JP6270940B1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塞ぎ部材上の異物が、かご側敷居との間に挟み込まれてその移動に支障をきたすことの無いエレベータ装置を提供する。【解決手段】かご側の敷居31と乗り場側の敷居との間に生じる隙間を塞ぐ塞ぎ部材35を有する。塞ぎ部材35は、隙間を塞いだ塞ぎ位置と、かご側の敷居の下部の退避位置との間を移動可能に構成され、かご扉の開動作に伴い、退避位置から塞ぎ位置へ移動するように、駆動機構により駆動される。退避位置に在る塞ぎ部材35の上面と対向するかご側の敷居31の下面に、乗りかごの出入り口の間口方向に沿って溝81を形成し、この溝81内に塞ぎ部材35上の異物83を入れる。【選択図】図9

Description

本発明の実施形態は、乗りかごへの出入り口部に設けられた乗り場側及びかご側の敷居間に生じる隙間の塞ぎ構造を有するエレベータ装置に関する。
建物の昇降路内に設置された乗りかごが、各階床間を昇降して人員や荷物を運搬するエレベータ装置では、乗りかごを昇降させるために、各階床の乗り場と乗りかごとの間に一定の隙間が設けられている。このため、乗りかごが乗り場に着床停止して出入り口の扉が開いた状態では、乗り場側の敷居とかご側の敷居との間に隙間が生じる。この敷居間の隙間は、乗客が落とした鍵やカード等の小物品をピット内に落下させてしまい、その回収を困難にしている。
そこで、敷居間の隙間を塞ぐための塞ぎ部材を設け、扉の開放時に敷居隙間を塞ぐように動作させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、乗りかごが所定階に着床し、扉が開動作すると塞ぎ部材が敷居間隙間を塞ぐ塞ぎ位置に移動する。また、扉が閉動作するとこれに伴い塞ぎ部材は、塞ぎ位置から、かご側敷居の下部の退避位置まで移動するように構成されている。
特開2009-286504号公報
このようなエレベータ装置では、扉が開き、塞ぎ部材が敷居間隙間を塞いだ状態で、乗客が乗りかごに対して乗り降りする。この際、乗客の靴に付着した砂粒などの異物が隙間を塞いでいる塞ぎ部材上に落下することがある。塞ぎ部材は扉の閉動作に伴いかご側敷居下部の退避位置に向かってスライドするが、塞ぎ部材上の異物も同方向に移動する。このため、退避位置において塞ぎ部材の上面と対向するかご側敷居の下面との間に挟み込まれてしまう。
このように異物が挟み込まれると、塞ぎ部材の移動がスムーズに行われなくなり、挟み込まれた異物の量が多くなると、塞ぎ部材の移動に支障をきたし、最終的には塞ぎ部材の駆動機構を破損するおそれがある。
本発明は、塞ぎ部材上の異物が、かご側敷居との間に挟み込まれてその移動に支障をきたすことの無いエレベータ装置を提供することにある。
本発明の実施の形態に係るエレベータ装置は、 乗りかごの出入り口に設けられたかご扉を、その開閉方向にガイドするかご側の敷居と、前記乗りかごが着床可能な各階床の、前記乗りかごへの出入り口に設けられた乗り場扉を、その開閉方向にガイドする乗り場側の敷居と、前記かご側の敷居と乗り場側の敷居との間に生じる隙間を塞ぐ塞ぎ位置と前記かご側の敷居の下部の退避位置との間を移動可能な塞ぎ部材と、 この塞ぎ部材に連結され、前記かご扉の開閉動作に伴い、このかご扉側の作動部材と係合可能で、この作動部材との係合により前記作動部材から受ける力を前記塞ぎ部材のスライド移動方向に変換して、この塞ぎ部材をスライド移動方向に駆動する駆動機構とを備え、 前記塞ぎ部材は前記塞ぎ位置への移動力を受ける作動バネと連結し、前記駆動機構は、前記かご扉の戸閉端からの戸開の開始に伴いかご扉側の前記作動部材との係合力が解かれて前記作動バネによる前記塞ぎ位置へのスライド移動を許容し、前記かご扉の戸閉端への移動に伴いかご扉側の前記作動部材と係合し、かご扉の移動力を受けて前記塞ぎ位置にある前記塞ぎ部材を前記作動バネのバネ力に抗して前記退避位置までスライド移動させる構成であり、前記退避位置に在る前記塞ぎ部材の上面と対向する前記かご側の敷居の下面に、前記乗りかごの出入り口の間口方向に沿って形成された溝が設けられている
上述の構成によれば、退避位置において塞ぎ部材の上面と対向するかご側の敷居の下面に、溝を形成したので、塞ぎ部材の退避動作時、塞ぎ部材の上面に乗った異物は溝の空間内に入り、従来のように、塞ぎ部材の上面とかご側敷居の下面との間に異物が挟み込まれ、塞ぎ部材の移動を阻害するようなことはない。
本発明の一実施形態に係るエレベータ装置の全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態における乗りかごの扉部分の戸開状態を乗り場側から見た正面図である。 本発明の一実施形態における乗りかごの扉部分の戸閉状態を乗り場側から見た正面図である。 本発明の一実施形態におけるかご扉側の作動部材と駆動機構との関係を示す斜視図である。 退避位置にある塞ぎ部材とセンサーとの関係を示す平面図である。 塞ぎ位置にある塞ぎ部材とセンサーとの関係を示す平面図である。 塞ぎ位置にある塞ぎ部材とかご側及び乗り場側の敷居との関係を示す側面図である。 退避位置にある塞ぎ部材とかご側及び乗り場側の敷居との関係を示す側面図である。 かご側敷居の下面に形成した溝と塞ぎ部材との関係を示す拡大図である。 かご側敷居の下面に形成した溝の他の構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態におけるかご扉側の作動部材と駆動機構との関係を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図1によりエレベータ装置の全体構成を説明する。図1で示すように、エレベータ装置1は、昇降路3内に配置された乗りかご4および釣合いおもり5を備える。昇降路3の上方には、メインロープ9を駆動する巻上機7及び制御装置8等が設置された機械室6が設けられている。制御装置8は、エレベータ装置1の全体を制御するもので、乗り場呼び又はかご呼びに応じて巻上機7を運転制御し、乗りかご4を呼びのあった階へ着床させる。
なお、機械室6を設けずに巻上機7や制御装置8を小形化して昇降路3内の上部に設けた、所謂機械室レスのエレベータ装置であってもよい。
このエレベータ装置1では、建屋の各階床に設けられた乗り場11に、昇降路3内の乗りかご4に通じる出入り口12が設けられ、この出入り口12には、乗り場扉2が設けられている。この乗り場扉2は、乗りかご4の着床時、乗りかご4の出入り口24に設けられたかご扉25側と、図示しないインターロック機構を介して係合し、かご扉25の開閉に連動して開閉動作する。
図2及び図3は乗りかご4の出入り口に設けられたかご扉25部分を、乗り場11側から見た正面図で、図2はかご扉25が開いた戸開状態を表し、図3はかご扉25が閉じた戸閉状態を表している。かご扉25は2枚の扉パネル25a、25b(戸当たり部分のみを示し、その他の部分は図示を省略している)を、互いに異なる図示左右方へ開動作させる所謂両開き方式である。これら2枚の扉パネル25a、25bは扉開閉機構に連結しており、この扉開閉機構により図示左右方向に駆動され、開閉動作する。
なお、扉開閉機構は公知のものであり、本願発明とは直接的に関係しないので構造説明は省略するが、図示しないモータの動力により、2枚の扉パネル25a、25bを互いに連動させ、ガイドレールに沿って左右方向に駆動し、開閉動作させるものである。
この乗りかご4の出入り口部分には、かご側の敷居31が設けられており、かご扉25を構成する2枚の扉パネル25a、25bを、その開閉方向に沿ってガイドする。かご側の敷居31は、乗りかごの出入り口24の下辺部に設けられており、その上面に形成されガイド溝は、2枚の扉パネル25a、25bの下端部とそれぞれ係合し、これらを開閉方向にガイドする。
このかご側の敷居31に対し、乗り場11側にも図7及び図8で示すように敷居32が設けられている。乗り場側の敷居32は、かご側の敷居31の一側面(図7及び図8の左側面)と所定の間隔を保って対向配置される。この乗り場側の敷居32の上面にもガイド溝が形成されており、図1で示した乗り場扉2を、その開閉方向に沿ってガイドする。
この乗り場扉2も、図示しないが2枚の扉パネルを有する両開き方式のもので、前述のように、乗りかご4が乗り場11に着床すると、そのかご扉25と係合し、かご扉25と共に開閉動作する。すなわち、乗り場扉2は、乗りかご4が着床していないときは、図示しないインターロック機構により2枚の扉パネルが閉状態にロックされており、乗りかご4が着床すると、乗りかご4側の図示しない係合部材と係合して上述したロック状態が解かれ、かご扉25と共に開閉動作する。
乗りかご4が所定階へ着床したとき、かご側の敷居31と乗り場側の敷居32との間に、図7及び図8で示す隙間が生じる。この隙間を塞ぐために塞ぎ部材35が設けられる。この塞ぎ部材35は、図2及び図3で示すように、左右に分割されている。この分割部分は、乗りかご4の昇降時に、かご側の敷居31が、乗り場側に設けられた図示しないインターロック機構とすれ違う部分であり、インターロック機構の通過を許容するために左右に間隔を保って分割されている。
なお、この分割部分の間隔は、乗りかご4が着床すると、乗り場側敷居32の対応部分に設けられた図示しない凸部が挿入されることになり、この凸部によりほぼ塞がれる。
塞ぎ部材35の上面は、図7及び図8で示すように、かご側の敷居31及び乗り場側の敷居32の上面より下方に位置している。また、その平面形状は、敷居31,32の隙間を、図7で示すように塞ぐことができる形状寸法に形成されている。すなわち、図2で示したかご側の出入り口24の間口よりやや大きな長さと、図7及び図8で示す敷居31,32の隙間よりやや大きな幅とからなる平面形状を有する。
また、その横断面は縦長の形状とし、乗り場側の敷居32の図示右側面との対向部には凹部35aが形成されている。この凹部35aは、乗り場側の敷居32の図示右側面に設けられたビス36aの頭部を避けるために設けられている。ビス36aは、下階間空間を仕切るプレート36の取付け用である。さらに、この塞ぎ部材35の上部角部には面取り35bが施されている。
この塞ぎ部材35は金属製或いは樹脂製の何れでもよいが、加工性や他の部品との緩衝性などを考慮すれば樹脂材を用いるとよい。
この塞ぎ部材35は、図7で示す敷居31,32の隙間を塞いだ塞ぎ位置と、図8で示すかご側の敷居31の下部に退避した退避位置との間を移動可能に構成されている。そして、後述する駆動機構41により、かご扉25の開閉動作に伴い、上述した塞ぎ位置と退避位置との間でスライド駆動される。
塞ぎ部材35は、駆動機構41側に設けられたブラケット51上に板バネ52を介して取り付けられている。駆動機構41は、かご扉25の開閉動作に伴い、図4で示すように、かご扉25側の作動部材72と係合可能に構成されている。そして、この作動部材72との係合により作動部材72から受ける力を塞ぎ部材35の移動方向に変換して、塞ぎ部材35を退避方向へ移動させる。
この実施の形態では、駆動機構41は、図5、図6で示すように、4個のリンク46,47,48,49と、これらリンクの各一端と連結軸50を介して回動可能に連結しているブラケット51とを有する。4個のリンク46,47,48,49は、乗りかご4側に設けられた支持部材44上に枢支軸45を介して回動可能に支持されている。
これら4個のリンクのうち内側のリンク47,48は連結駆動用のもので、それらの他端は、連結軸54を介して連結桿55に連結している。この連結桿55の図示右端と支持部材44との間には反発力を生じる作動ばね56が設けられており、ブラケット51を図5の状態から図6の状態に押し出す方向に平行移動させる力を与える。
この駆動機構41を構成するリンク46の枢支軸45には、レバー58の基端部が一体的に取り付けられている。このレバー58の先端部には、作動ピン59が立設されている。この作動ピン59の上部側面は、図4で示すように、かご扉25の扉パネル25a側に一体的に設けられた作動部材72と係合可能に配置されている。
作動ピン59は、かご扉25が完全に閉まった図3で示す戸閉端位置にあるとき、図4で示すように、扉パネル25a側に設けられた作動部材72と係合している。このため、駆動機構41は、作動バネ56の反発力を蓄勢した図5の状態に保持される。すなわち、塞ぎ部材35は、図8で示した退避位置に保持される。
これに対し、かご扉25が開動作し、扉パネル25aが、図3の戸閉端からの戸開動作を開始すると、かご扉25側の作動部材72が、図4の状態から図示右方に移動するので、この作動部材72との係合が解かれることになる。このため、駆動機構41を構成する各リンク46,47,48,49は、作動バネ56の反発力により枢支軸45を中心に図示反時計回りに回動する。この駆動機構41の動作により、ブラケット51及びこのブラケット51上に板バネ52を介して支持された塞ぎ部材35は、図5の状態から図6の状態へ繰り出される。すなわち、塞ぎ部材35は、図8で示した退避位置から、図7で示す塞ぎ位置へ移動する。
一方、かご扉25が図2で示した全開状態から閉じる場合、扉パネル25aが図3で示す戸閉端近くまで閉じることにより、作動部材72が駆動機構41側の作動ピン59と図4で示すように係合する。このため、作動ピン59を有するレバー58は、扉パネル25aの閉方向の力により、図示時計方向に駆動される。すなわち、駆動機構41は扉パネル25aの閉方向の力により、ブラケット51及びこのブラケット51上に板バネ52を介して支持された塞ぎ部材35を、図6の状態から図5の状態へ戻す。このため、塞ぎ部材35は、図7で示す塞ぎ位置から、図8で示した退避位置へ移動する。
このように駆動機構41は、かご扉25の戸閉端からの戸開動作により、作動部材72との係合が解除されるため、作動バネ56の反発力による塞ぎ部材35の塞ぎ位置への移動を許容する。また、かご扉25の戸閉端への移動に伴いかご扉25側の作動部材72と係合し、かご扉25の移動力を受けて、塞ぎ位置にある塞ぎ部材35を退避位置まで移動させる。
塞ぎ部材35は、戸閉動作に伴い上述のように退避位置に移動する。この退避位置において塞ぎ部材35の上面と対向するかご側の敷居31の下面に、図9で示すように、溝81を、紙面と直交する方向(図2で示した出入り口24の間口方向)に沿って形成する。
この溝81の、間口方向と直交する方向(図示横方向)の幅は、塞ぎ部材35の、塞ぎ位置から退避位置までの移動ストロークより大きく形成するとよい。
上記構成において、乗りかご4が着床し、かご扉25が全閉状態から戸開動作すると、駆動機構41は、作動部材72との係合が解除されるため、作動バネ56の反発力により塞ぎ部材35が図5で示す退避位置から図6で示す塞ぎ位置へ移動させ、敷居31,32間の隙間を塞ぐ。このように、扉25が開き、塞ぎ部材35により敷居31,32間の隙間が塞がれた状態で、乗客は出入り口24を通り乗りかご4に対して乗り降りする。この際、乗客の靴に付着した砂粒などの異物が隙間を塞いでいる塞ぎ部材35上に落下することがある。
この後、乗りかごを呼びのあった階床に移動させるべく扉25を戸閉動作する。この戸閉動作に伴い駆動機構41は、塞ぎ部材35をかご側敷居31の下部の退避位置に向かってスライドさせる。このとき、塞ぎ部材35上の異物も同方向に移動し、異物83はかご側敷居31の図示左端下部から敷居31の下面と塞ぎ部材35の上面との間に入り込む。しかし、塞ぎ部材35の上面と対向する敷居31の下面には溝81が形成されているので、敷居31の下面と塞ぎ部材35の上面との間に入り込んだ異物は溝81内に入る。このため、従来のように、塞ぎ部材35の上面とかご側敷居31の下面との間に異物83が挟み込まれ、塞ぎ部材35の移動を阻害するようなことはない。
また、溝81の図示横方向の幅を、図9で示すように、塞ぎ部材35の、塞ぎ位置から退避位置までの移動ストロークより大きく形成すると溝81内に入った異物83が、溝81の図示右側の内側面と塞ぎ部材35の図示右端部分との間に挟み込まれることはなく、異物挟み込みによる塞ぎ部材の不確実な動作を防止できる。
なお、溝81内に入った異物83は、塞ぎ部材35が塞ぎ位置へ移動することにより下方に落下するので、この異物83が溝81内に堆積することはない。
さらに、図10で示すように、溝81の、隙間側(図示左側)の内側面に、その下端辺から上方に向かって鋭角状に形成した返し部81aを設けることにより。塞ぎ部材35の塞ぎ位置へ向かう移動(図示左方への移動)により、塞ぎ部材35の上面に付着している異物83をより確実に取り除くことができる。
このように、退避位置において塞ぎ部材35の上面と対向するかご側の敷居31の下面に、溝81を形成したので、塞ぎ部材35の退避動作時、塞ぎ部材35の上面に乗った異物83は溝81の空間内に入る。このため、従来のように、塞ぎ部材35の上面とかご側敷居31の下面との間に異物83が挟み込まれ、塞ぎ部材35の移動を阻害するようなことはない。
上述の実施の形態では、駆動機構41は、図5及び図6で示すように、作動バネ56の反発力により、ブラケット51を乗り場側へ向かって常時押し出すように構成していたが、作動バネ56に代えて、同じ場所に引張力を生じる戻りばね66を設け、ブラケット51及びこれに支持された塞ぎ部材35を、図5で示す退避位置へ引き戻す力を常時与えるように構成してもよい。
この場合、駆動機構41を構成する作動ピン59は、図11で示すように、かご扉25の開動作により、扉パネル25aに設けられた作動部材42と当接係合してレバー58を反時計回りに回動させる。すなわち、作動ピン59は、かご扉25が所定の開位置まで開動作することにより作動部材42と当接係合し、レバー58及びこれと一体の枢支軸45を図示反時計回りに回動させる。この駆動機構41の動作により、ブラケット51及びその上部に板バネ52を介して支持された塞ぎ部材35は、退避位置から塞ぎ位置へ繰り出される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータ装置
2…乗り場扉
3…昇降路
4…乗りかご
25…かご扉
31…かご側の敷居
32…乗り場側の敷居
35…塞ぎ部材
41…駆動機構
42,72…作動部材
51…ブラケット
52…板バネ
56…作動バネ
59…作動ピン
66…戻りバネ
81…溝
81a…返し部
83…異物

Claims (3)

  1. 乗りかごの出入り口に設けられたかご扉を、その開閉方向にガイドするかご側の敷居と、
    前記乗りかごが着床可能な各階床の、前記乗りかごへの出入り口に設けられた乗り場扉を、その開閉方向にガイドする乗り場側の敷居と、
    前記かご側の敷居と乗り場側の敷居との間に生じる隙間を塞ぐ塞ぎ位置と前記かご側の敷居の下部の退避位置との間を移動可能な塞ぎ部材と、
    この塞ぎ部材に連結され、前記かご扉の開閉動作に伴い、このかご扉側の作動部材と係合可能で、この作動部材との係合により前記作動部材から受ける力を前記塞ぎ部材のスライド移動方向に変換して、この塞ぎ部材をスライド移動方向に駆動する駆動機構とを備え、
    前記塞ぎ部材は前記塞ぎ位置への移動力を受ける作動バネと連結し、前記駆動機構は、前記かご扉の戸閉端からの戸開の開始に伴いかご扉側の前記作動部材との係合力が解かれて前記作動バネによる前記塞ぎ位置へのスライド移動を許容し、前記かご扉の戸閉端への移動に伴いかご扉側の前記作動部材と係合し、かご扉の移動力を受けて前記塞ぎ位置にある前記塞ぎ部材を前記作動バネのバネ力に抗して前記退避位置までスライド移動させる構成であり、
    前記退避位置に在る前記塞ぎ部材の上面と対向する前記かご側の敷居の下面に、前記乗りかごの出入り口の間口方向に沿って形成された溝が設けられているエレベータ装置。
  2. 前記溝の、前記間口方向と直交する方向の幅を前記塞ぎ部材の移動ストロークより大きく形成した請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記溝の、前記隙間側の内側面の下端辺から上方に向かって鋭角状に形成した返し部を設けた請求項1に記載のエレベータ装置。
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