JP6250325B2 - 車両用空調制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両減速時の減速エネルギーを回収して冷却用熱交換器に蓄冷し、車両の省燃費化を図る車両用空調制御装置に関する。
従来から、冷却用熱交換器により冷却された空気の温度を検出し、この検出温度が目標冷却温度となるように圧縮機を駆動制御するものにおいて、車両の減速時には、目標冷却温度を減速前の値より低下させて、圧縮機の稼働率を増加し、冷却用熱交換器に蓄冷することで、車両の減速エネルギーを回収する車両用空調装置の技術として、特許文献1が開示されている。
特許文献1によると、車両のエンジンによって駆動される可変容量型の圧縮機と、車室内に吹き出される空気の目標冷却温度を算出すると共に、温度検出手段の検出温度が目標冷却温度となるように圧縮機の吐出容量を制御する制御手段と、を備え、車両の減速走行状態検出手段と、冷却用熱交換器の空気が通過する側の表面が乾燥しているか否かを判定する乾燥判定手段とを有し、制御手段は、減速状態検出手段が車両の減速走行状態を検出した時は、目標冷却温度に係わらず、吐出量が略最大容量となるように圧縮機を容量制御し、乾燥判定手段が冷却用熱交換器の空気が通過する側の表面が乾燥していると判定した場合には、減速状態判定手段の検出結果に係わらず、検出温度が目標冷却温度となるように圧縮機の吐出容量を容量制御する。
このようにすることで、制御手段は、車両減速時に冷却用熱交換器の目標冷却温度に係わらずに略最大容量に制御する。従って、車両減速時のエネルギーを十分に回収することができる。
ところが、車両用減速時に冷却用熱交換器の表面が乾燥している時に、蓄冷を行うと、蓄冷された冷却用熱交換器の表面に空気中の水分が凝縮結露する。
そして、蓄冷終了後に表面に付着した凝縮水が次第に乾燥していくと、これに伴い冷却用熱交換器の表面に付着していた異臭成分が空調風と共に車室内に吹き出し乗員に不快感を与えてしまう。
そのために、制御手段は、車両減速開始時に冷却用熱交換器の表面が乾燥している場合は、冷却用熱交換器への蓄冷を行わない。従って、異臭成分の車室内への吹き出しによる乗員の不快感を防止することができるとしている。
特許4417064号公報
特許文献1によると、制御装置は、車両が減速状態を検知した場合には、可変容量型の圧縮機の吐出量を略最大限に制御して減速エネルギーを十分に回収しているが、冷却用熱交換器が乾燥している場合は蓄冷を行わないとしている。
これは、冷却用熱交換器が乾燥している場合は、可変容量型の圧縮機の吐出量を最小限に制御することで、車両減速エネルギーを無駄に消費しているもので、車両減速エネルギーを車両運行燃費向上に十分に利用できない不具合を有している。
本発明はかかる技術的課題に鑑み、車両の減速エネルギーを十分に回収して、冷却用熱交換器に蓄冷することで、内燃機関による圧縮機の駆動を抑制して、実用省燃費の向上を図る車両用空調制御装置の提供を目的とする。
本発明は、かかる課題を解決するため、内燃機関の動力により駆動されて冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記冷媒の冷熱を蓄える蓄冷剤を備えた蓄冷剤付エバポレータを有して構成された車両用空調制御装置であって、
前記内燃機関の動力を前記圧縮機に接続又は遮断するクラッチと、
前記蓄冷剤付エバポレータの温度を通常モード制御範囲に制御する通常モード制御と、前記蓄冷剤付エバポレータの温度を前記通常モード制御範囲より高温側に規定されたエコモード制御範囲に制御するエコモード制御とを切替可能なエコモードスイッチと、
車両回生エネルギーを回収する回生モードの走行状態にあるか否かを判定する回生モード判定手段と、
前記エコモードスイッチの切替状態に応じて、前記蓄冷剤付エバポレータの温度が前記通常モード制御範囲又は前記エコモード制御範囲になるように、前記クラッチの接続又は、遮断を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記通常モード制御が実施されている場合に、前記回生モード判定手段で前記車両が前記回生モードの走行状態にあると判定した時に、前記通常モード制御範囲の下限温度値を第1温度閾値に低下させ、
前記エコモード制御が実施されている場合に、前記回生モード判定手段によって前記車両が前記回生モードの走行状態にあると判定された場合、前記エコモード制御範囲の下限温度値を前記第1温度閾値に低下させることを特徴とする車両用空調制御装置を提供できる。
かかる発明によれば、車両の減速回生エネルギーを利用して、圧縮機を駆動して冷媒を圧縮し、蓄冷剤付エバポレータに蓄冷することにより、通常走行時に蓄冷された冷熱を利用して、車両の空調を行うようにすることで、内燃機関による圧縮機の駆動に伴う動力を減少させて、車両の燃費向上を図ることができる。
また本発明において好ましくは、前記制御装置は、前記蓄冷剤付エバポレータの温度を検知する温度センサを有し、
前記第1温度閾値は前記蓄冷剤付エバポレータの熱交換用フィンに結氷が生起する温度より高く設定されているとよい。
このような構成にすることにより、車両が長い降坂走行時の場合、エネルギー回生時間が長く継続すると、蓄冷剤付エバポレータの温度が第1温度閾値以下になる場合がある。
冷却フィンの温度が低くなると、蓄冷剤付エバポレータの冷却フィンを通過する空気に含まれている蒸気が結氷して、冷却フィンによる熱交換が悪化するのを防止する。
また本発明においては、前記制御装置は、車室内の温度制御範囲が常用使用温度より高い範囲に設定するエコモード制御において、
前記回生モード判定手段が回生可と判断した場合、前記温度センサの検出温度が前記第1温度閾値になるまで、前記蓄冷剤付エバポレータに蓄冷する。
このような構成にすることにより、季節が初夏又は晩夏において、車室内の冷房設定温度を盛夏の常用使用温度に対して高く設定して、圧縮機の駆動頻度を減少させる省燃費運転を行うエコモード時に、蓄冷剤付エバポレータを熱交換に影響のない範囲(冷却フィンに氷結が生起しない範囲)まで蓄冷させることにより、冷房時の内燃機関による圧縮機駆動を抑制して、省燃費を更に促進させる。
また本発明において好ましくは、前記回生モード判断手段の判定条件は、前記温度センサによる前記蓄冷剤付エバポレータの検出温度が第1温度閾値以上、車両速度が所定速度以上、及びアクセル開度がゼロの条件が整った場合に、前記車両が前記回生モードであると判定されるように設定されるとよい。
このような構成にすることにより、蓄冷剤付エバポレータの検出温度が第1温度閾値以下であると、冷却フィンに結氷が生起し、車速が所定値以下だと圧縮機駆動による振動が発生すると共に、エネルギー回生効果が十分に得られない及び、アクセルペダルの踏込みがある場合は、内燃機関の駆動力によって圧縮機を駆動することになり省燃費効果が少なくなる。
従って、これらの条件が整った状態で回生モードとすることで、省燃費効果を最大限に得ると共に、快適なドライバビリィティを得ることができる。
また本発明において好ましくは、前記第1温度閾値は前記蓄冷剤融点より低く設定されているとよい。
このような構成にすることにより、回生モード時に融点より低い温度に達するまで冷却することが可能な物性を有した物質の蓄冷剤を用いることにより、固相状態から液相状態に変化する際の潜熱を利用することができ、蓄冷量を増加することができる。
従って、蓄冷量を同じにする場合には、蓄冷剤の削減によるコスト及び重量の削減が可能となる。
また本発明において好ましくは、前記回生モード判定手段が回生可と判断した時に、前記車室内温度センサが検出する温度が、車室内設定温度以下の場合、前記エバポレータの熱交換用フィンを通過した冷気の一部は、暖房用ヒータにて加温して、前記冷気と混合するとよい。
このような構成にすることにより、回生モード時に蓄冷剤が固相状態になり、車室内に吹き出す冷気温度が車室内温度より低い場合には、エンジン冷却水を利用した暖房用のヒータにて、エバポレータの熱交換用フィンを通過した冷気の一部を加温して、冷気と混合することで、車室内での快適性を維持すると共に、蓄冷剤を冷却するためのエンジンによる圧縮機の駆動を抑制して、省燃費を図ることができる。
また本発明において好ましくは、前記温度センサは、前記蓄冷剤付エバポレータの熱交換用フィンに取付けられているとよい。
このような構成にすることにより、温度センサにて熱交換用フィンの温度を検出することで、回生モード時、蓄冷剤が固相状態化して、熱交換用フィンが過冷却状態になると、熱交換用フィンに空気中の水分が凝結して霜状態で付着して、熱交換機能が悪化するのを防止できる。
また本発明において好ましくは、前記温度センサは、前記蓄冷剤付エバポレータの前記蓄冷剤の保持ケースに当接する前記冷媒が通過する冷媒通路の外周に配設された前記熱交換用フィンに取付るとよい。
このような構成にすることにより、温度センサは、蓄冷剤の保持ケースに当接する冷媒通路の外周に配設された熱交換用フィンに取付ることで、蓄冷剤の温度をより精度よく検出することで、制御装置の制御精度が向上して、より効果的な省燃費が可能となる。
かかる発明によれば、車両の減速エネルギーを十分に回収して、冷却用熱交換器に蓄冷することで、内燃機関による圧縮機の駆動を抑制して、実用省燃費の向上を図る車両用空調制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態にかかる車両用空調制御装置の概略構成断面図を示す。 蓄冷剤付エバポレータの外観斜視図を示す。 図2のA−A断面図を示す。 (A)は本発明の実施形態に係るクラッチの接続又は遮断時における蓄冷剤付エバポレータの温度変化を模式的に示した図、(B)は従来技術による蓄冷剤付エバポレータの温度変化を模式的に示した図を示す。 本発明の制御装置の制御フロー図を示す。 図5における回生モード判定制御フロー図を示す。 図5における暑さ判定フロー図を示す。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。
但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、その相対配置などはとくに特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の実施形態にかかる車両用空調制御装置の概略構成断面図を示す。
車両用空調制御装置は、冷凍サイクル装置2と、空調ケース3と、オートエアコン制御装置5とを備えている。
車両空調用の冷凍サイクル装置2は、内燃機関であるエンジン1の駆動によって、冷媒を吸入、圧縮、突出する定容量型の圧縮機21と、エンジン1と圧縮機21との間の圧縮機21側に設けられて、エンジン1の駆動力を接続、又は遮断するクラッチ(C/L)22と、圧縮機21から吐出された高温、高圧のガス冷媒を冷却して、凝縮させて液冷媒にするコンデンサ23と、コンデンサ23を空冷するための冷却ファン23aと、コンデンサ23にて液冷媒にできなかったガス冷媒を液体と分離する気液分離器24と、気液分離器24にて分離された液体冷媒を、微小なノズル孔から蓄冷剤付エバポレータ6(以後、エバポレータ6と略称する)内に噴射する膨張弁25と、膨張弁25から噴霧された液体冷媒は一気に気化されて、周囲の熱を気化熱によって奪い、冷熱源となるエバポレータ6とで構成されている。
空調装置の冷熱源となるエバポレータ6は空調ケース3内に配置されている。
空調ケース3は、一般的には運転席の足元前方に配設されている。
空調ケース3は、空調された空気が内部を流れ、乗員の足元、フロントガラス(DEF)及び、顔近辺に向かって流出するようになっている。
空調ケース3は、該空調ケース3の上流側に車室内の空気を取入れる内気循環口31aと、外気を導入する外気導入口31bと、内気循環口31aと外気導入口31bとを交互に閉塞する内外気切換扉35eと、該内外気切換扉35eを駆動する内外気切換モータ34と、内気又は外気を空調ケース3内に吸込むと共に下流側に空気を圧送するブロワ37と、該ブロワ37の下流側に配置されたエバポレータ6と、エバポレータ6の下流側に配置され、エンジン1の冷却水の熱で、エバポレータ6を通過した冷気を加温するヒータ36と、該ヒータ36とエバポレータ6との間に配置され、エバポレータ6を通過した冷気をヒータ36側に流す量を調整する温度調節扉35aと、該温度調節扉35aを駆動する温度調節モータ32と、温度調節扉35aの開度を検知して温度調節モータ32の回転量を調整するためのポテンションメータ38と、空調ケース3の下流端部に設けられ、空調された空気をフロントガラス(図示省略)に吹き付け曇りを防止するデフロスト噴出口(DEF)31c、デフロスト噴出口31cを開閉するデフロスト扉35dと、乗員の顔付近に空気を吹き出すフェイス噴出口31dと、フェイス噴出口31dを開閉するフェイス吹き出し扉35cと、乗員の足元に空気を吹き出す足元噴出口31eと、足元噴出口31eを開閉する足元噴出扉35bと、デフロスト扉35dとフェイス吹き出し扉35c及び足元噴出扉35bとを駆動する室内吹き出し切換モータ33とを備えている。
オートエアコン制御装置(ECU)5(以後、制御装置5と略称する)は、情報入力側として、室温センサ54からの室温と、外気温センサ55からの外気温度と、日射センサ56からの日射量と、車速センサ53からの車速と、アクセルセンサ52からのアクセル開度と、温度センサであるエバポレータ温度センサ51からのエバポレータ6の温度と、ポテンションメータ38からの温度調節扉35aの開き量と、乗員による室内温度を設定する温度設定スイッチ58からの設定指示信号(希望温度)と、季節が初夏又は晩夏において、車室内の冷房設定温度を盛夏の常用使用温度に対して高く設定して、圧縮機の駆動頻度を減少させる省燃費運転を行うエコモードスイッチ59からのエコモード設定指示信号と、が入力される。
出力側としては、上述の情報入力に基づいて、クラッチ22の接続又は遮断、ブロア37、内外気切換モータ34、温度調節モータ32及び室内吹き出し切換モータ33の駆動制御を実施する。
図2にエバポレータ6の外観斜視図、図3に図2のA−A断面を示す。
図2及び図3に示すように、エバポレータ6は、上下方向に間隔をおいて幅方向Yに延在する上側(図2において)の第1ヘッダタンク61と、下側の第2中間ヘッダタンク62と、両ヘッダタンク間に設けられた熱交換コア部60とを備えている。
第1ヘッダタンク61は、通風方向Xの下流側に位置する冷媒入口66を有した冷媒入口ヘッダ部(図示省略)と、通風方向Xの上流側に位置する冷媒出口67を有した冷媒出口ヘッダ部(図示省略)とが設けられている。
第2中間ヘッダタンク62は、通風方向Xの下流側に位置する下流側中間ヘッダ部(図示省略)と、通風方向Xの上流側に位置する上流側中間ヘッダ部(図示省略)とを有している。
第2中間ヘッダタンク62の下流側中間ヘッダ部と上流側中間ヘッダ部とは冷媒が通過する手段が設けられている。
図3に示すように、熱交換コア部60は、通風方向Xに間隔Zをおいて一対の扁平状冷媒流通管64(64a、64b)が、更に幅方向Yに間隔D(通風間隔D)を有して配置されている。
尚、扁平状冷媒流通管を総称する場合は64とし、特定した方が説明し易い場合にはa、bを付して説明する)
下流側の冷媒流通管64aの上端部は冷媒入口ヘッダ部に接続(冷媒連通)され、下端部は下流側中間ヘッダ部に接続されている。
また、上流側の冷媒流通管64bの上端部は冷媒出口ヘッダ部に接続され、同下端部は上流側中間ヘッダ部に接続されている。
上流側と下流側の冷媒流通管64a、64a及び64b、64bよりなる組の隣合うものどうし間に通風間隔Dが形成されている。
全通風間隔Dのうち一部の複数の通風間隔Dにおいて、蓄冷剤が封入された蓄冷剤容器63が上下流冷媒流通管64a、64bを跨るように配置されている。
蓄冷剤容器63内は、全体が一つの蓄冷剤収容空間となっている。
残りの通風間隔Dには、熱交換用フィン65が上下流冷媒流通管64a、64bを跨るように配置されて通風間隔Dを形成している。
熱交換用フィン65は、通風間隔Dを形成する幅方向Y両側の冷媒流通管64にろう付けされている。
また、幅方向両側の冷媒流通管64の外側にも通風間隔Dが形成され、該通風間隔Dには熱交換用フィン65が冷媒流通管64にろう付けされている。
エバポレータ6の下流側の下側(図2において)で幅方向側部には、蓄冷剤の温度を測定するエバポレータ温度センサ51が取付けられている。
エバポレータ温度センサ51は、通風間隔Dの熱交換用フィン65の間に蓄冷剤付エバポレータ6の温度を検知するために取付けられている。
エバポレータ温度センサ51は、熱交換用フィン65にろう付けされた状態で固定されており、ろう付けすることで熱交換用フィン65の熱がエバポレータ温度センサ51に伝わり易くしてある。
このような位置にエバポレータ温度センサ51を取付けることにより、上述の通り、冷媒入口ヘッダ部から入った冷媒が、下方に流れ、中間ヘッダ部を介して再び上方へ流れて、冷媒出口ヘッダ部から圧縮機21に流出する。
従って、エバポレータ6の空気流通面全面のおける平均的な温度検出が可能になる。
上記の構成に基づいて、車両用空調装置の圧縮機駆動制御について説明する。
図4(A)は、本発明の実施形態に係るクラッチ22の接続又は遮断時における蓄冷剤付エバポレータの温度変化を模式的に示した図、(B)は従来技術による蓄冷剤付エバポレータの温度変化を模式的に示した図を示し、図5は、本発明の制御装置の制御フロー図を示す。
図5において、スタート(ステップS1)する。ステップS2において、運転席にて空調装置スイッチ(S/W)がONかを判定する。S/W―OFFの場合はNOを選択して、ステップS2を繰返し、待機状態になる。S/W―ONの場合はYESを選択してステップS3に進み、ステップS3において制御装置(UCU)5は、通常制御を開始する。
通常モード制御とは、走行時に、エバポレータ温度センサ51が検出する蓄冷剤付エバポレータ6の温度を一定の範囲以内に維持する。
例えば、4℃から8℃までに間に維持するため、8℃に近づくとクラッチ(C/L)22(以後C/L22と略称する)を接続(C/L―ON)して、圧縮機21をエンジン1にて駆動する。
圧縮機21の駆動により、検出温度が4℃になるとC/L22を遮断(C/L―OFF)して圧縮機21の駆動を停止する制御である。
従って、C/L―OFFの場合にはステップS3からステップS4に進み、ステップS4からステップS11に進みリターンする。
制御装置5は、エバポレータ6を通過した空気が、乗員によってセットされた室内温度Tcになるように、温度調節扉35aによって空気の一部をヒータ36側に導いて、加温して、該加温した空気と蓄冷剤付エバポレータ6を通過した他の空気とをミックスさせて、空調ケース3の各噴出口から車室内に噴出させるようになっている。
ステップS5に進み、車両Vが回生モードの走行になっているかを判定する。
尚、従来との差を明確にするため、従来制御を模式的に示した図4(B)に基づいて説明する。
車両Vが定常走行又は減速走行、更に加速状態に入っても、制御装置は、エバポレータ6の温度範囲を維持するためにC/LのON―OFFを繰返しており、エンジン1による圧縮機21の駆動を断続的に行っている。
即ち、エバポレータの温度制御範囲を維持するために、制御装置は、エバポレータ6の温度が制御範囲の上限になると、C/L−ONして、圧縮機21を駆動して、エバポレータ6の温度を下げる。
温度が制御範囲下限になると、C/L−OFFして、圧縮機21の駆動を停止する。
このため、エンジン1が圧縮機21を駆動するための燃料消費は多くなっている。
図4(A)に本発明の減速走行時の車両Vのエネルギー回生の模式図を示す。
車両が定常走行の時において、制御装置5は、エバポレータ6の温度範囲を維持するためにC/LのON―OFFを繰返しており、エンジン1による圧縮機21の駆動を断続的に行っている。
そして、車両Vが定常走行から減速走行に移行した時に、慣性力が作用して、車両Vは慣性力によって車輪側からエンジンが回される状態になり、走行エネルギーの回収が可能となる。
ステップS5において、回生モードの判定は、図6の制御方法によって行われる。
図6によると、ステップS51において、エバポレータ温度センサ51によって検出されるエバポレータ6の温度Te>第1温度閾値Tesとなっているかを判定する。
エバポレータ6の温度Teが第1温度閾値Tesより高い場合には、YESを選択してステップS52に進む。
本実施形態の場合は、第1温度閾値Tesは、次の理由から0℃から3℃の範囲で実施した。
第1温度閾値Tesは、蓄冷剤によって熱交換用フィン65の温度が下がり過ぎて、該熱交換用フィン65を通過する空気に含まれる水分が凝結し、霜状になると、熱交換用フィン65と空気との熱交換効率が低下するのを防止するためである。
ステップS51において、NOが選択された場合は、ステップS3に戻り通常制御が実施される。
ステップS52において、車速S(km/h)>所定車速So(km/h)かを判定する。
本実施形態では、所定車速Soを10km/hとした。車速が低いと、車両Vの運動エネルギーが小さいため、圧縮機21を駆動する際に、駆動ショックが発生し易いと共に、車両Vが予測以上の低速になるのを防止する。
車速S(km/h)>所定車速So(km/h)の場合には、YESを選択してステップS53に進む。
車速S(km/h)<所定車速So(km/h)の場合には、ステップS3に戻り通常モード制御が実施される。
ステップS53において、アクセル開度=0(ゼロ)を判定している。
即ち、アクセルペダル(図示省略)に取付けられたアクセルセンサ52からの信号に基づいて、アクセルペダルを踏込んでいるか、否かを検知している。
これは、車両Vを走行させるために、エンジン1がアイドリング時以上の燃料を供給しているか、否かを検知する。
ステップS51、52及び53の3つの条件が整った状態で、回生モード判定手段(S5)は回生モード可と判定する。
アクセル開度=0(ゼロ)である、即ち、アクセルペダルが踏込まれていない場合にはステップS8に進み、C/L22をON(接続)して、圧縮機21が車両Vの運動エネルギー(回生エネルギー)によって駆動されることになる。
従って、圧縮機21は、燃料を使用しない状態で駆動されることとなり、圧縮機21によって冷媒を圧縮して、エバポレータ6の蓄冷剤に熱(冷熱)を貯えることができる。
また、通常モード制御時のエバポレータ6の温度制御範囲は、4℃から8℃で行っているのに対し、回生モード制御時は、第1温度閾値である0℃から3℃の範囲になるまで制御している。
従って、通常モード制御時の範囲は、図4(A)に実線で示すように、通常の走行状態時において、制御装置5は、エバポレータ6の温度制御範囲を維持するために、エバポレータ温度センサ51の検出温度が制御範囲の上限になると、C/L−ONして、圧縮機21を駆動して、エバポレータ6の温度を下げる。
温度が制御範囲下限になると、C/L−OFFして、圧縮機21の駆動を停止する。
回生モードの場合、エバポレータ6の蓄冷剤は通常モード制御範囲より更に低い温度まで蓄冷されることになる。
一方、制御装置5は、エバポレータ6の温度制御範囲上限の8℃になるまで、C/L22を接続しない制御になっている。
従って、回生モードが終了して、車両Vが加速走行になったときには、エバポレータ6の温度が温度制御範囲上限になるまでの時間W1の間は、C/L22はOFF状態になっているため、圧縮機21を駆動させるためのエンジン負荷が軽減され、燃費向上が図れる。
ステップS5でNOが選択されると、ステップS6に進みエアコンの制御に入る。
ステップS6は、外気温度To、室内温度Tc、及び日射量Td等を要素にして暑さ判定を行い、通常モード制御、エコモード制御、冷房停止が判定される。
エコモード制御とは、通常モード制御が実施される盛夏に比べて、初夏又は初秋に車室内温度を少し高く(エバポレータ6の温度制御範囲を高くする)して省燃費にするための制御である。
暑さ判定は、多くの方法が公知であり、ステップS6の一例として図7の制御方法によって行われてもよい。
ステップS61において、外気温度To≧外気温度閾値Tosを判定する。外気温度Toが外気温度閾値Tosより高い場合には、YESを選択してステップS62に進む。
一方、外気温度Toが閾値Tosより低い場合はNOを選択して冷房停止する。
ステップS62において、車室内温度Tc≧車室内設定温度Tcsかを判定する。
車室内温度Tcが車室内設定温度Tcsより高い場合にはYESを選択してステップS63に進む。
また、車室内温度Tcが車室内設定温度Tcsより低い場合にはNOを選択してステップS65に進みエコモード制御とする。
ステップS63において、日射量Td≧日射量閾値Tdsを判定する。
日射量Tdは、車両の窓ガラスを介して、車室内を輻射熱によって昇温させるので、車室内温度Tcに大きく影響する。
従って、日射量Tdが日射量閾値Tdsより大きい場合にはステップS64に進み通常モード制御範囲で空調制御を実施する。
即ち、通常モード制御は、外気温度To、室内温度Tc、及び日射量Td共に夫々の閾値を超えている状態で実施される。
このように通常モード制御を実施することで、本実施形態では、既述の通りその一例としてエバポレータ6の温度制御範囲は4℃から8℃で制御した。
ステップS63において、日射量Tdが日射量閾値Tdsより小さい場合には、車室内温度が輻射熱を受ける程度が低いと判定してNOを選択し、ステップS65に進み、エコモード制御で実施する。
このようにすることで、本実施形態ではその一例としてエバポレータ6の温度制御範囲は6℃から10℃に制御される。
エコモード制御範囲は、図4(A)に破線で示すように、エバポレータ6の温度制御範囲が通常モード制御範囲(実線)より高くなっている。
従って、制御装置5は、エバポレータ6の温度制御範囲を維持するために、エバポレータ温度センサ51の検出温度が制御範囲の上限になると、C/L−ONして、圧縮機21を駆動して、エバポレータ6の温度を下げる。
エバポレータ温度センサ51の検出温度が制御範囲下限になると、C/L−OFFして、圧縮機21の駆動を停止する。
ところが、この状態で、回生モード制御になると、制御装置5は、エバポレータ温度をTesを目標に制御することになる。
従って、エバポレータ6の温度制御範囲をエコモード制御で実施した場合、エバポレータ6から放出される熱量(冷気)は少なくなるため、C/L−22の接続―遮断の繰返し回数が減少して、エンジン1の圧縮機21を駆動する負荷が少なくなり、省燃費を図ることができる。
更に、回生モードが終了して、車両Vが加速走行になったときには、エバポレータ6の温度が温度制御範囲上限になるまでの時間W2の間は、C/L22はOFF状態になっているため、圧縮機21を駆動させるためのエンジン負荷が軽減され、燃費向上が図れる。
ステップS6で冷房作動要と判定した場合は、ステップS7に進み、ステップS7にてYESを選択してステップS8に進む。
ステップS8では、車室内温度Tc>車室内設定温度Tcsの判定を行う。
車室内温度Tcが車室内設定温度Tcsより低い場合にはNOを選択してステップS9に進む。
ステップS9において、ヒータ36による車室内吹き出し空気の温度調整を行う。
これは、回生モード時においては、エバポレータ6の温度制御範囲が通常制御時より低い温度まで蓄冷する制御となっている。
従って、エバポレータ6の蓄冷が進み、車室内温度Tcが低くなりすぎる場合があり、車室内に吹き出される空気は冷たくなる。
そのため、エンジン冷却水を利用した暖房用のヒータ36にて、エバポレータ6の熱交換用フィン65を通過した冷気の一部を加温して、冷気と混合することで、車室内での快適性を維持すると共に、蓄冷剤を冷却するためのエンジン1による圧縮機の駆動を抑制して、省燃費を図ることができる。
ステップS9にて、温度調整後ステップS10に進みC/L−ON(接続)する。
一方、ステップS8において、車室内温度Tc>車室内設定温度Tcsより高い場合は、YESを選択して、ステップS10に進み、C/L−ON(接続)する。
更にステップS11でリターンする。
一方、ステップS6で冷房作動否と判定した場合は、ステップS7にてNOを選択してステップS4に進みC/L−OFF制御する。更にステップS11でリターンする。
エコモード制御で且つ、冷房要判定の状態でリターンすると、ステップS5の回生モード判定のステップS51において、回生制御の条件は、エバポレータ6の温度Te>第1温度閾値Tesとなっている。
従って、エコモード制御中で、回生制御が実施されている期間は、エバポレータ6への蓄冷は第1温度閾値Tesになるまで続けられる。
そのため、エコモード制御の状態で、且つ回生制御中の場合は、通常制御時より多く蓄冷されることになる。
従って、エコモード制御にすることにより蓄冷剤から放出される冷気の単位時間当たりの量が減少することとなり、エンジン1による圧縮機21を駆動する負荷は更に少なくなり、更なる省燃費向上を図ることができる
このようにすることで、車両の減速エネルギーを十分に回収して、冷却用熱交換器に蓄冷することで、内燃機関による圧縮機の駆動を抑制して、実用省燃費の向上を図ることができる。
車両減速時の減速エネルギーを回収して冷却用熱交換器に蓄冷し、車両の省燃費化を図る車両用空調制御装置に利用できる。
1 エンジン(内燃機関)
2 冷凍サイクル装置
3 空調ケース
5 制御装置
6 エバポレータ(蓄冷剤付エバポレータ)
21 圧縮機
22 クラッチ
23 コンデンサ
36 ヒータ(暖房用ヒータ)
51 エバポレータ温度センサ(温度センサ)
52 アクセルセンサ(アクセル開度)
53 車速センサ
54 室温センサ
55 外気温センサ
56 日射センサ
58 温度設定スイッチ
59 エコモードスイッチ
63 蓄冷剤容器
64 冷媒流通管
65 熱交換用フィン
Tes 第1温度閾値

Claims (7)

  1. 内燃機関の動力により駆動されて冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記冷媒の冷熱を蓄える蓄冷剤を備えた蓄冷剤付エバポレータを有して構成された車両用空調制御装置であって、
    前記内燃機関の動力を前記圧縮機に接続又は遮断するクラッチと、
    前記蓄冷剤付エバポレータの温度を通常モード制御範囲に制御する通常モード制御と、前記蓄冷剤付エバポレータの温度を前記通常モード制御範囲より高温側に規定されたエコモード制御範囲に制御するエコモード制御とを切替可能なエコモードスイッチと、
    車両回生エネルギーを回収する回生モードの走行状態にあるか否かを判定する回生モード判定手段と、
    前記エコモードスイッチの切替状態に応じて、前記蓄冷剤付エバポレータの温度が前記通常モード制御範囲又は前記エコモード制御範囲になるように、前記クラッチの接続又は、遮断を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記通常モード制御が実施されている場合に、前記回生モード判定手段で前記車両が前記回生モードの走行状態にあると判定した時に、前記通常モード制御範囲の下限温度値を第1温度閾値に低下させ、
    前記エコモード制御が実施されている場合に、前記回生モード判定手段によって前記車両が前記回生モードの走行状態にあると判定された場合、前記エコモード制御範囲の下限温度値を前記第1温度閾値に低下させることを特徴とする車両用空調制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記蓄冷剤付エバポレータの温度を検知する温度センサを有し、
    前記第1温度閾値は前記蓄冷剤付エバポレータの熱交換用フィンに結氷が生起する温度より高く設定されていることを特徴とする請求項1記載の車両用空調制御装置。
  3. 前記回生モード判定手段の判定条件は、前記温度センサによる前記蓄冷剤付エバポレータの検出温度が第1温度閾値以上、車両速度が所定速度以上、及びアクセル開度がゼロの条件が整った場合に、前記車両が前記回生モードであると判定されるように設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空調制御装置。
  4. 前記第1温度閾値は前記蓄冷剤融点より低く設定されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両用空調制御装置。
  5. 前記回生モード判定手段が回生可と判断した時に、車室内温度センサが検出する温度が、車室内設定温度以下の場合、前記エバポレータの熱交換用フィンを通過した冷気の一部は、暖房用ヒータにて加温して、前記冷気と混合するようにしたことを特徴とする請求項2乃至のいずれか1項に記載の車両用空調制御装置。
  6. 前記温度センサは、前記蓄冷剤付エバポレータの熱交換用フィンに取付けられていることを特徴とする請求項2乃至のいずれか1項に記載の車両用空調制御装置。
  7. 前記温度センサは、前記蓄冷剤付エバポレータの前記蓄冷剤の保持ケースに当接する前記冷媒が通過する冷媒通路の外周に配設された前記熱交換用フィンに取付られたことを特徴とする請求項2乃至のいずれか1項に記載の車両用空調制御装置。
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