JP6263976B2 - プラスチックボトル用ブロー成形金型 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチックボトル用ブロー成形金型に係り、とりわけ製造コストの低減を図ることができ、かつ容易に取扱うことができるプラスチックボトル用ブロー成形金型に関する。
近時、飲料用等のボトルとして、プラスチック製のものが一般化してきており、このようなプラスチックボトルは、プリフォームをブロー成形金型内に装着し、プリフォームに対してブロー成形を施すことにより得られる。
ところで、プラスチックボトルを製造するためのブロー成形金型はプラスチックボトルの胴部に対応する胴部金型と、底部に対応する底部金型と、首部に対応する首部金型とを有する。
これらの胴部金型と、底部金型と、首部金型は一般に、一体に形成されており、プラスチックボトルの形状に合わせて、胴部金型と、底部金型と、首部金型とからなるブロー成形金型を全体として一体に交換している。
上述のようにブロー成形金型を構成する胴部金型と、底部金型と、首部金型は、各々一体に形成されており、プラスチックボトルの形状を変える毎にブロー成形金型全体を交換する必要があり、ブロー成形金型の製造コストが高額になっているのが実情である。また未使用のブロー成形金型を簡便に保管することも求められている。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、金型交換を容易とするとともに全体としての製造コスト低減を図ることができ、かつ使用しない場合に簡便に保管することができるプラスチックボトル用ブロー成形金型を提供することを目的とする。
本発明は、胴部と、胴部下方の底部と、胴部上方の口部と、胴部と口部との間に位置する首部とを有するプラスチックボトルをブロー成形するためのプラスチックボトル用ブロー成形金型において、プラスチックボトルの胴部に対応する胴部金型と、プラスチックボトルの底部に対応する底部金型と、プラスチックボトルの首部に対応する首部金型とを備え、首部金型には第1冷却機構が設けられ、胴部金型は胴部の外面に対応して内面が規定される内側胴部金型と、内側胴部金型の外側に位置する外側シェルとを有し、胴部金型の内側胴部金型は、プラスチックボトルの形状に対応して外側シェルから交換自在となり、第1冷却機構は首部金型内を延びる冷却流路を有し、平面視において第1冷却機構の冷却流路は内側胴部金型と重なり、底部金型は一体に成形されるとともに、一体に成形された底部金型に第2冷却機構が設けられていることを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明は、外側シェルの外側に、更に囲い体が設けられていることを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明は、囲い体に加熱機構が設けられていることを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明は、外側シェルは底部金型に係合することを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明は、第1冷却機構は冷却流路に連通する流入口および流出口を有し、第1冷却機構の冷却流路は流入口に連通する流入口側冷却流路と、流入口側冷却流路に連続し、かつ流出口に連通する流出口側冷却流路とを含み、流入口側冷却流路および流出口側冷却流路のうち少なくとも一方が平面視において内側胴部金型と重なることを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明は、流入口側冷却流路および流出口側冷却流路の双方が平面視において内側胴部金型と重なることを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明は、流入口側冷却流路および流出口側冷却流路は、平面視において三日月形状を有することを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明は、流入口側冷却流路および流出口側冷却流路は、いずれも複数の直線部分を含むことを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明は、流入口側冷却流路または流出口側冷却流路の直線部分に、分岐部分が接続されていることを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明は、首部金型と内側胴部金型との間に断熱空間が形成されていることを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型である。
本発明によれば胴部金型は、内側胴部金型と、内側胴部金型の外側に位置する外側シェルとを有し、内側胴部金型はプラスチックボトルの形状に対応して外側シェルから交換可能となっている。このためプラスチックボトルの形状が変化する場合、胴部金型の内側胴部金型のみを外側シェルから取外して交換すれば良い。このことによりプラスチックボトルの形状が変化する毎にブロー成形金型を全体として交換する必要はなく、ブロー成形金型の製造コスト低減を図ることができる。
図1は本発明によるプラスチックボトル用ブロー成形金型の一実施の形態を示す正面図。 図2(a)は胴部金型と、首部金型を示す正面図であり、図2(b)は内側胴部金型を示す正面図。 図3は底部金型を示す図。 図4は図1のIV−IV線断面図。 図5は本発明によるブロー成形金型から得られたプラスチックボトルを示す正面図。 図6はプラスチックボトルを示す底面図。 図7(a)(b)(c)は首部金型と、第1冷却機構と、内側胴部金型との配置関係を示す図。 図8は第1冷却機構と内側胴部金型との配置関係を示す斜視図。 図9(a)は第1冷却機構と、内側胴部金型との配置関係を示す平面図、図9(b)はその斜視図。 図10(a)は首部金型と第1冷却機構を示す側断面図、図10(b)は首部金型と、第1冷却機構と、内側胴部金型との配置関係を示す断面図。 図11は首部金型と内側胴部金型との間に形成された断熱空間を示す断面図。
発明の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1乃至図7は本発明の一実施の形態を示す図である。
まず図5および図6により、本発明によるプラスチックボトル用ブロー成形金型により得られるプラスチックボトル10について説明する。プラスチックボトル10は後述するブロー成形金型30を用いたブロー成形により得られるが、このようなプラスチックボトル10は、口部11と、口部11下方に設けられた胴部20と、胴部20下方に設けられた底部25とを備えている。
このうち胴部20は、互いに同一の形状からなる複数、例えば4つの側面21を有しており、全体として略多角筒形状、例えば四角筒形状からなっている。また隣接する側面21同士の間には、それぞれ平坦な境界面22が形成されている。また側面21および境界面22と、口部11との間には胴部20の一部を構成する肩部12が形成されている。
また胴部20の4つの側面21は、内側へ(ボトル10の内方へ)引込む側面水平凹状リブ24aを介して上方領域21aと、下方領域21bとに区画されている。また各境界面22も内側へ(ボトル10の内方へ)引込む境界面水平凹状リブ24bを介して上方領域22aと、下方領域22bとに区画されている。
このうち側面水平凹状リブ24aと境界面水平凹状リブ24bとによって水平凹状リブ24が構成されている。
また、胴部20の各側面21の上方領域21aおよび下方領域21bには、各々平板状のパネル部23が設けられ、このパネル部23によってプラスチックボトル10内の膨張時および減圧時にプラスチックボトル10に加わる圧力を吸収している。
また胴部20の肩部12と口部11との間には、内側へ引込む首部15が形成されている。
さらにまた、底部25は周縁部26と、周縁部26の中央に位置するとともに周縁部26より上方へ持上げられた中央部27とを有している。
このようなプラスチックボトル10は、合成樹脂材料を射出成形して製作したプリフォームをブロー成形金型を用いて二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。なおプリフォームすなわちプラスチックボトル10の材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)を使用する事が好ましい。
また、プラスチックボトル10は、2層以上の多層成形ボトルとして形成することもできる。即ち押し出し成形または射出成形により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性及び遮光性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォームを押出成形後、吹込成形することによりガスバリア性及び遮光性を有する多層ボトルを形成しても良い。
また、熱可塑性樹脂の溶融物に不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)を混ぜることで、0.5〜100μmの発泡セル径を持つ発泡プリフォームを成形し、この発泡プリフォームをブロー成形することによって、プラスチックボトル10を作製しても良い。このようなプラスチックボトルは、発泡セルを内蔵しているため、プラスチックボトル10全体の遮光性を高めることができる。
また、ガスバリア性及び遮光性を有する為に、多層にするだけでなく熱可塑性樹脂同士をブレンドしたブレンドボトルを形成しても良い。
次に本発明によるプラスチックボトル用ブロー成形金型30について図1乃至図4および図7により説明する。
プラスチックボトル用ブロー成形金型30は、プラスチックボトル10の胴部20に対応する胴部金型31と、プラスチックボトル10の底部25に対応する底部金型35と、プラスチックボトル10の首部15に対応する首部金型38とを備えている。
このうち胴部金型31は、胴部20の外面に対応して内面32aが規定される内側胴部金型32と、内側胴部金型32の外側に位置する外側シェル33とを有し、内側胴部金型32および外側シェル33は、いずれも縦方向に2つに分割された分割面をもつ。
また底部金型35は一体に成形され、その上面に内面35aが形成されている。
また首部金型38には、冷却水の流入口38aと冷却水の流出口38bとからなる第1冷却機構38Aが設けられ、首部金型38内に設けられた冷却流路38cに流入口38aから冷却水を流入させ、流出口38bから冷却水を排出することにより、首部金型38を効果的に冷却することができる。
次に、首部金型38と、首部金型38に設けられた第1冷却機構38Aと、内側胴部金型32との配置関係を図7(a)(b)(c)により説明する。
ここで、図7(a)は第1冷却機構38Aを示す平面図であり、図7(b)は首部金型38と第1冷却機構38Aとの配置関係を示す平面図であり、図7(c)は第1冷却機構38Aと内側胴部金型32との配置関係を示す平面図である。
図7(a)(b)(c)に示すように、第1冷却機構38Aは冷却水の流入口38aと、流出口38bと、首部金型38内に設けられた冷却流路38cとを有している。
この場合、平面視において、第1冷却機構38Aの冷却流路38cは、内側胴部金型32と重なり合っている。
このように平面視において、第1冷却機構38Aの冷却流路38cは内側胴部金型32と重なり合っているので、第1冷却機構38Aにより首部金型38を確実に冷却することができる。すなわち、首部金型38を冷却する冷却流路38cが内側胴部金型32から平面視で離れている場合、後述のように温調された水、加圧水またはオイルによって囲い体40、外側シェル33および内側胴部金型32が加熱されると、内側胴部金型32からの熱により首部金型38を十分に冷却することが難しくなる。これに対して本実施の形態によれば、平面視で冷却流路38cは内側胴部金型32と重なり合っているため、内側胴部金型32により首部金型32が多少加熱されても、冷却流路38cを流れる冷却水により首部金型38を確実に冷却することができる。
また、底部金型35には冷却水の流入口36aと冷却水の流出口36bとからなる第2冷却機構36Aが設けられ、底部金型35内の冷却流路(図示せず)に流入口36aから冷却水を流入させ、流出口36bから冷却水を排出することにより、底部金型35を効果的に冷却することができる。
さらにまた、胴部金型31の外側シェル33の下端部は、底部金型35に係合している。
さらにまた、図1および図4に示すように、胴部金型31の外側シェル33外側に、更に外側シェル33を囲む囲い体40が設けられている。この囲い体40内には、調温された水、加圧水またはオイルが流入する調温媒体流路40Aが形成され、囲い体40の調温媒体流路40A内に流入口40aから調温された水、加圧水またはオイルが流入し、調温媒体流路40A内に流入する調温された水,加圧水またはオイルは囲い体40を加熱した後、排出口40bから外方へ排出される。なお、囲い体40は縦方向に2つに分割された分割面をもつ。
ところで、胴部金型31は、内側胴部金型32と、内側胴部金型32の外側に位置する外側シェル33とを有しているため、内側胴部金型32を外側シェル33から取外し、プラスチックボトル10の形状に合わせて、プラスチックボトル10の胴部20の外面に対応した新たな内側胴部金型32を外側シェル33内に組込むことができる。
同様に底部金型35も、プラスチックボトル10の形状に合わせて、ブロー成形金型30から取外し自在となっており、プラスチックボトル10の底部25の外面に対応した新たな底部金型35と交換可能となっている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まずブロー成形により得られるプラスチックボトル10の胴部20の形状に合わせて胴部金型31の内側胴部金型32を選択し、この内側胴部金型32を外側シェル33内に組込む。同様にプラスチックボトル10の底部25の形状に合わせて底部金型35を選択し、この底部金型35をブロー成形金型30に装着する。
この場合、底部金型35は、後述のように、プラスチックボトル10の底部25の形状に合わせてブロー成形金型30に対して交換可能となっており、かつ底部金型35は一体に成形されている。このためプラスチックボトル10の底部の形状に合わせて、ブロー成形金型30に対して底部金型35を容易かつ簡単に交換することが可能となる。
次にプリフォームを準備し、このプリフォームを予め加熱しておき、その後開状態のブロー成形金型30内に装着し、ブロー成形金型30を密閉する。
次にプリフォームの口部11から延伸ロッドによってプリフォームを引き延ばしながら、ブローエアをプリフォームに吹き込み、プリフォームに対してブロー成形を施すことによりプラスチックボトル10を製造する。
この間、囲い体40の調温媒体流路40A内に流入口40aから調温された水、加圧水またはオイルを流入させ、調温媒体流路40A内の調温された水、加圧水またはオイルを流出口40bから排出させる。このことにより囲い体40から外側シェル33および内側胴部金型32を加熱し、ブロー成形金型30内において適切にプリフォームに対してブロー成形を施すことができる。
このようにブロー成形金型30内において、プリフォームに対してブロー成形を施すことにより、プラスチックボトル10を得ることができる。
また、ブロー成形と同時に、ブロー成形金型30内において、プラスチックボトル10の首部15および底部25を冷却する。この場合、第1冷却機構38Aにより首部金型38を冷却し、第2冷却機構36Aにより底部金型35を冷却する。
このことによりプラスチックボトル10のうち、未延伸でかつ厚肉となって冷却しにくい首部15を首部金型38により冷却することができ、また未延伸でかつ厚肉の底部25を底部金型35により確実に冷却することができる。
その後、ブロー成形金型30を開くことにより、ブロー成形金型30内部のプラスチックボトル10を外方へ取出すことができる。
次にプラスチックボトル10の形状を変化させる場合は、外側シェル33内から内側胴部金型32を取外し、プラスチックボトル10の胴部20の形状に対応する新たな内側胴部金型32を選択して外側シェル33内に組込む。
またブロー成形金型30から底部金型35を取外し、底部25の形状に対応する新たな底部金型35を選択してブロー成形金型30に装着することができる。
以上のように本実施の形態によれば、プラスチックボトル10の形状を変化させる場合、ブロー成形金型30を全体として交換する必要はなく、プラスチックボトル10の形状に合わせて新たな内側胴部金型32および新たな底部金型35のみを交換することにより、プラスチックボトル10の形状に合わせたブロー成形金型30を構成することができる。この場合、交換される対象となる内側胴部金型32は、内側胴部金型32と外側シェル33を組合せた胴部金型31全体からみるときわめて軽量であり、形状も小さい。
このためプラスチックボトル10の形状に合わせて交換すべき部材の形状をきわめて小さくかつ軽量にすることができる。このことによりプラスチックボトル10の形状に合わせてその都度ブロー成形金型30全体を交換する場合に比べて、ブロー成形金型30の製造コスト低減を図ることができる。
また底部金型35は一体成形されているので、底部金型35の交換作業を容易かつ簡単に行うことができる。
さらにまた、プラスチックボトル10の形状に合わせて内側胴部金型32と底部金型35を交換すれば良いので、交換部品の保管を容易に行なうことができ、かつ交換部品の取扱いが容易となる。
また、プラスチックボトル10の形状に合わせて第1冷却機構38Aを有する首部金型38を交換する必要はなくなるため、ブロー成形金型30を交換する際、第1冷却機構38Aの脱着作用を行う必要がなく、ブロー成形金型30の交換作業が容易となる。
次に図8により第1冷却機構38Aと内側胴部金型32との配置関係を示す。ここで図8は第1冷却機構38と内側胴部金型32との配置関係を示す斜視図である。
上述のように、第1冷却機構は、冷却水の流入口38aと、流出口38bと、首部金型38内に設けられた冷却流路38cとを有している(図7(a)(b)(c)参照)。また図8に示すように冷却流路38cは流入口38aに連通する流入口側冷却流路51と、流入口側冷却流路51に連続して設けられ、かつ流出口58bに連通する流出口側冷却流路52とを含んでいる。この場合、冷却流路38cのうちの一方、例えば流出口側冷却流路52は、平面視において内側胴部金型32と重なり合っている。
ここで、流入口側冷却流路51および流出口側冷却流路52は、いずれも平面視において三日月形状を有している。
変形例
次に本発明の変形例について、図9(a)(b)により説明する。上述した実施の形態において、冷却流路38cのうちの流出口側冷却流路52が平面視において内側胴部金型32と重なり合っている旨、示したが、これに限らず、冷却流路38cの流入口側冷却流路51および流出口側冷却流路52の双方が、平面視において内側胴部金型32と重なり合っていても良い。
図9(a)(b)に示す変形例において、図1乃至図8に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本変形例によれば、平面視で冷却流路38cの流入口側冷却流路51および流出口側冷却流路52の双方が平面視において内側胴部金型32と重なり合っているため、内側胴部金型32により首部金型32が多少加熱されても、流入口側冷却流路51および流出口側冷却流路52を流れる冷却水により首部金型38を確実に冷却することができる。
次に図10(a)(b)により本発明の他の変形例について説明する。上述の実施の形態および変形例において、第1冷却機構38Aの冷却流路38cが流入口側冷却流路51と流出口側冷却流路52を有するとともに、これら流入口側冷却流路51と流出口側冷却流路52の双方が平面視で三日月形状を有する旨、示したが、これに限らず流入口側冷却流路51が複数の直線部分51aからなっていても良い(図10(a)(b))。また流出口側冷却流路52も、複数の直線部分52aからなっている。
図10(a)(b)に示す変形例において、図1乃至図8に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
流入口側冷却流路51内に供給された冷却水は、直線部分51aへ達し、直線部分15aに入る冷却水により、首部金型38を冷却することができる。
図10(a)(b)に示すように、第1冷却機構38Aの冷却流路38cを構成する流入口側冷却流路51と流出口側冷却流路52のうち、流入口側冷却流路51は平面視において内側胴部金型32と重なり合っている。
図11に示す変形例において、図1乃至図8に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
次に図11により本発明の更に他の変形例について説明する。
図11は首部金型38と内側胴部金型32との間に形成された断熱空間55を示す断面図である。図11に示すように、首部金型38と内部胴部金型32との間に、断熱空間55が形成されている。なお、この断熱空間55の一部又は全部に断熱材(セラミック材)を充てんしても良い。
ここで図11は首部金型38の断面と、内側胴部金型32の外形を概略的に示す。
図11に示すように、首部金型38と内側胴部金型32との間に、首部金型38側の当接面38sと内側胴部金型32側の当接面32sとが当接することにより、間隙の厚みが
0.5mm〜5.0mmの断熱空間55が形成され、この断熱空間55は首部金型38と内側胴部金型32との間の境界全域に渡って形成されている。
上述のように、温調された水、加圧水またはオイルによって囲い体40、外側シェル33および内側胴部金型32が加熱されるが、首部金型38と内側胴部金型32との間に断熱空間55を形成することにより、断熱空間55により首部金型38への熱伝播作用を制限することができる。また第1冷却機構38Aによる首部金型38の冷却作用により、首部金型38が高温に加熱されることが抑制される。
10 プラスチックボトル
11 口部
12 肩部
15 首部
20 胴部
21 側面
22 境界面
25 底部
30 ブロー成形金型
31 胴部金型
32 内側胴部金型
33 外側シェル
35 底部金型
35a 内面
36A 第2冷却機構
36a 流入口
36b 流出口
38 首部金型
38A 第1冷却機構
38a 流入口
38b 流出口
38c 冷却流路
40 囲い体
51 流入口側冷却流路
51a 直線部分
51b 分岐部分
52 流出口側冷却流路
52a 直線部分
55 断熱空間

Claims (10)

  1. 肩部を含む胴部と、胴部下方の底部と、胴部上方の口部と、胴部と口部との間に位置する首部とを有するプラスチックボトルをブロー成形するためのプラスチックボトル用ブロー成形金型において、
    プラスチックボトルの肩部を含む胴部に対応する胴部金型と、
    プラスチックボトルの底部に対応する底部金型と、
    プラスチックボトルの首部に対応して首部を成形するとともに胴部金型と別体に設けられた首部金型とを備え、
    胴部金型は肩部を含む胴部を成形し、
    首部金型には第1冷却機構が設けられ、
    胴部金型は肩部を含む胴部の外面に対応して内面が規定される内側胴部金型と、内側胴部金型の外側に位置する外側シェルとを有し、
    胴部金型の内側胴部金型は、プラスチックボトルの形状に対応して外側シェルから交換自在となり、
    第1冷却機構は首部金型内を延びる冷却流路を有し、平面視において第1冷却機構の冷却流路は内側胴部金型のうち、少なくとも肩部に対応する部分と重なり、
    底部金型は一体に成形されるとともに、一体に成形された底部金型に第2冷却機構が設けられていることを特徴とするプラスチックボトル用ブロー成形金型。
  2. 外側シェルの外側に、更に囲い体が設けられていることを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトル用ブロー成形金型。
  3. 囲い体に加熱機構が設けられていることを特徴とする請求項2記載のプラスチックボトル用ブロー成形金型。
  4. 外側シェルは底部金型に係合することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のプラスチックボトル用ブロー成形金型。
  5. 第1冷却機構は冷却流路に連通する流入口および流出口を有し、
    第1冷却機構の冷却流路は流入口に連通する流入口側冷却流路と、流入口側冷却流路に連続し、かつ流出口に連通する流出口側冷却流路とを含み、
    流入口側冷却流路および流出口側冷却流路のうち少なくとも一方が平面視において内側胴部金型の肩部に対応する部分と重なることを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトル用ブロー成形金型。
  6. 流入口側冷却流路および流出口側冷却流路の双方が平面視において内側胴部金型の肩部に対応する部分と重なることを特徴とする請求項5記載のプラスチックボトル用ブロー成形金型。
  7. 流入口側冷却流路および流出口側冷却流路は、平面視において三日月形状を有することを特徴とする請求項5または6記載のプラスチックボトル用ブロー成形金型。
  8. 流入口側冷却流路および流出口側冷却流路は、いずれも複数の直線部分を含むことを特徴とする請求項5または6記載のプラスチックボトル用ブロー成形金型。
  9. 流入口側冷却流路または流出口側冷却流路の直線部分に、分岐部分が接続されていることを特徴とする請求項8記載のプラスチックボトル用ブロー成形金型。
  10. 首部金型と内側胴部金型との間に断熱空間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載のプラスチックボトル用ブロー成形金型。
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