JP6249784B2 - 車載用リレー駆動回路および車載機器 - Google Patents

車載用リレー駆動回路および車載機器 Download PDF

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Description

この発明は、車載用リレーを駆動する車載用リレー駆動回路、および当リレー駆動回路を用いた車載機器に関するものである。
車載機器においてリレーを駆動する際、もっとも簡単な駆動方法としてはバッテリ電圧を直接リレーコイルに印加する方法があった。当バッテリによるリレーの直接駆動においては、通常12V程度のバッテリ電圧が、エンジン始動時には6V程度まで低下する場合があり、このとき、リレーコイルの通電電流が、リレーを駆動し続けるための保持電流を下回ると、リレー接点が誤ってオフしてしまうこともある。
上記のバッテリ電圧が低下した場合においてもリレーを駆動するには、定格電圧の低いリレー(例えば、定格電圧6Vのリレー)を用いる方法があった。しかし、この方法では、バッテリ電圧が14V程度のときにはリレーのコイルに必要以上の過大な電流が流れることになるため、電力を無駄に消費しながら、自己発熱が増大し、放熱のための追加部品が必要になったり、当自己発熱による温度上昇に耐えられる大きなリレーが必要になったりする。
上記のようにバッテリ電圧が低下しても誤動作することなく、バッテリ電圧が高くなっても発熱および電力の浪費をしないように、バッテリ電圧からDC/DCコンバータ等を用いて一定の電圧を生成し、定電圧でリレーを駆動する方法があった。
例えば、特許文献1のリレー駆動回路は、DC/DCコンバータを使用して、リレーのコイルに印加する電圧を一定に保つようトランジスタのスイッチングDutyを制御する構成としている。本構成により、バッテリ電圧(DC/DCコンバータの入力電圧)が上昇してもリレーには常時適切な電圧を印加できることにより過大な発熱を抑制できるとしている。
また例えば、特許文献2のリレー駆動回路は、電源とリレーとの間に出力電圧を変更可能な可変電圧レギュレータを設け、リレーをオフ状態からオンさせる時と、リレーがオンした後オン状態を保持し続ける時とで出力電圧を変更する構成としている。
特開2013−171773号公報 特開2011−216229号公報
しかし、上記特許文献1では、定電圧制御をおこなうDC/DCコンバータを使用するため、回路規模が大きく高コストになるという課題があった。また、上記特許文献2では、電源の電圧変動に対して充分なドロップアウト電圧を持つ可変式の電圧レギュレータを使用する必要があり、レギュレータが大型化するという課題があった。
このように、DC/DCコンバータ等を用いるためには、新たに降圧用のコイルを追加する必要があり、当コイルの追加により部品の占有面積が発生し駆動回路が大きくなり、部品の追加も合せて高コストとなる。また、他の負荷とDC/DCコンバータの出力を共用することもできるが、その場合も、当リレーを動作させるために出力電力の増強が必要となり、やはりコストの上昇につながる。
ところで、図23に示すように、リレー100は、コイル101に電流を通電することによって鉄心103に発生する電磁力で可動鉄片102を吸引して、機械的に接点を開閉する構造であり、一般的にはコイル101に所定の電圧を印加することによって動作する。図23(a)は可動鉄片102を鉄心103へ接触させる作動時、図23(b)は可動鉄片102と鉄心103の接触状態を保持する時を示している。
改めて考えてみれば、可動鉄片102を吸引する機械的な電磁力は、通電する電流とコイル101の巻回数によって一意に決定されるものであり、所定の電流を通電することで作動・保持の動作ができる。一方、可動鉄片102を動作させるために印加する電圧は、コイル101の抵抗を加味しながら通電電流を所定の値に設定するために必要な要素ではあるが、通電電流を設定する間接的な要素でしかない。たとえば、コイル101に使用する銅材には、温度特性があり、温度が100度上昇するとコイル101の抵抗は約40%増加する。つまり、コイル101に電圧を印加してリレー100を駆動する場合には、高温時には当コイル101の抵抗が増加することによって、電流が減少すること、即ち、高温で使用するときには、可動鉄片102を吸引する電磁力が低下し、充分な吸引力が確保できないことを考慮して、印加電圧を高めに設定する必要がある。
換言すれば、リレーを動作するために通電する電流は一意なのに対し、印加する電圧は最終的には通電電流を決定するために、他の要素に影響されないようにマージンをもって設定しなければならない。
以上のように、本来は定電流を通電して駆動することが好ましいはずのリレーではあるが、扱いやすい定電流電源が身近になく、電圧源に比べて電流源の採用には抵抗があるために、入手しやすく扱いやすい定電圧電源によって駆動することが一般的であった。
ちなみに、所定の電圧を印加して駆動されるリレーではあるが、リレーの仕様書には、通電電流を示すためにコイルの抵抗値が記載される例が多く、本来の電流による動作の一端を覗かせている。
リレーを定電流の通電によって駆動すれば、上記定電圧の印加によって駆動するときの違和感が解消され、不必要なマージンを削減して、過不足のない充分な電磁力によって動作させることができる。
なお、これまでは、定電流電源が使われることは少なかったが、昨今普及が始まったLED(発光ダイオード)は定電流による点灯が常識であり、対応する点灯用IC(Integrated Circuit)も普及し始めている。このLED点灯用ICがリレーの駆動に流用できるため、リレーの駆動方法の見直しには好機である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、過剰な動作電力を低減する定電流によってリレーを駆動する、簡素で安価な構成のリレー駆動回路および当リレー駆動回路を用いた車載機器を提供することを目的とする。
この発明に係る車載用リレー駆動回路は、リレーには、非動作中のリレーを作動する作動電圧が電源の定格電圧より低いものを使用し、リレーのコイルに電流を流すスイッチング素子と、コイルに流れる電流を検出する電流検出部と、スイッチング素子を制御する制御部とを備え、制御部は、電流検出部が検出する電流をフィードバックしてスイッチング素子を断続操作し、リレーに作動電圧を印加した時に流れる電流以上で、リレーに定格電圧を印加した時に流れる電流未満の定電流をコイルに通電してリレーを駆動するようにしたものである。
この発明に係る車載機器は、上述の車載用リレー駆動回路を用いて、リレーを駆動するようにしたものである。
この発明によれば、作動電圧が電源の定格電圧より低いリレーに、作動電圧を印加する時に流れる電流以上で、定格電圧を印加する時に流れる電流未満の定電流を通電するようにしたので、電源電圧が低下したときでも誤オフすることなく安定してリレーを駆動することができる。これにより、過剰な電力を削減し不要な発熱を抑えることができ、その結果、放熱機構を備え、自己発熱による温度上昇に耐えうる大きなリレーを用いるといった発熱対策が不要になるため、簡素で安価な構成のリレー駆動回路、および当リレー駆動回路を用いた車載機器を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係るリレー駆動回路10の構成を示す回路図である。 実施の形態1に係るリレー駆動回路を用いた車載機器の構成例を示す回路図である。 実施の形態1に係るリレー駆動回路を用いた車載機器の別の構成例を示す回路図である。 実施の形態1に係るリレー駆動回路を用いた車載機器の別の構成例を示す回路図である。 実施の形態1に係るリレー駆動回路の構成を示す回路図である。 リレーの電圧電流特性および動作特性を示すグラフである。 この発明の実施の形態3に係るリレー駆動回路の構成を示す回路図である。 実施の形態3に係るリレー駆動回路の変形例を示す回路図である。 図8のリレー駆動回路における波形を示すグラフである。 実施の形態3に係るリレー駆動回路の変形例を示す回路図である。 実施の形態3に係るリレー駆動回路の変形例を示す回路図である。 図11のリレー駆動回路における波形を示すグラフである。 実施の形態3に係るリレー駆動回路の変形例を示す回路図である。 実施の形態3に係るリレー駆動回路の変形例を示す回路図である。 この発明の実施の形態4に係るリレー駆動回路の構成を示す回路図である。 図15のリレー駆動回路における波形を示すグラフである。 この発明の実施の形態5に係るリレー駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態6に係るリレー駆動回路の構成を示す回路図である。 図18のリレー駆動回路における波形を示すグラフである。 この発明の実施の形態7に係るリレー駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態8に係るリレー駆動回路を説明するための参考例であり、LED点灯用ICを用いたLED点灯回路の構成を示す回路図である。 リレーコイルの等価回路を説明する図である。 リレーの構成と動作を説明する模式図であり、図23(a)は非動作中のリレーを作動するとき、図23(b)は動作状態を保持しているときを示す。
実施の形態1.
図1に示すように、車両に搭載されるリレー駆動回路10は、鉛バッテリを電源1としてリレー2を駆動し、接点3を開閉する。このリレー駆動回路10の最低限の構成は、電源1からリレー2のコイルL1に電流を流すスイッチング素子SW1と、コイルL1に流れる電流を検出する電流検出抵抗RS(電流検出部)と、スイッチング素子SW1を制御する制御部11と、コイルL1に貯えた電流を還流するダイオードD1であり、リレー2のコイルL1に流れる電流を検出してフィードバックし、制御部11によって駆動電流を一定に保つように制御することでリレー2を駆動する。
このリレー駆動回路10を用いた車載機器の構成例を、図2〜図4に示す。
図2は、リレー2により駆動する負荷5を外部に持つ車載機器4の一例である。車載機器4に外部接続される負荷5としては、ヒータ、モータ、灯火、制御機器等がある。
図3は、リレー2により駆動する負荷5を内部に持つ車載機器4aの一例である。車載機器4aに内蔵される負荷5としては、DC/DCコンバータ、DC/ACコンバータ等がある。なお、図2、図3ではリレー2を車載機器4,4aに内蔵したが、外付けしてもよい。
図4は、リレー2の電源1(12V)とは異なる電源を負荷と接続した車載機器の一例である。この例では、負荷となるAC/DCコンバータ7を交流電源6(100V)で駆動し、動力用バッテリ8(300V)を充電する車載用充電器4bを示している。
本発明では、こうした車載機器に搭載されるリレー2を駆動するためのリレー駆動回路10を提供する。
次に、リレー駆動回路10の詳細を説明する。
図5は、リレー駆動回路10aの具体例を示す回路図である。リレー駆動回路10aでは、図1に示す制御部11を、誤差増幅用の増幅器12と、PWM(Pulse Width Modulation)波形生成用の比較器14と、スイッチング素子SW1を駆動するドライブ回路15とにより構成している。
この構成においては、電流検出抵抗RSによってリレー2のコイルL1に流れる電流を電圧に変換し、誤差増幅用の増幅器12によって基準電圧13との電圧差を増幅したうえで、PWM波形生成用の比較器14によりPWM用三角波(例えば、200kHz程度)と比較することで、スイッチング素子SW1を駆動する矩形波を得る。
リレー2のコイルL1に流れる電流が所定値より低い場合は誤差増幅用の増幅器12の出力電圧が低くなり、得られる矩形波のDutyが大きくなるためスイッチング素子SW1のオン時間が長くなり、コイルL1に流れる電流が増えるよう制御する。逆に、電流が所定値より大きい場合は、Dutyが小さくなることでスイッチング素子SW1のオン時間が短くなり電流が減るように制御する。
制御としては一般的な電流フィードバック回路ではあるが、リレー2のコイルL1をスイッチング電源用のコイル(いわゆるチョークコイル)として使用することで、通常別途必要となるコイルを不要とした。従って、省スペース・低コスト化が実現できる。
なお、リレー2のコイルL1に流れる電流は電流検出抵抗RSの抵抗値、基準電圧13、PWM用三角波によって決めることができる。また、スイッチング素子SW1としてトランジスタを使用しているが、電界効果トランジスタ(FET)等を使用してもよい。
また、スイッチング素子SW1のスイッチング(断続)動作によりリレー2を駆動するため、スイッチング周波数が可聴域になるとリレー2が音鳴りを発生してしまう。そこで、スイッチング素子SW1のスイッチング周波数を可聴域より高くして(例えば、200kHz程度)、音鳴りを防止することが望ましい。
ここで、図6に、リレー2の電圧電流特性および動作特性を示す。グラフの縦軸は通電電流、横軸は印加電圧である。リレー2のコイルL1に作動電圧以上の電圧を印加し、非動作中のリレー2を作動させて接点3をオンする。オン状態の保持に要する電磁力はオフからオンへの作動に要する電磁力より小さくて足りるため、オン後は、保持電圧以上であれば作動電圧より低い電圧を印加してもリレー2の動作を保持することができる。
従来のように定電圧を印加してリレー2を駆動する場合には、コイルL1の温度特性を考慮して印加電圧を高めに(マージンを加えて)設定する必要があるので、余剰に電流を消費していた。
これに対し、実施の形態1では、上記のように定電流を通電してリレー2を駆動するのでコイルL1の温度特性を考慮する必要がない。そのため、例えば定格電圧12Vの電源1と定格電圧12Vのリレー2を使用した場合に、リレー駆動回路10,10aが、電流検出抵抗RSの検出する電流をフィードバックしてスイッチング素子SW1を断続操作し、リレー2の定格電圧動作時に通電する電流値より低い定電流(つまり、12Vを印加したときの電流より低い電流)をコイルL1に通電してリレー2を駆動する。これにより、余剰な消費電流を抑制することができる。また、不要な発熱を抑制することができるので、放熱機構を備えたり、自己発熱による温度上昇に耐えられる大きなリレーを用いたりといった発熱対策が不要になり、省スペース・低コスト化が実現できる。
以上より、実施の形態1によれば、車載用のリレー2を駆動するリレー駆動回路10は、リレー2のコイルL1に電流を流すスイッチング素子SW1と、コイルL1に流れる電流を検出する電流検出抵抗RSと、スイッチング素子SW1を制御する制御部11とを備え、制御部11は、電流検出抵抗RSが検出する電流をフィードバックしてスイッチング素子SW1を断続操作し、リレー2の定格電圧動作時に通電する電流値より低い定電流をコイルL1に通電してリレー2を駆動するように構成した。これにより、不要な電流消費を抑制して発熱を抑えることができるので、簡素で安価な構成のリレー駆動回路10を提供できる。
また、実施の形態1によれば、スイッチング素子SW1の断続周波数を、可聴域より高くすることにより、リレー2の音鳴りを防止できる。
実施の形態2.
実施の形態2のリレー駆動回路は、図1〜図5に示したリレー駆動回路10,10aと同様の構成であるため、以下では図1〜図5を援用する。
実施の形態2では、作動電圧が電源1の定格電圧より低いリレー2を使用する。そして、リレー駆動回路10,10aは、電流検出抵抗RSの検出する電流をフィードバックしてスイッチング素子SW1を断続操作し、リレー2に作動電圧を印加したときに流れる電流以上で、リレー2に定格電圧を印加したときに流れる電流未満に相当する定電流をコイルL1に通電してリレー2を駆動する。これにより、電源1の電圧が低下したときでも、誤って接点3がオフしにくくなり、安定してリレー2を駆動することができる。また、定格電圧の低いリレー2に適した電流を通電することで、余剰な消費電流と発熱を抑制することができるので、放熱機構を備えたり、自己発熱による温度上昇に耐えられる大きなリレーを用いたりといった発熱対策が不要になり、省スペース・低コスト化が実現できる。
以上より、実施の形態2によれば、作動電圧が電源1の定格電圧より低い車載用のリレー2を使用し、リレー駆動回路10の制御部11は、電流検出抵抗RSが検出する電流をフィードバックしてスイッチング素子SW1を断続操作し、リレー2に作動電圧を印加したときに流れる電流以上で、リレー2に定格電圧を印加したときに流れる電流未満に相当する定電流をコイルL1に通電してリレー2を駆動するように構成した。これにより、不要な電流消費を抑制して発熱を抑えることができるので、簡素で安価な構成のリレー駆動回路10を提供できる。
また、リレー2には、保持電圧が電源1の最低電圧より低いものを使用することが望ましい。例えば、エンジン始動時等に電源1の電圧が定格12Vから6V程度まで下がる場合、作動電圧8V、保持電圧5Vのリレー2を使用することにより、電源電圧が6V程度まで下がってもリレー2の接点3をオン状態に保持することができる。
さらに、リレー2には、作動電圧が電源1の最低電圧より低いものを使用することが望ましい。例えば上記の電源1に対して、作動電圧5V、保持電圧5V未満のリレー2を使用することにより、電源電圧が6V程度まで下がってもリレー2の接点3をオフからオンに作動させることができ、かつ、オン状態を保持することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、上記実施の形態1,2に示したリレー駆動回路10,10aの変形例をいくつか説明する。以下に述べる図7〜図13において、図1〜図6と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
図7は、リレー駆動回路10bの構成を示す回路図であり、PWM波形生成用の比較器14とドライブ回路15の間に、リレー2の動作/停止を切り換えるスイッチング素子SW2が接続されている。図5に示したリレー駆動回路10aでは、電源が供給されている限りリレー2は常に駆動されるが、図7のリレー駆動回路10bでは、リレーOFF信号でスイッチング素子SW2をオンすることで、リレー2の駆動を停止することができる。反対に、リレーON信号でスイッチング素子SW2をオフすることで、リレー2が駆動される。
図8は、リレー駆動回路10cの構成を示す回路図であり、ヒステリシス付きの比較器16を使用して図1に示した制御部11を構成している。この例では、比較器16の非反転入力端子に、基準電圧13と出力が抵抗R1,R2を介して接続され、抵抗R1,R2によりヒステリシスが設定される。
ここで、図9(a)にリレー駆動回路10cにおけるスイッチング素子SW1の動作波形、図9(b)にリレー2のコイルL1の通電電流の波形を示す。比較器16に高レベル比較電流と低レベル比較電流のヒステリシスを設定したので、電流検出抵抗RSが検出するコイルL1の通電電流が高レベル比較電流になるとスイッチング素子SW1がオフし、低レベル比較電流になるとスイッチング素子SW1がオンする。そのため、スイッチング素子SW1のオン/オフに応じて脈流する通電電流の平均値が、目標電流(リレー2の作動用の電流または保持用の電流)に等しくなる。
図10は、リレー駆動回路10dの構成を示す回路図であり、制御電源17と抵抗R21,R22により比較器16の基準電圧を生成している。
図11は、リレー駆動回路10eの構成を示す回路図であり、NPNトランジスタをスイッチング素子SW3(図1のスイッチング素子SW1に相当する)に用いて、リレー2をローサイドから駆動する構成にしている。また、スイッチング素子SW3と電流検出抵抗RSとの接続点を、通電電流サンプリング用スイッチTr4を介して増幅器12に接続する。スイッチング素子SW3と通電電流サンプリング用スイッチTr4のオン/オフ動作は同相とする。
ここで、図12(a)にリレー駆動回路10eにおけるスイッチング素子SW3の動作波形、図12(b)にリレー2のコイルL1の通電電流の波形、図12(c)に電流検出抵抗RSの端子電圧の波形、図12(d)に通電電流サンプリング用スイッチTr4の動作波形、図12(e)に図11のA部の電圧波形を示す。
リレー駆動回路10eでは、スイッチング素子SW3のオン時に通電電流サンプリング用スイッチTr4もオンし、リレー2のコイルL1に流れる通電電流(図11の実線矢印)を電流検出抵抗RSで検出してフィードバックする。一方、スイッチング素子SW3のオフ時はコイルL1の電流がダイオードD1に還流するので(図11の一点鎖線矢印)、このあいだ通電電流サンプリング用スイッチTr4もオフして電圧降下が発生していない電流検出抵抗RSの端子電圧を無視する。これにより、ローサイドスイッチを採用した場合でもフィードバック制御を精度良く行うことができる。
図13は、リレー駆動回路10fの構成を示す回路図であり、PチャネルのMOSFET(スイッチング素子SW1)とNチャネルのMOSFET(スイッチング素子SW4)を直列接続して、トーテムポール出力とした構成である。スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW4のオン/オフ動作は逆相とする。スイッチング素子SW1がオン、スイッチング素子SW4がオフのとき、リレー2のコイルL1を介して電流検出抵抗RSに動作電流が流れる(図13の実線矢印)。反対に、スイッチング素子SW1がオフ、スイッチング素子SW4がオンのとき、コイルL1から電流検出抵抗RSに還流電流が流れる(図13の一点鎖線矢印)。
MOSFETを使用するリレー駆動回路10fでは還流用のダイオードD1を省略できるので、トランジスタを使用するリレー駆動回路10〜10eと比べて部品点数を削減しながら、還流電流を通電するときにスイッチング素子SW4をオンすることでダイオードによって消費される電力に相当する電力を低減することができる。
図14は、リレー駆動回路10gの構成を示す回路図であり、制御部(図1の制御部11に相当する)に、過電流検出用の比較器18とスイッチング素子SW5を追加した構成である。この比較器18は、電流検出抵抗RSにより検出するコイルL1の通電電流と所定の設定電流値(基準電圧)とを比較し、当通電電流が過剰なことを検出したときにスイッチング素子SW5をオフしてリレー2の駆動動作を停止する。あるいは、当通電電流が流れていないことを検出したときにスイッチング素子SW5をオフしてリレー2の駆動動作を停止する。つまり、コイルL1の短絡による過電流、あるいは、コイルL1の開放等を容易に検出することができる。
上記構成により、コイルL1に短絡故障が生じても、過電流が通電されることが無いため、当過電流が誘発する電源1の故障、発熱および発火を回避することができる。
なお、上記過剰な通電電流とは、たとえば、0.1〜1Aで、使用するリレーの通電電流に対応する任意の電流値に設定する。
ちなみに、定電圧制御では、リレー2のコイルL1の開放を検出することは困難であり、電流検出用にさらに回路を追加することが一般的である。
実施の形態4.
リレー2の動作に必要な電流には、接点3をオフ状態からオン状態に切り換えるための作動用の電流と、オン状態を維持し続けるための保持用の電流があり、保持用の電流は作動用の電流に対して小さな電流値でよい。そこで、本実施の形態4では、フィードバック制御の目標電流を作動用の電流と保持用の電流に切り換えるリレー駆動回路の構成例を説明する。
図15は、実施の形態4に係るリレー駆動回路10hの構成を示す回路図であり、図1〜図14と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
リレー駆動回路10hでは、リレー2の接点3に動作検出用の抵抗R6を接続し、リレー2の動作を検出して目標電流を切り換える。目標電流の切り換えは、トランジスタTr1により、比較器16の非反転入力端子の基準電圧を変更することにより行う。
トランジスタTr1のベース端子には、抵抗R4とコンデンサC1からなるRC回路を介してトランジスタTr2のコレクタ端子が接続されている。トランジスタTr2のベース端子には、電流制限用の抵抗R5とトランジスタTr3のコレクタ端子が接続されている。トランジスタTr3のベース端子には、動作検出用の抵抗R6と分圧用の抵抗R7が接続されている。これらにより制御部(図1の制御部11に相当する)が構成される。
図16(a)は、リレーON/OFF信号の波形、図16(b)はリレー2の動作波形、図16(c)はリレー2のコイルL1の目標電流と通電電流の波形を示す。
具体的には、リレー2がオフ状態のとき、目標電流を決める基準電圧は、比較器16の非反転入力端子に接続された抵抗R21,R1,R22の合成抵抗によって決まっている。
このときの目標電流の値を作動用の電流とする。
リレーON信号によりスイッチング素子SW2がオフすることでリレー2がオン状態になると、動作検出用の抵抗R6を介して抵抗R7に電圧が印加され、トランジスタTr3がオンとなる。これにより、トランジスタTr2がオフとなり、制御電源17から抵抗R4を通じてコンデンサC1を充電する(図15の実線矢印)。コンデンサC1の充電により電圧が上昇することで、トランジスタTr1が動作し、抵抗R3に流れる電流が徐々に増加していくため、基準電圧が低下し目標電流の値は徐々に低下していく。コンデンサC1が充分に充電されるとトランジスタTr1がオンとなり、目標電流は抵抗R21,R1,R22に加えて抵抗R3の合成抵抗によって決まる。
このときの目標電流の値を保持用の電流とする。
リレーOFF信号によりスイッチング素子SW2がオンするとドライブ回路15が停止し、スイッチング素子SW1がオフとなることでリレー2がオフ状態になる。これにより、トランジスタTr3がオフとなり、トランジスタTr2がオンとなることで瞬時にコンデンサC1の電荷が放電され(図15の一点鎖線矢印)、トランジスタTr1はオフとなる。
リレー駆動回路10hにおいて、リレー2を駆動するために必要な電流に応じて適切な抵抗値を選択することで、過剰な消費電流を抑制することができる。
以上より、実施の形態4によれば、リレー駆動回路10hでは、リレー2の動作を保持するときにコイルL1に流す保持用の電流を、非動作中のリレー2を作動するときにコイルL1に流す作動用の電流より低くするようにしたので、過剰な消費電流をさらに抑制できる。
また、実施の形態4によれば、リレー駆動回路10hでは、作動用の電流と保持用の電流の切り換えを、動作検出用の抵抗R6を介して検出する接点3の状態に応じて行う構成にしたので、フィードバック制御を適切に行うことができる。
さらに、接点3に対して、動作検出用の抵抗R6を介して、抵抗R4とコンデンサC1からなるRC回路とを接続し、接点3の状態に応じて作動用の電流から保持用の電流への切り換えを行う構成にした。これにより、作動用の電流が通電されてから設定時間(つまり、RC回路の時定数により定まる時間)の経過後に、作動用の電流から保持用の電流への切り換えが行われ、リレー2のコイルL1に通電してから接点3が完全に閉成するまでの間、作動用の電流を維持する。なお、リレー2をオフしたときは、次にリレー2をオンするときにそなえて、上記設定時間に関係なく、早々に保持用の電流から作動用の電流へ切り換えることができる。
実施の形態5.
図17は、実施の形態5に係るリレー駆動回路10iの構成を示す回路図であり、図1〜図16と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
上記実施の形態4では、動作検出用の抵抗R6によりリレー2の動作を検出して目標電流を切り換えたが、本実施の形態5ではリレー2の動作を検出せずにタイマによって切り換える構成を説明する。リレー駆動回路10iでは、タイマとして、抵抗R4とコンデンサC1からなるRC回路を用い、抵抗R8,R9を介してトランジスタTr1のベース端子に接続している。
具体的には、リレー2がオフのときは制御電源17の出力を停止、または充分に低い電圧としておく。リレー2をオンにする際には制御電源17の電圧を立ち上げることで、比較器16の基準電圧が抵抗R21,R22の合成抵抗により決まる。
このときの基準電圧により決まる目標電流の値を作動用の電流とする。
また、このとき抵抗R4を通じてコンデンサC1を充電することで(図17の実線矢印)、徐々にコンデンサC1の電圧が上昇し、トランジスタTr1が動作することで抵抗R3に流れる電流が徐々に増加していく。これにより、基準電圧が低下し、目標電流の値も徐々に低下していく。コンデンサC1が十分に充電されるとトランジスタTr1はオンになり、基準電圧が抵抗R21,R22に加えて抵抗R3の合成抵抗によって決まる。
このときの基準電圧により決まる目標電流の値を保持用の電流とする。
リレー2をオフするときは、制御電源17の電圧を低下させることで、ダイオードD2を通じてコンデンサC1の電荷が制御電源17に放電され(図17の一点鎖線矢印)、トランジスタTr1が早々にオフとなる。
このように、実施の形態5では、抵抗R4とコンデンサC1からなるRC回路をタイマに用い、図16(a)の作動用電流通電時間t1を制御している。作動用電流通電時間t1は、RC回路の時定数により調整すればよい。
なお、上記タイマによる設定時間とは、たとえば、10ms〜1000msで、使用するリレーの応答時間に対応する任意の時間を設定する。
リレー駆動回路10iにおいて、リレー2を駆動するために必要な電流に応じて適切な抵抗とコンデンサを選択することで、過剰な消費電流を抑制することができる。
以上より、実施の形態5によれば、リレー駆動回路10iでは、接点3に接続されたRC回路の状態に応じて、作動用の電流と保持用の電流の切り換えを行う構成にした。この構成の場合にも、上記実施の形態4と同様に、作動用の電流が通電されてから設定時間(つまり、RC回路の時定数により定まる時間)の経過後に、作動用の電流から保持用の電流への切り換えが行われ、リレー2のコイルL1に通電してから接点3が完全に閉成するまでの間、作動用の電流を維持できる。
実施の形態6.
図18は、実施の形態6に係るリレー駆動回路10jの構成を示す回路図であり、図1〜図17と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
図19(a)はリレーON/OFF信号の波形、図19(b)はリレー2の動作波形、図19(c)はリレー2のコイルL1の目標電流と通電電流の波形を示す。
上記実施の形態4では、動作検出用の抵抗R6によりリレー2の動作を検出して目標電流を切り換えたが、本実施の形態6では電流変化判定部19により通電電流の変化を検出して切り換える構成を説明する。
ここで、図23を参照して、通電電流の変化を説明する。
リレー2がオン状態になるまでの間は、可動鉄片103が鉄心102から離反しているので磁気抵抗が大きく、コイル101のインダクタンスが小さいため通電電流の変化が速い(電流が増大・減少する傾きが大きく、通電電流が変化する周期が短い)。
可動鉄片103が完全に鉄心102に接触すると、磁気抵抗が小さくなり、コイル101のインダクタンスが大きくなり通電電流の変化は遅くなる(電流が増大・減少する傾きが小さく、通電電流が変化する周期が長くなる)。
そこで、実施の形態6では、図18の電流変化判定部19により電流変化が遅くなったことを判定して、リレー2が完全にオンしたことを判定する。
具体的には、リレー2をオフからオンにする際の比較器16の基準電圧は、抵抗R21,R22の合成抵抗によって決まる。
このときの基準電圧により決まる目標電流の値を作動用の電流とする。
図19に示す通り、リレー2がオン状態になるまでの間(作動用電流通電時間t1)は、リレー2のコイルL1のインダクタンスが小さいため、通電電流の変化は速いが、リレー2が完全にオンしてしまうと、コイルL1のインダクタンスが大きくなり、通電電流の変化は遅くなる(保持用電流通電時間t2)。
電流変化判定部19により電流変化が遅くなったこと、即ち、リレー2が完全にオンしたことを判定した場合に、電流変化判定部19がトランジスタTr1をオンすることで、比較器16の基準電圧は抵抗R21,R22に加えて抵抗R3の合成抵抗によって決まる値となる。
このときの基準電圧により決まる目標電流の値を保持用の電流とする。
リレー駆動回路10jにおいて、リレー2を駆動するために適切な通電電流の変化値を選択することで、過剰な消費電流を抑制することができる。
以上より、実施の形態6によれば、リレー駆動回路10jでは、電流変化判定部19により電流の変化を検出して、間接的にリレー2の接点3の状態を観測し、フィードバックして作動用の電流と保持用の電流を切り換える構成にしたので、上記実施の形態4に示したリレー2の接点3の状態を直接的に観測し、フィードバックする複雑な回路が不要で、簡素なリレー駆動回路が構成できる。
また、リレー2の接点3の状態を間接的に観測し、フィードバックすることができるので、たとえば、図4に示す車載用充電器のように、コイルL1と接点3が電気的に絶縁され、両者の電位が全く異なる場合においても、作動用の電流と保持用の電流を切り換えることができるリレー駆動回路が構成できる。
実施の形態7.
図20は、実施の形態7に係るリレー駆動回路10kの構成を示す回路図であり、図1〜図19と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
上記実施の形態1〜6では、還流用のダイオードD1をリレー駆動回路10〜10jに内蔵していたが、本実施の形態7では、還流用のダイオードD1をリレー2kに内蔵する。なお、リレー2kを低周波(概ね10kHz以下)で駆動する場合には、一般整流用ダイオードを使用し、高周波(概ね10kHz以上)で駆動する場合には、FR(ファーストリカバリ、高速動作用)ダイオードを使用する。
ダイオードD1をリレー2kに内蔵することで、電源用の配線を除くリレー2kを駆動するための配線を1本に簡素化することができるので、例えばリレー2kとリレー駆動回路10kの設置場所が離れている場合に配線が容易となる。
ただし、配線を延ばすとノイズが重畳しやすいので、図20のリレー駆動回路10kでは、コンデンサC2と抵抗R10からなるスナバ回路を追加している。
なお、上記においては便宜的にダイオードD1をリレー2kに内蔵する構成を示したが、ダイオードD1は必ずしもリレー2kに内蔵する必要はなく、リレー駆動回路10kの外部であればどこに配置しても、リレー駆動回路10kの構成は変わらない。
以上より、実施の形態7によれば、コイルL1に並列な還流用のダイオードをリレー駆動回路10kの外部に設ける構成にした。そのため、リレー2kとリレー駆動回路10kの距離を離したときに配線が容易となる。
実施の形態8.
近年、照明用途および灯火用途としてLEDを光源とする装置が普及し、LEDの点灯を制御する点灯用ICも多数市場に出回っている。LED点灯用ICの多くは、定電流制御の機能をもち、基本的な構成は図21に示すような回路である。
この図21は、代表的なLED点灯用IC20を用いたLEDの点灯回路の構成を示す回路図である。LED点灯用IC20は、スイッチング素子SW1、誤差増幅用の増幅器12、基準電圧13、PWM波形生成用の比較器14、およびドライブ回路15を備えており、図1に示したリレー駆動回路10aと基本的な構成は同じである。このLED点灯用IC20の出力側には、スイッチング電源用のコイルL2と還流用のダイオードD1とが接続されて、スイッチングレギュレータを構成しており、負荷であるLEDへ定電流を出力する。
なお、LED点灯用IC20の構成は代表的なものであり、図21に示すものに限定されるものではない。
また、図22に示すように、LEDを等価的に抵抗と考えれば、LED点灯用IC20の出力側に接続されるのはコイルL2と等価抵抗であり、リレー2のコイルL1(例えば、図1)を等価コイルと等価抵抗に分解すれば両者を同等なものと考えることができる。
即ち、LED点灯用IC20をそのままリレー駆動回路として使用することができる。この場合、最小構成として、LED点灯用IC20と、リレー2と、電流検出抵抗RSの3点で、リレー駆動回路を構成することができ、設計が非常に容易である。
以上より、実施の形態8によれば、定電流を出力、あるいは、定電流を制御するICを用いて、リレー2を駆動する構成にしたので、部品点数が削減でき、回路設計が容易になる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 電源、2,2k リレー、3 接点、4,4a 車載機器、4b 車載用充電器、5 負荷、6 交流電源、7 AC/DCコンバータ、8 動力用バッテリ、10,10a〜10k リレー駆動回路、11 制御部、12 増幅器、13 基準電圧、14,16 比較器、15 ドライブ回路、17 制御電源、18 比較器、19 電流変化判定部、20 LED点灯用IC、100 リレー、101 コイル、102 鉄心、103 可動鉄片、C1,C2 コンデンサ、D1,D2 ダイオード、L1,L2 コイル、R1〜R10,R21,R22 抵抗、RS 電流検出抵抗、SW1〜SW5 スイッチング素子、Tr1〜Tr3 トランジスタ、Tr4 通電電流サンプリング用スイッチ。

Claims (12)

  1. 車載用のリレーを駆動する車載用リレー駆動回路であって、
    前記リレーには、非動作中の前記リレーを作動する作動電圧が電源の定格電圧より低いものを使用し、
    前記リレーのコイルに電流を流すスイッチング素子と、
    前記コイルに流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記スイッチング素子を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記電流検出部が検出する電流をフィードバックして前記スイッチング素子を断続操作し、前記リレーに作動電圧を印加した時に流れる電流以上で、前記リレーに定格電圧を印加した時に流れる電流未満の定電流を前記コイルに通電して前記リレーを駆動することを特徴とする車載用リレー駆動回路。
  2. 前記リレーには、動作中の前記リレーの状態を保持できる保持電圧が前記電源の最低電圧より低いものを使用することを特徴とする請求項記載の車載用リレー駆動回路。
  3. 前記リレーには、前記作動電圧が前記電源の最低電圧より低いものを使用することを特徴とする請求項記載の車載用リレー駆動回路。
  4. 前記制御部は、前記電流検出部が設定電流値より高い通電電流を検出した場合に前記リレーの駆動を停止することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の車載用リレー駆動回路。
  5. 前記スイッチング素子の断続周波数は、可聴域より高いことを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の車載用リレー駆動回路。
  6. 前記制御部は、非動作中の前記リレーに対しては、前記リレーを作動する作動電圧を印加した時に流れる電流以上で、定格電圧を印加した時に流れる電流未満の電流を通電して、作動した後は、動作中の前記リレーの状態を保持できる保持電圧を印加した時に流れる電流以上で、前記作動電圧を印加した時に流れる電流未満の電流に、通電電流を切り換えることを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の車載用リレー駆動回路。
  7. 前記制御部は、前記通電電流の切り換えを、前記リレーの接点の状態、あるいは、前記接点に接続される回路の状態、あるいは、前記コイルに流れる電流の挙動に応じて行うことを特徴とする請求項記載の車載用リレー駆動回路。
  8. 前記制御部は、前記通電電流の切り換えを、作動用の電流が通電されてから設定時間の経過後に行うことを特徴とする請求項記載の車載用リレー駆動回路。
  9. 前記制御部は、作動用の電流から保持用の電流への切り換えを、保持用の電流から作動用の電流への切り換えより緩慢に行うことを特徴とする請求項から請求項のうちのいずれか1項記載の車載用リレー駆動回路。
  10. 前記コイルに並列に接続される還流用のダイオードを備えたことを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載の車載用リレー駆動回路。
  11. 定電流を出力、あるいは、定電流を制御するICを用いて構成されることを特徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれか1項記載の車載用リレー駆動回路。
  12. 請求項1から請求項11のうちのいずれか1項記載の車載用リレー駆動回路を用いて、リレーを駆動することを特徴とする車載機器。
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