JP6271189B2 - 荷電粒子ビーム装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6271189B2
JP6271189B2 JP2013181520A JP2013181520A JP6271189B2 JP 6271189 B2 JP6271189 B2 JP 6271189B2 JP 2013181520 A JP2013181520 A JP 2013181520A JP 2013181520 A JP2013181520 A JP 2013181520A JP 6271189 B2 JP6271189 B2 JP 6271189B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
tip
ion beam
electron beam
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013181520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015050068A (ja
Inventor
欣 満
欣 満
麻畑 達也
達也 麻畑
敦 上本
敦 上本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Science Corp
Original Assignee
Hitachi High Tech Science Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Science Corp filed Critical Hitachi High Tech Science Corp
Priority to JP2013181520A priority Critical patent/JP6271189B2/ja
Priority to TW103128092A priority patent/TWI638987B/zh
Priority to US14/470,135 priority patent/US9245713B2/en
Priority to KR1020140114180A priority patent/KR102169574B1/ko
Publication of JP2015050068A publication Critical patent/JP2015050068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6271189B2 publication Critical patent/JP6271189B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/244Detectors; Associated components or circuits therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/26Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
    • H01J37/28Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes with scanning beams
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/305Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for casting, melting, evaporating or etching
    • H01J37/3053Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for casting, melting, evaporating or etching for evaporating or etching
    • H01J37/3056Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for casting, melting, evaporating or etching for evaporating or etching for microworking, e.g. etching of gratings, trimming of electrical components
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/06Sources
    • H01J2237/063Electron sources
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/06Sources
    • H01J2237/08Ion sources
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/24475Scattered electron detectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/26Electron or ion microscopes
    • H01J2237/28Scanning microscopes
    • H01J2237/2802Transmission microscopes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/31749Focused ion beam

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

本発明は、荷電粒子ビーム装置に関する。
アトムプローブ分析法は、金属や半導体などの試料表面からイオンを電界蒸発させ、このイオンが所定の質量分析器に入射するまでの時間及び入射時の電圧を測定することでイオンを同定する分析法である。アトムプローブ分析法では、試料表面の個々の原子を直接観察することができると共に、試料表面の原子層を1層ずつ観察し、組成を同定することができる。
一方、アトムプローブ分析法による分析では、先端の直径が100nm程度の針状試料を作製することが求められている。このため、従来から様々な手法によって針状試料の測定が行われてきた。近年では、集束イオンビーム(FIB:Focused Ion Beam)を用いて薄膜から針状の試料を作成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
更に、近年では、集束イオンビームと電子ビームとを試料に対して直交して照射させ、集束イオンビームによって試料を針状に加工しつつ、電子ビームの照射によって生じた二次電子を検出することにより、リアルタイムに試料を観察しつつ試料を針状に加工することができる技術が知られている。
特開2009−294235号公報
しかしながら、針状の試料の先端が先鋭化されると、電子ビーム照射で試料表面にコンタミネーションが付着することや、先鋭化加工に伴う形状変化により試料に対する電子ビームの入射角度が変化することにより、コントラストが低減するため、検出結果を取得しにくくなるという問題がある。このため、リアルタイムに試料を観察しつつ試料を針状に加工することが困難となってしまう。
以上のような事情に鑑み、本発明は、試料をリアルタイムに観察しつつ針状に加工することが容易な荷電粒子ビーム装置を提供することを目的とする。
本発明に係る荷電粒子ビーム装置は、試料の先端部を結晶粒界を含む針状に加工する荷電粒子ビーム装置であって、前記先端部にイオンビームを照射するイオンビーム照射部と、前記先端部に電子ビームを照射する電子ビーム照射部と、前記電子ビームの照射によって前記先端部から生じる二次電子を検出する二次電子検出部と、前記電子ビームの照射によって前記先端部から生じる後方散乱電子や透過散乱電子の回折電子を検出するEBSD検出部と
前記EBSD検出部の検出結果から前記結晶粒界の観察画像データを生成し、かつ、前記結晶粒界が前記試料に残るように前記イオンビームの照射位置を制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、先端部の先鋭化に伴い、電子ビーム照射で試料表面にコンタミネーションが付着することや、先鋭化加工に伴う試料表面の形状変化により試料に対する電子ビームの入射角度が変化することにより二次電子検出部における検出結果を取得しにくくなった場合であっても、電子ビームの照射によって先端部から生じる回折電子をEBSD検出部において検出することができる。EBSD検出部は、高い加速電圧の電子ビームにより試料の結晶方位を測定できるため、試料表面にコンタミネーションが低い加速電圧の電子ビームの場合に比べて付着しにくく、また、試料表面の形状変化による影響が少ないため、EBSD検出部による検出結果を用いて試料の観察画像を取得することが可能となる。また、EBSD検出部による測定とイオンビーム照射部による先鋭化加工とを交互に行うことで、試料の先端部の加工状態(対象位置、形状など)を確認しながら加工することができる。これにより、試料をリアルタイムに観察しつつ針状に加工することが容易となる。
上記荷電粒子ビーム装置において、前記イオンビーム照射部及び前記電子ビーム照射部は、前記イオンビームと前記電子ビームとが直交するように配置されている。
本発明によれば、イオンビーム照射部を用いた試料の加工部位に対して、電子ビームを垂直に照射できるようになるため、加工中の観察を要する用途に好適な構成となる。
上記荷電粒子ビーム装置において、前記EBSD検出部は、前記先端部に向けられ前記回折電子を検出する検出面を有し、前記検出面は、前記先端部から見て前記イオンビーム及び前記電子ビームの両方に直交する方向上に配置されている。
本発明によれば、EBSD検出部の検出面が先端部に向けられると共に、先端部から見てイオンビーム及び電子ビームと互いに直交する方向上に配置されているため、先鋭化された試料からの回折電子を効率的に検出することができる。
上記荷電粒子ビーム装置は、前記先端部から生じるX線を検出するEDS検出部を更に備える。
本発明によれば、EDS検出部の検出結果を用いることで、試料のうち組成が異なる界面を加工対象とする場合の加工の様子をモニタリングできる。
上記荷電粒子ビーム装置は、前記先端部を透過する透過電子を検出するSTEM検出部を更に備える。
本発明によれば、STEM検出部において試料を透過する透過電子を検出することにより、結晶と組成情報とを共に得ることができる。これにより、試料を針状に加工する際の加工の様子をモニタリングできる。
上記荷電粒子ビーム装置において、前記試料は、アトムプローブ分析に用いられる。
本発明によれば、試料をリアルタイムに観察しつつ針状に加工することが容易となるため、アトムプローブ分析に用いられる、先端の直径が100nm程度の針状試料であっても容易に作製することができる。
上記荷電粒子ビーム装置は、前記イオンビームと前記電子ビームとの交点に前記先端部が配置されるように前記試料の位置を固定する試料保持部を更に備える。
本発明によれば、イオンビームと電子ビームとの交点に先端部を配置することで試料の加工部位に対して電子ビームを的確に照射することが容易となる。これにより、加工中の観察を要する用途に好適な構成となる。
上記荷電粒子ビーム装置は、少なくとも前記二次電子検出部の検出結果及び前記EBSD検出部の検出結果を表示可能な表示部を更に備える。
本発明によれば、表示部において、二次電子検出部の検出結果及びEBSD検出部の検出結果を表示することが可能となるため、試料をリアルタイムに観察しつつ針状に加工することが容易となる。
本発明によれば、EBSD検出部による測定とイオンビーム照射部による先鋭化加工とを交互に行うことで、試料の先端部の加工対象位置を確認しながら加工することができるため、試料をリアルタイムに観察しつつ針状に加工することが容易となる。
実施形態に係る荷電粒子ビーム装置100の構成を示す模式図。 荷電粒子ビーム装置100の概略断面図。 (a)は電子線後方散乱回折法の原理を示す図、(b)は実施形態における試料Sの先端部Saに対して電子ビームEBを照射した場合に生じる回折電子EdをEBSD検出部40によって検出するときの様子を示す図。 イオンビーム照射部10によって先端部Saを加工する様子を示す図。 (a)は二次電子検出部24の検出結果を用いた観察画像を示す図、(b)はEBSD検出部40の検出結果を用いた観察画像を示す図。 (a)は二次電子検出部24の検出結果を用いた観察画像を示す図、(b)はEBSD検出部40の検出結果を用いた観察画像を示す図。 (a)は二次電子検出部24の検出結果を用いた観察画像を示す図、(b)はEBSD検出部40の検出結果を用いた観察画像を示す図。 (a)は二次電子検出部24の検出結果を用いた観察画像を示す図、(b)はEBSD検出部40の検出結果を用いた観察画像を示す図。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る荷電粒子ビーム装置100の構成を示す模式図である。
図1に示す荷電粒子ビーム装置100は、アトムプローブ分析法に用いられる針状の試料Sを作製する。試料Sの構成材料としては、例えば金属や半導体などが挙げられる。試料Sは、荷電粒子ビーム装置100により、先端部Saの直径が100nm程度となるように先鋭化される。
図1に示すように、荷電粒子ビーム装置100は、集束イオンビームFBを照射するイオンビーム照射部10と、電子ビームEBを照射する電子ビーム照射部20と、二次電子検出部30と、EBSD検出部40と、EDS検出部50と、STEM検出部60と、試料Sを保持する試料保持部HDと、真空チャンバーCBと、制御部CRと、表示部DPとを有している。
荷電粒子ビーム装置100のうち、イオンビーム照射部10、電子ビーム照射部20、二次電子検出部30、EBSD検出部40、EDS検出部50、STEM検出部60及び試料保持部HDについては、一部または全部が真空チャンバーCBの内部に配置されている。真空チャンバーCBには、不図示の真空ポンプが設けられており、内部CBaを高真空雰囲気まで排気可能である。
図2は、荷電粒子ビーム装置100の概略断面図である。図2は、イオンビーム照射部10、電子ビーム照射部20及び真空チャンバーCBについての断面構成のみを示しており、他の構成については模式的に示している。なお、図2ではXYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系においては、イオンビーム照射部10から照射される集束イオンビームFBの照射方向をX方向とし、電子ビーム照射部20から照射される電子ビームEBの照射方向をY方向とし、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向としている。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。また、X軸回りの方向についてはθX方向と表記する。
図2に示すように、イオンビーム照射部10は、イオンビーム鏡筒11と、イオンビーム発生源12と、イオンビーム光学系13とを備えている。イオンビーム鏡筒11は、円筒状に形成されており、中心軸がX方向に平行に配置されている。イオンビーム発生源12及びイオンビーム光学系13は、イオンビーム鏡筒11の内部に配置されている。イオンビーム照射部10は、イオンビーム発生源12で発生させたイオンのビームをイオンビーム光学系13で細く絞って集束イオンビームFBとし、当該集束イオンビームFBを鏡筒11の+X側端部に配置された射出口11aから+X方向に射出する構成である。
電子ビーム照射部20は、電子ビーム鏡筒21と、電子ビーム発生源22と、電子ビーム光学系23とを備えている。電子ビーム鏡筒21は、円筒状に形成されており、中心軸がY方向に平行に配置されている。電子ビーム発生源22及び電子ビーム光学系23は、鏡筒21の内部に配置されている。電子ビーム照射部20は、電子ビーム発生源22で発生させた電子のビームを電子ビーム光学系23で細く絞って電子ビームEBとし、当該電子ビームEBを電子ビーム鏡筒21の+Y側端部に配置された射出口21aから+Y方向に射出する構成である。なお、鏡筒21の内部には、試料Sの先端部Saで発生し当該鏡筒21の内部に到達した反射電子Erを検出する二次電子検出部24が設けられている。
このように、イオンビーム照射部10及び電子ビーム照射部20は、集束イオンビームFB及び電子ビームEBが直交する方向に照射されるように配置されている。試料保持部HDは、集束イオンビームFB及び電子ビームEBの交差する位置またはその近傍に試料Sの先端部Saが配置されるように試料Sを保持している。
本実施形態では、試料保持部HDは、試料Sが移動しないように当該試料Sを保持している。試料保持部HDは、試料Sの先端部Saが−X方向を向くように試料Sを保持している。このため、集束イオンビームFBは、試料Sの先端側から先端部Saに照射されるようになっている。また、電子ビームEBは、集束イオンビームFBに直交する方向に照射されるため、集束イオンビームFBが照射される先端部Saに対して電子ビームEBを照射できる。このため集束イオンビームFBによる加工中の先端部Saを観察することが可能となる。
イオンビーム照射部10は、試料Sの先端部Saに対して、集束イオンビームFBの照射位置を移動させることができるようになっている。
試料Sの先端部Saに電子ビームEBが照射されると、先端部Saからは二次電子Esや後方散乱電子Edなどの荷電粒子が発生する。また、先端部SaからX線Rが放出される。一方、先端部Saを透過する透過電子Etも発生する。また、集束イオンビームFBを照射すると、先端部Saから二次電子や二次イオンなどが発生する。
二次電子検出部30は、試料Sの先端部Saで発生した二次電子Esを検出する。二次電子検出部30は、二次電子Esのうち二次電子検出部24とは異なる角度の電子を検出する。二次電子検出部30による検出結果を用いることにより、先端部Saの凹凸形状などを観察することができる。
EBSD検出部40は、試料Sの先端部Saで発生した回折電子Edを検出する。EBSD検出部40は、電子線後方散乱回折法の原理に基づいた検出を行う。電子線後方散乱回折法は、電子ビームEBの照射によって生じた回折電子の回折パターンを解析する手法である。結晶性を有する試料に対して電子ビームを照射すると、上記のように回折電子が生じる。この回折電子は、試料の結晶格子面により回折される。回折された電子は、所定の面上に帯状の回折パターンを形成する。この回折パターンを検出することにより、結晶構造や結晶方位を求めることができる。
EBSD検出部40は、回折パターンが形成されるための検出面40aを有している。EBSD検出部40は、検出面40aに形成された回折電子の回折パターンを検出可能である。検出面40aは、平面状に形成されており、−Z側に向けられている。検出面40aは、Z方向視で円形である。検出面40aは、試料Sの先端部Saから見て+Z方向上に配置されている。
図3(a)は、電子線後方散乱回折法の原理を示す図である。
図3(a)に示すように、電子線後方散乱回折法では、所定の測定面Taを有する試料Tの当該測定面Taに対して、電子ビーム照射部20Aからα1(約70°)の入射角で電子ビームEBを照射する。この場合、試料Tの結晶格子面で回折された回折電子Eは、所定の角度β1(約70°)で放射される。EBSD検出部40Aは、このとき放射された回折電子Eの回折パターンを検出する。
図3(b)は、本実施形態における試料Sの先端部Saに対して電子ビームEBを照射した場合に生じる回折電子EdをEBSD検出部40によって検出するときの様子を示す図である。図3(b)に示すように、試料Sの先端部Saは、針状に加工されるため、テーパーMbを有した形状となる。
電子ビームEBは、X方向視において先端部Saに対して照射される。電子ビームEBの照射により、先端部Saから回折電子Edが発生する。EBSD検出部40は、先端部Saから+Z側へ向けて所定の角度範囲(約70°)の方向に進行する回折電子Edの回折パターンを検出する。
EDS検出部50は、試料Sの先端部Saで発生したX線Rを検出する。X線Rは、元素毎に異なる特性X線である。EDS検出部50では、このような特性X線を検出可能であるため、先端部Saに含まれる元素を検出可能となる。なお、EDS検出部50は、検出結果の方位依存性が低いため、検出面が試料S側に向けられていればよい。EDS検出部50を用いることにより、先端部Saのうち組成が異なる界面を加工する場合における加工の様子を観察できる。
STEM検出部60は、試料Sの先端部Saを透過した透過電子Etを検出する。STEM検出部60では、先端部Saの結晶状態や組成情報などを検出可能である。また、制御部CRでは、STEM検出部60の検出結果に基づいて、先端部Saの三次元の情報を得ることが可能である。先端部Saが十分に加工されていない段階では、先端部Saの径が大きいため、透過電子Etが少なく、検出精度はそれほど高くはならない。一方、先端部Saの加工が進むと、先端部Saの径が小さくなる(100nmに近くなる)ため、透過電子Etが多くなり、検出精度が高くなる。したがって、本実施形態では、先端部Saの加工の途中以降(例えば、最終段階)で好適に用いられる。
制御部CRは、上述した各構成部を総合的に制御していると共に、イオンビーム照射部10の鏡筒11及び電子ビーム照射部20の鏡筒21の加速電圧やビーム電流を変化させることができるようになっている。制御部CRは、イオンビーム照射部10の加速電圧やビーム量を変化させることで、集束イオンビームFBのビーム径を自在に調整できるようになっている。これにより、観察画像を取得するだけでなく、試料Sを局所的にエッチング加工することができるようになっている。しかも、エッチング加工する際に、ビーム径を調整することで粗加工から仕上げ加工まで加工精度を自由に変えることが可能とされている。
また、制御部CRは、二次電子検出部24、二次電子検出部30、EBSD検出部40、EDS検出部50及びSTEM検出部60の各部で検出された検出結果を信号に変換し、観察画像データを生成することができる。制御部CRは、観察画像データを生成した後、この観察画像データに基づいて表示部DPに観察画像を出力させることができるようになっている。
また、制御部CRには、オペレータが入力可能な入力部IPが接続されている。制御部CRは、入力部IPによって入力された信号に基づいて各構成品を制御可能である。例えば、オペレータは、入力部IPを介して、集束イオンビームFB及び電子ビームEBの照射位置やビーム径を調整可能である。この場合、オペレータは、先端部Saのうち所望の領域に集束イオンビームFBを照射してエッチング加工を行ったり、所望の領域に電子ビームEBを照射して観察したりすることができるようになっている。
次に、このように構成された荷電粒子ビーム装置100を用いて、試料Sを針状に加工する試料作成方法について説明する。始めに、試料Sを試料保持部HDに保持させると共に、真空チャンバーCB内を真空状態にセットする初期設定を行う。この初期設定が終了した後、試料Sに集束イオンビームFBを照射して試料Sの先端部Saを針状に加工する工程を行う。
制御部CRは、試料保持部HDを動作させて試料Sの先端部Saの位置を調整させる。その後、制御部CRは、イオンビーム照射部10から試料Sに向けて集束イオンビームFBを照射させる。
図4は、イオンビーム照射部10によって先端部Saを加工する様子を示す図である。
図4に示すように、イオンビーム照射部10は、先端部Saに対して+X方向に集束イオンビームFBを照射する。このとき、集束イオンビームFBは、X方向視において先端部Saの中心部からずれた位置に照射される。先端部Saのうち集束イオンビームFBが照射された部分は、集束イオンビームFBによって選択的にエッチングされる。
先端部Saの一部分に集束イオンビームFBが照射された後、制御部CRは、集束イオンビームFBの照射位置をθX方向にずらして集束イオンビームFBを照射させる。このように、集束イオンビームFBの照射領域をθX方向にずらしながら上記のエッチングを行わせる。この処理を繰り返し行うことにより、試料Sの先端部Saは、徐々に先鋭化され、針状に形成される。
試料Sの回転角度や集束イオンビームFBのビーム径、照射時間などについては、オペレータによって設定可能としてもよいし、予め所定の値が設定されており、当該所定値を用いるようにしてもよい。所定値が設定されている場合、所定値を変更できるようにしてもよい。
また、試料Sを加工しているときに、観察画像を確認したい場合には、適宜電子ビーム照射部20から電子ビームEBを照射させるようにすればよい。図4では、電子ビームEBによって発生した回折電子EdがEBSD検出部40の検出面40aによって検出される様子が示されている。これに限られず、電子ビームEBの照射によって発生した二次電子Esや反射電子Er、透過電子Et、X線Rなどを各種検出器(二次電子検出部24、二次電子検出部30、EDS検出部50及びSTEM検出部60)で検出できる。
制御部CRは、この各検出部における検出結果に基づいた観察画像データを生成し、観察画像を表示部DPに表示させる。オペレータは、表示部DPに表示された観察画像により、試料Sの先端部Saの状態を観察することができる。また、オペレータは、どの検出器の観察画像を表示部DPに表示させるかを選択することができる。
図5〜図8は、(a)二次電子検出部24の検出結果を用いた観察画像と、(b)EBSD検出部40の検出結果を用いた観察画像とを示す図である。図5〜図8では、試料Sとして鉄鋼材料を用いた場合において、先端部Saの所定領域(各図において破線の楕円で囲んだ領域)についての結晶粒界を示したものである。
集束イオンビームFBによる加工が初期段階の場合、例えば図5(a)及び図5(b)に示すように、二次電子検出部24による観察画像及びEBSD検出部40による観察画像のいずれにおいても、先端部Saの所定領域の結晶粒界を観察することができる。また、加工がある程度進んだ状態であっても、図6(a)及び図6(b)に示すように、二次電子検出部24による観察画像及びEBSD検出部40による観察画像の両方で所定領域の結晶粒界を観察できる。
一方、試料Sの先端部Saに対する加工が進み、針状の先端部Saが先鋭化されてくると、試料表面に電子ビームを照射することで発生するコンタミネーションや、先鋭化に伴った表面形状変化によって電子ビームの入射角が変化して二次電子検出部24や二次電子検出部30などの像コントラストが低減するため、観察画像を取得しにくくなってしまう。例えば、図7(a)に示すように、二次電子検出部24による観察画像では、所定領域の結晶粒界が確認できなくなっている。また、図7(a)に示す状態から更に加工が進んだ図8(a)の状態においても、二次電子検出部24による観察画像からは所定領域の結晶粒界は確認できなくなっている。このように、加工が進み、先端部Saが先鋭化された段階では、二次電子検出系だけを用いたのでは、リアルタイムに試料を観察しつつ試料を針状に加工することが困難となってしまう。
これに対して、本実施形態では、先鋭化された先端部Saに対して二次電子検出系における検出結果から観察画像が取得しにくくなった場合であっても、電子ビームEBの照射によって先端部Saから生じる回折電子EdをEBSD検出部40において検出することができる。EBSD検出部40は、例えば30kV以上の高い加速電圧の電子ビームにより試料の結晶方位を測定できるため、試料表面のコンタミネーションや表面形状変化による影響が少ないため、EBSD検出部40における検出結果を用いて先端部Saの観察画像を得ることができる。例えば、図7(b)及び図8(b)に示すように、EBSD検出部40の検出結果では、所定領域の結晶粒界は明確に表示されている。
このため、EBSD検出部40による測定とイオンビーム照射部10による先端部Saの加工とを交互に行うことで、先端部Saの加工状態(対象位置、形状など)を確認しながら加工することができる。また、交互ではなく、試料Sを観察しつつ針状に加工することも容易となる。
ここで、所望の結晶粒界を有する先鋭な針状試料の作製について説明する。
試料を回転させ、集束イオンビームを照射することにより徐々に先端部を先鋭化する。先鋭化により先端部は小さくなるので、所望の結晶粒界も集束イオンビーム照射によるエッチングで加工してしまう可能性がある。そこで、EBSD測定により所望の結晶粒界を測定し、当該結晶粒界が試料に残るように加工を継続する。この際、結晶粒界は試料を回転させても観察可能であるので、観察対象を見失うことない。これにより、所望の観察対象を含む先鋭化された針状試料を正確に作製することができる。
また、イオンビーム照射部10及び電子ビーム照射部20は、集束イオンビームFBと電子ビームEBとが直交するように配置されている。これにより、イオンビーム照射部10を用いた試料Sの加工部位に対して、電子ビームEBを垂直に照射できるようになるため、加工中の観察を要する用途に好適な構成となる。
また、EBSD検出部40は、先端部Saに向けられ回折電子Edを検出する検出面40aを有し、検出面40aは、先端部Saから見て集束イオンビームFB及び電子ビームEBの両方に直交する方向上に配置されている。このため、先端部Saからの回折電子Edを効率的に検出することができる。
また、EDS検出部50によって先端部Saから生じるX線Rを検出し、検出結果を用いることで、試料Sのうち組成が異なる界面を加工対象とする場合の加工の様子をモニタリングできる。
また、STEM検出部60によって先端部Saを透過する透過電子Etを検出し、検出結果を用いることで、結晶と組成情報とを共に得ることができる。これにより、試料Sを針状に加工する際の加工の様子をモニタリングできる。
また、本実施形態では、試料Sをリアルタイムに観察しつつ針状に加工することが容易となるため、アトムプローブ分析に用いられる、先端の直径が100nm程度の針状試料であっても容易に作製することができる。
また、試料保持部HDにより、集束イオンビームFBと電子ビームEBとの交点に先端部Saが配置されるように試料Sの位置が固定されるため、試料Sの加工部位に対して電子ビームEBを的確に照射することが容易となる。これにより、加工中の観察を要する用途に好適な構成となる。
また、表示部DPにおいて、二次電子検出部24、30の検出結果及びEBSD検出部40の検出結果を表示することが可能となるため、試料Sをリアルタイムに観察しつつ針状に加工することが容易となる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態では、鉄鋼材料からなる試料Sの先端部Saの結晶粒界を観察する場合を例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば、半導体からなる試料Sを用いた場合には、不純物の分布などを観察することができる。
CR…制御部
S…試料
Sa…先端部
EB…電子ビーム
FB…集束イオンビーム
Er…反射電子
Es…二次電子
Ed…回折電子
E…回折電子
10…イオンビーム照射部
24、30…二次電子検出部
30…二次電子検出部
40…EBSD検出部
40a…検出面
40A…EBSD検出部
50…EDS検出部
60…STEM検出部
100…荷電粒子ビーム装置

Claims (8)

  1. 試料の先端部を結晶粒界を含む針状に加工する荷電粒子ビーム装置であって、
    前記先端部にイオンビームを照射するイオンビーム照射部と、
    前記先端部に電子ビームを照射する電子ビーム照射部と、
    前記電子ビームの照射によって前記先端部から生じる二次電子を検出する二次電子検出部と、
    前記電子ビームの照射によって前記先端部から生じる回折電子を検出するEBSD検出部と
    前記EBSD検出部の検出結果から前記結晶粒界の観察画像データを生成し、かつ、前記結晶粒界が前記試料に残るように前記イオンビームの照射位置を制御する制御部と、を備える荷電粒子ビーム装置。
  2. 前記イオンビーム照射部及び前記電子ビーム照射部は、前記イオンビームと前記電子ビームとが直交するように配置されている
    請求項1に記載の荷電粒子ビーム装置。
  3. 前記EBSD検出部は、前記先端部に向けられ前記回折電子を検出する検出面を有し、
    前記検出面は、前記先端部から見て前記イオンビーム及び前記電子ビームの両方に直交する方向上に配置されている
    請求項2に記載の荷電粒子ビーム装置。
  4. 前記先端部から生じるX線を検出するEDS検出部
    を更に備える請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の荷電粒子ビーム装置。
  5. 前記先端部を透過する透過電子を検出するSTEM検出部
    を更に備える請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の荷電粒子ビーム装置。
  6. 前記試料は、アトムプローブ分析に用いられる
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の荷電粒子ビーム装置。
  7. 前記イオンビームと前記電子ビームとの交点に前記先端部が配置されるように前記試料の位置を固定する試料保持部
    を更に備える請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の荷電粒子ビーム装置。
  8. 少なくとも前記二次電子検出部の検出結果及び前記EBSD検出部の検出結果を表示可能な表示部
    を更に備える請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の荷電粒子ビーム装置。
JP2013181520A 2013-09-02 2013-09-02 荷電粒子ビーム装置 Active JP6271189B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013181520A JP6271189B2 (ja) 2013-09-02 2013-09-02 荷電粒子ビーム装置
TW103128092A TWI638987B (zh) 2013-09-02 2014-08-15 Charged particle beam device
US14/470,135 US9245713B2 (en) 2013-09-02 2014-08-27 Charged particle beam apparatus
KR1020140114180A KR102169574B1 (ko) 2013-09-02 2014-08-29 하전 입자 빔 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013181520A JP6271189B2 (ja) 2013-09-02 2013-09-02 荷電粒子ビーム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015050068A JP2015050068A (ja) 2015-03-16
JP6271189B2 true JP6271189B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=52581804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013181520A Active JP6271189B2 (ja) 2013-09-02 2013-09-02 荷電粒子ビーム装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9245713B2 (ja)
JP (1) JP6271189B2 (ja)
KR (1) KR102169574B1 (ja)
TW (1) TWI638987B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6711655B2 (ja) * 2016-03-18 2020-06-17 株式会社日立ハイテクサイエンス 集束イオンビーム装置
CN107481913B (zh) * 2016-06-08 2019-04-02 清华大学 一种电子束加工***
CN107479330B (zh) * 2016-06-08 2019-02-05 清华大学 一种采用电子束的光刻方法
JP7171010B2 (ja) * 2018-03-07 2022-11-15 株式会社日立ハイテクサイエンス 断面加工観察装置、断面加工観察方法及びプログラム
US11183364B1 (en) * 2020-06-12 2021-11-23 Fei Company Dual beam microscope system for imaging during sample processing

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4153388B2 (ja) * 2003-08-29 2008-09-24 Tdk株式会社 試料測定方法
JP4393899B2 (ja) * 2004-03-17 2010-01-06 エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社 アトムプローブ装置用試料及びその加工方法
EP2006881A3 (en) * 2007-06-18 2010-01-06 FEI Company In-chamber electron detector
JP5009126B2 (ja) * 2007-10-26 2012-08-22 真則 尾張 アトムプローブ用針状試料の加工方法及び集束イオンビーム装置
JP4902712B2 (ja) 2009-09-25 2012-03-21 エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社 アトムプローブ分析方法
JP5595054B2 (ja) * 2010-01-29 2014-09-24 株式会社日立ハイテクサイエンス 電子顕微鏡及び試料分析方法
JP5473891B2 (ja) * 2010-12-27 2014-04-16 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置及び試料作製方法
JP6049991B2 (ja) * 2011-09-20 2016-12-21 株式会社日立ハイテクサイエンス 複合荷電粒子ビーム装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015050068A (ja) 2015-03-16
KR102169574B1 (ko) 2020-10-23
TW201514462A (zh) 2015-04-16
KR20150026970A (ko) 2015-03-11
US20150060668A1 (en) 2015-03-05
TWI638987B (zh) 2018-10-21
US9245713B2 (en) 2016-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6382495B2 (ja) 荷電粒子ビーム装置
JP6271189B2 (ja) 荷電粒子ビーム装置
US10663414B2 (en) Method of performing electron diffraction pattern analysis upon a sample
JP5595054B2 (ja) 電子顕微鏡及び試料分析方法
JP6490938B2 (ja) 断面加工方法、断面加工装置
WO2010125754A1 (ja) 複合荷電粒子線装置
US9496116B2 (en) Method for measuring a distance of a component from an object and for setting a position of a component in a particle beam device
US9857318B2 (en) Method for generating image data relating to an object and particle beam device for carrying out this method
US11215536B2 (en) Method and apparatus for capturing volume information of three-dimensional samples
KR20160006780A (ko) 대상 시료의 영역의 두께를 줄이는 방법
US9287087B2 (en) Sample observation method, sample preparation method, and charged particle beam apparatus
EP2506285B1 (en) Particle beam device having a detector arrangement
US9734985B2 (en) Analytical apparatus, sample holder and analytical method
CN114509326A (zh) 用于用体积样本来制备微样本的方法和显微镜***
EP3091558B1 (en) Adaptive scanning for particle size using directed beam signal analysis
JP5878960B2 (ja) 電子顕微鏡
JP6374035B2 (ja) イオンミリング装置を備えた電子顕微鏡、および三次元再構築方法
EP3098833A1 (en) Adaptive scanning for particle size using directed beam signal analysis
JP2014013170A (ja) 薄膜試料の膜厚測定方法及び薄膜試料の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6271189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250