JP6268340B1 - 浴槽用車椅子 - Google Patents

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車椅子用のスロープ施設のある病院、介護施設、ホテルやレジャー施設のプール、温泉宿の大浴場に使用される合成樹脂製の浴槽用車椅子の提供を図る。【課題】本発明は、一体成型される合成樹脂製のパーツで構成される組み立て式の浴槽用車椅子であって、該浴槽用車椅子は、背面部と座面部と足掛け部とからなる椅子体と、フロート体と、走行車輪と、から成り、椅子体の背面部の上方中央には枕状の第一のフロート体を備えると共に、該上方両側には手押し用の把持部を備え、座面部の上方両側には高さ調節機能を備える肘掛け状の第二のフロート体を備えると共に、両側側方には円周外縁に取っ手レールを形成する走行車輪を備え、足掛け部の下方端には足置きステップを形成すると共に、下方両側には走行補助車輪を備えた手段を採る。【選択図】図1

Description

本発明は、車椅子用のスロープ施設のある病院、介護施設、ホテルやレジャー施設のプール、温泉宿の大浴場に使用される合成樹脂製の浴槽用車椅子に関する。
従来における介護を必要とする要介護者の入浴方法としては、リフト装置や油圧装置を作動させて要介護者の身体を持ち上げたり移動したりする方法が主に用いられ、それらは介護者が付き添った状態で手助けしたり操作したりして入浴の手助けを行っている。しかしながらそれらの装置の操作作業は介助者にとっては熟練された操作技術と細かな配慮を必要とする一方、要介護者にとっても自分自身が機械によって持ち上げられて移動させられる心理的負担は、万一の危険に対して強い不安感を抱くものであった。
また、寝たきりの老人を安全に入浴させる方法としては、不自由な身体をベルトやアームなどの補助装置で移動させる吊り下げ式の移動装置などが提供されているが、その装置自体が大型且つ高価であると共に、吊り下げ式の移動装置が稼働できるスペースを確保するために浴室自体をリフォームしなければならないといった問題があるものであった。
従来より、係る問題点を解決しようとする介護装置ならびに車椅子の提案がなされている。例えば、寝たきりの老人などの首の安定が悪くなった要介護者を1人の介添えで安全に入浴させることができる安価でかつ取扱いが容易で、浴室の改造などを必要としない簡便な要介護者用の「入浴補助装置」(特許文献−1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「入浴補助装置」の提案は、寝たきり老人などの介護を要する入浴者の首下に配して首受け浮き装置と、入浴者の後方で固定する固着装置とからなり、首受け浮き装置は顎下で首を嵌合させるU字型形状に形成された空気浮きを肌触りを考慮した布製の袋で覆って形成してある。固定装置は、入浴者(要介護者)の後方に配して設置するものであり、浴槽の内面に配置させる吸着性滑り止めマットと、連結材とからなり、連結材によって要介護者の顎下に配した首受け浮き装置と長さ調整自在に連結されて成る補助装置の提案であって、該提案は、入浴補助装置自体を入浴中の寝たきり老人などの介護を要する入浴者の首下に配置することで安全に入浴させることができるが、入浴前後の寝たきり老人の移動作業ができないという問題や、入浴中における入浴者の自力によるリハビリ運動ができないといった問題点があるものであった。
また、車椅子を使用する人が、車椅子のままで、容易に用意でき、かつ出来るだけ入浴し易い「車椅子用浴槽」(特許文献−2)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「車椅子用浴槽」の提案は、四角形状の底板を設け、当該底板を中心として当該底板及びその周囲を被うように防水シートを広げ、当該底板上の、シートを広げた上に車椅子を載せ、当該シートの四隅を持ち上げ、上記底板の四方の端縁であって、当該四隅を持ち上げた状態のシートの周囲の四方に側板を立設して上記底板と一体な外枠を組立て自在に形成し、当該外枠の上部に設けた係止部に上記シートの端縁を係止して当該シートを吊り下げ、当該端縁を吊り下げたシートによって形成された当該シート上の空間内に湯を入れて車椅子のまま入浴出来る浴槽の提案であって、該提案は、既存の車椅子を乗り入れることができる単なる浴槽の提案であることから、車椅子の構造がお湯に浸かることができる仕様を備えているものではなく、車椅子の浸水時における作動不良、安全性、錆、メンテナス管理などの点において多くの問題点があるものであった。
また、老人等身体活動に障害があり通常の入浴が困難な場合に、浴槽へ入れる為の既成の機械的手段や行為がもたらす介助者の重労働と配慮神経の苦痛、及び障害者が受ける恐怖感を解消し、施設等での省力化及び能率向上を計って入浴環境を改善すると共に、在宅入浴においても現在の困難な状態を改善することができる「チェアーバス」(特許文献−3)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「チェアーバス」の提案は、移動可能とし得る台車の上にバスタブを支軸で回転自在に支持し、バスタブ上面が水平及び前倒角度約45°程度の角度範囲において固定し得る機構を備え、更に前倒時には座席がそのまま前方に引き出される様に構成された案内溝或いはガイドレールをバスタブの内側に設けたチェアーバスの提案であって、該提案は、日頃使用している車椅における仕様ではなく、浴槽入浴仕様専門のチェアーバスの提案であることから、導入価格のコスト負担や、病院、介護施設、ホテルやレジャー施設のプール、温泉宿の大浴場に使用されることができる適切な構造を有しているものではなく、保管や移動手段において専用のスペースや手間のかかる輸送手段を必要とするといった問題があるものであった。
本出願人は、上記における浴槽用車椅子の構造ならびに入浴手段に着目し、要介護者が入浴用としてやリハビリ運動用として、入浴自体を楽しむことができる車椅子の提供ができないものかという着想の下、車椅子用のスロープ施設のある病院、介護施設、ホテルやレジャー施設のプール、温泉宿の大浴場に使用される合成樹脂製の浴槽用車椅子を開発し、本発明における「浴槽用車椅子」の提案に至るものである。
特開平8−150094号公報 特開2006−297048号公報 特開平6−209976号公報
本発明は上記問題点を鑑み、車椅子用のスロープ施設のある病院、介護施設、ホテルやレジャー施設のプール、温泉宿の大浴場に使用される合成樹脂製の浴槽用車椅子の提供を図ることを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明における浴槽用車椅子は、一体成型される合成樹脂製のパーツで構成される組み立て式の浴槽用車椅子であって、前記浴槽用車椅子は、背面部と座面部と足掛け部とからなる椅子体と、フロート体と、走行車輪と、から成り、前記椅子体の背面部の上方中央には枕状の第一のフロート体を備えると共に、該上方両側には手押し用の把持部を備え、前記座面部の上方両側には高さ調節機能を備える肘掛け状の第二のフロート体を備えると共に、両側側方には円周外縁に取っ手レールを形成する走行車輪を備え、前記足掛け部の下方端には足置きステップを形成すると共に、下方両側には走行補助車輪を備え、前記浴槽用車椅子が合成樹脂製のパーツで構成されることによって、室内外と浴槽内においての使用を可能とすると共に、前記第一のフロート体と前記第二のフロート体とが、上面視において三角状に配置されて水面上に浮上する構造によって、前記浴槽用車椅子が浴槽内で転覆しない安定的な姿勢が保たれる手段を採る。
また、本発明における浴槽用車椅子は、前記椅子体の背面部と、座面部と、足掛け部と、がリンク機構ならびにストッパー機構を介して回動・係止自在に連結されて成る手段を採る。
また、本発明における浴槽用車椅子は、前記走行車輪ならびに走行補助車輪の外周部に、所用の厚みを有する溝付きの弾性帯を周設して成る手段を採る。
また、本発明における浴槽用車椅子は、前記椅子体の上面に、周縁に複数の取っ手部を備える柔軟性且つ弾力性を有する矩形のシート担架を敷設して成る手段を採る。
本発明の浴槽用車椅子によれば、浴槽用車椅子が合成樹脂製のパーツで構成されることによって、室内外と浴槽内においての使用を可能とすると共に、第一のフロート体と第二のフロート体とが、上面視において三角状に配置されて水面上に浮上する構造によって、浴槽用車椅子が浴槽内で転覆しない安定的な姿勢で保たれるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の浴槽用車椅子によれば、浴槽用車椅子自体が、一体成型される合成樹脂製のパーツで構成され、さらに連結するビスなどが機械的な金属部品を使用していないことによって、製造単価が安価であると共に軽量、単純構造であることによって、移動ならびに持ち運びが容易であるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の浴槽用車椅子によれば、浴槽用車椅子に走行車輪ならびに走行補助車輪が設けられていることによって、室内外及び浴槽内での移動が容易であると共に、要介護者が自力で浴槽内を自由に動き回れることからリハビリ効果が同時に得られるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の浴槽用車椅子によれば、合成樹脂部材によって一体成型されていることによって、車椅子自体が、錆びることなくメンテナス管理が容易であるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の浴槽用車椅子によれば、椅子体の背面部と、座面部と、足掛け部と、がリンク機構ならびにストッパー機構を介して回動・係止自在に連結されて成る手段を採ることによって、浴槽内において、要介護者がリクライニング姿勢で入浴できると共に、収納における収納スペースが折り畳まれることによって極めて省スペースで格納することができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の浴槽用車椅子によれば、走行車輪ならびに走行補助車輪の外周部に、所用の厚みを有する溝付きの弾性帯を周設して成る手段を採ることによって、室内外及び浴槽内の移動時による滑り防止と衝撃を回避するクッション性が得られるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の浴槽用車椅子によれば、椅子体の上面に、周縁に複数の取っ手部を備える柔軟性且つ弾力性を有する矩形のシート担架を敷設して成る手段を採ることによって、要介護者のベッドから浴槽用車椅子への移動が容易であると共に、浴槽用車椅子からベッドへの移動も容易であるといった優れた効果を奏する。
本発明の浴槽用車椅子における実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明の浴槽用車椅子における使用状態を示す説明図である。 本発明の浴槽用車椅子におけるその他の実施形態を示す説明図である。(実施例2) 本発明の浴槽用車椅子におけるその他の実施形態を示す説明図である。(実施例3) 本発明の浴槽用車椅子におけるその他の実施形態を示す説明図である。(実施例4)
本発明における浴槽用車椅子10は、一体成型される合成樹脂製のパーツで構成される組み立て式の浴槽用車椅子10であって、該浴槽用車椅子10は、背面部21と座面部22と足掛け部23とからなる椅子体20と、フロート体(24、25)と、走行車輪(27、29)と、から成り、椅子体20の背面部21の上方中央には枕状の第一のフロート体24を備えると共に、該上方両側には手押し用の把持部26を備え、座面部22の上方両側には高さ調節機能25aを備える肘掛け状の第二のフロート体25を備えると共に、両側側方には円周外縁に取っ手レール28を形成する走行車輪27を備え、足掛け部23の下方端には足置きステップ23aを形成すると共に、下方両側には走行補助車輪29を備え、浴槽用車椅子10が合成樹脂製のパーツで構成されることによって、室内外と浴槽B内においての使用を可能とすると共に、第一のフロート体24と第二のフロート体25とが、上面視において三角状に配置されて水面S上に浮上する構造によって、浴槽用車椅子10が浴槽B内で転覆しない安定的な姿勢が保たれる手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明の浴槽用車椅子10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明の浴槽用車椅子における実施形態を示す説明図である。
図1(a)は本発明の浴槽用車椅子10における実施形態を示す分解斜視図である。
図1(b)は本発明の浴槽用車椅子10における実施形態を示す全体斜視図である。
本発明の浴槽用車椅子10は、背面部21と座面部22と足掛け部23とからなる
椅子体20と、フロート体(24、25)と、走行車輪(27、29)と、から成り、該椅子体20の背面部21の上方中央には枕状の第一のフロート体24を備えると共に、該上方両側には手押し用の把持部26を備え、座面部22の上方両側には高さ調節機能25aを備える肘掛け状の第二のフロート体25を備えると共に、両側側方には円周外縁に取っ手レール28を形成する走行車輪27を備え、足掛け部23の下方端には折り畳み収納式の足置きステップ23aを形成すると共に、下方両側には走行補助車輪29を備えて形成される。
椅子体20は、一体成型される合成樹脂製のパーツで構成される組み立て式の背面部21と座面部22と足掛け部23とで構成され、要介護者の身体を支える椅子状に形成される。また、浮力軽減、水切りならびに構造強化構造として、リブや抜き穴を設けている。
第一のフロート体24は、椅子体20の背面部21の上方中央に着脱自在に連結され、要介護者の頭部と首部を枕状に支持する形状に成型される。また、フロート体部材は、エアー、発泡スチロール等を始めとする比重が水よりも軽い浮遊性物質で形成される。
第二のフロート体25は、椅子体20の座面部22の上方両側に高さ調整機能25aを備えて着脱自在に連結され、要介護者の両腕の肘部を肘掛け状に支持する形状に成型される。また、フロート体部材は、エアー、発泡スチロール等を始めとする比重が水よりも軽い浮遊性物質で形成される。尚、第一のフロート体24と第二のフロート体25とが要介護者の身体を挟んで上面視において三角状に配置されることから、車椅子が前後左右に沈み込むことなく水面S上に安定的に浮いている状態を維持することができる。
高さ調整機能25aは、第一のフロート体24ならびに第二のフロート体25の下方に突出する連結突起25bが椅子体20の面部21と座面部22に設けられる連結穴22aに嵌入して連結固定されると共に、該連結穴22aに連結突起25bの外周状に設けられている凹凸状の係止突起25cを任意の寸法を以て押し込むことによって第一のフロート体24ならびに第二のフロート体25の高さ調整がなされる構造で形成される。
把持部26は、椅子体20の背面部21の上方両側に一体成型されて設けられるもので、室内外、浴槽B内において介護者の移動用手押し手段として形成される。
走行車輪27は、組み立てならびに回動可能な形状に形成され、さらに座面部22の両側側方に円周外縁に取っ手レール28を形成して要介護者が自力で操作して走行可能な形状に成型される。また、浮力軽減、水切りならびに構造強化構造として、リブや抜き穴を設けている。
走行補助車輪29は、足掛け部23の下方両側に組み立てならびに回動可能な形状に形成され、室内外及び浴槽B内での車椅子の走行を安定的に補助する役目を果たす。
以上で構成される本発明の浴槽用車椅子10は、浴槽用車椅子10が合成樹脂製のパーツで構成されることによって、室内外と浴槽B内においての使用を可能とすると共に、第一のフロート体24と第二のフロート体25とが、上面視において三角状に配置されて水面S上に浮上する構造によって、浴槽用車椅子10が浴槽B内で転覆しない安定的な姿勢が保たれる安全構造で形成される。また、浴槽用車椅子10自体が、一体成型される合成樹脂製のパーツで構成され、さらに連結するビスなどが機械的な金属部品を使用していないことによって、製造単価が安価であると共に、軽量、単純構造であることによって、移動ならびに持ち運びが容易となる。さらに浴槽用車椅子10に走行車輪27ならびに走行補助車輪29が設けられていることによって、室内外及び浴槽B内での移動が容易であると共に、浴槽B内でのリハビリ効果が得られる上、合成樹脂部材によって一体成型されていることによって、車椅子自体が、錆びることなくメンテナスが容易な浴槽用車椅子10の提供を可能にする。
図2は、本発明の浴槽用車椅子における使用状態を示す説明図である。
図2(a)は通常の使用状態を示す説明図である。
本発明の浴槽用車椅子10が使用される浴槽B内の水面S深さは、第一のフロート体24と第二のフロート体25が水面Sの上方に位置する状態で使用される。
図2(b)は浴槽用車椅子10が後方に傾いた状態を示す説明図である。
本発明の浴槽用車椅子10が何らかの要因で後方に傾いた場合、第一のフロート体24が要介護者の頭部の潜み込み事故を防ぐと共に、第二のフロート体25が要介護者の身体を挟んで配置されていることによって、車椅子の左右の転覆事故を防ぐことができる。
以上で構成される本発明の浴槽用車椅子10は、椅子体20の背面部21と座面部22に設けられる第一のフロート体24と第二のフロート体25が、水面S上に要介護者の身体を挟んで上面視において三角状に配置されると共に、要介護者の重心位置が第一のフロート体24と第二のフロート体25より低い位置に座着されることによって、浴槽B内で車椅子自体が転覆することがないと共に、浴槽B内の車椅子の自力走行が可能な浴槽用車椅子10の提供を可能にする。
図3は、本発明の浴槽用車椅子におけるその他の実施形態を示す説明図である。
図3(a)は本発明の浴槽用車椅子10における実施形態を示す分解斜視図である。
本発明の浴槽用車椅子10は、椅子体20の背面部21と、座面部22と、足掛け部23と、がリンク機構30ならびにストッパー機構31を介して回動・係止自在に連結されて成る手段を採ることができる。
リンク機構30は、合成樹脂成型加工による凹凸構造によって回動可能に形成されるものであって、その手段は特に限定されない。本発明の浴槽用車椅子10の回動手段としては、凹凸勘合式による嵌め合い構造によって形成される。
ストッパー機構31は、合成樹脂成型加工による凹凸構造によって係止可能に形成されるものであって、その手段は特に限定されない。本発明の浴槽用車椅子10の係止手段としては、凹凸ボッチ式による落とし込み構造によって形成される。
図3(b)は本発明の浴槽用車椅子10における実施形態を示す使用状態図である。
本発明の浴槽用車椅子10は、椅子体20の背面部21と、座面部22と、足掛け部23がリンク機構30とストッパー機構31によって回動自在に連結・係止される構造であることによって、入浴時において、リクライニング姿勢で入浴できると共に、収納における収納スペースが折り畳まれることによって極めて省スペースで格納できる浴槽用車椅子10の提供を可能にする。
図4は、本発明の浴槽用車椅子におけるその他の実施形態を示す説明図である。
本発明の浴槽用車椅子10は、走行車輪27ならびに走行補助車輪29の外周部に、所用の厚みを有する弾性帯32を周設して成る手段を採ることができる。
弾性帯32は、走行車輪27ならびに走行補助車輪29の外周部に、所用の厚みを有して周設されるもので、例えば、ゴムや弾性を有する合成樹脂帯を使用し、表面に滑り止め加工を施した溝付きのリング状帯体で形成される。
以上で構成される本発明の浴槽用車椅子10は、室内外及び浴槽B内の移動時による衝撃を吸収するクッション性が得られる浴槽用車椅子10の提供を可能にする。
図5は、本発明の浴槽用車椅子におけるその他の実施形態を示す説明図である。
本発明の浴槽用車椅子10は、椅子体20の上面に、周縁に複数の取っ手部34を備える柔軟性且つ弾力性を有する矩形のシート担架33を敷設して成る手段を採ることができる。
シート担架33は、柔軟性且つ弾力性を有する矩形のシートで形成され、周縁に複数の取っ手部34が備えられる。
以上で構成される本発明の浴槽用車椅子10は、椅子体20の上面に、周縁に複数の取っ手部34を備える柔軟性且つ弾力性を有する矩形のシート担架33を敷設して成る手段を採ることによって、要介護者のベッドから浴槽用車椅子10への移動を容易にする共に、浴槽用車椅子10からベッドへの移動も容易にできる浴槽用車椅子10の提供を可能にする。
本発明の浴槽用車椅子は、車椅子用のスロープ施設のある病院、介護施設、ホテルやレジャー施設のプール、温泉宿の大浴場などにおいて、要介護者における娯楽とリハビリ運動と入浴を同時に果たすことができることから、本発明の「浴槽用車椅子」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 浴槽用車椅子
20 椅子体
21 背面部
22 座面部
22a 連結穴
23 足掛け部
23a 足置きステップ
24 第一のフロート体
25 第二のフロート体
25a 高さ調節機能
25b 連結突起
25c 係止突起
26 把持部
27 走行車輪
28 取っ手レール
29 走行補助車輪
30 リンク機構
31 ストッパー機構
32 弾性帯
33 シート担架
34 取っ手部
B 浴槽
S 水面

Claims (4)

  1. 一体成型される合成樹脂製のパーツで構成される組み立て式の浴槽用車椅子であって、
    前記浴槽用車椅子は、背面部と座面部と足掛け部とからなる椅子体と、フロート体と、走行車輪と、から成り、
    前記椅子体の背面部の上方中央には枕状の第一のフロート体を備えると共に、該上方両側には手押し用の把持部を備え、
    前記座面部の上方両側には高さ調節機能を備える肘掛け状の第二のフロート体を備えると共に、両側側方には円周外縁に取っ手レールを形成する走行車輪を備え、
    前記足掛け部の下方端には足置きステップを形成すると共に、下方両側には走行補助車輪を備え、
    前記浴槽用車椅子が合成樹脂製のパーツで構成されることによって、室内外と浴槽内においての使用を可能とすると共に、前記第一のフロート体と前記第二のフロート体とが、上面視において三角状に配置されて水面上に浮上する構造によって、前記浴槽用車椅子が浴槽内で転覆しない安定的な姿勢が保たれることを特徴とする浴槽用車椅子。
  2. 前記椅子体の背面部と、座面部と、足掛けと、がリンク機構ならびにストッパー機構を介して回動・係止自在に連結されて成ることを特徴とする請求項1記載の浴槽用車椅子。
  3. 前記走行車輪ならびに走行補助車輪の外周部に、所用の厚みを有する溝付きの弾性帯を周設して成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の浴槽用車椅子。
  4. 前記椅子体の上面に、周縁に複数の取っ手部を備える柔軟性且つ弾力性を有する矩形のシート担架を敷設して成ることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか記載の浴槽用車椅子。
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