JP6251019B2 - 負荷制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、負荷に対する電力の供給・遮断の機能を備えた負荷制御装置に関する。
従来、例えばモータ等の負荷に対する電力を供給および遮断する電磁継電器を備えた負荷制御装置が知られている。このような負荷制御装置は、一般的に、コントロールセンタと呼ばれるように複数台が閉鎖配電盤に一括して収納されている一方、例えば特許文献1に示されているように、オペレータが操作する操作スイッチが、コントロールセンタから離れた位置に設置されることがある。
特開2000−152488号公報
しかしながら、操作スイッチが離れた位置に設置されていると、その間を接続するケーブル間に生じる浮遊容量によって、例えば操作スイッチが電磁継電器の開閉状態を制御するためのスイッチであった場合には切り操作をしても電磁継電器の開閉状態を制御できなくなるおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、操作スイッチが離間した位置に設置されている状況であっても、電磁継電器の開閉状態を適切に制御することができる負荷制御装置を提供することにある。
実施形態によれば、負荷制御装置は、母線と負荷との間に設けられ、前記負荷への通電経路を閉鎖状態または開放状態に切り替える電磁継電器と、前記母線と前記電磁継電器のコイルとの間に設けられ、当該コイルへの通電経路を閉鎖状態または開放状態に切り替えるための操作スイッチと、記操作スイッチの後段において前記コイルに入力される電圧である端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記コイルに並列に設けられ、コンデンサと当該コンデンサに直列に接続されたスイッチとからなる直列回路を有するコンデンサスイッチ回路と、前記端子電圧が予め定められている基準電圧を下回ったか否か、および、前記端子電圧が前記コイルの釈放電圧を下回ったか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記端子電圧前記基準電圧を下回ったと判定された状態で前記端子電圧が前記釈放電圧を下回っていないと判定されたとき、前記コンデンサスイッチ回路をオンする制御を行う制御手段と、を備える。
一実施形態の負荷制御装置の電気的構成を模式的に示す図 一実施形態の負荷制御装置による制御処理の流れを模式的に示す図
以下、一実施形態について図1および図2を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の負荷制御装置1では、コントロールセンタとして用いられる閉鎖配電盤(図示省略)に格納されたユニット本体2が、母線3(例えば図1ではR、S、Tの三相)から電力の供給を受けている。この負荷制御装置1は、それぞれの負荷(モータ4)に対する電力の供給、遮断、保護、監視などの制御を行うものであり、母線3とモータ4との間に設けられ、モータ4への通電経路を閉鎖状態または開放状態に切り替える電磁継電器5を備えている。また、母線3と電磁継電器5との間には、周知の配線用遮断器6が設けられている。また、電磁継電器5とモータ4との間には、電流を検出するための周知の電流検出器7が設けられている。なお、図示は省略するが、負荷制御装置1には、母線3(より厳密には、後述する二次巻線側)とコイル5bとの間に負荷を始動させるための始動スイッチや停止させるための停止スイッチ等が設けられている。
この電磁継電器5は、より具体的には通電経路を物理的に断続する主回路接点5a、その主回路接点5aを駆動するためのコイル5b、および、自己保持用の常開型(NO型。Normally Open)の補助接点5c等から構成されている。電磁継電器5は、始動スイッチがオンされてコイル5bの端子間電圧が規定値以上になると、主回路接点5aが閉成してモータ4への電源供給が開始される。一方、電磁継電器5は、停止スイッチが操作されてコイル5bの端子間電圧がコイル5bに応じた規定の釈放電圧(主回路接点5aの電磁弁を励磁状態から非励磁状態にする時の電圧)を下回ると、主回路接点5aが開成してモータ4への電源供給が停止される。補助接点5cは、始動スイッチがオンされると閉成して自己保持回路を形成し、始動スイッチがオフ状態に戻されても母線3からモータ42に電力が供給され続けるようになる。なお、電磁継電器5は、コイル5bが駆動されたことを示す接点がさらに設けられており、ユニット本体2に対して主回路接点5aの開閉状態を示すアンサーバック信号を出力するようになっている。
配線用遮断器6の負荷側におけるいずれか二相間には変圧器8の一次側巻線が接続されており、変圧器8の二次巻線側(以下、二次巻線側を便宜的に電源線3aと称する)には操作スイッチ9を介してコイル5bが接続されている。この操作スイッチ9は、常開型の入り操作用の入りスイッチ9aと、常閉型(NC型。Normally Close)の切り操作用の切りスイッチ9bとを有しており、入りスイッチ9aが操作されることでコイル5bが通電される一方、切りスイッチ9bが操作されることでコイル5bへの通電が遮断される。このため、上記した始動スイッチや停止スイッチの代わりに操作スイッチ9を用いることで、入りスイッチ9aを操作すればモータ4の始動操作を行うことができ、切りスイッチ9bを操作すればモータ4の停止操作を行うことができる。
具体的には、入りスイッチ9aをオン操作すると、MC(コイル5b)に電圧が印加される。それに伴って、主回路接点5aがオンし、補助接点5cがオンすることで、自己保持回路が形成され、ON状態が維持される。一方、切りスイッチ9bをオン操作すると、コイル5bはオフし、コイル5bの励磁が無くなり、補助接点5cがオフする。これにより、OFF状態となる。また、この操作スイッチ9は、オペレータが操作できる場所に設置されることから、ユニット本体2が設置されているコントロールセンタから離間した位置に設置される。そのため、操作スイッチ9は、ユニット本体2との間をつなぐケーブルの長さが例えば数百m程度となるような場所に設置されることがある。
変圧器8の二次巻線側はユニット本体2にも接続されており、ユニット本体2への電力の供給が行われる。ユニット本体2は、本実施形態に関連して、制御回路10、記憶回路11、電圧検出回路12、駆動回路13、コンデンサスイッチ回路14および報知回路15等を備えている。なお、図示は省略するが、電源線3aからの交流電源を直流電源に変換して制御回路10等で用いる各種の直流電圧を生成する電源回路も勿論設けられている。
制御回路10(制御手段、判定手段)は、図示しないCPU、ROMおよびRAM等を有するマイクロコンピュータで構成されており、例えばROM等に記憶されているコンピュータプログラムに基づいて、負荷制御装置1の全体を制御する。本実施形態では、この制御回路10により実行されるコンピュータプログラムによって、後述するように判定手段および制御手段がソフトウェア的に実現されている。
記憶回路11は、例えばフラッシュメモリ等の記憶素子で構成されており、負荷制御装置1を制御するための各種の情報、運転時の状況や障害(エラーの発生等)の情報を記憶する。
電圧検出回路12は、電源線3aの電圧である電源電圧(V1)、操作スイッチ9の後段においてコイル5bに入力される電圧である端子電圧(V2)を検出する。検出された電圧値は、電気信号として制御回路10に入力される。なお、電源電圧(V1)および端子電圧(V2)は交流であるので、電圧検出回路12も交流電圧を検出可能であり、本実施形態では交流電源の実効値をそれぞれの電圧値としている。
駆動回路13は、コンデンサスイッチ回路14を駆動する回路であり、コンデンサスイッチ回路14の各スイッチをそれぞれ制御する。コンデンサスイッチ回路14は、複数のコンデンサC1〜Cnと、各コンデンサC1〜Cnにそれぞれ直列に接続された複数のスイッチSW1〜SWnとから構成されている。より具体的には、スイッチSWが電源線側、コンデンサCがその後段側となるように接続されており、スイッチSWがオフされたとき、コンデンサCが電源線に影響を与えない回路構成となっている。各コンデンサC1〜Cnと各スイッチSW1〜SWnとは、それぞれ直列回路を形成しており、各直列回路がコイル5bに並列に接続されている。このため、コンデンサスイッチ回路14がオンされると、つまり、何れかのスイッチがオンされると、コンデンサがコイル5bに並列に接続される。本実施形態では、コンデンサスイッチ回路14は、n個の複数の直列回路が設けられており、それぞれの直列回路では同一容量のコンデンサが用いられている。また、駆動回路13は、複数のスイッチを、択一的にオンする動作、同時にオンする動作、順番にオンする動作が可能となっている。以下、直列回路の数を、直列回路数(後述する図2のステップS6参照)と称する。
報知回路15は、オペレータ等に対して何らかの報知(本実施形態ではエラーの報知)を行う報知手段を駆動する回路であり、報知を視覚的に行うランプ16(報知手段)および報知を音声で行うスピーカ17(報知手段。ブザーでもよい)が端子台18を経由して接続されている。なお、報知回路15は、ランプ16やスピーカ17を直接的に駆動する駆動信号を出力する構成としてもよいが、接点信号を出力する構成とし、接続される報知手段を使用者が任意で設定できるようにしてもよいし、他の装置と接続することで、報知回路15そのものを報知手段として用いてもよい。
次に、上記した負荷制御装置1の作用について説明する。
上記したように操作スイッチ9がユニット本体2から離れた位置に設置されているとき、操作スイッチ9までのケーブルの長さに応じて浮遊容量Cp(図1参照)が生じる。このため、仮に操作スイッチ9の切りスイッチ9bを操作しても、浮遊容量Cpによってコイル5bの端子電圧が釈放電圧を下回らなくなる(あるいは、下回るまでの時間が長くなる)おそれがある。このとき、どの程度の浮遊容量Cpであれば許容できるかは、電圧や周波数によって変化するとともに、電磁継電器5の接点構成やコイル5bの釈放電圧(の標準値)、コイル5bのインピーダンス等にも大きく依存する。
そして、一般的なコントロールセンタには複数の負荷制御装置1が設けられているものの、操作スイッチ9の設置場所はまちまちであり、全ての負荷制御装置1において操作スイッチ9までのケーブルの長さが全く同一になることは極めて希であった。また、負荷が異なれば電磁継電器5の仕様(例えばコイル5bの釈放電圧等)も異なることから、負荷制御装置1毎に異なる対策が必要となっていた。そのため、従来では、浮遊容量Cpが問題になるおそれがある場合にはいわゆる現物合わせにより個別に対策を施していた。
そこで、上記した構成の負荷制御装置1では、以下のようにして、ケーブルの長さや電磁継電器5の仕様等によらず、自動で浮遊容量Cpに対応できるようにしている。
負荷制御装置1の制御回路10は、図2に示す制御処理を実行する。なお、この制御処理は、始動スイッチが操作されて上記したアンサーバック信号が入力された時点以降(つまり、モータ4が始動した以降)に実質的に開始される。
負荷制御装置1は、処理を開始すると、まず電源線3aの電圧値である電源電圧(V1)を検出および記憶するとともに、変数Nを1に初期化する(S1)。この変数Nは、上記したようにコンデンサスイッチ回路14に複数の直列回路がある場合、オンする順番をカウントするための変数である。続いて、負荷制御装置1は、コイル5bの入力側の電圧値である端子電圧(V2)を検出し(S2)、端子電圧が基準電圧を下回ったか否かを判定する(S3)。この基準電圧とは、操作スイッチ9が切り操作されたかを判定するための基準値である。本実施形態では、電源線3a(母線3)における電圧変動がおよそ15%程度生じる可能性があること、また、釈放電圧の値(コイル5bの仕様によって様々)以上であることを必須条件として、基準電圧を、電源線3aの電圧に相当する電源電圧(V1)の約70%に設定している。なお、基準電圧は、ステップS1において電源電圧(V1)を検出した時点(つまり、始動操作の直後であってまだ切り操作が行われていないと判断できる時点)で設定されている。
切り操作が行われた場合、コイル5bが電源線3aから切り離されることから端子電圧は低下する。つまり、ステップS3では、切り操作が行われたか否かが、端子電圧<基準電圧となったか否かを判定基準として判定されている。そのため、負荷制御装置1は、端子電圧<基準電圧でない場合には(S3:NO)、ステップS2に移行し、端子電圧の監視を継続する。
一方、負荷制御装置1は、端子電圧<基準電圧となった場合には(S3:YES)、つまり、切り操作が行われたと判定した場合には、端子電圧が釈放電圧を下回ったか否かを判定する(S4)。なお、制御回路10でステップS3:YESの判定をした直後には、CPUの処理速度にも依存するものの、必ず端子電圧<釈放電圧と判定されてしまうおそれがあることから、ステップS3の処理後に、許容できる程度(例えば、数十〜数百ミリ秒)の応答待ち時間を設定してもよい。
負荷制御装置1は、端子電圧<釈放電圧になった場合には(S4:YES)、主回路接点5aが開成されたとして、後述するステップS4:NOの場合のように必要であれば所定時間後にコンデンサスイッチ回路14をオフして(S5)、処理を終了する。
これに対して、負荷制御装置1は、端子電圧<釈放電圧にならなかった場合には(S4:NO)、変数N(最初の段階ではN=1)が直列回路数(本実施形態ではn個の複数)を超えたかを判定する(S6)。このステップS6では、オンすることができる直列回路があるか否かを判定している。
負荷制御装置1は、現時点ではN=1であるので、つまり、N>直列回路数ではないので(S6:NO)、コンデンサスイッチ回路14のN番目のスイッチ(今回は、スイッチSW1)をオンし(S8)、Nをインクリメントした後(S9)、ステップS4に移行する。なお、この場合も、CPUの処理速度によっては直ぐにステップS4:NOと判定される可能性があるため、所定の待ち時間を設けたり、オンしたスイッチが完全にオンされたと判定できる程度の時間(例えば、チャタリングが収まるまでの時間等)だけ待機する等の処理をしてもよい。
ステップS4に移行すると、負荷制御装置1は、再び端子電圧<釈放電圧になったかを判定し、まだ端子電圧<釈放電圧になっていない場合には(S4:NO)、N>直列回路数であるかを判定し(S6)、今回はN=2であるのでN>直列回路数とはなっていないことから(S6:NO)、N番目のスイッチ(今回はSW2)をオンし(S8)、Nをインクリメントして(S9)、ステップS4に移行する。
このように、負荷制御装置1は、端子電圧<釈放電圧となるまでコンデンサスイッチ回路14のスイッチを順次オンしておき、端子電圧<釈放電圧になったと判定すると(S4:YES)、所定時間後にコンデンサスイッチ回路14をオフし(S5)、処理を終了する。これにより、コイル5bの端子電圧が釈放電圧を下回るようにすることができ、切り操作が行われた際に確実に主回路接点5aを開成する(モータ4への電力供給を遮断する)ことができる。
ところで、コンデンサスイッチ回路14を構成する全てのスイッチSWをオンしても、端子電圧<釈放電圧にならない可能性も考えられる。そのため、負荷制御装置1は、全てのスイッチSWをオンしても端子電圧<釈放電圧とならなかった場合には(S4:NO、且つ、S6:YES)、切り操作が行われたにもかかわらず端子電圧が釈放電圧を下回らなかったとして、エラーを報知する(S7)。このとき、負荷制御装置1は、ランプ16を点灯させることやスピーカ17から警告音や音声メッセージ等を発することで、エラーを報知する。その後、負荷制御装置1は、必要であればエラー処理(例えば、非常停止等の処理ルーチン)へ移行する。なお、図2に示す制御処理からエラー処理に直接的に移行するのではなく、制御処理を終了してエラーの処理は別の処理ルーチンに任せる構成としてもよい。
以上のように、本実施形態による負荷制御装置1によれば、以下のような効果を得ることができる。
負荷制御装置1は、電源電圧端子電圧を検出する電圧検出手段と、コイル5bに並列に設けられ、コンデンサCと当該コンデンサCに直列に接続されたスイッチSWとからなる直列回路を有するコンデンサスイッチ回路14と、電源電圧が予め定められている基準電圧を下回ったか否か、および端子電圧が釈放電圧を下回ったか否かを判定し、電源電圧が基準電圧を下回ったと判定された状態で端子電圧が釈放状態を下回っていないと判定したときコンデンサスイッチ回路14(より厳密には、各直列回路に設けられているスイッチSW)をオンする制御を行う制御回路10(判定手段、制御手段)と、を備えている。これにより、操作スイッチ9が遠方に設置され、その間をつなぐケーブルに浮遊容量Cpが発生し、さらにはその浮遊容量Cpの大きさが個々の負荷制御装置1において異なるような場合であっても、適切に切り操作を行うことができる等、電磁継電器5の開閉状態を適切に制御することができる。
このとき、切り操作が行われたか否かを、端子電圧が基準電圧を下回ったか否かに基づいて判定しているので、切り操作を通知するために操作スイッチ9との間を別のケーブル等を付設するような追加部品を設ける必要が無い。
コンデンサスイッチ回路14には、直列回路が複数設けられており、制御回路10は、判定手段による判定結果に応じて直列回路をオンする数を自動で制御するので、1つのコンデンサCをコイル5bに並列に付加しても釈放電圧まで下がらなかった場合には、次のコンデンサCをさらに並列に付加することができる。これにより、浮遊容量Cpがそれぞれ異なる等の場合であっても、電磁継電器5の開閉状態を制御することができる。
コンデンサスイッチ回路14がオンされても端子電圧が釈放電圧を下回らなかった場合には、ランプ16やスピーカ17等の報知手段によりその旨を報知するので、オペレータは、電磁継電器5が開成していないこと(つまり、モータ4への通電が続いていること)を把握できる。
(その他の実施形態)
一実施形態で例示した負荷制御装置1は、例えば以下のように変形あるいは拡張することができる。
コンデンサスイッチ回路14は、直列回路が1つの構成であっても勿論よい。
コンデンサスイッチ回路14を複数の直列回路で構成する場合には、それぞれの直列回路でコンデンサCの容量を異なるようにしてもよい。また、一実施形態ではコンデンサCが同一容量であるためスイッチSWを順次オンしていく処理としたが、容量が異なるコンデンサが複数設けられている場合、容量の大きいものから順にオンしていく、あるいは、容量の小さいものから順にオンしていく処理としてもよい。つまり、直列回路をオンする順番を自動で制御してもよい。この場合、端子電圧のコンデンサCをオンする前後の端子電圧の変化に応じて、複数のスイッチSWを同時にオンする処理としてもよいし、操作スイッチ9までのケーブルのおおよその長さを予め設定/登録しておき、そのケーブルの長さに応じたコンデンサCのスイッチSWを最初にオンする構成としてもよい。
コンデンサスイッチ回路14のコンデンサC(あるいは、コンデンサCとスイッチSWとの直列回路毎)を着脱可能、つまり、交換可能にしてもよい。
一実施形態のようにコンデンサスイッチ回路14を自動でオフする際、コンデンサスイッチ回路14において複数のスイッチSWをオンしなければ端子電圧が釈放電圧を下回らなかった場合には、各スイッチSWの状態をデータとして記憶回路11等に記憶しておき、次にオンする際にはそのデータに基づいて最初から複数のスイッチSWをオンする構成としてもよい。これにより、端子電圧が釈放電圧を下回るまでの期間をより短くすることができる。この場合、釈放電圧を下回った場合にコンデンサスイッチ回路14を自動でオフするか否かを、オペレータが選択可能にするとよい。あるいは、ユニット本体2の電源がオフされたときにコンデンサスイッチ回路14もオフされる構成としてもよい。
一実施形態では釈放電圧以下となった場合に自動でコンデンサスイッチ回路14をオフする構成としたが、オフしない構成としてもよい。負荷制御装置1が用いられるような実際の作業現場ではケーブルの長さ等が変更されることがあまり頻繁にないことから、おそらく次回も同様に端子電圧が釈放電圧を下回らないということが予想される。そこで、コンデンサスイッチ回路14のオン状態を維持しておくことにより、次に切り操作が行われた際に端子電圧が釈放電圧を下回るまでの期間をより短くすることができる。
この場合、始動時にコンデンサスイッチ回路14がオンされていると、コイル5bに並列にコンデンサCが付加されていることから始動スイッチを操作したときに釈放電圧を超えるまでの時間が長くなる可能性がある。そのため、制御処理上は、釈放電圧を下回った場合にはコンデンサスイッチ回路14をオフしておき、次に始動スイッチが操作された以降の時点(例えば、上記したアンサーバック信号を受け付けた時点)でコンデンサスイッチ回路14をオンし、切りスイッチ9bの操作に対して準備しておく構成としてもよい。このとき、複数の直列回路が存在する場合には、釈放電圧を下回った時点でのコンデンサスイッチ回路14の状態(各スイッチSWのオン/オフの状態)を記憶しておき、始動スイッチが操作された以降の時点でその状態となるようにコンデンサスイッチ回路14をオンしておいてもよい。
一実施形態では記憶回路11をユニット本体2に設けたが、ユニット本体2と上位の管理装置(図示省略)等との間を通信可能に接続しておき、管理装置側にて適切なコンデンサスイッチ回路14の状態を記憶する構成としてもよい。このとき、ユニット本体2の管理情報(設置場所等の情報)に対応付けて記憶させておけば、修理等でユニット本体2を交換するときであっても、操作スイッチ9までのケーブルの長さが変更されていない状況であれば適切なコンデンサスイッチ回路14の状態を読み出すことができる。また、管理装置には、ケーブルの長さを記憶させておいてもよいし、ケーブルの長さとそれに対する標準的なコンデンサスイッチ回路14の状態とを対応付けて記憶させておいてもよい。
電圧検出回路12で検出する電圧値は、交流電源の最大値を検出してもよい。また、一実施形態では基準電圧を電源電圧の約70%としたが、電源線3aの電圧変動の影響を受けない範囲であればよく、例えば電源線3aの変動が5%程度に抑えられているのであれば、例えば80%等に設定してもよい。また、基準電圧は、電源電圧に基づいてその都度演算してもよいし、電源電圧に対応する値を記憶回路11等に記憶させておき対応する値を読み出すようにしてもよいし、上記した管理装置等の外部装置から取得するようにしてもよい。なお、基準電圧を釈放電圧以上に設定することは勿論である。
電源電圧を制御処理の開始時に検出および記憶する例を示したが、電源電圧も監視対象とし、電源電圧が基準電圧等よりも低下していないこと、且つ、端子電圧が基準電圧を下回ったこと、を切り操作が行われたか否かの判定基準としてもよい。これは、電源電圧自体が低下している場合、端子電圧は切り操作以外の要因(例えば、停電等による主電源の遮断)により低下した可能性があるためである。
報知手段は、ユニット本体2の操作パネルに設けてもよいが、操作スイッチ9の近傍(同じ視界内)等の操作スイッチ9を操作したオペレータが報知を把握できる位置に設置するとよい。あるいは、ユニット本体2とオペレータが報知を把握できる位置の双方に設けてもよい。
負荷としてモータ4を例示したが、モータ4以外の負荷に対して実施形態の負荷制御装置1を適用してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、
1は負荷制御装置、3は母線、3aは電源線3a、4はモータ(負荷)、5は電磁継電器、5aは主回路接点、9は操作スイッチ、10は制御回路(制御手段、判定手段)、12は電圧検出回路(電圧検出手段)、14はコンデンサスイッチ回路、15は報知回路(報知手段)、16はランプ(報知手段)、17はスピーカ(報知手段)、C1〜Cnはコンデンサ、SW1〜SWnはスイッチ、V1は電源電圧、V2は端子電圧を示す。

Claims (4)

  1. 母線と負荷との間に設けられ、前記負荷への通電経路を閉鎖状態または開放状態に切り替える電磁継電器と、
    前記母線と前記電磁継電器のコイルとの間に設けられ、当該コイルへの通電経路を閉鎖状態または開放状態に切り替えるための操作スイッチと、
    記操作スイッチの後段において前記コイルに入力される電圧である端子電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記コイルに並列に設けられ、コンデンサと当該コンデンサに直列に接続されたスイッチとからなる直列回路を有するコンデンサスイッチ回路と、
    前記端子電圧が予め定められている基準電圧を下回ったか否か、および、前記端子電圧が前記コイルの釈放電圧を下回ったか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記端子電圧前記基準電圧を下回ったと判定された状態で前記端子電圧が前記釈放電圧を下回っていないと判定されたとき、前記コンデンサスイッチ回路をオンする制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする負荷制御装置。
  2. 前記電圧検出手段は、前記母線の電圧である電源電圧をさらに検出し、
    前記判定手段は、前記電源電圧が前記基準電圧を下回ったか否かをさらに判定し、
    前記制御手段は、前記判定手段により前記電源電圧が前記基準電圧を下回っていないと判定された状態であって、前記端子電圧が前記基準電圧を下回ったと判定された状態で前記端子電圧が前記釈放電圧を下回っていないと判定されたとき、前記コンデンサスイッチ回路をオンする制御を行うことを特徴とする請求項1記載の負荷制御装置。
  3. 前記コンデンサスイッチ回路は、前記直列回路が複数設けられており、
    前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、複数の前記直列回路のうちオンする直列回路の数および/または複数の前記直列回路のうち前記直列回路をオンする順番を自動で制御することを特徴とする請求項1または2記載の負荷制御装置。
  4. 前記制御手段により前記コンデンサスイッチ回路がオンされても前記端子電圧が前記コイルの釈放電圧を下回らなかった場合、その旨を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の負荷制御装置。
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