JP6248614B2 - シリンダヘッド構造 - Google Patents
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Description
(3)一側に配置され、前記一側の前記第一排気ポートと前記一側の前記第二排気ポートとの間を隔離する第一の隔壁と、他側に配置され、前記他側の前記第一排気ポートと前記他側の前記第二排気ポートとの間を隔離する第二の隔壁と、を備えることが好ましい。この場合、前記ウォータジャケットは、前記仕切壁のうち少なくとも前記第一の隔壁及び前記第二の隔壁の各端部の頂点同士を繋いだ平面よりも先端側に配置されることが好ましい。
(5)一つの前記気筒に対して二つの前記排気ポートが接続されることが好ましい。
このように、本シリンダヘッド構造によれば、シリンダヘッドの排気集合部の冷却性の向上と排気干渉の防止とを両立することができる。
[1−1.全体構造]
本実施形態にかかるシリンダヘッド構造について、図1〜図5を用いて説明する。ここでは、直列4気筒エンジンに適用されたシリンダヘッド構造について説明する。なお、以下の説明では、シリンダヘッド1に対して図示しないシリンダブロックが結合される側を下方とし、その逆側、すなわちシリンダヘッド1に対して図示しないヘッドカバーが結合される側を上方として説明する。
図1に示すように、集合排気ポート23は、その上流端が個々の排気バルブ孔21に対して接続されるように、八本に分岐した形状とされる。また、集合排気ポート23の下流端は、分岐している個々の通路が一本に集約された形状とされる。図2に模式的に示すように、集合排気ポート23の分岐形状は、上流側ほど分岐数が増加する樹枝形状(樹形図形状)である。
上記のシリンダヘッド構造では、二つの第一排気ポートの間の仕切壁3Bのうち少なくとも先端部3eは、上面及び下面に設けられるウォータジャケット32,33により上下から水冷される。先端部3eは、全てのシリンダ2から排出される排気が当たり、常に排気に晒されるため、仕切壁3Bのなかでも特に昇温されやすい部位である。本シリンダヘッド構造では、この先端部3eを上下から水冷することでこの部位の温度を下げることができ、高温になりやすい排気集合部23bやシリンダヘッド出口24近傍を冷却することができる。さらに、先端部3eの温度を下げることで、先端部3eに接触して流れる排気の温度を下げることもできる。
このように、本シリンダヘッド構造によれば、シリンダヘッド1の排気集合部23bの冷却性の向上と排気干渉の防止とを両立することができる。
また、集合排気ポート23は、一つのシリンダ2に対して二つの排気ポート23aが接続されるため、一つの排気ポート23aの断面積を小さくすることができ、シリンダ2から排出された時点での排気の流速を高めることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上記実施形態では、仕切壁3Bの先端部3eが、両端の二つのシリンダ2に接続される排気ポート23aの流路中心線をそれぞれ延長した交点Qと一致して設けられているが、先端部3eの位置は交点Qと一致していなくてもよく、交点Qよりも排気下流側に延設されていてもよい。
また、上記実施形態では、通路面積Sdと通路面積Suとが同一になるように仕切壁3Bの先端部3eの位置が設定されているが、これらの通路面積Sd,Suは同一でなくもよい。
2 シリンダ
3A 第一壁部(壁部)
3B 仕切壁
3p 突出部(先端側の部位)
3C 第二壁部(壁部)
21 排気バルブ孔
23 集合排気ポート
23a 排気ポート
23b 排気集合部
24 シリンダヘッド出口
30 ウォータジャケット
31 メインウォータジャケット
32 アッパウォータジャケット
32a,32b,32c 連通部
33 ロアウォータジャケット
Claims (5)
- 直列に配置される四つの気筒のうちの内側の二つの燃焼室に繋がる二つの第一排気ポートと、
前記四つの気筒のうちの外側の二つの燃焼室に繋がる二つの第二排気ポートと、
前記二つの第一排気ポートと前記二つの第二排気ポートとを一つに集合する排気集合部と、
前記排気集合部を上下に挟み合う位置でそれぞれ直列方向に冷却水を流通させるウォータジャケットと、
前記二つの第一排気ポート間に配置され、前記排気集合部の出口方向に延設された仕切壁と、を備え、
前記仕切壁は、少なくとも前記二つの第二排気ポートの流路中心線をそれぞれ延長した交点まで延設され、
前記ウォータジャケットは、前記仕切壁のうち少なくとも先端部の上下に配置され、前記排気集合部の上下において、前記二つの第一排気ポートを冷却する内側ルートと、前記二つの第二排気ポートを冷却する外側ルートとの二系統にそれぞれ流れが分割されるとともに、
前記ウォータジャケットは、前記内側ルートと前記外側ルートとを連通する連通部を複数有し、
前記連通部は、一側及び他側において前記第一排気ポートと前記第二排気ポートとの最初の合流点である股部の上下にそれぞれ設けられる
ことを特徴とする、シリンダヘッド構造。 - 前記二つの第二排気ポートの最も外側に位置する内壁と前記仕切壁の先端部との距離が最短の位置における通路面積が、前記燃焼室に繋がる前記第一排気ポート及び前記第二排気ポートの通路面積と同一に形成される
ことを特徴とする、請求項1記載のシリンダヘッド構造。 - 一側に配置され、前記一側の前記第一排気ポートと前記一側の前記第二排気ポートとの間を隔離する第一の隔壁と、
他側に配置され、前記他側の前記第一排気ポートと前記他側の前記第二排気ポートとの間を隔離する第二の隔壁と、を備え、
前記ウォータジャケットは、前記仕切壁のうち少なくとも前記第一の隔壁及び前記第二の隔壁の各端部の頂点同士を繋いだ平面よりも先端側に配置される
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のシリンダヘッド構造。 - 前記二つの第一排気ポートと前記二つの第二排気ポートと前記排気集合部とを有する集合排気ポートは、前記仕切壁の前記直列方向に直交する平面を中心に面対称に形成されている
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のシリンダヘッド構造。 - 一つの前記気筒に対して二つの前記排気ポートが接続される
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のシリンダヘッド構造。
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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