JP6258601B2 - 埋込型電子機器及び取付バネ - Google Patents

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Description

本発明は、機器本体を取付穴に埋め込んで取り付けるための、取付バネを備えた埋込型電子機器及びその取付バネに関する。
従来、天井等の取付壁部に形成された取付穴に埋め込まれて、取り付けられる埋込型電子機器の一例として、埋込型照明器具が知られている。この種の埋込型照明器具としては、器具本体と、器具本体の内部に設けられた光源部と、器具本体の外周縁に形成されたフランジとを備え、器具本体を取付穴に固定する固定手段として、取付バネを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、本体部と、当該本体部を穿設孔に取付けるための取付バネとして二つの弾性片を備えた埋込型照明器具が開示されている。各弾性片の基端部側には、本体部にネジで固定される本体取付用片を備える。一方、各弾性片の先端側には、本体部に係脱自在に係止し得る本体係止部と、本体部の落下防止用の天井係止部を有するリブとを備える。本体係止部を本体部に係止すると前記本体取付用片とリブとの間に、湾曲部が形成され、その状態で、本体部を天井の穿設孔に入れれば、天井係止部が天井に係止することなく穿設孔に案内される。さらに、この湾曲部が、穿設孔の内周壁に当接することで本体係止部と本体部との係止が外れ、本体部を穿設孔に装着できる。すなわち、この埋込型照明器具は、予め本体部に本体係止部が係止された状態(仮止め状態)で穿設孔に入れた際に、当該係止された状態が解除される係脱機構(仮止め機構)を有する。そのため、この埋込型照明器具を天井に取付ける際に、作業者が手で取付バネである弾性片を弾性力に抗して本体部側に撓ませなくてもよく、容易に取り付け作業を行うことができるものである。
特開平9−231827号公報
しかしながら、特許文献1に開示された埋込型照明器具においては、弾性片先端側の本体係止部を埋込型照明器具の本体部に係止する構成であるため、当該本体部に本体係止部を係止する部分を設ける必要がある。このような構成の場合、本体部の形状を変更する際にも本体部の所定の位置に本体係止部を設ける必要があるため、本体部、ひいては埋込型照明器具全体の形状設計に制約が生じてしまう。そのため、埋込型照明器具としては、上記のような係脱機構を有するとともに、本体部(器具本体)に本体係止部を設けない構成のものが望まれる。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、器具本体に取付バネの係止部を設けることなく、器具本体に仮止めすることができる取付バネを備えた埋込型電子機器を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本願に開示する埋込型電子機器は、機器本体と、前記機器本体を取付穴に埋め込んで取り付けるための取付バネを備える埋込型電子機器において、前記取付バネは、基端部が前記機器本体側部に固定されるとともに、自由端部が前記機器本体側方に延出され、前記基端部側に設けられる係止部と、前記自由端部側に設けられ、前記係止部に係脱する被係止部とを備える仮止め機構と、前記被係止部を前記係止部に係合した際に、前記機器本体の側方に突出形成される突出部とを有し、前記被係止部を前記係止部に係合した状態で、前記機器本体を取付穴に挿入すると、前記突出部が取付穴の周縁に当接して前記自由端部側が変位し、前記被係止部が前記係止部から外れるものである。
本願に開示する埋込型電子機器において、前記取付バネの基端部側は、前記機器本体に固定される取付部と、前記係止部が設けられ、前記機器本体の側部に当接する本体当接部とを有し、前記本体当接部は、リブ部を有する構成とすることが好ましい。
本願に開示する埋込型電子機器において、前記機器本体の側部は、本体係止部を有し、前記本体当接部は、前記本体係止部に係合する本体被係止部を有する構成とすることが好ましい。
本願に開示する埋込型電子機器において、前記取付バネは、前記機器本体側部に少なくとも一対配置され、前記被係止部を前記係止部に係合した際に、前記一対の取付バネの自由端間の間隔が前記取付穴の幅よりも大きい構成とすることが好ましい。
本願に開示する取付バネは、基端部と、自由端部とを有し、前記基端部が埋込型電子機器の機器本体側部に固定され、前記機器本体を取付穴に埋め込んで取り付けるための取付バネであって、前記基端部側に設けられる係止部と、前記自由端部側に設けられ、前記係止部に係脱する被係止部とを備える仮止め機構と、前記被係止部を前記係止部に係合した際に、前記機器本体の側方に突出形成される突出部とを有し、前記被係止部を前記係止部に係合した状態で、前記機器本体を取付穴に挿入すると、前記突出部が取付穴の周縁に当接して前記自由端部側が変位し、前記被係止部が前記係止部から外れるものである。
本発明によれば、機器本体を取付穴に容易に取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係る埋込型照明器具100を斜め上方から見た斜視図。 埋込型照明器具100を上方から見た上面図。 図2のA−A線の位置において埋込型照明器具100を切断した側面一部断面図。 図3のB−B線の位置において埋込型照明器具100を切断した断面図。 取付バネ31を示す斜視図。 埋込型照明器具100の後面側から取付穴Hに挿入する状態を示す断面説明図。 取付バネ31の突出部60が取付穴Hに当接した状態を示す断面説明図。 埋込型照明器具100を取付穴Hに取り付けた状態を示す断面説明図。
次に、発明の実施の形態について図を用いて説明する。本実施形態では、埋込型電子機器の一例として埋込型照明器具を挙げて説明する。
本発明の実施形態に係る埋込型照明器具100について、図1から図8を用いて説明する。本発明の実施形態に係る埋込型照明器具100の形状は、図1に示すように、短手方向の長さに対して長手方向の長さの比率が大きい細長い略直方体である。なお、埋込型照明器具100の形状は、図1等に示すような細長い略直方体に限らず、円形の天井孔に取り付け可能な形状(例えば特開2011−198582に開示)であってもよい。埋込型照明器具100は、図6に示すように天井等の取付壁部Cに形成される細長い長方形状の取付穴Hに埋め込まれて設置されるものである。以下の説明では、埋込型照明器具100の「前面側」は光を照射する側とし、「後面側」は前面側の反対側として説明する。また、図1における上下方向を、埋込型照明器具100の「上下方向」として説明する。
埋込型照明器具100は、図1、図2に示すように、主に器具本体(機器本体)11、フランジ12、及び取付バネ31を備えている。器具本体11には、図3に示すように、LEDモジュールからなる光源部13、点灯装置14、及び端子台15等が配置される。
器具本体11は、埋込型照明器具100の本体を形成する略直方体状のものである。器具本体11は、器具主体21、端板部61、及びセード71を有している。器具主体21及び端板部61は、放熱性を考慮し、熱伝導性を有するアルミニウム等の金属素材を用いて形成されている。器具主体21は、押し出し材により形成されている。器具主体21は、図4に示すように、その断面形状において前面側に開口部を有し、後面側に点灯装置14等を配置するための中空部を有する。器具主体21は、断面視コ字状の外壁部22と、この外壁部22の内部に形成される横板部23を有している。器具主体21には、器具主体21の外壁部22において短手方向に対向する複数対の保持部51が設けられている。外壁部22の下部には、セード71を差し込んで保持させる下部溝部24が対向して形成されている。端板部61は、図1に示すように、器具主体21の長手方向両端部に取り付けられて、器具主体21の両端部の開放された部分を閉塞するものである。なお、器具主体21及び端板部61は、熱伝導性を有する材料であれば金属部材やアルミニウムに限定されない。また、器具主体21は、熱伝導性を有する材料で形成されていることが好ましいが、熱伝導性を有することは必須ではない。
保持部51は、取付バネ31を器具本体11に保持して固定する部分であり、器具主体21の短手方向に対向する位置に複数対設けられている。保持部51は、本体取付部51a及び本体被係止部51bを有している。本体取付部51aは、器具主体21の外壁部22における後面側の角部に設けられ、取付バネ31が有する取付部35を当接してネジ57で取り付けるためのものであり、図示しないネジ孔を有している。本体係止部51bは、後述する取付バネ31の本体被係止部33を係合して保持するための部分である。本体係止部51bは、外壁部22に設けられた鉤状の孔であり、本体被係止部33が有する被係止片33bを収納して係合し、取付バネ31を器具本体11において位置決めするためのものである。
セード71は、器具主体21の前面側の開口部27を閉塞し、器具主体21内に配置された光源部13からの光を透過及び拡散させて、照射面を形成する板状の部材である。セード71は、透光性を有する半透明のアクリル樹脂素材等で形成され、器具主体21の下部溝部24の端部から差し込んで、光源部13に対向する位置に保持される。
光源部13は、基板面に点光源としての複数のLED素子を備えたLEDモジュールを有しており、器具主体21の横板部23の下部に配置される。光源部13と点灯装置14は、電線(図示せず)によって電気的に接続されている。LED素子は、ピッチが一定になるように基板上に配置されている。なお、本実施形態では、光源としてLED素子を用いたが、光源の種類はLEDに限定されず、例えば有機EL素子(OLED)であっても実現可能である。
点灯装置14は、光源部13のLEDモジュールが有するLED素子に給電を行って、LED素子を点灯させるものである。具体的には、点灯装置14は、外部商用電源から供給される交流電流を直流電流に変換し、変換後の電流を光源部13に供給する。点灯装置14は、器具主体21の横板部23の上部に配置されている。点灯装置14は、端子台15と電線によって電気的に接続されている。
端子台15は、外部商用電源からの電源線(図示せず)が差込口に差し込まれて電気的に接続されるものである。端子台15は、器具主体21の横板部23の上部において、器具主体21の一端側に設けられる。端子台15の差込口は器具主体21の後面側に設けられている。
フランジ12は、外壁部22及び端板部61の下部の外周縁に形成される断面視略L字状の鍔部である。フランジ12の外周端部と器具本体11との間には、器具本体11を取付穴Hに取り付けた際に、器具本体11と取付穴Hの周縁部との隙間を塞ぐための枠パッキン16が設けられている。枠パッキン16は、断面視矩形状であって、フランジ12の内側に沿って設けられる。フランジ12は、埋込型照明器具100を例えば取付壁部Cの取付穴Hに設置した状態で取付壁部Cの下面側に枠パッキン16を介して接触する部分である。また、枠パッキン16は、図4に示すように、取付バネ31が外側に開いた状態において、後述する取付バネ31の第2湾曲部53を支持する部分になる。
取付バネ31は、器具本体11を取付壁部Cの取付穴Hに埋め込んで取り付けるための固定手段である。取付バネ31は、ステンレス素材等の板状金属材の中途部を複数箇所屈曲及び湾曲させて形成された板バネである。取付バネ31は、図5に示すように、断面略V字状の板バネであり、基端部となる当接部32が器具本体11側部に当接して固定されるとともに、自由端部となる壁面押圧部42が器具本体11側方に延出されるものである。取付バネ31は、当接部32側に設けられる係止部34、及び壁面押圧部42側に設けられ、係止部34に係脱する被係止部44からなる仮止め機構と、前記被係止部44を係止部34に係合した際に器具本体11の側方に屈曲状に突出形成される突出部60と、を有する。なお、本実施形態における突出部60は、屈曲状であるが特に限定するものではなく、湾曲状であってもよい。
取付バネ31は、器具主体21の短手方向に対向する位置に複数対配設された保持部51に取り付けられ、取付バネ31の側部においてフランジ12の上方から斜め上方に延出するように配置される。図8に示すように埋込型照明器具100を取付穴Hに設置した状態において、壁面押圧部42は、フランジ12との間で取付壁部Cを挟持し、埋込型照明器具100を取付壁部Cに固定する。壁面押圧部42は、当接部32の下端より延設され、壁面押圧部42の先端部には、鉤状に折り曲げられた抜止め43が形成されている。なお、取付バネ31の取付位置、本数等については、本実施形態のものに限定されるものではない。
当接部32は、保持部51の外壁部22に沿って当接する部分である。当接部32は、先端側から順に取付部35、第1屈曲部36、及び略平板状の本体当接部37が設けられている。取付部35は、鉤状に折り曲げられた部分であり、器具本体11の本体取付部51aに固定される部分である。本体当接部37には、本体被係止部33が設けられ、器具本体11の側部に当接する部分である。取付部35と本体当接部37が連結する部分には、略直角に屈曲する第1屈曲部36が形成されている。取付部35には、取付バネ31を保持部51の本体取付部51aにネジ57で取り付けるためのネジ穴35aが設けられている。第1屈曲部36には、壁面押圧部42が有する被係止部44と係脱自在である係止部34が設けられている。係止部34は、取付バネ31を矢印D(図5)から見たD矢視において角丸長方形状の貫通穴34aと、当該貫通穴34a下端を外側に突出するように形成され、被係止部44の被係止片44bを収容して保持するための係止片保持部34bと、からなる。本体当接部37の下部には、本体当接部37の短手方向両端近傍において、外側に向けて突設される一対の直線状のリブ部38が設けられている。この一対のリブ部38の間には、器具主体21の側壁部22に設けられた係止部51bに係合する本体被係止部33が設けられている。当該本体被係止部33は、側面視角丸長方形状の貫通穴33aと、当該貫通穴33aの上端から裏側に延出される断面視略L字状の被係止片33bとからなる。
壁面押圧部42は、取付壁部Cに対して押圧する部分であり、図5に示すように先端側から順に抜止め43、第1平板部45、第1屈曲部46、第2平板部47、第2屈曲部48、第3平板部49、第3屈曲部50、第1湾曲部52、及び第2湾曲部53を有している。抜止め43よりも当接部32側には第1平板部45が設けられており、当該第1平板部45に連続して第2平板部47が設けられている。第1平板部45と第2平板部47が連結する部分には、上方に屈曲する第1屈曲部46が形成されている。第2平板部47と第3平板部49が連結する部分には、上方に屈曲する第2屈曲部48が形成されている。第3平板部49と第1湾曲部52が連結する部分には、下方に屈曲する第3屈曲部50が形成されている。第1湾曲部52は、上方に湾曲した部分であり、当該第1湾曲部52の当接部32側に下方に湾曲した第2湾曲部53が形成されている。第2湾曲部53は、当接部32の本体当接部37の一端に連設されている。なお、本実施形態における仮止め機構においては、当接部32に係止部34を設け、壁面押圧部42に被係止部44を設ける構成としているが特に限定するものではなく、当接部32に被係止部を設け、壁面押圧部42に係止部を設ける構成とすることもできる。
抜止め43は、先端側に鉤状に折り曲げられた部分であり、器具本体11が取付穴Hから抜け落ちた際に、取付壁部Cに引っ掛かることで器具本体11が取付壁部Cから落下しないように天井に係止するためのものである。第2平板部47の第2屈曲部48近傍には、当接部32の第1屈曲部36に設けられた係止部34に係脱自在である被係止部44が設けられている。被係止部44は、下側から見て角丸長方形状の貫通穴44aと、当該貫通穴44aの一端から上方に延出される断面視略L字状の被係止片44bとからなる。第2湾曲部53は、図4に示すように、被係止部44が係止部34に係合していない状態(係合解除状態)において、枠パッキン16の上端に当接して支持される。
取付バネ31を器具本体11に取り付ける場合は、先ず、取付バネ31の本体当接部37を器具主体21の外壁部22に当接させるとともに、本体被係止部33の被係止片33bを本体係止部51bに差し入れて、この状態で下方へと移動させることで位置決めされ、取付バネ31がネジ57を用いて保持部51に固定される。この際、取付バネ31の第2湾曲部53下端が枠パッキン16の上端に当接して支持された状態となる。このように取付バネ31を器具本体11に係合する構成とすることで、取付バネ31を容易に位置決めできるとともに、取り付けるためのネジの省略化ができる。
次に、上記のように構成された埋込型照明器具100の取り付け方法と、埋込型照明器具100を取り付ける際の取付バネ31の仮止め機構について、図6から図8に沿って説明する。
図6は、取付バネ31の被係止部44を係止部34に係合した状態であり、取付壁部Cの取付穴Hに埋込型照明器具100を取り付ける際の状態である。図6において、取付壁部Cに対して図示上側が天井裏の空間で、取付壁部Cに対して図示下側が居室空間である。埋込型照明器具100の器具本体11を取付壁部Cの下方側から取付壁部Cの取付穴Hに入れて取り付けるために、まず、図6に示すように取付バネ31の被係止部44を、当接部32の係止部34に係止させる。被係合部44を係止部34に係止させるには、自由端側である壁面押圧部42を、壁面押圧部42の弾性に抗して下方側から押し上げるようにして器具本体11側に撓ませ、被係合部44を係止部34に係止させる。この際、第3平板部49、第3屈曲部50、及び第1湾曲部52によって、前記器具本体11の側方に突出部60が形成される。また、被係合部44を係止部34に係止させているとき、壁面押圧部42は、変形前の形状に戻ろうとする形状復元力が働き続ける。さらに、第2湾曲部53の下端が枠パッキン16の上端からフランジ12の周縁側へ移動するとともに、枠パッキン16に当接した状態が解除される。この場合、突出部60による間隔L3は、取付穴の幅L2より大きい。このように構成することで、器具本体11を取付穴Hに取り付ける際に、取付バネ31の突出部60を取付穴Hの周縁下部に当接させることが可能となる。
また、図6に示すように、取付バネ31は、器具本体11側部に少なくとも一対配置される場合、被係止部44を前記係止部34に係合して仮止めした際に、前記一対の取付バネ31の自由端である抜止め43の間隔L1が前記取付穴Hの幅L2よりも大きく構成されている。これにより、器具本体11を取付穴Hに埋め込む際に不用意に器具本体11が取付穴Hから脱落することを防ぐことができる。すなわち、器具本体11を取付穴Hに埋め込む際、器具本体11の抜止め43及びその近傍が天井裏空間に挿入された状態において、器具本体11が不用意に設置者の手から離れてしまった場合、器具本体11は下方向へ落下しようとする。このとき、抜止め43の間隔L1が取付穴の幅L2よりも大きいため、2つの抜止め43のうち少なくともいずれか一方が取付壁部Cの取付穴Hの周囲に引っ掛かり、器具本体11は取付バネ31によって取付壁部Cに釣り下がった状態となる。したがって、器具本体11を床面等に落下させてしまうことを防ぐことができるので、器具本体11の破損を防ぐことができる。
また、本実施形態の埋込型照明器具100では、図6に示すように、被係止部44を前記係止部34に係合して仮止めした際、壁面押圧部42の先端側が、器具本体11の上端よりも所定長延出するように構成している。このように構成することで、取付バネ31における壁面押圧部42の先端側において、容易に撓ませることが可能であり、器具本体11を取付穴Hに容易に取り付けることができる。
このように仮止めした状態で、器具本体11を、後面側から取付壁部Cの取付穴Hに挿入していく。さらに、器具本体11を取付穴H内に挿入していくと、上述したように突出部60の間隔L3が取付穴Hの幅L2より大きく形成されているため、図7に示すように取付穴Hの周縁下部と突出部60の第3平板部49とが当接する。次に、その当接状態から器具本体11を上方に押圧する。これにより、第3平板部49が器具本体11側(図7に示す白抜き矢印方向)への押圧力を受け、第3平板部49と第1湾曲部52が直線状になろうとする力が働く。このような力が働くと、第2平板部47が上方に押し上げられ、その結果、被係止部44も上方に押し上げられ、被係止部44が係止部34から外れる(仮止めが解除)。被係止部44と係止部34との仮止めが解除された後は、図8に示すように壁面押圧部42が自身の形状復元力により元の状態に戻り、取付穴Hの周縁上部を押圧する。これにより、器具本体11は、下方向への移動が容易にできなくなるため、取付壁部Cの取付穴Hに安定して固定される。
以上のようにして、器具本体11を取付壁部Cの取付穴Hに入れる際には、被係止部44と係止部34を仮止めして取付バネ31を取付穴Hの下方側から上方側に入れれば良い。特に、本実施形態の横長の埋込型照明器具100のように取付バネ31を長手方向に複数設けたような場合でも、取付け作業を容易に行うことができる。
なお、本実施形態の器具本体11の形状は一例であり、本実施形態の形状に限定されるものではない。例えば、器具本体11の外形が丸型、その他の形状である場合には、その形状に応じて取付バネ31を取り付ければよい。また、本実施形態では、埋込型照明器具を一例として挙げたが、少なくとも天井や壁などに埋め込むことができれば、照明器具に限定されない。本実施形態の構成は、例えば埋め込み型の火災報知機やスピーカーなどに適用が可能である。
以上説明した本実施形態の埋込型照明器具100によれば、器具本体11を取付穴Hに取り付ける際に、取付バネ31が有する係止部34と被係止部44を仮止めして突出部60を形成し、該突出部60を取付穴Hに当接させることで仮止めが自動的に解除されるため、器具本体11を取付穴Hに容易に取り付けることができる。
また、本実施形態の埋込型照明器具100によれば、前記本体当接部37に補強用のリブ部38を有する構成しているため、係止部34と被係止部44を仮止めする際に、本体当接部37の不要な変形を抑えることができるので、取付バネ31を精度よく屈曲させることができる。したがって、係止部34と被係止部44との仮止めが精度良くかつ容易に行える。
11 器具本体
12 フランジ
31 取付バネ
32 当接部
34 係止部
42 壁面押圧部
44 被係止部
60 突出部
100 埋込型照明器具
C 取付壁部
H 取付穴

Claims (5)

  1. 機器本体と、前記機器本体を取付穴に埋め込んで取り付けるための取付バネを備える埋込型電子機器において、
    前記取付バネは、
    基端部が前記機器本体側部に固定されるとともに、自由端部が前記機器本体側方に延出され、
    前記基端部側に設けられる係止部と、前記自由端部側に設けられ、前記係止部に係脱する被係止部とを備える仮止め機構と、
    前記被係止部を前記係止部に係合した際に、前記機器本体の側方に突出形成される突出部とを有し、
    前記被係止部を前記係止部に係合した状態で、前記機器本体を取付穴に挿入すると、前記突出部が取付穴の周縁に当接して前記自由端部側が変位し、前記被係止部が前記係止部から外れる
    ことを特徴とする埋込型電子機器。
  2. 前記取付バネの基端部側は、
    前記機器本体に固定される取付部と、
    前記係止部が設けられ、前記機器本体の側部に当接する本体当接部とを有し、
    前記本体当接部は、リブ部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の埋込型電子機器。
  3. 前記機器本体の側部は、本体係止部を有し、
    前記本体当接部は、前記本体係止部に係合する本体被係止部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の埋込型電子機器。
  4. 前記取付バネは、前記機器本体側部に少なくとも一対配置され、
    前記被係止部を前記係止部に係合した際に、前記一対の取付バネの自由端間の間隔が前記取付穴の幅よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の埋込型電子機器。
  5. 基端部と、自由端部とを有し、
    前記基端部が埋込型電子機器の機器本体側部に固定され、前記機器本体を取付穴に埋め込んで取り付けるための取付バネであって、
    前記基端部側に設けられる係止部と、前記自由端部側に設けられ、前記係止部に係脱する被係止部とを備える仮止め機構と、
    前記被係止部を前記係止部に係合した際に、前記機器本体の側方に突出形成される突出部とを有し、
    前記被係止部を前記係止部に係合した状態で、前記機器本体を取付穴に挿入すると、前記突出部が取付穴の周縁に当接して前記自由端部側が変位し、前記被係止部が前記係止部から外れる
    ことを特徴とする取付バネ。
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