JP6259597B2 - 空調システム及び空調方法 - Google Patents
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Description
ここで、「快適度が改善する」とは、対象者が温度に関してより快適に感じるようになることを意味する。
パソコン50は、RAMやROM等の記憶部、CPU等の演算処理部等により構成され、種々の情報に基づいて所定の演算処理や記憶等を行うことができる
パソコン50は各扇風機に接続され、当該扇風機の運転を制御することができる。
パソコン50は温度センサ30に接続され、当該温度センサ30によって検出された室温Trに関する情報を常時取得することができる。
パソコン50は各快適度申告ダイヤルに接続され、当該各快適度申告ダイヤルによって検出された各対象者の快適度に関する情報を常時取得することができる。
パソコン50は、当該ステップS101の処理を行った後、ステップS102に移行する。
快適度が「暑い」である場合、パソコン50はステップS103に移行する。
快適度が「やや暑い」である場合、パソコン50はステップS104に移行する。
快適度が「どちらでもない」である場合、パソコン50はステップS105に移行する。
快適度が「やや寒い」である場合、パソコン50はステップS106に移行する。
快適度が「寒い」である場合、パソコン50はステップS107に移行する。
なお、この風量の変更の要求が、当該扇風機の風量の最大値(「強」)を超えるものである場合(例えば、もともと扇風機の風量が「中」であって、あと1段階しか強くすることができない場合等)には、パソコン50は扇風機の風量を最も強い「強」に変更する。
パソコン50は、当該ステップS103の処理を行った後、ステップS108に移行する。
なお、この風量の変更の要求が、当該扇風機の風量の最大値(「強」)を超えるものである場合(すなわち、もともと扇風機の風量が「強」である場合)には、パソコン50は扇風機の風量を「強」のまま維持する。
パソコン50は、当該ステップS104の処理を行った後、ステップS108に移行する。
具体的には、ステップS102からステップS103に移行する際にすでに扇風機の風量が「強」又は「中」であった場合、及びステップS102からステップS104に移行する際にすでに扇風機の風量が「強」であった場合は、ステップS103又はステップS104で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最大値(「強」)を超えるものであると判定する。
パソコン50は、ステップS103又はステップS104で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最大値を超えるものではないと判定した場合、図3のステップS110に移行する。
パソコン50は、ステップS103又はステップS104で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最大値を超えるものであると判定した場合、図3のステップS111に移行する。
ここで、「快適体感温度T」とは、対象者が快適に感じるであろうと推定される体感温度である。すなわちパソコン50は、現在の室温Trから現在の扇風機の風量による体感温度減少値dtを差し引いた温度、つまり対象者が現在感じている体感温度が、当該対象者が快適に感じる温度であるものと暫定的に決定(推定)する。
パソコン50は、当該ステップS110の処理を行った後、ステップS114に移行する。
すなわちパソコン50は、現在の室温Trから現在の扇風機の風量(最大の風量)による最大体感温度減少値dtmax及び0.3(℃)を差し引いた温度、つまり対象者が現在感じている体感温度よりもさらに0.3(℃)低い温度が、当該対象者が快適に感じる温度であるものと暫定的に決定する。
これは、図2のステップS103又はステップS104で要求された扇風機の風量の変更が当該扇風機の風量の最大値を超えるものであったため(ステップS108参照)、対象者の快適体感温度Tは、現在の体感温度よりも低い温度であると考えられるためである。
なお、当該「0.3(℃)」という値は特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
パソコン50は、当該ステップS111の処理を行った後、ステップS114に移行する。ステップS114以降の処理については後述する。
なお、この風量の変更の要求が、当該扇風機の風量の最小値(「切」)を下回るものである場合(すなわち、もともと扇風機の風量が「切」である場合)には、パソコン50は扇風機の風量を「切」のまま維持する。
パソコン50は、当該ステップS106の処理を行った後、ステップS109に移行する。
なお、この風量の変更の要求が、当該扇風機の風量の最小値(「切」)を下回るものである場合(例えば、もともと扇風機の風量が「弱」であって、あと1段階しか弱くすることができない場合等)には、パソコン50は扇風機の風量を最も弱い「弱」に変更する。
パソコン50は、当該ステップS107の処理を行った後、ステップS109に移行する。
具体的には、ステップS102からステップS106に移行する際にすでに扇風機の風量が「切」であった場合、及びステップS102からステップS107に移行する際にすでに扇風機の風量が「切」又は「弱」であった場合は、ステップS106又はステップS107で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の最小値(「切」)を下回るものであると判定する。
パソコン50は、ステップS106又はステップS107で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最小値を下回るものではないと判定した場合、図3のステップS110に移行する。
パソコン50は、ステップS106又はステップS107で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最小値を下回るものであると判定した場合、図3のステップS112に移行する。
当該処理は、前述のステップS108から移行したステップS110の処理と同様である。すなわちパソコン50は、対象者が現在感じている体感温度が、当該対象者が快適に感じる温度であるものと暫定的に決定(推定)する。
パソコン50は、当該ステップS110の処理を行った後、ステップS114に移行する。
すなわちパソコン50は、現在の室温Trに0.3(℃)を足し合わせた温度、つまり対象者が現在感じている体感温度よりもさらに0.3(℃)高い温度が、当該対象者が快適に感じる温度であるものと暫定的に決定する。
これは、図2のステップS106又はステップS107で要求された扇風機の風量の変更が当該扇風機の風量の最小値を下回るものであったため(ステップS109参照)、対象者の快適体感温度Tは、現在の体感温度よりも高い温度であると考えられるためである。
なお、当該「0.3(℃)」という値は特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
パソコン50は、当該ステップS112の処理を行った後、ステップS114に移行する。ステップS114以降の処理については後述する。
具体的には、パソコン50による制御が開始されてから一度も前記快適度申告ダイヤルの位置が変更されていない(「どちらでもない」のままである)場合、前述の図3のステップS110、ステップS111及びステップS112の処理(快適体感温度Tの値の設定)がなされていないため、当該快適体感温度Tは不明である。
パソコン50は、対象者の快適体感温度Tが不明ではない(値が設定されている)と判定した場合、ステップS122に移行する。
パソコン50は、対象者の快適体感温度Tが不明であると判定した場合、当該ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
具体的には、上記数式に体感温度減少値dtの取り得る値(本実施形態においては、「1.5」、「2.3」、「2.8」及び「0」の4つの値)を順に代入して、現在の室温Trから体感温度減少値dtを差し引いた値が、対象者の快適体感温度Tに最も近くなるような体感温度減少値dtを決定する。前記扇風機の風量を、決定された体感温度減少値dtに対応する風量となるように制御すれば、対象者の体感温度を最も快適な温度(快適体感温度Tに近い温度)に制御することができる。
パソコン50は、当該ステップS122の処理を行った後、ステップS123に移行する。
体感温度減少値dtが「1.5」である場合、パソコン50はステップS124に移行する。
体感温度減少値dtが「2.3」である場合、パソコン50はステップS125に移行する。
体感温度減少値dtが「2.8」である場合、パソコン50はステップS126に移行する。
体感温度減少値dtが「0」である場合、パソコン50はステップS127に移行する。
パソコン50は、当該ステップS124の処理を行った後、ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
パソコン50は、当該ステップS125の処理を行った後、ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
パソコン50は、当該ステップS126の処理を行った後、ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
パソコン50は、当該ステップS127の処理を行った後、ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
なお、パソコン50は、対象者の快適体感温度Tが不明である場合には、特に快適体感温度Tの値を具体的に設定することはなく、不明のまま維持する。
パソコン50は、当該ステップS113の処理を行った後、ステップS114に移行する。
パソコン50は、当該ステップS131の処理を行った後、ステップS132に移行する。
パソコン50は、対象者全員の快適体感温度Tが不明であると判定した場合、ステップS133に移行する。
パソコン50は、対象者全員の快適体感温度Tが不明ではない(すなわち、少なくとも1人以上の対象者の快適体感温度Tの値が設定されている)と判定した場合、ステップS134に移行する。
パソコン50は、当該ステップS133の処理を行った後、ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
パソコン50は、対象者全員の快適度が「どちらでもない」であると判定した場合、図6のステップS140に移行する。ステップS140以降の処理については後述する。
パソコン50は、対象者全員の快適度が「どちらでもない」ではない(すなわち、少なくとも1人以上の対象者の快適度が「暑い」、「やや暑い」、「やや寒い」又は「寒い」のいずれかである)と判定した場合、ステップS135に移行する。
すなわち、対象者が「「暑い」等」と申告している状態とは、扇風機の風量をそれ以上強くすることができないにもかかわらず、当該対象者がまだ「暑い」又は「やや暑い」と感じている状態である。
すなわち、対象者が「「寒い」等」と申告している状態とは、扇風機の風量をそれ以上弱くすることができないにもかかわらず、当該対象者がまだ「やや寒い」又は「寒い」と感じている状態である。
パソコン50は、「「暑い」等」と申告している対象者と、「「寒い」等」と申告している対象者とが混在していないと判定した場合、ステップS136に移行する。
パソコン50は、「「寒い」等」と申告している対象者がいると判定した場合、ステップS137に移行する。
パソコン50は、「「寒い」等」と申告している対象者がいないと判定した場合、ステップS138に移行する。
このように、「「暑い」等」との申告が無く、「「寒い」等」との申告がある場合には、空調設定温度Teを現在の室温Trよりも0.3(℃)高くすることで、「「寒い」等」と申告している対象者の快適度の改善を図ることができる。
なお、当該「0.3(℃)」という値は特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
パソコン50は、当該ステップS137の処理を行った後、ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
パソコン50は、「「暑い」等」と申告している対象者がいると判定した場合、ステップS139に移行する。
パソコン50は、「「暑い」等」と申告している対象者がいないと判定ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
このように、「「寒い」等」との申告が無く、「「暑い」等」との申告がある場合には、空調設定温度Teを現在の室温Trよりも0.3(℃)低くすることで、「「暑い」等」と申告している対象者の快適度の改善を図ることができる。
なお、当該「0.3(℃)」という値は特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
パソコン50は、当該ステップS139の処理を行った後、ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
パソコン50は、当該ステップS140の処理を行った後、ステップS141に移行する。
パソコン50は、当該ステップS141の処理を行った後、ステップS142に移行する。
パソコン50は、x1の値が最大体感温度減少値dtmaxよりも小さいと判定した場合、ステップS143に移行する。
パソコン50は、x1の値が最大体感温度減少値dtmaxよりも小さくない(すなわち、x1の値が最大体感温度減少値dtmax以上である)と判定した場合、ステップS144に移行する。
パソコン50は、エアコン10・10の運転を「切」にすることが決定(設定)されていると判定した場合、ステップS152に移行する。
パソコン50は、エアコン10・10の運転を「切」にすることが決定(設定)されていないと判定した場合、ステップS153に移行する。
パソコン50は、当該ステップS152の処理を行った後、ステップS115の処理(エアコン冷風制御)を終了し、図2のステップS101に再度移行する。
パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te+0.2」よりも大きいと判定した場合、ステップS154に移行する。
パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te+0.2」よりも大きくないと判定した場合、ステップS155に移行する。
パソコン50は、当該ステップS154の処理を行った後、ステップS115の処理(エアコン冷風制御)を終了し、図2のステップS101に再度移行する。
パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te−0.2」よりも小さいと判定した場合、ステップS156に移行する。
パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te−0.2」よりも小さくないと判定した場合、ステップS157に移行する。
パソコン50は、当該ステップS156の処理を行った後、ステップS115の処理(エアコン冷風制御)を終了し、図2のステップS101に再度移行する。
パソコン50は、当該ステップS157の処理を行った後、ステップS115の処理(エアコン冷風制御)を終了し、図2のステップS101に再度移行する。
具体的には、パソコン50は、まず各対象者の快適度に基づいて(図2のステップS101及びステップS102)、各扇風機の風量を調節する(ステップS103からステップS107まで)。そして、各扇風機の風量の調節だけで各対象者の快適度を改善することができる場合(図5のステップS135、ステップS136及びステップS138がNoの場合)には、パソコン50はエアコン10・10の空調設定温度Teを設定せず、当該エアコン10・10を作動させる(すなわち、冷風を吹き出させる)ことはない。
室内全体の空調を行うエアコン10・10(アンビエント空調手段)と、
前記室内の温度を検出する温度センサ30(室内温度検出手段)と、
前記室内に在室している対象者の周囲の局所的な空調を行う扇風機(第一扇風機21、第二扇風機22及び第三扇風機23)(タスク空調手段)と、
前記扇風機による空調の対象となる対象者が感じる快適さの度合いである快適度を検出する快適度申告ダイヤル(第一快適度申告ダイヤル41、第二快適度申告ダイヤル42及び第三快適度申告ダイヤル43)(快適度検出手段)と、
温度センサ30により検出される温度及び前記快適度申告ダイヤルにより検出される快適度に基づいて、前記快適度が改善するようにエアコン10・10及び前記扇風機の運転を制御するパソコン50(制御手段)と、
を具備する空調システム3であって、
パソコン50は、
前記扇風機の制御を優先して行い、前記扇風機の制御ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めてエアコン10・10の制御を行うものである。
このように構成することにより、対象者が空調手段(前記扇風機やエアコン10・10)の操作や設定をしなくても、常に快適な空調を行うことができる。これによって、作業効率や健康の向上を図ることができる。
またこのように構成することにより、前記扇風機による局所的な空調を、エアコン10・10による室内全体の空調に優先して行うことで、対象者の快適性を維持しながらも省エネを図ることができる。
エアコン10・10による空調設定温度Teが可能な限り高くなるように、前記扇風機及びエアコン10・10の制御を行うものである。
このように構成することにより、エアコン10・10による室内全体の空調を抑えることができ、より省エネを図ることができる。
パソコン50は、
前記快適度申告ダイヤルにより検出される複数の対象者の快適度が相反する場合、前記扇風機の制御で当該複数の対象者の快適度を改善できる範囲で、エアコン10・10による空調設定温度Teが可能な限り高くなるように、当該エアコン10・10の制御を行うものである。
このように構成することにより、複数の対象者の快適度が相反する場合であっても、省エネを図りながら当該対象者の快適性を維持することができる。
温度センサ30により検出される温度の変化に基づいて前記快適度申告ダイヤルにより検出される快適度の変化を予測して、前記扇風機の制御を行うものである。
このように構成することにより、対象者の快適な状態を維持することができる。
室内に在室している対象者が感じる快適さの度合いである快適度及び前記室内の温度に基づいて、前記快適度が改善するように前記対象者の周囲の局所的な空調及び前記室内全体の空調を行う空調方法であって、
前記局所的な空調を優先して行い、前記局所的な空調ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めて前記室内全体の空調を行うものである。
このように構成することにより、局所的な空調を、室内全体の空調に優先して行うことで、対象者の快適性を維持しながらも省エネを図ることができる。
またこのように、快適度検出手段は、各対象者に対応して1つずつ設ける(図1参照)必要はなく、各対象者の快適度を検出することができるものであれば、その個数を限定するものではない。
例えば、特定の対象者の快適体感温度Tを予め記憶しておき、当該対象者が部屋1に入室したときには、当該記憶された快適体感温度Tを呼び出して用いる。これによって、当該対象者に適した快適体感温度Tを速やかに設定することができ、より速やかに適切な空調を行うことができる。このような特定の対象者の判別は、カメラ等により撮像した映像を解析することなどによって行うことができる。
その他、部屋1内の特定の場所に長時間滞在する対象者がいる場合には、当該対象者の快適体感温度Tをその場所における最適な快適体感温度Tであるものと学習(記憶)する。そして、他の対象者が同じ場所に来たときには、記憶された当該場所の快適体感温度Tを初期値として用いることで、より速やかに適切な空調を行うことができる。
また、これらの学習されたデータは、季節や場面ごと(会議中、食事中、雑談中など)に分類して蓄積することによって、より速やかに適切な空調を行うことができるようになる。
10 エアコン(アンビエント空調手段)
21 第一扇風機(タスク空調手段)
22 第二扇風機(タスク空調手段)
23 第三扇風機(タスク空調手段)
30 温度センサ(室内温度検出手段)
41 第一快適度申告ダイヤル(快適度検出手段)
42 第二快適度申告ダイヤル(快適度検出手段)
43 第三快適度申告ダイヤル(快適度検出手段)
50 パソコン(制御手段)
Claims (5)
- 室内全体の空調を行うアンビエント空調手段と、
前記室内の温度を検出する室内温度検出手段と、
前記室内に在室している対象者の周囲の局所的な空調を行うタスク空調手段と、
前記タスク空調手段による空調の対象となる対象者が感じる快適さの度合いである快適度を検出する快適度検出手段と、
前記室内温度検出手段により検出される温度及び前記快適度検出手段により検出される快適度に基づいて、前記快適度が改善するように前記アンビエント空調手段及び前記タスク空調手段の運転を制御する制御手段と、
を具備する空調システムであって、
前記制御手段は、
前記タスク空調手段の制御を優先して行い、前記タスク空調手段の制御ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めて前記アンビエント空調手段の制御を行うことを特徴とする、
空調システム。 - 前記アンビエント空調手段は、
冷風を吹き出すものであり、
前記制御手段は、
前記アンビエント空調手段による空調設定温度が可能な限り高くなるように、前記タスク空調手段及び前記アンビエント空調手段の制御を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の空調システム。 - 前記快適度とは、寒暖に関して対象者が感じる快適さの度合いであり、
前記制御手段は、
前記快適度検出手段により検出される複数の対象者の快適度が相反する場合、前記タスク空調手段の制御で当該複数の対象者の快適度を改善できる範囲で、前記アンビエント空調手段による空調設定温度が可能な限り高くなるように、当該アンビエント空調手段の制御を行うことを特徴とする、
請求項2に記載の空調システム。 - 前記制御手段は、
前記室内温度検出手段により検出される温度の変化に基づいて前記快適度検出手段により検出される快適度の変化を予測して、前記タスク空調手段の制御を行うことを特徴とする、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の空調システム。 - 室内に在室している対象者が感じる快適さの度合いである快適度及び前記室内の温度に基づいて、前記快適度が改善するように前記対象者の周囲の局所的な空調及び前記室内全体の空調を行う空調方法であって、
前記局所的な空調を優先して行い、前記局所的な空調ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めて前記室内全体の空調を行うことを特徴とする、
空調方法。
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JP2015017767A (ja) | 2015-01-29 |
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