JP6252267B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気ブラシ層を担持する現像剤担持体から静電潜像を担持する像担持体に現像剤を供給する現像方式を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用した、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置は、現像ローラーから感光体ドラム上に形成された静電潜像に現像剤を供給して該静電潜像を現像することにより、感光体ドラム上にトナー像を形成する。前記現像ローラーには現像バイアスが印加されるが、前記現像バイアスとして交流電圧と直流電圧とを重畳したバイアスが用いられる場合がある。この場合、現像バイアスを適正に設定するために、感光体ドラムと現像ローラーとの間のリーク電圧を検出する技術が知られている(例えば特許文献1)。
磁性1成分の現像剤や2成分現像剤を用いる場合においては、マグネットローラーと感光体ドラムとを隣接させ、前記マグネットローラーの周面に担持された磁気ブラシ層からトナーを前記感光体ドラムの周面に供給させる現像方式が採用されることがある。このような現像方式においては、前記リーク電圧に基づいて現像バイアスを設定すると、画像にカブリが発生したり、或いは現像ゴーストが発生したりする画質の悪化が生じることがあった。
特開2003−287942号公報
本発明の目的は、磁気ブラシ層を担持する現像剤担持体から静電潜像を担持する像担持体に現像剤を供給する現像方式を備えた画像形成装置において、現像バイアスを適正に設定できる技術を提供することにある。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、静電潜像及びトナー像を担持する第1周面を有する像担持体と、磁性部材を内包し、第2周面にトナーを含む現像剤を磁気ブラシ層の態様で担持し、前記静電潜像の現像のために前記磁気ブラシ層のトナーを前記像担持体に供給する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に、直流電圧VmagDCと交流電圧VmagACとが重畳された現像バイアスを印加するバイアス印加部と、前記像担持体と前記現像剤担持体との間において放電を発生させ、前記放電が発生したときのリーク電圧を検出するリーク検出部と、画像形成の際及びリーク電圧を検出する際において、前記現像バイアスを制御するバイアス制御部と、前記交流電圧VmagACの振幅の変化に応じて予め当該交流電圧VmagACの周波数が割り当てられたテーブルを記憶する記憶部と、を備え、前記磁気ブラシ層のトナーは、前記像担持体の前記静電潜像が形成される画像部に対応する前記現像剤担持体の前記第2周面において消費され、前記像担持体に前記静電潜像が存在しない白地部に対応する前記第2周面において剥ぎ取られることなく残存するものであって、前記リーク検出部は、前記白地部において、前記第1周面と前記第2周面との間の現像ギャップに磁気ブラシが存在する状態で前記リーク電圧の検出を行い、前記バイアス制御部は、前記リーク電圧に基づいて前記現像バイアスを変更する制御を行うものであって、検出されたリーク電圧に応じて交流電圧VmagACを決定すると共に、その周波数を当該交流電圧VmagACに応じて決定し、前記リーク検出部が前記リーク電圧を検出する際、前記テーブルを参照して、交流電圧VmagACの振幅を変化させると同時に当該交流電圧VmagACの周波数を変化させる。
本発明者らは、リーク電圧に応じて交流電圧VmagACを変化させた場合、これに応じて交流周波数も変化させることで、画質の悪化を抑止できることを見出した。上記の構成によれば、バイアス制御部は、現像バイアスを変更する際、検出されたリーク電圧に応じて交流電圧VmagACを決定すると共に、その周波数を当該交流電圧VmagACに応じて決定する。このため、現像バイアスは適正に設定され、画像カブリや現像ゴーストの発生を抑制することができる。また、前記リーク電圧の検出の際に、交流電圧VmagACの振幅と周波数とが同時に変化されるので、リーク電圧の検知精度を一層高めることができる。従って、前記バイアス制御部において、より適正な現像バイアスを設定させることが可能となる。
上記の画像形成装置において、前記バイアス制御部は、前記リーク電圧を検出する際、トナーが電気的に前記像担持体の前記第1周面から前記現像剤担持体の前記第2周面に向かう反転現像の条件を設定すると共に、前記白地部の表面電位をV0とするとき、|VmagDC|<|V0|の関係を設定することが望ましい。
この構成によれば、前記磁気ブラシからトナーが消費されることなない前記白地部において前記リーク電圧の検出を行い得る環境を、バイアスの設定により簡易に実現することができる。
この場合、前記バイアス制御部は、前記リーク検出部が前記リーク電圧を検出する際、前記交流電圧VmagACのDuty比を50%に設定することが望ましい。
この構成によれば、前記反転現像の条件下においてDuty比を50%に設定することで、前記白地部と、静電潜像が形成される画像部とにおいて現像バイアスが印加される時間を等しくすることができる。このため、前記白地部と前記画像部とにおいてリーク発生の優劣はなくなり、従って白地部のみで、前記画像部と同等のリーク電圧検知が行えるようになる。
この場合、前記交流電圧VmagACの振幅と前記周波数との組合せは、前記振幅が高くなると前記周波数が高くなる関係を有するものとすることができる。
上記の画像形成装置において、前記現像剤が、磁性1成分現像剤、又はトナーとキャリアとを含む2成分現像剤であることが望ましい。
本発明によれば、磁気ブラシ層を担持する現像剤担持体から静電潜像を担持する像担持体に現像剤を供給する現像方式を備えた画像形成装置において、現像バイアスを適正に設定できる。従って、画像品質を良好に維持できる画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。 現像装置の電気的構成を示すブロック図である。 磁気ブラシ層を説明するための模式図である。 磁性1成分現像剤が用いられる場合の、現像交流電圧及びその周波数と、画像品質との関係を示すテーブルである。 2成分現像剤が用いられる場合の、現像交流電圧及びその周波数と、画像品質との関係を示すテーブルである。 一般的な現像交流電圧波形を示す図である。 本発明において好ましい現像交流電圧波形を示す図である。 ゴーストの発生状況の評価画像を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す断面図である。ここでは、画像形成装置1としてモノクロプリンターを例示するが、画像形成装置は、複写機、カラープリンター、ファクシミリ装置、或いは、これらの機能を備える複合機であってもよい。
画像形成装置1は、略直方体形状の筐体構造を有する本体ハウジング10と、この本体ハウジング10内に収容される給紙部20、画像形成部30、定着部40及びトナーコンテナ50と、を含む。
本体ハウジング10の前面側には前カバー11が、後面側には後カバー12が各々備えられている。前カバー11の開放により、トナーコンテナ50が本体ハウジング10の前面側から取り出し可能となる。画像形成部30及び定着部40の各ユニットは、後カバー12が開放されることで、本体ハウジング10の後面側から取り出し可能となる。また、本体ハウジング10の上面には、画像形成後のシートが排出される排紙部13が備えられている。
給紙部20は、画像形成処理が施されるシートを収容する給紙カセット21を含む。給紙カセット21は、前記シートの束を収容するシート収容空間を有し、該シート収容空間には前記シートの束を給紙のためにリフトアップするリフト板211が備えられている。給紙カセット21の後端側の上部にはシート繰出部21Aが設けられている。シート繰出部21Aには、前記シート束の最上層のシートを1枚ずつ繰り出すための給紙ローラー21Bが配置されている。
画像形成部30は、給紙部20から送り出されるシートにトナー画像を形成する画像形成処理を行う。画像形成部30は、感光体ドラム31(像担持体)と、この感光体ドラム31の周囲に配置された、帯電装置32、露光装置(図2には表れていない)、現像装置33、転写ローラー34及びクリーニング装置35とを含む。
感光体ドラム31は、静電潜像が形成されるとともに、該静電潜像に応じたトナー像を担持する周面31S(図2、図3)を備える。感光体ドラム31としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。帯電装置32は、感光体ドラム31の周面31Sを均一に帯電するものであって、感光体ドラム31に当接する帯電ローラーを含む。露光装置は、レーザー光源とミラーやレンズ等の光学系機器とを有し、感光体ドラム31の周面に、パーソナルコンピューター等の外部装置から与えられる画像データに基づいて変調された光を照射して、静電潜像を形成する。
現像装置33は、感光体ドラム31上の前記静電潜像を現像してトナー像を形成するために、感光体ドラム31の周面にトナーを供給する。現像装置33は、感光体ドラム31に供給するトナーを担持する周面36Sを備えた現像ローラー36(現像剤担持体)と、現像ハウジングの内部で現像剤を攪拌しながら循環搬送する第1搬送スクリュー37及び第2搬送スクリュー38とを含む。本実施形態においては、現像ローラー36としてマグネットローラーが用いられる。この現像ローラー36に関しては、後記で詳述する。
転写ローラー34は、感光体ドラム31の周面に形成されたトナー像をシート上に転写させるためのローラーである。この転写ローラー34には、トナーと逆極性の転写バイアスが与えられる。クリーニング装置35は、トナー像をシートへ転写した後の感光体ドラム31の周面を清掃するとともに、不図示の回収ボトルに向けて前記清掃によって回収された残留トナーを搬送する。
定着部40は、転写されたトナー像をシート上に定着する定着処理を行う。定着部40は、加熱源を内部に備えた定着ローラー41と、この定着ローラー41に対して圧接され、定着ローラー41との間に定着ニップ部を形成する加圧ローラー42とを含む。トナー像が転写されたシートが前記定着ニップ部に通紙されると、トナー像は、定着ローラー41による加熱および加圧ローラー42による押圧により、シート上に定着される。
トナーコンテナ50は、現像装置33に補給するトナーを貯留する。トナーコンテナ50は、トナーの主な貯留箇所となるコンテナ本体と、このコンテナ本体の一側面の下部から突設された筒状部とを含む。この筒状部の先端下面にはトナー排出口521が設けられ、該トナー排出口521から現像装置33内にトナーが供給される。
本体ハウジング10内には、シートを搬送するために、主搬送路22F及び反転搬送路22Bが備えられている。主搬送路22Fは、給紙部20のシート繰出部21Aから画像形成部30及び定着部40を経由して、本体ハウジング10上面の排紙部13に対向して設けられている排紙口14まで延びている。反転搬送路22Bは、シートに対して両面印刷を行う場合に、片面印刷されたシートを主搬送路22Fにおける画像形成部30の上流側に戻すための搬送路である。
主搬送路22Fの、前記転写ニップ部よりも上流側には、レジストローラー対23が配置されている。シートは、レジストローラー対23にて一旦停止され、スキュー矯正が行われた後、画像転写のための所定のタイミングで、前記転写ニップ部に送り出される。主搬送路22F及び反転搬送路22Bの適所には、シートを搬送するための搬送ローラーが複数配置されている。例えば、排紙口14の近傍には、排紙ローラー対24が配置されている。
続いて、現像装置33に関連する構成を図2に基づき詳述する。現像装置33は、磁性部材を内包し、感光体ドラム31に対して所定間隔の現像ギャップを置いて配置される現像ローラー36を含む。現像ローラー36は、周面36Sにトナーを含む現像剤を磁気ブラシ層の態様で担持し、前記静電潜像の現像のために前記磁気ブラシ層のトナーを感光体ドラム31の周面31Sに供給する。現像ローラー36は、金属製の中心シャフト36Aと、該中心シャフト36Aの周囲に配置された複数の磁石部材とを有する固定式の磁石ロール361と、磁石ロール361の上に被嵌され中心シャフト36Aを回転中心として回転するスリーブ362とを備える。また、現像ローラー36に与える現像バイアスの制御のために、画像形成装置1は、バイアス印加部61、電流計62及びコントローラー70を備えている。
磁石ロール361は、現像ハウジング内のトナーを汲み上げる汲上極、磁気ブラシ層の層厚を規制する規制極、感光体ドラム31と対向する主極など、中心シャフト36Aの周囲に固定的に配置された複数の磁石を備えている。スリーブ362は、アルミニウム合金等の非磁性材料からなる中空円筒状の部材であり、その軸方向端部に取り付けられたフランジギアに回転駆動力が与えられる。このスリーブ362の外表面(周面36S)に、磁気ブラシ層が担持される。
図3は、磁気ブラシ層を説明するための模式図である。磁石ロール361が発する磁力により、スリーブ362の周面36Sには、多数の磁気ブラシBが立ち上がる。現像装置33の動作時には、これらの磁気ブラシBによって、周面36Sと感光体ドラム31の周面31Sとの間の現像ギャップが埋められる状態となる。磁気ブラシBは、現像剤が磁性1成分タイプの場合にはトナーで構成され、2成分タイプの場合にはキャリア及びトナーで構成される。現像バイアスが適正に設定されることで、磁気ブラシBからトナーが感光体ドラム31の周面31Sに供給される。
バイアス印加部61は、直流電源回路及び交流電源回路を含み、現像ローラー36に、直流電圧VmagDCと交流電圧VmagACとが重畳された現像バイアスを印加する。図3に示すように、感光体ドラム31の周面31Sには、画像部M(静電潜像部)と白地部Wとが存在する。画像部Mは、周面31Sが帯電装置32で帯電された後に露光された部位であり、白地部Wは、露光されていない部位である。露光された画像部Mの表面電位VLは、白地部Wの表面電位V0よりも低くなる。トナーがプラスの帯電性を有する場合、バイアス印加部61が直流電圧VmagDCを前記V0と前記VLとの間の適正な値に設定すると共に、交流電圧VmagACのピーク間電圧(Peak-to-Peak値)Vppを適正な値に設定することにより、磁気ブラシBからトナーを現像ギャップに飛翔させ、画像部Mにトナーを付着(現像)させることができる。
電流計62は、現像ローラー36のバイアス回路に流れるリーク電流を検出する。この電流計62は、感光体ドラム31と現像ローラー36との間に放電が発生するリーク電圧を検出するために用いられる。
コントローラー70は、画像形成の際に前記現像バイアスを制御すると共に、前記リーク電圧の検出ための動作を制御する。コントローラー70は、制御プログラムを記憶するROMや一時的にデータを記憶するフラッシュメモリ等の記憶部が内蔵されたマイクロコンピューターからなり、前記制御プログラムが実行されることにより、バイアス制御部71、リーク検出部72及び記憶部73を有するように動作する。
バイアス制御部71は、バイアス印加部61を制御することによって、現像ローラー36に与えられる現像バイアスを制御する。具体的には、直流電圧VmagDCの電圧値、交流電圧VmagACのピーク間電圧Vpp、交流周波数f、Duty比などを制御する。
画像形成時、バイアス制御部71は、種々の条件(仕向地、温湿度、シート種別等)に応じて定められた現像バイアスを現像ローラー36に供給する。しかし、適切な現像バイアスは、環境条件や装置の経年変化によって変動する。このため、コントローラー70は、所定のタイミングで、感光体ドラム31と現像ローラー36との間のリーク電圧を検出するリーク検出動作を実行させる。このリーク検出動作の際、バイアス制御部71は、交流電圧VmagACのピーク間電圧Vppを、所定のリーク検出開始電圧から徐々に増加させ(例えば50V刻みで増加させる)、感光体ドラム31と現像ローラー36との間に放電を発生させる。つまり、感光体ドラム31と現像ローラー36との間において発生する放電が探知できるよう、現像バイアスを徐々に上昇させてゆく。
前記放電が発生したときのリーク電圧が検出されたならば、バイアス制御部71は、前記リーク電圧に応じて交流電圧VmagACのピーク間電圧Vppを決定する。例えば、ピーク間電圧Vppは、リーク電圧よりも50Vだけ低い値に決定される。以降の画像形成時における現像バイアスとして、当該決定されたピーク間電圧Vppが用いられる。本実施形態では、このピーク間電圧Vppの変更に応じて、当該交流電圧VmagACの周波数も変更する点に特徴を有している。この点については後記で詳述する。
リーク検出部72は、前記リーク検知動作のためにバイアス制御部71に、上述のようにピーク間電圧Vppを徐々に増加させる制御を実行させ、前記放電を発生させる。そして、リーク検出部72は、前記放電が発生したときのリーク電圧を検出する。リーク電圧の検出は、電流計62の計測結果(リーク電流の検出結果)に基づいて行う。なお、前記放電が発生する電圧にはバラツキがあるため、複数回のリーク検知動作を実行させることが望ましい。この場合、リーク検出部72は、例えば各々の検出動作で得られたリーク電圧の平均値、若しくは最小リーク電圧を、導出すべきリーク電圧と特定する。バイアス制御部71は、現像動作時には、前記特定されたリーク電圧に至らない範囲で、ピーク間電圧Vppを設定する。
記憶部73は、交流電圧VmagACのピーク間電圧Vpp(振幅)の変化に応じて予め当該交流電圧VmagACの周波数が割り当てられたテーブルを記憶する。図4及び図5に、前記テーブルの例を示す。バイアス制御部71は、リーク検出部72が検出したリーク電圧に基づきピーク間電圧Vppを設定すると、記憶部73の前記テーブルを参照して、ピーク間電圧Vppに応じた周波数を決定する。
以下、ピーク間電圧Vppの変更に応じて周波数を変更する意義について説明する。本実施形態のように、現像ローラー36に磁気ブラシ層を担持させて感光体ドラム31の静電潜像を現像する方式では、交流電圧VmagACのピーク間電圧Vppが適正に設定されないと、形成される画像の画質が悪化する。具体的には、ピーク間電圧Vppが適正値よりも高いとカブリが発生する。また、ピーク間電圧Vppが適正値よりも低いと、現像ローラー36の一回転後に形成される画像にゴーストが発生する。
カブリは、ピーク間電圧Vppが高すぎることで、感光体ドラム31の周面31Sと現像ローラー36の周面36S(図3参照)との間を移動するトナーの移動活性が必要以上に促進されることに起因して発生する。ピーク間電圧Vppが高くなると、元来は周面36Sから周面31Sへは移動できなかったトナーまでもが周面31Sへ移動するようになる現象、また、周面31Sにトナーが早く到達してしまうことから、一旦周面31Sに付着したトナーが剥がれにくくなる現象が起きる。これらの現象の結果、周面31Sに過剰にトナーが付着することとなり、画像にカブリが発生する。
ゴーストの発生は、現像ローラー36の周面36Sへのトナーの付着状況に関連する。本実施形態のように、磁性1成分又は2成分の現像剤を用いる現像方式では、非磁性1成分現像のように、現像ローラー36の周面36Sから未使用のトナー層を剥ぎ取る構成を備えていない。このため、周面36Sへのトナーの付着が、現像ローラー36の一回転後に形成される画像に影響を及ぼす。具体的には、現像ローラー36における感光体ドラム31の画像部Mに対応する周面36Sにおいてはトナーが消費され、白地部Wに対応する周面36Sにはトナー層が残存することになる。周面36Sの、画像部Mの対応部分の電位は現像バイアスと等しいが、これよりも残存トナー層が存在する白地部Wの対応部分は残存トナーの分だけ電位が高くなる。この電位差が発生する結果、現像ローラー36の一回転後に形成される画像において、白地部Wの対応部分の画像濃度が濃くなってしまい、ゴーストが発生する。このゴーストは、ピーク間電圧Vppが低すぎると、周面31Sと周面36Sとの間におけるトナーの移動が不十分になることから顕著となり、特に画像がハーフトーン画像である場合に目立つようになる。
上述のことから、カブリ及びゴーストの双方を抑制するためには、ピーク間電圧Vppが、カブリを発生させるほど高すぎず、ゴーストを顕著にさせるほど低すぎないことが肝要となる。しかしながら、従来のこの種の現像装置では、上述のリーク検出動作にてリーク電圧が検出されると、前記放電に伴う画像劣化を回避するために、周波数は固定でピーク間電圧Vppだけが前記リーク電圧を下回るように設定されている。このため、カブリ及びゴーストの抑制という観点からは、適正でないピーク間電圧Vppが設定されてしまう場合があった。
本発明者らは、ピーク間電圧Vppの変更に応じて当該交流電圧VmagACの周波数も変更することで、カブリ及びゴーストが抑制可能であることを見出した。カブリの抑制という観点では、ピーク間電圧Vppが高くなるに従って周波数を高くすることが有効である。これは、周波数が高くなることで周面31Sと周面36Sとの間のギャップ(現像領域)において浮遊するトナーの割合が多くなり、結果として周面31Sから周面36Sへのトナー移動が抑止されるからである。ゴーストの抑制という観点からは、ピーク間電圧Vppが低くなるに従って周波数を低くすることが有効である。これは、周波数が低くなることで、前記現像領域においてトナーが適正に移動する時間が担保され、周面31Sと周面36Sとの間でトナーが適正に往復運動を行うので、トナーの周面31Sへの移動が促進されるからである。
図4は、磁性1成分現像剤が用いられる場合の、交流電圧VmagACのピーク間電圧Vpp及びその周波数と、画像品質との関係を示すテーブルである。図4において、「カブリNG領域」は、画像にカブリが発生するピーク間電圧Vppと周波数との組合せ領域、「ゴーストNG領域」は、ゴーストが顕在化するピーク間電圧Vppと周波数との組合せ領域である。これら「カブリNG領域」と「ゴーストNG領域」との間の帯状の領域が「画像OK領域」であり、該領域がカブリ及びゴーストの双方を抑制でき高品質の画像を得ることが出来る、ピーク間電圧Vppと周波数との組合せ領域である。「画像OK領域」の傾向は、ピーク間電圧Vpp(振幅)が高くなると周波数も高くなる関係である。なお、ピーク間電圧Vppが一定値以下となると、トナーの飛翔自体が不十分となり、周波数に関係なく画像濃度が不足するようになるので、当該領域を図4では「濃度低下NG領域」として表示している。
例えば、ピーク間電圧Vpp=1.6kV、周波数=1.9kHzに現像バイアスの交流電圧VmagACが設定されていたとして、リーク検出動作によってピーク間電圧Vpp=1.3kVでリークが発生したとする。このような場合、バイアス制御部71は、例えば以後の現像動作においてピーク間電圧Vpp=1.2kVに設定する。ここで、仮に周波数=1.9kHzを変更しない場合、交流電圧VmagACは「ゴーストNG領域」に属するものとなり、画像品質は低下する。これに対し、図4に基づき、周波数を例えば=1.5kHzに変更すれば、交流電圧VmagACは「画像OK領域」に属するものとなる。
図4における磁性1成分現像剤の「画像OK領域」の傾向より、ピーク間電圧Vpp(kV)と周波数f(kHz)との間の関係は、概ね次式で表すことができる。
周波数f(kHz)=(1.15〜1.65)×ピーク間電圧Vpp(kV)
上記の関係式に、気圧などの環境条件に応じた補正係数を乗じることにより、環境に応じた周波数の設定を行うことができる。また、現像装置33の経年使用により、トナーの帯電量が増加する傾向がある。従って、累積現像時間に従った周波数の補正を行うことが望ましい。
図5は、2成分現像剤が用いられる場合の、交流電圧VmagACのピーク間電圧Vpp及びその周波数と、画像品質との関係を示すテーブルである。「カブリNG領域」、「ゴーストNG領域」、「画像OK領域」及び「濃度低下NG領域」の定義は、図4の場合と同じである。二成分現像剤が用いられる場合の「画像OK領域」の傾向も、ピーク間電圧Vppが高くなると周波数も高くなる関係である。
2成分現像剤を用いた場合、キャリアが存在することから磁気ブラシの高さが磁性1成分現像剤の場合よりも高くなる。従って、周面31Sと周面36Sとの間の現像ギャップである現像領域において、トナーが実際に移動できる距離は磁性1成分現像剤の場合より短い。このような短い距離でのトナー往復運動を活発化するために、2成分現像剤を用いる場合には交流電圧VmagACの周波数を高くする必要がある。図5における2成分現像剤の「画像OK領域」の傾向より、ピーク間電圧Vpp(kV)と周波数f(kHz)との間の関係は、概ね次式で表すことができる。
周波数f(kHz)=(2.0〜4.5)×ピーク間電圧Vpp(kV)
なお、上記の関係式に、環境条件や累積現像時間に従った周波数の補正係数を乗じることが望ましい。
上記の関係式は、周面31Sと周面36Sとの間の現像ギャップDsが0.2mm〜0.45mm、前記現像領域における現像剤の充填率が20%以下、好ましくは10%以下の場合に目安となる関係である。現像剤充填率p(%)は、現像領域に現像剤がどれだけ充填されているかを示す指標であり、現像剤の真比重をρ(g/cm3)、現像ギャップをDs(cm)、現像領域における現像剤搬送量をm(g/cm2)とする場合に、次式にて表される。
p(%)=m/(ρ×Ds)×100
バイアス制御部71が、前記リーク検知動作の実行の際に現像バイアスを変更させる態様として、次の2つの態様を例示することができる。
(態様1)周波数を固定としてピーク間電圧Vppを徐々に増加させ、現像ギャップにおいて放電を発生させる。リーク電圧が検出されたら、現像動作時におけるピーク間電圧Vppを決定する。その後、図4又は図5(記憶部73のテーブル)を参照して、「画像OK領域」となる周波数を決定する。
(態様2)ピーク間電圧Vppを徐々に増加させると同時に当該交流電圧VmagACの周波数も変化させる。周波数は、図4又は図5(記憶部73のテーブル)を参照して、ピーク間電圧Vppに応じて「画像OK領域」となる周波数が選ばれる。その後、現像動作時におけるピーク間電圧Vppを決定する。周波数は、リーク電圧の検出の際にそのピーク間電圧Vppと組み合わせた周波数を選択する。
上記の「態様1」によっても、ピーク間電圧Vppに応じた周波数が選ばれるので、カブリやゴーストの発生を抑制することができる。しかし、「態様2」によれば、リーク電圧の検出の際に、交流電圧VmagACの振幅と周波数とが同時に変化されるので、リーク電圧の検出精度を一層高めることができる。これは、周波数の変化によってピーク間電圧Vppの印加時間が変化し、リーク電圧の探知の分解能が上がるためである。現像動作時のピーク間電圧Vppはリーク電圧に基づき定められるため、リーク電圧の検出精度が高くなれば、バイアス制御部71において、より適正な現像バイアスを設定させることが可能となり、画像品質を高めることができる。
続いて、リーク検出動作の際に現像ローラー36に与えられる現像バイアスの態様について説明する。リーク検出部72は、感光体ドラム31の周面31S上において静電潜像が存在しない白地部W(図3)においてリーク電圧の検出を行う。これは、磁気ブラシBにて静電潜像を現像する本実施形態の現像方式では、現像ギャップに磁気ブラシBが存在する状態でリーク検出動作を行わないと、正確なリーク電圧の検出が行えないことに依る。仮に画像部Mにおいてリーク検出を行おうとすると、トナーが消費されてしまい磁気ブラシの一部または全部が消失するので、もはや正確なリーク電圧の検知は行えない。
バイアス制御部71は、白地部Wにおいてリーク電圧の検出を行うことができるよう、現像バイアスを設定する。本実施形態では、リーク検出動作の際を含めて、反転現像方式が採用されている。反転現像は、例えばプラスの帯電性を有するトナーをプラスに帯電された感光体ドラム31の周面31Sに電位差を利用して付着させる方式である。この方式では、例えば周面31Sのプラス表面電位(帯電装置32による帯電電位)が、現像ローラー36の周面のプラス表面電位(現像バイアスの直流電圧VmagDC)より高く設定される。これにより、周面31Sに付着した残留トナーが周面36Sへ向かう電気的な力(回収力)が作用するようになる。そして、露光によって周面31Sの表面電位が直流電圧VmagDCより低いプラス電位とされた部分(画像部M)にはトナーが付着し、これにより静電潜像が現像される。
上記のような反転現像の条件下で、バイアス制御部71は、リーク検出動作の際に、周面31Sの白地部Wの表面電位をV0とするとき、
|VmagDC|<|V0|
の関係が成立するように現像バイアスの直流電圧VmagDCを設定する。また、バイアス制御部71は、交流電圧VmagACのDuty比を50%に設定する。これらの設定下で、バイアス制御部71は、リーク検出動作時にピーク間電圧Vppを、所定のリーク検出開始電圧から徐々に上昇させる。
図6は、他の現像方式において採用される交流電圧VmagACの波形を示す図、図7は、本実施形態において用いられる交流電圧VmagACの波形を示す図である。これらの図において、VLは画像部Mの表面電位、V0は白地部Wの表面電位である。図6の波形は、Duty比が25%程度である。この場合、白地部Wにおいてリークに関わる電圧V12は、画像部Mにおいてリークに関わる電圧V11よりもかなり小さくなる。このような電圧の関係から、図6のようなDuty比の交流電圧VmagACであると、画像部Mでリークが発生する可能性が高い。しかしながら、上述の通り磁気ブラシを用いる本実施形態の現像方式の場合、画像部Mでのリーク検知の精度は高くないので、白地部Wにおいてリーク検知を行う必要がある。従って、白地部Wでリーク検知を行ない、その値から画像部Mでのリーク発生電圧を類推して交流電圧VmagACを設定する手法を取ることになる。しかし、電圧V11と電圧V12との差が図6の通り大きい状況では、類推される画像部Mのリーク発生電圧に大きな誤差が生じ易い。
これに対し、図7に示すように、Duty比が50%の交流電圧VmagACであれば、画像部Mでのリークに関わる電圧21と、白地部Wでのリークに関わる電圧V22とには大きな差は発生しない。このため、白地部Wにおいてリーク検知を行い、その値から画像部Mでのリーク発生電圧を類推して交流電圧VmagACを設定しても、大きな誤差は生じない。従って、本実施形態では、Duty比が50%の交流電圧VmagACを用いることが望ましい。
以下に実施例を示す。画像形成装置1において、画像形成条件を次のように設定した。
〔シート印刷速度〕 25枚/分
〔感光体ドラムの周速〕 146mm/sec
〔現像ギャップDs〕 0.3mm
〔感光体ドラムの表面電位〕 白地部;V0=+420v、画像部;VL=+100v
〔現像バイアス〕 VmagDC=+270v、VmagACのduty=50%
〔トナー〕 粒径6.8μm、正帯電性
〔トナー搬送量〕 0.9mg/cm2
〔現像方式〕磁性1成分現像
〔感光体周速:現像ローラー周速の比率〕 1:1.4
実施例1として、周波数を固定してリーク電圧の検出を行い、得られたリーク電圧に基づきピーク間電圧Vppを決定し、その後に交流電圧VmagACの周波数を決定されたピーク間電圧Vppに応じて変更する方式(上述の「態様1」の方式)で現像バイアスを設定した。比較例1として、同様にして新たなピーク間電圧Vppを決定したが、周波数はリーク検出動作の前後で同じとして現像バイアスを設定した。そして、実施例1及び比較例1にて設定後の現像バイアスに基づいて各々画像形成動作を行い、得られた画像についてゴーストの発生状況について評価した。なお、適正なピーク間電圧Vppと周波数の関係に影響を与える気圧変化の影響を評価するため、1気圧及び0.75気圧の環境下で同様な評価試験を行った。表1にその結果を示す。
図8は、ゴーストの評価画像を示す図であり、図8(A)はゴーストが発生している画像を、図8(B)はゴースト未発生の画像を示している。これら画像において、その下方が副走査の進行方向である。図8(A)に示すように、現像ローラー36の一回転後に、ハーフトーン画像にゴーストは現れやすい。表1において、ゴーストの欄の評価は、
○:ゴースト発生なし
△:少しゴーストが見える
×:ゴースト発生あり
の3段階で評価した結果である。表1に示す通り、実施例によれば、ゴーストが発生しないことが確認された。
実施例2として、ピーク間電圧Vppを徐々に増加させると同時に当該交流電圧VmagACの周波数も変化させてリーク電圧の検出を行い、得られたリーク電圧に基づきピーク間電圧Vpp及び周波数を決定する方式(上述の「態様2」の方式)で現像バイアスを設定した。比較例2として、周波数を固定してリーク電圧の検出を行い、得られたリーク電圧に基づきピーク間電圧Vppを決定し、周波数は不変として現像バイアスを設定した。なお、リーク電圧の検出は、同様なリーク検出動作を3回繰り返し、各動作で得られたリーク電圧の平均を算出し、その平均値から50Vだけ低い電圧をピーク間電圧Vppとして設定した。その結果を表2に示す。

表2において、リーク検知時における実施例2の周波数が2.0〜2.7(kHz)と表記されているのは、リーク検出動作においてピーク間電圧Vppが上昇される際にこの範囲で周波数が変更されたことを示す。表2に示す通り、実施例2の方が比較例2よりも高いリーク電圧が検出されている。これは、ピーク間電圧Vppの上昇と共に周波数が高くなることで、交流電圧VmagACの印加時間(図7のt21)が短くなり、周波数を固定してリーク検出を行う比較例2の場合よりもリークが発生しにくくなるからである。また、ピーク間電圧Vppの変化に応じて最適な周波数と組み合わせることで、ピーク電圧検出の精度が向上したと言うこともできる。いずれにせよ、実施例2の方が比較的高いリーク電圧を検出でき、現像時におけるピーク間電圧Vppはリーク電圧から決定されることから、より高いピーク間電圧Vppを有する現像バイアスを設定し得る。高いピーク間電圧Vppは画像品質の向上において有利であることから、実施例2の方が優れている。
以上説明した通り、本実施形態によれば、磁気ブラシ層を担持する現像ローラー36から感光体ドラム31の周面31Sに現像剤を供給する現像方式を備えた画像形成装置において、現像バイアスを適正に設定できる。従って、画像品質を良好に維持できる画像形成装置1を提供することができる。
1 画像形成装置
31 感光体ドラム(像担持体)
31S (像担持体の)周面
33 現像装置
36 現像ローラー(現像剤担持体)
61 バイアス印加部
62 電流計
70 コントローラー
71 バイアス制御部
72 リーク検出部
73 記憶部
B 磁気ブラシ
W 白地部
M 画像部

Claims (5)

  1. 静電潜像及びトナー像を担持する第1周面を有する像担持体と、
    磁性部材を内包し、第2周面にトナーを含む現像剤を磁気ブラシ層の態様で担持し、前記静電潜像の現像のために前記磁気ブラシ層のトナーを前記像担持体に供給する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に、直流電圧VmagDCと交流電圧VmagACとが重畳された現像バイアスを印加するバイアス印加部と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体との間において放電を発生させ、前記放電が発生したときのリーク電圧を検出するリーク検出部と、
    画像形成の際及びリーク電圧を検出する際において、前記現像バイアスを制御するバイアス制御部と、
    前記交流電圧VmagACの振幅の変化に応じて予め当該交流電圧VmagACの周波数が割り当てられたテーブルを記憶する記憶部と、を備え、
    前記磁気ブラシ層のトナーは、前記像担持体の前記静電潜像が形成される画像部に対応する前記現像剤担持体の前記第2周面において消費され、前記像担持体に前記静電潜像が存在しない白地部に対応する前記第2周面において剥ぎ取られることなく残存するものであって、
    前記リーク検出部は、前記白地部において、前記第1周面と前記第2周面との間の現像ギャップに磁気ブラシが存在する状態で前記リーク電圧の検出を行い、
    前記バイアス制御部は、
    前記リーク電圧に基づいて前記現像バイアスを変更する制御を行うものであって、検出されたリーク電圧に応じて交流電圧VmagACを決定すると共に、その周波数を当該交流電圧VmagACに応じて決定し、
    前記リーク検出部が前記リーク電圧を検出する際、前記テーブルを参照して、交流電圧VmagACの振幅を変化させると同時に当該交流電圧VmagACの周波数を変化させる、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記バイアス制御部は、前記リーク電圧を検出する際、トナーが電気的に前記像担持体の前記第1周面から前記現像剤担持体の前記第2周面に向かう反転現像の条件を設定すると共に、前記白地部の表面電位をV0とするとき、|VmagDC|<|V0|の関係を設定する、画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記バイアス制御部は、前記リーク検出部が前記リーク電圧を検出する際、前記交流電圧VmagACのDuty比を50%に設定する、画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記交流電圧VmagACの振幅と前記周波数との組合せは、前記振幅が高くなると前記周波数が高くなる関係を有するものである、画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤が、磁性1成分現像剤、又はトナーとキャリアとを含む2成分現像剤である、画像形成装置。
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