JP6261455B2 - 通信制御局装置、通信端末装置及び通信制御方法 - Google Patents

通信制御局装置、通信端末装置及び通信制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、アンテナの指向性を用いた無線通信の空間多重(SPSH:SPatial SHaring)を制御する通信制御局装置及び通信制御方法と、通信制御局装置により指示されたサービス期間(Service Period)に通信する通信端末装置に関する。
昨今、ライセンス不要の60GHzのミリ波帯域を用いた無線通信ネットワークへの関心が高まっている。WirelessHD(登録商標)技術は、最初の60GHzのミリ波帯域を用いた業界標準であり、コンシューマーエレクトロニクス、パーソナルコンピュータ及びポータブル製品において、高解像度なオーディオ、ビデオ及びデータのマルチギガビットの無線ストリーミングを可能にする。60GHzのミリ波帯域以上の周波数帯において動作するもう1つのマルチギガビットの無線通信技術は、WiGig技術である。WiGig技術は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers、米国電気電子学会)によって、IEEE802.11ad規格として標準化されている。
図18は、従来技術による、既存SPが割当済であり、候補SPが未割当である場合のSPSHアセスメントに関する説明図である。以下の説明において、「Service Period」(以下、「SP」と略記する)は、通信制御局装置により割り当てられた通信端末装置ペアの通信期間である。また、「SPatial SHaring」(SPSH、空間的共有)の用語には、2組の異なるペアの通信端末装置が、SPの一部又は全部が重複した期間において、同時期に通信するという空間多重の概念が含まれる。
図18に示すBI(Beacon Interval)500では、通信制御局装置102Z(後述する図9参照)により、通信端末装置104aZ,104bZ間の通信期間(SP)が既に割り当てられている。以下、SPSHにおける基準である、既に割り当てられた通信期間(SP)を「既存SP」という。また、既存SP以外の時間に割り当てられた通信期間(SP)であって既存SPとのSPSHによってスケジュールの再割当が考慮されるSP、又は既存SPとのSPSHの評価対象として評価された後に割り当てられる予定の通信期間(SP)を「候補SP」という。
通信制御局装置102Zは、既存SP510の一部又は全部の期間において、他の通信端末装置のペアによる通信が適用されるか否かを判断するために、他の通信端末装置のペアに対して、既存SP510の測定開始時刻(Measurement Start Time)から所定期間(Measurement Unit)の間、測定を指示する。
より具体的に言うと、通信制御局装置102Zは、通信端末装置104aZ,104bZのペアと通信端末装置104cZ,104dZのペアとが同時期に通信するSPSHが適用されるか否かを判断する。このために、通信制御局装置102Zは、通信端末装置104cZ,104dZのペアに対して、通信端末装置104aZ,104bZのペアによって予約された既存SP510の測定開始時刻(Measurement Start Time)から所定期間(Measurement Unit)の間、測定を指示する。
図19は、従来技術による、既存SP及び候補SPが割当済の場合のSPSHアセスメントに関する説明図である。図19に示すBI500では、通信制御局装置102Z(後述する図9参照)により、通信端末装置104aZ,104bZ間の通信期間(SP)が既に既存SPとして割り当てられ、通信端末装置104cZ,104dZ間の通信期間(SP)が候補SPとして割り当てられている。
図18と同様に、通信制御局装置102Zは、既存SP510の一部又は全部の期間において、通信端末装置104cZ,104dZによる通信が許容されるか否か、即ち、通信端末装置104aZ,104bZのペアと通信端末装置104cZ,104dZのペアとが同時期に通信するSPSHが適用されるか否かを判断する。このために、通信制御局装置102Zは、通信端末装置104cZ,104dZのペアに、予約された既存SP510の測定開始時刻(Measurement Start Time)から所定期間(Measurement Unit)の間、測定を指示する。
更に、通信制御局装置102Zは、候補SP514の一部又は全部の期間において、通信端末装置104aZ,104bZによる通信が適用されるか否か、即ち、通信端末装置104aZ,104bZのペアと通信端末装置104cZ,104dZのペアとが同時期に通信するSPSHが適用されるか否かを判断する。このために、通信制御局装置102Zは、通信端末装置104aZ,104bZのペアに対して、通信端末装置104cZ,104dZのペアによって予約された候補SP514の測定開始時刻(Measurement Start Time)から所定期間(Measurement Unit)の間、測定を指示する。
IEEEStd802.11adTM−2012,2012年12月,10.31 Spatial sharing and interference mitigation for DMG STAs,P391−394
ところで、従来技術においては、通信端末装置のペア間の通信における送信電力の差異は考慮されていないため、既存SP510と候補SP514とにおいて、各通信端末装置の通信による電波干渉が生じ、空間多重(SPSH)の実現が困難となる、という課題がある。
本開示は、上述した従来の課題を解決するために、一方の通信期間(SP)と他方の通信期間(SP)との各通信における送信電力の大きさが異なる場合でも、異なる通信端末装置のペアを同時期に通信させる空間多重(SPSH:Spatial Sharing)を実現する通信制御局装置、通信端末装置及び通信制御方法を提供することを目的とする。
本開示は、第1の通信期間と第2の通信期間との間における空間多重(Spatial Sharing)の適用の可否を制御する通信制御局装置であって、前記第1の通信期間及び前記第2の通信期間に対応する各通信オペレーションを決定するオペレーション決定部と、決定された前記各通信オペレーションに応じて、前記第1の通信期間に通信する第1の通信端末装置群と前記第2の通信期間に通信する第2の通信端末装置群に、所定の測定を指示するためのメッセージを生成するメッセージ生成部と、前記第1の通信端末装置群又は前記第2の通信端末装置群の各測定結果を基に、前記空間多重(Spatial Sharing)のスケジュールを割り当てるスケジューリング部と、前記生成したメッセージ及び前記空間多重のスケジュールを前記第1の通信端末装置群及び前記第2の通信端末装置群に送信する送信部と、を備え、前記各通信オペレーションのうち、第1の通信オペレーションは、第2の通信オペレーションより少ない送信電力である、通信制御局装置を提供する。
また、本開示は、通信相手との通信期間の割り当てを通信制御局装置に要求する通信端末装置であって、前記通信相手との通信期間毎に選択される通信オペレーションを指定する制御部と、前記選択された通信オペレーションと、前記通信制御局装置に接続されている他の通信端末装置が使用する通信オペレーションとの組み合わせに応じて、所定期間の間、前記通信相手との間の無線環境測定が指示されたメッセージを、前記通信制御局装置から、受信する受信部と、前記受信したメッセージに応じて、所定期間の間、前記通信相手との間の無線環境を測定するPHYプロセッサ部と、前記無線環境の測定結果を含む測定報告を前記通信制御局装置に送信する送信部と、を備え、前記受信部は、各測定結果を基に、前記通信制御局装置が割り当てた空間多重(Spatial Sharing)のスケジュールを受信し、前記各通信オペレーションのうち、第1の通信オペレーションは、第2の通信オペレーションより少ない送信電力である、通信端末装置を提供する。
また、本開示は、第1の通信期間と第2の通信期間との間における空間多重(Spatial Sharing)の適用の可否を制御する通信制御局装置における通信制御方法であって、前記第1の通信期間及び前記第2の通信期間に対応する各通信オペレーションを決定するステップと、決定された前記各通信オペレーションに応じて、前記第1の通信期間に通信する第1の通信端末装置群と前記第2の通信期間に通信する第2の通信端末装置群に、所定の測定を指示するためのメッセージを生成するステップと、前記第1の通信端末装置群又は前記第2の通信端末装置群の各測定結果を基に、前記空間多重(Spatial Sharing)のスケジュールを割り当てるステップと、前記生成したメッセージ及び前記空間多重のスケジュールを前記第1の通信端末装置群及び前記第2の通信端末装置群に送信するステップと、を有し、各通信オペレーションのうち、第1の通信オペレーションは、第2の通信オペレーションより少ない送信電力である、通信制御方法を提供する。
本開示によれば、一方の通信期間(SP)と他方の通信期間(SP)との各通信における送信電力の大きさが異なる場合でも、異なる通信端末装置のペアを同時期に通信させる空間多重(SPSH:Spatial Sharing)を実現できる。
本実施形態の通信制御局装置と複数の通信端末装置とを含む集約型WiGigネットワークの一例を示すシステム構成図 本実施形態の通信制御局装置の機能的なアーキテクチャの一例を示すブロック図 本実施形態の通信端末装置の機能的なアーキテクチャの一例を示すブロック図 本実施形態の測定要求メッセージのフォーマットの一例を示す図 本実施形態の測定報告メッセージのフォーマットの一例を示す図 本実施形態のBIにおける第1種のオペレーションに対応した既存SPと第2種のオペレーションに対応した候補SPとの間のSPSHアセスメントの説明図 本実施形態の通信制御局装置が、既存SPと候補SPとに対して、空間多重(SPSH)の適用の可否を判断する動作手順を説明するフローチャート 本実施形態の通信制御局装置と既存SPを使用する通信端末装置と候補SPを使用する通信端末装置とにおけるSPSHアセスメントに関するシグナリングの動作手順を説明するシーケンス図 従来の通信制御局装置と複数の通信端末装置とを含む集約型WiGigネットワークの一例を示すシステム構成図 従来の通信制御局装置の機能的なアーキテクチャの一例を示すブロック図 従来の通信端末装置の機能的なアーキテクチャの一例を示すブロック図 従来のBIにおける時間的な内部構造を詳細に示す図 従来のBIにおける既存SPと候補SPとの間における空間多重(SPSH)を示す図 従来の通信制御局装置における既存SPと候補SPとの間の空間多重(SPSH)の実行を判断する動作手順を説明するフローチャート 従来の通信制御局装置と既存SPを使用する通信端末装置と候補SPを使用する通信端末装置との間のSPSHアセスメントに関するシグナリングの動作手順を説明するシーケンス図 従来の測定要求メッセージのフォーマットの一例を示す図 従来の測定報告メッセージのフォーマットの一例を示す図 従来技術による、既存SPが割当済であり、候補SPが未割当である場合のSPSHアセスメントに関する説明図 従来技術による、既存SP及び候補SPが割当済の場合のSPSHアセスメントに関する説明図
(本実施形態の内容に至る経緯)
以下、本開示に係る通信制御局装置、通信端末装置及び通信制御方法の実施形態(以下、「本実施形態」という)の内容を説明する前に、本実施形態の内容に至る経緯について、図9から図17を参照して説明する。図9は、従来の通信制御局装置102Zと複数の通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZとを含む集約型WiGigネットワークの一例を示すシステム構成図である。
WiGig技術は、IEEE802.11の無線通信規格におけるMAC(Media Access Control)層を補足して拡張し、IEEE802.11の無線通信規格におけるWLAN(Wireless Local Area Network)との互換性がある。WiGigのMACサポート技術は、集約型ネットワークアーキテクチャ(即ち、インフラストラクチャBSS(ベーシックサービスセット)又はパーソナルBSS)をサポートする。例えば、集約型ネットワークアーキテクチャでは、中央の通信制御局装置(例えばアクセスポイント(AP:Access point)又はパーソナルBSSコントロールポイント(PCP:Personal BSS(Basic Service Set) Control Point))は、ネットワーク内の全ての通信端末装置を同期させるために、ネットワーク内の全ての通信端末装置に対してビーコンを送信する。
また、WiGig技術は、2.4GHz又は5GHzの周波数帯域以上において動作する他のIEEE802.11の無線通信規格の技術よりも、アンテナの指向性を用いた伝送を実現するためにBF(ビームフォーミング)技術を利用する。
図9に示す集約型WiGigネットワーク100Zは、通信制御局装置102Zと、複数(例えば5つ)の通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZとを含む構成である。図9では、通信制御局装置102Zは、通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZと同一の無線通信機能を含み、通信制御局装置102Zと単一の通信端末装置(例えば通信端末装置104aZ)との間の通信以外に、2つの通信端末装置(例えば通信端末装置104aZ,104bZ)間の直接通信も制御する。
図10は、従来の通信制御局装置102Zの機能的なアーキテクチャの一例を示すブロック図である。図10に示す通信制御局装置102Zは、制御部202と、スケジューラ204と、メッセージ処理部206と、メッセージ生成部208と、PHY(Physical)プロセッサ210と、アンテナ212とを含む構成である。
制御部202は、MACプロトコルに準拠したコントローラであって、全般的なMACプロトコルに準拠したオペレーションを制御する。スケジューラ204は、制御部202の指示により、無線通信の制御対象の通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZ毎に、通信期間(チャネルアクセス期間)の割り当てをスケジューリングする。
メッセージ生成部208は、スケジューラ204により割り当てられた通信のスケジュールに関するスケジューリング情報を取得し、制御情報、データ又は管理メッセージ(例えばビーコン)を生成する。管理メッセージは、PHYプロセッサ210における所定のPHY(物理層)処理後にアンテナ212を介して送信される。アンテナ212は、単一エレメントアンテナでも、アダプティブアンテナアレイでも、スイッチドビームアンテナでも良い。また、メッセージ処理部206は、1つ又は複数の通信端末装置から受信したメッセージを解析して制御部202に出力する。
図11は、従来の通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZの機能的なアーキテクチャの一例を示すブロック図である。図11に示す各通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZは、制御部302と、メッセージ生成部304と、メッセージ処理部306と、PHYプロセッサ308と、アンテナ310とを含む構成である。
制御部302は、MACプロトコルのコントローラであって、全般的なMACプロトコルに準拠したオペレーションを制御する。メッセージ生成部304は、制御部302の指示により、コントロールメッセージ、データメッセージ及び管理メッセージのうち少なくとも1つを生成する。これらのメッセージは、PHYプロセッサ308における所定のPHY(物理層)処理後にアンテナ310を介して送信される。アンテナ310は、単一エレメントアンテナでも、アダプティブアンテナアレイでも、スイッチドビームアンテナでもよい。また、メッセージ処理部306は、通信制御局装置102Zから受信したコントロールメッセージ、データメッセージ及び管理メッセージのうち少なくとも1つを、制御部302の指示に応じて解析し、解析結果を制御部302に出力する。
なお、図9に示す集約型WiGigネットワーク100において、通信制御局装置102Zは、各通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZによる通信(チャネルアクセス)を、ビーコンインターバル(BI:Beacon Interval、以下「BI」という)中に発生させるために、通信期間(SP)を調整して割り当てられたスケジューリング情報を生成する。
通信制御局装置102Zは、スケジューリング情報を、ビーコンを用いて各通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZに伝達する。各通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZは、スケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報に含まれる割当済の通信期間(SP)において、所定のアクセスルールに従って通信する。
図12は、従来のBI400における時間的な内部構造を詳細に示す図である。BI400は、4種類のアクセス期間として、ビーコン伝送間隔(BTI:Beacon Transmission Interval、以下「BTI」という)402と、アソシエーションビームフォーミングトレーニング期間(A−BFT:Association Beam Forming Training、以下「A−BFT」という)404と、アナウンスメント伝送間隔(ATI:Announcement Transmission Interval、以下「ATI」という)406と、データ転送間隔(DTI:Data Transmission Interval、以下「DTI」という)408とを含む。
BTI402は、複数の通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZの最大限の伝送カバレッジを得るために、通信制御局装置102Zが、アンテナ212の全セクタを介して指向性を形成し、複数のビーコンを用いてビームフォーミングのトレーニングを実行するためのアクセス期間である。
A−BFT404では、各通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZは、先のBTI402の間にビーコンを送信した通信制御局装置102Zとの間において、ビームフォーミングのトレーニングを実行する。
ATI406は、通信制御局装置102Zと各通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZとが用いる要求応答ベースのマネージメントアクセス期間である。
DTI408では、各通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZ間、又は各通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZ,104eZと通信制御局装置102Zとの間において、通信(メッセージ交換を含む)のための期間である。DTI408は、複数のアクセス期間(例えば通信期間であるSP410とコンテンション方式アクセス期間(CBAP:Contention Based Access Period、以下「CBAP」という)412との組み合わせ)を含む。SP410は、通信端末装置群(通信端末装置のペア(例えば通信端末装置104aZ,104bZ))間の通信用に予約されたチャネル時間(通信期間)である。
WiGigのMACサポート技術には、PBSS(Personal Basic Set Service)/インフラストラクチャBBSのパフォーマンスを最大限にするために、いわゆるSPSH(Spatial Sharing、空間的共有)が導入されている。SPSHによれば、同じ空間的に近傍する異なる通信端末装置のペアに対して割り当てられる通信期間(SP)は、同一チャネル、同時期にスケジューリング可能となる。
既存SPを使用する通信端末装置のペア、又は候補SPを使用する通信端末装置のペアは、他の通信を行う前、又はSPSHの評価のための無線環境の測定を実行する前に、通信相手との間においてビームフォーミングのトレーニングを互いに実行する。
図13は、従来のBI500における既存SP510と候補SP514との間における空間多重(SPSH)を示す図である。図13に示すBI500と図12に示すBI400とは同一の構造を有し、BTI502、A−BFT504及びATI506の説明は省略する。
DTI508は、複数のアクセス期間(例えば既存SP510、CBAP512及び候補SP514)を含む。既存SP510は、例えば通信端末装置104aZ,104bZ間の通信のために通信制御局装置102Zにより予約されている。候補SP514は、例えば通信端末装置104cZ,104dZ間の通信のために通信制御局装置102Zにより予約されている。図13では、候補SP514は、BI500内の同一チャネルに既存SP510と時間的に重複してスケジューリングされている。
従って、図13に示すBI500では、通信端末装置104aZ,104bZ間の通信(既存SP510)と、通信端末装置104cZ,104dZ間の通信(候補SP514)とは、空間多重(SPSH)されるため、同時期に通信する。
図14は、従来の通信制御局装置102Zにおける既存SP510と候補SP514との間の空間多重(SPSH)の適用の可否を判断する動作手順を説明するフローチャートである。図15は、従来の通信制御局装置102Zと既存SP510を使用する通信端末装置104aZ,104bZと候補SP514を使用する通信端末装置104cZ,104dZとの間のSPSHアセスメントに関するシグナリングの動作手順を説明するシーケンス図である。
図14において、通信制御局装置102Zは、SPSHアセスメントを開始する(S602)。具体的には、通信制御局装置102Zは、候補SP514を使用する各通信端末装置(即ち、通信端末装置104cZ,104dZ)に測定要求メッセージ702を送信し、既存SP510とのSPSHの可能性を評価するために、無線環境の測定を要求(指示)する(S604)。
候補SP514を使用する各通信端末装置104cZ,104dZは、測定要求メッセージ702を受信した後、既存SP510の開始時刻に無線環境の測定を実行し、測定結果を、測定報告メッセージ704を用いて通信制御局装置102Zに応答する。ここで、通信端末装置(例えば通信端末装置104cZ)は、既存SP510を使用する通信端末装置(例えば通信端末装置104aZ)から測定パケットのフレームを受信する場合、通信端末装置104dZとの間でビームフォーミングのトレーニングを実行して決定したアンテナ310の受信指向性と同一の受信指向性を形成する。
SPSHアセスメントが開始される前に、通信制御局装置102Zは、候補SP514のチャネル時間が割当済であるか否かを判断する(S605)。
候補SP514のチャネル時間が割当済であった場合(S605、YES)、通信制御局装置102Zは、既存SP510を使用する各通信端末装置(即ち、通信端末装置104aZ,104bZ)に測定要求メッセージ706を送信し、候補SP514とのSPSHの可能性を評価するために、無線環境の測定を要求(指示)する(S606)。
候補SP514のチャネル時間が未割当であった場合は(S605、NO)、通信制御局装置102Zは、既存SP510を使用する各通信端末装置104aZ,104bZへの測定の要求を省略する。
既存SP510を使用する各通信端末装置104aZ,104bZは、測定要求メッセージ706を受信した後(S606)、候補SP514の開始時刻に無線環境を測定し、測定結果を、測定報告メッセージ708を用いて通信制御局装置102Zに応答する。ここで、通信端末装置(例えば通信端末装置104aZ)は、候補SP514を使用する通信端末装置(例えば通信端末装置104cZ)から測定パケットのフレームを受信する場合、通信端末装置104bZとの間でビームフォーミングのトレーニングを実行して決定したアンテナの受信指向性と同一の受信指向性を形成する。
通信制御局装置102Zは、各通信端末装置から測定報告メッセージを受信する(S607)。なお、ステップS605にてYESの場合は、通信端末装置104aZ,104bZ,104cZ,104dZから測定報告メッセージを受信し、ステップS605にてNOの場合は、通信端末装置104cZ,104dZから測定報告メッセージを受信する。
通信制御局装置102Zは、ステップS607において受信した各種の測定報告メッセージに含まれる無線環境の測定結果を基に、既存SP510と候補SP514との間におけるSPSHが許容されるか否かを決定する(S608)。
SPSHが許容されると判断した場合、図13に示すように、通信制御局装置102Zは、候補SP514を既存SP510と時間的に重複してスケジューリングすることでSPSHを適用する(S609)。SPSHが許容されないと判断した場合は、通信制御局装置102Zは、SPSHを適用しないため、候補SP514は既存SP510と時間的に重複しないようにスケジューリングされる(S610)。例えば、候補SP514は、既存SP510の時間的に後段にスケジューリングされ、処理は終了する(S612)。
図16は、従来の測定要求メッセージ1000のフォーマットの一例を示す図である。測定要求メッセージ1000は、オペレーティングクラスフィールド1002と、チャネル番号フィールド1004と、AIDフィールド1006と、予備フィールド1008と、測定方法フィールド1010と、測定開始時間フィールド1012と、測定持続時間フィールド1014と、時間ブロック数フィールド1016と、オプショナルサブエレメントフィールド1018とを含む。
オペレーティングクラスフィールド1002、チャネル番号フィールド1004は、それぞれ測定要求メッセージ1000が適用するチャネルセット、チャネルナンバーを示す。AIDフィールド1006はターゲット、即ち通信相手の通信端末装置を示す。測定方法フィールド1010は、無線環境を測定するために、測定の要求を受けた通信端末装置が使用する測定方法を示し、例えば、SPSHアセスメントのためにANIPI(平均雑音プラス干渉電力インジケータ)が用いられる。
測定開始時間フィールド1012は、要求された無線環境の測定が開始する時刻を示す。測定持続時間フィールド1014は、要求された無線環境の測定の持続時間を示す。測定要求メッセージ1000における測定開始時間フィールド1012と測定持続時間フィールド1014の関係を図18及び図19に示す。
時間ブロック数フィールド1016は、測定持続時間内の時間ブロック数を示す。図18及び図19では、時間ブロック数に関する測定持続時間の割合が、個々の測定単位の持続時間を与える。オプショナルサブエレメントフィールド1018は、ゼロ又はゼロ以上のサブエレメントを含み、機能拡張のために使用可能である。
図17は、従来の測定報告メッセージ1100のフォーマットの一例を示す図である。測定報告メッセージ1100は、オペレーティングクラスフィールド1102と、チャネル番号フィールド1104と、AIDフィールド1106と、予備フィールド1108と、測定方法フィールド1110と、測定開始時間フィールド1112と、測定持続時間フィールド1114と、時間ブロック数フィールド1116と、複数の時間ブロック測定フィールド1118と、オプショナルサブエレメントフィールド1120を含む。
オペレーティングクラスフィールド1102、チャネル番号フィールド1104は、それぞれ測定報告メッセージ1100が適用するチャネルセット、チャネルナンバーを示す。AIDフィールド1106はターゲット、即ち通信相手の通信端末装置を示す。測定方法フィールド1110は、時間ブロック測定フィールド1118のフォーマットを示し、例えば、SPSHアセスメントのためにANIPI(平均雑音プラス干渉電力インジケータ)が用いられる。
測定開始時間フィールド1112は、要求された無線環境の測定が開始する時刻を示す。測定持続時間フィールド1114は、要求された無線環境の測定の持続時間を示す。時間ブロック数フィールド1116は、測定持続時間内の時間ブロックを示す。時間ブロック測定フィールド1118は、それぞれ時間ブロック中に測定されたANIPIが用いられる。オプショナルサブエレメントフィールド1120は、ゼロ又はゼロ以上のサブエレメントを含み、機能拡張のために使用可能である。
ところで、通信期間(SP)は、通信方式として例えば2種類のオペレーションタイプに使用される。第1種のオペレーションタイプに対応する通信オペレーション(以下、「第1種のオペレーション」という)は、短い距離(例えば距離が10cm程度)離れた通信端末装置のペア間における通信を処理する。第2種のオペレーションタイプに対応する通信オペレーション(以下、「第2種のオペレーション」という)は、第1種のオペレーションより長く、例えば10mまで離れた通信端末装置のペア間における通信を処理する。
第1種のオペレーションに要求される送信電力は、第2種のオペレーションに要求される送信電力よりも小さい。このため、第2種のオペレーションに対応した通信端末装置は、第1種のオペレーションに対応した通信端末装置とのSPSHアセスメントにおける無線環境の測定では、第1種のオペレーションに対応した通信端末装置からの電波の干渉を被る可能性が低い。
しかし、第1種のオペレーションに対応した通信端末装置は、第2種のオペレーションに対応した通信端末装置とのSPSHアセスメントにおける無線環境の測定では、第2種のオペレーションに対応した通信端末装置における送信電力が高いため、第2種のオペレーションに対応した通信端末装置からの電波の干渉を被る可能性がある。
ここで、送信電力が小さい第1種のオペレーションに対応した通信端末装置に、既存SP510が割り当られている場合、既存SP510と候補SP514とは、各通信端末装置の通信において電波の干渉が生じ、空間多重(SPSH)の実現が困難となる、という課題がある。
ここで、既存SP510及び候補SP514における通信方式((通信)オペレーションタイプ)が両方とも第1種のオペレーション(即ち、既存SP510及び候補SP514における通信が通信距離の短い近距離通信)である場合、図14及び図15では、候補SP514を使用する通信端末装置104cZ,104dZは、既存SP510の測定開始時刻から無線環境を測定する。また、既存SP510を使用する通信端末装置104aZ,104bZも、SPSHアセスメント開始前に候補SP514のチャネル時間が割当済である場合には、候補SP514の測定開始時刻から無線環境を測定する。
しかし、SPSHアセスメントにおいて、通信端末装置によって測定される無線環境は、第1種のオペレーションの送信電力が低いために電波の干渉が生じないとして、不要な場合がある。不必要な測定は、通信端末装置の電力消費を増加させ、更に、不必要な測定要求メッセージ及び測定報告メッセージの送信は、チャネル効率も低下させる。
また、既存SP510及び候補SP514のうち一方が第1種のオペレーションに対応し、他方が第2種のオペレーションに対応する場合、図14及び図15では、候補SP514を使用する通信端末装置104cZ,104dZは、既存SP510の測定開始時刻から無線環境を測定する。また、既存SP510を使用する通信端末装置104aZ,104bZは、SPSHアセスメント開始前に候補SP514のチャネル時間が割当済である場合には、候補SP514の測定開始時刻から無線環境を測定する。
しかし、第1種のオペレーションの送信電力は第2種のオペレーションの送信電力より低く、電波の干渉が生じないため、第2種のオペレーションに対応したSPを使用する通信端末装置は、無線環境の測定が不要と考えられる。
なお、既存SP510が第1種のオペレーションに対応し、チャネル時間が未割当である候補SP514が第2種のオペレーションに対応する場合には、候補SP514を使用する通信端末装置104cZ,104dZは、既存SP510の測定開始時刻から無線環境を測定する。この場合、通信端末装置104cZ,104dZが無線環境を測定しても、第1種のオペレーションの低い送信電力(即ち、通信端末装置104aZ,104bZ)を検出することは困難なため、通信制御局装置102Zは、通信端末装置104cZ、104dZが既存SP510において干渉が生じないと誤った判断する可能性がある。
第2種のオペレーションに対応する通信端末装置104cZ,104dZの送信電力は第1種のオペレーションに対応する通信端末装置104aZ,104bZの送信電力より高いので、第2種のオペレーションに対応する通信端末装置104cZ,104dZの送信電力が第1種のオペレーションに対応する通信端末装置104aZ,104bZの通信に影響を与えてしまい、SPSHが困難になると考えられる。
そこで、以下の本実施形態では、一方の通信期間(SP)と他方の通信期間(SP)との各通信における送信電力の大きさが異なる場合でも、異なる通信端末装置のペアを同時期に通信させる空間多重(SPSH:Spatial Sharing)を実現する通信制御局装置、通信端末装置及び通信制御方法の例について説明する。
以下、本開示に係る通信制御局装置、通信端末装置及び通信制御方法の実施形態(本実施形態)について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、上述した従来技術と同一の内容の説明は簡略化又は省略し、異なる内容について説明する。
図1は、本実施形態の通信制御局装置102と複数の通信端末装置104a,104b,104c,104d,104eとを含む集約型WiGigネットワーク100の一例を示すシステム構成図である。図1に示す集約型WiGigネットワーク100は、通信制御局装置102と、複数(例えば5つ)の通信端末装置104a,104b,104c,104d,104eとを含む構成である。
図1では、通信制御局装置102は、通信端末装置104a,104b,104c,104d,104eと同一の無線通信機能を含み、通信制御局装置102と単一の通信端末装置(例えば通信端末装置104a)との間の通信以外に、2つの通信端末装置(例えば通信端末装置104a,104b)間の直接通信も制御する。
図2は、本実施形態の通信制御局装置102の機能的なアーキテクチャの一例を示すブロック図である。図2に示す通信制御局装置102は、制御部1502と、スケジューラ1504と、メッセージ処理部1506と、メッセージ生成部1508と、PHY(Physical)プロセッサ1510と、アンテナを含む送受信部1512とを含む構成である。制御部1502は、オペレーションタイプ決定部1503を有する。
オペレーションタイプ決定部1503は、いずれかの通信端末装置から送信されたSP要求メッセージに含まれるオペレーションタイプを決定する。上述したように、オペレーションタイプには、短い距離(例えば10cm程度)の近接通信を含む近距離通信である第1種のオペレーションと、第1種のオペレーションより長い距離(例えば10m程度)の通信である第2種のオペレーションとが含まれる。
通信制御局装置102は、オペレーションタイプ決定部1503により決定されたオペレーションタイプを基に、スケジューラ1504により割り当てられた通信のスケジュールに関するスケジューリング情報とオペレーションタイプに関する情報とを少なくとも含み、メッセージ生成部1508が生成したSP割当情報を、PHYプロセッサ1510を介して、通信端末装置104a,104b,104c,104d,104eに送信する。
図3は、本実施形態の通信端末装置104a,104b,104c,104d,104eの機能的なアーキテクチャの一例を示すブロック図である。図3に示す通信端末装置104a,104b,104c,104d,104eは、制御部1602と、メッセージ生成部1604と、メッセージ処理部1606と、PHYプロセッサ1608と、アンテナを含む送受信部1610とを含む構成である。制御部1602は、オペレーションタイプ識別部1603を有する。
通信端末装置104a,104b,104c,104d,104eは、通信期間(SP)の割り当てを通信制御局装置102に要求するために、SP要求メッセージを、PHYプロセッサ1608を介して、通信制御局装置102に送信する。通信端末装置104a,104b,104c,104d,104eの制御部1602は、要求するSPにおいて使用する又は使用可能なオペレーションタイプを指定し、メッセージ生成部1604が指定されたオペレーションタイプを含めたSP要求メッセージを生成する。
オペレーションタイプ識別部1603は、SP要求メッセージに応じて、通信制御局装置102から送信されたSP割当情報から、SPのオペレーションタイプを識別する。
PHYプロセッサ1608は、通信制御局装置102から測定要求メッセージ(図8参照)を受信すると、無線環境の測定を実行し、測定結果を制御部1602に通知する。また、応答部の一例としてのPHYプロセッサ1608は、制御部1602の指示に基づいてメッセージ生成部1604により生成された測定結果を含む測定報告メッセージ(図8参照)を、送受信部1610を介して通信制御局装置102に応答(返信)する。
図4は、本実施形態の測定要求メッセージ1700のフォーマットの一例を示す図である。測定要求メッセージ1700は、オペレーティングクラスフィールド1702と、チャネル番号フィールド1704と、AIDフィールド1706と、拡張フィールド1720と、測定方法フィールド1710と、測定開始時刻フィールド1712と、測定持続時間フィールド1714と、時間ブロック数フィールド1716と、オプショナルサブエレメントフィールド1718とを含む。
図16に示す測定要求メッセージ1000との違いは、図16に示す予備フィールド1008の1[オクテット]と同じサイズの拡張フィールド1720において、1[ビット]のオペレーションタイプ1722と7[ビット]の予備フィールド1724とを含む構成である。その他の各フィールドの内容は図16に示す対応する各フィールドと同一であるため、説明を省略する。
図5は、本実施形態の測定報告メッセージ1800のフォーマットの一例を示す図である。測定報告メッセージ1800は、オペレーティングクラスフィールド1802と、チャネル番号フィールド1804と、AIDフィールド1806と、拡張フィールド1830と、測定方法フィールド1810と、測定開始時間フィールド1812と、測定持続時間フィールド1814と、時間ブロック数フィールド1816と、複数の時間ブロック測定フィールド1818と、オプショナルサブエレメントフィールド1820を含む。
図17に示す測定報告メッセージ1100との違いは、図17に示す予備フィールド1108の1[オクテット]と同じサイズの拡張フィールド1830において、1[ビット]のオペレーションタイプ1832と7[ビット]の予備フィールド1834とを含む構成である。その他の各フィールドの内容は図17に示す対応する各フィールドと同一であるため、説明を省略する。
次に、本実施形態の通信制御局装置102が、例えば通信端末装置104a,104bの通信と通信端末装置104c,104dの通信とに対して、空間多重(SPSH)の適用の可否を判断する手順について、図6、図7及び図8を参照して説明する。
図6は、本実施形態のBI500における第1種のオペレーションに対応した既存SP510と第2種のオペレーションに対応した候補SP514との間のSPSHアセスメントの説明図である。図7は、本実施形態の通信制御局装置102が、既存SP510と候補SP514とに対して、空間多重(SPSH)の適用の可否を判断する動作手順を説明するフローチャートである。図8は、本実施形態の通信制御局装置102と既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bと候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dとにおけるSPSHアセスメントに関するシグナリングの動作手順を説明するシーケンス図である。
図7において、通信制御局装置102は、SPSHアセスメントを開始する(S1201)。通信制御局装置102は、オペレーションタイプ決定部1503において、既存SP510と候補SP514とのうち一方が第1種のオペレーションに対応し、他方が第2種のオペレーションに対応するか否かを判断する(S1202)。
既存SP510と候補SP514とのうち一方が第1種のオペレーションに対応し、他方が第2種のオペレーションに対応する場合(S1202、YES)、通信制御局装置102は、スケジューラ1504において、候補SP514が第2種のオペレーションに対応し、SPSHアセスメント開始前に候補SP514のチャネル時間が未割当であるか否かを判断する(S1203)。
候補SP514が第2種のオペレーションに対応し、SPSHアセスメント開始前に候補SP514のチャネル時間が未割当である場合(S1203、YES)、通信制御局装置102は、スケジューラ1504において、候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dに、試行チャネル時間(trial channel time)を割り当てるためにスケジューリング情報を生成する(S1204)。
なお、試行チャネル時間とは、SPSHの適用の可否を判断するための無線環境の測定に使用され、暫定的な候補SP514の期間である。試行チャネル時間の長さは、無線環境の測定に必要な最小限の時間とするのが好ましく、通信に必要な時間より短くてもよい。
通信制御局装置102は、メッセージ生成部1508において、スケジューラ1504により生成されたスケジューリング情報を含むスケジューリングメッセージ1304を生成し、PHYプロセッサ1510において、候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dにスケジューリングメッセージ1304を送信する。これにより、通信制御局装置102は、候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dに対して試行チャネル時間を割り当てる。
候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dは、通信制御局装置102から送信されたスケジューリングメッセージ1304を受信した後、既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bが無線環境を測定するために、割り当てられた試行チャネル時間中に、PHYプロセッサ1608において、測定パケット(例えばヌルデータパケット(NDP:Null Data Packet))を生成し、送受信部1610を介して送信することが好ましい。これにより、候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dは、無線環境の測定に要する時間を短縮でき、既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bによる無線環境の測定時における電波の干渉を抑制できる。
一方、候補SP514が第1種のオペレーションに対応し、又はSPSHアセスメント開始前に候補SP514のチャネル時間が割当済みである場合(S1203、NO)、又は、候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dに対して試行チャネル時間を割り当てた後に(1204)、通信制御局装置102は、第1種のオペレーションに対応する既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bに対して、測定指示部の一例としてのメッセージ生成部1508において、測定要求メッセージ1306を生成し、PHYプロセッサ1510、送受信部1512を介して送信する(S1205)。
なお、測定要求メッセージ1306は、第2種のオペレーションに対応する候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dとのSPSHの適用の可否の判断に用いる無線環境の測定を要求するために用いられる。なお、ステップS1203においてNOの場合は、第1種のオペレーションに対応するSPは、候補SPであってもよい。
既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bは、通信制御局装置102から送信された測定要求メッセージ1306を受信した後、PHYプロセッサ1608において、第2種のオペレーションに対応する候補SP514の測定開始時刻(Measurement Start Time)から試行チャネル時間の間、無線環境を測定する。
更に、通信端末装置104a,104bは、メッセージ生成部1604において、測定結果を用いて測定報告メッセージ1308を生成し、送受信部1610を介して通信制御局装置102に応答する。つまり、第2種のオペレーションに対応する候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dは、無線環境の測定を省略することができる。
なお、通信端末装置(例えば通信端末装置104a)は、第1種のオペレーションに対応するSPを使用する通信相手(例えば通信端末装置104b)から測定パケットのフレームを受信する場合、通信端末装置104bの送受信部1610の指向性と同一の指向性を形成することが好ましい。
また、既存SP510と候補SP514との両方が第1種のオペレーション又は第2種のオペレーションに対応する場合(S1202、NO)、通信制御局装置102は、制御部1502において、既存SP510と候補SP514との両方が第2種のオペレーションに対応するか否かを判断する(S1209)。
既存SP510と候補SP514との両方が第1種のオペレーションに対応する場合には(S1209、NO)、通信制御局装置102は、既存SP510を使用する通信端末装置104a,104b、及び候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dの両方に対し、無線環境の測定の要求を省略し、既存SP510と候補SP514との間においてSPSHを適用しても良いと判断してSPSHを適用し(S1213)、通信制御局装置102の処理は終了し(S1208)、図13のスケジューリングを用いて通信する。
通信制御局装置102は、既存SP510と候補SP514との両方が第2種のオペレーションに対応する場合には(S1209、YES)、SPSHアセスメント開始前に候補SP514のチャネル時間が割当済みであるか否かを判断する(S1210)。
通信制御局装置102は、SPSHアセスメント開始前に候補SP514のチャネル時間が割当済みである場合には(S1210、YES)、既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bに対して、メッセージ生成部1508において、測定要求メッセージを生成し、送受信部1512を介して送信する(S1211)。
その後、候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dに対して、メッセージ生成部1508において、測定要求メッセージを生成し、送受信部1512を介して送信する(S1212)。なお、ステップS1210にてYESの場合は、ステップS1211、ステップS1212をまとめて処理してもよい。
なお、測定要求メッセージは、第2種のオペレーションに対応する既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bとのSPSHの可否の評価、及び、第2種のオペレーションに対応する候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dとのSPSHの可否の評価に用いる無線環境の測定を要求するために用いられる。
候補SP514を使用する通信端末装置104c,104dは、通信制御局装置102から送信された測定要求メッセージを受信した後、PHYプロセッサ1608において、既存SP510の測定開始時刻(Measurement Start Time)から所定期間(Measurement Unit)MU1の間、無線環境を測定する。
通信端末装置104c,104dは、メッセージ生成部1604において、無線環境の測定結果を含む測定報告メッセージを生成し、送受信部1610を介して通信制御局装置102に応答する。
なお、通信端末装置(例えば通信端末装置104c)は、第2種のオペレーションに対応するSPを使用する通信端末装置(例えば通信端末装置104a)から測定パケットのフレームを受信する場合、通信端末装置104dとの間でビームフォーミングのトレーニングを実行して決定した送受信部1610のアンテナの受信指向性と同一の受信指向性を形成する。
既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bは、通信制御局装置102から送信された測定要求メッセージを受信した後、PHYプロセッサ1608において、候補SP514の測定開始時刻(Measurement Start Time)から所定期間(Measurement Unit)MU1の間、無線環境を測定する。
通信端末装置104a,104bは、メッセージ生成部1604において、無線環境の測定結果を含む測定報告メッセージを生成し、送受信部1610を介して通信制御局装置102に応答する。
なお、通信端末装置(例えば通信端末装置104a)は、第2種のオペレーションに対応するSPを使用する通信相手(例えば通信端末装置104b)から測定パケットのフレームを受信する場合、通信端末装置104bの送受信部1610の指向性と同一の指向性を形成することが好ましい。
なお、SPSHアセスメントが開始される前に候補SP514のチャネル時間が未割当であった場合は(S1210、NO)、通信制御局装置102は、既存SP510を使用する各通信端末装置104a,104bには測定の要求を省略し、候補SP514を使用する各通信端末装置104c,104dに対して測定を要求する(S1212)。
なお、図7において、ステップS1210の後段にてステップS1212を処理したが、ステップS1212は、ステップS1210の前段にて処理してもよい。
ステップS1205又はS1212の後、通信制御局装置102は、各通信端末装置から測定報告メッセージを受信する(S1206)。通信制御局装置102は、スケジューリング部の一例としてのスケジューラ1504において、ステップS1216において受信した測定報告メッセージに含まれる各測定結果を基に、既存SP510と候補SP514との間においてSPSHの適用の可否を判断する(S1207)。
通信制御局装置102は、既存SP510と候補SP514との間においてSPSHを適用して良いと判断した場合に、通信端末装置104a,104b,104c,104dに対し、既存SP510と候補SP514との間においてSPSHを適用させ、通信制御局装置102の処理は終了する。
以上により、本実施形態の通信制御局装置102は、例えば異なる通信端末装置104a,104bのペアと通信端末装置104c,104dのペアとの間における空間多重(SPSH)の適用の可否を判断するために、先ず、既存SP510と候補SP514とが第1種又は第2種のオペレーションであるかどうかを判断する。
通信制御局装置102は、既存SP510と候補SP514との両方が第1種のオペレーションに対応する場合には、各通信端末装置に対する無線環境の測定の要求を省略する。これにより、既存SP510と候補SP514とを使用する各通信端末装置に対して測定要求メッセージの送信と測定報告メッセージの応答とが省略され、更に、無線環境の測定が省略されるので、各通信端末装置における消費電力が軽減され、チャネル効率が改善可能となる。
また、既存SP510と候補SP514のうち一方が第1種のオペレーションに対応し、他方が第2種のオペレーションに対応する場合、通信制御局装置102は、第1種のオペレーションに対応する通信期間(SP)を使用する各通信端末装置に対して測定要求メッセージを送信し、無線環境の測定を要求する。
言い換えると、SPSHアセスメント開始前に候補SP514のチャネル時間が割当済である場合でも、通信制御局装置102は、既存SP510を使用する通信端末装置群と候補SP514を使用する通信端末装置群の両方に無線環境の測定を要求するのではなく、既存SP510又は候補SP514のうちいずれか一方を使用する通信端末装置群にのみ無線環境の測定を要求する。これにより、通信制御局装置102は、SPSHの適用の可否の判断に用いる無線環境の測定時における通信端末装置の電力消費を軽減でき、更に、チャネル効率も改善可能となる。
また、通信制御局装置102は、既存SP510が第1種のオペレーションに対応し、候補SP514が第2種のオペレーションに対応し、SPSHアセスメント開始前に候補SP514のチャネル時間が未割当であった場合(S1203、YES)、候補SP514の測定前に候補SP514のチャネル時間を割り当てる必要があるので、通信制御局装置102は、候補SP514を使用する通信端末装置にスケジューリングメッセージを送信して候補SP514に試行チャネル時間を割り当てる。
なお、試行チャネル時間は、オペレーションの違いによる干渉状態を測定するために、一時的に設定される期間であるため、既存SP510と重複しない期間に設定される。
続いて、通信制御局装置102は、既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bに、割当てた候補SP514の試行チャネル時間の間に無線環境の測定を要求する。
これにより、既存SP510を使用する通信端末装置104a,104bは、候補SP514を使用し、第2種のオペレーションに対応した通信端末装置104c,104dからの、より高い送信電力によって生じる干渉を検出できる。
従って、通信制御局装置102は、既存SP510と候補SP514との間のSPSHの適用の可否を判断する場合、各通信端末装置の送信電力を考慮して、試行チャネル時間の間の第1種のオペレーションに対応した通信端末装置104a,104bの測定結果と、第2種のオペレーションに対応した通信端末装置104c,104dの測定結果とを基に、SPSHの適用の可否を判断するため、適正な判断ができる。
言い換えると、通信制御局装置102は、実際の通信時には第1種のオペレーションと第2種のオペレーションとが混在して電波の干渉が生じる可能性があるにも拘わらず、電波の干渉が生じないとしてSPSHを適用させても良いという従来技術における誤った判断を回避できる。
以上、図面を参照して各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
本開示は、一方の通信期間(SP)と他方の通信期間(SP)との各通信における送信電力の大きさが異なる場合でも、異なる通信端末装置のペアを同時期に通信させる空間多重(SPSH:Spatial Sharing)を実現する通信制御局装置、通信端末装置及び通信制御方法として有用である。
100 集約型WiGigネットワーク
102 通信制御局装置
104a、104b、104c、104d、104e 通信端末装置
500 BI(ビーコンインターバル)
502 BTI(ビーコン伝送間隔)
504 A−BFT(アソシエーションビームフォーミングトレーニング期間)
506 ATI(アナウンスメント伝送間隔)
510 既存SP
514 候補SP
1502、1602 制御部
1503 オペレーションタイプ決定部
1504 スケジューラ
1506、1606 メッセージ処理部
1508、1604 メッセージ生成部
1510、1608 PHYプロセッサ
1512、1610 送受信部
1603 オペレーションタイプ識別部
1722、1832 オペレーションタイプ

Claims (8)

  1. 第1の通信期間と第2の通信期間との間における空間多重(Spatial Sharing)の適用の可否を制御する通信制御局装置であって、
    前記第1の通信期間及び前記第2の通信期間に対応する各通信オペレーションを決定するオペレーション決定部と、
    決定された前記各通信オペレーションに応じて、前記第1の通信期間に通信する第1の通信端末装置群と前記第2の通信期間に通信する第2の通信端末装置群に、所定の測定を指示するためのメッセージを生成するメッセージ生成部と、
    前記第1の通信端末装置群又は前記第2の通信端末装置群の各測定結果を基に、前記空間多重(Spatial Sharing)のスケジュールを割り当てるスケジューリング部と、
    前記生成したメッセージ及び前記空間多重のスケジュールを前記第1の通信端末装置群及び前記第2の通信端末装置群に送信する送信部と、を備え、
    前記各通信オペレーションのうち、第1の通信オペレーションは、第2の通信オペレーションより少ない送信電力である、
    通信制御局装置。
  2. 請求項1に記載の通信制御局装置であって、
    前記第1の通信期間に対応するオペレーション及び前記第2の通信期間に対応する通信オペレーションが、異なる通信オペレーションである場合、
    前記メッセージ生成部は、
    前記第2の通信オペレーションを使用する前記第1の通信端末装置群又は前記第2の通信端末装置群には、前記所定の測定を指示するためのメッセージを生成しない、
    通信制御局装置。
  3. 請求項1に記載の通信制御局装置であって、
    前記第2の通信期間に対応する通信オペレーションが、前記第2の通信オペレーションである場合、
    前記スケジューリング部は、
    前記第2の通信期間のチャネル時間が未割当である場合に、前記メッセージ生成部が前記第1の通信端末装置群に前記所定の測定を要求する前に、前記第1の通信期間に重複しない所定の試行チャネル時間を割り当てる、
    通信制御局装置。
  4. 請求項1に記載の通信制御局装置であって、
    前記第1の通信期間及び前記第2の通信期間の両方に対応する各通信オペレーションが、前記第2の通信オペレーションである場合、
    前記メッセージ生成部は、
    前記第2の通信端末装置群に、前記所定の測定を要求するためのメッセージを生成し、
    前記第2の通信期間のチャネル時間が割当済みである場合に、前記第1の通信端末装置群に、前記所定の測定を要求するためのメッセージを生成する、
    通信制御局装置。
  5. 請求項1に記載の通信制御局装置であって、
    前記第1の通信期間及び前記第2の通信期間の両方に対応する各通信オペレーションが、前記第1の通信オペレーションである場合、
    前記メッセージ生成部は、
    前記第1の通信端末装置群及び前記第2の通信端末装置群の両方に対して、前記所定の測定を要求するメッセージの生成を省略し、
    前記スケジューリング部は、
    前記空間多重(Spatial Sharing)のスケジュールを割り当てる、
    通信制御局装置。
  6. 通信相手との通信期間の割り当てを通信制御局装置に要求する通信端末装置であって、
    前記通信相手との通信期間毎に選択される通信オペレーションを指定する制御部と、
    前記選択された通信オペレーションと、前記通信制御局装置に接続されている他の通信端末装置が使用する通信オペレーションとの組み合わせに応じて、所定期間の間、前記通信相手との間の無線環境測定が指示されたメッセージを、前記通信制御局装置から、受信する受信部と、
    前記受信したメッセージに応じて、所定期間の間、前記通信相手との間の無線環境を測定するPHYプロセッサ部と、
    前記無線環境の測定結果を含む測定報告を前記通信制御局装置に送信する送信部と、を備え
    前記受信部は、各測定結果を基に、前記通信制御局装置が割り当てた空間多重(Spatial Sharing)のスケジュールを受信し、
    前記各通信オペレーションのうち、第1の通信オペレーションは、第2の通信オペレーションより少ない送信電力である、
    通信端末装置。
  7. 請求項6に記載の通信端末装置であって、
    前記PHYプロセッサ部は、前記通信制御局装置により割り当てられた所定の試行チャネル時間中に、所定のヌルデータパケットを生成し、
    前記送信部は、前記所定のヌルデータパケットを送信する、
    通信端末装置。
  8. 第1の通信期間と第2の通信期間との間における空間多重(Spatial Sharing)の適用の可否を制御する通信制御局装置における通信制御方法であって、
    前記第1の通信期間及び前記第2の通信期間に対応する各通信オペレーションを決定するステップと、
    決定された前記各通信オペレーションに応じて、前記第1の通信期間に通信する第1の通信端末装置群と前記第2の通信期間に通信する第2の通信端末装置群に、所定の測定を指示するためのメッセージを生成するステップと、
    前記第1の通信端末装置群又は前記第2の通信端末装置群の各測定結果を基に、前記空間多重(Spatial Sharing)のスケジュールを割り当てるステップと、
    前記生成したメッセージ及び前記空間多重のスケジュールを前記第1の通信端末装置群及び前記第2の通信端末装置群に送信するステップと、
    を有し、
    前記各通信オペレーションのうち、第1の通信オペレーションは、第2の通信オペレーションより少ない送信電力である、
    通信制御方法。
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