JP6260420B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
解像度が低く、ノズルの配置が横一列のインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置の場合、用紙(記録媒体)の搬送方向に対してインクジェットヘッド(以下、単に「ヘッド」と称することもある。)が傾いても、隣り合うドット間の距離はほとんど変化がない。そのため、ドット間距離の変化に起因する白筋が発生しないようにするには、ヘッドと搬送方向の微調をより高精度に行うことで対応がなされてきた。
近年、高解像度を実現するために、ノズルの高密度化が進み、複数のノズルがヘッド長手方向に沿ってマトリックス状に配列されたインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置が提案されている。このようなインクジェットヘッドの場合、ヘッド幅が広がるため、隣接するノズル間のヘッド幅方向の距離が大きくなる部分が生じ、用紙搬送方向に対するヘッドの傾きによって、隣り合うドット間のヘッド幅方向の距離が変化し、それが画像白筋となる。そのため、用紙搬送方向に対するヘッドの傾きをより高精度に調整する必要が生じてきた。
例えば、特許文献1には、隣接するノズル間の用紙搬送方向の距離を小さくし、傾きに対するドット間の広がりを小さくすることが開示されている。しかしながら、特許文献1では、図2のインクジェットヘッド21に示すように、ノズルが右上がりに並んだ部分22では、ドット間の距離が広がり画像が薄くなる一方、ノズルが右下がりに並んだ部分23では、ドット間の距離が狭まり画像が濃くなり、ベタ画像では白黒の帯になるという問題がある。
特開2006−306075号公報
本発明は、用紙搬送方向に対してのヘッドの傾きによる白筋の発生を抑制することができるインクジェット記録装置の提供を目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、白筋に対してヘッド角度の影響を少なくできるノズル配置を見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ヘッド長手方向に均一なピッチ(P2)で、用紙搬送方向にそれぞれ高さを変化させたノズル配置を繰り返してヘッド長手方向に並べたノズル配列を有するインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置であって、解像度に対して設定される各ノズルの基準ピッチ(P)よりもXだけ狭く設定されたピッチ(P1)と、基準ピッチ(P)よりもYだけ広く設定されたピッチ(P2)とを複数有し、ヘッド全体でのXとYとの総和が0となるように上記ノズルが配置されており、用紙搬送方向の高さが最も高いノズルと隣り合う最も低いノズルのヘッド長手方向のピッチ(P1)が基準ピッチ(P)よりも狭く、それ以外のピッチ(P2)は基準ピッチ(P)よりも広くなるように配置されているインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明によれば、基準ピッチよりもXだけ狭く設定されたピッチと、基準ピッチよりもYだけ広く設定されたピッチとを複数有し、ヘッド全体でのXとYとの総和が0となるように上記ノズルが配置されているため、用紙搬送方向に対してのヘッドの傾きによる白筋の発生を抑制することができる。
本実施形態のインクジェット記録装置における、インクジェットヘッドのノズル配置をノズル側から見た状態を模式的に示す平面図である。 従来のインクジェット記録装置における、インクジェットヘッドのノズル配置をノズル側から見た状態を模式的に示す平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本実施形態のインクジェット記録装置は、高解像度を実現するため、所定のピッチで複数のノズルがヘッド長手方向に沿ってマトリックス状に配列されたインクジェットヘッドを備えている。
本実施形態に係るインクジェットヘッドは、解像度に対して設定される各ノズルの基準ピッチよりもXだけ狭く設定されたピッチと、基準ピッチよりもYだけ広く設定されたピッチとを複数有し、ヘッド全体でのXとYとの総和が0となるように上記ノズルが配置されている。
本実施形態に係るインクジェットヘッドのノズル配置について、図1を用いて具体的に説明する。図1は、本実施形態に係るインクジェットヘッド1のノズル2の配置をノズル側から見た状態を模式的に示した平面図である。図中、a〜xは、各ノズル2のドットを示す。
本実施形態では、図1の一番左側のノズル2とこれに隣接するノズル2のa〜gドット間のみについて説明する。詳細は、以下の実施例において説明する。
ノズルの高密度化を実現するためには、ヘッド幅を広げる傾向にあり、それに伴い、隣接するノズル2間の隣り合うドット間、すなわちf−gドット間のヘッド幅方向(矢印B方向)の距離も広くなる場合がある。本実施形態では、このf−gドット間のピッチ(P1)(図1のヘッド長手方向(矢印A方向)の距離)が、解像度に対して設定される各ノズルの基準ピッチ(P)よりも、Xだけ狭いピッチに設定されている。
一方、図1の一番左側のノズル2の各ドット間(a−bドット間、b−cドット間、c−dドット間、d−eドット間、e−fドット間)のピッチ(P2)が、基準ピッチ(P)よりもYだけ広いピッチにされている。本実施形態では、ヘッド全体でのXとYとの総和が0となるように上記ノズル2が配置されているため、用紙搬送方向(矢印B方向)に対してのヘッドの傾きによる白筋の発生を抑制することができる。
つぎに、本発明の実施例について比較例と併せて説明する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
まず、解像度600dpiのインクジェットヘッド(図1参照)を作製した。解像度600dpiに対して基準ピッチ(P)を42.3μmに設定した。なお、a−fドット間のヘッド幅方向(図1の矢印B方向)の距離を15mmとした。
隣接するノズル間の隣り合うf−gドット間のピッチ(P1)を、基準ピッチ(P)よりも5μmだけ狭くして、37.3μmとした。
一方、他のドット間(a−bドット間、b−cドット間、c−dドット間、d−eドット間、e−fドット間)のピッチ(P2)を、基準ピッチ(P)よりも1μmだけ広くして、43.3μmとした。
すなわち、基準ピッチ(P)よりも1μmだけ広がる箇所が5ヶ所(a−bドット間、b−cドット間、c−dドット間、d−eドット間、e−fドット間)で、全体で5μmだけ広くピッチを設定した。一方、5μm狭くなる箇所が1ヶ所(f−gドット間)で、全体で5μmだけ狭くピッチを設定した。a−gドット間の総和は、+5μm(+1μm×5ヶ所)―5μm(−5μm×1ヶ所)で、0とした。
他のノズルについても、同様のノズル配置とした。すなわち、隣接するノズル間の隣り合うl−mドット間、r−sドット間のピッチ(P1)を、基準ピッチ(P)よりも5μmだけ狭くして、37.3μmとした。
一方、他のドット間(g−hドット間、h−iドット間、i−jドット間、j−kドット間、k−lドット間、m−nドット間、n−oドット間、o−pドット間、p−qドット間、q−rドット間、s−tドット間、t−uドット間、u−vドット間、v−wドット間、w−xドット間)のピッチ(P2)を、基準ピッチ(P)よりも1μmだけ広くして、43.3μmとした。
このようにして、ヘッド全体での総和が0となるようにノズルを配置した。
〔比較例1〕
隣接するノズル間の隣り合うドット間(f−gドット間、l−mドット間、r−sドット間)のピッチ、及び他のドット間(a−bドット間、b−cドット間、c−dドット間、d−eドット間、e−fドット間、g−hドット間、h−iドット間、i−jドット間、j−kドット間、k−lドット間、m−nドット間、n−oドット間、o−pドット間、p−qドット間、q−rドット間、s−tドット間、t−uドット間、u−vドット間、v−wドット間、w−xドット間)のピッチを、基準ピッチ(P)に対して全く調整していないノズル配置とした以外は、実施例1と同様のインクジェットヘッド(解像度600dpi)を作製した。
≪評価≫
このようにして得た実施例1及び比較例1のインクジェットヘッドを用いて、画像評価を行った。ヘッドが0.03°傾いた場合における、各ドット間のヘッド長手方向の距離(μm)を測定した。その結果を、下記の表1に示した。
Figure 0006260420
なお、表1では隣接するノズル間の隣り合うf−gドット間距離のみを示すが、隣接するノズル間の隣り合うl−mドット間距離及びr−sドット間距離についても、f−gドット間距離と同様の値を示した。
また、表1ではa−bドット間距離のみを示すが、他のドット間(b−cドット間、c−dドット間、d−eドット間、e−fドット間、g−hドット間、h−iドット間、i−jドット間、j−kドット間、k−lドット間、m−nドット間、n−oドット間、o−pドット間、p−qドット間、q−rドット間、s−tドット間、t−uドット間、u−vドット間、v−wドット間、w−xドット間)の距離についても、a−bドット間距離と同様の値を示した。
上記表1の結果から、実施例1は、f−gドット間(l−mドット間、r−sドット間)のピッチ(P1)を、基準ピッチ(P)よりも狭く設定しているため、右回転でドット間距離が開く方向に傾いても傾きに余裕があり白筋が目立たなかった。
これに対して、比較例1はf−gドット間(l−mドット間、r−sドット間)のピッチを、基準ピッチに対して全く調整していないため、右回転でドット間距離が開く方向に傾いた場合に傾きに余裕がなく白筋が目立たった。
なお、上記のように右回転ではドット間距離の開きによる白筋への影響が大きいが、左回転では右回転に比べてドット間距離の開きの影響が少ないため、白筋にならず目立たなかった。
本発明は、所定のピッチで複数のノズルがヘッド長手方向に沿ってマトリックス状に配列されたインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置について有用である。
1 インクジェットヘッド
2 ノズル
A ヘッド長手方向
B 用紙搬送方向(ヘッド幅方向)

Claims (1)

  1. ヘッド長手方向に均一なピッチ(P2)で、用紙搬送方向にそれぞれ高さを変化させたノズル配置を繰り返してヘッド長手方向に並べたノズル配列を有するインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置であって、
    解像度に対して設定される各ノズルの基準ピッチ(P)よりもXだけ狭く設定されたピッチ(P1)と、基準ピッチ(P)よりもYだけ広く設定されたピッチ(P2)とを複数有し、ヘッド全体でのXとYとの総和が0となるように上記ノズルが配置されており、用紙搬送方向の高さが最も高いノズルと隣り合う最も低いノズルのヘッド長手方向のピッチ(P1)が基準ピッチ(P)よりも狭く、それ以外のピッチ(P2)は基準ピッチ(P)よりも広くなるように配置されている、ことを特徴とするインクジェット記録装置。
JP2014080727A 2014-04-10 2014-04-10 インクジェット記録装置 Active JP6260420B2 (ja)

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