JP6268820B2 - 駆動力配分制御装置 - Google Patents

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本発明は、駆動力配分制御装置に関するものである。
駆動力配分制御装置として、4輪駆動車の駆動力伝達装置の駆動力配分制御装置がある。前記駆動力配分制御装置は、クラッチ機構を備え、リレーをオンオフ制御することにより、同クラッチ機構を断接するための電磁コイルへの通電を制御している。
そして、前記駆動力配分制御装置は、リレーをオン制御した状態で、スイッチング素子(FET等)のスイッチ手段をオンオフ制御することにより、前記リレーを介して電源ラインに電気的に接続された電磁コイルを励消磁可能としている。そして、前記電磁コイルの励磁により、クラッチ機構が接続され、4輪駆動のためのトルク配分がなされる。
このような駆動力配分制御装置においては、前記電磁コイルを励磁する電流を電流検出回路部にて検出すると同時に、前記電流検出回路部に異常がないか否かを判定する、電流検出回路部の異常判定回路部を備えている。
そして、電流検出回路部の異常判定回路部により、電流検出回路部の異常を判定した場合でも、直ちにシステムを停止させるのではなく、異常確定カウンタを設け、異常確定カウンタがカウントアップした場合のみ、システムを停止させることにより、操舵フィーリングの急激な悪化を防止している(特許文献1参照)。
特開2002−178945号公報
しかし、上記方法では、電流検出回路部の異常を判定しただけで、システムが停止してしまうため、例えば、駆動力配分制御装置を有する車両で、登坂中など、4WD駆動から急に2WD駆動に切り替わるため、操舵安定性、走行安定性、及び発進性が急激に悪化する虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電流検出回路部に異常が発生した場合でも、操舵安定性、走行安定性、及び発進性を安定して継続できる駆動力配分制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、駆動源から駆動力伝達系を介して、複数の車輪へそれぞれ伝達される駆動力の割合を調節するための誘導負荷回路を制御する電流制御系をフィードバック制御する誘導負荷回路制御手段を備えた駆動力配分制御装置において、前記誘導負荷回路に流れる電流値を検出する電流検出手段と、前記電流値を取り込む電流検出回路部と、前記電流検出手段が正常であるか、異常であるかを判定する異常判定手段と、を有し、前記異常判定手段は、前記電流検出回路部から出力された電圧値と異常判定閾値とを比較し、前記電圧値が前記異常判定閾値より大きい場合には、前記電圧値と電流オフセット電圧値とを比較し、前記電圧値が前記電流オフセット電圧値以上の場合には、前記電圧値と前記電流オフセット電圧値と補正係数とに基づいて前記電流値を演算するとともに異常確定フラグをリセットし、前記電圧値が前記電流オフセット電圧値より小さい場合には、前記電流値を0に設定するとともに前記異常確定フラグをリセットし、前記電圧値が前記異常判定閾値以下の場合には、前記電流値を0に設定するとともに前記異常確定フラグをセットし、前記誘導負荷回路制御手段は、前記異常判定手段により、前記異常確定フラグがセットされている場合には、前記電流制御系を前記フィードバック制御から、オープンループ制御に切り替え、前記異常確定フラグがリセットされている場合には、前記電流制御系を前記オープンループ制御から、前記フィードバック制御に切り替えること、を要旨とする。
誘導負荷回路に流れる電流値を検出する電流検出手段と、電流検出手段が正常であるか、異常であるかを判定する異常判定手段と、誘導負荷回路制御手段は、異常判定手段により、電流検出手段が異常と判定された場合には、電流制御系をフィードバック制御から、オープンループ制御に切り替える構成とした。
従って、上記構成によれば、電流検出手段が異常と判定された場合には、電流制御系をフィードバック制御から、オープンループ制御に切り替えるので、継続して誘導負荷回路を制御できる。その結果、電流検出手段に異常が発生した場合でも、操舵安定性、走行安定性、及び発進性を安定して継続できる。
さらに、前記電流検出手段が、オープン故障になった場合には、フィードバック制御系の電流指令値と、電流検出値(ほぼ零値)の偏差が過大となることを防止できる。その結果、操舵安定性、走行安定性、及び発進性の悪化を防止することができる。
本発明によれば、電流検出回路部に異常が発生した場合でも、操舵安定性、走行安定性、及び発進性を安定して継続できる駆動力配分制御装置を提供することができる。
本実施形態における4輪駆動車の概略構成図。 本実施形態における駆動伝達装置の電気的接続を示すブロック図。 本実施形態における駆動伝達装置の制御ブロック図。 本実施形態の電流検出回路部の異常判定方法の処理手順を示すフローチャート図。 本実施形態の電流制御系の処理手順を示すフローチャート図。
以下、本発明を4輪駆動車の駆動力配分装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、4輪駆動車1は、内燃機関であるエンジン2及びトランスアクスル3を備えている。トランスアクスル3には、一対のフロントアクスル4、4及びプロペラシャフト5が連結されている。両フロントアクスル4、4にはそれぞれ前輪6、6が連結されている。プロペラシャフト5には駆動力伝達装置(トルクカップリング)7が連結されており、同トルクカップリング7にはドライブピニオンシャフト(図示略)を介してリヤディファレンシャル9が連結されている。リヤディファレンシャル9には一対のリヤアクスル10、10を介して両後輪11、11が連結されている。
エンジン2の駆動力は、トランスアクスル3及び両フロントアクスル4、4を介して両前輪6、6に伝達される。また、プロペラシャフト5とドライブピニオンシャフトとがトルクカップリング7にてトルク伝達可能に連結された場合、エンジン2の駆動力は、プロペラシャフト5、ドライブピニオンシャフト、リヤディファレンシャル9及び両リヤアクスル10、10を介して両後輪11、11に伝達される。また、エンジン2の駆動力は、発電機(図示略)を回転させ、バッテリ20(図2参照)に電力を供給している。
トルクカップリング7は、湿式多板式の電磁クラッチ機構8を備えており、同電磁クラッチ機構8は互いに摩擦係合又は離間する複数のクラッチ板(図示略)を有している。電磁クラッチ機構8に内蔵された誘導負荷回路としての電磁コイルL0(図2参照)に対して、誘導負荷回路制御手段としての駆動力配分制御装置(ECU)12が電流指令値に応じた電流を供給すると各クラッチ板は互いに摩擦係合し、後輪11にトルクの伝達が行なわれ、4WD制御になる。ECU12が電磁クラッチ機構8への電流指令値に応じた電流の供給を遮断すると、各クラッチ板は互いに離間し、後輪11におけるトルクの伝達も遮断され、前輪駆動となる(2WD制御)。
また、各クラッチ板の摩擦係合力は電磁クラッチ機構8の電磁コイルL0へ供給する電流指令値に応じた電流の量(電流の強さ)に応じて増減し、これにより後輪11への伝達トルク、即ち後輪11への拘束力(電磁クラッチ機構8の摩擦係合力)を任意に調整可能となっている。この結果、ECU12は、4WD制御又は2WD制御のいずれかを選択すると共に、4WD制御において前後輪6、11間の駆動力配分率(トルク配分率)を制御する。
次に、電磁コイルL0を制御するECU12の電気的構成を図2に従って説明する。
ECU12はCPU(図示略)、RAM(図示略)、ROM(図示略)及びI/Oインターフェース(図示略)等を備えたマイコン(誘導負荷回路制御手段)30を中心として構成されている。ROMにはECU12が実行する各種の制御プログラム、各種のデータ及び各種のマップ等が格納されている。マップは車両モデルによる実験データ及び周知の理論計算等によって予め求められたものである。RAMはROMに書き込まれた電流検出回路異常検出プログラムを始めとして制御プログラムを展開してCPUが各種の演算処理を実行するためのデータ作業領域である。
ECU12の入力側(I/Oインターフェースの入力端子)には各車輪速センサ(図示略)及びスロットル開度センサ(図示略)及びイグニッションスイッチ(IG)22がそれぞれ接続されている。ECU12の出力側(I/Oインターフェースの出力端子)にはトルクカップリング7及びエンジン制御装置(図示略)がそれぞれ接続されている。
尚、前記車輪速センサは各車輪6、11毎にそれぞれ設けられており、各車輪6、11の速度(以下、車輪速度という)を各別に検出する。スロットル開度センサは、スロットルバルブ(図示略)に接続されており、スロットルバルブの開度、即ち運転者のアクセルペダル(図示略)の踏込操作量を検出する。そして、ECU12のマイコン30は、前記各センサからの検出信号に基づいて、定常走行か否かを判定するとともに、電流指令値Ia*を演算する。
また、図2に示すようにバッテリ20には、ヒューズ21、リレー31、ノイズ除去フィルタ32のコイルL、電磁コイルL0に流れる電流検出用抵抗器(R1)36、電磁コイルL0、スイッチング素子(FET)35の直列回路が接続されている。コイルLと電流検出用抵抗器36との接続点には、一方が接地されたコンデンサCの他方が接続されている。前記コンデンサCとコイルLとにより、ノイズ除去フィルタ32が構成されている。又、電磁コイルL0の負端には、フライホイールダイオード34が接続されている。
電源スイッチとしてのIG22は、バッテリ20の電力をマイコン30に供給する。マイコン30は、IG22がオン操作されて、電力が供給されると、各種制御プログラムの処理を行う。又、上記電流検出用抵抗器36の両端は電流検出器(電流検出手段)37に入力され、電流検出器37の出力はマイコン30のA/Dポート30aに接続され、電磁コイルL0に流れる電流検出値Iaを検出可能としている。
又、マイコン30のPWMポート30bは駆動回路部38と接続されている。駆動回路部38は前記電流指令値Ia*に応じて、電磁クラッチ機構8の電磁コイルL0へ供給する電流の量を制御すべく、PWMポート30bより出力されてくるPWM信号により、FET35をオンオフ制御(PWM制御)する。この結果、電磁クラッチ機構8の電磁コイルL0へ供給する電流指令値Ia*に応じた電流の量が制御されることにより、前輪側と後輪側との駆動力配分が可変制御される。
次に、マイコン30の制御構成について、図3に基づいて説明する。同図に示すように、ECU12は、電磁コイル制御信号を出力するマイコン30と、その電磁コイル制御信号に基づいて、トルクカップリング7の駆動源である電磁コイルL0に駆動電力を供給する駆動回路部38とを備えている。更に、ECU12は、電磁コイルL0を流れる電流検出値Iaを検出する電流検出器37を備えている。
詳述すると、本実施形態のマイコン30は、電磁コイルL0に与えるべき電流指令値Ia*を演算する電流指令値生成部40と、フィードバック制御系と、オープンループ制御系を切り替える制御系切替部41を備えている。制御系切替部41は、電流検出回路部の異常判定回路部(異常判定手段)46(後述する)から出力される、電流検出回路部異常確定フラグFLG(後述する)の状態によって、制御系が切り替えられる。
即ち、電流検出回路部異常確定フラグFLGがリセット状態なら、制御系切替部41の制御系切替部接点、41aと41cが接続されて、フィードバック制御系が選択される。一方、電流検出回路部異常確定フラグFLGがセット状態なら、制御系切替部41の制御系切替部接点、41bと41cが接続されて、オープンループ制御系が選択される。
そして、フィードバック制御系は、減算器50とPID制御部(比例、積分、微分)42と、電圧指令切替部43で構成されている。一方、オープンループ制御系は、電磁コイルモデル部44で構成されている。電磁コイルモデル部44は、Lms+Rmであらわされ、Lmは電磁コイルインダクタンス、Rmは電磁コイル抵抗である。
そして、電圧指令切替部43は、電流検出回路部異常確定フラグFLGがリセット状態なら、電圧指令切替部43の電圧指令切替部接点43aと43cが接続されて、フィードバック制御系が選択される。一方、電流検出回路部異常確定フラグFLGがセット状態なら、電圧指令切替部43の電圧指令切替部接点43bと43cが接続されて、オープンループ制御系が選択される。
そして、本実施形態のECU12は、このようにフィードバック制御系、または、オープンループ制御系から生成された電磁コイル制御信号を、マイコン30が駆動回路部38に出力し、駆動回路部38がその電磁コイル制御信号に基づく駆動力を、電磁コイルL0に供給することにより、電磁クラッチ機構8の作動を制御し、これにより、トルクカップリング7の結合力を制御する構成となっている。
更に、本実施形態のマイコン30は、電流検出器37から入力した電流検出値Iaをマイコン30に取り込む電流検出回路部45を有している。更に、本実施形態のマイコン30は、電流検出回路部45から出力された電流検出回路A/D入力電圧値Vinが正常か、異常かを判定する電流検出回路部の異常判定回路部(異常判定手段)46を有している。電流検出回路部の異常判定回路部46は、電流オフセット電圧値Voffを、電流オフセット電圧値記憶部47から、電流検出回路部の異常判定閾値Vabを電流検出回路部の異常判定閾値記憶部48から、電流検出電圧値補正係数αを電流検出電圧値補正係数α記憶部49から読み出して、電流検出回路部45の異常判定を行う。
更に、電流検出回路部の異常判定回路部46は、電流検出回路部の異常判定閾値Vab、及び電流オフセット電圧値Voffに基づいて、電流検出回路部異常確定フラグFLGのセット、リセットを行う。そして、電流検出回路部異常確定フラグFLGを制御系切替部41、及び電圧指令切替部43に出力し、最適な制御系を構成する。
また、電流検出回路部の異常判定回路部46は、電流検出回路部の異常判定閾値Vab、及び電流オフセット電圧値Voffに基づいて、電流検出値Iaを演算する。そして、電流検出回路部の異常判定回路部46で演算された電流検出値Iaは、減算器50に入力され、フィードバック制御系を構成する。
次に、本実施形態の電流検出回路部の異常判定方法の処理手順を、図4のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
まず、マイコン30は、電流検出回路A/D入力電圧値Vinを読み込む(ステップS101)。次に、マイコン30は、電流オフセット電圧値Voffを読み込む(ステップS102)。次に、マイコン30は、電流検出回路部の異常判定閾値Vabを読み込む(ステップS103)。次に、マイコン30は、電流検出電圧値補正係数αを読み込む(ステップS104)。
次に、マイコン30は、電流検出回路A/D入力電圧値Vinが電流検出回路部の異常判定閾値Vab以下か否かを判定する(ステップS105)。そして、マイコン30は、電流検出回路A/D入力電圧値Vinが電流検出回路部の異常判定閾値Vabより大きい場合(ステップS105:NO)には、電流検出回路A/D入力電圧値Vinが電流オフセット電圧値Voff以上か否かを判定する(ステップS106)。
そして、マイコン30は、電流検出回路A/D入力電圧値Vinが電流オフセット電圧値Voff以上の場合(ステップS106:YES)には、電流検出値Iaを演算(Ia←(Vin−Voff)*α:ステップS107)する。更に、マイコン30は、電流検出回路部異常確定フラグFLGをリセット(FLG←「0」:ステップS108)し、処理を終える。
一方、マイコン30は、電流検出回路A/D入力電圧値Vinが電流オフセット電圧値Voffより小さい場合(ステップS106:NO)には、電流検出値Iaを演算(Ia←0:ステップS109)する。更に、マイコン30は、電流検出回路部異常確定フラグFLGをリセット(FLG←「0」:ステップS108)し、処理を終える。
更に、マイコン30は、電流検出回路A/D入力電圧値Vinが電流検出回路部の異常判定閾値Vab以下の場合(ステップS105:YES)には、電流検出値Iaを演算(Ia←0:ステップS110)する。更に、マイコン30は、電流検出回路部異常確定フラグFLGをセット(FLG←「1」:ステップS111)し、処理を終える。
次に、本実施形態の電流制御系の処理手順を、図5のフローチャートに基づいて説明する。
マイコン30は、電流検出回路部異常確定フラグFLGがセットされているか否かを判定する(ステップS201)。そして、マイコン30は、電流検出回路部異常確定フラグFLGがセットされている場合(ステップS201:YES)には、電流検出回路部の異常が確定したと判断して、電流検出回路部を使用しないオープンループ制御を実行(ステップS202)し、処理を終わる。一方、マイコン30は、電流検出回路部異常確定フラグFLGがセットされていない場合(ステップS201:NO)には、電流検出回路部が正常であると判定して、電流検出回路部を使用するフィードバック制御を実行(ステップS203)し、処理を終わる。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
誘導負荷回路に流れる電流値を検出する電流検出回路部と、電流検出回路部が正常であるか、異常であるかを判定する電流検出回路部の異常判定回路部を有する構成とした。そして、電流検出回路部の異常判定回路部により、電流検出回路部が異常と判定された場合には、誘導負荷回路電流制御系をフィードバック制御から、オープンループ制御に切り替える。
上記構成によれば、電流検出回路部が異常と判定された場合には、誘導負荷回路電流制御系をフィードバック制御から、オープンループ制御に切り替えるので、継続して誘導負荷回路を制御できる。その結果、電流検出回路部に異常が発生した場合でも、操舵安定性、走行安定性、及び発進性を安定して継続できる。
尚、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を、前輪を主駆動輪とする車両の駆動力配分装置に具体化
したが、後輪を主駆動輪とする車両の駆動力配分装置に具体化してもよい。
・本実施形態では、本発明を、駆動力配分装置に具体化したが、他の装置、例えば電動パワーステアリング装置に具体化してもよい。
1:4輪駆動車、2:エンジン、3:トランスアクスル、4:フロントアクスル、
5:プロペラシャフト、6:前輪、7:駆動力伝達装置(トルクカップリング)、8:電磁クラッチ機構、9:リヤディファレンシャル、10:リヤアクスル、
11:後輪、12:駆動力配分制御装置(ECU)、
20:バッテリ、21:ヒューズ、22:イグニッションスイッチ(IG)、
30:マイコン(誘導負荷回路制御手段)、
30a:A/Dポート、30b:PWMポート、
31:リレー、32:ノイズ除去フィルタ、
34:フライホイールダイオード、35:スイッチング素子(FET等)、
36:電流検出用抵抗器(R1)、37:電流検出器(電流検出手段)、
38:駆動回路部、40:電流指令値生成部、41:制御系切替部、
41a、41b、41c:制御系切替部接点、42:PID制御部、
43:電圧指令切替部、43a、43b、43c:電圧指令切替部接点、
44:電磁コイルモデル部、45:電流検出回路部、
46:電流検出回路部の異常判定回路部(異常判定手段)、
47:電流オフセット電圧値Voff記憶部(メモリ)、
48:電流検出回路部の異常判定閾値Vab記憶部(メモリ)、
49:電流検出電圧値補正係数α記憶部(メモリ)、50:減算器、
L0:電磁コイル、
Ia*:電流指令値、Ia:電流検出値、
Vin:電流検出回路A/D入力電圧値、Voff:電流オフセット電圧値、
Vab:電流検出回路部の異常判定閾値、α:電流検出電圧値補正係数、
Lm:電磁コイルインダクタンス、Rm:電磁コイル抵抗、
FLG:電流検出回路部異常確定フラグ(制御系切替用)

Claims (1)

  1. 駆動源から駆動力伝達系を介して、複数の車輪へそれぞれ伝達される駆動力の割合を調節するための誘導負荷回路を制御する電流制御系をフィードバック制御する誘導負荷回路制御手段を備えた駆動力配分制御装置において、
    前記誘導負荷回路に流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流値を取り込む電流検出回路部と、
    前記電流検出手段が正常であるか、異常であるかを判定する異常判定手段と、を有し、
    前記異常判定手段は、前記電流検出回路部から出力された電圧値と異常判定閾値とを比較し、前記電圧値が前記異常判定閾値より大きい場合には、前記電圧値と電流オフセット電圧値とを比較し、前記電圧値が前記電流オフセット電圧値以上の場合には、前記電圧値と前記電流オフセット電圧値と補正係数とに基づいて前記電流値を演算するとともに異常確定フラグをリセットし、前記電圧値が前記電流オフセット電圧値より小さい場合には、前記電流値を0に設定するとともに前記異常確定フラグをリセットし、前記電圧値が前記異常判定閾値以下の場合には、前記電流値を0に設定するとともに前記異常確定フラグをセットし、
    前記誘導負荷回路制御手段は、前記異常判定手段により、前記異常確定フラグがセットされている場合には、前記電流制御系を前記フィードバック制御から、オープンループ制御に切り替え、前記異常確定フラグがリセットされている場合には、前記電流制御系を前記オープンループ制御から、前記フィードバック制御に切り替えること、
    を特徴とする駆動力配分制御装置。
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