JP6255470B1 - 網膜走査型検眼装置、網膜走査型検眼システム、網膜走査型検眼方法、網膜走査型アイウェア提供システム、網膜走査型アイウェア提供方法及び網膜走査型アイウェア - Google Patents

網膜走査型検眼装置、網膜走査型検眼システム、網膜走査型検眼方法、網膜走査型アイウェア提供システム、網膜走査型アイウェア提供方法及び網膜走査型アイウェア Download PDF

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Abstract

【課題】網膜走査型ヘッドマウントディスプレイの製造効率の向上を図る。【解決手段】検査用画像データが記憶された記憶部と、前記検査用画像データに基づいた画像用レーザ光線を生成するレーザ光源を有し、前記画像用レーザ光線によって、被検者の眼球の網膜へ検査用画像を投影するレーザ照射部と、前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させる光学部材と、前記被検者の眼球と、前記レーザ光源との位置関係を示すパラメータ情報を取得するパラメータ取得部と、前記パラメータ情報を出力する出力部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、網膜走査型検眼装置、網膜走査型検眼システム、網膜走査型検眼方法、網膜走査型アイウェア提供システム、網膜走査型アイウェア提供方法及び網膜走査型アイウェアに関する。
従来から、眼鏡等を作成する場合、検眼器や検眼装置等により各種の検眼が行われる。この検眼では、検査画像を表示させ、検査画像を被検者に視認させる手法が知られている(特許文献1)。また、従来では、眼鏡等の販売者が、眼鏡のレンズやフレームを作成するために必要となる利用者毎のデータを取得し、このデータを眼鏡の加工工場へ送ることが知られている(特許文献2)。
ところで、近年では、マクスウェル視を利用した網膜走査型ヘッドマウントディスプレイが知られている。マクスウェル視とは、画像データに基づく画像用光線を一旦瞳孔の中心で収束させてから網膜上に投影することで、人の水晶体の調節機能に影響されずに人に、画像データが表す画像を視認させる方法である。
この網膜走査型ヘッドマウントディスプレイを製造する場合には、利用者の眼球の状態に応じて、利用者毎の様々なパラメータが必要となる。このため、網膜走査型ヘッドマウントディスプレイを製造・販売する場合には、例えば、利用者に網膜走査型ヘッドマウントディスプレイを試着させ、利用者のパラメータを取得し、取得したパラメータに基づきカスタマイズする、といった手順となる。
特開2002−130495号公報 特開2002−162607号公報
上述した網膜走査型ヘッドマウントディスプレイの製造・販売の方法は、その手順が煩雑であるため、効率化が望まれている。
しかしながら、上述した従来の眼鏡の販売の手法では、レンズやフレームに関するデータしか取得することができず、画像を利用者の網膜上に投影するために必要となるパラメータを取得することができない。また、従来の検眼の手法では、例えば被検者の前眼部に疾患のある場合等には、網膜まで含めた検査を行うことができない、といった問題もある。
開示の技術は、上記事情に鑑みて成されたものであり、網膜走査型ヘッドマウントディスプレイの製造効率の向上を図ることを目的としている。
開示の技術は、検査用画像データが記憶された記憶部と、前記検査用画像データに基づいた画像用レーザ光線を生成するレーザ光源を有し、前記画像用レーザ光線によって、被検者の眼球の網膜へ検査用画像を投影するレーザ照射部と、前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させる光学部材と、前記画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得するパラメータ取得部と、前記パラメータ情報を外部装置へ出力する出力部と、を有する網膜走査型検眼装置である。
網膜走査型ヘッドマウントディスプレイの製造効率の向上を図る。
第一の実施形態の検眼装置について説明する図である。 第一の実施形態のアイウェア提供システムのシステム構成の一例を示す図である。 検眼装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 レーザ照射部の構成を説明する図である。 接眼装置の構成を説明する図である。 検眼装置の機能を説明する図である。 第一の実施形態の検査用画像の一例を示す図である。 第一の実施形態のパラメータ情報の一例を示す図である。 第一の実施形態の検眼結果情報の一例を示す図である。 第一の実施形態の検眼装置の処理を説明するフローチャートである。 第二の実施形態のアイウェア提供システムのシステム構成の一例を示す図である。 管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第二の実施形態のアイウェア提供システムの有する各装置の機能を説明する図である。 第二の実施形態のユーザ情報データベースの一例を示す図である。 第二の実施形態の属性対応データベースの一例を示す図である。 第二の実施形態の画像の加工を説明する図である。 第二の実施形態のアイウェア提供システムの動作を説明するシーケンス図である。 第二の実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の端末装置の処理を説明するフローチャートである。 第三の実施形態のアイウェア提供システムのシステム構成の一例を示す図である。 網膜走査型アイウェアの構造を説明する図である。 アイウェアに対する瞳孔間距離の適用について説明する図である。
(第一の実施形態)
以下に、図面を参照して第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の検眼装置について説明する図である。
本実施形態の検眼装置10は、網膜走査型の検眼装置である。具体的には、本実施形態の検眼装置10は、検査用画像データを保持しており、この検査用画像データに基づいたレーザ光線を被検者Pの網膜へ照射することで、検査用画像を被検者Pの網膜に投射する。次に、検眼装置10は、被検者Pから、検眼装置10のレーザ照射部の位置を調整するための操作や、検査用画像の視認の仕方を示す情報等の入力を受け付ける。
そして、検眼装置10は、入力された情報に基づき、被検者Pの網膜に画像を投影させるためのパラメータ情報を生成し、出力する。また、本実施形態の検眼装置10は、入力された情報に基づき、被検者Pの検眼結果情報を生成し、保持又は出力しても良い。
被検者Pのパラメータ情報とは、例えば、被検者Pの瞳孔間距離、視野、レーザ照射部から収束点までの距離、レーザ光源から出射されたレーザ光線の角度等を含む情報である。言い換えれば、本実施形態のパラメータ情報は、被検者Pの網膜において、レーザ光線により走査された領域を示す情報である。また、検眼結果情報とは、被検者Pの検眼の結果を示す情報であり、言い換えれば、検眼結果情報は、被検者Pの眼球の状態を示す情報である。パラメータ情報と検眼結果情報の詳細は後述する。
本実施形態の検眼装置10は、例えば、台座20等に設置され、被検者Pが検眼装置10の接眼装置の中を除くように眼球を近づけた状態で、検眼が行われる。尚、図1の例では、被検者Pが椅子に着席して検眼を行う例を示しているが、これに限定されない。被検者Pは、起立した状態で検眼を行っても良い。
本実施形態の検眼装置10は、例えば、網膜走査型ヘッドマウントディスプレイ(以下、アイウェア)が販売される店舗や、病院(眼科等)に設置されても良い。また、本実施形態の検眼装置10は、例えは、体育館やスポーツジム、商業施設等に設置されても良い。本実施形態の検眼装置10は、被検者Pが検眼を行うことができる場所であれば、どのような場所に設置されても良い。
次に、図2を参照して本実施形態の検眼装置10を用いた網膜走査型アイウェア提供システムについて説明する。尚、以下の説明では、網膜走査型アイウェア提供システムを単にアイウェア提供システムと呼ぶ。図2は、第一の実施形態のアイウェア提供システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態のアイウェア提供システム100は、検眼装置10と、端末装置30と、を有する。検眼装置10と、端末装置30とは、ネットワーク等を介して通信が行われる。
本実施形態のアイウェア提供システム100において、検眼装置10は、被検者Pのパラメータ情報40を取得すると、取得したパラメータ情報40を端末装置30へ送信する。
本実施形態の端末装置30は、例えば、アイウェア50の製造を行う製造装置を制御する端末装置であっても良い。アイウェア50は、網膜走査型ヘッドマウントディスプレイである。この場合、端末装置30は、アイウェア50の製造工程において、パラメータ情報40を読み出し、パラメータ情報40に基づいてアイウェア50における各種のパーツの取り付けや設定等をアイウェア50の製造装置に行わせても良い。
また、本実施形態の端末装置30は、例えば、アイウェア50の販売を行う店舗等に配置されており、顧客情報と共にパラメータ情報40を保管し、管理するような端末装置であっても良い。この場合、端末装置30は、例えば、アイウェア50の発注を受け付けたとき、アイウェア50の利用者のパラメータ情報40をアイウェア50の製造工場等へ渡せばよい。
本実施形態では、このように、検眼を行うだけで、アイウェア50を利用者毎にカスタマイズするために必要となるパラメータ情報を取得することができ、アイウェア50の製造に利用することができる。したがって、本実施形態によれば、アイウェア50の製造効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態の端末装置30は、例えば、検眼を行った被検者Pが所持している端末装置であっても良い。さらには、本実施形態の端末装置30は、アイウェア50と接続される制御装置であっても良い。このように、利用者が有する端末装置やアイウェア50に利用者のパラメータ情報40を保管しておけば、例えばアイウェア50の買い換えや、修理等の際に、このパラメータ情報を用いることができる。
次に、図3を参照して、本実施形態の検眼装置10について説明する。図3は、検眼装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の検眼装置10は、入力装置11、出力装置12、演算処理装置13、記憶装置14、機構制御装置15、接眼装置16、操作装置17を有する。
入力装置11は、検眼装置10に対する各種の情報を受け付ける。入力装置11は、例えば、検眼装置10に対する指示を行う操作部材やキーボード等や、検眼装置10に対して送信された情報を受信する受信装置等も含む。
出力装置12は、検眼装置10から各種の情報を出力する。出力装置12は、例えば、検眼装置10において取得された情報を外部装置へ送信する送信装置や、検眼装置10による各種の処理の結果を表示させるディスプレイ等も含む。
演算処理装置13は、検眼装置10全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)等により実現される。記憶装置14は、演算処理装置13において実行される各種のプログラム、検査用画像データ等を格納する。また、記憶装置14は、検眼の結果として取得されるパラメータ情報や検眼結果情報等を保持する。
機構制御装置15は、操作装置17による操作を受けて、検眼装置10が有する接眼装置16が有する各種の機構の動作を制御する。また、機構制御装置15は、演算処理装置13が記憶装置14から読み出した検査用画像データを、接眼装置16へ出力する。
接眼装置16は、レーザ照射部60を有し、レーザ照射部60から照射されるレーザ光線を被検者の所望の位置へ照射させるために、レーザ照射部60を移動させる機構を有する。レーザ照射部60は、機構制御装置15から入力される検査用画像データに基づき、検査画像を被検者Pの網膜に投影させるように、レーザ光線を照射する。接眼装置16とレーザ照射部60の詳細は後述する。操作装置17は、接眼装置16におけるレーザ照射部60の位置を調整するための操作に用いられる。
次に、図4を参照して、本実施形態のレーザ照射部60の構成について説明する。図4
は、レーザ照射部の構成を説明する図である。
本実施形態のレーザ照射部60は、レーザ光源62、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー63、ミラー64、タブレットレンズ65、ミラー66、ミラー67、集光レンズ68を有する。
レーザ光源62は、検査用画像データに基づき、検査用画像を眼球Eの網膜に投影させるように、レーザ光線Lを照射する。MEMSミラー63は、検査用画像データに基づく制御によって、レーザ光線Lを垂直方向と水平方向に走査する。
MEMSミラー63によって走査されたレーザ光線Lは、ミラー64によって反射されてタブレットレンズ65に入射される。タブレットレンズ65を透過したレーザ光線Lは、ミラー66、67によって必要な方向に偏光され、集光レンズ68に入射される。つまり、本実施形態では、タブレットレンズ65と集光レンズ68とにレーザ光線Lが集光され、レーザ照射部60から被検者Pの眼球Eに向かって照射される。このとき、集光されたレーザ光線Lは、眼球Eの水晶体の略中心部であるレーザ収束点Fで収束するように集光される。集光レンズ68の眼球E側の表面からレーザ収束点Fまでの距離は、通常は5mmから7mm程度に設定される。
尚、図4は、レーザ照射部60が有する光学系の一例であり、これに限定されない。ミラーや集光レンズの数や配置等は、接眼装置16の構成によって変更されて良い。
次に、図5を参照して、本実施形態の接眼装置16について説明する。図5は、接眼装置の構成を説明する図である。図5(A)は、接眼装置16を中央部分で分断した場合の右側部分の斜視図を示す。図5(B)は、図5(A)を矢印A方向から見た場合の正面図を示す。図5(C)は、図5(A)の底面図を示す。本実施形態の接眼装置16は、左側部分の構成は、右側部分の構成を左右に判定させたものであり、同様の構成を有する。
本実施形態の接眼装置16は、レーザ照射部60、台座70、X軸駆動モータ71、Y軸駆動モータ72、Z軸駆動モータ73、X軸回転モータ74、Y軸回転モータ75を有する。
レーザ照射部60は、台座70において、X軸駆動モータ71、Y軸駆動モータ72、Z軸駆動モータ73のそれぞれによって、紙面に示すX軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれに移動可能に支持されている。また、レーザ照射部60は、台座70において、X軸回転モータ74、Y軸回転モータ75によって、紙面に示すX軸、Y軸のそれぞれを中心に回転可能に支持されている。
レーザ照射部60は、例えば、操作装置17による操作に応じて、X軸駆動モータ71、Y軸駆動モータ72、Z軸駆動モータ73のそれぞれが駆動され、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向へ移動される。また、レーザ照射部60は、操作装置17による操作に応じて、X軸回転モータ74、Y軸回転モータ75が駆動され、X軸、Y軸のそれぞれを中心に回転する。このX軸の回転中心軸上に収束点Fが存在し、Y軸の回転中心軸上に収束点Fが存在する。すなわち、レーザ収束点FがX軸回転軸、Y軸回転軸の交点となり、X軸、Y軸は収束点Fを中心に回転することとなる。
本実施形態では、例えば、初期状態からのX軸方向の移動距離、Y軸方向の移動距離、Z軸方向の移動距離、X軸を中心とした回転角度、Y軸を中心とした回転角度等を、パラメータ情報として取得しても良い。
つまり、本実施形態では、レーザ収束点Fに対してのX軸およびY軸の回転角度がパラメータ情報となる。
X軸方向の移動距離は、瞳孔間距離の算出に用いられる。具体的には、X軸方向の移動距離と、接眼装置16の左側部分のX軸方向の移動距離との和が、瞳孔間距離となる。また、Y軸方向の移動距離は、例えば、被検者Pの顔における眼球の位置によって変化すると考えられる。また、Z軸方向の移動距離は、例えば、被検者Pの鼻や額、眉間の形状等によって変化すると考えられる。
ここで、レーザ照射部60をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動させても、集光レンズ68の眼球E側の表面からレーザ収束点Fまでの距離は変化しない。
さらに、X軸を中心とした回転角度とY軸を中心とした回転角度は、被検者Pのまぶたや睫毛の状態や、被検者Pの網膜における検査用画像が投影される位置等によって変化すると考えられる。
検眼においては、被検者Pに、最も検査用画像が見えやすくなるように、レーザ照射部60の位置を調整させる。被検者Pは、レーザ照射部60から出射されたレーザ光線が被検者Pの瞳孔を通過し、網膜に照射されたとき、検査用画像を視認する。したがって、本実施形態では、被検者Pに、最も検査用画像が見えやすくなるように、接眼装置16におけるレーザ照射部60の位置を調整させることで、レーザ光源62と被検者Pの眼球との最適な位置関係を示すパラメータ情報を取得できる。
本実施形態のアイウェア提供システム100では、このパラメータ情報が示す、レーザ光源と被検者Pの眼球との位置関係を、アイウェアのレーザ光源とアイウェアの利用者の眼球との位置関係に反映させる。つまり、本実施形態のアイウェア提供システム100では、アイウェアを利用しようとしている利用者に対して、検眼装置10を用いた検眼を行わせてパラメータ情報を取得し、このパラメータ情報を用いて、この利用者のアイウェアのカスタマイズを行う。
本実施形態では、このようにパラメータ情報を用いることで、例えば、アイウェアの製造工程において、利用者にアイウェアを試着させ、レーザ光源の位置を手作業で調整する、といった煩雑な工程を省くことができる。
次に、図6を参照して、本実施形態の検眼装置10の機能構成について説明する。図6は、検眼装置の機能を説明する図である。
本実施形態の検眼装置10は、検眼処理部110を有する。検眼処理部110は、演算処理装置13が記憶装置14に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。
本実施形態の検眼処理部110は、入力受付部111、画像データ読出部112、画像投影部113、パラメータ取得部114、検眼結果取得部115、出力部116、記憶部117を有する。
入力受付部111は、検眼装置10に対する各種の入力を受け付ける。具体的には、入力受付部111は、検眼装置10に対する検眼開始要求や、操作装置17による操作指示等を受け付ける。
画像データ読出部112は、記憶部117に格納された検査用画像データを読み出す。画像投影部113は、読み出された検査用画像データに従って、レーザ照射部60によりレーザ光線Lを照射させ、被検者Pの網膜に検査用画像を投影させる。
パラメータ取得部114は、操作装置17からの操作に応じて、機構制御装置15が保持している接眼装置16のパラメータ情報を取得する。
検眼結果取得部115は、検査用画像を被検者Pの網膜に投影させ、被検者Pに対して検眼を行った結果を示す情報を取得する。
ここで、検眼結果取得部115による検眼結果情報の取得の仕方について説明する。本実施形態の検眼装置10では、例えば、検眼装置10の出力装置(ディスプレイ)12等に、検査用画像を表示させ、視認できた領域を被検者Pに入力させても良い。また、被検者Pが、検眼装置10に眼球を近づけた状態で、検眼結果を入力することが困難である場合には、検眼装置10への入力を検査補助者に依頼しても良い。この場合には、例えば、被検者Pは、視認できた文字を読み上げる等して、文字が読めた領域を検査補助者に伝えれば良い。さらに、検眼装置10が音声入力部(マイク等)と、音声認識機能を有する場合には、被検者Pが視認できた文字を読み上げることで、被検者Pの音声により直接検眼結果を入力することができる。
出力部116は、取得したパラメータ情報を端末装置30へ送信する。また、出力部116は、取得した検眼検査情報等を記憶部に格納されても良い。
記憶部117は、例えば、記憶装置14等に設けられた記憶領域であり、検査用画像データ118と、パラメータ情報119と、検眼結果情報120とが記憶されている。検査用画像データ118は、予め記憶部117に格納されていても良い。パラメータ情報119と検眼結果情報120とは、検眼が行われた後に一時的に保持されるものであっても良い。
次に、図7乃至図9を参照し、記憶部117に格納されている情報について説明する。図7は、第一の実施形態の検査用画像の一例を示す図である。
本実施形態の検査用画像711は、検査用画像データ118に基づき照射されるレーザ光線により、被検者Pの網膜に投影される。
検査用画像711は、複数の領域に分割されており、各領域の中には、各領域を特定するための識別子が付与されている。図7の例では、検査用画像711は、9つの領域に分割されており、各領域内に、各領域を識別するための識別子が付与されている。
本実施形態では、例えば、この検査用画像711において、識別番号1〜9のうち、視認できない識別番号がある被検者は、網膜において、その識別番号により特定される領域と対応付く領域の視野が欠損していると判定される。
尚、図7では、検査用画像711は9つの領域に分割されたものとしているが、これに限定されない。検査用画像711を分割する数は、任意であって良い。また、図7では、検査用画像711は、9つの矩形の領域に分割されているが、これに限定されない。検査用画像711は、どのような形状の領域に分割されても良い。また、図7では、検査用画像711の各領域を特定する識別子は、数字としているが、これに限定されない。領域を特定する識別子は、数字でなくても良く、文字やイラスト等であっても良い。
また、検査用画像は、図7に示すような画像に限定されない。例えば、検査用画像は、砂嵐画像やランドルト環、ETDRS視力表、アムスラーチャート等であっても良い。
図8は、第一の実施形態のパラメータ情報の一例を示す図である。本実施形態のパラメータ情報119は、例えば、瞳孔間距離、X軸を中心とした回転角度、Y軸を中心とした回転角度を含む。図8では図示していないが、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれの移動距離等も含まれて良い。
図9は、第一の実施形態の検眼結果情報の一例を示す図である。本実施形態の検眼結果情報120は、例えば、検査用画像711において、被検者Pに視認された領域の識別子と、被検者Pに視認されなかった領域の識別子と、を含む。本実施形態では、これらの識別子から、被検者Pに視野の欠損が存在するか否かの判断が可能となる。
図9の例では、被検者Pに視認された領域の識別子が「2,3,5,6,8,9」であり、被検者Pに視認されなかった領域の識別子が「1,4,7」である。したがって、この被検者Pには、識別子が「1,4,7」である領域と対応する視野が欠損していることになる。
また、検眼結果情報120では、例えば、被検者Pの自覚症状等が含まれても良い。例えば、図9の例では、被検者Pは、視界に歪みがあることがわかる。
次に、図10を参照して、本実施形態の検眼装置10の動作を説明する。図10は、第一の実施形態の検眼装置の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の検眼装置10は、検眼処理部110の入力受付部111により、検眼開始指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS1001)。具体的には、入力受付部111は、検眼装置10に対して、起動の指示等がなされた場合に、検眼開始要求を受け付けたものとしても良い。
ステップS1001において、検眼開始指示を受け付けない場合、検眼処理部110は、この指示を受け付けるまで待機する。
ステップS1001において、検眼開始指示を受け付けた場合、検眼処理部110は、画像データ読出部112により、記憶部117から検査用画像データ118を読み出し、画像投影部113により、検査用画像を投影する(ステップS1002)。
続いて、検眼処理部110は、接眼装置16におけるレーザ照射部60の位置が確定したか否かを判定する(ステップS1003)。具体的には、検眼処理部110は、入力受付部111により、レーザ照射部60の位置が確定したことを示す通知が受け付けられたか否かを判定している。本実施形態では、例えば、レーザ照射部60の位置の調整が終了した場合には、操作装置17によって、その旨を通知する操作がなされても良い。機構制御装置15は、この操作を受け付けると、演算処理装置13に対し、レーザ照射部60の位置の確定を通知しても良い。
ステップS1003において、位置が確定していない場合、検眼処理部110は、位置が確定するまで待機する。ステップS1003において、位置が確定した場合、検眼処理部110は、パラメータ取得部114により、機構制御装置15を介して、接眼装置16におけるレーザ照射部60の位置を示すパラメータ情報119を取得し、記憶部117に保持する(ステップS1004)。
次に、検眼処理部110は、入力受付部111により、検眼結果の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS1005)。ステップS1005において、検眼結果の入力を受け付けていない場合、検眼処理部110は、検眼結果の入力を受け付けるまで待機する。
ステップS1005において、検眼結果の入力を受け付けた場合、検眼処理部110は、検眼結果取得部115により、検眼結果情報120として、記憶部117に保持する(ステップS1006)。
続いて、検眼処理部110は、出力部116により、取得したパラメータ情報を端末装置30へ送信し(ステップS1007)、処理を終了する。尚、このとき、出力部116は、検眼結果情報120も、パラメータ情報119と共に端末装置30へ送信しても良い。
以上のように、本実施形態によれば、検眼装置10において、被検者Pの眼球と、レーザ光源との位置関係を示すパラメータ情報を取得し、このパラメータ情報が示す位置関係に基づき、被検者Pに利用されるアイウェアを製造する。したがって、本実施形態によれば、アイウェアの製造効率の向上に貢献することができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、検眼装置10に、検眼装置10による検眼を管理する管理装置が接続される。以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図11は、第二の実施形態のアイウェア提供システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態のアイウェア提供システム100Aは、検眼装置10、管理装置300、端末装置30Aを有する。アイウェア提供システム100Aにおいて、端末装置30Aと管理装置300とは、ネットワーク等を介して接続されている。また、アイウェア提供システム100Aにおいて、管理装置300と検眼装置10とは、それぞれの通信規格を満足するように接続されている。
本実施形態では、検眼装置10と管理装置300とが、検眼システム200に含まれる。尚、図11の例では、アイウェア提供システム100Aに含まれる検眼システム200は、1つとしているが、これに限定されない。アイウェア提供システム100Aに含まれる検眼システム200は、任意の数であって良い。
本実施形態の検眼システム200において、検眼装置10は、パラメータ情報、検眼結果情報を管理装置300へ出力する。
本実施形態の検眼システム200において、管理装置300は、検眼結果情報やパラメータ情報をユーザ情報と対応付けて管理する。また、管理装置300は、パラメータ情報を端末装置30Aへ送信する。
また、本実施形態の管理装置300は、検眼管理処理部310を有する。検眼管理処理部310は、検眼を行う利用者に関するユーザ情報を保持しておき、利用者の属性に応じた検査用画像を用いて検眼を行う。
具体的には、検眼管理処理部310は、利用者の属性に応じて、検査用画像の取得元となる外部サーバを特定し、特定した外部サーバより提供されるコンテンツを検査用画像として取得する。図11の例では、外部サーバとして、サーバ400、500、600の何れかから、検査用画像を取得するものとした。
本実施形態のアイウェア提供システム100Aにおいて、端末装置30Aは、振れ角設定処理部31を有し、管理装置300から受信したパラメータ情報に基づき、アイウェアの光源部に搭載されたMEMSミラーの振れ角を算出して設定する。MEMSミラーの振れ角とは、光学的走査角度を示す。
以下に、図12を参照して、本実施形態の管理装置300のハードウェア構成について説明する。図12は、管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の管理装置300は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置301、出力装置302、ドライブ装置303、補助記憶装置304、メモリ装置305、演算処理装置306及びインターフェース装置307を含む。
入力装置301は、各種の情報を入力する。出力装置302は、各種の情報を出力する。インターフェース装置307は、モデム、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
検眼管理プログラムは、管理装置300を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。検眼管理プログラムは例えば記憶媒体308の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。検眼管理プログラムを記録した記憶媒体308は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、検眼管理プログラムは、検眼管理プログラムを記録した記憶媒体308がドライブ装置303にセットされると、記憶媒体308からドライブ装置303を介して補助記憶装置304にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた検眼管理プログラムは、インターフェース装置307を介して補助記憶装置304にインストールされる。
補助記憶装置304は、インストールされた検眼管理プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置305は、コンピュータの起動時に補助記憶装置304から検眼管理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置306はメモリ装置305に格納された検眼管理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
尚、本実施形態の端末装置30Aは、一般的なコンピュータであり、管理装置300と同様の構成を有するものであるから、説明を省略する。
次に、図13を参照して、本実施形態のアイウェア提供システム100Aの有する各装置の機能構成について説明する。
図13は、第二の実施形態のアイウェア提供システムの有する各装置の機能を説明する図である。
はじめに、本実施形態の管理装置300の機能について説明する。本実施形態の管理装置300は、検眼管理処理部310と、ユーザ情報データベース330、属性対応データベース340、結果データベース350を有する。
ユーザ情報データベース330は、検眼装置10により検眼を行う利用者に関するユーザ情報が格納されている。属性対応データベース340は、ユーザの属性を示す情報と、コンテンツの取得元となるサーバを示す情報とを対応付けている。結果データベース350は、ユーザ情報と検眼結果とが対応付けられて格納されている。管理装置300の有する各データベースの詳細は後述する。
本実施形態の検眼管理処理部310は、演算処理装置306がメモリ装置305等に格納された検眼管理プログラムを読み出して実行することにより実現される。
本実施形態の検眼管理処理部310は、ユーザ情報取得部311、属性判定部312、画像取得元特定部313、対応画像取得部314、画像加工部315、画像データ出力部316、検眼結果取得部317、眼球状態検出部318、パラメータ送信部319、結果格納部320を有する。
ユーザ情報取得部311は、ユーザ情報を取得する。ユーザ情報は、例えば、検眼装置10の入力受付部111によって受け付けられて、管理装置300に出力されても良い。また、ユーザ情報は、管理装置300の入力装置301等により入力されても良い。ユーザ情報の詳細は後述する。
属性判定部312は、ユーザ情報に含まれる情報から、利用者の属性を判定する。画像取得元特定部313は、属性対応データベース340を参照し、利用者の属性と対応する外部のサーバを特定する。
対応画像取得部314は、画像取得元特定部313により特定されたサーバから提供されるコンテンツの画像データを取得する。画像加工部315は、対応画像取得部314により取得した画像データを加工し、検査用画像データとする。画像加工部315による加工の仕方の詳細は後述する。
画像データ出力部316は、加工された検査用画像データを検眼装置10へ出力する。検眼結果取得部317は、検眼装置10から、パラメータ情報と検眼結果情報とを取得する。
眼球状態検出部318は、検眼結果情報に基づき、眼球の状態を検出し、眼球状態情報として出力する。具体的には、眼球状態検出部318は、眼球の状態を判定するための基準情報を保持しており、検眼結果情報と、基準情報とを照合して、眼球の状態を判定しても良い。
パラメータ送信部319は、検眼装置10から取得したパラメータ情報を端末装置30Aに送信する。結果格納部320は、検眼結果取得部317により取得したパラメータ情報、検眼結果情報、眼球状態情報をユーザ情報と対応付けて結果データベース350に格納する。
次に、管理装置300の有する各データベースについて説明する。はじめに、結果データベース350について説明する。
本実施形態の結果データベース350には、ユーザ情報に、パラメータ情報と、検眼結果情報と、眼球状態情報とがユーザ情報に対応付けられた結果情報351が格納されている。ここで、ユーザ情報とは、例えば、ユーザID等である。
例えば、結果情報351のユーザ情報が、被検者PのユーザIDであった場合、パラメータ情報は、図8に示すパラメータ情報119であり、検眼結果情報は、図9に示す検眼結果情報120である。
検眼結果情報120では、被検者Pに視認された領域の識別子が「2,3,5,6,8,9」であり、被検者Pに視認されなかった領域の識別子が「1,4,7」である(図9参照)。よって、眼球状態検出部318は、視野欠損が有りと判定する。また、眼球状態検出部318に保持されている基準情報において、「検査用画像の外周の領域に視野欠損が存在した場合=緑内障の可能性あり」という情報が存在していた場合、眼球状態検出部318は、この被検者Pの眼球の状態について、緑内障の可能性有りと判定する。したがって、この場合、眼球状態情報は、「視野欠損有り・緑内障の可能性有り」となる。
尚、本実施形態では、眼球状態検出部318が管理装置300に設けられているものとしたが、これに限定されない。眼球状態検出部318は、検眼装置10に設けられていても良い。この場合、検眼装置10は、パラメータ情報、検眼結果情報及び眼球状態情報を管理装置300へ送信すれば良い。
次に、本実施形態の端末装置30Aの機能について説明する。
本実施形態の端末装置30Aは、振れ角設定処理部31を有する。本実施形態の振れ角設定処理部31は、端末装置30Aの演算処理装置が、記憶装置に格納されたミラー制御プログラムを読み出して実行することで実現される。
本実施形態の振れ角設定処理部31は、パラメータ受信部32、振れ角算出部33、振れ角設定部34を有する。
パラメータ受信部32は、管理装置300から送信されたパラメータ情報を取得する。振れ角算出部33は、パラメータ情報に基づき、このパラメータ情報により、検眼を行った利用者によって視認可能とされる網膜上の領域を求める。そして、振れ角算出部33は、求めた領域に基づき、アイウェア50に搭載されたMEMSミラーの振れ角を算出する。
尚、本実施形態の振れ角設定処理部31は、アイウェア50のMEMSミラーの仕様を示す仕様情報等、振れ角の算出に用いられる各種の情報を保持していても良い。
振れ角設定部34は、振れ角算出部33により算出された振れ角をアイウェア50に設定する。
次に、図14、15を参照して、本実施形態のユーザ情報データベース330と、属性対応データベース340について説明する。図14は、第二の実施形態のユーザ情報データベースの一例を示す図である。
本実施形態のユーザ情報データベース330は、情報の項目として、ユーザID、パスワード、性別、年齢を有する。項目「ユーザID」の値は、アイウェア提供システム100Aの利用者を識別するための識別子を示す。項目「パスワード」の値は、ユーザIDにより識別される利用者のパスワードである。項目「性別」の値は、利用者の性別を示し、項目「年齢」の値は、利用者の年齢を示す。ユーザ情報データベース330では、項目「ユーザID」と、その他の項目とが対応付けられており、本実施形態のユーザ情報は、項目「ユーザID」の値と、その他の項目の値とを含む情報である。
本実施形態では、項目「性別」の値と、項目「年齢」の値と、を利用者の属性を示す情報としている。尚、利用者の属性を示す情報は、図14に示す項目に限定されない。利用者の属性を示す情報は、例えば、利用者の嗜好を示す項目等が含まれても良い。
図15は、第二の実施形態の属性対応データベースの一例を示す図である。本実施形態の属性対応データベース340は、情報の項目として、属性と、対応サーバとを有し、項目「属性」と、項目「対応サーバ」とが対応付けられている。
項目「属性」の値は、ユーザ情報データベース330における、属性を示す情報である。項目「対応サーバ」の値は、属性に対応付けられたサーバを特定する情報を示す。具体的には、項目「対応サーバ」の値は、サーバの名称であっても良いし、サーバを特定するURL(Uniform Resource Locator)等であっても良い。
図15では、例えば、利用者の属性が「女性」であった場合には、対応するサーバは、サーバ500であることがわかる。この場合、対応画像取得部314は、サーバ500にアクセスし、サーバ500から提供される画像データを取得する。ここで提供される画像データとは、例えば、女性向けの製品の広告画像等であって良い。また、例えば、利用者の年齢が10才以下等であった場合には、子供向けの画像等を検査用画像としても良い。
本実施形態では、このように、利用者の属性と対応した画像を検査用画像として用いることで、利用者が興味を持って検眼を行えるようにしている。
次に、図16を参照して、本実施形態の検眼管理処理部310の画像加工部315による画像データの加工について説明する。図16(A)は、加工前の画像データにより投影される画像の一例を示す。図16(B)は、加工後の画像データにより投影される画像の一例を示す。
図16に示す画像161は、属性対応データベース340により特定されたサーバから取得したコンテンツの画像である。
本実施形態の画像加工部315は、コンテンツの画像に対して、コンテンツが示す内容が変更されない程度に、画像に対して加工を施す。図16の例では、画像161に対して外周に黒枠162を重畳させて検査用画像161−1とする。
本実施形態では、このように、画像データを加工することで、例えば、検眼装置10で検眼を行う利用者は、視野の外周部分に視野の欠損に気付きやすくなる。
尚、画像加工部315による画像の加工の方法は、図16に示す方法に限定されない。例えば、画像加工部315は、コンテンツを示す画像の色を変更しても良いし、画像の色の濃度を変更しても良い。また、画像加工部315は、例えば、コンテンツを示す画像を複数の領域に分割するような格子柄等を、コンテンツを示す画像に重畳しても良い。
このように画像加工部315にて画像の加工を行うことによって、網膜症などの眼疾患のある被検者でも視認性を高めることができ、これらの情報をユーザ属性データベース330に反映させることによって、汎用性を高めることができる。
尚、図16の例では、サーバから取得したコンテンツの画像を静止画としているが、これに限定されない。サーバから取得したコンテンツの画像は、例えば、動画であっても良い。
次に、図17を参照して、本実施形態のアイウェア提供システム100Aの動作について説明する。図17は、第二の実施形態のアイウェア提供システムの動作を説明するシーケンス図である。
本実施形態のアイウェア提供システム100Aにおいて、管理装置300は、ユーザ情報を取得すると(ステップS1701)、ユーザ情報に基づき利用者の属性を判定し、画像データの取得元となるサーバを特定する(ステップS1702)。
続いて、管理装置300は、特定されたサーバに対して、画像データの取得要求を通知する(ステップS1703)。続いて、通知を受け付けたサーバは、取得要求に応じて、画像データを管理装置300へ送信する(ステップS1704)。ここで、管理装置300に送信される画像データは、例えば、サーバ側で予め提供される画像データとして決められていても良い。
続いて、管理装置300は、取得した画像データを加工し(ステップS1705)、加工後の画像データを、検査用画像データとして検眼装置10へ出力する(ステップS1706)。
検眼装置10は、取得した検査用画像データを読み出し(ステップS1707)、検査用画像を投影させ、検眼を行う(ステップS1708)。続いて、検眼装置10は、管理装置300に対して、パラメータ情報と、検眼結果情報を出力する(ステップS1709、1710)。
管理装置300は、検眼結果情報を取得すると、眼球の状態を検出する(ステップS1711)。続いて、管理装置300は、パラメータ情報、検眼結果情報、眼球状態情報をユーザ情報と対応付けて結果データベース350に格納する(ステップS1712)。次に、管理装置300は、パラメータ情報を端末装置30Aに送信する(ステップS1713)。
端末装置30Aは、パラメータ情報を受信すると、このパラメータ情報に基づき、振れ角を算出する(ステップS1714)。続いて、端末装置30Aは、算出された振れ角をアイウェア50に設定する(ステップS1715)。
以上のように、本実施形態のアイウェア提供システム100Aによれば、検眼装置10を用いて検眼を行った利用者のパラメータ情報を、アイウェア50に設定し、このアイウェア50を利用者に提供することができる。
言い換えれば、本実施形態のアイウェア提供システム100Aでは、管理装置300において、ユーザ情報の入力を受け付けると、ユーザ情報に基づき検眼装置10の利用者の属性を判定し、利用者に応じた検査用画像によって検眼を行う。そして、本実施形態のアイウェア提供システム100Aは、管理装置300において、この利用者の検眼結果情報とパラメータ情報とを保持、管理装置300から、端末装置30Aにパラメータ情報を送信する。端末装置30Aは、受信したパラメータ情報を、アイウェア50に設定する。このとき、本実施形態の端末装置30Aは、アイウェア50の製造を行う製造装置を制御する端末装置であっても良い。
このように、本実施形態のアイウェア提供システム100Aによれば、検眼を行った利用者のパラメータ情報をアイウェア50に設定して利用者固有のアイウェア50を製造し、利用者に提供することができる。
ここで、本実施形態のアイウェア提供システム100Aの利用シーンについて説明する。以下の例では、検眼装置10と管理装置300とを含む検眼システム200が、アイウェアの販売店に設置されており、端末装置30Aが、アイウェアの製造装置を制御する端末装置として、アイウェア50の製造工場等に設置されているものとする。
ここで、アイウェアの販売店を訪れた利用者が、自身のアイウェアを購入する場合、利用者は、まず、販売店に設置された検眼システム200により、検眼を行う。検眼システム200は、利用者による検眼が行われると、パラメータ情報と、検眼結果情報と、をユーザ情報と対応付けて管理装置300に保持する。尚、このとき、ユーザ情報には、検眼システム200が設置された販売店を特定するための情報が含まれていても良い。
そして、検眼システム200は、管理装置300から、端末装置30Aに対して、ユーザ情報と共に、パラメータ情報を送信する。端末装置30Aは、アイウェアの製造工程において、製造装置に、受信したパラメータ情報を用いたレーザ照射部60の取り付け等を行わせる。
ここで製造されたアイウェアは、ユーザ情報により特定される利用者によって購入されるものである。よって、このアイウェアは、製造工場から、販売店へ引き渡され、販売店において、利用者に引き渡される。
本実施形態では、このようにして、検眼を行った利用者に対してアイウェアを提供することができる。したがって、本実施形態によれば、アイウェアを利用者に合わせてカスタマイズするために、利用者にアイウェアを試着させて各種の調整を行う等といった手間を省くことができる。
次に、図18を参照して、本実施形態の管理装置300の動作について説明する。図18は、第二の実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の管理装置300の検眼管理処理部310は、ユーザ情報取得部311により、ユーザ情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS1801)。ステップS1801において、ユーザ情報を取得していない場合、ユーザ情報を取得するまで待機する。
ステップS1801において、ユーザ情報を受け付けた場合、検眼管理処理部310は、属性判定部312により、ユーザ情報に含まれる項目「性別」、「年齢」の値から、利用者の属性を判定する(ステップS1802)。
次に、検眼管理処理部310は、画像取得元特定部313により、属性対応データベース340を参照し、利用者の属性と対応するサーバを特定する(ステップS1803)。続いて、検眼管理処理部310は、対応画像取得部314により、特定されたサーバから、画像データを取得する(ステップS1804)。次に、検眼管理処理部310は、画像加工部315により、取得した画像データを加工して検査用画像データとし、画像データ出力部316により、検査用画像データを検眼装置10に出力する(ステップS1805)。
次に、検眼管理処理部310は、検眼結果取得部317により、パラメータ情報と検眼結果情報を検眼装置10から取得したか否かを判定する(ステップS1806)。ステップS1806において、該当する情報を取得していない場合、検眼管理処理部310は、取得するまで待機する。
ステップS1806において、該当する情報を取得した場合、検眼管理処理部310は、眼球状態検出部318により、検眼結果情報から、眼球の状態を検出し、眼球状態情報を出力する(ステップS1807)。
続いて、検眼管理処理部310は、パラメータ送信部319により、パラメータ情報を端末装置30Aに送信する(ステップS1808)。次に、検眼管理処理部310は、結果格納部320により、パラメータ情報と検眼結果情報と眼球状態情報とをユーザ情報と対応付けて、結果データベース350に格納し(ステップS1809)、処理を終了する。
尚、本実施形態では、検眼管理処理部310は、対応画像取得部314が取得した画像データに対し、画像加工部315により加工を行って、検査用画像データとするものとしたが、これに限定されない。検眼管理処理部310は、対応画像取得部314が取得した画像データをそのまま検査用画像データとして検眼装置10に出力しても良い。
次に、図19を参照して、本実施形態の端末装置30Aの動作について説明する。図19は、第二の実施形態の端末装置の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の端末装置30Aの振れ角設定処理部31は、パラメータ受信部32により、管理装置300からパラメータ情報を受信したか否かを判定する(ステップS1901)。ステップS1901において、パラメータ情報を受信していない場合、振れ角設定処理部31は、パラメータ情報を受信するまで待機する。
ステップS1901において、パラメータ情報を受信すると、振れ角設定処理部31は、振れ角算出部33により、パラメータ情報に基づき、このパラメータ情報と対応付く利用者の視野を示す領域を求める(ステップS1902)。具体的には、例えば、振れ角算出部33は、接眼装置16におけるX軸を中心とした回転角度と、Y軸を中心とした回転角度と、レーザ照射部60にMEMSミラー63の振れ角と、から、接眼装置16において、レーザ照射部60がレーザ光線を走査させた領域を求める。
続いて、振れ角算出部33は、ステップS1902で求めた領域を、アイウェア50にMEMSミラーの振れ角を算出する(ステップS1903)。尚、このとき、振れ角設定処理部31は、算出された振れ角と、利用者のユーザ情報(ユーザID)とを対応付けて管理装置300へ送信しても良い。そして、管理装置300は、受信した振れ角を、結果データベース350の対応するユーザ情報と対応付けて格納しても良い。
続いて、振れ角設定処理部31は、振れ角設定部34により、算出した振れ角をアイウェア50に設定し(ステップS1904)、処理を終了する。具体的には、振れ角設定部34は、算出された振れ角を、アイウェア50の有する制御装置へ送信する。アイウェア50の制御装置は、この振れ角をアイウェア50のMEMSミラーの駆動を制御する駆動制御部に通知して、振れ角を設定させる。
本実施形態では、このように、利用者の視野に基づく領域に対してレーザ光線を照射するようにしている。このため、例えば視野の欠損がある利用者の場合には、欠損している領域にはレーザ光線は照射されず、アイウェア50では、その分の消費電力を削減することができる。
尚、本実施形態では、端末装置30Aに振れ角設定処理部31を設け、振れ角を算出するものとしたが、これに限定されない。振れ角設定処理部31は、例えば管理装置300が有していても良いし、検眼装置10が有していても良い。
以上のように、本実施形態では、パラメータ情報に基づき、利用者へ提供するアイウェア50に対し、利用者の視野に応じた領域をレーザ光線で走査させるところまで、自動で行うことができる。したがって、本実施形態では、アイウェア50の製造・販売の手順を簡略化でき、製造効率の向上に貢献できる。
また、本実施形態によれば、利用者の属性に応じた広告画像を取得して、検査用画像とするため、例えば、利用者が関心を持ちそうな事柄に関連した情報を提供しながら、検眼を行うことができる。
また、本実施形態では、検眼結果情報から、利用者の眼球の状態を検出し、眼球状態情報をユーザ情報と対応付けて保管する。したがって、本実施形態によれば、検眼を行った利用者は、簡単な検眼によって自身の眼球の状態を知ることができる。また、本実施形態では、例えば、検眼を行った利用者が医療機関を受診する場合には、利用者に対して、検眼結果情報や眼球状態情報を提供することができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して第三の実施形態について説明する。第三の実施形態では、管理装置をネットワーク上に配置した点が、第二の実施形態と相違する。以下の第三の実施形態の説明では、第二の実施形態との相違点についてのみ説明し、第二の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第二の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図20は、第三の実施形態のアイウェア提供システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態のアイウェア提供システム100Bは、検眼装置10と、管理装置300Aと、端末装置30と、を有する。尚、アイウェア提供システム100Bには、端末装置30Aが含まれていても良い。
検眼装置10と端末装置30は、それぞれが、ネットワークを介して管理装置300Aと接続される。管理装置300Aは、例えばクラウド上に設けられたサーバ装置である。
本実施形態の管理装置300Aは、検眼管理処理部310と、ユーザ情報データベース330と、属性対応データベース340と、結果データベース350と、認証処理部360と、を有する。
本実施形態の認証処理部360は、管理装置300Aの有するデータベースに対するアクセス権の有無を判定するための認証処理を行う。
より具体的には、認証処理部360は、ユーザ情報データベース330にユーザ情報が格納されている利用者に対して、結果データベース350に格納された結果情報を提供する。
例えば、管理装置300Aは、端末装置30からユーザIDとパスワードを受信すると、認証処理部360により、このユーザIDとパスワードがユーザ情報データベース330に格納されているか否かを判定する。そして、管理装置300Aは、認証処理部360により、該当するユーザIDとパスワードがユーザ情報データベース330に存在すると判定された場合、結果データベース350から、入力されたユーザIDを含む結果情報を抽出して、端末装置30へ送信する。
また、本実施形態の管理装置300Aは、例えば、検眼装置10が設置されたアイウェアの販売店や医療機関等の関連機関に対し、予め割り降られた認証コード等が入力された場合には、認証コードと対応付けられた結果情報を、認証コードの入力元の端末装置30へ送信しても良い。この場合、管理装置300Aでは、認証コード毎に、送信対象となる結果情報に含まれるユーザIDが対応付けられていても良い。
本実施形態では、認証コード毎に結果情報をグルーピングしておくことで、例えば、盲学校等の教育機関や、弱視者協会や支援団体等に対して、特定の被検者の結果情報を提供することができる。
(第四の実施形態)
以下に、図面を参照して、第四の実施形態について説明する。第四の実施形態では、アイウェアに対するパラメータ情報の適用について説明する。以下の第四の実施形態の説明では、第一乃至第三の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一乃至第三の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
はじめに、図21を参照して、アイウェア50の構造について説明する。図21は、網膜走査型アイウェアの構造を説明する図である。図21では、アイウェア50を上方から見た状態を示している。
本実施形態のアイウェア50は、投影部51、制御部52を備える。本実施形態の投影部51は、光源53、走査ミラー54、反射ミラー55及び投影ミラー56を有する。
本実施形態のアイウェア50では、投影ミラー56に入射した光線の投影ミラー56内の進行方向をX方向、投影ミラー56におけるX方向に直交する方向をY方向とする。
走査ミラー54は、例えばMEMSミラーであり、光源53から出射されたレーザ光(光線)Lを水平方向及び垂直方向の2次元方向に走査する。また、走査ミラー54は、光源53から出射された光線Lを2次元に走査して、ユーザの眼球Eの網膜57に画像を投影させるための投影光とする。
反射ミラー55は、走査ミラー54で走査された光線Lをレンズ58に向かって反射させる。
レンズ58の利用者の眼球E側の面には、自由局面を有する投影ミラー56が設けられている。投影ミラー56は、走査ミラー54で走査され、反射ミラー55で反射された光線Lを眼球Eの網膜57に照射することにより、網膜57に画像を投影する。つまり、利用者は、網膜57に投射されたレーザ光の残像効果によって、画像を認識することができる。投影ミラー56は、走査ミラー54で走査された光線Lの集束位置が、眼球Eの瞳孔59となるように設計されている。光線Lは投影ミラー56にほぼ真横(すなわちほぼ−X方向)から入射する。
尚、本実施形態では、投影ミラー56の自由曲面の曲率を大きくすれば、反射ミラー55から瞳孔59の収束位置までの距離を短くすることができ、アイウェア50を小型にすることができる。
尚、本実施形態の制御部52は、例えば、端末装置30や端末装置30Aにより実現されても良い。
次に、検眼装置10による検眼によって取得したパラメータ情報のアイウェア50に対する適用について説明する。ここでは、図22を参照して、パラメータ情報119における、瞳孔間距離をアイウェア50に適用する方法をについて説明する。
図22は、アイウェアに対する瞳孔間距離の適用について説明する図である。図22(A)は、瞳孔間距離の適用前のアイウェアを示しており、図22(B)は、瞳孔間距離の適用前のアイウェアを示す。
本実施形態のアイウェア50では、左眼側にレーザ照射部60が設置されている。このレーザ照射部60に、光源53、走査ミラー54、反射ミラー55及び投影ミラー56が含まれている。
レーザ照射部60は、アイウェア50のフレームに、X方向、Y方向に移動可能に取り付けられており、パラメータ情報119の瞳孔間距離はレーザ照射部60のX方向に反映される。
本実施形態では、例えば、図22(B)に示すように、瞳孔間距離の値に応じて、レーザ照射部60をX方向へ移動させることによって、各ユーザの瞳孔間距離に適応したレーザ照射部60の位置を決めることができる。
レーザ照射部60をX方向へ移動させるには、ツル49とレーザ照射部60との間に、瞳孔間距離に対応した厚みのスペーサSa等を挿入することによって、複雑な機構を用いずとも瞳孔間距離に応じたレーザ照射部60の位置決めをすることができる。尚、このレーザ照射部60を移動させる構成は、これに限らず、ガイド溝に沿って移動させるなどの構成が考えられる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態にあげた構成、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 検眼装置
16 接眼装置
30、30A 端末装置
31 振れ角設定処理部
40 パラメータ情報
50 アイウェア
60 レーザ照射部
100、100A、100B アイウェア提供システム
110 検眼処理部
200 検眼システム
300、300A 管理装置
310 検眼管理処理部
330 ユーザ情報データベース
340 属性対応データベース
350 結果データベース
360 認証処理部

Claims (21)

  1. 検査用画像データが記憶された記憶部と、
    前記検査用画像データに基づいた画像用レーザ光線を生成するレーザ光源を有し、前記画像用レーザ光線によって、被検者の眼球の網膜へ検査用画像を投影するレーザ照射部と、
    前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させる光学部材と、
    前記画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得するパラメータ取得部と、
    前記パラメータ情報を外部装置へ出力する出力部と、を有する、網膜走査型検眼装置。
  2. 前記被検者による操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作に応じて、前記レーザ照射部の位置を移動及び/又は回転させる機構制御部と、
    を有し、
    前記角度情報は、
    前記機構制御部によって回転された前記レーザ照射部の回転角度を示し、
    前記パラメータ情報は、
    前記機構制御部が前記レーザ照射部を移動させたときの、前記レーザ照射部の位置を示す位置情報を含み、
    前記位置情報は、前記被検者の瞳孔間距離を示す情報を含む、請求項1記載の網膜走査型検眼装置。
  3. 前記被検者から、前記検査用画像を視認した結果の入力を受け付ける入力部を有し、
    前記出力部は、前記被検者が視認した結果を示す検眼結果情報を出力する、請求項1又は2記載の網膜走査型検眼装置。
  4. 被検者の検眼を行う網膜走査型検眼装置と、前記網膜走査型検眼装置と接続される管理装置と、を有する網膜走査型検眼システムであって、
    前記網膜走査型検眼装置は、
    検査用画像データが記憶された記憶部と、
    前記検査用画像データに基づいた画像用レーザ光線を生成するレーザ光源を有し、前記画像用レーザ光線によって、被検者の眼球の網膜へ検査用画像を投影するレーザ照射部と、
    前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させる光学部材と、
    前記画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得するパラメータ取得部と、
    前記パラメータ情報を、前記管理装置に出力する出力部と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記パラメータ情報を端末装置へ送信するパラメータ送信部を有する、網膜走査型検眼システム。
  5. 前記網膜走査型検眼装置は、
    前記被検者による操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作に応じて、前記レーザ照射部の位置を移動及び/又は回転させる機構制御部と、
    を有し、
    前記角度情報は、
    前記機構制御部によって回転された前記レーザ照射部の回転角度を示し、
    前記パラメータ情報は、
    前記機構制御部が前記レーザ照射部を移動させたときの、前記レーザ照射部の位置を示す位置情報を含み、
    前記位置情報は、前記被検者の瞳孔間距離を示す情報を含む、請求項4記載の網膜走査型検眼システム。
  6. 前記網膜走査型検眼装置は、
    前記被検者から、前記検査用画像を視認した結果の入力を受け付ける入力部を有し、
    前記出力部は、前記被検者が視認した結果を示す検眼結果情報を前記管理装置に出力し、
    前記管理装置は、
    前記検眼結果情報に基づき、前記被検者の眼球の状態を示す眼球状態情報を出力する眼球状態検出部と、
    前記パラメータ情報と、前記検眼結果情報と、前記眼球状態情報とを対応付けた結果情報を記憶領域に格納する結果格納部と、を有する、請求項記載の網膜走査型検眼システム。
  7. 前記管理装置は、
    前記被検者のユーザ情報の入力を受け付けるユーザ情報取得部と、
    前記ユーザ情報から、前記被検者の属性を判定する属性判定部と、
    属性と、画像データの取得元とが対応付けられたテーブルを参照し、前記被検者の属性と対応する画像データの取得元を特定する取得元特定部と、
    特定された取得元から、前記属性と対応する画像データを取得する対応画像取得部と、
    取得した画像データを加工して検査用画像データを生成する画像加工部と、
    前記画像加工部により生成された検査用画像データを前記網膜走査型検眼装置へ出力する画像データ出力部と、を有する、請求項記載の網膜走査型検眼システム。
  8. 前記結果格納部は、
    前記結果情報を前記ユーザ情報と対応付けて前記記憶領域に格納する、請求項記載の網膜走査型検眼システム。
  9. 網膜走査型検眼装置による網膜走査型検眼方法であって、前記網膜走査型検眼装置が、
    記憶部に記憶された検査用画像データに基づいて、レーザ光源から画像用レーザ光線を生成し、
    前記レーザ光源を有するレーザ照射部により、前記画像用レーザ光線によって、検査用画像を被検者の眼球の網膜へ投影し、
    前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させ、
    前記画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得し、
    前記パラメータ情報を外部装置へ出力する、網膜走査型検眼方法。
  10. 被検者の検眼を行う網膜走査型検眼装置と、前記網膜走査型検眼装置と接続される管理装置と、を有する網膜走査型検眼システムによる網膜走査型検眼方法であって、
    前記網膜走査型検眼装置が、
    記憶部に記憶された検査用画像データに基づいて、レーザ光源から画像用レーザ光線を生成し、
    前記レーザ光源を有するレーザ照射部により、前記画像用レーザ光線によって、検査用画像を被検者の眼球の網膜へ投影し、
    前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させ、
    前記画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得し、
    前記パラメータ情報を前記管理装置へ出力し、
    前記管理装置が、
    前記パラメータ情報を端末装置へ送信する、網膜走査型検眼方法。
  11. 前記網膜走査型検眼装置が、
    前記被検者による操作を受け付け、
    前記操作に応じて、機構制御部により、前記レーザ照射部の位置の移動及び/又は回転を制御し、
    前記角度情報は、
    前記機構制御部によって回転された前記レーザ照射部の回転角度を示し、
    前記パラメータ情報は、
    前記機構制御部が前記レーザ照射部を移動させたときの、前記レーザ照射部の位置を示す位置情報を含み、
    前記位置情報は、前記被検者の瞳孔間距離を示す情報を含む、請求項9又は10記載の網膜走査型検眼方法。
  12. 被検者の検眼を行う網膜走査型検眼装置と、前記網膜走査型検眼装置と通信を行う端末装置と、を有するアイウェア提供システムであって、
    前記網膜走査型検眼装置は、
    検査用画像データが記憶された記憶部と、
    前記検査用画像データに基づいた画像用レーザ光線を生成するレーザ光源を有し、前記画像用レーザ光線によって、被検者の眼球の網膜へ検査用画像を投影するレーザ照射部と、
    前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させる光学部材と、
    前記画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得するパラメータ取得部と、
    前記パラメータ情報を、前記端末装置に出力する出力部と、を有する、アイウェア提供システム。
  13. 被検者の検眼を行う網膜走査型検眼装置と、前記網膜走査型検眼装置と接続される管理装置と、前記管理装置と通信を行う端末装置と、を有するアイウェア提供システムであって、
    前記網膜走査型検眼装置は、
    検査用画像データが記憶された記憶部と、
    前記検査用画像データに基づいた画像用レーザ光線を生成するレーザ光源を有し、前記画像用レーザ光線によって、被検者の眼球の網膜へ検査用画像を投影するレーザ照射部と、
    前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させる光学部材と、
    前記画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得するパラメータ取得部と、
    前記パラメータ情報を、前記管理装置に出力する出力部と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記パラメータ情報を前記端末装置へ送信するパラメータ送信部を有する、アイウェア提供システム。
  14. 前記網膜走査型検眼装置は、
    前記被検者による操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作に応じて、前記レーザ照射部の位置を移動及び/又は回転させる機構制御部と、
    を有し、
    前記角度情報は、
    前記機構制御部によって回転された前記レーザ照射部の回転角度を示し、
    前記パラメータ情報は、
    前記機構制御部が前記レーザ照射部を移動させたときの、前記レーザ照射部の位置を示す位置情報を含み、
    前記位置情報は、前記被検者の瞳孔間距離を示す情報を含む、請求項12又は13記載のアイウェア提供システム。
  15. 前記端末装置は、
    網膜走査型ヘッドマウントディスプレイの製造装置と接続される端末装置である、請求項12乃至14の何れか一項に記載のアイウェア提供システム。
  16. 被検者の検眼を行う網膜走査型検眼装置と、前記網膜走査型検眼装置と通信を行う端末装置と、を有するアイウェア提供システムによるアイウェア提供方法であって、
    前記網膜走査型検眼装置が、
    記憶部に記憶された検査用画像データに基づいて、レーザ光源から画像用レーザ光線を生成し、
    前記レーザ光源を有するレーザ照射部により、前記画像用レーザ光線によって、検査用画像を被検者の眼球の網膜へ投影し、
    前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させ、
    前記画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得し、
    前記パラメータ情報を前記端末装置へ出力する、アイウェア提供方法。
  17. 被検者の検眼を行う網膜走査型検眼装置と、前記網膜走査型検眼装置と接続される管理装置と、前記管理装置と通信を行う端末装置と、を有するアイウェア提供システムによるアイウェア提供方法であって、
    前記網膜走査型検眼装置が、
    記憶部に記憶された検査用画像データに基づいて、レーザ光源から画像用レーザ光線を生成し、
    前記レーザ光源を有するレーザ照射部により、前記画像用レーザ光線によって、検査用画像を被検者の眼球の網膜へ投影し、
    前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させ、
    前記画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得し、
    前記パラメータ情報を前記管理装置へ出力し、
    前記管理装置が、
    前記パラメータ情報を前記端末装置へ送信する、アイウェア提供方法。
  18. 被検者の検眼を行う網膜走査型検眼装置と、前記網膜走査型検眼装置と接続される管理装置と、前記管理装置と通信を行う端末装置と、を有するアイウェア提供システムによるアイウェア提供方法であって、
    前記管理装置が、
    前記被検者を特定するためのユーザ情報の入力を受け付けて、前記網膜走査型検眼装置に検眼を開始させ、
    前記網膜走査型検眼装置が、
    記憶部に記憶された検査用画像データに基づいて、レーザ光源から画像用レーザ光線を生成し、
    前記レーザ光源を有するレーザ照射部により、前記画像用レーザ光線によって、検査用画像を前記被検者の眼球の網膜へ投影し、
    前記画像用レーザ光線を前記被検者の眼球内で収束させ、
    画像用レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報を取得し、
    前記パラメータ情報を前記管理装置へ出力し、
    前記管理装置が、
    前記パラメータ情報を前記端末装置へ送信し、
    前記端末装置が、
    前記パラメータ情報に基づき、網膜走査型アイウェアの有するレーザ光源の位置を設定する、アイウェア提供方法。
  19. 前記網膜走査型検眼装置が、
    前記被検者による操作を受け付け、
    前記操作に応じて、機構制御部により、前記レーザ照射部の位置の移動及び/又は回転を制御し、
    前記角度情報は、
    前記機構制御部によって回転された前記レーザ照射部の回転角度を示し、
    前記パラメータ情報は、
    前記機構制御部が前記レーザ照射部を移動させたときの、前記レーザ照射部の位置を示す位置情報を含み、
    前記位置情報は、前記被検者の瞳孔間距離を示す情報を含む、請求項16乃至18の何れか一項に記載のアイウェア提供方法。
  20. 光線を出射する光源部と、
    画像データを入力する画像入力部と、
    入力された前記画像データに基づいた画像用光線を生成して、前記光源部からの前記画像用光線の出射制御を行う制御部と、
    前記画像用光線を走査する走査ミラーと、
    前記画像用光線を、前記画像データが表す画像として、利用者の眼球の網膜に投影する投影部と、を有し、
    前記光源部の位置が、外部の網膜走査型検眼装置で取得されたパラメータ情報に基づき決められ、
    前記パラメータ情報は、
    前記網膜走査型検眼装置において、レーザ光線によって、検査用画像を前記利用者の眼球の網膜へ投影し、前記レーザ光線を前記利用者の眼球内で収束させて取得された前記レーザ光線の収束点を中心に前記レーザ光線を照射するレーザ照射部を回転させたときの、前記回転の角度を示す角度情報を含む、網膜走査型アイウェアのためのパラメータ情報である、網膜走査型アイウェア。
  21. 前記網膜走査型検眼装置は、
    前記利用者による操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作に応じて、前記レーザ照射部の位置を移動及び/又は回転させる機構制御部と、
    を有し、
    前記角度情報は、
    前記機構制御部によって回転された前記レーザ照射部の回転角度を示し、
    前記パラメータ情報は、
    前記機構制御部が前記レーザ照射部を移動させたときの、前記レーザ照射部の位置を示す位置情報を含み、
    前記位置情報は、前記利用者の瞳孔間距離を示す情報を含む、請求項20記載の網膜走査型アイウェア。
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