JP6246606B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、基板処理装置に関する。
基板処理装置として、半導体ウエハなどの基板を1枚ずつ処理する枚葉式の装置が知られている。この種の装置は、複数の処理ユニットと、各処理ユニットに基板を搬送可能な搬送ロボットと、制御部と、を有し、制御部によって複数の処理ユニットと搬送ロボットとを制御することで複数の基板について順次に基板処理を実行する。
この場合、制御部をマスター装置とし、各処理ユニットの駆動部や搬送ロボットをマスター装置よりも相対的に下位の制御階層に設置される複数のスレーブ装置として、マスター装置が複数のスレーブ装置をマスタースレーブ方式によって制御することが一般的である。
特開2010−123709号公報
例えば、特許文献1では、各処理ユニットにおいて基板に処理液を供給する処理液供給配管に、該配管を流れる処理液の流量をバルブを用いて調節するバルブ制御部(スレーブ装置)と、該配管を流れる処理液の流量を計測する流量計(スレーブ装置)とが介挿されている。そして、流量計で計測された流量値が制御部(マスター装置)を経由してバルブ制御部に与えられ、該流量値に基づいてバルブ制御部でバルブ開度を調節するフィードバック制御が行われる。
しかしながら、制御部(マスター装置)を経由してデータ伝送を行う上記態様では、マスター装置によって制御されるスレーブ装置の増加に伴い、マスター装置にかかる負担が増大し、上記フィードバック制御のリアルタイム性を確保することが困難になっていた。
そこで、別の態様として、流量計とバルブ制御部とをアナログ信号線で接続し、流量計からバルブ制御部に直接流量値のデータ伝送を行う態様も考えられる。しかしながら、この態様では、マスター装置にかかる負担を軽減しつつ上記フィードバック制御のリアルタイム性を確保することが可能となる一方で、デジタル/アナログ変換による誤差や信号伝達速度の遅延を生じることとなっていた。また、アナログ信号を伝送するための追加機器を設ける必要が生じ装置の大型化やコストアップを招くこととなっていた。
これらの課題は、上記した流量調節を行う基板処理装置に限らず、基板処理の動作状態に関する少なくとも1つの物理量を指標値として計測する計測スレーブと、計測スレーブによる計測結果を基に上記動作状態の調節を行う調節部と、を有し、フィードバック制御を行う種々の基板処理装置に共通の課題である。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、装置の大型化やコストアップを抑制しつつ、マスター装置にかかる負担を軽減しフィードバック制御のリアルタイム性を確保することが可能な基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる基板処理装置は、(a) 前記基板処理装置の装置制御を行う第1マスターと、(b) 前記第1マスターよりも相対的に下位の制御階層として設置され、バスを通じて前記第1マスターとシリアル通信可能な複数の下位制御要素と、を有し、前記複数の下位制御要素には、(b-1) 基板処理の動作状態に関する少なくとも1つの物理量を指標値として計測し、その計測結果を、前記第1マスターによって読み込み可能な計測データ信号として前記バスに発信する計測スレーブと、(b-2) 前記動作状態の調節を行う調節部についての制御系として設けられ、前記動作状態の調節に関して前記第1マスターから指令信号を受ける調節指令スレーブと、前記下位制御要素のそれぞれから前記バスに発信される各信号の読み込みを前記第1マスターと並列的に行う第2マスターを備えてなり、前記各信号のうち前記計測データ信号を選択するデータ読込選択部と、前記計測データ信号に基づいて演算を行い、前記調節部に対する制御信号を生成する演算部と、前記演算部から与えられる前記制御信号に基づいて前記調節部を制御する調節制御部と、を備えるマスタースレーブ複合系と、が含まれるとともに、前記データ読込選択部は、前記第2マスターと、前記第1マスターと前記バスを通じて通信可能であり、前記第1マスターとの通信に応じてストローブ信号を発信する選択用スレーブと、前記第2マスターから前記各信号を受信し、前記選択用スレーブから前記ストローブ信号を受信し、前記各信号のシリアル伝送タイミングを前記ストローブ信号を基に確定して前記各信号の中から前記計測データ信号を選択する選択部と、を有することを特徴とする。
本発明の第の態様にかかる基板処理装置は、本発明の第1の態様にかかる基板処理装置であって、前記動作状態は、前記基板処理における特定の流体の状態であって、前記指標値は前記流体の流量値であり、前記計測スレーブは流量計であることを特徴とする。
本発明の第の態様にかかる基板処理装置は、本発明の第1の態様にかかる基板処理装置であって、前記動作状態は、前記基板処理における特定の流体の状態であって、前記指標値は前記流体の圧力値であり、前記計測スレーブは圧力計であることを特徴とする。
本発明の第の態様にかかる基板処理装置は、本発明の第1の態様にかかる基板処理装置であって、前記動作状態は、前記基板処理における特定の流体の状態であって、前記指標値は複数個所での前記流体の圧力値の差であり、前記計測スレーブは差圧計であることを特徴とする。
本発明の第の態様にかかる基板処理装置は、本発明の第の態様にかかる基板処理装置であって、前記調節部は、前記流量値を調節するバルブであることを特徴とする。
本発明の第の態様にかかる基板処理装置は、本発明の第の態様または第の態様にかかる基板処理装置であって、前記調節部は、前記圧力値を調節するダンパーであることを特徴とする。
本発明の第の態様にかかる基板処理装置は、本発明の第1の態様ないし第の態様のいずれかにかかる基板処理装置であって、前記マスタースレーブ複合系の各要素が、単一の制御基板上に実装されていることを特徴とする。
本発明の第1の態様にかかる基板処理装置は、第1マスターとバスを通じてシリアル通信可能な下位制御要素として、計測結果を計測データ信号としてバスに発信する計測スレーブと、マスタースレーブ複合系と、を有する。
マスタースレーブ複合系は、複数の下位制御要素のそれぞれからバスに発信される各信号を読み込み、読み込まれた上記各信号の中から計測データ信号を選択するデータ読込選択部を有する。このため、マスタースレーブ複合系では、第1マスターを経由することなく計測データ信号をバスから取得することができる。
その結果、該基板処理装置では、第1マスターにかかる負担を軽減しつつ、計測スレーブによる計測結果を基に調節部の調節を行う制御(フィードバック制御)のリアルタイム性を確保することが可能となる。
また、該基板処理装置では、下位制御要素間でアナログ信号を伝送するための追加機器を設ける必要がないので、装置の大型化とコストアップを抑制することができる。
図1は、処理ユニット6の概略構成を示す模式図である。 図2は、ニードルバルブ407の概略構成を示す断面図である。 図3は、基板処理装置1の電気的構成を示すブロック図である。 図4は、スレーブ装置40a(バルブ制御部23)の電気的構成を示すブロック図である。 図5は、基板処理装置1で伝送される信号のタイムチャートである。 図6は、比較例に係るバルブ制御部23Aの電気的構成を示すブロック図である。 図7は、比較例に係るバルブ制御部23Bの電気的構成を示すブロック図である。 図8は、比較例に係るバルブ制御部23Cの電気的構成を示すブロック図である。
<1 第1実施形態>
<1.1 基板処理装置1の概略構成>
図1は、処理ユニット6の概略構成を示す模式図である。
基板処理装置1は、半導体ウエハなどの基板Wを1枚ずつ処理する枚葉式の装置であり、複数の処理ユニット6と、各処理ユニット6に基板Wを搬送可能な搬送ロボットCR(図3)と、該基板処理装置1の装置制御を行うマスター装置30と、を有する。このため、搬送ロボットCRが、未処理の基板Wをいずれかの処理ユニット6に搬入し、処理済の基板Wを処理ユニット6から搬出することで、複数の基板Wについて順次に基板処理を施すことができる。
処理ユニット6は、隔壁9で区画された処理室10内に、基板Wを把持する把持部13と、把持部13にて把持される基板Wを鉛直軸線周りに回転させるスピンチャック11と、スピンチャック11に保持された基板Wの上面に処理液を供給するための処理液ノズル12とを備えている。
処理液ノズル12は、吐出口を下方に向けた状態でスピンチャック11の上方に配置されている。処理液ノズル12は、処理液供給配管14から供給される処理液をスピンチャック11に保持された基板Wの上面に向けて吐出することができる。
処理ユニット6において基板Wを処理するときは、たとえば、スピンチャック11によって基板Wを保持回転させつつ、処理液としての薬液を当該基板Wの上面中央部に向けて処理液ノズル12から連続吐出させる。処理液ノズル12から吐出された薬液は、基板Wの上面中央部に着液し、基板Wの回転による遠心力を受けて、基板Wの上面周縁部に向かって瞬時に広がっていく。これにより、基板Wの上面全域に薬液が供給され、基板Wの上面に薬液による処理が行われる。薬液による処理が行われた後は、回転状態の基板Wの上面に処理液としてのリンス液を処理液ノズル12から供給して、基板W上の薬液を洗い流す。そして、スピンチャック11によって基板Wを高速回転させて当該基板Wを乾燥させる。
処理液供給配管14の上流側端部には、複数の配管が接続されており、これらの配管から処理液供給配管14に処理液が供給されるようになっている。本実施形態では、第1薬液供給配管17、第2薬液供給配管18、およびリンス液供給配管19が処理液供給配管14の上流側端部に接続されている。
各配管17〜19には、それぞれ、バルブ制御部20〜22が介装されている。本実施形態では、バルブ制御部20〜22がミキシングバルブ15として機能する。ミキシングバルブ15は、配管17〜19のうち2つ以上の配管から供給された処理液をその内部で混合して、混合処理液を処理液供給配管14に供給することができる。たとえば、バルブ制御部20,21でバルブを開状態とすることにより、第1薬液と第2薬液とをミキシングバルブ15で混合させて、これらの薬液の混合液を処理液供給配管14に供給することができる。また、ミキシングバルブ15は、配管17〜19のうち一の配管から供給された処理液を処理液供給配管14に供給することもできる。ミキシングバルブ15の開閉(各バルブ制御部20〜22の開閉)は、マスター装置30によって制御される。
また、各配管17〜19には、それぞれ、該配管を流れる処理液の流量をニードルバルブ407を用いて調節するバルブ制御部23〜25と、該配管を流れる処理液の流量を計測する流量計26〜28(例えば、超音波流量計)とが介挿されている。そして、該流量値に基づいてバルブ制御部23〜25で各ニードルバルブ407のバルブ開度を調節するフィードバック制御が行われる。
ニードルバルブ407は、モータ406(アクチュエータ)によりその開度を変更することができる電動式のバルブである。流量計26〜28は、処理液の流通方向に関してバルブ制御部23〜25のニードルバルブ407よりも下流側に配置されている。
バルブ制御部23〜25は、それぞれ、後述する方法によって流量計26〜28(計測スレーブ)から出力される流量値を取り込み、該流量値に基づきモータ406を制御する。これにより、バルブ制御部23〜25は、処理液ノズル12への処理液の供給流量をニードルバルブ407の流量調整幅の範囲内で変更することができる。
図2は、ニードルバルブ407の内部構造を示す概略的な断面図である。
ニードルバルブ407は、ボディ408と、ニードル409と、を有し、前述のモータ406と接続される。ボディ408には、処理液が流通する流路410が形成されており、流路410の途中部には、ニードル409が着座する弁座411が設けられている。ボディ408やニードル409などの処理液に接する部分は、当該処理液に対する耐性を有し、温度変化による変形量の小さい材料(たとえば、合成樹脂)によって形成されている。これにより、処理液による膨潤や温度変化による変形によって、ニードルバルブ407の開度が変化することを抑制または防止することができる。
ニードル409は、その中心軸線が鉛直となる姿勢で弁座411の上方に配置されている。ニードル409は、その先端部(図3では下端部)が弁座411に対して近接および離反するように上下動可能にボディ408に保持されている。ニードル409の先端部は、たとえば先細りとなる円錐状であり、弁座411に着座して流路410を塞ぐことができる。弁座411に対するニードル409の位置を制御することにより、ニードル409と弁座411との流路断面積を調整して弁座411よりも下流側に流れる処理液の流量を調整することができる。
また、ニードル409の上端部には、コイルバネ412が外嵌されている。コイルバネ412は、ニードル409の上端に設けられた鍔部413とボディ408との間で保持されている。ニードル409が原点位置から下方に移動すると、コイルバネ412が弾性変形して、ニードル409が原点位置へと付勢される。ニードル409の原点位置は、ニードル409の先端部が弁座411から離反して、流路410が開放される位置に設定されている。
モータ406は、ニードル409の上方に位置しており、その中心軸線が鉛直となる姿勢でボディ408に保持されている。モータ406には、図示しないネジ部が形成されたスクリューシャフト414が取り付けられている。スクリューシャフト414は、その中心軸線が鉛直となる姿勢でニードル409とモータ406との間に配置されている。スクリューシャフト414は、モータ406からの回転力を受けて、その中心軸線まわりに回転しながら昇降するようになっている。
モータ406によりスクリューシャフト414を回転させて降下させることにより、スクリューシャフト414の下端部によって鍔部413を下方に押して、ニードル409を降下させることができる。ニードル409を降下させることにより、コイルバネ412を弾性変形させながら、ニードル409の先端部を弁座411に近づけてニードル409と弁座411との流路断面積を減少させることができる。これにより、処理液の流量を減少させることができる。
また、ニードル409がスクリューシャフト414によって下方に押された状態からスクリューシャフト414を上昇させることにより、コイルバネ412の復元力によってニードル409を上昇させて、ニードル409の先端部を弁座411から離反させることができる。これにより、ニードル409と弁座411との流路断面積を増加させて、処理液の流量を増加させることができる。また、モータ406の回転角度は、モータドライバ405(図4)によって調節される。
本実施形態では、各処理ユニット6において、ミキシングバルブ15の開閉と各ニードルバルブ407の開度の調整とを連動させることにより、各処理液の供給比率を調整して、調整後の処理液(一種類の処理液または複数種類の混合処理液)を処理液ノズル12に供給することができる。
<1.2 基板処理装置1の電気的構成>
図3は、マスター装置30と、基板処理装置1の制御系統においてマスター装置30よりも相対的に下位の制御階層として設置される複数のスレーブ装置40a〜40y(下位制御要素)とがシリアルバスSBで接続された様子を示すブロック図である。図4は、スレーブ装置40a(バルブ制御部23)の電気的構成を示すブロック図である。
なお、スレーブ装置40aは、スレーブIC400aだけでなくマスターIC401をも有する「マスタースレーブ複合系」として構成されている(図4)。このため、スレーブ装置40aは、スレーブIC(スレーブ機能)のみを有しマスターIC(マスター機能)を有さない単純なスレーブ装置ではないが、説明の便宜上、他のスレーブ装置40b〜40yと同様に「スレーブ装置」と呼称することにする。上位のマスター装置30は、基板処理装置1の全体的(グローバル)な制御系でのマスター機能を有するが、下位のマスターIC401は、流量計26などの特定の部分の制御に関して利用される局所的な制御系でのマスター機能を有する(詳細は後述する)。
図3に示すように、マスター装置30には、バルブ制御部20〜25および流量計26〜28が各処理ユニット6ごとにスレーブ装置として接続されている。また、マスター装置30には、基板処理装置1のその他の構成(例えば、搬送ロボットCRなど)がスレーブ装置として接続されている。
本実施形態においては、マスター装置30と複数のスレーブ装置40a〜40yとがいわゆるマスタースレーブ方式で接続されている。具体的には、下記の通りである。
図4に示す通り、マスター装置30はマスターIC300を有する。他方、各スレーブ装置40a〜40yはスレーブIC400a〜400yを有する(400b〜400yについては図示せず)。本明細書では、スレーブIC400a〜400y、および後述するスレーブIC400zを総称して、単に「スレーブIC」と呼称する。
マスターIC300には識別用固有番号が割り当てられておらず、各スレーブICにはそれぞれの識別用固有番号(スレーブアドレス)が割り当てられている。シリアルバスSB上で信号が伝送される際には、各スレーブアドレスは例えば7ビットの二進数で表現される。
マスターIC300は、通信の対象となるスレーブICのスレーブアドレスを信号の一部(例えば、ヘッダーなど)に含めることで、各スレーブICに信号を伝送することが可能となる。各スレーブICは、マスターIC300から伝送される信号を受信し、該信号に含まれるスレーブアドレスと自身のスレーブアドレスとが一致した場合、ストローブ信号を発信する。該ストローブ信号は、そのスレーブICが配されるスレーブ装置の内部で使用される信号であり、同期をとる目的で利用される。ストローブ信号についての詳細は、図5を参照しつつ後述する。
マスターIC300から信号を伝送されたスレーブICは、それに応答して他の各部(マスターIC300、スレーブ装置内の他のIC等)に向けて信号を伝送する。例えば、マスター装置30のマスターIC300から所定の処理ユニット6の流量計26(スレーブ装置40b)のスレーブIC400bに流量データを要求する信号が伝送されると、該流量計26は流量の計測結果をマスターIC300(第1マスター)によって読み込み可能な流量データ信号としてシリアルバスSBに発信する。
他方、マスターIC300から信号を伝送されていないスレーブICは、自身から他の各部に対して自発的に信号を伝送することはできない。つまり、マスターIC300からの命令が各スレーブICのスレーブアドレスと合致しない場合、スレーブICは信号を発することなく待機状態を維持する。
このような構成となっているため、マスター装置30によって制御されるスレーブ装置の増加(例えば、処理ユニット6の増加に伴う、バルブ制御部20〜25の増加や流量計26〜28の増加など)によって、マスターIC300を制御するCPUにかかる負担が増大する。したがって、例えば、流量計26から出力される流量データ信号がマスター装置30に伝えられ、さらにマスター装置30からバルブ制御部23に流量データ信号が伝えられることにより、バルブ制御部23がバルブ開度を調節するような、マスター装置30を介したフィードバック制御では、リアルタイム性を確保することが困難になっていた。
以下では、図4および図5を参照しつつ、マスターIC300を制御するCPUにかかる負担を軽減しつつ各処理ユニット6における流量制御のリアルタイム性を確保することが可能な構成について説明する。
図4に示すように、スレーブ装置40aは、スレーブIC400aと、マスターIC401と、スレーブIC400zと、CPU403と、モータドライバ405と、モータ406と、ニードルバルブ407と、を有する。以下、各部の機能について説明する。
スレーブIC400aは、通信制御部を有する部分であり、マスターIC300(第1マスター)とシリアルバスSBによって通信可能に接続される。以下では、説明の便宜上、スレーブIC400a〜400zのスレーブアドレスを「アドレスa」〜「アドレスz」と呼ぶ。
スレーブIC400aは、処理液の流量調節に関してマスターIC300からの指令信号を受ける調節指令スレーブである。本実施形態における流量調節のフィードバック制御は、マスターIC300からスレーブIC400aに該フィードバック制御の開始を指令する指令信号が伝送され、スレーブIC400aがこれに応答することによって開始される。指令信号は、スレーブIC400aからCPU403に伝送される。
マスターIC401(第2マスター)は、マスターIC300(第1マスター)と同様の機能を有するように構成される。このため、マスターIC401は、各スレーブIC400a〜400zと通信可能に構成される。本実施形態において、マスターIC401は、各スレーブIC400a〜400zからシリアルバスSB上に発信される各信号の読み込みをマスターIC300と並列的に行う。マスターIC401により読み込まれた各信号はCPU403に伝送される。
このように、マスターIC401は、第1マスターであるマスターIC300と同様にシリアルバスSB上に発信される各信号を読み込むが、マスターIC300のように各スレーブICに指令を与えることはない。マスターIC401はシリアルバスSB上に発信される各信号を読み込む事が可能であれば足り、必ずしもマスターIC300と同様の構成である必要はない。本実施形態では、説明を簡素化するために、マスターIC300とマスターIC401とが同じIC回路にて構成されているものとして説明を行う。
スレーブIC400zは、通信制御部を有する部分であり、マスターIC300とシリアルバスSBによって通信可能に接続される。
スレーブIC400zはシャドーのスレーブICであり、マスターIC300からスレーブIC400zに信号が伝送された場合であっても、スレーブIC400zからマスターIC300に向けて信号を伝送することはない。スレーブIC400z(選択用スレーブ)は、マスターIC300からアドレスzに向けて伝送される信号を受信した場合に該受信に応じてストローブ信号を発信するという機能のみを有する。該ストローブ信号はCPU403に伝送される。
このように、スレーブ装置40aは、シリアルバスSBに直接接続される構成として、スレーブIC400aの他に、マスターIC401と、スレーブIC400zとを有する。
CPU403は、マスターIC401で読み込まれた複数の信号(シリアルバスSB上で伝送される複数の信号)の中から、ニードルバルブ407を制御するのに必要な一の信号を選択する機能を有する。図1および図3に示すように、バルブ制御部23(スレーブ装置40a)でニードルバルブ407を制御するのに必要な信号は、同一の処理ユニット6に設けられ該ニードルバルブ407に対応する配管中に介挿される流量計26(スレーブ装置40b)から発信される流量データ信号である。このため、CPU403は、マスターIC401で読み込まれた複数の信号の中から、上記流量データ信号を選択する。
以下、CPU403によって上記流量データ信号を選択する方法について説明する。
図5は、シリアルバスSB上で伝送される信号Sa〜Szと、各スレーブIC400a〜400zで発信されるストローブ信号STBa〜STBzとの関係を示したタイムチャートである。信号Saは、マスターIC300とスレーブIC400aとの間で伝送される信号を意味する。同様に、信号Sb〜SzはマスターIC300とスレーブIC400b〜400zとの間で伝送される信号を意味する。また、ストローブ信号STBaは、スレーブIC400aで発信されたストローブ信号を意味する。同様に、信号STBb〜STBzは、スレーブIC400b〜400zで発信されたストローブ信号を意味する。
CPU403は、マスターIC401によって読み込まれる信号Sa〜Szの中から上記流量データ信号(信号Sb)を選択することを、各信号Sa〜SzのシリアルバスSB上での伝送タイミングに基づいて行う。
図5に示すように、本実施形態では、各スレーブIC400a〜400zとマスターIC300との通信時間が同一で、各スレーブIC400a〜400zが時間順次にマスターIC300と通信する。この場合、あるスレーブICがマスターIC300と通信を行うタイミングと次のアドレスのスレーブICがマスターIC300と通信を行うタイミングとの時間間隔tは、あるスレーブICがマスターIC300と通信を行うタイミングと次に同一のスレーブICがマスターIC300と通信を行うタイミングとの時間間隔T(全スレーブ巡回周期)を、スレーブIC400a〜400zの総数で除した値となる。
既述の通り、CPU403はスレーブIC400zからストローブ信号STBzを伝送されているので、CPU403は、伝送されるストローブ信号STBzの発信時刻と、伝送されるストローブ信号STBzの発信時刻の間隔(時間間隔T)と、を得ることができる。また、CPU403には、スレーブIC400a〜400zの総数を含む信号が、マスターIC300から送られている。
そのため、CPU403は、時間間隔TをスレーブIC400a〜400zの総数で除することで上記の通り時間間隔tを算出することができる。
さらに、CPU403がフィードバック制御のために取り込む必要がある信号(信号Sb)を発するスレーブ装置40bのスレーブアドレス(アドレスb)が、あらかじめマスターIC300からCPU403に送られている。
図5に示すように、ストローブ信号STBzの発信時刻から時間間隔tが経過した時点ではシリアルバスSB上で信号Saが伝送されている。また、ストローブ信号STBzの発信時刻から2×(時間間隔t)が経過した時点ではシリアルバスSB上で信号Sbが伝送されている。同様に、他の信号Sc〜SzがシリアルバスSB上で伝送されている時刻も、ストローブ信号STBzの発信時刻と、時間間隔tとを基に算出することができる。
CPU403は、ストローブ信号STBzの発信時刻、時間間隔t、および信号取込の対象となるスレーブIC40bのアドレスb、に基づいて、信号SbがどのタイミングでシリアルバスSB上に発信されているかを算出し、マスターIC401から伝送された信号Sa〜Sz中から流量データ信号(信号Sb)を選択する。
このように、CPU403は、マスターIC401によって読み込まれる各信号Sa〜Szのシリアル伝送タイミングをストローブ信号STBzを基に確定し、各信号Sa〜Szの中から流量データ信号(信号Sb)を選択する選択部として機能する。また、マスターIC401、スレーブIC400z、およびCPU403によって実現される機能部をデータ読込選択部500と呼ぶ。
そして、CPU403は、データ読込選択部500の上記機能によって選択され取り込まれた流量データ信号(信号Sb)を基に演算を行い、ニードルバルブ407(調節部)に対する制御信号を生成する。生成された制御信号が、CPU403からモータドライバ405に伝送される。
モータドライバ405(調節制御部)は、CPU403(演算部)から与えられる上記制御信号に基づいてモータ406を駆動し、ニードルバルブ407の開度調節を行う。
なお、本実施形態では、スレーブIC400a、データ読込選択部500、およびモータドライバ405によって構成されるニードルバルブ407の制御系(マスタースレーブ複合系)の各要素が、単一の制御基板600上に実装されている。
図6は、比較例に係るバルブ制御部23Aの電気的構成を示すブロック図である。
バルブ制御部23Aは、スレーブIC400Aと、CPU403Aと、モータドライバ405と、モータ406と、ニードルバルブ407と、を有する。このように、バルブ制御部23Aは、データ読込選択部500に相当する構成を有さない。このため、スレーブIC400bからマスターIC300に向けて流量データ信号(信号Sb)がシリアルバスSB上を伝送されたとしても、マスター装置30が該信号を取り込むのと並列的にバルブ制御部23Aが該信号を取り込むことはできない。
したがって、この比較例では、上記フィードバック制御を行う場合、流量データ信号(信号Sb)がまずスレーブIC400bからマスターIC300に伝送され、その後、マスターIC300からスレーブIC400Aに対して指令信号が発せられるタイミングになってから初めて、該信号がマスターIC300からスレーブIC400Aに伝送されることとなる。
本実施形態のバルブ制御部23では、バルブ制御部23AのようにマスターIC300を経由した信号伝送を行う必要がないので、マスターIC300を制御するCPUにかかる負担を軽減することができる。その結果、マスターIC300を制御するCPUの処理状況にかかわらず、各処理ユニット6における流量制御のリアルタイム性を確保することが可能となる。
図7は、比較例に係るバルブ制御部23Bの電気的構成を示すブロック図である。
バルブ制御部23Bは、スレーブIC400Bと、CPU403Bと、モータドライバ405と、モータ406と、ニードルバルブ407と、通信制御部702と、A/D変換部703と、を有する。このように、バルブ制御部23Bは、データ読込選択部500に相当する構成を有さない。このため、スレーブIC400bからマスターIC300に向けて流量データ信号(信号Sb)がシリアルバスSB上を伝送されたとしても、マスター装置30が該信号を取り込むのと並列的にバルブ制御部23Aが該信号を取り込むことはできない。
この比較例では、上記フィードバック制御を行う場合、まず、流量データ信号(アナログ信号)が信号線701を通じて流量計26からバルブ制御部23Bに伝送される。バルブ制御部23Bに伝送された流量データ信号は、通信制御部702を経由してA/D変換部703に伝送される。その後、A/D変換部703で流量データ信号がデジタル信号に変換された後、CPU403Bに流量データ信号(デジタル信号)が伝送される。
この態様では、マスターIC300を制御するCPUにかかる負担を軽減しつつ各処理ユニット6における流量制御のリアルタイム性を確保することが可能となる一方で、デジタル/アナログ変換による誤差が必ず発生する、デジタル/アナログ変換に伴うデータ伝送の遅延が発生する、アナログ信号を伝送するための追加機器(信号線701、通信制御部702、A/D変換部703など)を設ける必要が生じる、等の問題が生じる。
本実施形態のバルブ制御部23では、前述のような誤差や遅延の問題は生じない。また、データ読込選択部500をバルブ制御部23の制御基板600上に実装することでシリアルバスSBを通じて流量データ信号を取り込むことができ、サイズの大きい追加機器を設ける必要がないので、装置の小型化を実現することが可能となる。また、一般に、本実施形態のようにデータ読込選択部500を設ける態様の方が、アナログ信号を伝送するための追加機器を設ける態様に比べ安価となる。
<2 第2実施形態>
図8は、第2実施形態に係るバルブ制御部23Cの電気的構成を示すブロック図である。第2実施形態の基板処理装置は、第1実施形態の基板処理装置1のバルブ制御部23に代えてバルブ制御部23Cを有する。第2実施形態の基板処理装置の他の各部は第1実施形態と同様であるので、以下の説明において第1実施形態と同じ部分については同一符号を付し重複説明を省略する。
バルブ制御部23Cは、スレーブIC400aと、マスターIC401と、CPU403Cと、モータドライバ405と、モータ406と、ニードルバルブ407と、を有する。
既述の通り、マスターIC401は、各スレーブ装置40a〜40yの各スレーブICからシリアルバスSB上に発信される各信号Sa〜Szの読み込みをマスターIC300と並列的に行う。
第2実施形態においては、各スレーブICからシリアルバスSB上に発信される各信号Sa〜Szに、発信元のアドレス情報(スレーブアドレス)が含まれている。
そして、マスターIC401により読み込まれた各信号Sa〜SzはCPU403Cに伝送される。CPU403Cは、マスターIC401から各信号Sa〜Szを受信し、各信号Sa〜Szのうちスレーブ装置40bのアドレス情報(アドレスb)を含む信号を流量データ信号(信号Sb)として選択する。このように、CPU403Cは、マスターIC401から伝送された信号Sa〜Sz中から流量データ信号(信号Sb)を選択する選択部として機能する。また、マスターIC401およびCPU403Cによって実現される機能部をデータ読込選択部500Cと呼ぶ。
CPU403Cによって選択された流量データ信号(信号Sb)がCPU403からモータドライバ405に伝送されると、第1実施形態と同様、モータドライバ405によってモータ406が駆動され、ニードルバルブ407の開度調節が行われる。第2実施形態では、スレーブIC400a、データ読込選択部500C、およびモータドライバ405によって構成されるニードルバルブ407の制御系(マスタースレーブ複合系)の各要素が、単一の制御基板600C上に実装されている。
第2実施形態のバルブ制御部23Cでは、図6で示す比較例のようにマスターIC300を経由した信号伝送を行う必要がないので、マスターIC300を制御するCPUにかかる負担を軽減しつつ各処理ユニット6における流量制御のリアルタイム性を確保することが可能となる。
また、第2実施形態のバルブ制御部23Cでは、データ読込選択部500Cをバルブ制御部23の制御基板600C上に実装することでシリアルバスSBを通じて流量データ信号を取り込むことができる。このため、図7で示す比較例のようにサイズの大きい追加機器を設ける必要がなく、装置の大型化やコストアップを抑制することができる。
なお、第2実施形態では、各スレーブICからシリアルバスSB上に伝送されるすべての信号Sa〜Szを記録し、CPU403Cによって該信号Sa〜Szの中から取捨して流量データ信号(信号Sb)を選択する必要が生じる。そのため、マスターIC401およびCPU403Cにかかる負担は第1実施形態に比べて増加する。
また、シリアルバスSB上に伝送される信号のうち、一部のスレーブICから伝送される信号が暗号化されている場合などは、さらにCPU403Cの負担が増加する。
<3 変形例>
以上、本発明の第1実施形態および第2実施形態について説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
上記各実施形態では、流量調節を行う基板処理装置について説明したがこれに限られるものではない。基板処理の動作状態に関する少なくとも1つの物理量を指標値として計測する計測スレーブと、計測スレーブによる計測結果を基に上記動作状態の調節を行う調節部と、を有し、フィードバック制御を行う種々の基板処理装置に本発明を適用することができる。
上記各実施形態では、動作状態が基板処理における処理液(特定の流体)の状態であり、指標値が流体の流量値であり、計測スレーブが流量計であり、調節部が流量値を調節するバルブである態様について説明した。
この他にも、例えば、動作状態が基板処理における特定の流体の状態であり、指標値が該流体の圧力値であり、計測スレーブが圧力計である態様であってもよい。この場合、調節部として、例えば、圧力値を調節するダンパーを採用することができる。
また、動作状態が基板処理における特定の流体の状態であり、指標値が複数個所での該流体の圧力値の差であり、計測スレーブが差圧計である態様であってもよい。この場合も、調節部として、例えば、圧力値を調節するダンパーを採用することができる。
また、動作状態が基板処理における基板の回転の状態であり、指標値が基板の回転速度であり、計測スレーブがロータリーエンコーダである態様であってもよい。この場合、調節部として、例えば、基板を保持し回転軸回りに該基板を回転するスピンチャックのサーボモータを採用することができる。
また、動作状態が基板処理における特定の流体の状態であり、指標値が該流体の温度であり、計測スレーブが温度計(例えば、熱電対など)である態様であってもよい。この場合、調節部として、例えば、温度を調節する温調部(例えば、ヒータ、冷却器、ホットプレートなど)を採用することができる。
また、上記第1実施形態ではバルブ制御部23のみがデータ読込選択部500を有し、上記第2実施形態ではバルブ制御部23Cのみがデータ読込選択部500C有する構成について説明したが、これに限られるものではない。複数のスレーブ装置がデータ読込選択部を有する構成であっても構わない。
また、上記実施形態では、調節部としてニードルバルブ407を用いる態様について説明したが、この他にも、エアバルブ、サックバックバルブ、バタフライバルブなど種々の部材を用いることが可能である。
以上、実施形態およびその変形例に係る基板処理装置について説明したが、これらは本発明に好ましい実施形態の例であって、本発明の実施の範囲を限定するものではない。本発明は、その発明の範囲内において、各実施形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 基板処理装置
6 処理ユニット
20〜25,23A〜23C バルブ制御部
26〜28 流量計
30 マスター装置
40a〜40y スレーブ装置
300,401 マスターIC
400a,400z,400A,400B スレーブIC
403,403A〜403C CPU
405 モータドライバ
406 モータ
407 ニードルバルブ
500,500C データ読込選択部
600,600C 制御基板
701 信号線
702 通信制御部
703 A/D変換部
Sa〜Sz 信号
STBa〜STBz ストローブ信号
SB シリアルバス

Claims (7)

  1. 基板処理装置であって、
    (a) 前記基板処理装置の装置制御を行う第1マスターと、
    (b) 前記第1マスターよりも相対的に下位の制御階層として設置され、バスを通じて前記第1マスターとシリアル通信可能な複数の下位制御要素と、
    を有し、
    前記複数の下位制御要素には、
    (b-1) 基板処理の動作状態に関する少なくとも1つの物理量を指標値として計測し、その計測結果を、前記第1マスターによって読み込み可能な計測データ信号として前記バスに発信する計測スレーブと、
    (b-2) 前記動作状態の調節を行う調節部についての制御系として設けられ、
    前記動作状態の調節に関して前記第1マスターから指令信号を受ける調節指令スレーブと、
    前記下位制御要素のそれぞれから前記バスに発信される各信号の読み込みを前記第1マスターと並列的に行う第2マスターを備えてなり、前記各信号のうち前記計測データ信号を選択するデータ読込選択部と、
    前記計測データ信号に基づいて演算を行い、前記調節部に対する制御信号を生成する演算部と、
    前記演算部から与えられる前記制御信号に基づいて前記調節部を制御する調節制御部と、
    を備えるマスタースレーブ複合系と、
    が含まれるとともに、
    前記データ読込選択部は、
    前記第2マスターと、
    前記第1マスターと前記バスを通じて通信可能であり、前記第1マスターとの通信に応じてストローブ信号を発信する選択用スレーブと、
    前記第2マスターから前記各信号を受信し、前記選択用スレーブから前記ストローブ信号を受信し、前記各信号のシリアル伝送タイミングを前記ストローブ信号を基に確定して前記各信号の中から前記計測データ信号を選択する選択部と、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項に記載の基板処理装置であって、
    前記動作状態は、前記基板処理における特定の流体の状態であって、
    前記指標値は前記流体の流量値であり、前記計測スレーブは流量計であることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項に記載の基板処理装置であって、
    前記動作状態は、前記基板処理における特定の流体の状態であって、
    前記指標値は前記流体の圧力値であり、前記計測スレーブは圧力計であることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項に記載の基板処理装置であって、
    前記動作状態は、前記基板処理における特定の流体の状態であって、
    前記指標値は複数個所での前記流体の圧力値の差であり、前記計測スレーブは差圧計であることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項に記載の基板処理装置であって、
    前記調節部は、前記流量値を調節するバルブであることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項または請求項に記載の基板処理装置であって、
    前記調節部は、前記圧力値を調節するダンパーであることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記マスタースレーブ複合系の各要素が、単一の制御基板上に実装されていることを特徴とする基板処理装置。
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