入れさせることができる回路の開閉を、使用者に手動で制御させることができる手動スイッチが、搭載されてもよい。
図2に示すように、アプリケータ装置2が容器3に対して貯蔵位置にあるとき、蓋4は容器3を閉じ、ロッド9およびアプリケータヘッド10は、前記ヘッド10が内部に収容された製品8へと挿し込まれるように、前記容器3へと延び入る
図4および図4aを参照すると、本発明の第1の実施形態によるアプリケータヘッド10が、ここで説明されることになる。
図4および図4aで見ることができるように、アプリケータヘッド10は、長手軸線Xを定め、この軸線Xに沿う長さLを有する細長い主本体11を備えている。示した例示の実施形態では、アプリケータヘッド10の主本体11によって定められた長手軸線Xは、直線的であり、アプリケータ装置2が前記容器3に対して貯蔵位置へとされるとき、容器3の首部7によって定められた長手軸線と一致し、ロッド9の延長である。
代替で、アプリケータヘッド10の主本体11によって定められた長手軸線Xは、特には約90°の角度といった、ロッド9と、および、容器3の首部7によって定められた長手軸線と、角度を形成してもよい。
別の実施形態では、アプリケータヘッド10の主本体11によって定められた長手軸線Xは、湾曲されてもよく、アプリケータヘッドは、この湾曲した軸線に沿って、ロッド9の自由端からロッド9が取り付けられる端へと延びてもよい。
アプリケータヘッド10の主本体11は、塗布される製品が充填されるように適合された貯蔵部110と、具体的にはまつ毛といった、使用者の体の一部に製品を塗布するように適合された塗布部111とを有する。通路113が貯蔵部110と塗布部111との間に設けられており、貯蔵部110と塗布部111とを連結し、製品8を、高温で事実上粘性の液体の形態にあるとき、毛細管現象によって塗布部111に向かって移動させることができる。
図4および図4aに示した実施形態では、主本体11の塗布部は、ヘッド10の主本体11の長手軸線Xを含む平面Pに含まれる、または、平面Pを中心とし、前記軸線Xの両方の側方へと延びる歯112の2つの列111を備えている。各々の歯112は、実質的に先の尖った弓の形、または、実質的にトランプのスペードの形の断面を有し、長手軸線Xに対して実質的に径方向に延在している。さらに、同じ列111の歯112は、長手軸線Xと実質的に平行な整列方向で次々と並べられている。
本説明に添付する図に示した様々な実施形態では、具体的には図4、図4a、および図5に示すように、アプリケータヘッド10、10’の製品貯蔵部は、前記ヘッドの主本体11、11’に形成された溝110、110’、110”を備えている。この溝110、110’、110”は、アプリケータヘッド10、10’の主本体11、11’の直線的である長手軸線Xと実質的に平行である1つまたは複数の直線的である延在の軸線E1、E2、E1’、E2’、E1”、E2”を定める1つまたは複数の主部を有している。
しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、直線的な長手軸線を有するアプリケータヘッドの主本体と、延在の軸線が直線的であり、アプリケータヘッドの主本体の長手軸線と角度を形成する1つまたは複数の主溝部、または、延在の軸線が湾曲またはジグザグである1つまたは複数の主溝部とを有することは、可能である。
同様に、本発明の範囲から逸脱することなく、湾曲した長手軸線を有するアプリケータヘッドの主本体と、延在の軸線も湾曲され、アプリケータヘッドの主本体の長手軸線と平行であるか、または、平行でない1つまたは複数の主溝部とを有することは、可能である。
図4、図4a、および図6で具体的に示した実施形態に戻って、製品貯蔵部は、主本体11に形成された溝110を備えている。この溝110は、主本体11の長手軸線Xと実質的に平行に延びる延在の軸線E1、E2を各々定める2つの一直線の主部114、115を有している。より詳細には、溝110の一直線の主部114、115は、長手軸線Xに沿って、主本体11の前記長さLの大部分にわたって延在する。別の言い方をすれば、溝110の一直線の主部は、ヘッド10の長さLの大部分にわたって延在する。例えば、溝110の一直線の主部114、115は、長手軸線Xに沿って、アプリケータヘッド10の主本体11の長さLの少なくとも80%、好ましくは100%にわたって延在する。有利な構成では、溝110の主部114、115は、ヘッド10の主本体11の実質的に全長にわたって延在する。
また、アプリケータヘッド10は、溝110によって形成された製品貯蔵部110のみにおいて、アプリケータヘッド10に充填された製品を加熱するように適合された、前記溝110内に位置する加熱要素120を備える加熱装置12を備えている。
本発明によれば、加熱要素は、溝の主部の延在の軸線に沿って延在する主部を有する抵抗ワイヤを、前記主部の全長にわたって備えている。
図6と共に図4および図4aで示した実施形態では、製品貯蔵部を形成する溝110は、基部と2つの腕部とを有するU字形である。具体的には図4aで見ることができるように、U字の腕部は、主本体11の全長Lに実質的にわたる長手軸線Xと実質的に平行に延びる延在の軸線E1、E2を定める第1の一直線の主部114と第2の一直線の主部115とを形成しており、U字の基部は、主本体11の自由端にあり、前記主部114、115を連結する湾曲部116である。
図4で具体的に見ることができるように、この第1の実施形態では、製品貯蔵部を構成するU字形の溝は、主本体11の長手軸線Xを含み、塗布部の歯112の列111と垂直な平面P1に位置する。
この実施形態では、通路113が、溝110によって形成された製品貯蔵部と、歯112の列111から形成された塗布部とを連結するために、主本体11に形成されている。当該の場合では、これらの通路は、ヘッド10の外側において開放する導路113から成り、一端において製品貯蔵部を形成する溝110に連結し、他端において各々の歯112同士の間の空間に連結している。これらの導路113は、製品貯蔵部と塗布部との間の連通を提供し、製品8を、高温で事実上粘性の液体の形態にあるとき、貯蔵部110から塗布部111へと、毛細管現象によって移動させることができる。
本発明によれば、加熱要素を形成する抵抗ワイヤは、溝の主部の延在の軸線に沿って、溝の前記主部の全長にわたって延在する主部を有する。
図6と共に図4および図4aで見ることができるように、本発明の第1の実施形態では、加熱要素を形成する抵抗ワイヤ120は、溝110のU字形と適合するU字形を有している。図示した実施形態では、抵抗ワイヤ120は、溝110の底に沿って延びるように、アプリケータヘッド10の主本体11に配置されている。より具体的には、使用される抵抗ワイヤは、溝110の第1の一直線の主部114の延在の軸線E1に沿って、主部114の全長にわたって延在する第1の直線的な主部121と、溝110の第2の一直線の主部115の延在の軸線E2に沿って、主部115の全長にわたって延在する第2の直線的な主部122と、溝110の湾曲部116に沿って延在する湾曲部116とを有している。
したがって、この第1の実施形態では、図4および図4aにおいて具体的に見ることができるように、溝110の各々の主部114、115の延在の軸線E1、E2は、抵抗ワイヤ120の各々の主部121、122が沿って延在する軸線と一致している。
なおも図4および図4aとの関連において、ロッド9は中空であり、アプリケータヘッド10を支持しているロッド9の端は、溝110および抵抗ワイヤ120と同じ平面P1に位置する2つの孔90であって、前記ワイヤ120の端が、ロッド9内に配置されて抵抗ワイヤ120を電力供給装置15に接続する導電ワイヤ18との接続のために挿入され得る2つの孔90を有している。好ましくは、この接続は、抵抗ワイヤ120によるロッドの加熱を制限するために、および、抵抗ワイヤ120が電力供給装置15から電力を受け入れるとき、特には製品8が粉末形態であるときに、製品8が液化して前記ロッド9に付着するのを防止するために、ヘッド10の近くで行われるスポット溶接Sの形態である。
ワイヤ120および18の端同士のスポット溶接Sではなく、典型的には、一方がヘッドに配置されて他方がロッドに配置され、それぞれが同じワイヤ120および18に接続されている2つの電極である、2つの導電領域同士の接触によって、ヘッド/ロッドの電気接続を実施することも可能である。
接触による電気接続を有するこのような実施形態では、接触による電気接続を含む任意の公知の接続手段によって、アプリケータヘッド10とロッド9とを取り外し可能に接続することが可能である。このような構成があれば、交換または洗浄ができる取り外し可能なアプリケータヘッド10を有することが可能である。
さらに、図4aで具体的に見ることができるように、アプリケータヘッド10の製品貯蔵部を形成する溝110は、導電ワイヤ18を介してアプリケータ装置2の制御回路に接続され、抵抗ワイヤ120が加熱される温度を調節するように適合された温度センサ19を収容するのに適した、筐体117を有している。この筐体117は、実質的に長手軸線Xに沿ってのアプリケータヘッド10の中間において、溝の底から主本体11内へと内向きに延在し、主本体11の内部に形成された内部空間118へと開いている。
図4aに示した実施形態では、内部空間118は、ロッド9とアプリケータヘッド10とを組み立てるとき、例えば圧入といった、前記ロッド9が中に挿入され得る受入れ筐体を定める。この場合、ロッド9は、筐体117を向き、温度センサ19をアプリケータ装置2の制御回路へと接続する導電ワイヤ18の通路を可能とするのに適した窓部91など、1つまたは複数の通路を有する。センサ19は、有利には、筐体117内に受け入れられ、圧入によって保持され得る、かつ/または、ロッド9に形成された窓部91の縁に押し付く一方で、窓部91を通過した後にロッド9の内部で延びる導電ワイヤ18によって筐体117の内部に保持され得る。
図5は、本発明によるアプリケータヘッドの第2の実施形態を示している。
この図5では、アプリケータヘッド10’は、主本体11の長手軸線Xを含む平面P’に実質的に位置しており、概して前記長手軸線Xを中心としたU字の形を有する歯112’の単一の列111’から形成された、塗布部を有している。
この第2の実施形態によるアプリケータヘッド10’は、製品貯蔵部を形成する2つのU字形溝110’、110”をさらに有しており、それら2つのU字形溝110’、110”は、長手軸線Xから離間しており、歯112’の列111’が位置する平面P’と平行である平面PI’およびPI”において、歯112’の列111’の各々の側方で1つが延在している。
この実施形態において、ヘッド10’には、自身が位置する溝110’、110”のU字形に対応するU字形を有する2つの抵抗ワイヤ120’、120”の形態で、2つの加熱要素が設けられている。
ここではさらに説明しないが、図4および図4aとの関連で説明したことと同様に、この第2の実施形態によるアプリケータヘッド10’の加熱要素を形成している抵抗ワイヤ120’、120”は、ロッドを貫いており、それらの自由端において、例えばスポット溶接を用いて、前記ワイヤ120’、120”を電力供給装置15へと連結する導電ワイヤに接続している。
アプリケータヘッド10の第1の実施形態との関連で詳細に説明したことと同様に、図5に示す第2の実施形態のアプリケータヘッド10’の製品貯蔵部を形成する2つの溝110’、110”は、主本体11の長手軸線Xと実質的に平行に延び、長手軸線Xに沿って、少なくとも80%を意味する大部分にわたって、好ましくは、主本体11’の全長L’に実質的にわたって延在する、延在の軸線E1’、E2’、E1”、E2”を各々定める一直線の主部を形成する2つの腕部114’、115’、114”、115”と、前記それぞれの一直線の主部114’、115’、114”、115”を連結する湾曲部116’、116”とを備えるU字の形を各々有する。第2の実施形態によるアプリケータヘッド10’で用いられる抵抗ワイヤ120’、120”は、それぞれの溝110’、110”と協働するように意図されたU字形を有し、また、U字の腕部を形成し、溝110’、110”のそれぞれの一直線の主部114’、115’、114”、115”の延在の軸線E1’、E2’、E1”、E2”に沿って、溝110’、110”の前記それぞれの一直線の主部114’、115’、114”、115”の全長にわたって延在する2つの直線的な主部121’、122’、121”、122”と共に、それぞれの一直線の主部121’、122’、121”、122”を連結し、溝110’、110”の湾曲部116’、116”に沿って延びるU字の基部を形成する湾曲部123’、123”を各々備えている。
したがって、この第2の実施形態では、図5において具体的に見ることができるように、溝110’の各々の主部114’、115’、114”、115”の延在の軸線E1’、E2’、E1”、E2”は、抵抗ワイヤ120’、120”の各々の主部121’、122’、121”、122”が沿って延在する軸線と一致している。
図5に示したこの第2の実施形態では、U字形の溝110’、110”から形成された貯蔵部と、ここでもU字形の列である歯112’の列111’から形成された塗布部とを連結する通路は、歯112’と、前記溝110’、110”への開口との間の空間113’によって、直接的に定められている。
図4、図4a、および図5で示した実施形態のいずれでも、アプリケータヘッド10、10’は非円形断面を有する。したがって、本発明の特に有利な特徴によれば、図2および図6に示すように、容器3の首部7には、アプリケータヘッド10を備えるアプリケータ装置2の容器3への挿入を案内および方向付けするために、ロッド9およびアプリケータヘッド10の組み合わされた断面に実質的に相当する挿入口OIを定めるワイパー部材13が設けられている。
これらの図2および図6に示した実施形態では、アプリケータヘッド10の断面は、アプリケータヘッド10が取り付けられた端におけるロッド9の断面を含んでいる。この場合、ロッド9およびアプリケータヘッド10の組み合わされた断面は、ヘッド10の断面に相当している。したがって、図6から具体的に見ることができるように、容器3の首部7に配置されたワイパー部材13は、ヘッド10の断面に実質的に相当する断面の挿入口OIを有している。
より具体的には、図6からはっきりと見ることができるように、ワイパー部材13の挿入口OIの断面は、ヘッド10の断面の輪郭に実質的に従う輪郭132を有しており、挿入口OIは、好ましくは、ヘッド10がワイパー部材13を通じて容器3から引き出されつつ、溝110によって形成された貯蔵部に製品8を保持することができるように、溝110によって形成された製品貯蔵部の位置を除いて、挿入口OIを通じてヘッド10を挿入することを容易にするために、全体として若干大きくなっている。別の言い方をすれば、挿入口OIの輪郭132は、アプリケータヘッド10がワイパー部材13を横断しているときに溝110内へと延びる突起部を一切持っていない。
さらに、ワイパー部材13は、ロッド9およびアプリケータヘッド10を自身にわたって通過させることができ、アプリケータ装置2が容器3から引き出されるとき、前記ヘッド10にある、および/または、ロッド9にまとわりつく過剰な製品8を除去するワイパーリップ131を備えている。
したがって、図6に示した実施形態では、ワイパーリップ131は、挿入口OIの断面と概して同様の形であるが、ヘッド10を拭く効果を得るためにより小さい寸法の断面と、ヘッド10に充填された過剰な製品8を除去するのに適し、かつ、溝110によって形成された製品貯蔵部においてヘッド10に充填された製品8を残すのに適した輪郭133とを有するワイパー開口OEを定めている。この目的のために、ワイパー開口OEの輪郭133は、凹所134を有し、ヘッド10の溝110を向く領域で、挿入口OIの輪郭132に対応している。
さらに、図示した実施形態では、アプリケータヘッド10、10’が非円形断面を有しているため、前記アプリケータ装置2が容器3の内部で所定位置にあるとき、アプリケータ装置2のアプリケータヘッド10、10’は挿入口OIおよびワイパー部材13のワイパー開口OEと角度的に常に整列されたままであることを確保することが、必要である。このようになっていない場合、ワイパー部材を通じてアプリケータヘッド10、10’を容器3から引き出すには、アプリケータ装置2のアプリケータヘッド10、10’を挿入口OIおよびワイパー部材13のワイパー開口OEと角度的に整列させるために、使用者に試行錯誤を求めることになり、これは、このような引き出すことを特にうんざりとさせ、製品を収容および塗布するためのシステム1の使用の人間工学性および容易性に影響を与えることになる。
そのため、本発明の有利な実施形態によれば、ワイパー部材13は、容器3の首部7内で自由に回転できるように取り付けられており、前記ワイパー部材13およびアプリケータ装置2は、前記ワイパー部材13および前記アプリケータ装置2を相互に回転間欠送りする間欠送り要素を有しており、そのため、アプリケータ装置2のアプリケータヘッド10、10’は、前記アプリケータ装置2が容器3内に挿入されるとき、挿入口OIおよびワイパー部材13のワイパー開口OEと角度的に常に整列される。
したがって、図2で見ることができるように、ワイパー部材13は、容器3の首部7の上面に押し付くように配置された環状フランジ135が径方向において取り付けられた外側円筒スカート130と、軸方向Xにおいてワイパー部材13を容器3の首部7内に保持するように、容器3と協働するように意図された1つまたは複数の止め部136とを用いて、前記首部内で自由に回転可能であるように、あるクリアランスを持って、容器3の首部7に取り付けられ得る
また、図6で具体的に見られるように、アプリケータ装置2のロッド9は非円形断面を有してもよい。この場合、ロッド9の断面は、実質的な矩形を有している。
したがって、この図6に示した実施形態では、アプリケータ装置2に設けられた回転間欠送り部材は、ロッド9によって形成されており、ワイパー部材13に設けられた回転間欠送り部材は、アプリケータ装置2が容器3へと挿入され、アプリケータヘッド10がワイパー開口OEを越えてワイパー部材13を横切ったとき、少なくとも3つ、当該の場合では4つの接触部分S1〜S4においてロッド9と接触するワイパーリップ131によって、形成されている。
代替で、アプリケータ装置2に、概して円筒形の断面を有するロッド9を取り付け、前記ロッド9に、径方向で突出して延在し、ワイパー部材13のワイパー開口OEに形成された凹所134と協働する長手方向リブを設けることは、可能である。
本発明の有利な実施形態によれば、アプリケータヘッド10、10’の主本体11、11’は剛体の芯部を有しており、塗布部111、111’は、可撓性材料、具体的には、より良い塗布の使い心地の目的で、好ましくはシリコン、特には、約200℃の熱に耐性のあるシリコン、または、何らかの他のエラストマから作られており、前記塗布部は、有利には、剛体の芯部と一体に射出されるか、または、剛体の芯部にオーバーモールドされる。
代替の実施形態では、ヘッドは、全体的に、シリコンまたは何らかの他のエラストマなどの可撓性材料から作られる。
加熱要素として機能する抵抗ワイヤは、金属、セラミック、または同様の材料から作ることができ、例えば約0.3mmといった、0.1〜1mmの直径を有する円形断面を有し得る。
ここで、本発明による化粧品を収容および塗布するためのシステム1の作動のサイクルを、添付の図を参照しつつ説明する。
図1および図2に示す構成から始まって、使用者は、細長い本体4によってアプリケータ装置2を掴み、この要素を容器3の首部7から捩じって取り外す。
本体4の内部に配置された接触センサ17は、装置が開けられたことを検出し、アプリケータヘッド10に取り付けられた加熱装置12の一部であって、1つまたは複数の抵抗ワイヤ120、120’、120”の形態である加熱要素120への電力の供給を制御する回路を閉じる。
そして、抵抗ワイヤ120、120’、120”には、おそらく例えば5〜10秒間の特定の時間遅れの後、電力が供給され、加熱を開始する。緑色の指示灯5が点灯し、抵抗ワイヤ120、120’、120”が電力を受け取っている限り点灯し続けるか、または、前記ワイヤの温度が上昇していることを指示するために点滅してから、ワイヤが、例えば40℃〜80℃、好ましくは50℃〜70℃の設定温度に達すると点灯したままとなる。設定温度におけるこれらの加熱要素の維持は、アプリケータヘッド10に配置された温度センサ19を用いて調節され得る。
溝110、110’、110”の内部にそれぞれ配置され、例えば圧入によってロッド9の端に取り付けられた抵抗ワイヤ120、120’、120”を担持するアプリケータヘッド10には、次に製品8が充填される。この製品は、室温において事実上粘性の液体または粉末の形態であり、ヘッド10に付着し、ヘッド10に設けられた凹所に、具体的には、それぞれのワイヤ120、120’、120”を受け入れている溝110、110’、110”においてを意味する、貯蔵部内に溜まる。
使用者がアプリケータ装置2を容器3から引き出す移動を続けるとき、アプリケータヘッド10は、容器3の首部7で自由に回転するように取り付けられたワイパー部材13に達する。アプリケータ装置2およびワイパー部材13が、接触部分S1〜S4におけるロッド9とワイパーリップ131との接触によって、角度的に間欠送りされるため、アプリケータヘッド10は、ワイパー部材13のワイパー開口OEと角度的に整列される。
製品8が「大雑把に」充填されたアプリケータヘッド10は、次に、このワイパー開口OEを通過し、ワイパーリップ131は径方向外向きに曲がる。この曲げは、図6に示すようなワイパーリップ131の径方向スリットの存在によっておそらく容易にされており、ヘッド10に充填された過剰な製品8を除去する一方、凹所134によって、溝110、110’、110”の内部に配置されてワイヤ120、120’、120”と接触している調整された量の製品8を残す。この拭き取りの段階の間、ヘッド10が可撓性材料から作られている場合、または、可撓性材料から作られた少なくとも一部を有している場合、歯112、112’の列111、111’によって形成された塗布部、ヘッド、またはヘッド10の可撓部は、ワイパー開口OEの横断の間、曲がるようにもさせられ得る。
そして、ヘッド10は、ワイパー開口OEと挿入口OIとの間で容器3の首部7によって定められた長手軸線Xに対して、径方向外向きに拡がるとき、ワイパーリップ131に続いて、ワイパー部材13の挿入口OIを通過する。
ワイヤ120、120’、120”が配置されている1つまたは複数の溝内で実質的に直線的に位置するワイヤ120、120’、120”が、例えば10〜15秒間といった期間の後、所定温度に達したとき、1つまたは複数の溝110、110’、110”によって形成された貯蔵部内に収容された製品8は、液化して分散し始め、ヘッド10にわたって、より具体的には、1つまたは複数の溝110、110’、110”を歯112、112’同士の間の空間へと接続する導路113の形態で設けられた通路を介して歯112、112’の列111、111’によって形成された塗布部、または、歯同士の間の空間によって直接的に形成された塗布部にわたって、毛細管現象によって移動する。
本発明によれば、1つまたは複数の溝110、110’、110”内に位置している抵抗ワイヤ120、120’、120”、具体的には、ヘッド10の主部11の全長L、L’の少なくとも80%にわたって、好ましくは実質的に全長L、L’にわたって自身が延在する1つまたは複数の溝110、110’、110”の一直線の主部114、115、114’、115’、114”、115”の全長にわたって延在する抵抗ワイヤ120、120’、120”の直線的な主部121、122、121’、122’、121”、122”は、公知の装置で使用される加熱要素との比較で、より短い長さを有し、これは、少ないエネルギーを要する素早い温度上昇と共に、前述のような有利に素早い冷却をえることを可能にする。
したがって、第1の実施形態によるアプリケータヘッド10では、抵抗ワイヤ120は、真っ直ぐにされたとき、ヘッド10の主本体11の長さLの約2倍の長さを有する(具体的には、湾曲部123の長さがこれに加えられなければならない)。
第2の実施形態によるアプリケータヘッド10’では、抵抗ワイヤ120’、120”は、真っ直ぐにされたとき、ヘッド10’の主本体11’の長さLの約2倍の長さを各々有する(具体的には、湾曲部123’、123”の長さがこれに加えられなければならない)。したがって、この実施形態では、抵抗ワイヤは、ヘッド10’の主本体11’の長さLを少なくとも4回巡回する。
したがって、使用者は、使用者が製品8を塗布したいと思う領域に向かって、具体的には、製品がマスカラのときにはまつ毛に向かって、アプリケータヘッド10、10’を持って行き、1つまたは複数の溝110、110’、110”においてヘッド10に充填され、抵抗ワイヤ120、120’、120”によって加熱された製品8を、歯112、112’の列111、111’を用いて、塗布する。
塗布が完了すると、使用者は、アプリケータ装置2を容器3内の貯蔵位置へと戻す。この目的のために、使用者は、アプリケータヘッド10、10’をワイパー部材の挿入口OIに向けて配置し、前記ヘッド10、10’を容器3内へと挿入する一方で、前記ヘッド10、10’は、ヘッド10、10’およびロッド9の組み合わされた断面に実質的に相当する形を有する前記開口OIの輪郭132によって、案内および方向付けされる。
ヘッド10、10’がワイパー開口OEを越えてワイパー部材13を通過すると、ワイパーリップ131は、弾性戻りによって元に曲がり、アプリケータ装置2とワイパー部材13とを回転可能に結合し、前記アプリケータ装置2が前記容器3に対して貯蔵位置へと戻されるとき、アプリケータヘッド10、10’とワイパー開口OEと挿入口OIとの間の角度的な整列を維持するように、接触領域S1〜S4においてロッド9と接触する。
そして、使用者は、蓋を形成する細長い本体4を、この場合には本体4を捩じ込むことで、容器3の首部7に取り付ける。この段階の間、蓋4にある接触センサ17が、ワイパー部材13の環状フランジ135と接触し、電力を加熱要素120、120’、120”へと供給する回路を開き、電池15によって形成された電力供給装置と前記熱要素120、120’、120”との間の接続を遮断するため、加熱を停止する。
本説明は、2つの具体的な実施形態との関連で行われてきたが、他の実施形態が、本発明の範囲から逸脱することなく、考えることができる。
したがって、前述の実施形態では、アプリケータヘッドの主部の長手軸線Xと共に、1つまたは複数の溝110、110’、110”の主部の様々な延在の軸線E1、E2、E1’、E2’、E1”、E2”は、直線的であり、互いと平行であるとして説明されてきた。
しかしながら、湾曲、波形、またはジグザグの長手軸線を有するアプリケータヘッドの主部であって、同じく湾曲、波形、またはジグザグであり、ヘッドの主本体の長手軸線と平行であってもよいし、または、平行でなくてもよい延在軸線を主部が有する1つまたは複数の溝の設けられたアプリケータヘッドの主部が、設計されてもよい。したがって、抵抗ワイヤの主部は、抵抗ワイヤが位置する主溝部の形に対応する湾曲、ジグザグ、または波形を有することになる。
1 化粧品を収容および塗布するためのシステム
2 アプリケータ装置
3 容器
4 本体、蓋
5 指示灯、発光ダイオード
6 指示灯
7 首部
8 マスカラ、化粧品、製品
9 ロッド
10 アプリケータヘッド
10’ アプリケータヘッド
11 主本体
11’ 主本体
12 加熱装置
13 ワイパー部材
14 筐体
15 電池、電力供給装置
16 カバー
17 接触センサ
18 導体、導電ワイヤ
19 温度センサ
90 孔
91 窓部
110 貯蔵部、溝
110’ 溝
110” 溝
111 塗布部、列
111’ 列
112 歯
112’ 歯
113 通路、導路
113’ 空間
114 第1の主部
114’ 腕部、主部
114” 腕部、主部
115 第2の主部
115’ 腕部、主部
115” 腕部、主部
116 湾曲部
116’ 湾曲部
116” 湾曲部
117 筐体
118 内部空間
120 加熱要素、ヒータ、抵抗ワイヤ
120’ 抵抗ワイヤ
120” 抵抗ワイヤ
121 第1の主部
121’ 主部
121” 主部
122 第2の主部
122’ 主部
122” 主部
123 湾曲部
123’ 湾曲部
123” 湾曲部
130 外側円筒スカート
131 ワイパーリップ
132 輪郭
133 輪郭
134 凹所
135 環状フランジ
136 止め部
E1 延在の軸線
E1’ 延在の軸線
E1” 延在の軸線
E2 延在の軸線
E2’ 延在の軸線
E2” 延在の軸線
L 長さ、全長
OE ワイパー開口
OI 挿入口
P 平面
P’ 平面
P1 平面
S スポット溶接
S1 接触部分
S2 接触部分
S3 接触部分
S4 接触部分
X 長手軸線、軸方向

Claims (16)

  1. 化粧品を収容および塗布するためのシステム(1)であって、
    長手軸線を定める首部(7)を有する、前記化粧品(8)を収容するための容器(3)と、
    手で保持されるのに適した本体(4)、
    アプリケータヘッド(10、10’)、および、
    前記本体(4)と前記アプリケータヘッド(10、10’)とを連結するロッド(9)
    を備えるアプリケータ装置(2)と、
    を備え、
    前記アプリケータヘッド(10、10’)が、
    長手軸線(X)を定め、製品で充填されるように適合された貯蔵部(110、110’、110”)、および、前記製品を塗布するように適合された塗布部(111、112、111’、112’)を備える主本体(11、11’)であって、通路(113、113’)が前記貯蔵部(110、110’、110”)と前記塗布部(111、112、111’、112’)との間に設けられ、前記貯蔵部(110、110’、110”)が延在の軸線(E1、E2、E1’、E2’、E1”、E2”)を定める主部(114、115、114’、115’、114”、115”)を有する溝(110、110’、110”)を備え、前記アプリケータヘッド(10、10’)の前記主本体(11、11’)が、長手軸線(X)に沿って特定の長さ(L、L’)を有し、前記溝(110、110’、110”)の前記主部(114、115、114’、115’、114”、115”)が、前記主本体(11、11’)の前記長さ(L、L’)の大部分にわたって延在する、主本体(11、11’)と、
    前記アプリケータヘッド(10、10’)に充填された前記化粧品を加熱するように適合され、前記溝(110、110’、110”)内に位置する加熱要素(120、120’、120”)を備える加熱装置(12、12’)と、
    を備える、システム(1)において、
    前記本体(4)が前記容器(3)を閉じるように適合され、前記本体(4)が前記容器(3)を閉じるとき、前記ロッド(9)が前記容器(3)に貫入するように適合されており、
    前記加熱要素が、前記溝(110、110’、110”)の前記主部(114、115、114’、115’、114”、115”)の前記延在の軸線(E1、E2、E1’、E2’、E1”、E2”)に沿って延在する主部(121、122、121’、122’、121”、122”)を有する抵抗ワイヤ(120、120’、120”)を、前記溝(110、110’、110”)の前記主部(114、115、114’、115’、114”、115”)の全長にわたって備えることを特徴とするシステム(1)。
  2. 前記前記溝(110、110’、110”)の前記主部(114、115、114’、115’、114”、115”)が、前記主本体(11、11’)の実質的に全長(L、L’)にわたって延在する、請求項1に記載のシステム(1)。
  3. 前記溝(110、110’、110”)の前記主部(114、115、114’、115’、114”、115”)の前記延在の軸線(E1、E2、E1’、E2’、E1”、E2”)が、前記主本体(11、11’)の前記長手軸線(X)と平行である、請求項1または2に記載のシステム(1)。
  4. 前記塗布部が、前記長手軸線(X)と実質的に平行な整列方向で整列された歯(112、112’)の少なくとも1つの列(111、111’)を備え、前記通路(113、113’)が、前記歯(112、112’)同士の間の空間によって形成され、かつ/または、前記空間内へと開放する、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム(1)。
  5. 前記溝(110、110’、110”)の前記主部(114、115、114’、115’、114”、115”)が一直線であり、前記抵抗ワイヤ(120、120’、120”)の前記主部(121、122、121’、122’、121”、122”)が直線的である、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム(1)。
  6. 前記主本体(11、11’)が、前記ロッド(9)に連結された第1の端と、第2の自由端とを有し、前記溝(110、110’、110”)が、基部(116、116’、116”)と、2つの腕部(114、115、114’、115’、114”、115”)とを含むU字形を有し、前記基部が、前記主本体(11、11’)の自由端にあり、前記腕部が2つの主部を形成し、前記加熱要素(120、120’、120”)が、前記溝(110、110’、110”)のU字形に対応するU字形を有する、請求項5に記載のシステム(1)。
  7. 前記溝(110)が、前記長手軸線(X)を含むと共に前記塗布部の歯(112)の前記列(111)と垂直な平面(PI)に位置する、請求項4から6のいずれか一項に記載のシステム(1)。
  8. 前記溝(110’、110”)が、前記長手軸線(X)から離間される共に前記塗布部の歯(112’)の前記列(111’)と平行な平面(PI、PI”)に位置する、請求項4から6のいずれか一項に記載のシステム(1)。
  9. 前記歯(112’)の前記列(111’)が、前記長手軸線(X)を中心とした大まかなU字形を有し、前記貯蔵部が、歯(112’)の前記列(111’)の各々の側方で1つが延在する2つの溝(110’、110”)を備え、前記加熱装置が、前記溝(110’、110”)内に位置する2つの加熱要素(120’、120”)を備える、請求項8に記載のシステム(1)。
  10. 電力を前記加熱要素(120、120’、120”)に供給するための電力供給装置(15)をさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のシステム(1)。
  11. 前記容器(3)の前記首部(7)は、少なくとも前記アプリケータヘッド(10、10’)を拭くように適合されたワイパー部材(13)が設けられる、請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム(1)。
  12. 前記アプリケータヘッド(10、10’)が非円形断面を有し、前記ワイパー部材(13)が、前記ロッド(9)および前記アプリケータヘッド(10、10’)の組み合わされた断面に実質的に相当する断面を有する挿入口(OI)を備え、前記ワイパー部材(13)は、前記アプリケータ装置(2)が前記容器(3)から引き出されるとき、前記ロッド(9)および前記アプリケータヘッド(10、10’)に充填された過剰な前記化粧品(8)を除去するのに適したワイパーリップ(131)をさらに備える、請求項11に記載のシステム(1)。
  13. 前記ワイパー部材(13)が、前記容器(3)の前記首部(7)内で自由に回転するように取り付けられ、前記ワイパー部材(13)および前記アプリケータ装置(2)が、前記ワイパー部材(13)および前記アプリケータ装置(2)を相互に回転間欠送りするように適合された間欠送り要素(9、131)を備える、請求項11または12に記載のシステム。
  14. 前記容器(3)は、特にはまつ毛といった、ケラチン繊維に塗布するために加熱されるように意図された粉末形態の化粧品(8)を収容する、請求項1から13のいずれか一項に記載のシステム。
  15. 前記化粧品はマスカラ(8)である、請求項1から14のいずれか一項に記載のシステム。
  16. 粉末形態の化粧品(8)を、特にはまつ毛といった、ケラチン繊維に塗布するための、請求項1から15のいずれか一項に記載のシステム(1)の使用。
JP2015550129A 2012-12-26 2013-12-03 化粧品を収容および塗布するためのアプリケータ装置およびシステム、ならびにその使用 Active JP6272902B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1262807A FR2999886B1 (fr) 2012-12-26 2012-12-26 Dispositif applicateur et systeme de conditionnement et d'application de produit cosmetique, et leur utilisation
FR1262807 2012-12-26
PCT/FR2013/052930 WO2014102475A2 (fr) 2012-12-26 2013-12-03 Dispositif applicateur et systeme de conditionnement et d'application de produit cosmetique, et leur utilisation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016501653A JP2016501653A (ja) 2016-01-21
JP6272902B2 true JP6272902B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=47882362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015550129A Active JP6272902B2 (ja) 2012-12-26 2013-12-03 化粧品を収容および塗布するためのアプリケータ装置およびシステム、ならびにその使用

Country Status (8)

Country Link
US (1) US10420410B2 (ja)
EP (1) EP2938224B1 (ja)
JP (1) JP6272902B2 (ja)
KR (1) KR102146720B1 (ja)
CN (1) CN105188465B (ja)
ES (1) ES2624253T3 (ja)
FR (1) FR2999886B1 (ja)
WO (1) WO2014102475A2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3023457B1 (fr) * 2014-07-11 2016-08-26 Oreal Applicateur a organe de chauffage pour appliquer un produit cosmetique sur des fibres keratiniques
FR3035307B1 (fr) * 2015-04-23 2018-10-26 Albea Services Receptacle, notamment flaconnette destinee a recevoir un produit cosmetique
ITUA20161699A1 (it) * 2016-03-15 2017-09-15 Cosmei S R L Dispositivo cosmetico
USD859741S1 (en) * 2017-11-02 2019-09-10 Yufeng Yang Heated vibrating eyelash curler
USD904691S1 (en) * 2018-07-05 2020-12-08 Cosmopak U.S.A. LLC Cosmetic container with magnetic closure
JP7446755B2 (ja) * 2019-10-01 2024-03-11 三菱鉛筆株式会社 染毛容器

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1157552A (fr) 1956-09-05 1958-05-30 Creusot Forges Ateliers Vanne de retenue d'eau à réglage automatique du niveau amont
US5137387A (en) * 1991-06-11 1992-08-11 Maybe Holding Co., Inc. Cosmetic applicator with rotary wiping system
FR2831032B1 (fr) * 2001-10-19 2004-02-20 Coty Sa Systeme profile d'application de produit cosmetique, procede de realisation d'un tel systeme, ainsi qu'ensemble applicateur et procede d'assemblage d'un tel ensemble
FR2853507B1 (fr) * 2003-04-11 2005-05-20 Oreal Dispositif de conditionnement solidaire d'un applicateur
FR2853505B1 (fr) * 2003-04-11 2005-05-20 Oreal Ensemble de conditionnement et d'application d'un produit de maquillage et/ou de soin
FR2863460B1 (fr) * 2003-12-16 2007-05-18 Oreal Procede et dispositif pour recourber les cils
JP4685381B2 (ja) * 2004-07-29 2011-05-18 株式会社資生堂 塗布具付き化粧料容器
JP4761922B2 (ja) * 2004-10-19 2011-08-31 花王株式会社 マスカラ付与方法及びマスカラ付与具
WO2006043544A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 Kao Corporation マスカラ剤、マスカラ付与具及びマスカラ付与方法
JP4453759B2 (ja) * 2004-11-29 2010-04-21 パナソニック電工株式会社 睫毛処理装置
WO2006057071A1 (en) * 2004-11-29 2006-06-01 Matsushita Electric Works, Ltd. A cosmetic product and method of applying a mascara composition
US8142090B2 (en) * 2005-11-24 2012-03-27 Panasonic Corporation Cosmetic product and method of applying a mascara composition
FR2900319B1 (fr) * 2006-04-28 2008-07-11 Saint Laurent Parfums Instrument d'application d'un produit sur les phaneres et son procede de fabrication
FR2913319B1 (fr) * 2007-03-05 2011-02-11 Lvmh Rech Dispositif applicateur de produit cosmetique et utilisation d'un tel dispositif.
FR2914161B1 (fr) * 2007-03-30 2009-07-03 Lvmh Rech Dispositif applicateur de produit cosmetique et utilisation d'un tel dispositif.
FR2946847B1 (fr) * 2009-06-23 2011-08-19 Oreal Applicateur a ame torsadee chauffante
FR2958130B1 (fr) * 2010-03-30 2012-06-08 Oreal Applicateur pour appliquer un produit sur les cils et/ou sourcils.
EP2380456B1 (en) * 2010-04-22 2012-12-12 Albéa Services Rotatable cosmetic applicator
FR2961383B1 (fr) * 2010-06-21 2013-03-01 Oreal Dispositif chauffant pour l'application d'un produit cosmetique
US8585307B2 (en) * 2010-12-29 2013-11-19 Elc Management, Llc System for sampling a heated product
JP5044038B1 (ja) * 2011-09-07 2012-10-10 株式会社 資生堂 マスカラ塗布およびヒーター機構付きまつ毛カーラー兼用マスカラツール
JP2013090725A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Panasonic Corp 整毛装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN105188465B (zh) 2018-02-06
WO2014102475A3 (fr) 2014-11-13
WO2014102475A2 (fr) 2014-07-03
JP2016501653A (ja) 2016-01-21
EP2938224A2 (fr) 2015-11-04
CN105188465A (zh) 2015-12-23
FR2999886A1 (fr) 2014-06-27
US20150320179A1 (en) 2015-11-12
ES2624253T3 (es) 2017-07-13
KR102146720B1 (ko) 2020-08-28
KR20150127576A (ko) 2015-11-17
US10420410B2 (en) 2019-09-24
FR2999886B1 (fr) 2015-03-20
EP2938224B1 (fr) 2017-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6272902B2 (ja) 化粧品を収容および塗布するためのアプリケータ装置およびシステム、ならびにその使用
KR100558124B1 (ko) 화장품 및/또는 미용품용 포장 및 어플리케이터 장치, 및 상기 포장 및 어플리케이터 장치에 사용되는 리필
KR100554557B1 (ko) 화장품 및/또는 미용품용 포장 및 어플리케이터 장치와, 이에 사용되는 리필
JP5730865B2 (ja) 熱を放出する捩じられたコアを具備するアプリケータ
KR101486930B1 (ko) 화장품을 바르는 도포구 장치 및 그 장치의 사용 방법
JP6452706B2 (ja) 毛髪を処理するための装置および関連する補給器
US7497218B2 (en) Device and method for curling eyelashes
CN210227225U (zh) 用于处理头发的装置
US20130017009A1 (en) Mascurler (heated mascara)
JP2017502757A (ja) 毛髪を処理するための装置および関連する補給器
KR20170140220A (ko) 가열 요소를 구비한 화장품 도포기용 가열 지지체
WO2014054001A1 (en) Heating applicator
JP6121128B2 (ja) 美容器具
CN217722897U (zh) 一种睫毛美容仪
JP5710349B2 (ja) マスカラ塗布具
CN107427117A (zh) 通过枢转***用于处理头发的装置中的再填充器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6272902

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250