JP6271161B2 - レーザー加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物にレーザー加工を施すためのレーザー加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体デバイスを製造している。また、光デバイス製造工程においては、略円板形状であるサファイア基板、炭化珪素基板、窒化ガリウム基板等の表面にn型半導体層およびp型半導体層からなる発光層が積層され格子状に形成された複数のストリートによって区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスを形成して光デバイスウエーハを構成する。そして、光デバイスウエーハをストリートに沿って分割することにより個々の光デバイスを製造している。
上述した半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等をストリートに沿って分割する方法として、ウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を用い、分割すべき領域の内部に集光点を位置付けてパルスレーザー光線を照射するレーザー加工方法が試みられている。このレーザー加工方法を用いた分割方法は、ウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線をウエーハの一方の面側から内部に集光点を位置付けてストリートに沿って照射することによりウエーハの内部にストリートに沿って改質層を連続的に形成し、この改質層が形成されることによって強度が低下したストリートに沿って外力を加えることにより、ウエーハを分割する技術である(例えば、特許文献1参照)。
また、半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等をストリートに沿って分割する方法として、ウエーハに対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線をストリートに沿って照射することによりストリートに沿ってレーザー加工溝を形成し、このレーザー加工溝が形成されたストリートに沿って外力を加えることにより、ウエーハを分割する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3408805号公報 特開平10−305420号公報
上述したレーザー加工においては、ウエーハ等の被加工物に照射するパルスレーザー光線の繰り返し周波数、平均出力、加工送り速度が適宜調整され、被加工物に適した加工が施される。
しかるに、パルスレーザー光線の平均出力が適正に調整されていてもパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギーや繰り返し周波数等のレーザーパラメータにバラツキが生ずるとレーザー加工が不安定となり所望の加工ができないという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、被加工物に照射するパルスレーザー光線を発振するパルスレーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線のレーザーパラメータを確認する機能を備えたレーザー加工装置を提供することである。
上記主たる技術的課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該レーザー光線照射手段を制御する制御手段と、該制御手段からの表示信号に基づいて表示する表示手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該レーザー光線照射手段は、パルスレーザー光線を発振するパルスレーザー光線発振手段と、該パルスレーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線を集光して該チャックテーブルに保持された被加工物に照射する集光器と、該パルスレーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線のレーザーパラメータを検出し検出したレーザーパラメータを該制御手段に送るパラメータ検出手段を具備し、
該制御手段は、レーザーパラメータを記憶するメモリを備えており、該パラメータ検出手段からのレーザーパラメータを入力したときは、該レーザーパラメータを該メモリに格納する機能を有すると共に、該レーザーパラメータを該表示手段に表示せしめるものであり、
該レーザーパラメータは、1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅を含むことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
記パラメータ検出手段は、パルスレーザー光線発振手段から集光器に至るレーザー光線の経路から分岐した分岐光を受光する受光手段によって構成される。この受光手段は、フォトセンサー、2分割フォトセンサー、4分割フォトセンサー、ビームプロファイラのいずれかを含んでいる。
本発明によるレーザー加工装置においては、レーザー光線照射手段は、パルスレーザー光線を発振するパルスレーザー光線発振手段と、パルスレーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線を集光してチャックテーブルに保持された被加工物に照射する集光器と、パルスレーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線のレーザーパラメータを検出し検出したレーザーパラメータを制御手段に送るパラメータ検出手段を具備し、制御手段は、レーザーパラメータを記憶するメモリを備えており、パラメータ検出手段からのレーザーパラメータを入力したときは、レーザーパラメータをメモリに格納する機能を有すると共に、該レーザーパラメータを表示手段に表示せしめるものであり、レーザーパラメータは、1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅を含むので、レーザー加工品質に重要な影響を及ぼすデータが示された場合には、パルスレーザー光線発振手段の修理または交換作業を実施する。従って、パルスレーザー光線発振手段から発振されるパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数やパルス幅等のレーザーパラメータにバラツキが生ずることによる不安定な加工を未然に防止することができる。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線照射手段のブロック構成図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される制御手段のブロック構成図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される表示手段に表示されるパルスレーザー光線のレーザーパラメータを示す説明図。
以下、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すレーザー加工装置は、略直方体状の装置ハウジング2を具備している。この装置ハウジング2内には、被加工物を保持する被加工物保持手段としてのチャックテーブル3が加工送り方向である矢印Xで示す方向に移動可能に配設されている。チャックテーブル3は、吸着チャック支持台31と、該吸着チャック支持台31上に装着された吸着チャック32を具備している。この該吸着チャック32はポーラスセラミックスによって形成され、表面である保持面上に被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを載置し、図示しない吸引手段を作動することによって吸引保持するようになっている。また、チャックテーブル3は、図示しない回転機構によって回動可能に構成されているとともに、図示しない加工送り手段によって矢印Xで示す加工送り方向に移動せしめられるようになっている。このように構成されたチャックテーブル3の吸着チャック支持台31には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ34が配設されている。
図示のレーザー加工装置は、レーザー光線照射手段4を備えている。このレーザー光線照射手段4は、実質上水平に配置された円筒形状のケーシング41の先端に装着された集光器42からパルスレーザー光線を照射する。このレーザー光線照射手段4について、図2を参照して更に詳細に説明する。図2に示すレーザー光線照射手段4は、上記ケーシング41内に配設されたパルスレーザー光線発振手段43および出力調整手段44と、上記ケーシング41の先端に装着された集光器42を具備している。上記パルスレーザー光線発振手段43は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器431と、これに付設された繰り返し周波数設定手段432とから構成されている。出力調整手段44は、パルスレーザー光線発振手段43から発振されたパルスレーザー光線の出力を所定の値に調整する。集光器42は、出力調整手段44によって所定の出力に調整されたパルスレーザー光線を下方に向けて方向変換する方向変換ミラー421と、該方向変換ミラー421によって方向変換されたパルスレーザー光線を集光してチャックテーブル3に保持された被加工物Wに照射する集光レンズ422とからなっている。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射手段4は、上記方向変換ミラー421に導かれたパルスレーザー光線の方向変換ミラー421からの分岐光としての洩れ光を受光する受光手段45を具備している。この受光手段45は、フォトセンサー、2分割フォトセンサー、4分割フォトセンサー、ビーム径やビーム形状を検出するビームプロファイラを用いることができ、パルスレーザー光線発振手段43から発振されたパルスレーザー光線のレーザーパラメータを検出するパラメータ検出手段として機能する。このようにパラメータ検出手段として機能する受光手段45は、レーザーパラメータ信号を増幅器46に送る。そして、増幅器46は受光手段45から送られたレーザーパラメータ信号を増幅して後述する制御手段に送る。
図1に戻って説明を続けると、図示のレーザー加工装置は、上記チャックテーブル3の吸着チャック32上に保持された被加工物の表面を撮像し、上記レーザー光線照射手段4の集光器42から照射されるレーザー光線によって加工すべき領域を検出する撮像手段5を具備している。この撮像手段5は可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を後述する制御手段に送る。
図示のレーザー加工装置は、被加工物である半導体ウエーハを収容するカセットが載置されるカセット載置部6aを備えている。カセット載置部6aには図示しない昇降手段によって上下に移動可能にカセットテーブル6が配設されており、このカセットテーブル6上にカセット7が載置される。カセット7に収容される半導体ウエーハ10は、環状のフレームFに装着されたダイシングテープTに貼着されており、ダイシングテープTを介して環状のフレームFに支持された状態で上記カセット7に収容される。なお、半導体ウエーハ10は、表面に格子状に配列された複数のストリート101によって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイス102が形成されている。このように構成された半導体ウエーハ10は、環状のフレームFに装着されたダイシングテープTに貼着される。このように半導体ウエーハ10は、環状のフレームFにダイシングテープTを介して支持された状態でカセット7に収容される。
図示のレーザー加工装置は、上記カセット7に収納された加工前の半導体ウエーハ10を仮置き部8aに配設された仮置き手段8に搬出するとともに加工後の半導体ウエーハ10をカセット7に搬入する被加工物搬出・搬入手段9と、仮置き手段8に搬出された加工前の半導体ウエーハ10を上記チャックテーブル3上に搬送する第1の被加工物搬送手段11と、チャックテーブル3上でレーザー加工された半導体ウエーハ10を洗浄手段12に搬送する第2の被加工物搬送手段13を具備している。また、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記撮像手段5によって撮像された画像等を表示する表示手段14を具備している。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、図3に示す制御手段を具備している。図3に示す制御手段20は、コンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理を実行する中央処理装置(CPU)201と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)202と、中央処理装置(CPU)201による演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、入力インターフェース204および出力インターフェース205とを備えている。このように構成された制御手段20の入力インターフェース204には、パラメータ検出手段として機能する上記受光手段45から送られたレーザーパラメータ信号を増幅する増幅器46、撮像手段5等から検出信号が入力される。そして、制御手段20の出力インターフェース205からは、上記パルスレーザー光線発振手段43を構成するパルスレーザー光線発振器431および繰り返し周波数設定手段432、出力調整手段44、表示手段14等に制御信号を出力する。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は以上のように構成されており、以下その作用について主に図1を参照して簡単に説明する。
制御手段20は、カセットテーブル6の図示しない昇降手段を作動してカセットテーブル6上に載置されたカセット7の所定位置に収容されている半導体ウエーハ10(環状のフレームFにダイシングテープTを介して支持されている)を搬出位置に位置付ける。そして、制御手段20は、被加工物搬出・搬入手段9を作動してカセットテーブル6上において搬出位置に位置付けられた半導体ウエーハ10を仮置き手段8上に搬出する。次に、制御手段20は、第1の被加工物搬送手段11を作動して仮置き手段8に搬出された半導体ウエーハ10を図1に示す被加工物着脱位置に位置付けられているチャックテーブル3上に搬送する。チャックテーブル3上に半導体ウエーハ10が載置されたならば、制御手段20は図示しない吸引手段が作動して半導体ウエーハ10をチャックテーブル3上に吸引保持する。また、半導体ウエーハ10をダイシングテープTを介して支持する環状のフレームFは、上記クランプ34によって固定される。このようにしてチャックテーブル3上に半導体ウエーハ10を保持したならば、制御手段20は図示しない加工送り手段を作動して半導体ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル3を撮像手段5の直下まで移動せしめる。次に、制御手段20は、撮像手段5によってチャックテーブル3に吸引保持された半導体ウエーハ10を撮像せしめ、その撮像信号に基いて半導体ウエーハ10のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。
以上のようにしてチャックテーブル3上に保持された半導体ウエーハ10のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業が行われたならば、制御手段20は、所定の加工プログラムに従ってレーザー加工工程を実行する。即ち、制御手段20は、図示しない加工送り手段を作動してチャックテーブル3を集光器42が位置するレーザー光線照射領域に移動し、レーザー光線照射手段4のパルスレーザー光線発振手段43を構成するパルスレーザー光線発振器431および繰り返し周波数設定手段432、出力調整手段44を制御するとともに図示しない加工送り手段を作動してチャックテーブル3に保持された半導体ウエーハ10に所定のレーザー加工を施す。
上述したレーザー加工工程を実施したならば、制御手段20は図示しない加工送り手段を作動して加工後の半導体ウエーハ10を保持しているチャックテーブル3を最初に半導体ウエーハ10を吸引保持した被加工物着脱位置に戻し、ここで半導体ウエーハ10の吸引保持を解除する。そして、制御手段20は、第2の被加工物搬送手段13を作動してチャックテーブル3上の加工後の半導体ウエーハ10を洗浄手段12に搬送する。次に、制御手段20は、洗浄手段12を作動してレーザー加工された半導体ウエーハ10を洗浄し乾燥する。
上述したように加工後の半導体ウエーハ10に対して洗浄および乾燥作業を実施したならば、制御手段20は第1の被加工物搬送手段11を作動して洗浄された半導体ウエーハ10を仮置き手段8に搬送する。次に、制御手段20は、被加工物搬出・搬入手段9を作動して仮置き手段8に搬送された半導体ウエーハ10をカセット7の所定位置に収納せしめる。
上述した加工プログラムに従ってレーザー加工工程を実施し被加工物に所望の加工を施すには、定期的にレーザー光線照射手段4の集光器42から照射されるパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅等のレーザーパラメータのバラツキを確認しておくことが重要である。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置においては、例えば100時間稼働する毎に、レーザー光線照射手段4の集光器42から照射されるパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅等のレーザーパラメータを確認することができる。即ち、制御手段20は、レーザー光線照射手段4のパルスレーザー光線発振手段43を構成する例えばパルス幅が10nsのレーザーを発振するパルスレーザー光線発振器431を作動するとともに繰り返し周波数設定手段432を制御して繰り返し周波数を例えば10kHzに制御する。そして、制御手段20は、出力調整手段44を制御してパルスレーザー光線発振手段43から発振されるパルスレーザー光線の平均出力を例えば1Wに制御する。このようにして制御されたパルスレーザー光線は集光器42の方向変換ミラー421に達しチャックテーブル3に保持された被加工物Wに向けて方向変換されるが、該方向変換ミラー421から分岐した出力の1%程の漏れ光が受光手段45によって受光される。このようにしてパルスレーザー光線の洩れ光を受光した受光手段45は、レーザーパラメータ信号(例えば、パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅)を増幅器46に送る。増幅器46は受光手段45から送られたレーザーパラメータ信号(例えば、パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー)を増幅して制御手段20に送る。
上述したようにレーザーパラメータ信号(例えば、パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅)を入力した制御手段20は、このレーザーパラメータデータをランダムアクセスメモリ(RAM)203に格納するとともに、図4に示すようにレーザーパラメータ(パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅)を表示手段14に表示する。なお、図4において横軸は、パルスレーザー光線が発振される時間で、図示に実施形態においては繰り返し周波数が10kHzであるため、0.1ms(1s/10kHz)間隔でパルスレーザー光線が発振されることになる。また、図4において縦軸は、パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギーが0.1mJ(1W/10kHz)を基準として示されている。このように、表示手段14に表示されたレーザーパラメータ(パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅、パルス抜け)を確認することにより、図4に示すパルス抜けのようにレーザー加工品質に重要な影響を及ぼすデータが示された場合には、パルスレーザー光線発振器431および繰り返し周波数設定手段432を含むパルスレーザー光線発振手段43の修理または交換作業を実施する。従って、パルスレーザー光線発振手段43から発振されるパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数やパルス幅等のレーザーパラメータにバラツキが生ずることによる不安定な加工を未然に防止することができる。なお、レーザーパラメータ(パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅)はランダムアクセスメモリ(RAM)203に格納されているので、必要に応じて確認することができる。
なお、上述した実施形態においては、レーザーパラメータとしてパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅を検出する例を示したが、ビーム形、ビーム位置を含むことが望ましい。
2:装置ハウジング
3:チャックテーブル
4:レーザー光線照射手段
42:集光器
421:方向変換ミラー
422:集光レンズ
43:パルスレーザー光線発振手段
431:パルスレーザー光線発振器
432:繰り返し周波数設定手段
44:出力調整手段
45:受光手段
46:増幅器
5:撮像手段
6:カセットテーブル
7:カセット
8:仮置き手段
9:被加工物搬出・搬入手段
10:半導体ウエーハ
11:第1の被加工物搬送手段
12:洗浄手段
13:第2の被加工物搬送手段
14:表示手段
20:制御手段
F:環状のフレーム
T:ダイシングテープ

Claims (3)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該レーザー光線照射手段を制御する制御手段と、該制御手段からの表示信号に基づいて表示する表示手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該レーザー光線照射手段は、パルスレーザー光線を発振するパルスレーザー光線発振手段と、該パルスレーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線を集光して該チャックテーブルに保持された被加工物に照射する集光器と、該パルスレーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線のレーザーパラメータを検出し検出したレーザーパラメータを該制御手段に送るパラメータ検出手段を具備し、
    該制御手段は、レーザーパラメータを記憶するメモリを備えており、該パラメータ検出手段からのレーザーパラメータを入力したときは、該レーザーパラメータを該メモリに格納する機能を有すると共に、該レーザーパラメータを該表示手段に表示せしめるものであり、
    該レーザーパラメータは、1パルス当たりのエネルギー、繰り返し周波数、パルス幅を含むことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 該パラメータ検出手段は、該パルスレーザー光線発振手段から該集光器に至るレーザー光線の経路から分岐した分岐光を受光する受光手段によって構成される請求項1記載のレーザー加工装置。
  3. 該受光手段は、フォトセンサー、2分割フォトセンサー、4分割フォトセンサー、ビームプロファイラのいずれかを含む、請求項2記載のレーザー加工装置。
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