JP6270624B2 - 車外環境認識装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自車両外の環境を認識する車外環境認識装置にかかり、特に、信号機を特定するのに適した車外環境認識装置に関する。
従来、自車両の前方に位置する車両や信号機等の特定物を検出し、先行車両との衝突を回避したり(衝突回避制御)、信号機の信号色を認識しつつ、先行車両との車間距離を安全な距離に保つように制御する(クルーズコントロール)技術が知られている(例えば、特許文献1)。
このような特定物は、自車両前方の車外環境を撮像した画像から、その輝度や距離に基づいて抽出される。例えば、車外のカラー画像を撮像し、隣接する画素同士をグループ化して、距離、大きさ、高さ、および、自車両の進行路に対する位置等に基づいて信号機等の発光体(ランプ)を認識する技術が知られている(例えば、特許文献2)。
特許第3349060号公報 特開2010−224925号公報
ところで、信号機のなかには、自動車に対して設けられた自動車用信号機に、例えば路面電車に対して設けられた路面電車用信号機が併設されているものがある。このような信号機では、自動車用信号機および路面電車用信号機それぞれの発光体が同時に発光する。したがって、自動車用信号機および路面電車用信号機それぞれの発光体の信号色を単純に特定物として特定してしまうと、特許文献1のような技術では、路面電車用信号機の信号色に基づいても自車両を制御してしまうことになる。そこで、自動車用信号機以外の信号機が併設されている場合であっても、自動車用信号機の信号色のみを精度よく特定することが望まれている。
本発明は、このような課題に鑑み、信号機の特定精度を高めることが可能な車外環境認識装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の車外環境認識装置は、信号機の発光体、および、該発光体の信号色を特定する信号機特定部と、前記発光体の位置を導出する位置情報生成部と、前記発光体が複数検出され、かつ、少なくとも1の該発光体が赤色信号色である場合、該赤色信号色の発光体を基準として、該赤色信号色の発光体と相対距離が同一とされる距離で、かつ、該赤色信号色の発光体の上方に他の該信号色の発光体があることを条件として、該赤色信号色の発光体を制御対象となる対象物から除外する対象物除外部と、を備える。
また、前記信号機には、自動車に対する自動車用信号機と、前記自動車以外の移動体に対する信号機とが含まれ、前記自動車用信号機は、該自動車以外の移動体に対する信号機の上方に配置されているとよい。
本発明によれば、信号機の特定精度を高めることが可能となる。
環境認識システムの接続関係を示したブロック図である。 車外環境認識装置の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 輝度画像と距離画像を説明するための説明図である。 信号機特定部の動作を説明するための説明図である。 自動車用信号機および路面電車用信号機が併設された信号機を示す図である。 対象物除外処理を説明するためのフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
近年では、車両に搭載した車載カメラによって自車両の前方の道路環境を撮像し、画像内における色情報や位置情報に基づいて先行車両等の対象物を特定し、特定された対象物との衝突を回避したり、先行車両との車間距離を安全な距離に保つ(ACC:Adaptive Cruise Control)、所謂衝突防止機能を搭載した車両が普及しつつある。
このような車外環境を認識する車外環境認識装置を搭載した車両では、車両前方に位置する信号機の信号色によって自車両の走行状態を制御することも考えられる。例えば、ACCでの走行中に前方の信号機の信号色が赤色であれば、車両を制動して停止状態に移行させること等が考えられる。
しかしながら、信号機のなかには、自動車に対して設けられた自動車用信号機に、例えば路面電車に対して設けられた路面電車用信号機が併設されているものがある。このような信号機では、自動車用信号機および路面電車用信号機それぞれのいずれかの発光体(ランプ)が同時に発光する場合がある。したがって、車外環境認識装置では、複数の発光体が認識された場合、その複数の発光体から、自動車に対して設けられた自動車用信号機の信号色を特定し、その信号色に基づいて自車両の走行状態を制御する必要がある。そこで、本実施形態では、他の移動体(路面電車)に対して設けられた信号機の信号色を制御対象から除外することで、信号機の特定精度を高めることが可能な車外環境認識装置を提供する。
(環境認識システム100)
図1は、環境認識システム100の接続関係を示したブロック図である。環境認識システム100は、自車両1内に設けられた、撮像装置110と、車外環境認識装置120と、車両制御装置(ECU:Engine Control Unit)130とを含んで構成される。
撮像装置110は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子を含んで構成され、自車両1の前方に相当する環境を撮像し、3つの色相(R(赤)、G(緑)、B(青))からなるカラー画像やモノクロ画像を生成することができる。ここでは、撮像装置110で撮像されたカラー画像を輝度画像と呼び、後述する距離画像と区別する。
また、撮像装置110は、自車両1の進行方向側において2つの撮像装置110それぞれの光軸が略平行になるように、略水平方向に離隔して配置される。撮像装置110は、自車両1の前方の検出領域に存在する対象物を撮像した画像データを、例えば1/60秒のフレーム毎(60fps)に連続して生成する。ここで、認識する対象物は、車両、歩行者、信号機、道路(進行路)、ガードレールといった独立して存在する立体物のみならず、テールランプやウィンカー、信号機の各点灯部分等、立体物の一部として特定できる物も含む。以下の実施形態における各機能部は、このような画像データの更新を契機としてフレーム毎に各処理を遂行する。
車外環境認識装置120は、2つの撮像装置110それぞれから画像データを取得し、所謂パターンマッチングを用いて視差を導き出し、導出された視差情報(後述する相対距離に相当)を画像データに対応付けて距離画像を生成する。輝度画像および距離画像については後ほど詳述する。また、車外環境認識装置120は、輝度画像に基づく輝度、および、距離画像に基づく自車両1との相対距離を用いて自車両1前方の検出領域における対象物がいずれの特定物に対応するかを特定する。
車外環境認識装置120は、特定物を特定すると、その特定物(例えば、信号機の信号色)に基づいて、自車両1の進行を許可または自車両1を停止させるように、車両制御装置130に対して、その旨を示す情報を出力する。
車両制御装置130は、ステアリングホイール132、アクセルペダル134、ブレーキペダル136を通じて運転者の操作入力を受け付け、操舵機構142、駆動機構144、制動機構146に伝達することで自車両1を制御する。また、車両制御装置130は、車外環境認識装置120の指示に従い、駆動機構144、制動機構146を制御する。
以下、車外環境認識装置120の構成について詳述する。ここでは、本実施形態に特徴的な、制御入力となる信号機の特定手順と、その前提となる、自車両1が進行する軌跡である進行軌跡について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。
(車外環境認識装置120)
図2は、車外環境認識装置120の概略的な機能を示した機能ブロック図である。図2に示すように、車外環境認識装置120は、I/F部150と、データ保持部152と、中央制御部154とを含んで構成される。
I/F部150は、撮像装置110や車両制御装置130との双方向の情報交換を行うためのインターフェースである。データ保持部152は、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、以下に示す各機能部の処理に必要な様々な情報を保持し、また、撮像装置110から受信した画像データを一時的に保持する。
中央制御部154は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、システムバス156を通じて、I/F部150、データ保持部152等を制御する。また、本実施形態において、中央制御部154は、画像処理部160、3次元位置情報生成部162、対象物特定部164、対象物除外部166、制御指示出力部168としても機能する。以下、このような機能部について大凡の目的を踏まえ、画像処理、対象物特定処理、対象物除外処理、制御指示出力処理といった順に詳細な動作を説明する。
(画像処理)
画像処理部160は、2つの撮像装置110それぞれから画像データを取得し、一方の画像データから任意に抽出したブロック(例えば水平4画素×垂直4画素の配列)に対応するブロックを他方の画像データから検索する、所謂パターンマッチングを用いて視差を導き出す。ここで、「水平」は、撮像した輝度画像の画面横方向を示し、「垂直」は、撮像した輝度画像の画面縦方向を示す。
このパターンマッチングとしては、2つの画像データ間において、任意の画像位置を示すブロック単位で輝度(Y色差信号)を比較することが考えられる。例えば、輝度の差分をとるSAD(Sum of Absolute Difference)、差分を2乗して用いるSSD(Sum of Squared intensity Difference)や、各画素の輝度から平均値を引いた分散値の類似度をとるNCC(Normalized Cross Correlation)等の手法がある。画像処理部160は、このようなブロック単位の視差導出処理を検出領域(例えば水平600画素×垂直180画素)に映し出されている全てのブロックについて行う。ここでは、ブロックを水平4画素×垂直4画素としているが、ブロック内の画素数は任意に設定することができる。
ただし、画像処理部160では、検出分解能単位であるブロック毎に視差を導出することはできるが、そのブロックがどのような対象物の一部であるかを認識できない。したがって、視差情報は、対象物単位ではなく、検出領域における検出分解能単位(例えばブロック単位)で独立して導出されることとなる。ここでは、このようにして導出された視差情報(後述する相対距離に相当)を画像データに対応付けた画像を距離画像という。
図3は、輝度画像210と距離画像212を説明するための説明図である。例えば、2つの撮像装置110を通じ、検出領域214について図3(a)のような輝度画像(画像データ)210が生成されたとする。ただし、ここでは、理解を容易にするため、2つの輝度画像210の一方のみを模式的に示している。本実施形態において、画像処理部160は、このような輝度画像210からブロック毎の視差を求め、図3(b)のような距離画像212を形成する。距離画像212における各ブロックには、そのブロックの視差が関連付けられている。ここでは、説明の便宜上、視差が導出されたブロックを黒のドットで表している。
図2に戻って説明すると、3次元位置情報生成部162は、画像処理部160で生成された距離画像212に基づいて検出領域214内のブロック毎の視差情報を、所謂ステレオ法を用いて、水平距離、高さおよび相対距離を含む3次元の位置情報に変換する。ここで、ステレオ法は、三角測量法を用いることで、対象物の視差からその対象物の撮像装置110に対する相対距離を導出する方法である。このとき、3次元位置情報生成部162は、対象部位の相対距離と、対象部位と同相対距離にある道路表面上の点と対象部位との距離画像212上の検出距離とに基づいて、対象部位の道路表面からの高さを導出する。かかる相対距離の導出処理や3次元位置の特定処理は、様々な公知技術を適用できるので、ここでは、その説明を省略する。
(対象物特定処理)
対象物特定部164は、輝度画像210に基づく輝度および距離画像212に基づく3次元の位置情報を用いて検出領域214における対象部位(画素やブロック)がいずれの対象物に対応するかを特定する。また、対象物特定部164は、特定すべき対象物に応じて、様々な特定部として機能する。例えば、本実施形態においては、自車両1の前方に位置する1または複数の信号機の発光体(ランプ)と、1または複数の発光体それぞれの信号色(赤色信号色、黄色信号色、青色信号色)を特定する信号機特定部として機能する。
図4は、信号機特定部の動作を説明するための説明図である。ここでは、信号機特定部による信号機の赤色信号色の特定処理を例に挙げて、その特定手順を説明する。まず、信号機特定部は、輝度画像210における任意の対象部位の輝度が、対象物(赤色信号色の発光体)の輝度範囲(例えば、基準値を輝度(R)として、輝度(G)は基準値(R)の0.5倍以下、輝度(B)は基準値(R)の0.38倍以下)に含まれるか否か判定する。そして、対象となる輝度範囲に含まれれば、その対象部位に当該対象物を示す識別番号を付す。ここでは、図4の拡大図に示すように、対象物(赤色信号色の発光体)に対応する対象部位に識別番号「1」を付している。
次に、信号機特定部は、任意の対象部位を基点として、その対象部位と、水平距離の差分および高さの差分(さらに相対距離の差分を含めてもよい)が予め定められた所定範囲内にある、同一の対象物に対応するとみなされた(同一の識別番号が付された)対象部位をグループ化し、その対象部位も一体的な対象部位群とする。ここで、所定範囲は実空間上の距離で表され、任意の値(例えば、1.0m等)に設定することができる。また、信号機特定部は、グループ化により新たに追加された対象部位に関しても、その対象部位を基点として、水平距離の差分および高さの差分が所定範囲内にある、対象物(赤色信号色の発光体)が等しい対象部位をグループ化する。結果的に、同一の識別番号が付された対象部位同士の距離が所定範囲内であれば、それら全ての対象部位がグループ化されることとなる。ここでは、図4の拡大図に示すように、識別番号「1」が付された対象部位同士のグループ化された対象部位群220となる。
続いて、信号機特定部は、グループ化した対象部位群220が、その対象物に関連付けられた高さ範囲(例えば、4.5〜7.0m)、幅範囲(例えば、0.05〜0.2m)、奥行範囲(例えば、60m〜120m)等、所定の条件が成立しているか否か判定する。そして、所定の条件が成立していれば、そのグループ化された対象部位群220を対象物(赤色信号色の発光体)として決定する。なお、奥行範囲が定められている理由は、対象物(赤色信号色の発光体)を特定してから自車両1を制御するまでの時間的な差を考慮したものであり、自車両1が信号機に近づいてはじめて対象物を特定すると、自車両1の制御が遅れるおそれがあるからである。また、ここでは、対象物として赤色信号色を特定する例を挙げたが、信号機特定部が黄色信号色や青色信号色等も特定できることは言うまでもない。
また、対象部位群220が、その対象物特有の特徴を有する場合、その特徴を条件に対象物として決定されてもよい。例えば、信号機の発光体がLED(Light Emitting Diode)で構成されている場合、その発光体は、人の目では把握できない周期(例えば100Hz)で点滅している。したがって、信号機特定部は、LEDの点滅タイミングと非同期に取得した輝度画像210の対象部位の輝度の時間方向の変化に基づいて対象物(赤色信号色)を決定することもできる。
(対象物除外処理)
図5は、自動車用信号機および路面電車用信号機が併設された信号機を示す図である。図5に示すように、信号機300は、自動車に対して設けられた自動車用信号機310に、例えば路面電車に対して設けられた路面電車用信号機320が併設されている。このような信号機300では、一般的に、自動車用信号機310が路面電車用信号機320の上方(鉛直上方)に設置されている。自動車用信号機310は、青色信号色の発光体311、黄色信号色の発光体312および赤色信号色の発光体313が設けられている。また、路面電車用信号機320は、例えば、左方向を向いた矢印型をした橙色信号色の発光体321、停止指示を示す「×」型をした赤色信号色の発光体322、および、右方向を向いた矢印型をした橙色信号色の発光体323が設けられている。ただし、路面電車用信号機320の発光体の数および自動車用信号機310との水平方向の相対位置は、かかる場合に限らず、様々な態様が採用されるのが一般的である。
ここで、路面電車用信号機320の発光体322が点灯している場合、対象物特定部164は、自動車用信号機310のいずれかの発光体の信号色と、路面電車用信号機320の発光体322の赤色信号色とを対象物として特定することになる。そうすると、従来の車両制御装置では、路面電車用信号機320の発光体322の赤色信号色に基づいて自車両1が制御されてしまうおそれがある。なお、発光体322の形状を特定することで自車両1に対する信号機の信号色を特定する方法も考えられる。しかしながら、発光体322の形状を特定するためには、撮像装置110の解像度や撮像環境にもよるが、自車両1が発光体322にある程度近づかなければならず、上記した奥行範囲(例えば、60m〜120m)では発光体322の形状を特定することが困難である。また、奥行範囲を自車両1に近づけることも考えられるが、そうすると、上述したように、自車両1に対する制御が遅れ、または、車両制御が行えなくなってしまうといったことにもなりかねない。
そこで、対象物除外部166は、所定の条件を満たす場合、例えば、複数の信号機の発光体が特定され、かつ、そのうちに赤色信号色の発光体が特定された場合、赤色信号色の発光体と相対距離が同一とされる距離で、かつ、赤色信号色の発光体の上方に他の信号色の発光体があることを条件として、赤色信号色の発光体を制御対象となり得る対象物から除外する。以下、具体的な特定物除外処理について説明する。
例えば、図5において、自動車用信号機310の発光体311、および、路面電車用信号機320の発光体322が点灯していたとすると、対象物特定部164は、発光体311の青色信号色、および、発光体322の赤色信号色とを特定することになる。このような場合、特定物除外処理では、発光体311および発光体322の相対距離が同一とされる距離で、かつ、発光体322の上方に発光体311があるので、赤色信号色の発光体322を制御対象となり得る対象物から除外する。
図6は、対象物除外部166による対象物除外処理を説明するためのフローチャートである。図6を参照すると、対象物除外部166は、まず、対象物特定部164によって特定された発光体(信号色)の数を確認する(S400)。
そして、対象物除外部166は、確認された発光体の数が1以下であるか判定する(S402)。その結果、確認された発光体の数が1以下であると判定されれば(S402においてYES)、対象物除外部166は、対象物除外処理を終了する。
一方、確認された発光体の数が1以下でないと判定されれば(S402におけるNO)、対象物除外部166は、対象物特定部164によって特定された発光体の信号色を確認する(S404)。
そして、対象物除外部166は、確認された信号色のなかに少なくとも1の赤色信号色があるか判定する(S406)。その結果、確認された信号色のなかに赤色信号色がないと判定されれば(S406においてNO)、対象物除外部166は、対象物除外処理を終了する。
一方、確認された信号色のなかに赤色信号色があると判定されれば(S406においてYES)、対象物除外部166は、3次元位置情報生成部162により導出された3次元位置に基づいて、1または複数の赤色信号色の発光体のうち1の赤色信号色の発光体を基準として、所定範囲内の他の発光体それぞれの位置を検索する(S408)。なお、この所定範囲とは、赤色信号色の発光体を基準として、水平方向に例えば1mである。
続いて、対象物除外部166は、検索した他の発光体の位置に基づいて、基準とした赤色信号色の発光体と同一とされる相対距離であり、かつ、基準とした赤色信号色の発光体の上方に位置している発光体があるか判定する(S410)。なお、同一とされる相対距離とは、例えば、基準とした赤色信号色から前後方向に1m以内である。
その結果、基準とした赤色信号色の発光体と同一とされる相対距離であり、かつ、基準とした赤色信号色の発光体の上方に位置している発光体があれば(S410においてYES)、対象物除外部166は、基準とした赤色信号色の発光体を制御対象となり得る対象物から除外する(S412)。一方、基準とした赤色信号色の発光体と同一とされる相対距離である発光体がない、または、基準とした赤色信号色の発光体の上方に位置している発光体がなければ(S410においてNO)、対象物除外部166は、基準とした赤色信号色の発光体を制御対象となり得る対象物から除外しないでそのまま維持する(S414)。
次に、対象物除外部166は、確認された赤色信号色の発光体が複数あり、その全てについてステップS408〜ステップS414の処理を行ったかを判定する(S416)。そして、ステップS408〜ステップS414の処理を行っていない赤色信号色の発光体があれば(S416においてYES)、対象物除外部166は、ステップS408の処理に戻り、ステップS408〜ステップS414の処理を行っていない赤色信号色の発光体がなければ(S416においてNO)、対象物除外部166は、対象物除外処理を終了する。
このように、対象物除外部166は、複数の発光体が特定され、かつ、赤色信号色の発光体が特定された場合、赤色信号色の発光体と同一とされる相対距離であり、かつ、赤色信号色の発光体の上方に位置している発光体があることを条件として、赤色信号色の発光体を対象物から除外する。これにより、図5に示した信号機300のように、自動車用信号機310と路面電車用信号機320とが併設されており、路面電車用信号機320の発光体322が点灯していても、赤色信号色の発光体322を対象物から除外することができる。これにより、後述する制御指示出力処理において、赤色信号色の発光体322に基づいて、自車両1を停止させる指示情報を車両制御装置130に出力することを防止することができる。
(制御指示出力処理)
制御指示出力部168は、対象物特定部164で特定され、かつ、対象物除外部166で除外されていない発光体の信号色を特定物として、当該特定物に基づいて、自車両1を制御するための指示情報を車両制御装置130に出力する。例えば、対象物特定部164で特定された発光体の信号色が赤色信号色である場合には、自車両1を停止させるための指示情報を車両制御装置130に出力し、自車両1を停止させる。
以上、説明したように、本実施形態の車外環境認識装置120では、自動車用信号機および路面電車用信号機が上下に併設されていたとしても、赤色信号色の発光体と他の信号色の発光体とが同一とされる相対距離にあり、かつ、赤色信号色の発光体の上方に他の信号色の発光体がある場合には、当該赤色信号色の発光体を対象物から除外する。これにより、路面電車用信号機の信号色を誤って対象物として特定することを防止することができ、信号機の特定精度をさらに高めることが可能となる。
なお、自動車用信号機のなかには、青色信号色、黄色信号色および赤色信号色の発光体の下方に、進行可能な方向を指示する矢印型の発光体が設けられていることがあるが、これら矢印型の発光体は青色信号色に発光するものであり、赤色信号色の発光体が上記した対象物除外処理により除外されることはない。
また、自動車用信号機のなかには、青色信号色、黄色信号色および赤色信号色の発光体の上方に、進行可能な方向を指示する矢印型をした青色信号色の発光体が設けられていることがある。このような場合には、赤色信号色の発光体と、矢印型をした青色信号色の発光体とが同時に点灯するので、赤色信号色の発光体が上記した対象物除外処理により除外されることになるが、矢印型をした発光体の青色信号色を特定することで自車両1の制御が可能となる。
また、自動車用信号機と相対距離が同一とされる位置に歩行者用信号機が配置されている場合であっても、歩行者用信号機は自動車用信号機の下方に配置されることになる。したがって、歩行者用信号機の赤色信号色が特定されても、当該赤色信号色が上記した対象物除外処理により対象物から除外され、自動車用信号機が特定されることになり、信号機の特定精度を高めることが可能となる。
また、コンピュータを、車外環境認識装置120として機能させるプログラムや当該プログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能なフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD、DVD、BD等の記憶媒体も提供される。ここで、プログラムは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理手段をいう。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、上述した対象物除外処理の各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、自車両外の環境を認識する車外環境認識装置にかかり、特に、信号機を特定するのに適した車外環境認識装置に利用することができる。
1 車両
120 車外環境認識装置
162 3次元位置情報生成部
164 対象物特定部(信号機特定部)
166 対象物除外部

Claims (2)

  1. 信号機の発光体、および、該発光体の信号色を特定する信号機特定部と、
    前記発光体の位置を導出する位置情報生成部と、
    前記発光体が複数検出され、かつ、少なくとも1の該発光体が赤色信号色である場合、該赤色信号色の発光体を基準として、該赤色信号色の発光体と相対距離が同一とされる距離で、かつ、該赤色信号色の発光体の上方に他の該信号色の発光体があることを条件として、該赤色信号色の発光体を制御対象となる対象物から除外する対象物除外部と、
    を備えることを特徴とする車外環境認識装置。
  2. 前記信号機には、自動車に対する自動車用信号機と、該自動車以外の移動体に対する信号機とが含まれ、
    前記自動車用信号機は、前記自動車以外の移動体に対する信号機の上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車外環境認識装置。
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