JP6265663B2 - 混色検査方法、混色検査装置および記録装置 - Google Patents

混色検査方法、混色検査装置および記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、紙やフイルム等の記録媒体に所定の評価パターンを形成し、その評価パターンから混色の有無を検査する混色検査方法、混色検査装置および記録装置に関する。
インクジェット記録装置に搭載されるインクジェット記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドともいう)のインク吐出方法には、次の3つが代表的な方法として知られている。即ち、ピエゾ素子等の電気機械変換体を用いる方法、レーザ等の電磁波を照射してインクを発熱させ、この熱による作用でインク滴を吐出する方法、発熱抵抗体を有する電気熱変換素子によってインクを加熱し膜沸騰の作用によりインク滴を吐出する方法である。
これらのうち、電気熱変換素子を用いた記録ヘッドは、電気熱変換素子を記録液室内に設け、これに記録信号である電気パルスを印加して発熱させることによりインクに熱エネルギを与える。そして、そのときの記録液の相変化により生じる記録液の沸騰時の気泡圧力を利用して、微小な吐出口からインク液を吐出させて記録媒体に対し記録を行う。電気熱変換素子を用いたカラー記録ヘッドは、一般に、各色インク滴を吐出するための吐出口群と、この吐出口群にインクを供給するインク流路を有している。
また、記録ヘッドはインクタンクと記録ヘッドとが互いに対して着脱可能であるタンク交換形態のものや、記録ヘッドとインクを内包するインクタンク容器が一体となったヘッドカートリッジの形態のものなどがある。
このような記録ヘッドの製造工程には、記録媒体に吐出されたインク液滴の色合いを評価する混色検査工程が含まれる。これは、記録ヘッド内部の不具合によって生じるインク混色の有無を検査するものである。従来、このような混色検査の場合、記録媒体に評価用パターンを描画し、検査員の目視により評価する事が一般的であった。
また、インクジェット記録装置においての混色の検知方法として、例えば、特許文献1に記載された方法が知られている。この方法によれば、記録媒体に各基本色の記録を行い、読取手段がこの記録を読取る。比較手段がこの読取結果と記憶手段に記憶されている各基本色の色合いの許容範囲とを比較して、記録結果の色合いが正常であるか否かを判断する。
特開平10−151753号公報
しかしながら、検査員の目視による評価では、評価を行う検査員の個人差や、定量的に評価ができない事による評価のばらつきがあるのと、人手作業のためにコストも高くなる。また、上述したインクジェット記録装置における混色検知方法では、記録媒体に吐出されたインク液滴同士の重なり、不吐出、吐出量変化などによる色合い変化が発生することがあるため、混色でないものを混色と誤判定する可能性がある。
よって、本発明は従来の問題点に鑑みてなされたもので、検査のコストが安価で、検知能力の高い混色検査を行なうことができる混色検査方法、混色検査装置および記録装置を提供することを目的とする。
そのため本発明の混色検査方法は、基準となる第1の色の第1のインクで記録した評価パターンに対する、前記第1の色以外の第2の色の第2のインク混色の有無を検査する混色検査方法において、混色が想定される前記第2の色に対して補色となる第3の色の光を前記評価パターンに照射する照射工程と、前記光を照射された前記評価パターンの明度を測定する明度測定工程と、該明度測定工程で測定された明度と、第1の閾値とを比較する判断工程と、前記判断工程において前記第1の閾値以下と判断された画素数をカウントし、当該カウントされた画素数を第2の閾値と比較する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、評価パターンの混色に対して補色となる光を評価パターンに当てて、混色を強調させて明度を測定することで混色の有無を判断する。これによって、検査のコストが安価で、検知能力の高い混色検査を行なうことができる混色検査方法、混色検査装置および記録装置を実現することができる。
本発明に係る混色検査方法を適用可能な記録検査装置の構成を示す図である。 (a)および(b)は、電気熱変換体を有する素子基板の平面図である。 本実施形態に係る混色検査方法のフローを示すフローチャート図である。 本実施形態に係る評価パターンを模式的に表した図である。 JISZ8721で規格化された色相環図である。 (a)、(b)、(c)は混色検査方法により測定した際の概略図である。 本実施形態に係る混色検査方法のフローを示すフローチャート図である。 本実施形態に係る混色検査方法の具体例を模式的に表した図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る混色検査方法を適用可能な記録検査装置の構成を示す図である。制御用コンピュータ101内には、ディスプレイ出力用のVGAボード103が内蔵されモニタ102に出力される。更に、制御用コンピュータ101内にはインクを吐出可能な記録ヘッド110を駆動する信号を出力するためのヘッドドライバ104、画像処理ユニット105、モーターコントロールボード106も内蔵され、各制御を一括で行うことが可能となっている。更に、制御用コンピュータ101内には演算処理107を持ち、画像処理ユニット105から取り込まれる画像データの高速演算処理が可能となっている。
ヘッドドライバ104から出力される記録信号は、接続された記録信号変換基板108で記録ヘッド110に合わせた信号に変換される。記録ヘッド110に合わせた信号は、記録ヘッド110を取り付けるためのキャリッジ109を介してコンタクトプローブユニット(図示なし)により記録ヘッド110と接続される。これにより、記録ヘッド110から吐出されるインク滴111は記録媒体118に着弾して記録画像が形成される。
記録媒体118はペーパーステージ117上にあり、バキューム等により記録媒体118とペーパーステージ117とは密着している。本実施形態では、記録媒体118は、インク滴111が着弾した際均一に吸収することが可能な表面をコーティングされたものを使用している。ペーパーステージ117にはステージ位置情報を取得するためのエンコーダ(図示無し)が付属されている。そのエンコーダは、記録画像を正確にCCDカメラ115の画角内に入るように、制御用コンピュータ101内のモーターコントロールボード106と接続されたステージコントローラ116により制御される。
CCDカメラ115の画角内に入る記録画像は、照明電源113と接続された画像処理用照明114により照らすことができ、CCDカメラ115により撮影されてデータとして画像処理コントロール基板112を介し画像処理ボード105に送られる。本実施形態での画像処理用照明114にはRGBそれぞれの波長を出力でき、耐久性や光量安定性も確保できるLED照明を採用している。照明電源113は外部コントロール端子を有し、画像処理コントロール基板112からの制御によりRGBそれぞれの光量をコントロールすることが可能となっている。
本実施形態では、CCDカメラ115としてラインセンサ型CCDカメラを使用している。ラインセンサ型CCDを使用するメリットとしては、比較的安価ながら高い解像度を持ち、更に記録画像の必要な部分のみを取り込むことが可能な点にある。これにより高解像度の画像でありながら容量の少ない画像データとなり処理速度の向上が図れる。尚、CCDカメラ115は、画像処理ユニット105の処理能力が十分に有り、高速に処理が行えるのであれば、エリアセンサ型CCDカメラを使用しても良い。
図2(a)および(b)は、電気熱変換体を有する素子基板を説明するための表面および裏面を示す平面図である。以下、記録ヘッド110について説明する。
記録素子基板201は、厚さ0.62mmのシリコン(Si)材料からなる板である。記録素子基板201の片側には、インクを吐出するためのエネルギ発生素子としての複数の電気熱変換素子(不図示)と、それぞれの電気熱変換素子に電力を供給するAl等の電気配線(不図示)が、成膜技術により形成されている。さらに、記録素子基板201には、これらの電気熱変換素子に対応する複数のインク路(不図示)と複数のインク吐出口が形成されたノズルプレート205が、フォトリソグラフィ技術により形成される。これとともに、複数のインク路にインクを供給するためのインク供給口202、203、204が、反対側の面(裏面)に開口するように形成される。
この複数のインク路にインクを供給するためのインク供給口202にはイエローインクを供給する。そしてインク供給口203にはマゼンタインクを供給する。更に、インク供給口204にはシアンのインクを供給することにより3色のインク滴を吐出させてカラー画像を形成することができる。
以上の様な記録ヘッドの構造から、インク供給口202に供給されるイエローインクには、隣接するインク供給口203に供給されるマゼンタインクが混色する場合がある(混色が想定される)。また、インク供給口203に供給されるマゼンタインクには、隣接されるインク供給口202に供給されるイエローインクとインク供給口204に供給されるシアンインクとが混色する場合がある。そして、インク供給口204に供給されるシアンインクには、隣接するインク供給口203に供給されるマゼンタインクが混色する場合がある。
次に、上述した記録素子基板201を備えたカラー画像を形成する記録ヘッドの混色検査工程について説明する。なお、本発明の代表的な記録検査装置の構成について説明したが、以下の実施形態で説明する混色検査方法は、上述した記録検査装置だけに限定されるものではなく、インクジェットプリンタなどの記録装置にも適用可能である。
図3は、本実施形態に係る混色検査方法を示すフローチャート図である。図4は、本実施形態に係る評価パターンを模式的に表した図である。図5は、JISZ8721(三属性による色の表示方法)で規格化された色相環図であり、色相は色相環の記号(R、Y、G、BおよびP)と番号(2.5および10など)との組み合わせで示すことができる。この色相環において、記号「R」はレッドを示し、記号「Y」はイエローを示し、記号「G」はグリーンを示し、記号「B」はブルーを示し、記号「P」はパープルを示す。また、これらの中間の色相である、記号「YR」はイエローレッドを示し、記号「GY」はグリーンイエローを示し、記号「BG」はブルーグリーンを示し、記号「PB」はパープルブルーを示し、記号「RP」はレッドパープルを示す。一般に、この色相環において、正反対に位置する色相が補色とされる。補色同士の色の組み合わせは、色相差が最も大きいので互いの色を引き立て合い、互いの色を目立たせる効果(補色調和)がある。本発明の混色検査方法は、この互いの色を目立たせる効果である補色調和を利用して混色の検査を行うものである。
以下、図3のフローチャートに沿って本実施形態の混色検査方法を説明する。混色検査が開始されると、ステップS301で、図4に表した評価パターンを記録する。この際、記録ヘッド110を駆動し、(基準となる第1の色の)インク液滴を記録媒体に向けて吐出させながらペーパーステージ117を移動させる。ステージの移動スピードは記録ヘッド110の吐出特性により決定される。これにより、液滴が記録媒体上に付着して評価パターン401が形成される。評価パターン401は、図4に示すように記録ヘッドの全ノズルを駆動して記録した各色のパッチパターンとし、記録ヘッドの各色それぞれ単色で記録を行う。本実施形態においては、シアン、マゼンタ、イエローの三色からなる記録ヘッドを使用し、シアン、マゼンタ、イエローそれぞれ単色の評価パターン401を形成した。
次に、ステップS302で、LEDによる評価パターンの照明および撮像を行う。評価パターンの照明では、評価パターン401に、評価パターンを記録するためのインクのインク供給経路に隣接するインク供給経路のインク(第1の色以外の第2)の色に対して、図5に示す色相環で正反対に位置する色である補色となる光を照射する。そして、その状態で撮像された画像が画像処理ユニット105に読み込まれる。撮像の際には、評価パターン401が形成された記録媒体118を載せたペーパーステージ117をCCDカメラ115の撮像エリアまで移動させる。なお、ペーパーステージ117の移動スピードはCCDカメラ115の画像取得特性により決定される。
本実施形態において、シアン単色の評価パターンでは、評価パターンを記録するためのインクのインク供給経路に隣接するインク供給経路のインク色がマゼンタであり、シアンに混色する色はマゼンタである。図5に示す色相環でマゼンタは記号RPに属し、正反対に位置する色相は記号Gであることから、記号RPの補色である記号Gに属する色の照明を当てて撮像する。記号Gに属する色の照明の色相の範囲は2.5G、5G、7.5G、10Gの何れかが好ましい。
本実施形態において、マゼンタ単色の評価パターンには、評価パターンを記録するためのインクのインク供給経路に隣接するインク供給経路のインク色がシアンとイエローであり、マゼンタに混色する色はシアンの場合とイエローの場合が考えられる。そのため、本実施形態においては、以下の2つのステップで照明を当てて撮像する。第一のステップは、図5に示す色相環でシアンは記号BGに属しており、正反対に位置する色相は記号Rであることから、記号BGの補色である記号Rに属する色の照明を当てて撮像する。記号Rに属する色の照明の色相の範囲は2.5R、5R、7.5R、10Rの何れかが好ましい。第二のステップは、図5に示す色相環でイエローは記号Yに属しており、正反対に位置する関係の色相は記号PBであることから、記号Yの補色である記号PBに属する色の照明を当てて撮像する。記号PBに属する色の照明の色相の範囲は2.5PB、5PB、7.5PB、10PBの何れかが好ましい。尚、第一のステップと第二のステップを入れ替えて行ってもよい。
本実施形態において、イエロー単色の評価パターンには、評価パターンを記録するためのインクのインク供給経路に隣接するインク供給経路のインク色がマゼンタであり、イエローに混色する色はマゼンタである。図5に示す色相環でマゼンタは記号RPに属しており、正反対に位置する関係の色相は記号Gであることから、記号RPの補色である記号Gに属する色の照明を当てて撮像する。記号Gに属する色の照明の色相の範囲は2.5G、5G、7.5G、10Gの何れかが好ましい。
次に、ステップS303で、階調値測定を行う。測定方法は、画像処理ユニット105に読み込まれた画像501について1画素ずつ明度測定し、演算処理107に記憶する。
次に、ステップS304で、測定した明度値が所定の閾値以上であるかどうかの判断を行う。測定した明度値を予め設定した明度閾値と比較し、測定した明度値が明度閾値以上の場合はステップS306に移行して良品とする。また、ステップS304で、測定した明度値が明度閾値以下の場合はステップS305に移行して混色が発生している判断する。尚、測定した明度値は複数画素の最小明度値でも良い。
本発明の混色検査方法について、図6を用いて更に詳細に説明する。図6(a)、(b)、(c)は、それぞれ混色無し、全混色、スジ状の混色の3つのパターンを本発明の混色検査方法により測定した際の概略図である。混色が発生した記録ヘッドで記録した場合、インク吐出口のいずれか(又は全部)から混色インクが吐出され、記録中は吐出口から混色インクが吐出され続ける。即ち、混色が発生した場合は、記録走査方向に対して直線状のスジが入るというインクジェットならではの発生特徴がある。以上のことから、混色506の発生パターンとしては、図6(b)、(c)のような全混色およびスジ状の混色が挙げられる。
図6(a)に示すように、混色が発生しない場合、上述した検査方法で明度値を測定すると、明度閾値以上の一定の明度値503が測定される。また、図6(b)、(c)に示すように混色が発生した場合、同様に明度値を測定すると、全混色の場合は、明度値は明度閾値502以下に、また、スジ状の混色の場合には、部分的に明度閾値502よりも低くなる明度値が測定される。
つまり、混色無しの場合と混色有りの場合の明度値の間に明度閾値502を設定しておけば、明度閾値502を境界に混色有無の判断が可能となる。
こように、評価パターンへの混色する色は、記録ヘッドの構造上から限定されるため、評価パターンの混色に対して補色となる光の照明を当てる事により、混色を強調して撮像することができ、検知能力の高い混色検査が自動で行える。これによって、検査のコストが安価で、検知能力の高い混色検査を行なうことができる記録ヘッドの検査方法を実現することができた。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。本実施形態では、更に検知能力の高い混色検査を行なうことができる別の方法について詳細説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、図3で示す混色検査方法のフローに従い、ステップS301を行う。
次に、ステップS302で、評価パターン照明/撮像を行う。評価パターン401に評価パターンを記録するためのインクのインク供給経路に隣接するインク供給経路のインク色に対して、図5に示す色相環で正反対に位置する色である補色となる光から、評価パターン401の色調と同系色に寄る光に調光した照明を当てる。そして、撮像された画像が画像処理ユニット105に読み込まれる。
本実施形態において、シアン単色の評価パターンには評価パターンを記録するための吐出口へのインク供給経路に隣接するインク供給経路のインク色がマゼンタであり、シアンに混色する色はマゼンタである。図5に示す色相環でシアンは記号BGに属しており、マゼンタは記号RPに属している。記号RPの正反対に位置する色相は記号Gであることから、記号RPの補色である記号Gに属する色に対し、記号PBに寄る色の光を調光した照明を当て撮像する。調光した照明の色相の範囲は10G、2.5BG、5BGの何れかが好ましい。
本実施形態において、マゼンタ単色の評価パターンには、評価パターンを記録するためのインクのインク供給経路に隣接するインク供給経路のインク色がシアンとイエローであり、マゼンタに混色する色はシアンの場合とイエローの場合がある。そのため、本実施形態でも以下の2つのステップで照明を当てて撮像する。
第一のステップは、図5に示す色相環でマゼンタは記号RPに属しており、シアンは記号BGに属している。記号BGの正反対に位置する色相は記号Rであることから、記号BGの補色である記号Rに属する色で記号RPに寄る色の光を調光した照明を当て撮像する。調光した照明の色相の範囲は10RP、2.5R、5Rの何れかが好ましい。
第二のステップは、図5に示す色相環でマゼンタは記号RPに属しており、イエローは記号Yに属している。記号Yの正反対に位置する色相は記号PBであることから、記号Yの補色である記号PBに属する色で記号RPに寄る色の光を調光した照明を当て撮像する。調光した照明の色相の範囲は10PB、2.5P、5Pの何れかが好ましい。尚、第一のステップと第二のステップを入れ替えて行っても良い。
本実施形態において、イエロー単色の評価パターンには、評価パターンを記録するためのインクのインク供給経路に隣接するインク供給経路のインク色がマゼンタであり、混色する色はマゼンタである。図5に示す色相環でイエローは記号Yに属しており、マゼンタは記号RPに属している。記号RPの正反対に位置する色相は記号Gであることから、記号RPの補色である記号Gに属する色で記号Yに寄る色の光を調光した照明を当て撮像する。調光した照明の色相の範囲は5GY、7.5GY、10GYの何れかが好ましい。次に、ステップS303以降を第1の実施形態と同様に行う。
このように、混色の色調に対して補色となる光から評価パターンの色調と同系色に寄る光に調光した照明を当てることにより、撮像画像において評価パターンと余白部の濃淡差が少なくなる。これによって、評価パターンに不吐出やヨレが発生した場合の色合い変化の撮像画像への影響が少なくなり、検知能力の高い混色検査を行なうことができる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図7は、本実施形態に係る混色検査方法のフローを示すフローチャート図であり、図8は、本実施形態に係る混色検査方法の具体例を模式的に表した図である。
以下、図7のフローチャートに沿って、本実施形態における混色検査方法を説明する。ステップS301からステップS304までは第1の実施形態と同様の処理を行う。
ステップS304で明度が閾値以下の場合は、混色と記録媒体上のゴミを区別するための処理ステップS701、S702を行う。ここで、混色と記録媒体上のゴミを区別する方法について、図8を用いて詳細に説明する。
図8(a)、(b)、(c)は、それぞれ全混色、スジ状の混色、記録媒体上にゴミが存在した場合の3つのパターンを本実施形態の混色検査方法により測定した際の概略図を示している。図8(c)に示すように、記録媒体上にゴミが存在した場合、ゴミによる明度変化は、スジ状の混色が発生した場合の図8(b)と酷似した変化があり、明度値15は明度閾値8を下回る部分が発生し、明度値15だけでは混色とゴミとの判断は難しい。
しかし、混色の場合は記録方向に対して直線状のスジが入るという特徴があるため、スジ状の混色が発生した場合の明度閾値8以下となる画素数の数は、記録媒体上にゴミが存在した場合に明度閾値8以下となる画素数の数よりも多くなる。そこで、本実施形態では、明度値15の中で、明度閾値8以下の画素数をカウントする。
図8(b)に示すように混色5が発生する場合、明度閾値8以下の画素数14は多くなる。それに対して、図8(c)に示すように、記録媒体上のゴミは面積が小さいため、明度閾値8以下の画素数16は少なくなる。即ち、混色とゴミの明度値が同等だとしても、明度閾値8以下の画素数に差があるため、画素数閾値10を予め設定しておけば、画素数閾値10を境界に混色とゴミの判別を行うことができる。
全混色の場合は、図8(a)に示すように全て画素が明度閾値8以下となり、画素数12は画素閾値10より多くなる。スジ状の混色の場合は、図8(b)に示すように混色部分のみ明度閾値8以下の画素数14が多くなる。記録媒体上のゴミの場合は、図8(c)に示すように、濃度閾値8以下の画素数16は画素閾値10より少なくなる。
尚、明度閾値8以下の画素数カウント701の方法は測定した画素を記録走査方向もしくはノズル配列方向の列でグループ化してグループ毎に行っても良い。
また、グループ毎に明度閾値8以下の画素数カウント701を行うことにより、ゴミの総量が多い場合や1ノズル列分の微小な混色の場合でも混色とゴミの判断は可能である。
また、上記した明度閾値8以下の画素数カウント701の方法において、明度閾値以下の画素数をカウントする方法を説明したが、明度閾値以上の画素数をカウントする方法でも混色とゴミの区別は可能である。
明度閾値以下の画素数をカウントする測定方法は、明度閾値以下の画素数つまり混色部分とゴミの部分の画素数をカウントしていた。これに対し、明度閾値以上の画素数をカウントする測定方法は、明度閾値以上の画素数つまり混色無しの部分の画素数をカウントする方式である。混色が発生しない場合は画素数が多くなり、混色が発生する場合は画素数が少なくなる。ゴミの場合は混色なしの場合に比べて画素数は少なくなるが、混色より画素数は多くなる。どちらの画素数カウント方法でも混色とゴミの区別は可能だが、混色無しの場合の発生頻度が多いことを考慮すると、明度閾値以下の画素数、つまり混色部分とゴミの部分の画素数をカウントする方が処理容量の点から有利である。
このように、混色は記録方向に直線状のスジが入るという特徴がある。そのため、ノズル配列方向1画素ずつ記録方向に対してスキャンを行い、1スキャン毎の最小濃度値かつ1スキャン毎の濃度閾値以下の画素数で判定することにより、記録媒体上のゴミの影響なく高精度な混色検査が行える。
105 画像処理ユニット
110 記録ヘッド
113 照明電源
115 CCDカメラ
118 記録媒体
201 記録素子基板
203 インク供給口

Claims (6)

  1. 基準となる第1の色の第1のインクで記録した評価パターンに対する、前記第1の色以外の第2の色の第2のインク混色の有無を検査する混色検査方法において、
    混色が想定される前記第2の色に対して補色となる第3の色の光を前記評価パターンに照射する照射工程と、
    前記光を照射された前記評価パターンの明度を測定する明度測定工程と、
    該明度測定工程で測定された明度と、第1の閾値とを比較する判断工程と、
    前記判断工程において前記第1の閾値以下と判断された画素数をカウントし、当該カウントされた画素数を第2の閾値と比較する工程と、
    を含むことを特徴とする混色検査方法。
  2. 前記評価パターンは、少なくとも前記第1のインクと前記第2のインクとを吐出可能な記録ヘッドによって記録されることを特徴とする請求項1に記載の混色検査方法。
  3. 前記第1のインクおよび前記第2のインクは、前記記録ヘッドが備えた、互いに隣接する第1のインク供給経路および第2のインク供給経路を介して供給されることを特徴とする請求項2に記載の混色検査方法。
  4. 前記第3の色は、前記第2の色に対して補色となる色のうち、前記評価パターンの色調と同系色に寄る色であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の混色検査方法。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか1項の混色検査方法を用いることを特徴とする混色検査装置。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか1項の混色検査方法を用いることを特徴とする記録装置。
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