JP6247437B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6247437B2
JP6247437B2 JP2012257287A JP2012257287A JP6247437B2 JP 6247437 B2 JP6247437 B2 JP 6247437B2 JP 2012257287 A JP2012257287 A JP 2012257287A JP 2012257287 A JP2012257287 A JP 2012257287A JP 6247437 B2 JP6247437 B2 JP 6247437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
electric wire
tube
terminal fitting
covering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012257287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014107043A (ja
Inventor
池田 智洋
智洋 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2012257287A priority Critical patent/JP6247437B2/ja
Priority to CN201310603644.5A priority patent/CN103840304A/zh
Publication of JP2014107043A publication Critical patent/JP2014107043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6247437B2 publication Critical patent/JP6247437B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、電線の端末に接続される端子金具と、電線及び端子金具を収容するハウジングと、ハウジングの内側に設けられて該端子金具と電線との接続部分を被覆するチューブと、を備えたコネクタに関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載されている。この電子機器に電力や制御信号などを伝えるためにワイヤハーネスが用いられる。ワイヤハーネスは、複数の電線とコネクタとを備えている。
従来、コネクタにおいて、電線と端子金具との接続部分の防水性を確保する構造が用いられてる。例えば、電線と端子金具との接続部分の近傍に充填剤を充填することで電線と端子金具との接続部分の防水性を確保したコネクタが知られている。しかしながら、充填剤内に気泡が発生することがあり、気泡が多く発生したことを確認するのが難しいとともに、気泡が多く発生した場合には、防水性能を確保することが困難だった。そこで、充填剤を用いる代わりに、ハウジングと電線との隙間及び、ハウジングと端子金具との隙間のそれぞれにパッキンを介在させて、電線と端子金具との接続部分の防水性を確保することを試みていたが、部品点数が多く組み立て作業が長時間化する問題があった。また、パッキンを用いたコネクタも、パッキンが正しい位置に取り付けられていることを確認するのが難しく、パッキンが正しい位置に取り付けられていない場合には、防水性能を確保することが困難だった。
これらの問題を解決した防油水コネクタが、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたコネクタ101は、図6に示すように、電線100の端末に接続される端子金具102と、端子金具102に装着される樹脂製のハウジング103と、電線100と端子金具102との接続部分を覆うグロメット104と、を備えている。グロメット104は、その一端104Aが電線100に嵌合し、その他端104Bがハウジング103に密に嵌合して、電線100とハウジング103との両方に固定されていた。
特開2004−119047号公報
しかしながら、上述した従来のコネクタ101では、グロメット104は、その一端が電線100に嵌合し、その他端がハウジング103に密に嵌合して、電線100及びハウジング103の両方に固定されていたので、例えば、車両の走行中の振動などにより、電線100が、その長手方向に沿う方向の端子金具102から離れる方向に引っ張られた場合には、グロメット104の他端104Bが引っ張られ、グロメット104とハウジング103との嵌合が外れて、電線100と端子金具102との接続部分が浸水してしまう虞れがあった。
本発明の目的は、端子金具と電線との接続部分を被覆するチューブが位置ずれするのを防止できるとともに、端子金具と電線との接続部分の防水性を確保することができるコネクタを提供することにある。
請求項1に記載の本発明は、電線の端末に接続される端子金具と、前記電線及び、前記端子金具を収容するハウジングと、前記ハウジング内に設けられて該端子金具と前記電線との接続部分を少なくとも被覆するチューブと、を備え、前記端子金具は、前記電線に接続される電線接続部と、該電線接続部に連なり、相手方の端子金具に接続される電気接触部と、を有し、前記電気接触部には、前記チューブの端部にあるリブを配置する切欠き部と、該切欠き部を挟んで前記電線接続部の反対側に位置して前記相手方の端子に接続される接続部と、が設けられ、前記チューブの前記端部を外側から圧迫し、当該端部と前記端子金具との隙間を塞いで当該隙間から前記接続部分への浸水を防止する圧迫部材を備えたことを特徴とするコネクタである。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のコネクタにおいて、前記端子金具は、前記電線の端末に接続される電線接続部と、該電線接続部との間で曲げられるとともに、相手方の端子金具に接続される電気接触部と、で構成され、前記ハウジングは、前記電気接触部を貫通させる貫通孔を有する第1ハウジングと、前記貫通方向に沿って前記第1ハウジングに近付けられて前記第1ハウジングとの間に前記接続部分を被覆した前記チューブを収容する第2ハウジングと、を備え、前記第2ハウジングには、前記第1ハウジングに向かって突出して形成されて前記圧迫部材に当接する当接片が設けられ、前記チューブには、前記電気接触部を被覆する第1被覆部と、前記電線接続部を被覆する第2被覆部と、が設けられ、前記圧迫部材は、前記第1被覆部の外周に取り付けられて前記第1被覆部を圧迫するとともに、前記第1ハウジングと前記当接片との間に挟持されることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2記載のコネクタにおいて、前記圧迫部材には、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとのうち少なともいずれか一方に係止する係止部が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載のコネクタにおいて、前記圧迫部材が、一対の分割部に分割されて構成され、前記一対の分割部は、前記チューブを互いの間に挟んで圧迫した状態で保持されることを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、電線の端末に接続される端子金具と、電線及び、端子金具を収容するハウジングと、ハウジングの内側に設けられて該端子金具と電線との接続部分を被覆するチューブと、を備え、チューブの開口部を外側から圧迫して、開口部をふさいで開口部から接続部分への浸水を防止する圧迫部材を備えたから、圧迫部材によってチューブが端子金具に押し付けられて端子金具に密着されることとなり、チューブが端子金具に対して位置ずれするのを防止できるとともに、端子金具と電線との接続部分の防水性を確保することができる。
請求項2記載の本発明によれば、ハウジングは、電気接触部を貫通させる貫通孔を有する第1ハウジングと、貫通方向に沿って第1ハウジングに近付けられて第1ハウジングとの間に接続部分を被覆したチューブを収容する第2ハウジングと、を備え、第2ハウジングには、第1ハウジングに向かって突出して形成されて圧迫部材に当接する当接片が設けられ、チューブは、端子金具の電気接触部を被覆する第1被覆部、を備え、圧迫部材は、第1被覆部の外周に取り付けられて第1被覆部を圧迫するとともに、第1ハウジングと当接片との間に挟持されるから、圧迫部材が、第1ハウジングと第2ハウジングの当接片との間で位置決めされることとなり、第1被覆部即ちチューブが、電気接触部から電線接続部側に向かって位置ずれするのを防止することができる。
請求項3記載の本発明によれば、圧迫部材には、第1ハウジングと第2ハウジングとのうち少なともいずれか一方に係止する係止部が設けられているから、圧迫部材が、第1ハウジングと第2ハウジングの当接片との間で確実に位置決めされることとなり、第1被覆部即ちチューブが、電気接触部から電線接続部側に向かって位置ずれするのを確実に防止することができる。
請求項4記載の本発明によれば、圧迫部材が、一対の分割部に分割されて構成され、一対の分割部が、チューブを互いの間に挟んで圧迫した状態で保持されるから、圧迫部材のチューブへの組付け作業性が向上するとともに、チューブを確実に圧迫して、端子金具と電線との接続部分の防水性を向上することができる。
本発明の一実施の形態にかかるコネクタを示す斜視図である。 図1に示されたコネクタの分解斜視図である。 図1中のI−I線に沿う断面図である。 図1に示されたコネクタを構成するチューブホルダを示す平面図である。 図1に示されたコネクタを組み立てる様子を示す斜視図である。 従来のコネクタの断面図である。
本発明の一実施の形態にかかるコネクタを、図1〜図5を参照して説明する。コネクタは、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成するものであり、図1、図2に示すように、ワイヤハーネスを構成する電線10の端末に接続される3つの端子金具2と、該3つの端子金具2を収容する合成樹脂製のハウジング3(第1ハウジング)と、電線10と端子金具2との接続部分を被覆する3つのゴム製のチューブ4と、各チューブ4のそれぞれを圧迫して各チューブ4の一方側の開口を塞ぐ合成樹脂製のチューブホルダ5(圧迫部材)と、ハウジング3内に取り付けられてチューブ4の他方側の開口を塞ぐ合成樹脂製のリアホルダ6と、電線10をシールドするシールドシェル72(第2ハウジング)を有するシールド体7と、を備えている。電線10は、断面丸型の被覆電線である。
端子金具2は、導電性の板金が折り曲げられることで得られるものである。また、端子金具2は、図2に示すように、電線10に接続される電線接続部21と、該電線接続部21に連なり、相手方の端子(相手方の端子金具)に接続される電気接触部22と、を備えている。この端子金具2は、電線接続部21と電気接触部22との間で曲げられて、L字状に形成されている。
電線接続部21は、図2に示すように、電線10を表面上に位置付ける長方形状の底壁23と、該底壁23の幅方向の両端部から立設され電線10の芯線を圧着する一対の圧着片24と、を備えている。電線接続部21は、その端部が皮剥きされて芯線が露出した状態の断面丸形の電線10が底壁23上に載置された後、この電線10の芯線部分を底壁23に向かって押しつける方向に圧着片24が曲げられて、即ち圧着片24で電線10の芯線部分をかしめて電線10と電気的に接続される。
電気接触部22には、略長方形板状に形成されていて、チューブ4の端部(後述するリブ43)を配置する切欠き部25と、ハウジング3に係止されるハウジング係止孔26と、相手方の端子にボルト固定されて接続される接続部27と、が設けられている。切欠き部25は、電線接続部21側(矢印X方向の)の端部に設けられ、ハウジング係止孔26は、切欠き部25よりも矢印X方向の電線接続部21から離れた側に設けられ、接続部27は、ハウジング係止孔26よりも矢印X方向の電線接続部21から離れた側に設けられている。切欠き部25は、電気接触部22の幅方向の両縁を切り欠いて形成されていて、チューブ4の位置ずれを防止する。
ここで、図1中の矢印Y方向は、電線接続部21、及び電線10の長手方向を示し、矢印X方向は、電気接触部22の長手方向を示し、矢印Z方向は、矢印X方向と矢印Y方向との双方に直交する方向を示すとともに、ハウジング3の端子収容室30、チューブホルダ5の第1挟持部50A及び第2挟持部50B、が並ぶ方向を示している。また、本明細書では、図1中の紙面方向の矢印Y方向の上方側を「上」と記し、下方側を「下」と記すことがある。
ハウジング3は絶縁性の合成樹脂から構成されている。このハウジング3には、図3に示すように、電線10及びこの電線10に接続された端子金具2を収容する3つ(図示では1つ)の端子収容室30が設けられている。また、ハウジング3には、各端子収容室30から導出された電線10(正確にはチューブ4に被覆された電線10)を、ハウジング3との間に挟持するリアホルダ6が取り付けられる。
このハウジング3は、図2、図3に示すように、方体状のハウジング本体31と、ハウジング本体31の一方の面の上縁から立設する天壁32と、天壁32に連続されるとともに、一方の面の両側縁それぞれから立設する一対の側壁33と、一方の面から立設して、天壁32及び一対の側壁33で囲まれた空間を仕切って3つの端子収容室30を形成する2つの仕切り壁(図示しない)と、天壁32と対向する位置に設けられて端子収容室30に収容された電線10を外部に導出する導出部34(図2に示す)と、を備え、ハウジング本体31の一方の面と対向する位置に開口を有して構成されている。
ハウジング本体31には、図3に示すように、各端子収容室30毎に一つずつ形成されて、端子金具2の電気接触部22を貫通させる貫通孔31aと、この貫通孔31aの内縁に連続して形成されるとともに、貫通孔31aよりもその内径が大きく形成されたパッキン収容部31Aと、このパッキン収容部31Aの矢印X方向の内縁に連続して形成されるとともに、パッキン収容部31Aよりもその内径が大きく形成されたチューブホルダ収容部31Bと、が設けられている。さらにハウジング本体31には、チューブ4の外面に沿う曲面を有する3つの第1樋状部31Cが設けられている。3つの第1樋状部31Cは、リアホルダ6の第2樋状部60との間にチューブ4を挟持する。
また、図3に示すように、ハウジング本体31の他方の面には、ハウジング本体31を貫通した貫通孔31aと連通する貫通孔を有する3つの角筒部35が突設されている。各角筒部35の内面には、端子金具2のハウジング係止孔26に係止される係止突起35Aが設けられている。
天壁32には、図3に示すように、その内面に形成された凹みであるとともに、チューブホルダ5に係止される3つのホルダ係止穴36と、シールド体7に係止される2つのシールド係止部38とが設けられている。3つのホルダ係止穴36と2つのシールド係止部38とは、矢印Z方向に沿って交互に並んで設けられている。天壁32一対の側壁33及び仕切り壁には、リアホルダ6に係止する複数のリアホルダ係止部37(図2に示す)が設けられている。複数のリアホルダ係止部37は、一対の側壁33及び仕切り壁の上端から間隔をあけた下端側に設けられている。複数のリアホルダ係止部37に、リアホルダ6が係止されることにより、リアホルダ6がハウジング3に取り付けられる。
チューブ4は、図2、図3に示すように、端子金具2の電気接触部22の一部を被覆する第1被覆部40と、この第1被覆部40に連続して形成されているとともに、端子金具2と電線10との接続部分(即ち電線接続部21)を被覆する第2被覆部41と、この第2被覆部41に連続して形成されているとともに、電線10の一部を被覆する第3被覆部42と、を一体に備えるとともに、第1被覆部40と第2被覆部41との間で曲げられてL字状に形成されている。このチューブ4は、両端部が開口した筒状に形成されていて、一方の開口部は第1被覆部40に設けられ、他方の開口部は第3被覆部42に設けられている。第1被覆部40の矢印X方向の寸法(電気接触部22が貫通する貫通方向の寸法)は、第2被覆部41及び、第3被覆部42の矢印Y方向の寸法(電線接続部21が貫通する貫通方向の寸法)よりも小さく形成されている。
第1被覆部40は、図2に示すように、扁平な角筒状に形成されているとともに、その内側には端子金具2の電気接触部22の一部を収容する第1収容室40Aが設けられている。この第1被覆部40には、電気接触部22の幅方向が矢印Z方向に沿うとともに、電気接触部22の板厚方向が矢印Y方向に沿うように電気接触部22が収容される。この第1収容室40Aは、一方の開口部に連通した空間であり、第1被覆部40の自然状態において、矢印Z方向の寸法が、電気接触部22の切欠き部25が設けられた部分の寸法よりも僅かに小さく形成され、矢印Y方向の寸法が、電気接触部22の板厚寸法よりも僅かに小さく形成されている。このため、第1収容室40Aに電気接触部22が収容されると、第1収容室40Aの内面と電気接触部22の外面とが弾性的に密着する。また、第1被覆部40には、図2に示すように、その開口を構成する周縁の全周に形成された補強用のリブ43と、チューブホルダ5が装着されるとともに、装着されたチューブホルダ5が矢印X方向に位置ずれするのを防止する凹溝44と、が設けられている。凹溝44は、第1被覆部40の外面の全周に形成されているとともに、その底面が、矢印Z方向に沿って設けられた一対の平坦面44Aを有して構成されている。
第2被覆部41には、図2に示すように、角筒状に形成されているとともに、その内側に端子金具2と電線10との接続部分を収容する第2収容室41Aが設けられている。この第2収容室41Aは、第1収容室40Aと連通した空間である。この第2被覆部41には、電線接続部21の幅方向が矢印Z方向に沿うとともに、その長手方向(電線10の長手方向)が矢印Y方向に沿うように電線接続部21が収容される。第2被覆部41、即ち第2収容室41Aの矢印X方向の寸法は、第1被覆部40、即ち第1収容室40Aの矢印Y方向の寸法よりも大きく形成されている。また、第2被覆部41、即ち第2収容室41Aの矢印Z方向の寸法と、第1被覆部40、即ち第1収容室40Aの矢印Z方向の寸法とは略等しくなるように形成されている。
第3被覆部42には、図2に示すように、円筒状に形成されているとともに、その内側に電線10の一部を収容する第3収容室42Aが設けられている。この第3収容室42Aは、第2収容室41Aと連通した空間であるとともに、他方の開口部に連通した空間であり、第3被覆部42における自然状態において、その内径寸法が、(被覆部を含んだ)電線10の外径寸法よりも僅かに小さく形成されている。このため、第3被覆部42の第3収容室42Aに電線10が収容されると、第3収容室42Aの内面と電線10の外面とが弾性的に密着する。この第3被覆部42には、その外面の周縁の一部に形成された突状部45が設けられている。突状部45は、第3被覆部42の第2被覆部41側の端部から間隔をあけた位置に設けられている。突状部45と第2被覆部41との間の円弧部46には、リアホルダ6が取り付けられ、突状部45は、円弧部46に取り付けられたリアホルダ6が脱落するのを防止する。また、第3被覆部42には、その内面に複数の突起から構成された滑止部48が設けられている。
さらに、図2に示すように、自然状態においてチューブ4は、第2被覆部41と第3被覆部42との間に、第2被覆部41から第3被覆部42に向かうに従って、その矢印X方向に沿う寸法が徐々に小さくなるように傾斜して形成されるとともに、その矢印Z方向に沿う寸法が徐々に小さくなるように傾斜して形成された傾斜部47が設けられている。
チューブホルダ5は、図4に示すように、端子金具2及び電線10を被覆したチューブ4を、互いの間に挟持する第1挟持体5A及び第2挟持体5Bと、第1挟持体5Aを第2挟持体5Bに対して回動させるヒンジ51と、端子金具2及び電線10を被覆したチューブ4を第1挟持体5Aと第2挟持体5Bで挟持した状態を維持させるロック部52と、を一体に備えている。
第1挟持体5Aは、図4に示すように、矢印Z方向に互いに連結された3つの第1挟持部50Aを備え、第2挟持体5Bは、互いに連結されるとともに、3つの第1挟持部50Aとの間にチューブ4の第1被覆部40を挟持する3つの第2挟持部50Bを備えている。第1挟持部50A及び第2挟持部50Bは、特許請求の範囲に記載された「一対の分割部」に相当する。
第1挟持部50A及び第2挟持部50Bは、図4に示すように、略同一形状に形成されているとともに、それぞれが、長方形板状の基板53と、壁部の矢印Z方向の両縁から立設した一対の立設板54と、でコ字状に形成されている。第1挟持部50A及び第2挟持部50Bは、それぞれの内面が、第1被覆部40の凹溝44の底面に沿うように形成されているとともに、その内面各々から張り出して形成されて、第1被覆部40を押圧する押圧部55が設けられている。押圧部55は、第1被覆部40の平坦面44Aを、矢印Y方向に押圧するように形成されている。
また、第1挟持部50Aには、図5にも示すように、ハウジング3のホルダ係止穴36に係止する係止部56が設けられている。係止部56は、一端が第1挟持部50Aの基板53の上面に連なるとともに、他端が矢印X方向に延びて形成されたアーム56Aと、このアーム56Aの自由端に設けられた突起56Bと、を備えている。
ロック部52は、図4、図5にも示すように、第1挟持体5Aに設けられたロック突起52Aと、第2挟持体5Bに設けられてロック突起52Aにロックするロックアーム52Bと、から構成されている。
リアホルダ6は、図2に示すように、ハウジング3に設けられた3つの第1樋状部31C(図3に示す)との間に、チューブ4の第3被覆部42を挟持するとともに矢印Z方向に互いに連結されて形成された3つの第2樋状部60と、各第2樋状部60の両端部(矢印Z方向)から立設されて、ハウジング3のリアホルダ係止部37に係止するリアホルダ係止受け部61と、を備えている。第2樋状部60は、その内面がチューブ4の第3被覆部42の円弧部46に重ねられる曲面に形成され、矢印Y方向に直線状に延在している。
シールド体7は、図2に示すように、電線10の他端側を覆う筒状の編組線71と、該編組線71の端部に取り付けられるととともにハウジング3の開口を覆う板状のシールドシェル72と、編組線71とシールドシェル72とを互いに取り付けるシールドリング73と、を備えている。
編組線71は、例えば、導電性の金属材料等からなる素線が編まれるなどして形成されている。また、編組線71には、その内径が拡げられてシールドシェル72の電線通し部77に被さる大径部71aが設けられている。
シールドシェル72は導電性の金属から構成されている。シールドシェル72は、図2、図3に示すように、ハウジング3の開口を塞ぐ長方形状のシェル壁74と、該シェル壁74の長手方向(矢印X方向)の両端部からハウジング3側に立設された一対の左右壁75と、該一対の左右壁75を連結するとともに、シェル壁74の幅方向(矢印Y方向)に端部から立設された上壁76と、この上壁76と対向する位置に設けられ、内側に電線10の他端側を挿通させる筒状の電線通し部77と、を備えている。上壁76には、ハウジング3のシールド係止部38に係止されるシールド係止受け部79が設けられている。
シェル壁74には、ハウジング3に向かって(矢印X方向に)突出して形成されて、チューブホルダ5の基板53の端面に当接する当接片78が設けられている。当接片78は、その先端が、一対の側壁33及び上壁76の先端よりも低い位置、即ちシェル壁74側に設けられているとともに、コネクタ1が組み立てられた状態では、図3に示すように、チューブホルダ5を、当接片78がチューブホルダ5をハウジング3側に押圧する。チューブホルダ5は、ハウジング3とシールドシェル72との間に挟持される。
続いて、上述したコネクタ1の組み立て手順について図5などを参照して説明する。まず、予め電線10を内側に挿通させたシールド体7の編組線71の大径部71aをシールドシェル72の電線通し部77に被せ、シールドリング73を用いて編組線71をシールドシェル72に取り付け、端子金具2を電線通し部77の内側に潜らせておく。
電線10と端子金具2とを接続する。そして、チューブ4の他方の開口部を、電気接触部22に近付け、他方の開口部及び一方の開口部を拡径して、チューブ4を端子金具2及び電線10に被せる。チューブ4は、他方の開口部及び一方の開口部が縮径して、第1被覆部40の補強用リブ43が端子金具2の切欠き部25に配置され、第1被覆部40が端子金具2に密着されるとともに、第3被覆部42が電線10の被覆部に密着される。次に、図5に示すように、チューブホルダ5における第1挟持体5Aの第1挟持部50Aの内面を、チューブ4の第1被覆部40の凹溝44の底面に重ねた状態で、第2挟持体5Bを第1挟持体5Aに近付けるように回動して、第1挟持部50Aと第2挟持部50Bとで第1被覆部40を挟持し、この状態でロック突起52A及びロックアーム52Bでこれらの挟持体5A、5Bを互いに係止する。挟持体5A、5Bが、第1被覆部40(チューブ4)を挟持した状態で維持される。この際、挟持部50A、50Bの各々の押圧部55が第1被覆部40の平坦面44Aを押圧している。そして、これら挟持部50A、50Bが、チューブ4の一方の開口部を外側から圧迫し、一方の開口部を塞いで一方の開口部から端子金具2と電線10との接続部分への浸水を防止する。
次に、電気接触部22の先端からパッキン8を挿入してチューブ4に接触させ、電気接触部22の先端をハウジング3の貫通孔31a内に挿入する。チューブホルダ5の係止部56を、ハウジング3のホルダ係止穴36に係止させて、チューブホルダ5をハウジング3に取り付ける。パッキン8をパッキン収容部31Aに収容し、チューブホルダ5をチューブホルダ収容部31Bに収容し、端子金具2及び電線10を端子収容室30内に収容して、導出部34から電線10を導出する。
最後に、編組線が取り付けられたシールドシェル72を、そのシェル壁74がハウジング3の開口を覆うようにハウジング3に近付ける。シールドシェル72の当接片78が、チューブホルダ5に当接する。ハウジング3のシールド係止部38をシールドシェル72のシールド係止受け部79に係止させて、シールド体7をハウジング3に取り付ける。シールド体7は電線10を電気的にシールドする。こうしてコネクタ1を組み立てる。
このようなコネクタ1は、チューブ4の開口部を外側から圧迫して、チューブ4の開口部を塞いで、該開口部から端子金具2と電線10との接続部分への浸水を防止するチューブホルダ5(圧迫部材)を備えたから、チューブホルダ5によってチューブ4が端子金具2に押し付けられて端子金具2に密着されることとなり、車両の走行中の振動などにより、電線10が、その長手方向に沿う方向の端子金具2から離れる方向に引っ張られた際においても、チューブ4が端子金具2に対して位置ずれするのを防止できるとともに、端子金具2と電線10との接続部分の防水性を確保することができる。
なお、上述した実施形態では、チューブホルダ5(圧迫部材)は、その係止部56が、ハウジング3(第1ハウジング)に係止されていたが、シールドシェル72に係止されてもよく、係止部56が、ハウジング3及びシールドシェル72の両方に係止されていてもよい。
また、上述した実施形態では、パッキン8は、チューブ4と別体に設けられていたが、パッキン8とチューブ4とは一体に設けられていてもよい。また、上述した実施形態では、シールドシェル(第2ハウジング)は、導電性の金属から構成されていたが、絶縁性の合成樹脂から構成されていてもよい。即ち、電線10はシールドされなくてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタ
2 端子金具
3 ハウジング(第1ハウジング)
4 チューブ
5 チューブホルダ(圧迫部材)
21 電線接続部
22 電気接触部
31a 貫通孔
40 第1被覆部
41 第2被覆部
50A 第1挟持部(一対の分割部)
50B 第2挟持部(一対の分割部)
56 係止部

Claims (4)

  1. 電線の端末に接続される端子金具と、
    前記電線及び、前記端子金具を収容するハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられて該端子金具と前記電線との接続部分を少なくとも被覆するチューブと、を備え、
    前記端子金具は、前記電線に接続される電線接続部と、該電線接続部に連なり、相手方の端子金具に接続される電気接触部と、を有し、
    前記電気接触部には、前記チューブの端部にあるリブを配置する切欠き部と、該切欠き部を挟んで前記電線接続部の反対側に位置して前記相手方の端子に接続される接続部と、が設けられ、
    前記チューブの前記端部を外側から圧迫し、当該端部と前記端子金具との隙間を塞いで当該隙間から前記接続部分への浸水を防止する圧迫部材を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記端子金具は、前記電線の端末に接続される電線接続部と、該電線接続部との間で曲げられるとともに、相手方の端子金具に接続される電気接触部と、で構成され、
    前記ハウジングは、前記電気接触部を貫通させる貫通孔を有する第1ハウジングと、前記貫通方向に沿って前記第1ハウジングに近付けられて前記第1ハウジングとの間に前記接続部分を被覆した前記チューブを収容する第2ハウジングと、を備え、
    前記第2ハウジングには、前記第1ハウジングに向かって突出して形成されて前記圧迫部材に当接する当接片が設けられ、
    前記チューブには、前記電気接触部を被覆する第1被覆部と、前記電線接続部を被覆する第2被覆部と、が設けられ、
    前記圧迫部材は、前記第1被覆部の外周に取り付けられて前記第1被覆部を圧迫するとともに、前記第1ハウジングと前記当接片との間に挟持されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記圧迫部材には、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとのうち少なともいずれか一方に係止する係止部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記圧迫部材が、一対の分割部に分割されて構成され、
    前記一対の分割部は、前記チューブを互いの間に挟んで圧迫した状態で保持されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載のコネクタ。
JP2012257287A 2012-11-26 2012-11-26 コネクタ Active JP6247437B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012257287A JP6247437B2 (ja) 2012-11-26 2012-11-26 コネクタ
CN201310603644.5A CN103840304A (zh) 2012-11-26 2013-11-25 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012257287A JP6247437B2 (ja) 2012-11-26 2012-11-26 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014107043A JP2014107043A (ja) 2014-06-09
JP6247437B2 true JP6247437B2 (ja) 2017-12-13

Family

ID=50803559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012257287A Active JP6247437B2 (ja) 2012-11-26 2012-11-26 コネクタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6247437B2 (ja)
CN (1) CN103840304A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104078789A (zh) * 2014-07-16 2014-10-01 昆山力普电子橡胶有限公司 一种汽车用连接线卡
JP6269418B2 (ja) 2014-09-29 2018-01-31 株式会社オートネットワーク技術研究所 機器用コネクタ
JP6756764B2 (ja) * 2018-03-30 2020-09-16 矢崎総業株式会社 バスバー部品、端子台及び車載機器
JP7256214B2 (ja) 2021-01-08 2023-04-11 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3292275B2 (ja) * 1995-09-21 2002-06-17 住友電装株式会社 コネクタ用防水シール
JP3952441B2 (ja) * 2001-06-18 2007-08-01 矢崎総業株式会社 端子防水構造
JP3966407B2 (ja) * 2002-09-24 2007-08-29 矢崎総業株式会社 防油水性を備えた電磁波シールド構造
JP4267518B2 (ja) * 2004-05-13 2009-05-27 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
JP4970220B2 (ja) * 2007-11-16 2012-07-04 矢崎総業株式会社 シールドコネクタ
JP5411534B2 (ja) * 2009-03-10 2014-02-12 矢崎総業株式会社 コネクタ及びコネクタの組立方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014107043A (ja) 2014-06-09
CN103840304A (zh) 2014-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9774099B2 (en) Structure for connecting crimping terminal and electric wire
US9455525B2 (en) Connector with flexible conductive member to isolate terminal from vibrations in a wire
JP5426202B2 (ja) コネクタ
US9592775B2 (en) Wiring harness protector fixing structure
JP2004349026A (ja) ホルダ及びコネクタ
WO2015151904A1 (ja) 圧着端子及び圧着端子と電線の接続構造
JP5227599B2 (ja) コネクタ
JP6043577B2 (ja) シールドコネクタ
US9985364B2 (en) Shield connector
WO2011093242A1 (ja) コネクタ
WO2014175407A1 (ja) 複数電線の端子接続構造
JP2014022266A (ja) コネクタ
JP6247437B2 (ja) コネクタ
JP6116821B2 (ja) コネクタ
CN108140994B (zh) 屏蔽连接器
WO2012133589A1 (ja) 電線と端子の接続構造
JP6053920B2 (ja) コネクタの防水構造
JP5336263B2 (ja) コネクタ
JP2005243563A (ja) 防水圧接コネクタとその製造方法
CN101841106B (zh) 一对带锁定机构的连接器
US9203225B2 (en) Wire fixing member
JP2011060426A (ja) コネクタ
CN117242653A (zh) 连接器
JP2014067660A (ja) コネクタ
JP2020080325A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170209

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170217

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20170324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6247437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250