JP2004105396A - サドルつき歩行器 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の歩行器を改善して、足腰の不自由度の大きい人でも、より安全に、より少ない負担で、より長時間、長距離の利用ができるよう、また食堂、トイレへの往復により安全に、容易に利用できるようにする。
【解決手段】従来の歩行器に適切な支持法でサドル(4)を取り付け、また低い位置に車停止機構つきの手摺(6)をつけることにより、より安全により小さい負担で、立ち上がり、腰掛け、また移動できるようにする。これにより、足腰の不自由度の高い人の歩行器利用の可能性を高め、より長時間の訓練、散歩を可能にし、また日々の生活での必需品として利用率を高めることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】従来の歩行器に適切な支持法でサドル(4)を取り付け、また低い位置に車停止機構つきの手摺(6)をつけることにより、より安全により小さい負担で、立ち上がり、腰掛け、また移動できるようにする。これにより、足腰の不自由度の高い人の歩行器利用の可能性を高め、より長時間の訓練、散歩を可能にし、また日々の生活での必需品として利用率を高めることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
足腰の不自由度の大きい人が一人で楽に安全にトイレに行き用を足すことを可能にし、長時間の歩行や歩行中の休息を可能にする歩行器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
歩行器を用いると、足腰の不自由な人が腰掛けている状態から立ち上がって前向きのまま歩行開始でき、また後ろ向きに接近して後ろ向きのまま腰掛けることができる点で、車椅子に較べて大変優れている。しかし従来の歩行器では、歩行中の体を支えるのは肘パッドに置かれた両腕だけであり、足腰と共に疲れてきたとき腰掛けて休む場所を探さなければならない。また足腰の不自由度の大きい人の利用は一般に困難で、車椅子に頼る必要があった。さらに従来の歩行器には車を止める機能がないので、立ち上がったり座ったりする際の安全面に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
足腰の不自由度の大きい身障者でも、トイレ、食堂等への往復が一人で容易に安全にでき、また疲労少なく長時間の散歩もできるような歩行器の開発。そこには、歩行器をリハビリ訓練の道具として捉えず、日常の生活を楽に容易にするための道具として考えるという発想の転換がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
身障者の日常の生活を容易にする道具としての歩行器の機能を充実させるために、次のような改善策を考案した。従来の歩行器では肘パッド上に置いた腕で体を支えていたが、適切な位置にサドルを付加することにより体の重さの大半をサドルで支えることができ、疲労が少なくなり長時間の散歩を可能にする。サドルの取り付け位置、方向は調整できるようにし、支持方法にも工夫を加える。立った姿勢だけでなくサドルに腰掛けるように騎乗する姿勢がとれるよう、サドルを含めて歩行器全体の高さを低くし、容易に乗り降りできるようにすることも場合によっては必要であろう。またベッド等に腰掛けた状態からより安全に楽に立ち上がったり腰を下ろしたりすることができるよう、肘パッドより低い50〜60cmの高さの左右両側に手摺を設け、この手摺に上から力を加えると、上下可動脚が床を圧接して歩行器を完全に停止させる機能を持たせる。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1はサドルつき歩行器の鳥瞰図である。サドルは種々の形のものが交換できるようにし、取り付け位置、高さを変えることのできる支持方法をとる。サドルを使用しない場合には、邪魔にならない方向に回すこともできるようにするとさらによい。
【0006】
腰掛けた姿勢から立ち上がったり腰を下ろしたりする際、肘パッドより低い位置に体重を支える手摺が両側にあると便利である。この手摺は例えば便座に腰掛けた臀部の位置を修正する際にも利用できる。
【0007】
しかし中腰の状態で車が動くと極めて危険である。このため手摺を押えると、可動脚が床を突いて車が動かないようにする機能をもたせる。
【0008】
歩行器の利用目的を散歩、リハビリから外し、食堂あるいはトイレへの往復に利用することを目的とする場合には、肘パッドの高さをテーブル下面よりも低くし、同時にサドル高さも低くした歩行器が便利である。この場合歩行中の全体重はサドルに預ける。車停止機能は肘パッドの一部に持たせるとよい。
【実施例】
【0009】
サドルの形は使用の目的、使用者の好みによって選択使用できるようにする。細いサドルを用いれば殆どサドルを意識せずに歩行訓練することができ、広いサドルを使えば長時間の歩行が可能となる。
【0010】
サドルの位置、高さ等についても必要に応じて調整できるようにする。サドルは、完全に固定支持するよりも、弾力性を持たせて支持し、歩行の度に前後左右にまた方向が変化できるものの方が股ずれ等を起し難い。具体的には種々の方法が考えられるのでここでは支持方法の特定はしない。
【0011】
立ち上がる際あるいは腰掛ける際に利用する手摺を新たに設けると、歩行器全体が重い感じになる。ここでは折りたたみ用のパイプを手摺として共用する例を示した。
【発明の効果】
【0012】
最も大きい効果は、トイレヘ行くのに介助を必要としていた病人、身障者が、サドルつき歩行器を用いて自分で用を足すことができるようになる場合に現れる。
【0013】
サドルつき歩行器は、歩行困難な病人が食堂、トイレに行くことを安全容易にし、車椅子を利用する場合より転倒事故等を大幅に減らすことが出来る。
【0014】
サドルをつけることにより、体重を一部又は全部サドルに預けることができ、疲労を軽減できる。また疲れたときは全体重をサドルに託して休息したり、景色を眺めたりすることが可能となる。
【0015】
車を停止する機能をもつ手摺を低い位置につけることにより、腰の上げ下げ、サドルへの乗り降りが安全かつ容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サドルつき歩行器の鳥瞰図である。
【符号の説明】
(1) 肘パッド
(2) 歩行器脚パイプ
(3) キャスタ
(4) サドル
(5) サドル支持パイプ
(6) 手摺
(7) 停止脚
【発明の属する技術分野】
足腰の不自由度の大きい人が一人で楽に安全にトイレに行き用を足すことを可能にし、長時間の歩行や歩行中の休息を可能にする歩行器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
歩行器を用いると、足腰の不自由な人が腰掛けている状態から立ち上がって前向きのまま歩行開始でき、また後ろ向きに接近して後ろ向きのまま腰掛けることができる点で、車椅子に較べて大変優れている。しかし従来の歩行器では、歩行中の体を支えるのは肘パッドに置かれた両腕だけであり、足腰と共に疲れてきたとき腰掛けて休む場所を探さなければならない。また足腰の不自由度の大きい人の利用は一般に困難で、車椅子に頼る必要があった。さらに従来の歩行器には車を止める機能がないので、立ち上がったり座ったりする際の安全面に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
足腰の不自由度の大きい身障者でも、トイレ、食堂等への往復が一人で容易に安全にでき、また疲労少なく長時間の散歩もできるような歩行器の開発。そこには、歩行器をリハビリ訓練の道具として捉えず、日常の生活を楽に容易にするための道具として考えるという発想の転換がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
身障者の日常の生活を容易にする道具としての歩行器の機能を充実させるために、次のような改善策を考案した。従来の歩行器では肘パッド上に置いた腕で体を支えていたが、適切な位置にサドルを付加することにより体の重さの大半をサドルで支えることができ、疲労が少なくなり長時間の散歩を可能にする。サドルの取り付け位置、方向は調整できるようにし、支持方法にも工夫を加える。立った姿勢だけでなくサドルに腰掛けるように騎乗する姿勢がとれるよう、サドルを含めて歩行器全体の高さを低くし、容易に乗り降りできるようにすることも場合によっては必要であろう。またベッド等に腰掛けた状態からより安全に楽に立ち上がったり腰を下ろしたりすることができるよう、肘パッドより低い50〜60cmの高さの左右両側に手摺を設け、この手摺に上から力を加えると、上下可動脚が床を圧接して歩行器を完全に停止させる機能を持たせる。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1はサドルつき歩行器の鳥瞰図である。サドルは種々の形のものが交換できるようにし、取り付け位置、高さを変えることのできる支持方法をとる。サドルを使用しない場合には、邪魔にならない方向に回すこともできるようにするとさらによい。
【0006】
腰掛けた姿勢から立ち上がったり腰を下ろしたりする際、肘パッドより低い位置に体重を支える手摺が両側にあると便利である。この手摺は例えば便座に腰掛けた臀部の位置を修正する際にも利用できる。
【0007】
しかし中腰の状態で車が動くと極めて危険である。このため手摺を押えると、可動脚が床を突いて車が動かないようにする機能をもたせる。
【0008】
歩行器の利用目的を散歩、リハビリから外し、食堂あるいはトイレへの往復に利用することを目的とする場合には、肘パッドの高さをテーブル下面よりも低くし、同時にサドル高さも低くした歩行器が便利である。この場合歩行中の全体重はサドルに預ける。車停止機能は肘パッドの一部に持たせるとよい。
【実施例】
【0009】
サドルの形は使用の目的、使用者の好みによって選択使用できるようにする。細いサドルを用いれば殆どサドルを意識せずに歩行訓練することができ、広いサドルを使えば長時間の歩行が可能となる。
【0010】
サドルの位置、高さ等についても必要に応じて調整できるようにする。サドルは、完全に固定支持するよりも、弾力性を持たせて支持し、歩行の度に前後左右にまた方向が変化できるものの方が股ずれ等を起し難い。具体的には種々の方法が考えられるのでここでは支持方法の特定はしない。
【0011】
立ち上がる際あるいは腰掛ける際に利用する手摺を新たに設けると、歩行器全体が重い感じになる。ここでは折りたたみ用のパイプを手摺として共用する例を示した。
【発明の効果】
【0012】
最も大きい効果は、トイレヘ行くのに介助を必要としていた病人、身障者が、サドルつき歩行器を用いて自分で用を足すことができるようになる場合に現れる。
【0013】
サドルつき歩行器は、歩行困難な病人が食堂、トイレに行くことを安全容易にし、車椅子を利用する場合より転倒事故等を大幅に減らすことが出来る。
【0014】
サドルをつけることにより、体重を一部又は全部サドルに預けることができ、疲労を軽減できる。また疲れたときは全体重をサドルに託して休息したり、景色を眺めたりすることが可能となる。
【0015】
車を停止する機能をもつ手摺を低い位置につけることにより、腰の上げ下げ、サドルへの乗り降りが安全かつ容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サドルつき歩行器の鳥瞰図である。
【符号の説明】
(1) 肘パッド
(2) 歩行器脚パイプ
(3) キャスタ
(4) サドル
(5) サドル支持パイプ
(6) 手摺
(7) 停止脚
Claims (2)
- 従来型のものに適切な支持機構でサドルを付加した歩行器。
- 車を停止させる機能を持つ手摺あるいはハンドルを備えた歩行器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002270870A JP2004105396A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | サドルつき歩行器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002270870A JP2004105396A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | サドルつき歩行器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004105396A true JP2004105396A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32268342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002270870A Pending JP2004105396A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | サドルつき歩行器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004105396A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215636A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Tamagawa Gakuen | 歩行補助車 |
WO2013162362A1 (en) | 2012-04-24 | 2013-10-31 | Alink Barbara Elisabeth | Sitting assembly |
JP2015177838A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-08 | 株式会社いうら | 歩行補助車 |
WO2023025683A1 (en) | 2021-08-27 | 2023-03-02 | The Crispa ( Richard Cahn) Charitable Trust | Walker apparatus |
-
2002
- 2002-09-18 JP JP2002270870A patent/JP2004105396A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215636A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Tamagawa Gakuen | 歩行補助車 |
WO2013162362A1 (en) | 2012-04-24 | 2013-10-31 | Alink Barbara Elisabeth | Sitting assembly |
WO2013162354A2 (en) | 2012-04-24 | 2013-10-31 | Alink Barbara Elisabeth | Walker device with sitting assembly |
US9394022B2 (en) | 2012-04-24 | 2016-07-19 | Barbara Elisabeth Alink | Sitting assembly |
US9623926B2 (en) | 2012-04-24 | 2017-04-18 | Barbara Elisabeth Alink | Walker device with sitting assembly |
JP2015177838A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-08 | 株式会社いうら | 歩行補助車 |
WO2023025683A1 (en) | 2021-08-27 | 2023-03-02 | The Crispa ( Richard Cahn) Charitable Trust | Walker apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050630 |
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A621 | Written request for application examination |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080701 |