JP6258042B2 - 減衰装置、燃焼器及びガスタービン - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼時に発生する燃焼振動を減衰させるための減衰装置、燃焼器及びガスタービンに関するものである。
従来、音響ライナ及び音響ダンパを備える減衰装置が設けられた燃焼器が知られている(例えば、特許文献1参照)。この減衰装置において、音響ライナは、筒状の板部と、板部の外周側に設けられるライナカバーとを有しており、音響ダンパは、ライナカバーの外周側に設けられるダンパカバーと、ライナカバーに形成される開口部とを有している。板部とライナカバーとの間に形成された空間は、第1仕切板及び第2仕切板によって仕切られており、上部の全周の三分の一に亘る空間が第1音響ダンパ共鳴空間となり、下部の全周の三分の二に亘る空間が音響ライナ共鳴空間となっている。また、ライナカバーとダンパカバーとの間に形成された空間は、第2音響ダンパ共鳴空間となっている。そして、第2音響ダンパ共鳴空間は、開口部を介して第1音響ダンパ共鳴空間と連通することで、一体の音響ダンパとして作用している。
国際公開第2010/097982号
ところで、特許文献1の燃焼器において、開口部は、第1音響ダンパ共鳴空間と第2音響ダンパ共鳴空間とを連通することで、一体の音響ダンパとしており、音響ライナ共鳴空間は、周方向において、第1音響ダンパ共鳴空間により分断されている。音響ライナ共鳴空間が周方向において分断されると、分断される部位では、音響ライナによる燃焼振動の抑制を図ることが困難である。このため、音響ダンパでは、振動抑制を図ることができる一方で、音響ライナでは、分断される部位がある分、振動抑制の性能が低減してしまう。
そこで、本発明は、音響ダンパによる振動抑制の性能を維持しつつ、音響ライナによる振動抑制の性能向上を図ることができる減衰装置、燃焼器及びガスタービンを提供することを課題とする。
本発明の減衰装置は、流体が流通する内部流路の外周に沿って音響ライナ共鳴空間を形成する音響ライナと、前記音響ライナの外周側に設けられ、前記音響ライナ共鳴空間と連通する音響ダンパ共鳴空間を形成する音響ダンパと、を備え、前記音響ライナは、前記音響ライナ共鳴空間と前記音響ダンパ共鳴空間とを連通させるために前記音響ダンパが接続されるダンパ開口が形成され、前記ダンパ開口によって前記内部流路の外周に沿う方向において分断される部位となる分断部位と、前記内部流路の外周に沿う方向に亘って連続する部位となる連続部位と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、音響ライナに連続部位を設けつつ、ダンパ開口を形成することができる。このため、音響ライナの分断部位において、ダンパ開口により音響ライナ共鳴空間と音響ダンパ共鳴空間とを連通させることができるため、内部流路を流通する流体による振動を音響ダンパによって減衰させることができる。また、音響ライナの連続部位により、内部流路の外周に沿う方向において音響ライナが分断されることがないため、音響ライナの連続部位において、音響ライナ共鳴空間を、内部流路の外周に沿う方向に亘って形成することができる。このため、音響ライナが分断されることがない分、内部流路を流通する流体による振動を音響ライナによって好適に減衰させることができる。以上から、音響ダンパによる振動抑制の性能を維持しつつ、音響ライナによる振動抑制の性能向上を図ることができる。なお、ダンパ開口は、矩形、円形、楕円形等のいずれの形状であってもよく、特に限定されない。
また、前記音響ライナは、前記内部流路の外周に沿う方向が周方向となる円筒形状に形成されており、前記周方向に直交する軸方向が幅方向となっており、前記ダンパ開口は、前記幅方向の一方側に寄せて形成されることが好ましい。
この構成によれば、ダンパ開口を音響ライナの幅方向の一方側に寄せて形成することができる。このため、音響ライナの幅方向の一方側に分断部位を設け、音響ライナの幅方向の他方側に連続部位を設けることができる。
また、前記音響ライナは、前記内部流路の外周に沿う方向が周方向となる円筒形状に形成されており、前記周方向に直交する軸方向が幅方向となっており、前記ダンパ開口は、前記幅方向の中央に形成されることが好ましい。
この構成によれば、ダンパ開口を音響ライナの幅方向の中央に形成することができる。このため、音響ライナの幅方向の中央に分断部位を設け、音響ライナの幅方向の両側に連続部位を設けることができる。
また、前記ダンパ開口は、矩形状の開口に形成されることが好ましい。
この構成によれば、ダンパ開口を矩形状とすることで、ダンパ開口を容易に形成することができる。
本発明の燃焼器は、上記の減衰装置と、内部に前記内部流路を形成する尾筒と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、燃焼器の尾筒の内部を流通する流体としての燃焼ガスによって発生する燃焼振動を、減衰装置によって好適に減衰させることができる。つまり、音響ダンパが接続された音響ライナを燃焼器の尾筒の外周に沿って設けることにより、燃焼器の火炎付近の燃焼振動を音響ライナ及び音響ダンパで減衰できる。これにより、より効果的に燃焼振動を減衰することができる。
本発明のガスタービンは、上記の燃焼器と、前記燃焼器において発生する燃焼ガスにより回転するタービンと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、燃焼振動の抑制を図った燃焼器を用いることで、燃焼振動による負荷を抑制することができるため、耐用性の向上を図ることができる。
図1は、実施例1に係るガスタービンの概略構成図である。 図2は、図1のガスタービンの燃焼器における拡大図である。 図3は、実施例1の減衰装置を軸方向に沿って切ったときの断面図である。 図4は、図3のA−A断面図である。 図5は、図3のB−B断面図である。 図6は、実施例1の音響ライナを周方向に展開した展開図である。 図7は、実施例1の音響ライナの吸音力の性能に関するグラフである。 図8は、実施例2の音響ライナを周方向に展開した展開図である。
以下に、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせることも可能である。
図1は、実施例1に係るガスタービンの概略構成図である。図2は、図1のガスタービンの燃焼器における拡大図である。図3は、実施例1の減衰装置を軸方向に沿って切ったときの断面図である。図4は、図3のA−A断面図である。図5は、図3のB−B断面図である。図6は、実施例1の音響ライナを周方向に展開した展開図である。図7は、実施例1の音響ライナの吸音力の性能に関するグラフである。
図1に示すように、ガスタービン1は、圧縮機11と燃焼器12とタービン13と排気室14とを備えており、圧縮機11側に図示しない発電機が連結されている。
圧縮機11は、空気を取り込む空気取入口15を有し、圧縮機車室16内に複数の静翼17と複数の動翼18とが交互に配設されている。燃焼器12は、圧縮機11で圧縮された圧縮空気に対して燃料を供給し、バーナで点火することで燃焼可能となっている。タービン13は、タービン車室20内に複数の静翼21と複数の動翼22とが交互に配設されている。排気室14は、タービン13に連続する排気ディフューザ23を有している。また、圧縮機11、燃焼器12、タービン13、排気室14の中心部を貫通するようにロータ24が位置しており、圧縮機11側の端部が軸受部25により回転自在に支持される一方、排気室14側の端部が軸受部26により回転自在に支持されている。そして、このロータ24に複数のディスクプレートが固定され、各動翼18,22が連結されると共に、圧縮機11側の端部に図示しない発電機の駆動軸が連結されている。
従って、圧縮機11の空気取入口15から取り込まれた空気が、複数の静翼21と複数の動翼22とを通過して圧縮されることで高温・高圧の圧縮空気となり、燃焼器12にて、この圧縮空気に対して所定の燃料が供給されることで燃焼する。そして、この燃焼器12で生成された作動流体である高温・高圧の燃焼ガスが、タービン13を構成する複数の静翼21と複数の動翼22とを通過することでロータ24を駆動回転させて、このロータ24に連結された発電機を駆動する。一方、ロータ24を駆動回転させた後の燃焼ガスである排気ガスは、排気室14の排気ディフューザ23で静圧に変換されてから大気に放出される。
図2は、図1の燃焼器における拡大図である。燃焼器12は、燃焼器ケーシング30を有する。燃焼器ケーシング30は、外筒31の内部に配置された内筒32と、内筒32の先端部に連結された尾筒33とを有し、ロータ24の回転軸Iに対して傾斜した中心軸Sに沿って延在する。
外筒31は、圧縮機11からの圧縮空気が流入する車室34を形成する車室ハウジング27に締結されている。内筒32は、その基端部が外筒31に支持され、外筒31の内側に、外筒31から所定間隔をあけて配置されている。内筒32の中心部には、中心軸Sに沿ってパイロットバーナ40が配設されている。パイロットバーナ40の周囲には、パイロットバーナ40を取り囲むように等間隔にかつパイロットバーナ40と平行に複数のメインバーナ50が配設されている。尾筒33は、その基端が円筒状に形成されて内筒32の先端に連結されている。尾筒33は、先端側にかけて断面積が小さくかつ湾曲して形成され、タービン13の1段目の静翼21に向けて開口している。尾筒33は、内部に燃焼室35を形成する。この尾筒33には、尾筒33で発生する燃焼振動を減衰させるための減衰装置60が設けられている。
図3から図5に示すように、減衰装置60は、内周側に設けられる音響ライナ61と、外周側に設けられる音響ダンパ62とを有する。音響ライナ61は、燃焼振動によって発生する高い周波数の振動を吸収するために設けられ、音響ダンパ62は、燃焼振動によって発生する低い周波数の振動を吸収するために設けられる。
音響ライナ61は、円筒形状の尾筒33の外周に沿って、周方向の全周に亘って設けられている。音響ライナ61は、複数の吸音孔73が形成される多孔板71と、この多孔板71の周囲に設けられるライナカバー72とを含んで構成されている。多孔板71は、尾筒33の一部を兼ねており、円筒状に形成され、その内部が上記の燃焼室(内部流路)35となっている。ライナカバー72は、多孔板71の外周側に設けられる円筒形状の円筒部72aと、円筒部72aの中心軸Sの軸方向両側に設けられる一対の側板部72bとを有しており、多孔板71を覆うように設けられる。これにより、多孔板71とライナカバー72との間には、音響ライナ共鳴空間75が全周に亘って形成され、音響ライナ共鳴空間75は、ライナカバー72によって外部空間と遮断される。
音響ダンパ62は、音響ライナ61の外周に沿って、周方向の全周に亘って設けられている。音響ダンパ62は、音響ライナ61の周囲に設けられるダンパカバー81と、ライナカバー72の円筒部72aに形成されるダンパ開口82とを含んで構成されている。
ダンパカバー81は、音響ライナ61の外周側に設けられる円筒形状の円筒部81aと、円筒部81aの中心軸Sの軸方向両側に設けられる一対の側板部81bとを有しており、音響ライナ61の円筒部72aを覆うように設けられる。これにより、音響ライナ61の円筒部72aとダンパカバー81との間には、音響ダンパ共鳴空間85が全周に亘って形成され、音響ダンパ共鳴空間85は、ダンパカバー81によって外部空間と遮断される。
ダンパ開口82は、音響ライナ61の音響ライナ共鳴空間75と、音響ダンパ62の音響ダンパ共鳴空間85とを連通する開口となっている。図6に示すように、ダンパ開口82は、周方向に展開したライナカバー72の円筒部72aに対し、中心軸Sの軸方向を幅方向とすると、幅方向の一方側に寄せて形成されており、矩形状の開口となっている。
上記のダンパ開口82が形成された音響ライナ61において、ライナカバー72の円筒部72aには、ダンパ開口82によって周方向において分断される分断部位87と、周方向に亘って連続する連続部位88とが形成される。このため、音響ライナ共鳴空間75は、図4に示すように、連続部位88において、全周に亘って形成される一方で、図5に示すように、分断部位87において、周方向に分断されて形成される。そして、連続部位88は、ライナカバー72の幅方向の一方側に設けられ、分断部位87は、ライナカバー72の幅方向の他方側に設けられる。
上記のように形成された減衰装置60は、燃焼室35において燃料が燃焼されることで燃焼振動が発生すると、燃焼振動は、多孔板71の吸音孔73を介して燃焼室35から音響ライナ共鳴空間75に伝達する。音響ライナ共鳴空間75内に伝達された燃焼振動のうち、高い周波数となる燃焼振動は、音響ライナ共鳴空間75内において減衰する。
また、音響ライナ共鳴空間75は、ダンパ開口82を介して音響ダンパ共鳴空間85に連通している。このため、燃焼室35で発生した燃焼振動は、音響ライナ共鳴空間75を介して音響ダンパ共鳴空間85に伝達する。音響ダンパ共鳴空間85に伝達された燃焼振動のうち、低い周波数となる燃焼振動は、音響ダンパ共鳴空間85内において減衰する。
次に、図7を参照して、実施例1の音響ライナ61による減衰の性能(吸音力)について説明する。図7のグラフは、その縦軸が、音響ライナ61の吸音力の従来比であり、その横軸が、ダンパ開口82のアスペクト比(L/θ)となっている。音響ライナ61の吸音力は、所定の計算手法を用いた解析によって導出している。ここで、従来の音響ライナは、ダンパ開口82が、ライナカバー72の円筒部72aの全幅に亘って形成されたものである。このとき、実施例1のダンパ開口82と、従来のダンパ開口との開口面積は、同じ面積となっている。また、ダンパ開口82のアスペクト比は、ダンパ開口82の幅方向における長さをLとし、ダンパ開口82の周方向における長さをθとすると、L/θで表される。
ここで、音響ライナ61の吸音力は、複数の音響モードに亘って解析されている。音響モードは、ノーダルダイヤ数(ND)で表され、ノーダルダイヤ数は、燃焼室35の周方向において発生する正弦波の数を示すものである。つまり、1NDは、燃焼室35の周方向において正弦波が1波分だけ発生する音響モードであり、同様に、2〜8NDは、燃焼室35の周方向において正弦波が2〜8波分だけ発生する音響モードである。また、音響ライナ61の吸音力は、燃焼室35の周方向に沿って発生する正弦波を、所定の位相分だけ位相を異ならせながら、360°に亘って解析している。
図7に示すように、上記の解析の結果、音響ライナ61の吸音力は、従来に比して、プラス側となることが確認された。つまり、ダンパ開口82の開口面積は、従来のダンパ開口の開口面積と同じであることから、音響ダンパ62による振動減衰の性能は維持されつつ、音響ライナ61による振動減衰の性能の向上が確認された。
以上のように、実施例1によれば、音響ライナ61に連続部位88を設けつつ、ダンパ開口82を形成することができる。このため、音響ライナ61の分断部位87において、ダンパ開口82により音響ライナ共鳴空間75と音響ダンパ共鳴空間85とを連通させることができるため、燃焼室35で発生する燃焼振動を音響ダンパ62によって減衰させることができる。また、音響ライナ61の連続部位88により、周方向において音響ライナ61の音響ライナ共鳴空間75が分断されることがないため、音響ライナ61の連続部位88において、音響ライナ共鳴空間75を、周方向に亘って形成することができる。このため、音響ライナ61の音響ライナ共鳴空間75が分断されることがない分、燃焼室35内の燃焼振動を音響ライナ61によって好適に減衰させることができる。以上から、音響ダンパ62による振動抑制の性能を維持しつつ、音響ライナ61による振動抑制の性能向上を図ることができる。
また、実施例1によれば、ダンパ開口82を音響ライナ61の幅方向の一方側に寄せて形成することができる。このため、音響ライナ61の幅方向の一方側に分断部位87を設け、音響ライナ61の幅方向の他方側に連続部位88を設けることができる。
また、実施例1によれば、ダンパ開口82を矩形状とすることで、機械加工によってダンパ開口82を容易に形成することができる。
また、実施例1によれば、燃焼器12の尾筒33の内部を流通する燃焼ガス(流体)によって発生する燃焼振動を、減衰装置60によって好適に減衰させることができる。つまり、音響ダンパ62が接続された音響ライナ61を燃焼器12の尾筒33の外周に沿って設けることにより、燃焼器12の火炎付近の燃焼振動を音響ライナ61及び音響ダンパ62で減衰でき、より効果的に燃焼振動を減衰することができる。
また、実施例1によれば、燃焼振動の抑制を図った燃焼器12を用いることで、燃焼振動による負荷を抑制することができるため、ガスタービン1の耐用性の向上を図ることができる。
なお、実施例1では、ダンパ開口82を矩形状としたが、この形状に限定されず、例えば、円形、楕円形等のいずれの形状としてもよい。
次に、図8を参照して、実施例2に係る減衰装置100について説明する。図8は、実施例2の音響ライナを周方向に展開した展開図である。なお、実施例2では、重複した記載を避けるべく、実施例1と異なる部分について説明し、実施例1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。実施例1に係る減衰装置60では、ダンパ開口82を、ライナカバー72の円筒部72aに対して幅方向の一方側に寄せて形成したが、実施例2に係る減衰装置100では、ダンパ開口82を、ライナカバー72の円筒部72aに対して幅方向の中央に形成している。
図8に示すように、実施例2に係る減衰装置100において、ダンパ開口82がライナカバー72の円筒部72aの幅方向の中央に形成されるため、分断部位87は、幅方向の中央に形成される。また、連続部位88は、分断部位87を挟んで幅方向の両側に一対設けられる。
以上のように、実施例2によれば、ダンパ開口82を音響ライナ61の幅方向の中央に形成することができる。このため、音響ライナ61の幅方向の中央に分断部位87を設け、音響ライナ61の幅方向の両側に連続部位88を一対設けることができる。
1 ガスタービン
11 圧縮機
12 燃焼器
13 タービン
24 ロータ
30 燃焼器ケーシング
31 外筒
32 内筒
33 尾筒
34 車室
35 燃焼室
60 減衰装置
61 音響ライナ
62 音響ダンパ
71 多孔板
72 ライナカバー
75 音響ライナ共鳴空間
81 ダンパカバー
82 ダンパ開口
85 音響ダンパ共鳴空間
87 分断部位
88 連続部位

Claims (6)

  1. 流体が流通する内部流路の外周に沿って音響ライナ共鳴空間を形成する音響ライナと、
    前記音響ライナの外周に沿って周方向の全周に亘って設けられ、前記音響ライナ共鳴空間と連通する音響ダンパ共鳴空間を形成する音響ダンパと、を備え、
    前記音響ライナは、
    前記音響ライナ共鳴空間と前記音響ダンパ共鳴空間とを連通させるために前記音響ダンパが接続されるダンパ開口によって、前記内部流路の外周に沿う方向において分断される部位となる分断部位と、
    前記内部流路の外周に沿う方向に亘って連続する部位となる連続部位と、を有することを特徴とする減衰装置。
  2. 前記音響ライナは、前記内部流路の外周に沿う方向が周方向となる円筒形状に形成されており、前記周方向に直交する軸方向が幅方向となっており、
    前記ダンパ開口は、前記幅方向の一方側に寄せて形成されることを特徴とする請求項1に記載の減衰装置。
  3. 前記音響ライナは、前記内部流路の外周に沿う方向が周方向となる円筒形状に形成されており、前記周方向に直交する軸方向が幅方向となっており、
    前記ダンパ開口は、前記幅方向の中央に形成されることを特徴とする請求項1に記載の減衰装置。
  4. 前記ダンパ開口は、矩形状の開口に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の減衰装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の減衰装置と、
    内部に前記内部流路を形成する尾筒と、を備えることを特徴とする燃焼器。
  6. 請求項5に記載の燃焼器と、
    前記燃焼器において発生する燃焼ガスにより回転するタービンと、を備えることを特徴とするガスタービン。
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