JP6262950B2 - 基地局、ユーザ装置及び干渉低減方法 - Google Patents

基地局、ユーザ装置及び干渉低減方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムの基地局及びユーザ装置に関するものである。
3GPP(Third Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)Advancedのような無線通信システムでは、ユーザ装置(UE:User Equipment)における干渉に起因するスループットの低下等が問題となる。干渉は例えば図1に示すような場合に発生する。
・接続セル(接続基地局のセル、serving cell)に所在するユーザ装置#1が、接続基地局からのMU−MIMO(multi−user multiple−input multiple−output)における同一リソース上のユーザ装置#2への電波ビームによる他ユーザからの干渉信号を受信する場合
・ユーザ装置#1が、他のセルである干渉セル(干渉基地局、Interference cell)からの干渉信号を受信する場合
そこで、LTE−Advancedでは、下りリンク通信に関して、上記のような干渉信号をユーザ装置が抑圧したり、受信した干渉信号を除去(キャンセル)したりする干渉低減のための技術が検討されている。干渉低減の技術として、例えば、干渉抑圧合成(IRC:Interference Rejection Combining)受信及び逐次干渉キャンセル(SIC:Successive Interference Cancellation)がある。
<干渉抑圧合成(IRC)受信>
IRC受信は、干渉信号と所望信号を含む受信信号から、所望信号を分離し、取得する技術である。IRCは、下りリンク通信に関して、接続基地局からの所望電波ビームに対する干渉基地局からの干渉電波ビームの干渉及び接続基地局における他ユーザ向け信号による干渉を、ユーザ装置で抑圧するように、ユーザ装置において各受信アンテナで得られる信号に重み付け(受信ウェイト)を与える技術である。
受信ウェイトは、図2に示すMMSE(最小平均二乗誤差)アルゴリズムから導き出される式により算出される。なお、ウェイトの算出方法は、干渉信号のチャネルが推定可能な場合と干渉信号のチャネルが推定不可能な場合との2種類(Type1、Type2)があり、図2に示した式は干渉信号のチャネルが推定可能な場合(Type1)の式である。なお、図2に示した式を用いて受信ウェイトを計算する技術は既存技術である。
図2に示した式のうち下線で示した部分が干渉セルのチャネル行列で構成される共分散行列である。そして、干渉セルのチャネル行列は、干渉セルからの参照信号を用いてチャネル推定を行うことにより得られる。ここで、チャネル推定は、例えば、非特許文献1に記載された2次元MMSEチャネル推定フィルタを用いる。なお、LTE Advancedにおいて、チャネル推定に用いることのできる参照信号には、CRS(Cell−specific Reference Signal、セル固有参照信号)、CSI−RS (CSI Reference Signal、CSI参照信号)、DMRS(DeModulation Reference Signal、復調参照信号)等がある。
<逐次干渉キャンセル(SIC)>
SICは、干渉信号と所望信号を含む受信信号から、所望信号を分離するための技術である。SICは、受信信号から干渉信号の硬判定又は軟判定によるレプリカ信号を作成し、受信信号からレプリカ信号を逐次的に減算(除去)することにより、所望信号を抽出する技術である。SICを行うユーザ装置の機能構成を図3に示す。図3に示すように、ユーザ装置は、複数の干渉信号毎に、干渉信号のチャネル推定を行い、当該チャネル推定に基づき干渉信号の復調を行って、干渉信号のレプリカを作成し、逐次受信信号から減算することで、SICの処理を実行する。
上述したように、IRC受信及びSICを行うためには、ユーザ装置は干渉信号のチャネル推定を行う必要がある。
また、3GPP Rel.12において、複数のセルの上り/下りリンクのリソース構成を動的に変化させるDynamic TDD(Time Division Duplex、時分割複信)及び端末間通信(Device−to−Device(D2D))が検討されている。
<Dynamic TDD>
従来のLTEにおけるTDDでは、上りリンク/下りリンク間の干渉を抑えるため、図4(a)に示すように、基地局#1のセル#1と他の隣接する基地局#2のセル#2とが同一のリソース構成(上りリンク/下りリンク/Special Subframe)となっている。図4(a)の例では、各サブフレーム番号(Subframe number)「0」〜「9」におけるセル#1及びセル#2のリソースが同一になるように対応している。そして、リソース構成は、各セル(セル#1、セル#2)のトラフィック状況に応じて、長周期的(例えば数時間〜1日周期)に変更される。
一方、Dynamic TDDでは、図4(b)に示すように、複数のセル(セル#1、セル#2)において、上りリンク/下りリンクのリソース構成をトラフィック状況等に応じて動的に変化させる。図4(b)の例では、例えばサブフレーム番号「3」に対応するセル#1のリソースは「上りリンク」であり、セル#2のリソースは「下りリンク」であるといったように、両者に異なるリソースが割り当てられている。また、この例では、サブフレーム番号「0」〜「9」において、セル#2の下りリンクのトラフィックが多いため、動的に下りリンクにリソースが多く割り当てられている状態を示している。このように、Dynamic TDDではリソースを効率的に利用できる。
しかしながら、Dynamic TDDは、セル毎にリソース構成が異なるため、上りリンク/下りリンク間の干渉が発生してしまう。
<端末間通信(D2D)>
端末間通信では、図5に示すように、ユーザ装置#2とユーザ装置#3との通信である端末間通信において、TDDにおける上りリンクの使用が検討されている。なお、基地局とユーザ装置との通信は、図5の例ではFDD(Frequency Division Duplex、周波数分割複信)を利用した場合を図示しているが、TDDを利用してもよい。
したがって、端末間通信を行っているユーザ装置#2、#3の周辺のユーザ装置#1は、端末間通信に使用される上りリンクの干渉信号を受信してしまう。
このように、ユーザ装置が下りリンクの所望信号を受信中に、Dynamic TDD又は端末間通信で使用される上りリンクの信号を受信してしまうと、上りリンクの信号が干渉となり、ユーザ装置における下りリンクの受信品質が低下してしまうといった問題がある。
P. Hoeher et. al., "Two-dimensional pilot-symbol-aided channel estimation by Wiener filtering," Proc. ICASSP'97, 1997 Bo Yu, Sayandev Mukherjee, Hiroyuki Ishii, Liuqing Yang, "Dynamic TDD support in the LTE-B enhanced Local Area architecture" Mohammed Al-Rawi, Riku J¨antti, "A Dynamic TDD Inter-Cell Interference Coordination scheme for Long Term Evolution Networks" LEI LEI AND ZHANGDUI ZHONG, CHUANG LIN, XUEMIN (SHERMAN) SHEN,"OPERATOR CONTROLLED DEVICE-TO-DEVICE COMMUNICATIONS IN LTE-ADVANCED NETWORKS" IEEE Wireless Communications・June 2012
ここで、上述したIRC及びSICといった干渉低減の技術は、規定された3GPP Rel.11及び検討中のRel.12において、下りリンクの干渉信号のみを干渉低減の対象としている。また、本願に関連する先願(特願2012−288896、特願2013−017715、特願2013−071067)の実施の形態では、いずれも下りリンクの干渉信号を低減する技術が開示されている。
したがって、これらの干渉低減の技術を適用させたとしても、上りリンクの干渉信号を低減させることはできず、上記問題を解決できない。
そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、接続基地局が上りリンクにおける干渉信号を低減させるための制御情報をユーザ装置に通知し、ユーザ装置が下りリンクの所望信号を受信するにあたり、通知された制御情報を用いて上りリンクにおける干渉信号を低減させることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態によれば、無線通信システムにおいて一のユーザ装置と接続する基地局が、前記一のユーザ装置に対する一以上の干渉基地局が形成するセル又は他のユーザ装置からの上りリンクにおける干渉信号を低減するために前記一のユーザ装置において利用される前記干渉基地局毎の第1の制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信手段と、一以上の前記第1の制御情報に基づく第2の制御情報を生成する生成手段と、前記第2の制御情報を、下りリンク制御信号により前記一のユーザ装置に送信する送信手段とを有し、前記第1の制御情報は、物理上りリンク共有チャネルの復調用参照信号のチャネル推定に用いられる情報であって、前記下りリンク制御信号は、物理下りリンク制御チャネルにおけるハイヤレイヤシグナリング又は下り制御情報である。
また、複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置が、接続基地局から下りリンク制御信号により送信された当該ユーザ装置に対する干渉基地局が形成するセル又は他のユーザ装置からの上りリンクにおける干渉信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信手段と、前記制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減手段とを有するように構成できる。
また、無線通信システムにおいて接続基地局と接続する一のユーザ装置に対する干渉基地局が形成するセル又は他のユーザ装置からの上りリンクにおける干渉信号を低減する干渉低減方法が、前記接続基地局が、前記干渉信号を低減するために前記一のユーザ装置において利用される前記干渉基地局毎の第1の制御情報を、前記干渉基地局から受信する第1の受信ステップと、前記接続基地局が、一以上の前記第1の制御情報に基づく第2の制御情報を生成する生成ステップと、前記接続基地局が、前記第2の制御情報を、下りリンク制御信号により前記一のユーザ装置に送信する送信ステップと、前記一のユーザ装置が、前記接続基地局から送信された前記第2の制御情報を受信する受信ステップと、前記一のユーザ装置が、前記第2の制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減ステップとを有するように構成できる。
本発明の実施形態によれば、接続基地局が上りリンクにおける干渉信号を低減させるための制御情報をユーザ装置に通知し、ユーザ装置が下りリンクの所望信号を受信するにあたり、通知された制御情報を用いて上りリンクにおける干渉信号を低減させることができる。
無線通信システムにおいて干渉が発生するケースを説明するための図である。 干渉抑圧合成(IRC)受信を説明するための図である。 逐次干渉キャンセル(SIC)を行うユーザ装置の機能構成を示す図である。 従来のTDD及びDynamic TDDにおけるリソース構成を説明するための図である。 端末間通信における使用リソースを説明するための図である。 本発明の実施形態における無線通信システムの概要構成図である。 干渉低減の対象とする上りリンクの干渉信号を示す図である。 第1の実施形態における干渉低減の方法を説明するための図である。 DMRS系列推定及びチャネル推定に使用される接続セルの制御情報を示す図である。 上りリンクのフレーム構成例及びユーザ割当イメージを説明するための図である。 第1の実施形態におけるDMRS系列推定及びチャネル推定に使用される干渉セルの制御情報を示す図である。 通知対象とする干渉ユーザ割当情報の例を説明するための図である。 第1の変形例のケース1における干渉セルの制御情報を示す図である。 第1の変形例のケース2における干渉セルの制御情報を示す図である。 第2の変形例における干渉セルの制御情報の例を示す図である。 第2の変形例における干渉信号のユーザ割当状況の推定方法の一例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態における基地局の機能構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるユーザ装置の機能構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における無線通信システムの動作手順を示すシーケンス図である。 第2の実施形態における干渉低減の方法を説明するための図である。 SRS系列推定及びチャネル推定に使用される接続セルの制御情報を示す図である。 SRS送信間隔及びユーザ割当イメージを説明するための図である。 第2の実施形態におけるSRS系列推定及びチャネル推定に使用される干渉セルの制御情報を示す図である。 本発明の第2の実施形態における基地局の機能構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるユーザ装置の機能構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態における無線通信システムの動作手順を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態(以下、実施形態という。)を説明する。なお、以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られるわけではない。以下では、干渉抑圧又はキャンセルの処理を総称して干渉低減と記述する。
本発明の実施形態におけるユーザ装置は、携帯電話機やスマートフォン、タブレット等の移動通信端末を想定しているが、これらに限られるわけではない。また、本発明の実施形態においてユーザ装置が接続する移動通信網はLTEに準拠したネットワークであるが、本発明を適用できるネットワークはこれに限定されるわけではない。なお、本発明の実施形態での「LTE」は、3GPP Rel.8〜Rel.10に対応する通信方式のみならず、3GPP Rel.11、Rel.12に対応する通信方式も含む意味で使用する。
[システム構成]
図6に、本発明の実施形態における無線通信システムの概要構成図を示す。本発明の実施形態におけるシステムは、例えばLTE Advanced方式の無線通信システムであり、接続基地局20(eNodeB)が接続セルを形成し、セル内のユーザ装置10(UE)が接続基地局20と所望信号による通信を行う。本発明の実施形態の無線通信システムは、少なくともLTE Advancedで規定されている機能を含む。但し、本発明はLTE Advancedの方式に限定されず、LTE Advancedより先の世代の無線通信システムやLTE以外の方式にも適用可能である。
通常、無線通信システムには、多くの基地局が備えられるが、図6には、接続基地局20と、これに隣接する基地局である干渉基地局30とが示されている。本発明の実施形態において、接続基地局20と干渉基地局30とが有する機能は同じである。干渉基地局30から当該干渉基地局30を接続基地局とするユーザ装置11に対して送信される信号は、ユーザ装置10にとって干渉信号となる。したがって、本発明の実施形態では、ユーザ装置10が接続する接続基地局20と区別するため、接続基地局20に隣接する基地局を干渉基地局30という。干渉基地局30もセルを形成し、干渉基地局30におけるセルを干渉セルと呼ぶ。接続基地局20に対する干渉基地局30は複数であるのが一般的であるが、図6の例では1つのみの干渉基地局30を示している。
本発明の実施形態における無線通信システムの動作概要を説明する。
図6に示すように、ステップS1において、ユーザ装置10が干渉セル(干渉基地局30)からの上りリンクの干渉信号を受信している。
ステップS2において、干渉基地局30から接続基地局20に、ユーザ装置10が上りリンクの干渉信号の干渉低減を行うために使用する制御情報が通知される。
なお、本発明の実施形態において干渉低減の対象とする上りリンクの干渉信号を図7に示す。図7に示すように、干渉低減の対象とする干渉信号は、PUSCH(物理上りリンク共有チャネル)及びPUSCHを復調するために用いる復調用参照信号(DMRS)と、チャネル品質測定用参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)とである。なお、DMRSは、PUCCH(物理上りリンク制御チャネル)を復調するためにも用いられるが、本発明の実施形態ではPUSCHを復調するために用いられる(PUSCHに多重される)PUSCH復調用DMRSを対象とする。以下、PUSCH復調用DMRSを単にDMRSと記述する。
図6に戻り、ステップS3において、接続基地局20がユーザ装置10に対し、物理レイヤの制御信号を伝送するチャネルを利用して、接続セルの制御情報及び干渉セルの制御情報を通知する。物理レイヤの制御信号を伝送するチャネルは、例えばPDCCH(物理下り制御チャネル)である。また、PDCCHで伝送される制御情報は、例えばハイヤレイヤシグナリングであるRRCシグナリングやDCI(Downlink Control Information、下り制御情報)フォーマットに含まれる。
ステップS4において、ユーザ装置10が接続基地局20から通知された制御情報に基づく上りリンクの干渉信号の干渉低減を行う。なお、干渉低減とは、干渉セルの制御情報を用いて、上りリンクの干渉信号のチャネル推定を行い、チャネル推定結果に基づき実行されるIRC受信やSIC等の処理である。
上述したように、本発明の実施形態の無線通信システムは、接続基地局20がユーザ装置10に対して、干渉セルにおける上りリンクの干渉信号の干渉低減に用いる制御情報を通知する。そして、ユーザ装置10が接続基地局20から通知された制御情報に基づき、上りリンクの干渉信号の干渉低減を行う。
以下、本発明の実施形態について、図7に示した干渉低減の対象とする干渉信号の種別に基づき、DMRS及びPUSCHの干渉信号を対象とする場合を第1の実施形態とし、SRSの干渉信号を対象とする場合を第2の実施形態とする。
以下、第1の実施形態、第2の実施形態について、それぞれ具体的な実施例を用いて説明する。なお、装置構成(機能構成)及び当該構成に基づく動作については各実施例の説明の後に説明する。
〔第1の実施形態〕
<干渉低減の方法>
第1の実施形態における対象信号の干渉低減の方法を図8に示す。図8に示すように、ユーザ装置10は、DMRSの干渉信号に対して、DMRSによるPUSCH用のデータ領域(PUSCH領域)のチャネル推定を行い、DMRS系列を用いて干渉信号をキャンセルする。また、PUSCHの干渉信号に対して、DMRSによるチャネル推定結果を用いて、干渉信号を抑圧(IRC受信)又はキャンセル(SIC、データ系列は例えばブラインドにより推定)する。
ユーザ装置10は、DMRSによるPUSCH領域のチャネル推定を、ユーザ装置10において生成されるDMRS系列に基づき実行する。
<接続セルの制御情報>
接続基地局20からユーザ装置10に対して通知される、DMRS系列の生成及びDMRSによるチャネル推定に必要な制御情報を図9に示す。
図9に示すように、DMRS系列生成、チャネル推定に必要な制御情報の種別は、準静的(Semi−static)にユーザ装置10に通知する制御情報である準静的制御情報と、動的(Dynamic)にユーザ装置10に通知する制御情報である動的制御情がある。また、準静的制御情報は、ハイヤレイヤシグナリングであるRRCシグナリングにより通知され、さらにセル内の全てのユーザ装置(UE)に共通したパラメータで通知される情報要素と、ユーザ装置毎個別のパラメータで通知される情報要素とがある。動的制御情報は、動的(例えば1サブフレーム周期)にDCIにより通知され、ユーザ装置毎個別のパラメータの情報要素が含まれる。
なお、上りリンクのフレーム構成の例を図10(a)に示し、ユーザ装置(UE)毎のリソースの割当イメージを図10(b)に示す。図10(a)に示すように、DMRS及びSRSは、PUSCHに多重された構成となっている。
<干渉セルの制御情報>
第1の実施形態では、干渉セルのDMRS系列の生成及びDMRSによるチャネル推定を行うため、干渉セルの制御情報(DMRS情報)が接続基地局20からユーザ装置10に通知される。接続基地局20は、各干渉基地局30から通知される干渉セルの制御情報に基づき、図11に示すような干渉セルの制御情報を生成する。図11に示されるように、接続セルの制御情報と異なり、接続基地局20が生成する干渉セルの制御情報のうち準静的制御情報の干渉セルのセルID毎のgroupHoppingEnabled、sequenceHoppingEnabled、groupAssignmentPUSCH、cyclicShiftが含まれる。また、生成される干渉セルの準静的制御情報には、干渉ユーザIDに対応付けられた干渉ユーザ数分のgroupHoppingDisabled及びnPUSCH−Identity/nDMRS−CSH-Identityが含まれる。また、生成される干渉セルの動的制御情報には、干渉ユーザIDに対応付けられた干渉ユーザ数分の巡回シフト量、干渉セルのスロット番号(但し、完全同期の場合は不要となる。)及び干渉ユーザ割当情報が含まれる。なお、干渉ユーザ割当情報(干渉ユーザ情報ともいう。)は、例えば図12に示すように、所望信号における接続ユーザ(UE#1)が割り当てられているリソースブロック(RB)に対応するUE#2、UE#3、UE#4の干渉ユーザ情報のみがユーザ装置10に通知される(すなわち、UE#5の干渉ユーザ情報は通知されない。)。このように、接続基地局20が、ユーザ装置10が割り当てられている所望信号のRBに対応する干渉信号のRBに割り当てられているユーザ(干渉ユーザ)のみの干渉ユーザ割当情報がユーザ装置10に通知される。すなわち、ユーザ装置10における干渉信号の低減に関係しない不要なユーザの干渉ユーザ割当情報が通知されないように制御される。
以上、本発明の第1の実施形態の無線通信システムにおいて、ユーザ装置10は、図11に示した干渉セルの制御情報に基づき行ったPUSCH領域のチャネル推定結果及び生成したDMRS系列を用いて、干渉信号であるDMRSをキャンセルする。また、ユーザ装置10は、上記チャネル推定結果を用いて、干渉信号であるPUSCHに対してIRC受信を行い、干渉信号の抑圧を行う。または、ユーザ装置10は、干渉信号であるPUSCHの変調信号を推定し、上記チャネル推定結果を用いてSICを行い、干渉信号をキャンセルする。
〔第1の変形例〕
第1の実施形態の第1の変形例は、接続基地局20からユーザ装置10に通知する下り制御信号の信号量を削減するため、図11に示した情報要素から、通知する情報要素を削除したり、情報要素に含まれる情報量を削減したりする。以下、第1の変形例において、干渉セルの制御情報の情報要素を削除する場合をケース1とし、情報要素に含まれる情報量を削減する場合をケース2として、各ケースを説明する。
<ケース1(情報要素を削除する場合)>
第1の変形例のケース1における干渉セルの制御情報を図13に示す。図13に示すように、第1の変形例のケース1では、図11に示した干渉セルの制御情報に含まれる情報要素のうち、DCIで通知される「(巡回シフト量+干渉ユーザID)×干渉ユーザ数」の情報要素が削除される。これにより、第1の実施形態の場合(図11)に比べて、動的に接続基地局20からユーザ装置10に通知されるDCIのうち干渉ユーザ数分の情報量を削減できる。
この場合、巡回シフト量はユーザ毎に8種類の値で定義されるため、すなわちユーザ毎に8パタンが存在するため、干渉セルの制御情報が通知されたユーザ装置10は、各干渉ユーザに対して合計8パタンの系列を用いることで、干渉信号のチャネルを推定できる。具体的には、例えばユーザ装置10は、各干渉ユーザに対する合計8パタンの系列に基づき推定した8通りのチャネルのうち、測定された干渉雑音電力(干渉信号の電力)が最も大きいチャネルをチャネル推定結果として決定する。
<ケース2(情報要素に含まれる情報量を削減する場合>
第1の変形例のケース2における干渉セルの制御情報を図14に示す。図14に示すように、第1の変形例のケース2では、図11に示した情報要素「(巡回シフト量+干渉ユーザID)×干渉ユーザ数」のうち合計8パタンであった「巡回シフト量」のインデックス情報を奇数又は偶数のいずれか1ビットとすることにより、「巡回シフト量」を4パタンに削減する。
この場合、干渉セルの制御情報が通知されたユーザ装置10は、各干渉ユーザに対して、奇数又は偶数のいずれかのビットが設定された4パタンの巡回シフト量による4パタンの系列を用いて、干渉信号のチャネルを推定する。具体的には、例えばユーザ装置10は、各干渉ユーザに対する合計4パタンの系列に基づき推定した4通りのチャネルのうち、最も干渉雑音電力が大きいチャネルをチャネル推定結果として決定する。
なお、第1の変形例における干渉信号の干渉低減方法は、図8に示した第1の実施形態の場合の方法と同じである。
〔第2の変形例〕
第1の実施形態の第2の変形例は、接続基地局20からユーザ装置10に通知する下り制御信号の信号量を削減するため、DCIにより通知される「干渉ユーザ割当情報」に含まれる情報を、所定の情報に置き換え、ユーザ装置10が干渉信号におけるユーザ(干渉ユーザ)割当状況をブラインドにより推定する。
第1の実施形態における干渉ユーザ割当情報には、例えば、干渉ユーザ数分の干渉ユーザID、帯域幅(RB数)及びPUSCHの先頭のRB位置を示すスタートRB位置情報(RBインデックスともいう。)が含まれる。一方、第2の変形例における干渉ユーザ割当情報には、図15に示すように、干渉ユーザ数分の干渉ユーザIDと所定の情報として帯域幅(RB数)が例えば3RB以上となるか否かを示す1ビットを含む情報とが含まれる。なお、帯域幅(RB数)の基準を例えば3RB以上となるか否かとしているのは、帯域幅が3RB以上であるか否かによりDMRS系列の構成が異なるためである。但し、帯域幅の基準は3RB以上であるか否かに限らず、任意の値を基準としてもよい。
ここで、図16に基づき、第2の変形例における干渉信号のユーザ割当状況の推定方法の一例を説明する。図16に示すように、接続基地局20からユーザ装置10に、干渉ユーザ割当情報として、干渉ユーザIDと帯域幅が3RB以上であるか否かを示すフラグ(Flag)とが動的に通知される。また、干渉ユーザ割当情報には、図12に示した方法により、所望信号に割り当てられている部分に対応するユーザ(UE#2(干渉ユーザID=1)、UE#3(干渉ユーザID=2)、UE#4(干渉ユーザID=3))のユーザ割当情報のみが含まれる。図16の例において、具体的に、接続基地局20からユーザ装置10に、例えば干渉ユーザID=1、Flag=1(3RB≦帯域幅)と干渉ユーザID=2、Flag=0(帯域幅<3RB)と、干渉ユーザID=3、Flag=0(帯域幅<3RB)とを含む干渉ユーザ割当情報がDCIにより動的に通知される。
干渉ユーザ割当情報が通知されたユーザ装置10は、次の手順で干渉信号におけるユーザ割当状況、具体的には帯域幅及びスタートRB位置をブラインドにより推定する。なお、図16に示すように、接続ユーザ(UE#1)は、所望信号のRBインデックス(index)「3」〜「6」に割り当てられている。
(手順1)まず、通知されたユーザ割当情報に含まれる干渉ユーザID=1のFlagは「1(3RB≦帯域幅)」であるため、干渉ユーザID=1のユーザ割当状況として推定されるパタンは、推定パタン1−1〜1−3の3通りが推定される。ここで、RB毎に干渉雑音電力を測定し、干渉雑音電力が比較的低いRBは干渉ユーザが割り当てられていないものとしてブラインド推定の領域を削減する。このようにしてRB毎の干渉雑音電力に基づき特定されたパタンを推定パタンとして決定する。ここで、例えば干渉ユーザID=1の推定パタンとして推定パタン1−1が決定される。
(手順2)次に、干渉ユーザID=2のユーザ割当状況を推定する。干渉ユーザID=2のFlagは「0(帯域幅<3RB)」であるため、推定されるパタンは、推定パタン2−1、2−2の2通りとなる。ここで、手順1の場合と同様に、RB毎の干渉雑音電力に基づき、例えば干渉ユーザID=2の推定パタンとして推定パタン2−1が決定される。
(手順3)次に、干渉ユーザID=3のユーザ割当状況を推定する。干渉ユーザID=3のFlagは「0(帯域幅<3RB)」であるため、推定されるパタンは、推定パタン3−1、3−2の2通りとなる。ここで、手順1の場合と同様に、RB毎の干渉雑音電力に基づき、例えば干渉ユーザID=3の推定パタンとして推定パタン3−1が決定される。
このような手順により、接続基地局20が干渉ユーザ割当情報に含まれる情報を削減し通知した場合であっても、ユーザ装置10はブラインド推定により干渉信号におけるユーザの割当状況を推定することができる。
なお、第2の変形例は、第1の変形例とともに実施することも可能である。
以下、本発明の第1の実施形態(第1の変形例及び第2の変形例を含む。)における無線通信システムの機能構成及び動作手順について説明する。
[機能構成]
<基地局>
図17は、本発明の第1の実施形態における基地局の機能構成を示す図である。図17には、接続基地局20及び干渉基地局30が示されている。
図17に示すように、接続基地局20は、制御情報生成部201、他セル用制御情報生成部202、干渉セル制御情報生成部203、動的制御情報生成部204、他セル用動的制御情報生成部205、干渉セル動的制御情報生成部206、基地局間通信部207及び無線通信部208を有する。
制御情報生成部201は、図9に示した接続セルの準静的制御情報を生成する。
他セル用制御情報生成部202は、他のセル(基地局)に情報通知するための他セル用の準静的制御情報を生成する。
干渉セル制御情報生成部203は、干渉基地局30から送信された準静的制御情報に基づき、下りリンク制御信号を用いてユーザ装置10に通知する干渉セルの準静的制御情報を生成する。ここで、干渉セルの準静的制御情報とは、図11、図13又は図14に示した準静的制御情報である。
動的制御情報生成部204は、図9に示した接続セルの動的制御情報を生成する。
他セル用動的制御情報生成部205は、他のセル(基地局)に通知するための他セル用の動的制御情報を生成する。
干渉セル動的制御情報生成部206は、干渉基地局30から送信された動的制御情報に基づき、下りリンク制御信号を用いてユーザ装置10に通知する干渉セルの動的制御情報を生成する。ここで、干渉セルの動的制御情報とは、図11、図13又は図14に示した動的制御情報である。なお、干渉セル動的制御情報生成部206が、第1の実施形態の第1の変形例及び第2の変形例における情報要素の削除、情報要素に含まれる情報の削減及情報要素に含まれる情報の所定の情報への置換の処理を行う。
基地局間通信部207は、他の基地局と各制御情報等の送受信を行う。なお、基地局間通信部207が行う通信は、有線又は無線のいずれであってもよい。
無線通信部208は、信号処理を行い、ユーザ装置10と無線通信により信号の送受信を行う。
なお、干渉基地局30は、接続基地局20と同様の機能構成を有する。干渉基地局30が有する制御情報生成部301、他セル用制御情報生成部302、干渉セル制御情報生成部303、動的制御情報生成部304、他セル用動的制御情報生成部305、干渉セル動的制御情報生成部306、基地局間通信部307、無線通信部308は、それぞれ接続基地局20が有する制御情報生成部201、他セル用制御情報生成部202、干渉セル制御情報生成部203、動的制御情報生成部204、他セル用動的制御情報生成部205、干渉セル動的制御情報生成部206、基地局間通信部207、無線通信部208に対応する。
<ユーザ装置>
図18は、本発明の第1の実施形態におけるユーザ装置10の機能構成を示す図である。
図18に示すように、ユーザ装置10は、制御情報復元部101、動的制御情報復元部102、DMRS系列生成部103、接続セルチャネル推定部104、干渉セル制御情報復元部105、干渉セル動的制御情報復元部106、干渉セル動的制御情報ブラインド推定部107、干渉セルDMRS系列生成部108、干渉セルチャネル推定部109、信号処理部110及び無線通信部113を有する。信号処理部110には、干渉セルDMRSキャンセル部111及び干渉信号抑圧・キャンセル部112が含まれる。なお、DMRS系列生成部103、接続セルチャネル推定部104、干渉セル動的制御情報ブラインド推定部107、干渉セルDMRS系列生成部108、干渉セルチャネル推定部109、信号処理部110並びに信号処理部110に含まれる干渉セルDMRSキャンセル部111及び干渉信号抑圧・キャンセル部112は、干渉低減手段の一例である。
制御情報復元部101は、接続基地局20から通知された接続セルの準静的制御情報を復元する。
動的制御情報復元部102は、接続基地局20から通知された接続セルの動的制御情報を復元する。
DMRS系列生成部103は、制御情報復元部101により復元された接続セルの準静的制御情報と、動的制御情報復元部102により復元された接続セルの動的制御情報とに基づき、接続セルのDMRS系列を生成する。
接続セルチャネル推定部104は、生成された接続セルのDMRS系列及び受信信号に基づき、所望信号のPUSCH領域のチャネルを推定する。
干渉セル制御情報復元部105は、接続基地局20から通知された干渉セルの準静的制御情報を復元する。
干渉セル動的制御情報復元部106は、接続基地局20から通知された干渉セルの動的制御情報を復元する。
干渉セル動的制御情報ブラインド推定部107は、接続基地局20から通知された動的制御情報のうち不足している(接続基地局20により削除された)情報をブラインド推定する。なお、干渉セル動的制御情報ブラインド推定部107は、第1の実施形態の第1の変形例及び第2の変形例のように、干渉セルのDMRS系列を生成するために不足する情報を推定する処理を行う場合に必要であり、行わない場合は不要である。
干渉セルDMRS系列生成部108は、干渉セル制御情報復元部105により復元された干渉セルの準静的制御情報と、干渉セル動的制御情報復元部106により復元された動的制御情報とに基づき、干渉セルのDMRS系列を生成する。
干渉セルチャネル推定部109は、干渉セルDMRS系列生成部108により生成された干渉セルのDMRS系列及び受信信号に基づき、干渉信号のPUSCH領域のチャネルを推定する。
信号処理部110は、所望信号の復調・復号処理を行う。具体的には、信号処理部110は、接続セルチャネル推定部104により推定された所望信号に対するチャネル推定結果に基づき、受信信号から所望信号の制御情報及び干渉信号の制御情報を復調する。
干渉セルDMRSキャンセル部111は、干渉セルチャネル推定部105により推定された干渉信号のチャネル推定結果と干渉セルDMRS系列生成部104により生成された干渉セルのDMRS系列とを用いて干渉セルのDMRSをキャンセルする。
干渉信号抑圧・キャンセル部112は、接続セルチャネル推定部104により推定された所望信号のチャネル推定結果と、干渉セルチャネル推定部105により推定された干渉信号のチャネル推定結果とに基づき、PUSCHの干渉信号を抑圧又はキャンセルする。具体的には、PUSCHの干渉信号を抑圧する場合、干渉信号抑圧・キャンセル部112は、所望信号及び干渉信号のチャネル推定結果を用いたIRC受信を行う。また、PUSCHの干渉信号をキャンセルする場合、干渉信号の変調信号をブラインド推定し、所望信号及び干渉信号のチャネル推定結果を用いたSIC処理を行う。
無線通信部113は、信号処理を行い、基地局と無線通信により信号を送受信する。
[動作手順]
次に、図19に基づき、図17及び図18に示した機能構成を有する無線通信システムの動作を説明する。図19は、本発明の第1の実施形態における無線通信システムの動作手順を示すシーケンス図である。図19の例では、接続基地局20から所望信号を受信するユーザ装置10が、干渉基地局#1(干渉基地局30a)、・・・干渉基地局#n(干渉基地局30n)の干渉セル#1、・・・干渉セル#nからの干渉信号を低減する動作手順を示している。なお、以下において、干渉基地局30は干渉基地局30a、30nの2台として説明するが、干渉基地局30は任意の台数が存在してよい。
ステップS101a、S101bにおいて、干渉基地局30a、30nの制御情報生成部301は、それぞれ当該干渉基地局30a、30nの干渉セル#1、干渉セル#nの準静的制御情報を生成する。
ステップS101cにおいて、接続基地局20の制御情報生成部201は、接続セルの準静的制御情報を生成する。
ステップS102において、接続基地局20の無線通信部208は、ハイヤレイヤシグナリング(例えばRRCシグナリング)により、生成した接続セルの準静的制御情報をユーザ装置10に送信する。
ステップS103において、ユーザ装置10の制御情報復元部101が無線通信部113を介して、接続基地局20からの接続セルの準静的制御情報を受信すると、制御情報復元部101は、受信した接続セルの準静的制御情報を復元する。
ステップS104a、S104bにおいて、干渉基地局30a、30nの他セル用制御情報生成部301は、ステップS101a、S101bで生成した干渉セル#1、干渉セル#nの準静的制御情報に基づき、他のセル(接続基地局20)に通知するための他セル用の準静的制御情報を生成する。
ステップS104cにおいて、接続基地局20の他セル用制御情報生成部201もステップS104a、S104bと同様に、ステップS101cで生成した接続セルの準静的制御情報に基づき、他のセルに通知するための他セル用の準静的制御情報を生成する。
ステップS105a、S105bにおいて、干渉基地局30a、30nの基地局間通信部307は、それぞれ生成した他セル用の干渉セル#1、干渉セル#nの準静的制御情報を、接続基地局20に送信する。
なお、図19の例では、接続基地局20が他の基地局に他セル用の準静的制御情報を送信する処理は省略する。
ステップS106において、接続基地局20の干渉セル制御情報生成部203が基地局間通信部207を介して、干渉セル#1、干渉セル#nの準静的制御情報を受信すると、干渉セル制御情報生成部203は、受信した他セル(干渉セル#1、干渉セル#n)の準静的制御情報に基づき、ユーザ装置10に通知する干渉セル(干渉セル#1、干渉セル#n)の準静的制御情報を生成する。
ステップS107において、接続基地局20の無線通信部208は、RRCシグナリングにより、生成した干渉セルの準静的制御情報をユーザ装置10に送信する。
ステップS108において、ユーザ装置10の干渉セル制御情報復元部105が無線通信部113を介して、接続基地局20からの干渉セルの準静的制御情報を受信すると、干渉セル制御情報復元部105は、受信した干渉セルの準静的制御情報を復元する。
以降のステップS109〜S121の処理は、動的(例えば1subframe(1msec)周期)に、繰り返し実行される。なお、動的とは、上記1subframe周期に限らず、例えば0〜5msecの間隔等で繰り返し実行されてもよい。
ステップS109a、S109bにおいて、干渉基地局30a、30nの動的制御情報生成部304は、それぞれ当該干渉基地局30a、30nの干渉セル#1、干渉セル#nの動的制御情報を生成する。
ステップS109cにおいて、接続基地局20の動的制御情報生成部204は、接続セルの動的制御情報を生成する。
ステップS110において、接続基地局20の無線通信部208は、下りリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)により、生成した接続セルの動的制御情報をユーザ装置10に送信する。なお、動的制御情報は、DCIフォーマットに含まれる。DCIフォーマットは、複数の種類が用意されており、動的制御情報はそのうちの少なくとも一つには含まれている。
ステップS111において、ユーザ装置10の動的制御情報復元部102が無線通信部113を介して、接続基地局20からの接続セルの動的制御情報を受信すると、動的制御情報復元部102は、受信した接続セルの動的制御情報を復元する。
ステップS112a、S112bにおいて、干渉基地局30a、30nの他セル用動的制御情報生成部305は、ステップS109a、S109bで生成した干渉セル#1、干渉セル#nの動的制御情報に基づき、他のセル(接続基地局20)に通知するための他セル用の動的制御情報を生成する。
ステップS112cにおいて、接続基地局20の他セル用動的制御情報生成部205もステップS112a、S112bと同様に、ステップS109cで生成した接続セルの動的制御情報に基づき、他のセルに通知するための他セル用の動的制御情報を生成する。
ステップS113a、S113bにおいて、干渉基地局30a、30nの基地局間通信部307は、それぞれ生成した他セル用の干渉セル#1、干渉セル#nの動的制御情報を、接続基地局20に送信する。
なお、図19の例では、接続基地局20が他の基地局に他セル用の動的制御情報を送信する処理は省略する。
ステップS114において、接続基地局20の干渉セル動的制御情報生成部206が基地局間通信部207を介して、干渉セル#1、干渉セル#nの動的制御情報を受信すると、干渉セル動的制御情報生成部206は、受信した他セル(干渉セル#1、干渉セル#n)の動的制御情報に基づき、ユーザ装置10に通知する干渉セル(干渉セル#1、干渉セル#n)の動的制御情報を生成する。
ステップS115において、接続基地局20の無線通信部208は、DCIにより、生成した干渉セルの動的制御情報をユーザ装置10に送信する。
ステップS116において、ユーザ装置10の干渉セル動的制御情報復元部106が無線通信部113を介して、接続基地局20からの干渉セルの動的制御情報を受信すると、干渉セル動的制御情報復元部106は、受信した干渉セルの動的制御情報を復元する。
ステップS117において、干渉セル動的制御情報ブラインド推定部107は、接続基地局20から通知され、復元した干渉セルの動的制御情報のうち不足している情報をブラインド推定する。なお、ステップS117の処理は、第1の実施形態の第1の変形例及び第2の変形例のように、干渉セルのDMRS系列の生成を行うための情報が不足することを想定しない場合、不要である。
ステップS118において、DMRS系列生成部103は、ステップS103で復元された接続セルの準静的制御情報と、ステップS111で復元された接続セルの動的制御情報とに基づき、接続セルのDMRS系列を生成する。また、干渉セルDMRS系列生成部108は、ステップS108で復元された干渉セルの準静的制御情報と、ステップS116で復元された動的制御情報とに基づき、干渉セルのDMRS系列を生成する。
S119において、接続セルチャネル推定部104は、生成された接続セルのDMRS系列及び受信信号に基づき、所望信号のチャネルを推定する。また、干渉セルチャネル推定部109は、生成された干渉セルのDMRS系列及び受信信号に基づき、干渉信号のチャネルを推定する。
S120において、干渉セルDMRSキャンセル部111は、ステップS118で生成された干渉セルのDMRS系列と、ステップS119で推定された干渉信号のチャネル推定結果とを用いて干渉セルのDMRSをキャンセルする。
S121において、干渉信号抑圧・キャンセル部112は、ステップS119で推定された接続セル及び干渉信号のチャネル推定結果に基づき、PUSCHの干渉信号を抑圧又はキャンセルする。
上述したように、本発明の第1の実施形態の無線通信システムは、接続基地局20が下りリンク制御信号により、ユーザ装置10に対して、DMRS系列の生成及びDMRSによる干渉信号のチャネル推定に用いる干渉基地局30の制御情報(準静的制御情報及び動的制御情報)を通知する。そして、ユーザ装置10は、接続基地局20から通知された制御情報を用いて、DMRSによるPUSCH領域の干渉信号のチャネル推定を行い、干渉信号のチャネル推定結果及び生成した干渉セルのDMRS系列を用いて、干渉セルのDMRSをキャンセルすることができる。また、ユーザ装置10は、上記チャネル推定結果を用いて、PUSCH領域の干渉信号の抑圧又はキャンセルを行うことができる。すなわち、ユーザ装置10は、下りリンクの所望信号を受信しながら、上りリンクの干渉信号を低減することができる。
〔第2の実施形態〕
上述したように、本発明の第2の実施形態は、干渉低減を行う対象の信号をSRSとする。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態(第1の変形例及び第2の変形例を含む。)とともに実施することも可能である。
<干渉低減の方法>
第2の実施形態における対象信号の干渉低減の方法を図20に示す。図20に示すように、ユーザ装置10は、SRSの干渉信号に対して、SRSによるチャネル推定を行い、SRS系列を用いて干渉信号をキャンセルする。
<接続セルの制御情報>
接続基地局20からユーザ装置10に対して通知される、SRS系列の生成及びSRSによるチャネル推定に必要な制御情報を図21に示す。
図21に示すように、SRS系列生成、チャネル推定に必要な制御情報は、ハイヤレイヤシグナリングであるRRCシグナリングにより通知される準静的制御情報である。準静的制御情報は、さらにセル内の全てのユーザ装置(UE)に共通したパラメータで通知される情報要素と、ユーザ装置毎個別のパラメータで通知される情報要素とがある。また、接続基地局20が通知する制御情報には、groupHoppingEnabled、sequenceHoppingEnabled、groupAssignmentPUSCH、cyclicShiftの情報要素を含めず、例えばユーザ装置10が図9に示したDMRS系列で通知された値を利用する。なお、これらの情報要素は、接続基地局20が通知する制御情報に含めてもよい。また、srs−Bandwidth、freqDomainPosition、srs−ConfigIndex、transmissionComb、cyclicShift、srs−AntennaPortの情報要素は、SRSの周期的(Periodic)送信又は非周期的(Aperiodic)送信により独立した動作の中で接続基地局20からユーザ装置10に通知される。
なお、SRSの周期的(Periodic)送信間隔の例を図22(a)に示す。図22(a)に示すように、SRS送信周期は、セル固有のSRS送信タイミング及びセル固有のSRS送信タイミングのうちUE毎のSRS送信タイミングの周期があり、UE毎のSRS送信周期に基づきSRS送信が行われる。また、SRS送信におけるUE割当イメージを図22(b)に示す。
<干渉セルの制御情報>
第2の実施形態では、干渉セルのSRS系列の生成及びSRSによるチャネル推定を行うため、干渉セルの制御情報が接続基地局20からユーザ装置10に通知される。接続基地局20は、各干渉基地局30から通知される干渉セルの制御情報に基づき、図23に示すような干渉セルの制御情報を生成する。図23に示されるように、図21に示した接続セルの制御情報と情報要素は同様であるが、第2の実施形態ではセル内で共通に通知される情報要素は干渉セル分が通知される点及びUE個別に通知される情報要素は干渉ユーザIDに対応付けて干渉ユーザ数分が通知される点が異なる。なお、第1の実施形態(第1の変形例及び第2の変形例を含む。)とともに第2の実施形態が実施される場合、接続基地局20は、ユーザ装置に通知する制御情報の中から図23に示したgroupHoppingEnabled、sequenceHoppingEnabled、groupAssignmentPUSCH、cyclicShiftの情報要素を削除する。この場合、ユーザ装置10は、第1の実施形態において通知される制御情報(図11、図13、図14、図15)に含まれるgroupHoppingEnabled、sequenceHoppingEnabled、groupAssignmentPUSCH、cyclicShiftの値を利用する。
以上、本発明の第2の実施形態の無線通信システムにおいて、ユーザ装置10は、図23に示した干渉セルの制御情報に基づき生成したSRS行列及びSRSによるチャネル推定結果を用いて、干渉信号であるSRSをキャンセルする。
[機能構成]
<基地局>
図24は、本発明の第2の実施形態における基地局の機能構成を示す図である。図24には、接続基地局20及び干渉基地局30が示されている。
図24に示すように、接続基地局20は、制御情報生成部221、他セル用制御情報生成部222、干渉セル制御情報生成部223、基地局間通信部224及び無線通信部225を有する。
制御情報生成部221は、図21に示した接続セルの準静的制御情報を生成する。
他セル用制御情報生成部222は、他のセル(基地局)に情報通知するための他セル用の準静的制御情報を生成する。
干渉セル制御情報生成部223は、干渉基地局30から送信された準静的制御情報に基づき、下りリンク制御信号を用いてユーザ装置10に通知する干渉セルの準静的制御情報を生成する。ここで、干渉セルの準静的制御情報とは、図23に示した準静的制御情報である。
基地局間通信部224は、他の基地局と各制御情報等の送受信を行う。なお、基地局間通信部207が行う通信は、有線又は無線のいずれであってもよい。
無線通信部225は、信号処理を行い、ユーザ装置10と無線通信により信号の送受信を行う。
なお、干渉基地局30は、接続基地局20と同様の機能構成を有する。干渉基地局30が有する制御情報生成部321、他セル用制御情報生成部322、干渉セル制御情報生成部323、基地局間通信部324、無線通信部325は、それぞれ接続基地局20が有する制御情報生成部221、他セル用制御情報生成部222、干渉セル制御情報生成部223、基地局間通信部224、無線通信部225に対応する。
<ユーザ装置>
図25は、本発明の第2の実施形態におけるユーザ装置10の機能構成を示す図である。
図25に示すように、ユーザ装置10は、制御情報復元部121、SRS系列生成部122、接続セルチャネル推定部123、干渉セル制御情報復元部124、干渉セルSRS系列生成部125、干渉セルチャネル推定部126、信号処理部127及び無線通信部129を有する。信号処理部127には、干渉セルSRSキャンセル部128が含まれる。なお、SRS系列生成部122、接続セルチャネル推定部123、干渉セル制御情報復元部124、干渉セルSRS系列生成部125、干渉セルチャネル推定部126、信号処理部127並びに信号処理部127に含まれる干渉セルSRSキャンセル部128は、干渉低減手段の一例である。
制御情報復元部121は、接続基地局20から通知された接続セルの準静的制御情報を復元する。
SRS系列生成部122は、制御情報復元部121により復元された接続セルの準静的制御情報に基づき、接続セルのSRS系列を生成する。
接続セルチャネル推定部123は、生成された接続セルのSRS系列及び受信信号に基づき、所望信号のチャネルを推定する。
干渉セル制御情報復元部124は、接続基地局20から通知された干渉セルの準静的制御情報を復元する。
干渉セルSRS系列生成部125は、干渉セル制御情報復元部124により復元された干渉セルの準静的制御情報に基づき、干渉セルのSRS系列を生成する。
干渉セルチャネル推定部126は、干渉セルSRS系列生成部125により生成された干渉セルのSRS系列及び受信信号に基づき、干渉信号のチャネルを推定する。
信号処理部127は、所望信号の復調・復号処理を行う。具体的には、信号処理部127は、接続セルチャネル推定部123により推定された所望信号に対するチャネル推定結果に基づき、受信信号から所望信号及び干渉信号の制御情報を復調する。
干渉セルSRSキャンセル部128は、干渉セルチャネル推定部126により推定された干渉信号のチャネル推定結果と干渉セルSRS系列生成部125により生成された干渉セルのSRS系列とを用いて干渉セルのSRSをキャンセルする。
無線通信部129は、信号処理を行い、基地局と無線通信により信号を送受信する。
[動作手順]
次に、図26に基づき、図24及び図25に示した機能構成を有する無線通信システムの動作を説明する。図26は、本発明の第2の実施形態における無線通信システムの動作手順を示すシーケンス図である。図26の例では、接続基地局20から所望信号を受信するユーザ装置10が、干渉基地局#1(干渉基地局30a)、・・・干渉基地局#n(干渉基地局30n)の干渉セル#1、・・・干渉セル#nからの干渉信号を低減する動作手順を示している。なお、干渉基地局30は、任意の台数が存在してよい。
ステップS201a、S201bにおいて、干渉基地局30a、30nの制御情報生成部321は、それぞれ当該干渉基地局30a、30nの干渉セル#1、干渉セル#nの準静的制御情報を生成する。
ステップS201cにおいて、接続基地局20の制御情報生成部221は、接続セルの準静的制御情報を生成する。
ステップS202において、接続基地局20の無線通信部225は、RRCシグナリングにより、生成した接続セルの準静的制御情報をユーザ装置10に送信する。
ステップS203において、ユーザ装置10の制御情報復元部121が無線通信部129を介して、接続基地局20からの接続セルの準静的制御情報を受信すると、制御情報復元部121は、受信した接続セルの準静的制御情報を復元する。
ステップS204a、S204bにおいて、干渉基地局30a、30nの他セル用制御情報生成部322は、ステップS201a、S201bで生成した干渉セル#1、干渉セル#nの準静的制御情報に基づき、他のセル(接続基地局20)に通知するための他セル用の準静的制御情報を生成する。
ステップS204cにおいて、接続基地局20の他セル用制御情報生成部222もステップS204a、S204bと同様に、ステップS201cで生成した接続セルの準静的制御情報に基づき、他のセルに通知するための他セル用の準静的制御情報を生成する。
ステップS205a、S205bにおいて、干渉基地局30a、30nの基地局間通信部324は、それぞれ生成した他セル用の干渉セル#1、干渉セル#nの準静的制御情報を、接続基地局20に送信する。
なお、図26の例では、接続基地局20が他の基地局に他セル用の準静的制御情報を送信する処理は省略する。
ステップS206において、接続基地局20の干渉セル制御情報生成部223が基地局間通信部224を介して、干渉セル#1、干渉セル#nの準静的制御情報を受信すると、干渉セル制御情報生成部223は、受信した他セル(干渉セル#1、干渉セル#n)の準静的制御情報に基づき、ユーザ装置10に通知する干渉セル(干渉セル#1、干渉セル#n)の準静的制御情報を生成する。
ステップS207において、接続基地局20の無線通信部225は、RRCシグナリングにより、生成した干渉セルの準静的制御情報をユーザ装置10に送信する。
ステップS208において、ユーザ装置10の干渉セル制御情報復元部124が無線通信部129を介して、接続基地局20からの干渉セルの準静的制御情報を受信すると、干渉セル制御情報復元部124は、受信した干渉セルの準静的制御情報を復元する。
以降のステップS209〜S211の処理は、動的(例えば1subframe(1msec)周期)に、繰り返し実行される。なお、動的とは、上記1subframe周期に限らず、例えば0〜5msecの間隔で繰り返し実行されてもよい。
ステップS209において、SRS系列生成部122は、ステップS203で復元された接続セルの準静的制御情報に基づき、接続セルのSRS系列を生成する。また、干渉セルSRS系列生成部125は、ステップS208で復元された干渉セルの準静的制御情報に基づき、干渉セルのSRS系列を生成する。
S210において、接続セルチャネル推定部123は、生成された接続セルのSRS系列及び受信信号に基づき、所望信号のチャネルを推定する。また、干渉セルチャネル推定部126は、生成された干渉セルのSRS系列及び受信信号に基づき、干渉信号のチャネルを推定する。
S211において、干渉セルSRSキャンセル部128は、ステップS209で生成された干渉セルのSRS系列と、ステップS210で推定された干渉信号のチャネル推定結果とを用いて干渉セルのSRSをキャンセルする。
上述したように、本発明の第2の実施形態の無線通信システムは、接続基地局20が下りリンク制御信号により、ユーザ装置10に対して、SRS系列の生成及びSRSによる干渉信号のチャネル推定に用いる干渉基地局30の制御情報(準静的制御情報)を通知する。そして、ユーザ装置10は、接続基地局20から通知された制御情報を用いて、SRSによる干渉信号のチャネル推定を行い、干渉信号のチャネル推定結果及び生成した干渉セルのSRS系列を用いて、干渉セルのSRSをキャンセルすることができる。すなわち、ユーザ装置10は、上りリンクの干渉信号を低減することができる。
以上、本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態により、例えばDynamic TDDや端末間通信の導入された無線通信システムにおいて発生し得る上りリンクの干渉信号を低減し、ユーザ装置における受信品質の向上及びスループットの改善を図ることができる。
以上、本発明の各実施形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能構成図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、基地局及びユーザ装置は機能構成図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明に従って動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
10 ユーザ装置
101 制御情報復元部
102 動的制御情報復元部
103 DMRS系列生成部
104 接続セルチャネル推定部
105 干渉セル制御情報復元部
106 干渉セル動的制御情報復元部
107 干渉セル動的制御情報ブラインド推定部
108 干渉セルDMRS系列生成部
109 干渉セルチャネル推定部
110 信号処理部
111 干渉セルDMRSキャンセル部
112 干渉信号抑圧・キャンセル部
113 無線通信部
121 制御情報復元部
122 SRS系列生成部
123 接続セルチャネル推定部
124 干渉セル制御情報復元部
125 干渉セルSRS系列生成部
126 干渉セルチャネル推定部
127 信号処理部
128 干渉セルSRSキャンセル部
129 無線通信部
20 接続基地局
201 制御情報生成部
202 他セル用制御情報生成部
203 干渉セル制御情報生成部
204 動的制御情報生成部
205 他セル用動的制御情報生成部
206 干渉セル動的制御情報生成部
207 基地局間通信部
208 無線通信部
221 制御情報生成部
222 他セル用制御情報生成部
223 干渉セル制御情報生成部
224 基地局間通信部
225 無線通信部

Claims (9)

  1. 無線通信システムにおいて一のユーザ装置と接続する基地局であって、
    前記一のユーザ装置に対する一以上の干渉基地局が形成するセル又は他のユーザ装置からの上りリンクにおける干渉信号を低減するために前記一のユーザ装置において利用される前記干渉基地局毎の第1の制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信手段と、
    一以上の前記第1の制御情報に基づく第2の制御情報を生成する生成手段と、
    前記第2の制御情報を、下りリンク制御信号により前記一のユーザ装置に送信する送信手段とを有し、
    前記第1の制御情報は、物理上りリンク共有チャネルの復調用参照信号のチャネル推定に用いられる情報であって、
    前記下りリンク制御信号は、物理下りリンク制御チャネルにおけるハイヤレイヤシグナリング又は下り制御情報である基地局。
  2. 前記下り制御情報には、所定のフォーマットに基づき予め定められた情報要素が含まれており、
    前記生成手段は、前記第2の制御情報が前記下り制御情報として送信される場合、当該下り制御情報における前記情報要素の一部が削除された又は前記情報要素に含まれる一部の情報が削除された前記第2の制御情報を生成する請求項1記載の基地局。
  3. 前記下り制御情報には、所定のフォーマットに基づき予め定められた情報要素が含まれており、
    前記生成手段は、前記第2の制御情報が前記下り制御情報として送信される場合、当該下り制御情報における前記情報要素に含まれる一部の情報が所定の情報に置き換えられた前記第2の制御情報を生成する請求項1又は2記載の基地局。
  4. 前記第1の制御情報は、チャネル品質測定用参照信号のチャネル推定に用いられる情報であって、
    前記下りリンク制御信号は、物理下りリンク制御チャネルにおけるハイヤレイヤシグナリングである請求項1乃至3いずれか一項に記載の基地局。
  5. 複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
    接続基地局から下りリンク制御信号により送信された当該ユーザ装置に対する干渉基地局が形成するセル又は他のユーザ装置からの上りリンクにおける干渉信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信手段と、
    前記制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減手段とを有するユーザ装置。
  6. 前記制御情報は、当該ユーザ装置が物理上りリンク共有チャネルの復調用参照信号のチャネル推定に用いる情報であって、
    前記干渉低減手段は、前記制御情報に基づく前記復調用参照信号のチャネル推定の結果を用いて、該復調用参照信号のキャンセル及び前記物理上りリンク共有チャネルの干渉信号抑圧合成受信又は逐次干渉キャンセルを行う請求項5記載のユーザ装置。
  7. 前記干渉低減手段は、前記下りリンク制御信号が前記接続基地局から物理下りリンク制御チャネルにおける、所定のフォーマットに基づき予め定められた情報要素を含む下り制御情報として送信される場合、該下り制御情報に含まれる前記情報要素の一部が削除されているか、前記情報要素に含まれる一部の情報が削除されているか又は前記情報要素に含まれる一部の情報が所定の情報に置き換えられている場合、前記制御情報に基づき推定されたチャネルのうち、測定された前記干渉信号の電力に基づきチャネル推定結果を決定する請求項5又は6記載のユーザ装置。
  8. 前記制御情報は、当該ユーザ装置がチャネル品質測定用参照信号のチャネル推定に用いる情報であって、
    前記干渉低減手段は、前記制御情報に基づく前記チャネル品質測定用参照信号のチャネル推定の結果を用いて、該チャネル品質測定用参照信号をキャンセルする請求項5乃至7いずれか一項に記載のユーザ装置。
  9. 無線通信システムにおいて接続基地局と接続する一のユーザ装置に対する干渉基地局が形成するセル又は他のユーザ装置からの上りリンクにおける干渉信号を低減する干渉低減方法であって、
    前記接続基地局が、前記干渉信号を低減するために前記一のユーザ装置において利用される前記干渉基地局毎の第1の制御情報を、前記干渉基地局から受信する第1の受信ステップと、
    前記接続基地局が、一以上の前記第1の制御情報に基づく第2の制御情報を生成する生成ステップと、
    前記接続基地局が、前記第2の制御情報を、下りリンク制御信号により前記一のユーザ装置に送信する送信ステップと、
    前記一のユーザ装置が、前記接続基地局から送信された前記第2の制御情報を受信する受信ステップと、
    前記一のユーザ装置が、前記第2の制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減ステップとを有する干渉低減方法。
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