JP6249684B2 - セメント組成物の製造方法 - Google Patents

セメント組成物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6249684B2
JP6249684B2 JP2013177498A JP2013177498A JP6249684B2 JP 6249684 B2 JP6249684 B2 JP 6249684B2 JP 2013177498 A JP2013177498 A JP 2013177498A JP 2013177498 A JP2013177498 A JP 2013177498A JP 6249684 B2 JP6249684 B2 JP 6249684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
portland cement
gypsum
cement
steam
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013177498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015044717A (ja
Inventor
森 寛晃
寛晃 森
龍一郎 久我
龍一郎 久我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiheiyo Cement Corp filed Critical Taiheiyo Cement Corp
Priority to JP2013177498A priority Critical patent/JP6249684B2/ja
Publication of JP2015044717A publication Critical patent/JP2015044717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6249684B2 publication Critical patent/JP6249684B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

本発明は、蒸気養生製品用ポルトランドセメントの製造方法に関する。
モルタルやコンクリート等のセメント硬化体を製造する際に、セメント組成物を蒸気養生する方法が知られている。
蒸気養生により得られるセメント硬化体(例えば、コンクリート二次製品等)の強度を向上させる方法として、特許文献1には、3CaO・3Al・CaSO、無水石膏及び生石灰を主成分として含有してなるカルシウムサルフォアルミネート系物質に対し、CaO含有率が49〜62重量%の無定形カルシウムアルミネートを0.5〜8重量%存在せしめてなる蒸気養生用セメント混和材を配合する方法が記載されている。
また、特許文献2には、高温高圧養生や蒸気養生により得られるセメント硬化体の強度を向上させるとともに、養生期間を短縮または養生温度を低減させる方法として、(a)ポルトランドセメント100重量部、(b)アルミナセメント1〜10重量部および(c)石膏1〜20重量部からなるセメント混合物を成形した後、常圧高温養生(例えば、常圧蒸気養生等)する方法が記載されている。
特開昭56−149358号公報 特開平1−261254号公報
特許文献1〜2に記載された方法では、蒸気養生製品の強度を高めるために、ポルトランドセメント以外にセメント混和材やアルミナセメントを必須としている。
本発明の目的は、ポルトランドセメント以外の混和材あるいは特定の水硬性材料を用いることなく、セメントの製造において、セメントの凝結制御を目的として添加する石膏の種類ならびに量を調整することで、蒸気養生条件下での強度発現性に優れる蒸気養生製品用ポルトランドセメントの製造方法を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討した結果、ポルトランドセメントに含まれる石膏の全量中の二水石膏と半水石膏の合計量の割合が、SO換算で70質量%以上で、かつ、ポルトランドセメントに含まれる二水石膏と半水石膏の合計量中の半水石膏の量の割合が、SO換算で60質量%以上となるように、ポルトランドセメントクリンカに添加される石膏の種類及び量を決定した後、ポルトランドセメントクリンカと石膏を材料として用いて、ポルトランドセメントを得た場合に、このポルトランドセメントを蒸気養生製品の材料として用いれば、蒸気養生製品の強度を高めることができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[7]を提供するものである。
[1] ポルトランドセメントに含まれる石膏の全量中の二水石膏と半水石膏の合計量の割合が、SO換算で70質量%以上で、かつ、ポルトランドセメントに含まれる二水石膏と半水石膏の合計量中の半水石膏の量の割合が、SO換算で60質量%以上となるように、ポルトランドセメントクリンカに添加される石膏の種類及び量を決定した後、ポルトランドセメントクリンカと石膏を材料として用いて、蒸気養生製品用ポルトランドセメントを得ることを特徴とする蒸気養生製品用ポルトランドセメントの製造方法。
[2] 上記石膏の種類及び量の決定は、ポルトランドセメント中の二水石膏と半水石膏の合計量の割合が、SO換算で1.0質量%以上となるように行われる、前記[1]に記載の蒸気養生製品用ポルトランドセメントの製造方法。
[3] 上記ポルトランドセメントが、普通ポルトランドセメントまたは早強ポルトランドセメントである、前記[1]又は[2]に記載の蒸気養生製品用ポルトランドセメントの製造方法。
[4] 上記蒸気養生製品用ポルトランドセメント中のポルトランドセメントクリンカ粉砕物のブレーン比表面積が3,000〜5,000cm/gであり、上記蒸気養生製品用ポルトランドセメント中の二水石膏と半水石膏のブレーン比表面積が3,000〜10,000cm/gである、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の蒸気養生製品用ポルトランドセメントの製造方法。
[5] 上記石膏の種類及び量の決定の前に、ポルトランドセメントクリンカ粉砕物と、予め定めた配合量の石膏を用いて、蒸気養生製品用ポルトランドセメントを得て、該蒸気養生製品用ポルトランドセメントに含まれる二水石膏と半水石膏の合計量中の半水石膏の量の割合を測定する、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の蒸気養生製品用ポルトランドセメントの製造方法。
[6] 前記[1]〜[5]のいずれかに記載の蒸気養生製品用ポルトランドセメントの製造方法によって、蒸気養生製品用ポルトランドセメントを得た後、蒸気養生製品用ポルトランドセメント及び水を含む混練用材料を、水セメント比が20〜40%となるように混練して、セメント組成物を得ることを特徴とするセメント組成物の製造方法。
[7] 前記[6]に記載のセメント組成物の製造方法によって、セメント組成物を得た後、該セメント組成物を蒸気養生して、蒸気養生製品を得ることを特徴とする蒸気養生製品の製造方法。
本発明の製造方法によれば、蒸気養生製品用ポルトランドセメントの蒸気養生条件下での強度発現性を向上させることができる。
本発明の製造方法によって得た蒸気養生製品用ポルトランドセメントを含むセメント組成物によれば、蒸気養生によって、強度に優れたモルタル及びコンクリート等を得ることができる。
実施例および比較例における養生パターンを示す図である。
本発明の蒸気養生製品用ポルトランドセメントの製造方法は、ポルトランドセメントに含まれる石膏の全量中の二水石膏と半水石膏の合計量の割合が、SO換算で70質量%以上で、かつ、ポルトランドセメントに含まれる二水石膏と半水石膏の合計量中の半水石膏の量の割合(以下、「半水化率」ともいう。)が、SO換算で60質量%以上となるように、ポルトランドセメントクリンカに添加される石膏の種類及び量を決定した後、ポルトランドセメントクリンカと石膏を材料として用いて、蒸気養生製品用ポルトランドセメントを得るものである。
本発明で用いられるポルトランドセメントは、特に限定されるものではなく、例えば、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメントを使用することができる。中でも、強度発現性やコストの観点から、普通ポルトランドセメントまたは早強ポルトランドセメントが好ましい。
ポルトランドセメントに含まれる二水石膏及び半水石膏を上述した数値範囲内となるように調整することで、調整されたポルトランドセメントを用いて蒸気養生を行った場合の、ポルトランドセメントの強度発現性を向上させることができる。
ポルトランドセメントに含まれる石膏の全量(100質量%)中の二水石膏と半水石膏の合計量の割合は、SO換算で70質量%以上、好ましくは80質量%以上、より好ましくは90質量%以上である。
上記二水石膏と半水石膏の合計量の割合が、SO換算で70質量%未満の場合、モルタル及びコンクリートの作業性が低下する。
また、ポルトランドセメントに含まれる二水石膏と半水石膏の合計量100質量%中の半水石膏量の割合は、SO換算で60質量%以上、好ましくは65質量%以上、より好ましくは70質量%以上、特に好ましくは80質量%以上である。
上記半水石膏の割合が、SO換算で60質量%未満の場合、蒸気養生製品用ポルトランドセメントの強度発現性の向上効果が低減する。
ポルトランドセメントの半水化率を調整する方法としては、例えば、ポルトランドセメントクリンカと、予め定めた配合量の石膏(例えば、二水石膏)を混合し、同時粉砕した後、粉砕された混合物(ポルトランドセメント)の半水化率を測定し、得られた測定値に基づいて、混合後のポルトランドセメントの半水化率が上述した数値範囲内となるように、上記粉砕された混合物に別途粉砕した石膏(例えば、半水石膏)を加えて混合する方法が挙げられる。該方法では、上記粉砕された混合物の代わりに、市販されているポルトランドセメントを用いてもよい。
また、ポルトランドセメントクリンカ、二水石膏、及び半水石膏を別々に粉砕した後、混合物(ポルトランドセメント)の半水化率が上述した数値範囲内となるような配合で、ポルトランドセメントクリンカ、二水石膏、及び半水石膏を混合する方法が挙げられる。
さらに、ポルトランドセメントクリンカと二水石膏を混合して、粉砕後の混合物(ポルトランドセメント)の半水化率が上述した数値範囲内となるまで粉砕する方法が挙げられる。ポルトランドセメントクリンカと二水石膏を同時に粉砕すると、粉砕温度の上昇(120℃程度)により、二水石膏の一部が半水化することから、上記方法では、粉砕後の混合物の半水化率が上述した数値範囲内となるように粉砕条件(例えば粉砕時間や散水量)を調整すればよい。
なお、いずれの方法においても、得られた混合物(ポルトランドセメント)中に含まれる石膏の全量(100質量%)中の二水石膏及び半水石膏の合計量の割合が、SO換算で70質量%以上となるようにポルトランドセメントクリンカ、二水石膏、及び半水石膏の配合量を調整する必要がある。
ポルトランドセメントクリンカ、二水石膏および半水石膏等の粉砕は、ボールミル、ロッドミル等の一般的な粉砕機を用いればよい。
なお、本発明の蒸気養生製品用ポルトランドセメント中のポルトランドセメントクリンカ粉砕物のブレーン比表面積は、好ましくは3,000〜5,000cm/g、より好ましくは3,100〜4,800cm/gである。
上記ブレーン比表面積が3,000cm/g以上であると、ポルトランドセメントの強度発現性が向上する。また、上記ブレーン比表面積が5,000cm/g以下であると、モルタル、コンクリート等の作業性が向上する。
また、本発明の蒸気養生製品用ポルトランドセメント中の二水石膏および半水石膏のブレーン比表面積は、好ましくは3,000〜10,000cm/g、より好ましくは3,500〜8,000cm/gである。
上記ブレーン比表面積が3,000cm/g以上であると、ポルトランドセメントの強度発現性が向上する。また、上記ブレーン比表面積が10,000cm/g以下であると、粉砕にかかるコストが低くなる。
上記粉砕の際に、粉砕効率を高める観点から、粉砕助剤を添加して粉砕してもよい。粉砕助剤としては、ジエチレングリコール、トリエタノールアミン、及びトリイソプロパノールアミン等が挙げられる。中でも、セメント組成物の強度発現性向上の観点からトリイソプロパノールアミンが好ましい。これらの粉砕助剤は、粉砕対象物(例えば、ポルトランドセメントクリンカ)100質量部に対して0.01〜1質量部添加することが好ましい。
また、本発明において、ポルトランドセメント100質量%中の二水石膏と半水石膏の合計量の割合が、SO換算で、好ましくは1.0質量%以上、より好ましくは1.2〜3.0質量%、特に好ましくは1.3〜2.8質量%となるように調整することが好ましい。
上記二水石膏と半水石膏の合計量の割合が、1.0質量%以上であると、モルタル、コンクリート等の作業性が向上する。
また、本発明において、ポルトランドセメントは、少量混合成分として、石灰石粉末、シリカ質混合材、フライアッシュおよび高炉スラグ粉末から選ばれる少なくとも1種を含んでもよい。
上記ポルトランドセメント100質量%中、少量混合成分の割合は、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下である。上記割合が5質量%を超えると、蒸気養生製品用ポルトランドセメントの強度発現性の向上効果が低減する場合がある。また、JIS規格の製品として認定を受けることができなくなる。
本発明の方法で強度発現性が向上した蒸気養生製品用ポルトランドセメント、並びに、水、骨材(粗骨材、細骨材)、及び必要に応じて配合される他の材料を含む混練用材料を混練したセメント組成物を、蒸気養生することで得られるセメント硬化体(モルタルまたはコンクリート)は、圧縮強度に優れている。
上記蒸気養生製品用ポルトランドセメントを含むセメント組成物の水セメント比は、好ましくは20〜40%、より好ましくは25〜35%である。水セメント比が40%以下の場合、セメント硬化体の強度が向上する。水セメント比が20%以上の場合、セメント組成物が流動性に優れるため、成型が容易となる。
上記必要に応じて配合される他の材料としては、高炉スラグ、シリカフューム、フライアッシュ等のセメント混和材や、減水剤、消泡剤等のセメント混和剤が挙げられる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
使用材料としては、以下に示す材料を使用した。
(1)普通ポルトランドセメントクリンカA:太平洋セメント大分工場製(クリンカ中のSO量:0.48質量%)
(2)普通ポルトランドセメントクリンカB:太平洋セメント熊谷工場製(クリンカ中のSO量:0.47質量%)
(3)二水石膏:試薬(密度:2.33g/cm、ブレーン比表面積:5,680cm/g)
(4)半水石膏:試薬(密度:2.72g/cm、ブレーン比表面積:6,190cm/g)
(5)石灰石粉末:太平洋セメント大分工場製(密度:2.77g/cm、ブレーン比表面積:4,100cm/g)
(6)高炉スラグ粉末:デイ・シイ社製、商品名「ファインセラメント10A」(密度:2.91g/cm、ブレーン比表面積:8,560cm/g)
(7)水:上水道水
(8)細骨材:掛川産山砂(表乾密度:2.58g/cm、吸水率:1.85%)
(9)高性能減水剤:BASFジャパン社製、商品名「SP8000SM」
(10)消泡剤:BASFジャパン社製、商品名「マイクロエア404」
[クリンカA〜Bの粉砕物の製造]
上記普通ポルトランドセメントクリンカAを、その粒径が5mm以下となるように粗粉砕した後、中型ミルに投入した。さらに、粉砕助剤としてジエチレングリコールをクリンカの全質量に対して200ppmの割合で添加し、石膏等を加えずに粉砕を行った。得られた普通ポルトランドセメントクリンカAの粉砕物の密度は3.17g/cmであり、ブレーン比表面積は3,150cm/gであった。
同様にして、上記普通ポルトランドセメントクリンカBを粉砕した。得られた普通ポルトランドセメントクリンカBの粉砕物の密度は3.16g/cmであり、ブレーン比表面積は3,180cm/gであった。
[セメント1〜16の製造]
上記普通ポルトランドセメントクリンカAまたはBの粉砕物と試薬の石膏(二水石膏、半水石膏)を混合して、混合物(セメント)100質量%中の全SO量(クリンカ中に含まれるSO量を含む。)が2.0質量%となるように調整した。
また、半水石膏と二水石膏の混合割合を変えることで、セメントの半水化率(半水石膏中のSO量/半水石膏及び二水石膏中のSO量の合計量)が、表2に示される数値(0%、50%、75%、または90%)となるように調整した。
さらに、少量混合成分として、石灰石粉末および高炉スラグ粉末を、表2で示される配合で添加、混合することで、セメント1〜16を製造した。
[実施例1]
表1に示される配合に従って、モルタルを製造した。具体的には、セメント1と細骨材を、5リットルのホバートミキサに投入して、低速(自転速度:毎分140±5回転、公転速度:毎分62±5回転)で30秒間空練りした後、水と、高性能減水剤と、消泡剤を投入して、さらに低速で60秒間練り混ぜた。その後、ミキサー内部の掻き落としを行った後、回転速度を高速(自転速度:毎分285±10回転、公転速度:毎分125±10回転)にして90秒間練り混ぜた。
得られたモルタルをφ5×10cmのサミットモールドに打ち込んだ。打ち込み面をポリエチレン製ビニールで覆った後、蒸気養生槽内へ移動した。蒸気養生は、コンクリート二次製品工場で一般的に行われるものを想定して、図1で示される養生パターン(前置き温度20℃で3時間、65℃まで昇温速度20℃/時間、最高温度65℃で3時間保持、その後、20℃まで8時間で降温する。)で行った。
24時間経過後、脱型を行って供試体を得た。該供試体の圧縮強度(材齢1日における圧縮強度)を、「JIS A 1108(コンクリートの圧縮強度試験方法)」に準じて測定した。
また、脱型を行った供試体を20℃、相対湿度60%の恒温室に静置して、材齢が14日になるまで気中養生を行った。その後、供試体の材齢14日における圧縮強度を、「JIS A 1108(コンクリートの圧縮強度試験方法)」に準じて測定した。
結果を表2に示す。
[実施例2〜8、比較例1〜8]
セメント1の代わりに、表2に示されるセメント2〜16を用いた以外は、実施例1と同様にして、モルタルを製造し、材齢1日及び14日における圧縮強度を測定した。
結果を表2に示す。

Claims (3)

  1. ポルトランドセメントに含まれる石膏の全量中の二水石膏と半水石膏の合計量の割合が、SO換算で90質量%以上ポルトランドセメントに含まれる二水石膏と半水石膏の合計量中の半水石膏の量の割合が、SO換算で70質量%以上、かつ、ポルトランドセメント中の二水石膏と半水石膏の合計量の割合が、SO 換算で1.0質量%以上となるように、ポルトランドセメントクリンカに添加される石膏の種類及び量を決定した後、ポルトランドセメントクリンカと石膏を材料として用いて、蒸気養生製品用ポルトランドセメントを得て、次いで、該蒸気養生製品用ポルトランドセメント及び水を含む混練用材料を、水セメント比が20〜40%となるように混練して、セメント組成物を得るセメント組成物の製造方法であって、上記ポルトランドセメントが、普通ポルトランドセメントまたは早強ポルトランドセメントであり、上記蒸気養生製品用ポルトランドセメント中のポルトランドセメントクリンカ粉砕物のブレーン比表面積が3,000〜4,800cm /gであり、上記蒸気養生製品用ポルトランドセメント中の二水石膏と半水石膏のブレーン比表面積が5,680〜6,190cm /gであることを特徴とするセメント組成物の製造方法。
  2. 上記石膏の種類及び量の決定の前に、ポルトランドセメントクリンカ粉砕物と、予め定めた配合量の石膏を用いて、蒸気養生製品用ポルトランドセメントを得て、該蒸気養生製品用ポルトランドセメントに含まれる二水石膏と半水石膏の合計量中の半水石膏の量の割合を測定する、請求項1記載のセメント組成物の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載のセメント組成物の製造方法によって、セメント組成物を得た後、該セメント組成物を蒸気養生して、蒸気養生製品を得ることを特徴とする蒸気養生製品の製造方法。
JP2013177498A 2013-08-29 2013-08-29 セメント組成物の製造方法 Active JP6249684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013177498A JP6249684B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 セメント組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013177498A JP6249684B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 セメント組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015044717A JP2015044717A (ja) 2015-03-12
JP6249684B2 true JP6249684B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=52670598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013177498A Active JP6249684B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 セメント組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6249684B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019156699A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 太平洋セメント株式会社 セメントの製造方法
JP7370204B2 (ja) * 2019-09-27 2023-10-27 太平洋セメント株式会社 蒸気養生製品用セメント組成物
JP7350686B2 (ja) * 2020-03-27 2023-09-26 太平洋セメント株式会社 セメント組成物、及びセメント質硬化体の製造方法
JP7415834B2 (ja) 2020-07-30 2024-01-17 住友大阪セメント株式会社 セメント組成物及びセメント組成物の製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3091106B2 (ja) * 1995-01-13 2000-09-25 太平洋セメント株式会社 蒸気養生製品用セメント
JP2007022913A (ja) * 1997-07-24 2007-02-01 Tokuyama Corp 高流動性水硬性組成物
JP2001220197A (ja) * 2000-02-03 2001-08-14 Taiheiyo Cement Corp セメント組成物
JP2004196624A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Taiheiyo Cement Corp 水硬性組成物
JP4797973B2 (ja) * 2006-04-13 2011-10-19 宇部興産株式会社 高強度遠心力成形用コンクリート組成物及びその製造方法
JP2009234821A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd セメントの製造方法、セメント組成物、およびセメント硬化体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015044717A (ja) 2015-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI701228B (zh) 混凝土組成物以及其製造方法
WO2008044361A1 (fr) Produit de remplissage pour un joint de renforcement et procédé de remplissage de joint de renforcement à l'aide de celui-ci
JP2011136885A (ja) 低温用速硬材及びこれを含むセメント含有材料
JP6249684B2 (ja) セメント組成物の製造方法
JP2004292307A (ja) 水硬性組成物
JP2007055843A (ja) セメント添加材
JP4494743B2 (ja) セメント組成物の製造方法
JP2017081763A (ja) シリカフューム含有セメント組成物
JP5535106B2 (ja) セメント組成物
JP2020001954A (ja) セメント組成物
JP5455832B2 (ja) セメント組成物
JP5721212B2 (ja) 初期膨張性セメント組成物
JP6037073B2 (ja) セメント組成物
JP2003277111A (ja) 硬化促進剤及びセメント組成物
JP2007131477A (ja) フライアッシュセメント組成物及びそれを用いたコンクリート成形品
JP4176668B2 (ja) コンクリート
JP5350770B2 (ja) セメント組成物
JP2012167002A (ja) 水硬性粉体の製造方法
JP5473811B2 (ja) セメント添加材およびセメント組成物
JP6896578B2 (ja) 水硬性粉末組成物
JP6037074B2 (ja) セメント組成物
JP2005272223A (ja) コンクリート
JP4301076B2 (ja) セメント組成物
JP7370204B2 (ja) 蒸気養生製品用セメント組成物
JP6207992B2 (ja) セメント混和材およびセメント組成物それを用いたセメント硬化体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6249684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250