JP6255307B2 - センサ - Google Patents

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Description

本発明は、軸線方向に延びる形態の検出素子と、検出素子の素子後端部を包囲する包囲部材と、検出素子に電気的に接続する複数の端子部材と、この端子部材同士を互いに絶縁しつつ保持する絶縁セパレータと、絶縁セパレータを包囲部材に保持させる保持金具とを備えるセンサに関する。
従来より、酸素センサ、NOxセンサ、CO2センサなどのガスセンサや、温度センサなどのセンサとして、検出素子、包囲部材、複数の端子部材、絶縁セパレータ、保持金具等によって構成されたセンサが知られている。具体的には、検出素子は、軸線方向に延びる形態を有し、その素子後端部に複数の電極パッドが形成されている。包囲部材は、例えば筒状をなす金属製の部材であり、検出素子の素子後端部を径方向外側から包囲する。各々の端子部材は、検出素子の電極パッドにそれぞれ電気的に接続する。保持金具は、包囲部材と絶縁セパレータとの間に配置され、絶縁セパレータを包囲部材に保持させる。
また、絶縁セパレータは、絶縁セラミックによって形成され、包囲部材内に配置されて、各々の端子部材を互いに絶縁した状態で自身の内部収容孔内に収容して保持する。これにより、端子部材同士が互いに電気的に絶縁されると共に、各端子部材と保持金具及びこれに接触する包囲部材との間も電気的に絶縁される。この絶縁セパレータとしては、例えば、先端側に位置する先端側セパレータと、これよりも後端側に位置する後端側セパレータとを組み合わせて構成するものなど、2つのセパレータを組み合わせて構成する絶縁セパレータがある。この形態のセンサは、例えば、特許文献1に記載されている(特許文献1の図1及びその説明箇所を参照)。
ところで、包囲部材内の雰囲気には通常水分が含まれているため、外界の温度によっては絶縁セパレータの表面に結露を生じる場合がある。結露すると、絶縁セパレータの表面の絶縁性が低下する。このため、絶縁セパレータ内に収容された端子部材同士の間で漏れ電流が流れる場合や、端子部材と保持金具及びこれに接触する包囲部材との間で漏れ電流が流れる場合がある。その結果、検出素子から正常な出力が得られなくなるおそれがある。
この問題を解決すべく、前述の特許文献1のセンサでは、絶縁セパレータの表面全体に、撥水性を有するコーティング層(撥水層)を形成している。このように撥水層を設けることで、包囲部材内で結露が生じても、絶縁セパレータの表面には水が付着し難くなる。従って、絶縁セパレータの表面の絶縁性が低下するのを防止でき、端子部材同士の間の絶縁性、並びに、端子部材と保持金具及び包囲部材との間の絶縁性を確保できる。
特許第5179545号公報
しかしながら、絶縁セパレータの表面全体に撥水層を設けると、絶縁セパレータを包囲部材に保持させる保持金具は、撥水層を介して絶縁セパレータを把持することになる。このため、センサに外部から強い衝撃が加わったときなどに、絶縁セパレータが保持金具から抜け易いなど、保持金具が絶縁セパレータを確実に保持できないおそれがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、第1セパレータと第2セパレータを組み合わせて構成される絶縁セパレータ内に収容された端子部材同士の間の絶縁性、並びに、端子部材と保持金具及び包囲部材との間の絶縁性の低下を防止できると共に、保持金具が絶縁セパレータを確実に保持できるセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、軸線方向に延びる形態を有し、上記軸線方向の後端側の素子後端部に複数の電極パッドを有する検出素子と、上記検出素子の上記素子後端部を、上記軸線方向に直交する径方向の外側から包囲する金属製の包囲部材と、上記検出素子の上記複数の電極パッドにそれぞれ電気的に接続する複数の端子部材と、絶縁セラミックからなり、上記包囲部材内に配置され、上記複数の端子部材を互いに絶縁しつつ自身の内部収容孔内に保持する絶縁セパレータと、上記包囲部材と上記絶縁セパレータとの間に介在し、上記絶縁セパレータを上記径方向の外側から把持して上記包囲部材に保持させる保持金具と、を備えるセンサであって、上記絶縁セパレータは、上記内部収容孔を分割する第1セパレータと第2セパレータとを組み合わせて構成されてなり、上記第1セパレータの表面である第1表面のうち、上記第2セパレータと組み合わせる第1組み合わせ面に、及び、上記第2セパレータの表面である第2表面のうち、上記第1セパレータと組み合わせる第2組み合わせ面に、撥水性を有する撥水層が形成されてなり、かつ、上記第1表面及び上記第2表面のうち、上記保持金具が当接して把持する被把持面には、上記撥水層が形成されることなく、直接、上記保持金具が当接してなるセンサである。
絶縁セパレータが2部材から構成される場合、結露によって生じた水は、一方のセパレータ(第1セパレータ)と他方のセパレータ(第2セパレータ)とを組み合わせた部分(組み合わせ面同士の間)に特に溜まり易い。また、温度が上がって他の部位の表面の水が蒸発した場合でも、この部分には水が残り易い。そして、端子部材同士の間の絶縁性の低下や、端子部材と保持金具及び包囲部材との間の絶縁性の低下は、主にこの組み合わせ面同士の間に溜まる水に起因する。
そこで、このセンサでは、第1セパレータの第1表面のうち少なくとも第1組み合わせ面と、第2セパレータの第2表面のうち少なくとも第2組み合わせ面とに、それぞれ撥水層を設けている。これにより、包囲部材内で結露が生じた場合でも、絶縁セパレータのうち第1セパレータと第2セパレータとを組み合わせた部分(第1組み合わせ面と第2組み合わせ面との間)に、水が溜まり難くなる。従って、この部分に付着した水に起因して、絶縁セパレータ内に収容された端子部材同士の間の絶縁性、並びに、端子部材と保持金具及び包囲部材との間の絶縁性が低下するのを防止できる。
しかも、このセンサでは、第1表面及び第2表面のうち、保持金具が当接して把持する被把持面には、撥水層が形成されておらず、絶縁セパレータの表面(被把持面)に直接、保持金具が当接している。従って、保持金具が絶縁セパレータを確実に保持できる。
なお、「第1組み合わせ面」とは、第1セパレータの第1表面のうち、第1セパレータと第2セパレータとを組み合わせて絶縁セパレータを構成したときに、第2セパレータの第2表面(具体的には第2組み合わせ面)に当接する面である。同様に、「第2組み合わせ面」とは、第2セパレータの第2表面のうち、第1セパレータと第2セパレータとを組み合わせて絶縁セパレータを構成したときに、第1セパレータの第1表面(具体的には第1組み合わせ面)に当接する面である。
「センサ」としては、例えば、酸素センサ、NOxセンサ、CO2センサなどのガスセンサ、温度センサなどが挙げられる。
「絶縁セパレータ」としては、例えば、軸線方向について先端側と後端側の2つに分割したもの、即ち、絶縁セパレータが、先端側に位置する先端側セパレータ(第1セパレータ)と、後端側に位置する後端側セパレータ(第2セパレータ)とを組み合わせて構成される形態が挙げられる。また、軸線方向に沿って縦に2分割した第1セパレータ及び第2セパレータからなる絶縁セパレータも挙げられる。
「撥水層」としては、例えば、テフロン(登録商標)などのフッ素樹脂系化合物からなる撥水層や、撥水性を有する無機質セラミック材からなる撥水層などが挙げられる。
更に、上記のセンサであって、前記第1表面及び前記第2表面には、前記第1表面のうち、前記第1組み合わせ面に続き、この第1組み合わせ面から、前記内部収容孔の一部をなす第1収容孔が開口する第1開口縁まで延びる第1開口隣在面、及び、前記第2表面のうち、前記第2組み合わせ面に続き、この第2組み合わせ面から、上記内部収容孔の一部をなす第2収容孔が開口する第2開口縁まで延びる第2開口隣在面、の少なくともいずれかが存在しており、これら第1開口隣在面及び第2開口隣在面のうち存在する面にも、前記撥水層が形成されてなるセンサとすると良い。
このセンサに係る絶縁セパレータは、第1表面及び第2表面に、上述の第1開口隣在面及び第2開口隣在面の少なくともいずれかが存在する。そして、第1組み合わせ面及び第2組み合わせ面に加え、これら第1開口隣在面及び第2開口隣在面のうち存在する面にも、撥水層を設けている。これにより、第1組み合わせ面及び第2組み合わせ面に水が付着し難くなるのに加え、これらの組み合わせ面に続く第1開口隣在面及び第2開口隣在面にも水が付着し難くなる。これにより、端子部材同士の間の絶縁性、並びに、端子部材と保持金具及び包囲部材との間の絶縁性の低下を更に適切に防止できる。
なお、第1組み合わせ面が、第1収容孔が開口する第1開口縁まで延びている形態の第1セパレータでは、その第1表面に第1開口隣在面は存在しないが、第1組み合わせ面が第1開口縁まで延びていない形態の第1セパレータでは、第1組み合わせ面と第1開口縁との間に第1開口隣在面が存在する。同様に、第2組み合わせ面が、第2収容孔が開口する第2開口縁まで延びている形態の第2セパレータでは、その第2表面に第2開口隣在面は存在しないが、第2組み合わせ面が第2開口縁まで延びていない形態の第2セパレータでは、第2組み合わせ面と第2開口縁との間に第2開口隣在面が存在する。
また、「第1開口隣在面及び第2開口隣在面のうち存在する面にも、撥水層が形成されてなる」とは、第1開口隣在面及び第2開口隣在面のうち、第1開口隣在面のみが存在する場合には、この第1開口隣在面に撥水層が形成され、第1開口隣在面及び第2開口隣在面のうち、第2開口隣在面のみが存在する場合には、この第2開口隣在面に撥水層が形成され、第1開口隣在面及び第2開口隣在面の両者が存在する場合には、第1開口隣在面及び第2開口隣在面のそれぞれに撥水層が形成されていることを指す。
更に、上記のいずれかに記載のセンサであって、前記第1セパレータは、先端側セパレータであり、前記第2セパレータは、上記先端側セパレータの前記軸線方向の後端側に位置する後端側セパレータであり、前記第1表面及び前記第2表面には、前記第1表面のうち、前記第1組み合わせ面に続き、かつ、上記軸線方向の後端側を向く第1後端向き面、及び、前記第2表面のうち、前記第2組み合わせ面に続き、かつ、上記軸線方向の先端側を向く第2先端向き面、の少なくともいずれかが存在しており、これら第1後端向き面及び第2先端向き面のうち存在する面にも、前記撥水層が形成されてなるセンサとすると良い。
このセンサに係る絶縁セパレータは、第1表面及び第2表面に、上述の第1後端向き面及び第2先端向き面の少なくともいずれかが存在する。そして、第1組み合わせ面及び第2組み合わせ面に加え、これら第1後端向き面及び第2先端向き面のうち存在する面にも、撥水層を設けている。これにより、第1組み合わせ面及び第2組み合わせ面に水が付着し難くなるのに加え、これらの組み合わせ面に続く第1後端向き面及び第2先端向き面にも水が付着し難くなる。これにより、端子部材同士の間の絶縁性、並びに、端子部材と保持金具及び包囲部材との間の絶縁性の低下を更に適切に防止できる。
なお、「第1後端向き面」は、前述の「第1開口隣在面」にも該当する場合がある。また、「第2先端向き面」は、前述の「第2開口隣在面」にも該当する場合がある。
実施形態に係るガスセンサの縦断面図である。 実施形態に係るガスセンサのうち、絶縁セパレータ近傍の部位を拡大した拡大縦断面図である。 実施形態に係るガスセンサのうち、先端側セパレータと後端側セパレータとの組み合わせ部分近傍の部位を拡大した拡大縦断面図である。 実施例について、絶縁性試験前後の端子部材同士の間の絶縁性を示すグラフである。 比較例1について、絶縁性試験前後の端子部材同士の間の絶縁性を示すグラフである。 比較例2について、絶縁性試験前後の端子部材同士の間の絶縁性を示すグラフである。 比較例3について、絶縁性試験前後の端子部材同士の間の絶縁性を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1〜図3に本実施形態に係るガスセンサ(センサ)1を示す。なお、図1〜図3において、ガスセンサ1及びその検出素子40の軸線AXに沿う方向を軸線方向HJとし、軸線方向HJのうち、検出素子40の検出部41dが配置された側(図中下側)を先端側GS、これと反対側(図中上側)を後端側GKとする。このガスセンサ1は、NOxセンサであり、自動車の排気管(図示外)に取り付けられ、検出素子40の検出部41dが排気管内を流通する排気ガスに曝されて、その排気ガス中に含まれるNOxの濃度を検出する。このガスセンサ1は、主体金具10、プロテクタ20、包囲部材30、検出素子40、絶縁セパレータ50、端子部材60、保持金具90等から構成される。
このうち主体金具10は、軸線方向HJに貫通した軸孔10hを有する筒状で金属製(具体的には炭素鋼製)の部材である。主体金具10のうち先端側GSに位置する金具先端部11には、後述するプロテクタ20が取り付けられている。一方、主体金具10のうち後端側GKに位置する金具後端部12には、後述する包囲部材30が取り付けられている。
また、プロテクタ20は、後述する検出素子40の素子先端部41の周囲を包囲して、検出素子40を被水や物理的な衝撃から保護する2重構造を有する金属製の部材である。このプロテクタ20は、主体金具10の金具先端部11に外嵌した状態で金具先端部11に接合(具体的には溶接)されている。
次に、包囲部材30について説明する。包囲部材30は、軸線方向HJに延びる筒状で金属製(具体的にはSUS製)の部材である。包囲部材30の先端部31は、主体金具10の金具後端部12に外嵌した状態で主体金具10に接合(具体的には溶接)されている。一方、包囲部材30の後端部33には、フッ素系ゴム製の弾性部材39が装填されている。この後端部33は径方向内側に加締められており、これにより、弾性部材39が包囲部材30に固定されて、包囲部材30内が気密に封止される。この弾性部材39には、軸線方向HJに貫通する6つの挿通孔39h(図1ではそのうちの2つを図示する)が形成されており、各々の挿通孔39hには、後述する端子部材60に繋がるリード線65がそれぞれ挿通されている。また、包囲部材30のうち軸線方向HJの中央に位置する部位は、径方向内側に加締められて縮径した加締部32とされており、後述する保持金具90を径方向内側に向けて押圧する。
次に、検出素子40について説明する。検出素子40は、軸線方向HJに延びる形態、具体的には、軸線方向HJに延びる細長い板状を有する。なお、図1及び図2では、紙面左右方向を板厚方向、紙面表裏方向を板幅方向として検出素子40を示す。この検出素子40は、主体金具10に保持されている。具体的には、先端側GSに位置する素子先端部41が主体金具10よりも先端側GSに突出し、後端側GKに位置する素子後端部43が主体金具10よりも後端側GKに突出し、素子先端部41と素子後端部43との間に位置する素子胴部42が主体金具10の軸孔10h内に配置された状態で、主体金具10に保持されている。
この検出素子40は、図示しないガス検出体とヒータ体とを積層して一体化したものである。ガス検出体は、各々ジルコニアを主体とする固体電解質体上に一対の電極を形成した第1酸素ポンプセル及び第2酸素ポンプセルを有し、NOx濃度の検出を行う。一方、ヒータ体は、ガス検出体を早期活性化させるために加熱を行う。検出素子40のうち素子先端部41には、NOxの濃度を検出する検出部41dが設けられている。一方、検出素子40のうち素子後端部43には、片側に3つずつ合計6つの電極パッド47(図1及び図2ではそのうちの2つを図示する)が形成されている。
次に、絶縁セパレータ50について説明する。絶縁セパレータ50は、絶縁セラミック(具体的にはアルミナ)からなり、包囲部材30内に配置されて、自身の内部収容孔50h内に検出素子40の素子後端部43及びリード線65に接続された6つの端子部材60(図1及び図2では主にそのうちの2つを図示する)を収容する。この絶縁セパレータ50は、端子部材60同士を互いに非接触の状態で絶縁しつつ保持して、端子部材60同士の間の電気的絶縁を確保すると共に、端子部材60と後述する保持金具90及びこれに接触する包囲部材30との間の電気的絶縁を確保するものである。
この絶縁セパレータ50は、先端側GSに位置する先端側セパレータ(第1セパレータ)51と、これよりも後端側GKに位置して先端側セパレータ51と組み合わせて用いる後端側セパレータ(第2セパレータ)55とから構成される。また、絶縁セパレータ50の内部収容孔50hは、後述するように、先端側セパレータ51に形成された先端側収容孔(第1収容孔)51hと、後端側セパレータ55に形成された後端側収容孔(第2収容孔)55hによって構成される。
先端側セパレータ51は、この先端側セパレータ51を軸線方向HJに貫通する先端側収容孔51hを有する筒状の本体部52と、この本体部52から径方向外側及び後端側GKに突出する鍔部53とからなる。先端側収容孔51hは、先端側収容孔51hの内側を向く6つの凹部が3つずつ並んで向き合っている。この先端側収容孔51hには、6つの端子部材60の先端側接触部61が、それぞれ上述の凹部内に互いに間隔をあけて配置されて絶縁され、しかも、これら先端側接触部61の径方向内側には、検出素子40の素子後端部43が配置されている。そして、この先端側収容孔51h内において、各々の端子部材60の先端側接触部61と、素子後端部43の6つの電極パッド47とがそれぞれ接触して導通している。
一方、後端側セパレータ55は、先端側セパレータ51の鍔部53の径方向内側で本体部52及び鍔部53にそれぞれ当接した状態で、先端側セパレータ51に嵌合している。この後端側セパレータ55には、軸線方向HJに貫通する6つの後端側収容孔55hが形成されている。これらの後端側収容孔55hは、それぞれ円筒状を有する。各々の後端側収容孔55hには、6つの端子部材60の後端側把持部62がそれぞれ挿入されている。これらの後端側把持部62は、後端側収容孔55h内においてそれぞれリード線65(その芯線)を把持している。各々のリード線65は、後端側セパレータ55よりも後端側GKに延出し、更に弾性部材39の挿通孔39hを貫通して、ガスセンサ1の外部に引き出されている。
本実施形態の先端側セパレータ51の表面(第1表面)51cは、本体部52の先端面52s、後端面52k、内周面52n及び外周面52mと、鍔部53の先端側テーパ面53s、後端面53k、内周面53n及び外周面53mとからなる。具体的には、本体部52の先端面52sは、本体部52の先端に位置して先端側GSを向く面である。また、本体部52の後端面52kは、本体部52の後端に位置して後端側GKを向く面である。また、本体部52の内周面52nは、本体部52の内部に位置して本体部52の先端面52sと後端面52kとの間を結ぶ面であり、この内周面52nによって先端側収容孔51hが構成される。また、本体部52の外周面52mは、本体部52の外周をなす円筒形状を有する面であり、本体部52の先端面52sと鍔部53の先端側テーパ面53sとの間を結ぶ。
また、鍔部53の先端側テーパ面53sは、鍔部53の先端側GSに位置して円錐台の錐面形状を有する面であり、前述のように、本体部52の外周面52mの後端側GKに繋がっている。また、鍔部53の後端面53kは、鍔部53の後端に位置して後端側GKを向く円環形状を有する面である。また、鍔部53の内周面53nは、鍔部53の内周をなす円筒形状を有する面であり、本体部52の後端面52kと鍔部53の後端面53kとの間を結んでいる。また、鍔部53の外周面53mは、鍔部53の外周をなす円筒形状を有する面であり、鍔部53の先端側テーパ面53sと後端面53kとの間を結んでいる。
このうち本体部52の後端面52kは、後端側セパレータ55に対向して当接する(具体的には、後述する後端側セパレータ55の先端面55sの対向面55saと対向して当接する)対向面52kaと、後端側セパレータ55と対向しない非対向面52kbとに分けられる。鍔部53の内周面53nは、後端側セパレータ55に当接する当接面である。この先端側セパレータ51の表面51cのうち、本体部52の後端面52kの対向面52ka、及び、鍔部53の内周面53nが、前述の「第1組み合わせ面」に相当する。
また、本体部52の後端面52kの非対向面52kbは、後端面52kの対向面52kaに続き、この対向面52kaから、内部収容孔50hの先端側GSの部分をなす先端側収容孔51hが開口する開口縁(第1開口縁)52kfまで延びる面であり、前述の「第1開口隣在面」に相当する。この非対向面52kbは、後端面52kの対向面52kaに続き、かつ、後端側GKを向く面であるので、前述の「第1後端向き面」にも相当する。また、鍔部53の後端面53kは、鍔部53の内周面53nに続き、かつ、後端側GKを向く面であり、この後端面53kも前述の「第1後端向き面」に相当する。
先端側セパレータ51の表面51cのうち、「第1組み合わせ面」である本体部52の後端面52kの対向面52ka及び鍔部53の内周面53nには、撥水性を有する第1撥水層54が形成されている。この第1撥水層54は、撥水性を有する無機質セラミック材から形成された厚み約1μmの層である。本実施形態では、これに加えて、先端側セパレータ51の表面51cのうち、「第1開口隣在面」かつ「第1後端向き面」である本体部52の後端面52kの非対向面52kb、及び、「第1後端向き面」である鍔部53の後端面53kにも、それぞれ第1撥水層54が形成されている。従って、本体部52の後端面52kは、その全面に第1撥水層54が形成されている。
なお、この第1撥水層54は、以下のようにして形成する。即ち、先端側セパレータ51の表面51cのうち、本体部52の後端面52kの全面、並びに、鍔部53の後端面53k及び内周面53n以外の面に、マスキングを行う。そして、撥水性を有する無機質セラミック材を含んだコート剤を、本体部52の後端面52kの全面、並びに、鍔部53の後端面53k及び内周面53nに塗布し乾燥させて、第1撥水層54を形成する。その後マスキングを剥がす。
一方、先端側セパレータ51の表面51cのうち、本体部52の後端面52k並びに鍔部53の後端面53k及び内周面53n以外の面、即ち、本体部52の先端面52s、内周面52n及び外周面52m、並びに、鍔部53の先端側テーパ面53s及び外周面53mには、撥水層が形成されていない。即ち、先端側セパレータ51をなす絶縁セラミックが表面に露出している。このため、後述するように、先端側セパレータ51と保持金具90とは、撥水層を介することなく、直接接触している。
一方、後端側セパレータ55の表面(第2表面)55cは、先端面55sと、後端面55kと、内周面55nと、外周面55mとからなる。具体的には、先端面55sは、後端側セパレータ55の先端に位置して先端側GSを向く面である。また、後端面55kは、後端側セパレータ55の後端に位置して後端側GKを向く面である。また、内周面55nは、後端側セパレータ55の内部に位置して先端面55sと後端面55kの間を結ぶ面であり、この内周面55nによって後端側収容孔55hが構成される。また、外周面55mは、後端側セパレータ55の外周をなす円筒形状を有する面であり、先端面55sと後端面55kとの間を結んでいる。
このうち先端面55sは、先端側セパレータ51に対向して当接する(具体的には、本体部52の後端面52kの対向面52kaと対向して当接する)対向面55saと、先端側セパレータ51と対向しない非対向面55sbとに分けられる。また、外周面55mは、先端側GSに位置し、先端側セパレータ51に当接する当接面55maと、後端側GKに位置し、先端側セパレータ51に近接しない非当接面55mbとに分けられる。即ち、後端側セパレータ55の表面55cのうち、先端面55sの対向面55sa、及び、外周面55mの当接面55maが、前述の「第2組み合わせ面」に相当する。
また、先端面55sの非対向面55sbは、先端面55sの対向面55saに続き、この対向面55saから、内部収容孔50hの後端側GKの部分をなす各後端側収容孔55hが開口する各開口縁(第2開口縁)55sfまで延びる面であり、前述の「第2開口隣在面」に相当する。また、この非対向面55sbは、先端面55sの対向面55saに続き、かつ、先端側GSを向く面であり、前述の「第2先端向き面」にも相当する。
後端側セパレータ55の表面55cのうち、「第2組み合わせ面」である先端面55sの対向面55sa及び外周面55mの当接面55maには、撥水性を有する第2撥水層56が形成されている。この第2撥水層56は、前述の第1撥水層54と同様に、撥水性を有する無機質セラミック材から形成された厚み約1μmの層である。また、後端側セパレータ55の表面55cのうち、「第2開口隣在面」かつ「第2先端向き面」である先端面55sの非対向面55sbにも、第2撥水層56が形成されている。従って、後端側セパレータ55の先端面55sは、その全面に第2撥水層56が形成されている。
なお、この第2撥水層56は、以下のようにして形成する。即ち、先端面55sの全面、及び、外周面55mの当接面55ma以外の面に、マスキングを行う。そして、撥水性を有する無機質セラミック材を含んだコート剤を、先端面55sの全面、及び、外周面55mの当接面55maに塗布し乾燥させて、第2撥水層56を形成する。その後マスキングを剥がす。
一方、後端側セパレータ55の表面55cのうち、先端面55s及び外周面55mの当接面55ma以外の面、即ち、後端面55k、外周面55mの非当接面55mb及び内周面55nには、撥水層が形成されていない。即ち、後端側セパレータ55をなす絶縁セラミックが表面に露出している。
次に、保持金具90について説明する。保持金具90は、包囲部材30と絶縁セパレータ50との間に介在して、絶縁セパレータ50を径方向外側から把持して包囲部材30に保持させる金属製(具体的にはSUS製)の部材である。この保持金具90は、筒状の金具外周部91と、この金具外周部91の後端側GKから径方向内側に折り曲げられて金具外周部91の径方向内側に配置された筒状の金具内周部92とからなり、一端側で繋がった二重円筒形状を有する。
金具外周部91は、その径方向外側で包囲部材30に当接しており、包囲部材30のうち径方向内側に加締められた加締部32によって径方向内側に向けて押圧される。その一方で、金具内周部92は、絶縁セパレータ50のうち、先端側セパレータ51の鍔部53の先端側テーパ面53sに先端側GSから係合しつつ、先端側セパレータ51の本体部52の外周面52mに当接する。これにより、先端側セパレータ51及びこれと組み合わせた後端側セパレータ55が、保持金具90を介して包囲部材30に保持される。
なお、金具内周部92が当接して把持する先端側セパレータ51の鍔部53の先端側テーパ面53s、及び、先端側セパレータ51の本体部52の外周面52mのうち、後端側GKの後端側外周面52maが、前述の「被把持面」に相当する。鍔部53の先端側テーパ面53s及び本体部52の後端側外周面52maを含む外周面52mには、前述のように、撥水層が形成されていない。つまり、保持部材90は、撥水層を介することなく、鍔部53の先端側テーパ面53s及び本体部52の外周面52mの後端側外周面52maに、直接当接している。
以上で説明したように、本実施形態のガスセンサ1では、先端側セパレータ51の表面51cのうち、「第1組み合わせ面」である本体部52の後端面52kの対向面52ka及び鍔部53の内周面53nに、第1撥水層54を設けている。また、後端側セパレータ55の表面55cのうち、「第2組み合わせ面」である先端面55sの対向面55sa及び外周面55mの当接面55maに、第2撥水層56を設けている。これにより、包囲部材30内で結露が生じた場合でも、絶縁セパレータ50のうち先端側セパレータ51と後端側セパレータ55とを組み合わせた部分(対向面52kaと対向面55saとの間、及び、内周面53nと当接面55maとの間)に、水が溜まり難くなる。従って、これらの部分に付着した水に起因して、絶縁セパレータ50内に収容された端子部材60同士の間の絶縁性、並びに、端子部材60と保持金具90及びこれと接触する包囲部材30との間の絶縁性が低下するのを防止できる。
しかも、このガスセンサ1では、先端側セパレータ51の表面51c及び後端側セパレータ55の表面55cのうち、保持金具90が当接して把持する被把持面(鍔部53の先端側テーパ面53s及び本体部52の外周面52mの後端側外周面52ma)には、撥水層が形成されておらず、絶縁セパレータ50の表面50c(被把持面52ma,53s)に直接、保持金具90が当接している。従って、保持金具90が絶縁セパレータ50を確実に保持できる。
更に、本実施形態では、先端側セパレータ51の表面51cに、「第1開口隣在面」である本体部52の後端面52kの非対向面52kbが存在すると共に、後端側セパレータ55の表面55cに、「第2開口隣在面」である先端面55sの非対向面55sbが存在する。そして、非対向面(第1開口隣在面)52kbに第1撥水層54を設けると共に、非対向面(第2開口隣在面)55sbに第2撥水層56を設けている。これにより、対向面52ka及び内周面53n(第1組み合わせ面)、並びに、対向面55sa及び当接面55ma(第2組み合わせ面)に、水が付着し難くなるのに加え、非対向面(第1開口隣在面)52kb及び非対向面(第2開口隣在面)55sbにも、水が付着し難くなる。これにより、端子部材60同士の間の絶縁性、並びに、端子部材60と保持金具90及び包囲部材30との間の絶縁性の低下を更に適切に防止できる。
また、本実施形態では、先端側セパレータ51の表面51cに、「第1後端向き面」である本体部52の後端面52kの非対向面52kb及び鍔部53の後端面53kが存在すると共に、後端側セパレータ55の表面55cに、「第2先端向き面」である先端面55sの非対向面55sbが存在する。そして、非対向面52kb及び後端面53k(第1後端向き面)に第1撥水層54を設けると共に、非対向面55sb(第2先端向き面)に第2撥水層56を設けている。これにより、対向面52ka及び内周面53n(第1組み合わせ面)、並びに、対向面55sa及び当接面55ma(第2組み合わせ面)に、水が付着し難くなるのに加え、非対向面52kb及び後端面53k(第1後端向き面)並びに非対向面(第2先端向き面)55sbにも、水が付着し難くなる。これにより、端子部材60同士の間の絶縁性、並びに、端子部材60と保持金具90及び包囲部材30との間の絶縁性の低下を更に適切に防止できる。
(実施例及び比較例)
次いで、本発明の効果を検証するために行った絶縁性試験の結果について説明する。まず、実施例として、実施形態に係るガスセンサ1を9ヶ用意した。このガスセンサ1では、前述のように、先端側セパレータ51の表面51cのうち、第1組み合わせ面(対向面52ka及び内周面53n)、第1開口隣在面(非対向面52kb)及び第1後端向き面(非対向面52kb及び後端面53k)に、第1撥水層54を設けた。また、後端側セパレータ55の表面55cのうち、第2組み合わせ面(対向面55sa及び当接面55ma)、第2開口隣在面(非対向面55sb)及び第2先端向き面(非対向面55sb)に、第2撥水層56を設けた。
また、比較例1として、ガスセンサを6ヶ用意した。この比較例1のガスセンサでは、先端側セパレータ51の表面51cの「全面」に撥水層を設けると共に、後端側セパレータ55の表面55cの「全面」に撥水層を設けた。それ以外は、実施例のガスセンサ1と同様とした。
また、比較例2として、ガスセンサを4ヶ用意した。この比較例2のガスセンサでは、先端側セパレータ51の表面51cのいずれの部位にも撥水層を設けなかった。また、後端側セパレータ55の表面55cのいずれの部位にも撥水層を設けなかった。それ以外は、実施例のガスセンサ1と同様とした。
また、比較例3として、ガスセンサを5ヶ用意した。この比較例3のガスセンサでは、実施例のガスセンサ1とは逆に、先端側セパレータ51の表面51cのうち、第1組み合わせ面52ka,53n、第1開口隣在面52kb及び第1後端向き面52kb,53kには撥水層を設けずに、これら以外の部分に撥水層を設けた。また、後端側セパレータ55の表面55cのうち、第2組み合わせ面55sa,55ma、第2開口隣在面55sb及び第2先端向き面55sbには撥水層を設けずに、これら以外の部分に撥水層を設けた。それ以外は、実施例のガスセンサ1と同様とした。
なお、これら実施例及び比較例1〜3の各ガスセンサでは、次述する「絶縁性試験」において結露を生じ易くするため、その作製時に包囲部材30内にスポイトで水滴を1滴(1μl)ずつ垂らした上で包囲部材30内を密閉した。
次に、これら実施例及び比較例1〜3の各々のガスセンサについて、「絶縁性試験」を行った。まず、試験前の各ガスセンサについて、検出素子40のうちガス検出体の電極パッド47の1つに接続された端子部材60に繋がるリード線65と、ヒータ体の電極パッド47の1つに接続された端子部材60に繋がるリード線65との間の常温時の絶縁抵抗値を、100Vの電圧を印加して測定した。
次に、各ガスセンサを全体が水中に没するように浴槽(水槽)中に浸し、浴槽をホットプレートで加熱した。包囲部材30内に封入した水滴による結露を生じさせるため、30分間の加熱(電源ON)と、90分間の冷却(電源OFF)とを10回ずつ繰り返して行い、水温を40℃〜100℃の間で周期的に変動させた。その後、各ガスセンサを浴槽から取り出し、試験前と同様にして、端子部材60同士の間の常温時の絶縁抵抗値を測定した。その結果を図4〜図7に示す。図4は実施例、図5は比較例1、図6は比較例2、図7は比較例3をそれぞれ示している。
図4〜図7から明らかなように、実施例及び比較例1〜3のいずれのガスセンサにおいても、上述の「絶縁性試験」を行った後は、絶縁抵抗が低下した。但し、実施例及び比較例1のガスセンサに比して、比較例2,3のガスセンサでは、試験後の絶縁抵抗の低下が大きく、3桁以上低下した。実施例及び比較例1のガスセンサでは、絶縁セパレータ50のうち先端側セパレータ51と後端側セパレータ55とを組み合わせる部分に撥水層を設けたことで、包囲部材30内で結露が生じた際も、この組み合わせ部分には水が付着し難くなった。このため、この組み合わせ部分に付着した水に起因して、絶縁セパレータ50内に収容された端子部材60同士の間の絶縁性が低下するのを適切に防止できたと考えられる。
なお、比較例1のガスセンサは、この絶縁性試験においては良好な結果を示したものの、ガスセンサに外部から強い衝撃が加わったときなどに、絶縁セパレータ50(その先端側セパレータ51)が保持金具90から抜け易くなり、先端側セパレータ51及び後端側セパレータ55に位置ズレが生じて、保持金具90が絶縁セパレータ50を確実に保持できない場合がある。絶縁セパレータ50の表面50cのうち、保持金具90が当接して把持する被把持面52ma,53sにも、撥水層が設けられているため、保持金具90が滑り易いからである。従って、実施例のガスセンサ1のように、被把持面52ma,53sには、撥水層を設けないのがよい。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、先端側セパレータ51の表面51cのうち、第1組み合わせ面52ka,53n、第1開口隣在面52kb及び第1後端向き面52kb,53kに、後端側セパレータ55の表面55cのうち、第2組み合わせ面55sa,55ma、第2開口隣在面55sb及び第2先端向き面55sbにのみ、撥水層54,56を設け、被把持面52ma,53sを含め、残る表面全体には、撥水層を設けない形態を例示したが、これに限られない。例えば、先端側セパレータ51の表面51c及び後端側セパレータ55の表面55cのうち、被把持面52ma,53sのみ、撥水層を設けずに、第1組み合わせ面52ka,53nや第2組み合わせ面55sa,55ma等を含む他の部位には、撥水層を設ける形態としてもよい。また、実施形態では、絶縁セパレータが2部材から構成されるもので説明したが、これに限られず、3部材以上から構成されていてもよい。
1 ガスセンサ(センサ)
10 主体金具
20 プロテクタ
30 包囲部材
40 検出素子
43 素子後端部
47 電極パッド
50 絶縁セパレータ
50c (絶縁セパレータの)表面
50h 内部収容孔
51 先端側セパレータ(第1セパレータ)
51c (先端側セパレータの)表面(第1表面)
52 (先端側セパレータの)本体部
52k (本体部の)後端面
52ka (後端面の)対向面(第1組み合わせ面)
52kb (後端面の)非対向面(第1開口隣在面,第1後端向き面)
52kf 開口縁(第1開口縁)
52m (本体部の)外周面
52ma 後端側外周面(被把持面)
53 (先端側セパレータの)鍔部
53s (鍔部の)先端側テーパ面(被把持面)
53k (鍔部の)後端面(第1後端向き面)
53n (鍔部の)内周面(近接面,第1組み合わせ面)
54 第1撥水層
55 後端側セパレータ(第2セパレータ)
55c (後端側セパレータの)表面(第2表面)
55s (後端側セパレータの)先端面
55sa (先端面の)対向面(第2組み合わせ面)
55sb (先端面の)非対向面(第2開口隣在面,第2先端向き面)
55sf 開口縁(第2開口縁)
55m (後端側セパレータの)外周面
55ma (外周面の)当接面(第2組み合わせ面)
56 第2撥水層
60 端子部材
90 保持金具
AX 軸線
HJ 軸線方向
GS (軸線方向の)先端側
GK (軸線方向の)後端側

Claims (3)

  1. 軸線方向に延びる形態を有し、上記軸線方向の後端側の素子後端部に複数の電極パッドを有する検出素子と、
    上記検出素子の上記素子後端部を、上記軸線方向に直交する径方向の外側から包囲する金属製の包囲部材と、
    上記検出素子の上記複数の電極パッドにそれぞれ電気的に接続する複数の端子部材と、
    絶縁セラミックからなり、上記包囲部材内に配置され、上記複数の端子部材を互いに絶縁しつつ自身の内部収容孔内に保持する絶縁セパレータと、
    上記包囲部材と上記絶縁セパレータとの間に介在し、上記絶縁セパレータを上記径方向の外側から把持して上記包囲部材に保持させる保持金具と、を備える
    センサであって、
    上記絶縁セパレータは、
    上記内部収容孔を分割する第1セパレータと第2セパレータとを組み合わせて構成されてなり、
    上記第1セパレータの表面である第1表面のうち、上記第2セパレータと組み合わせる第1組み合わせ面に、及び、上記第2セパレータの表面である第2表面のうち、上記第1セパレータと組み合わせる第2組み合わせ面に、撥水性を有する撥水層が形成されてなり、かつ、
    上記第1表面及び上記第2表面のうち、上記保持金具が当接して把持する被把持面には、上記撥水層が形成されることなく、直接、上記保持金具が当接してなる
    センサ。
  2. 請求項1に記載のセンサであって、
    前記第1表面及び前記第2表面には、
    前記第1表面のうち、前記第1組み合わせ面に続き、この第1組み合わせ面から、前記内部収容孔の一部をなす第1収容孔が開口する第1開口縁まで延びる第1開口隣在面、及び、
    前記第2表面のうち、前記第2組み合わせ面に続き、この第2組み合わせ面から、上記内部収容孔の一部をなす第2収容孔が開口する第2開口縁まで延びる第2開口隣在面、の少なくともいずれかが存在しており、
    これら第1開口隣在面及び第2開口隣在面のうち存在する面にも、前記撥水層が形成されてなる
    センサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセンサであって、
    前記第1セパレータは、先端側セパレータであり、
    前記第2セパレータは、上記先端側セパレータの前記軸線方向の後端側に位置する後端側セパレータであり、
    前記第1表面及び前記第2表面には、
    前記第1表面のうち、前記第1組み合わせ面に続き、かつ、上記軸線方向の後端側を向く第1後端向き面、及び、
    前記第2表面のうち、前記第2組み合わせ面に続き、かつ、上記軸線方向の先端側を向く第2先端向き面、の少なくともいずれかが存在しており、
    これら第1後端向き面及び第2先端向き面のうち存在する面にも、前記撥水層が形成されてなる
    センサ。
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