JP6258695B2 - ガス栓 - Google Patents

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本発明は、主に、建物側のガス元管側とガス機器側とを接続するのに用いられるガス栓に関する。
建物側のガス元管側とガス機器側とを接続するために種々の形態のガス栓が用いられている。多くの場合、ガス栓は、内部にガス流路および栓体摺動面を有するガス栓本体と、栓体摺動面で摺動してガス流路を開閉する栓体と、ガス栓本体に回動可能に装着されかつ栓体とは相対回転不能に係合している栓体を動かすための摘みと、摘みの回動範囲を第1の規制位置から第2の規制位置の範囲で規制する回転範囲規制手段とを備えており、第1の規制位置では栓体はガス流路を閉じる姿勢にあり、第2の規制位置では栓体はガス流路を開いた姿勢にあるのが一般的である。そのような形態のガス栓の一例が、特許文献1、特許文献2、あるいは特許文献3などに記載されている。
図6、図7は、特許文献3に記載されているガス栓であり、図6はガス栓1の全体構成を分解斜視図で示し、図7はガス栓1の開栓時での構成を断面で示している。ガス栓本体10は、摘み50が取り付けられる中央上端部11、ガス機器側に繋がる出側部12、ガス元管側に繋がる入側部13、を有しており、ガス栓本体10内部において、入側部13と出側部12との間はガス流路14となっている。ガス流路14の一部には栓体摺動面15が形成されており、栓体摺動面15の内部には、栓体20がその外周面21を栓体摺動面15に密接するようにして、回動可能に配置されている。
栓体摺動面15の内部に挿入された状態の栓体20に対して、上から摘み50が取り付けられる。摘み50は円柱体であり、中央円柱部51とその外側の周囲壁部52とを有する。中央円柱部51の外径は、ガス栓本体10の前記中央上端部11の内径より幾分小さく、周囲壁部52の内径は前記中央上端部11の外径とほぼ等しい。前記中央円柱部51の下面には凹陥溝53が形成されており、一方、栓体20の上端面には前記凹陥溝53に嵌入する突起22が形成されている。
ガス栓本体10の前記中央上端部11は、周方向のほぼ90度の範囲にわたって切欠き部16、すなわち周囲壁が欠損した領域部を有しており、該切欠き部16の両端は垂直な切欠き段部17a、17bとされている。
ガス栓本体10に形成した栓体摺動面15の内部に栓体20を挿入した状態で、栓体20の上端面と摘み50の下端面との間にコイルばね30を介在させ、栓体20の上端面に形成した突起22が摘み50の下面に形成した凹陥溝53内に挿入する姿勢として、上から摘み50を押し付ける。そして、下まで押し付けた姿勢で、摘み50の前記周囲壁部52に形成した開口54から、止めキー40を差し込む。差し込まれた止めキー40は、ガス栓本体10の中央上端部11に形成した切欠き部16を通過し、摘み50の中央円柱部51に形成されたキー穴55を通って、その先端がガス栓本体10の中央上端部11の内側面に形成した環状内溝18内に達する。その姿勢で、摘み50を少し回転させると、止めキー40の両端は、環状内溝18内に入り込んだ姿勢となり、圧縮されたコイルばね30の力が上方に向けて作用しても、摘み50はガス栓本体10の中央上端部11から抜け出ることなく、回動自在な姿勢でガス栓本体10に止め付けられる。
摘み50は、中央円柱部51とその外側の周囲壁部52との間の天面部に図示しない凸部が形成されており、上記のようにして摘み50をガス栓本体10に止め付けた姿勢で、該凸部は前記した切欠き部16内に位置するようにされている。それにより、摘み50の回転範囲は、該凸部が、ガス栓本体10の前記中央上端部11に形成した切欠き部16の一方の切欠き段部17aに衝接する第1の規制位置と、他方の切欠き段部17bに衝接する第2の規制位置の間の角度範囲、具体的には、ほぼ90度の角度範囲となっている。
そして、実際のガス栓においては、例えば前記第2の規制位置では、図7に示すように栓体20に形成された貫通孔23がガス流路14に連通する位置となってガス栓は開いた状態となり、そこから摘み50を時計回りに90度回転させた第1の規制位置では、栓体20によってガス流路14が閉鎖された状態となる。
すなわち、現在使用されているガス栓は、通常は、建物側のガス元管側とガス機器側との間に接続されたときに、栓体20はガス流路14が開いた状態となる位置にセットされており、ガス機器に備えられた着火および開閉弁手段を操作することで、ガス機器の着火と消火が行われる。ガス機器を長期にわたり使用しないようなときに、使用者はガス栓に備えられた摘み50を操作して栓体20を回動し、栓体20を閉じた位置とすることで、安全を確保している。
特開2001-4042号公報 特開2005−24076号公報 特開2006−52784号公報
前記したように、従来知られたガス栓において、摘み50を操作して栓体20を閉じた位置とすることで、ガスの流通は遮断され、長期間使用しないようなときでの安全性が確保される。しかし、前記特許文献1〜3に記載されるような、現在多く使用されているガス栓において、摘み50を操作して、栓体20を全開の位置から全閉の位置とするときも、また、全閉の位置から全開の位置にするときも、その操作は基本的に自由である。ガス流路が開いた状態から閉じた状態となる方向の栓体の回動は、安全サイドへの回動であり、使用者が意識しないときにそのような回動が起こったとしても特に問題はない。しかし、ガス流路が閉じた状態から開いた状態となる方向への回動が使用者が意識しない不慮の事故等で起こった場合には、予期しないガス漏れを引き起こす恐れがある。そのために、使用者は、ガス栓が取り付けられている周囲の環境等に、常時十分な注意を払うことが求められている。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、予期しない外力によって、閉じた状態にあるガス栓が使用者の意向を無視して開いてしまうのを回避できるようにし、それにより、安全性を一層高いものとしたガス栓を開示することを課題とする。
本発明によるガス栓は、内部にガス流路および栓体摺動面を有するガス栓本体と、前記栓体摺動面で摺動して前記ガス流路を開閉する栓体と、前記ガス栓本体に回動可能に装着されかつ前記栓体とは相対回転不能に係合している前記栓体を動かすための摘みと、前記摘みの回動範囲を第1の規制位置から第2の規制位置の範囲で規制する回転範囲規制手段とを備え、前記第1の規制位置では前記栓体は前記ガス流路を閉じた姿勢にあり、前記第2の規制位置では前記栓体は前記ガス流路を開いた姿勢にあるガス栓であって、前記ガス栓は、基本的に、前記摘みが前記第1の規制位置から第2の規制位置に向かって自由に回動するのを規制する回動規制手段を備えていることを特徴とする。
本発明によるガス栓は、前記回動規制手段を備えることで、使用者が意識的に前記第1の規制位置から第2の規制位置に向かって摘みを回動するときを除き、摘みが第1の規制位置から第2の規制位置に向かって回動するのは回避できる。そのために、ガス栓の安全性が向上するとともに、ガス栓を取り付けるときに、周囲の環境に大きな注意を払う必要がなくなり、使用者あるいは作業者の負担が低減する。
本発明によるガス栓において、前記回動規制手段の具体的構成は任意であるが、一例として、前記回動規制手段は、前記摘みが前記ガス栓本体に回動可能に装着されている部位において前記ガス栓本体側に形成された第1の係止体と、前記摘み側に形成され摘みが前記第1の規制位置から第2の規制位置に向かって回動しようとするときに前記第1の係止体と衝接する第2の係止体と、前記摘み側に取り付けられており前記第1の係止体と前記第2の係止体との衝接を解除することのできる衝接解除手段とで構成されていることを特徴とする。
この態様では、使用者あるいは作業者が、前記衝接解除手段を適切に操作したときにのみ、摘みは第1の規制位置から第2の規制位置に向かって回動することが可能となり、それ以外では、その方向には摘みは回動しない。したがって、意識しない状態でガスが流れ出ることはなく、ガス栓の高い安全性が確保される。
より具体的な他の態様において、前記第2の係止体は前記摘みに形成された***部であり、前記第1の係止体はばね鋼であって先端側が前記***部に係合した第1の位置と係合が解除された第2の位置とを選択できるように前記ガス栓本体側に取り付けられており、前記衝接解除手段は押圧することで前記第1の係止体の先端側を前記ガス栓本体側に向けて押圧し、それにより前記第1の係止体を前記第1の位置から第2の位置に移動させることのできる手段であることを特徴とする。
また、より具体的な態様において、前記第1の係止体は前記ガス栓本体に形成された***部であり、前記第2の係止体は前記***部に係合した第1の位置と係合が解除された第2の位置とを選択できるように前記摘みに取り付けられた係止手段であり、前記衝接解除手段は押圧することで前記係止手段を前記第1の位置から第2の位置に移動させることのできる手段であることを特徴とする。
上記のいずれの態様でも、使用者たまは作業者が衝接解除手段を押圧する行為を行わない限り、摘みは第1の規制位置から第2の規制位置に向かって回動することはなく、ガス栓の高い安全性が確保される。
本発明によるガス栓では、使用者または作業者が摘みに対して特別の操作を行わない限り、栓体が閉じた位置から開いた位置に向けた方向に不用意に回動することはない。そのために、ガス栓の高い安全性が確保される。
本発明によるガス栓の第1の形態の全体構成を分解して示す図6に対応する斜視図。 図1に示すガス栓の開栓時での構成を示す図7に対応する断面図。 図3(a)は、図1に示すガス栓において、摘みが回動を規制された位置にあるときの水平方向の断面図、図3(b)は、摘みが回動した後の状態を示す水平方向の断面図。 本発明によるガス栓の第2の形態を説明するための図3に対応する図であり、図4(a)は、摘みが回動を規制された位置にあるときの水平方向の断面図、図4(b)は、摘みが回動した後の状態を示す水平方向の断面図。 図4に示すガス栓での要部を拡大して示す水平方向の断面図。 従来知られたガス栓の全体構成を分解して示す斜視図。 図6に示したガス栓の開栓時での構成を示す断面図。
以下、図面を参照しながら、本発明によるガス栓の実施の形態を説明する。
[第1の形態]
図1〜図3は、本発明によるガス栓の第1の形態を示している。第1の形態のガス栓Aは、摘み50が自由に回動するのを規制する回動規制手段を備える点を除き、他の構成は図6および図7を参照して説明した従来知られたガス栓1と同じであってよい。したがって、図1〜図3において、対応する部材には、図6および図7に付したのと同じ符号を付している。
すなわち、本発明によるガス栓Aは、基本構成として、内部にガス流路14および栓体摺動面15を有するガス栓本体10と、前記栓体摺動面15で摺動して前記ガス流路14を開閉する栓体20と、前記ガス栓本体10に回動可能に装着されかつ前記栓体20とは相対回転不能に係合している前記栓体20を動かすための摘み50と、前記摘み50の回動範囲を第1の規制位置から第2の規制位置の範囲で規制する回転範囲規制手段とを備えており、前記第1の規制位置(すなわち、摘み50の裏面に形成した図示されない凸部が、ガス栓本体10の中央上端部11に形成した切欠き部16の一方の切欠き段部17aに衝接した位置)では、前記栓体20は前記ガス流路14を閉じた姿勢にあり、そこから摘み50を時計回りに90度回転させた第2の規制位置(すなわち、摘み50の裏面に形成した凸部が、前記切欠き部16の他方の切欠き段部17bに衝接した位置であって、図2に示される位置)では前記栓体20は前記ガス流路14を開いた姿勢となる構成を備えている。前記したように、この基本構成は、従来公知のガス栓が備えている構成である。
本発明によるガス栓Aは、その基本構成に加えて、前記摘み50が前記第1の規制位置から第2の規制位置に向かって自由に回動するのを規制する回動規制手段を備えている。そのために、ガス流路14が閉じた状態にあるときに、摘み50に予期しない外力が作用してガス流路14が開いた姿勢となってしまうのを効果的に回避することができ、ガス栓Aの安全性が向上する。ガス流路14が開いた状態から閉じた状態となる方向の摘み50の回動は、安全サイドへの回動であり、本発明によるガス栓Aにおいて、前記安全サイドへの摘み50の回動には規制がかけられていない。
図1〜図3に示す第1の形態のガス栓Aにおける前記回動規制手段について説明する。図1に示すように、ガス栓本体10の中央上端部11の外周面には、周方向に延びる切り欠き60が、周方向の180度対向した位置に形成されており、図3に示すように、該切欠き60には、一端を前記中央上端部11に固定したばね鋼61が、他端を前記中央上端部11の外周面よりも径方向外側に位置させた姿勢で取り付けられている。なお、このばね鋼61が、本発明でいう「ガス栓本体側に形成された第1の係止体」に相当する。
一方、摘み50の前記周囲壁部52には、ガス栓本体10の中央上端部11に形成した周方向の切り欠き60に対向する高さ位置であって、周方向に180度対向した位置に、2つの押しボタン70が取り付けられている。前記押しボタン70は、径方向に延びる支軸71と、該支軸71の外側端に一体となったボタン72と、該支軸71の内側端近傍で一体となった止め板73とを有している。前記周囲壁部52は、前記支軸71が挿通する径方向の孔74と、前記ボタン72が入り込むことのできる凹陥部75が形成されており、前記凹陥部75の底面と、支軸71を孔74内に挿通した状態での前記ボタン72との間にはコイルばね76が介装されている。押しボタン70を摘み50の周囲壁部52に取り付けた状態で、押しボタン70は、前記コイルばね76の作用によって、径方向外側への付勢力を受けており、支軸71に固定した止め板73が前記周囲壁部52の内周面に当接することで、押しボタン70が抜け出るのを阻止している。そして、その姿勢で、支軸71の内側先端は周囲壁部52の内周面とほぼ同じとなるようにされている。この押しボタン70が、本発明でいう「衝接解除手段」を構成する。
摘み50の周囲壁部52の内周面であって、前記押しボタン70が取り付けられている位置の近傍には、前記したばね鋼61の、前記周方向の切り欠き60の外周面よりも径方向外側に位置している側の先端と対向する位置に、***部80が形成されており、該***部80とばね鋼61の外側に飛び出ている先端部が衝接した姿勢となることで、摘み50の回動は規制される。なお、この***部80が、本発明でいう「摘み側に形成され摘みが第1の規制位置から第2の規制位置に向かって回動しようとするときに第1の係止体と衝接する第2の係止体」に相当する。
図3(a)に示す位置、すなわち、摘み50が、摘み50側に形成した前記***部80とガス栓本体10側に固定された前記ばね鋼61の先端と衝接している位置にあるときには、前記したように、摘み50の時計方向の回動は規制される。摘み50がこの位置にあるときが、前記した第1の規制位置、すなわち、摘み50の裏面に形成した図示しない凸部が、ガス栓本体10の中央上端部11に形成した切欠き部16の一方の切欠き段部17aに衝接した位置であり、栓体20はガス流路14を閉じた姿勢にある。そして、前記したように、摘み50の時計方向の回動は規制されており、不用意に摘み50を時計方向に回そうとする外力が作用しても、摘み50は回動せず、そのために、ガス流路14が予期せずに開いてしまうのを阻止することができる。
使用者あるいは作業者が、自分の意思でガス流を閉じた姿勢から開いた姿勢にしようとする場合には、使用者あるいは作業者は、最初に前記押しボタン70を押し下げる。それにより、支軸71は径方向内側に進入していき、支軸71の先端によって、ばね鋼61は径方向内側、すなわち前記した周方向の切り欠き60内に入り込んだ姿勢となる。ばね鋼61が変位することにより、ばね鋼61の先端と前記***部80との係合は解除され、摘み50の時計方向への回動は自由となる。使用者あるいは作業者は、摘み50を90度回動させることで、摘み50は前記第2の規制位置まで移動することとなり、栓体20は、図2に示すガス流路14を開いた状態となる。その状態が、図3(b)に示される。
使用者あるいは作業者がガス流路14を閉じる際には、摘み50を反時計方向に90度回転させる。図3(b)に示すように、摘み50は自由に回動できる状態にあり、容易に回動して、図3(a)に示す位置、すなわち前記した第1の規制位置まで移動することができる。そして、その位置で、再び、摘み50側に形成した***部80とガス栓本体10側に固定されたばね鋼61の先端とが時計回り方向では衝接している状態となり、摘み50の時計方向の回動、すなわち、栓体20をガス流路14を開放する方向へまわそうとする回動は、規制される。
上記のように、図1〜図3に示す第1の形態のガス栓Aにおいて、前記第2の係止体は摘み50に形成された***部80であり、第1の係止体はばね鋼61であって、その先端側が前記***部80に係合した第1の位置と係合が解除された第2の位置とを選択できるようにガス栓本体10側に取り付けられている。そして、衝接解除手段(押しボタン70)は、押圧されることで第1の係止体(ばね鋼61)の先端側をガス栓本体10側に向けて押圧し、それにより第1の係止体(ばね鋼61)を第1の位置から第2の位置に移動させることのできる手段とされており、押しボタン70を操作することで、摘み50をガス流路14を閉じた姿勢から開いた姿勢に向けて回動することが可能となる。
[第2の形態]
図4、図5は、本発明によるガス栓の第2の形態を説明するための図であり、図4(a)(b)は、それぞれ、図3(a)(b)に対応している。また、図5は要部を拡大して示している。このガス栓A1は、摘み50が第1の規制位置から第2の規制位置に向かって自由に回動するのを規制するための回動規制手段の具体的構成が、前記した第1の形態のガス栓Aと相違している。回動規制手段の構成を除く、ガス栓A1の他の構成は、第1の形態のガス栓Aと同じであってよく、説明は省略する。
ガス栓A1においては、回動規制手段は、ガス栓本体10側に形成された***部90と、摘み50側に形成された係脱手段100とで構成される。すなわち、ガス栓A1においては、本発明でいう「ガス栓本体側に形成された第1の係止体」に相当する部材は、「ばね鋼61」ではなく、ガス栓本体10側に形成された***部90であり、前記係脱手段100が、本発明でいう「摘み側に形成され摘みが第1の規制位置から第2の規制位置に向かって回動しようとするときに第1の係止体と衝接する第2の係止体」および「衝接解除手段」に相当する。
ガス栓A1では、図示のように、ガス栓本体10の中央上端部11の外周面であって、周方向に180度対向した2つの位置に前記***部90が形成されている。前記***部90は、好ましくは、中央上端部11の径方向にほぼ垂直に起立する面91と、該垂直面91の先端から中央上端部11の周面に向けて傾斜する傾斜面92とで構成される。
一方、摘み50の前記周囲壁部52には、前記***部90に対向する高さ位置であって、周方向に180度対向した2つの位置に、係脱手段100が設けられている。係脱手段100は、周囲壁部52に形成した開口101内に、径方向に垂直な支軸102を中心として揺動自在に軸支された係止爪103を備えている。前記係止爪103は、係止部104と支柱部105とで構成され、前記支柱部105の適所が前記支軸102によって軸支されている。係止部104はガス栓本体10の中央上端部11側に膨出する膨出部106を備えており、前記膨出部106は、前記支柱部105側に面する側に、周囲壁部52の径方向にほぼ垂直に起立する面107と、該垂直面107の先端から後方側に向けて傾斜する傾斜面108とで構成される。
係止爪103の前記支柱部105と、前記開口101の内側である周囲壁部52との間には、ばね109が介装されており、該ばね109により、係止爪103は、図で時計方向に回動するように付勢されている。さらに、前記支柱部105の外側面には凸部110が形成されている。また、外力が作用しない状態で、前記係止爪103は、前記膨出部106の先端部を前記周囲壁部52の内周壁よりも内側に突出させ、かつ前記凸部110が前記周囲壁部52の外側壁から外側に突出した姿勢となるように、前記開口101内に取り付けられている。
したがって、摘み50を図で反時計方向に回動し、図4(a)に示す位置、すなわち、ガス栓本体10側に形成した***部90の垂直面91と、摘み50の周囲壁部52に形成した係脱手段100を構成する係止爪103の前記膨出部106の垂直面107が対向した位置となったときに、摘み50は、それ以上の回動が規制された状態となる。この姿勢のときが、摘み50が第1の規制位置から第2の規制位置に向かって自由に回動するのを規制された状態である。このときには、ガス流路14は栓体20によって閉じられた状態となっている。
使用者あるいは作業者が、自分の意思でガス流路を閉じた姿勢から開いた姿勢にしようとする場合には、使用者あるいは作業者は、前記凸部110を押し下げる。それにより、係止爪103は図で反時計方向に揺動する。その揺動により、ガス栓本体10側に形成した***部90と係止爪103との係合は解除され、摘み50は反時計方向に自由に回動できるようになる。使用者あるいは作業者は、摘み50を90度回動させることで、摘み50は前記第2の規制位置まで移動することとなり、栓体20は、図2に示すように、ガス流路14を完全に開いた状態とする。その状態が、図4(b)に示される。
使用者あるいは作業者がガス流路14を閉じる際には、摘み50を時計方向に90度回転させる。図4(b)に示すように、摘み50は自由に回動できる状態にあり、容易に回動して、図4(a)に示す位置、すなわち係止爪103の前記膨出部106が前記***部90を乗り越えた位置である前記第1の規制位置まで移動することができる。その位置では、再度、摘みをガス流路14を開放する方向へまわそうとする回動は、規制される。
上記のように、図4、図5に示す第2の形態のガス栓A1において、第1の係止体はガス栓本体10に形成された***部90であり、第2の係止体は、前記***部90に係合した第1の位置と係合が解除された第2の位置とを選択できるように前記摘み50に取り付けられた係止手段(揺動自在な係止爪103)であり、衝接解除手段は支柱部105の外側面には凸部110であり、該凸部110を押圧することで前記係止手段(揺動自在な係止爪103)を前記第1の位置から第2の位置に移動させることのでき、それにより、摘み50をガス流路14を閉じた姿勢から開いた姿勢に向けて回動することが可能となる。
なお、図1〜図3に示したガス栓Aと、図4、図5に示したガス栓A1とでは、第1の規制位置から第2の規制位置にガス栓50を回す方向が逆となっているが、これは、当該ガス栓のガス流路を開閉するときの栓体20の回転方向に関する仕様の違いによるものであり、発明の実質的構成を左右するものではない。
A,A1…本発明によるガス栓、
10…ガス栓本体、
20…栓体、
50…摘み、
61…ばね鋼(第1の係止体)、
70…押しボタン(衝接解除手段)、
80…***部(第2の係止体)、
90…***部(第1の係止体)、
100…係脱手段、
103…揺動自在な係止爪(第2の係止体)。

Claims (1)

  1. 内部にガス流路および栓体摺動面を有するガス栓本体と、前記栓体摺動面で摺動して前記ガス流路を開閉する栓体と、前記ガス栓本体に回動可能に装着されかつ前記栓体とは相対回転不能に係合している前記栓体を動かすための摘みと、前記摘みの回動範囲を第1の規制位置から第2の規制位置の範囲で規制する回転範囲規制手段とを備え、前記第1の規制位置では前記栓体は前記ガス流路を閉じた姿勢にあり、前記第2の規制位置では前記栓体は前記ガス流路を開いた姿勢にあるガス栓であって、
    前記ガス栓は、前記摘みが前記第1の規制位置から第2の規制位置に向かって自由に回動するのを規制する回動規制手段を備え、
    前記回動規制手段は、前記摘みが前記ガス栓本体に回動可能に装着されている部位において前記ガス栓本体側に形成された第1の係止体と、前記摘み側に形成され摘みが前記第1の規制位置から第2の規制位置に向かって回動しようとするときに前記第1の係止体と衝接する第2の係止体と、前記摘み側に取り付けられており前記第1の係止体と前記第2の係止体との衝接を解除することのできる衝接解除手段とで構成されており、
    前記第1の係止体及び前記第2の係止体のいずれか一方は前記栓体の径方向に***する***部であり、前記衝接解除手段は前記径方向に押圧することにより前記第1の係止体と前記第2の係止体との衝接を解除し、
    前記第2の係止体は前記摘みに形成された前記***部であり、前記第1の係止体はばね鋼であって先端側が前記***部に係合した第1の位置と係合が解除された第2の位置とを選択できるように前記ガス栓本体側に取り付けられており、前記衝接解除手段は押圧することで前記第1の係止体の先端側を前記ガス栓本体側に向けて押圧し、それにより前記第1の係止体を前記第1の位置から第2の位置に移動させることのできる手段であることを特徴とするガス栓。
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