JP6270394B2 - 男性用失禁パッド - Google Patents

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本発明は、男性の軽失禁者のための失禁パッドであって、装着が容易であり、装着感が良好であり、装着状態で使用者の身体の動きに支障をきたすことがなく、脱落が生じにくい構造の男性用失禁パッドに関する。
加齢や疾病などにより、排尿の制御が困難な軽失禁者の数は女性が多いため、女性用の失禁パッドが複数のメーカーから多種類の製品が開発販売されているのに対し、男性用の失禁パッド製品は、種類が少ないのが現状である。
従来の男性用失禁パッドとして、特許文献1に記載の排尿吸収体がある。この排尿吸収体は、切欠を有する表面シートと、不透水性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間の多孔質シートおよび吸収層とを含んで構成される。また、裏面シートの外側面に、排尿吸収体を下着に貼着するための両面粘着テープが配設される。表面シートの切欠から、表面シートと多孔質シートとの間に陰茎を挿入させ、失禁が生じたときには、尿を、多孔質シートを通過させ、吸収層で吸収する。特許文献1の排尿吸収体は、吸収層を多孔質シートで覆う構成なので、蒸れが生じることがなく、装着時の不快感をなくせる効果を発揮する。
実開平6−74120号公報
特許文献1に記載の排尿吸収体は、装着の容易さ、装着状態での使用者の身体運動性、脱落の生じにくさなどの点で、改善の余地がある。
本発明の目的は、装着が容易であり、装着感が良好であり、装着状態での使用者の身体の運動に支障をきたすことがなく、脱落が生じにくい男性用失禁パッドを提供することである。
本発明に係る男性用失禁パッドは、
液不透過性および通気性を有するシート材から成る矩形の表面シートと、
液透過性および通気性を有するシート材から成る矩形の裏面シートであって、前記表面シートに積重された状態で、縁辺部が前記表面シートの縁辺部に接合される裏面シートと、
フラッフ状繊維を含み、前記表面シートの長辺方向一端部および長辺方向中央部間の第1領域と、前記第1領域に対向する、前記裏面シートの長辺方向一端部および長辺方向中央部間の第2領域との間に介在される吸収体と、
伸縮性を有する糸状体であって、前記表面シートの長辺方向他端部および長辺方向中央部間の第3領域と、前記第3領域に対向する、前記裏面シートの長辺方向他端部および長辺方向中央部間の第4領域との間に、前記長辺方向に垂直な短辺方向に緊張された状態で介在され、短辺方向の各端部が、前記表面シートの縁辺部および前記裏面シートの縁辺部に接合される糸状体と、を含み、
前記表面シートおよび前記裏面シートは、各長辺方向中央部で前記裏面シートが内側となるように折返され、前記表面シートの長辺側縁辺部と前記裏面シートの長辺側縁辺部とは、互いに対向する部分が接合され
前記糸状体は、前記表面シートおよび前記裏面シートの各長辺方向中央部近傍と、前記表面シートおよび前記裏面シートの各長辺方向他端部近傍と、前記表面シートおよび前記裏面シートの長辺方向中央部と長辺方向他端部との間の中間部との、少なくとも3箇所に設けられ、これらの糸状体の収縮力によって、対向する前記裏面シート同士の間に半月状に開口した開口部を有する空隙が形成されるとともに、前記表面シートの前記第3領域および前記裏面シートの前記第4領域に襞が形成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記表面シートの第1領域と裏面シートの第2領域との間に介在される吸収体には、長辺方向に延びる圧縮部が設けられることを特徴とする。
また本発明は、前記表面シートには、装着時に着衣に貼着するための貼着手段が設けられることを特徴とする。
本発明に係る男性用失禁パッドは、表面シートおよび裏面シートが、各長辺方向中央部で裏面シートが内側となるように折返され、表面シートおよび裏面シートの各長辺側縁辺部が接合されるので、裏面シートどうしが対向し、中央折返し部とは反対側の端部に開口部を有する収納部が形成された、袋状の形態となる。本発明では、伸縮性の有る糸状体を緊張状態で、表面シートおよび裏面シートの各長辺方向中央部近傍と、表面シートおよび裏面シートの各長辺方向他端部近傍と、表面シートおよび裏面シートの長辺方向中央部と長辺方向他端部との間の中間部との、少なくとも3箇所に介在させたことによって、この糸状体が、表面シートの第3領域および裏面シートの第4領域を短辺方向に収縮させるから、表面シートの第1領域および裏面シートの第2領域を、外側へ膨出するように湾曲させる。その結果、開口部および収納部は、対向する裏面シートどうしの間に空隙を有し、かつ、湾曲する内面を有する形態に保持されるので、男性用失禁パッドを装着するに際し、使用者は陰茎を、開口部を通じて収納部内へ挿入するのが容易になる。糸状体によって、短辺方向の寸法が短縮されるから、装着状態で使用者が歩行するのに支障を与えない。
収納部を構成する一方の裏面シートが湾曲する内面を有し、他方の裏面シートは、表面シートとの間に介在する糸状体によって縮められ、かつ伸縮性が付与されている。よって、対向する裏面シートの各内面が、挿入した陰茎の表面に沿うように接することができるから、装着時の感触が良好であり、使用者が運動しても脱落が生じにくい。
表面シートおよび裏面シートが通気性を有するシート材から成るので、装着時の蒸れが防止され、不快感をなくことができる。伸縮性の有る糸状体が、表面シートの第3領域および裏面シートの第4領域を短辺方向に収縮させて皺を生じさせるので、排尿した際に濡れた裏面シートが肌に密着せず、肌触り感を向上することができる。表面シートおよび裏面シートが長辺方向中央部で折返されているので、液透過性の裏面シートおよび吸収体の端面が外部に露出せず、***した尿が外部へ漏出するのが防止される。
また本発明によれば、吸収体に、長辺方向に延びる圧縮部を設けたので、圧縮部が、その周囲の圧縮されない領域に比べて毛細管現象による高い吸上げ効果を発揮するから、排尿を吸収体全体に速やかに拡散させることができる。
また本発明によれば、男性用失禁パッドを貼着手段によって使用者の着衣に粘着させることができるので、使用者が運動する際の姿勢や***の変化、振動などによって、男性用失禁パッドが位置ずれを起こしたり脱落したりするのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る男性用失禁パッドPの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る男性用失禁パッドPの正面図である。 本発明の一実施形態に係る男性用失禁パッドPの側方から見た断面図である。 図2の切断面線IV―IVにおける吸収体3の断面図である。 本発明の一実施形態に係る男性用失禁パッドPを示すものであって、図5(A)は着衣貼着側から見た正面図、図5(B)は側面図、図5(C)は平面図である。 本発明の一実施形態に係る男性用失禁パッドPの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る男性用失禁パッドPの装着状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る男性用失禁パッドPの装着状態を示す側方から見た断面図である。
本発明に係る男性用失禁パッドP(以下、「失禁パッドP」という)の実施形態を、図面を参照して説明する。図1〜図8は、本発明の一実施形態を示す図であって、図1は、失禁パッドPの分解斜視図、図2は、失禁パッドPの正面図、図3は、失禁パッドPの側方から見た断面図、図4は、図2の切断面線IV―IVにおける断面図、図5(A)は着衣貼着側から見た失禁パッドPの正面図、図5(B)は失禁パッドPの側面図、図5(C)は失禁パッドPの平面図、図6は、失禁パッドPの斜視図、図7は、失禁パッドPの装着状態を示す正面図、図8は、失禁パッドPの装着状態を示す側方から見た断面図である。
失禁パッドPは、図1に示すように、矩形の表面シート1と、表面シート1とほぼ同形同大の矩形の裏面シート2と、フラッフ状繊維から成る吸収体3と、伸縮性を有する糸状体4とを含んで成る。表面シート1は、液不透過性および通気性を有するシート材から成る。裏面シート2は、液透過性および通気性を有するシート材から成り、表面シート1に積重された状態で、縁辺部2aが、表面シート1の縁辺部1aに接合される。なお本例では、表面シート1の長辺方向両端部1b,1dおよび裏面シート2の長辺方向両端部2b,2dは、後述するフラップ部7を実現するための、一対の部分7a,7bである。
フラッフ状繊維を含む吸収体3は、表面シート1の長辺方向一端部1bおよび長辺方向中央部1c間の第1領域A1と、第1領域A1に対向する、裏面シート2の長辺方向一端部2bおよび長辺方向中央部2c間の第2領域A2との間に介在される。吸収体3の厚みは2〜15mmの範囲に設定され、好ましくは5〜10mmである。これによって吸収体3にある程度の剛性を付与し、失禁パッドPに保形性を与えることができる。
吸収体3の吸水力は、生理食塩水の吸水量が20〜180cc程度に設定するのが望ましい。フラッフ状繊維とともに、吸水性ポリマーを併用すれば、吸収体3の吸水力を、さらに増大させることが可能である。
本例の吸収体3は、長辺方向に延びる圧縮部5が設けられる。圧縮部5は、吸収体3の表面を加圧して形成した溝状の構造である。圧縮部5を有することによって、吸収体3が液体を吸い上げる速度を増大させることができる。図4に示すように、吸収体3における非圧縮部分3aの厚みt1に対し、圧縮部5の厚みt2を20〜60%に圧縮するのが好ましい。なお、圧縮部5に代えて、吸収体3に亀裂や切断箇所を形成することによっても、吸収体3の断面から直接液体を吸収して取込み、これによって吸水速度を増大させる効果を得ることができる。
伸縮性を有する糸状体4は、表面シート1の長辺方向他端部1dおよび長辺方向中央部1c間の第3領域A3と、第3領域A3に対向する、裏面シート2の長辺方向他端部2dおよび長辺方向中央部2c間の第4領域A4との間に、長辺方向に垂直な短辺方向に沿って配置されるとともに、伸張方向に張力が付与された緊張状態で介在され、短辺方向の各端部が、表面シート1の縁辺部1aおよび裏面シート2の縁辺部2aとに挟まれて接合される。糸状体4に付与する張力は、緊張していない糸状体4を、1.3〜3.5倍程度まで伸張させる張力とする。
糸状体4の配置は、表面シート1および裏面シート2の各長辺方向中央部1c、2c近傍と、表面シート1および裏面シート2の各他端部1d、2d近傍と、長辺方向中央部1c、2と他端部1d、2dとの中間の、少なくとも3箇所とするのが望ましい。本例では、糸状体4を、長辺方向中央部1c、2c近傍および他端部1d、2d近傍とともに、長辺方向中央部1c、2cと他端部1d、2dとの間をほぼ等分に分割する2箇所の合計4個所に配置した。糸状体4を5個所以上に配置してもよい。また糸状体4は、1箇所に1本ずつ配置してもよいが、1箇所に複数本ずつ配置することも可能である。糸状体4の種類は、糸ゴムや平ゴムなどの弾性糸が使用可能である。
以下の説明において、失禁パッドPにおける着衣Wに臨む側を着衣側、使用者の身体に臨む側を身体側と称する場合が有る。表面シート1の第1領域A1および裏面シート2の第2領域A2が着衣側に対応し、表面シート1の第3領域A3および裏面シート2の第4領域A4が身体側に対応する。
失禁パッドPの製造は、表面シート1および裏面シート2の間の着衣側に吸収体3を配置し、表面シート1および裏面シート2の間の身体側に、張力を付与した緊張状態の糸状体4を配置し、表面シート1および裏面シート2を周縁部全体で接合して、表面シート1と裏面シート2との間に、吸収体3と糸状体4とが封入された構造とする。そして、表面シート1および裏面シート2を、裏面シート2が内側となるように中央部1c,2cで折返し、裏面シート2の対向する長辺側縁辺部2aどうしを接合することによって、図2,3,5,6に示す失禁パッドPを得ることができる。表面シート1と裏面シート2の周縁部どうしの接合や、裏面シート2の長辺側縁辺部2a同士を接合した接合部9の形成には、たとえば熱溶着やホットメルト接着剤が用いられる。
表面シート1および裏面シート2の各長辺側縁辺部1a,2aを接合することによって、中央部1c,2cの折返し部8を底部とし、両端部1b,1d,2b,2d側に開口部11を有する袋状の収納部10が内部に形成される。また、表面シート1の端部側部分7aと裏面シート2の端部側部分7bとを接合することによって、開口部11に連なるフラップ部7が形成される。
失禁パッドPは、吸収体3が配設される方の表面シート1の外側面を使用者の着衣Wに向け、糸状体4が配設される方の表面シート1の外側面を使用者の身体に向けて使用される。着衣側の表面シート1の外側面には、着衣に貼着するための両面粘着テープなどの貼着手段6が設けられる。
失禁パッドPは、表面シート1および裏面シート2の各長辺方向中央部1c,2cで折返され、表面シート1および裏面シート2の各長辺側縁辺部1a,2aを接合して、内部に収納部10が形成された袋状の形態である。表面シート1の第3領域A3と裏面シート2の第4領域A4との間に緊張状態で介在された伸縮性の有る糸状体4が、身体側部分を短辺方向に収縮させるから、着衣側である表面シート1の第1領域A1および裏面シート2の第2領域A2を、外側へ膨出するように湾曲させる。これによって、対向する裏面シート2どうしの間に空隙が形成され、開口部11が半月状に開口し、収納部10は、湾曲する内面を有する形態に保持される。また、身体側の部分は、糸状体4が短辺方向に収縮することによって襞が形成され、空気層を有する構造となる。
次に、図7,8を参照して、失禁パッドPの使用状況を説明する。はじめに使用者は、失禁パッドPを股間に配置して、陰茎を、開口部11を通じて収納部10内へ挿入する。本例の失禁パッドPは、開口部11が半月状に開口し、収納部10は湾曲する内面を有する形態に保持されているので、陰茎を収納部10内へ挿入するのが容易である。ついで使用者Mは、両面粘着テープやホットメルトなどの貼着手段6で、失禁パッドPを着衣Wに貼着させる。
失禁パッドPの収納部10は、着衣側の部分が湾曲する内面を有し、身体側の部分は糸状体4によって伸縮性が付与されている。よって、対向する裏面シート2の各内面が伸縮性を有し、挿入した陰茎の表面に弱い弾発力を与えるように接するから、使用者が運動しても脱落が生じにくく、かつ装着時の安定感が高い。
また、糸状体4が収縮することによって、失禁パッドPの幅方向の寸法が小さくなる。したがって、失禁パッドPを股間に装着した状態で、使用者が歩行する際の両脚の運動に支障を与えない。また、貼着手段6で着衣Wに貼着されるから、使用者Mが運動して姿勢や***を変化させたり振動を受けたりしても、失禁パッドPが位置ずれを起こしたり使用者の身体から脱落したりするのが防止される。さらに、フラップ部7によって、失禁パッドPの縁部が使用者Mの身体に当接するのを防止する。
使用者が、失禁パッドP内で排尿した場合、尿は液透過性を有する裏面シート2を通過して、吸収体3によって吸収される。本例では、吸収体3を湾曲させているので、尿との接触が確実である。吸収体3に、長辺方向に延びる圧縮部5を設けたので、圧縮部5が、その周囲の圧縮されない領域に比べて毛細管現象による高い吸上げ効果を発揮して、排尿を吸収体3全体に速やかに拡散させることができる。伸縮性の有る糸状体4が、身体側の部分を短辺方向に収縮させて襞を生じさせるので、排尿した際に濡れた裏面シート2が肌に密着せず、肌触り感が向上する。表面シート1の身体側表面は、多数の襞を有することによって、皮膚表面との間に空気層を形成して、放熱性、透湿性を向上させるから、衛生状態を良好に保ち、装着時の快適性が得られる。
液不透過性の表面シート1を長辺方向中央部1cで折返し、長辺側縁辺部1aを接合して、裏面シート2および吸収体3の端面を外部に露出させない構造としたから、排尿が外部へ漏出するのが防止される。表面シート1および裏面シート2がいずれも通気性を有するシート材から成るので、装着時の蒸れが防止され、不快感をなくせる。
このように、本例の失禁パッドPは、装着が容易であり、装着状態が安定であり、使用者の自由な運動を妨げることがなく、良好な装着感を使用者に与える効果を発揮する。
(その他の実施形態)
前記実施形態では、吸収体3を、失禁パッドPの着衣側に配置したが、身体側にも配置して、吸水能力を増大させてもよい。
P 失禁パッド
1 表面シート
2 裏面シート
3 吸収体
4 糸状体
5 圧縮部
6 貼着手段
7 フラップ部
8 折り返し部
9 接合部
10 収納部
11 開口部

Claims (3)

  1. 液不透過性および通気性を有するシート材から成る矩形の表面シートと、
    液透過性および通気性を有するシート材から成る矩形の裏面シートであって、前記表面シートに積重された状態で、縁辺部が前記表面シートの縁辺部に接合される裏面シートと、
    フラッフ状繊維を含み、前記表面シートの長辺方向一端部および長辺方向中央部間の第1領域と、前記第1領域に対向する、前記裏面シートの長辺方向一端部および長辺方向中央部間の第2領域との間に介在される吸収体と、
    伸縮性を有する糸状体であって、前記表面シートの長辺方向他端部および長辺方向中央部間の第3領域と、前記第3領域に対向する、前記裏面シートの長辺方向他端部および長辺方向中央部間の第4領域との間に、前記長辺方向に垂直な短辺方向に緊張された状態で介在され、短辺方向の各端部が、前記表面シートの縁辺部および前記裏面シートの縁辺部に接合される糸状体と、を含み、
    前記表面シートおよび前記裏面シートは、各長辺方向中央部で前記裏面シートが内側となるように折返され、前記表面シートの長辺側縁辺部と前記裏面シートの長辺側縁辺部とは、互いに対向する部分が接合され
    前記糸状体は、前記表面シートおよび前記裏面シートの各長辺方向中央部近傍と、前記表面シートおよび前記裏面シートの各長辺方向他端部近傍と、前記表面シートおよび前記裏面シートの長辺方向中央部と長辺方向他端部との間の中間部との、少なくとも3箇所に設けられ、これらの糸状体の収縮力によって、対向する前記裏面シート同士の間に半月状に開口した開口部を有する空隙が形成されるとともに、前記表面シートの前記第3領域および前記裏面シートの前記第4領域に襞が形成されていることを特徴とする男性用失禁パッド。
  2. 前記表面シートの第1領域と裏面シートの第2領域との間に介在される吸収体には、長辺方向に延びる圧縮部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の男性用失禁パッド。
  3. 前記表面シートには、装着時に着衣に貼着するための貼着手段が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の男性用失禁パッド。
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