JP6243282B2 - 鞍乗型車両のラジエータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動二輪車のような鞍乗型車両に搭載されて、エンジンの冷却媒体を放熱させるラジエータに関する。
従来、自動二輪車のような鞍乗型車両に搭載されるラジエータとして、ラジエータの放熱用のコアに走行風の下流側から近接して配設された電動ファンと、この電動ファンを、走行風の下流側から覆うとともに、その上方から両側方にかけても覆い、下方に開口するシュラウドとを備えた構造のものがある(例えば特許文献1)。
前記従来例によるラジエータによれば、ラジエータのコアからの排風(熱風)がシュラウドの下方開口から電動ファンの下方に排出されるので、ライダーが排風に曝されることによる不快感が少なくなる。
特開2013−136273号公報
しかしながら、前記従来例の場合、ラジエータの電動ファンを通過した排風は、電動ファンの下方へ排出されるが、排風の一部が、コアの下方を通って車体の前方に逆流し、ラジエータから再度吸い込まれる場合がある。高温の排風がラジエータに再度吸い込まれると、ラジエータの放熱効率が低下する。
本発明の目的は、ラジエータのファンを通過してファンの下方へ排出された排風をラジエータのコアの前方に逆流させないことで、放熱効率が低下しない鞍乗型車両のラジエータを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る鞍乗型車両のラジエータは、鞍乗型車両に搭載される原動機の冷却媒体を放熱させるラジエータであって、前記冷却媒体を流すコアと、その下流側に配設されて前記コアに通風する冷却ファンと、前記冷却ファンの上方、両側方および下流側を覆い、下方に開口したファンカバーと、前記コアの下部と前記冷却ファンの下部との間を仕切って前記開口からの排風が前記コアに逆流するのを抑制する仕切り壁とを備えている。
この構成によれば、ラジエータの冷却ファンを通過した排風が、ファンカバーの下方の開口から排出されるとき、排風の一部が、ラジエータの前方に逆流しようとしても、仕切り壁によって、その逆流が阻止され、ラジエータから再度吸い込まれることがない。したがって、排風をファンカバーの下方開口から下方に向かって円滑に排出できるので、ライダーが排風に曝される不快感がないのはもとより、ラジエータの放熱効率が低下するのを抑制できる。
本発明のラジエータにおいて、前記仕切り壁は前記コアよりも下方に突出していることが好ましい。この構成によれば、排風がラジエータの下方に回り込むのを確実に阻止されるので、排風の一部がラジエータの前方に逆流するのを一層効率的に阻止することができる。
本発明のラジエータにおいて、前記冷却ファンの外径Dは前記コアの上下長さHとほぼ同一であり、前記仕切り壁のコアから下方への突出長さPは、前記コアの前記上下長さHの0.1〜0.3倍であることが好ましい。この構成によれば、ファン外径Dをコア上下長さHとほぼ同一になるように大きくしたので、低速走行時もしくは停車時のような、走行風を十分に利用できない状況でも、コアの主要部に導風して放熱効率を向上させることができる。また、突出長さP=0.1〜0.3Hとしたから、ファンカバーの寸法が必要以上に大きくならないので、ファンカバーを含むラジエータ全体の大形化が抑制されるとともに、ラジエータの冷却ファンからの排風の速度を、ファンカバー内面との摩擦損失によって低下させるのを抑制しながら、円滑にファンカバーの下方の開口から排出させることができる。
本発明のラジエータにおいて、前記仕切り壁における前記冷却ファンの外周に対向するファン近接領域に、前記排風を前記冷却ファンのファンハウジングの外周に導くように前記冷却ファンの径方向内側に向かって下流側へ傾斜するガイド部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、排風をガイド部に沿わせて冷却ファンのファンハウジングの外周に導くことができ、ファンハウジングの外周に導かれた排風は、冷却ファンを再度通過することなく、ファンカバーの下方開口から速やかに排出できる。
本発明のラジエータにおいて、さらに、前記ガイド部は、前記冷却ファンの下半分の外周に対向して設けられていることが好ましい。この構成によれば、ファンカバーを極力小形化しながら冷却ファンから下方へ排出される排風がコアの前方へ逆流するのを抑制できる。
本発明のラジエータにおいて、前記ファンカバーは前記コアに取付片を介して取り付けられており、前記ファンカバー、前記仕切り壁および前記取付片が一体成形物であることが好ましい。この構成によれば、部品点数の削減により取扱性が向上し、コアに対するファンカバーの取付も簡便に行える。
本発明のラジエータにおいて、前記冷却ファンを下流側から覆う後壁は、前記冷却ファンの軸心と直交していることが好ましい。この構成によれば、下方への排風を円滑化するために後壁を上方から下方へ向かって後方へ傾斜させる、いわゆる末広がりのファン出口空間を形成する場合と比較して、ファン出口空間の上部の前記軸心方向の寸法、つまり、ファンカバーの上部の奥行きが広がるので、コアの上部が十分に通風されて、放熱効率が向上する。
本発明によれば、ラジエータの冷却ファンを通過した排風が、ファンカバーの下方の開口から排出されるとき、コアの下部と冷却ファンの下部との間を仕切ってファンカバーの下方の開口からの排風が前記コアに逆流するのを抑制する仕切り壁を設けているため、前記排風の一部が、ラジエータの前方に逆流しようとしても、その侵入が阻止され、ラジエータから再度吸い込まれることがない。したがって、排風をファンカバーの下方開口から下方に向かって円滑に排出できるので、ライダーが排風に曝される不快感がなくなるとともに、ラジエータの放熱効率が低下するのを抑制できる。
本発明の好ましい実施形態に係るラジエータを備えた自動二輪車の前半部を示す側面図である。 同ラジエータを前方側から見た正面図である。 同ラジエータの縦断面図である。 同ラジエータを後方側から見た背面図である。 同ラジエータの平面図である。 同ラジエータの底面図である。 同ラジエータを車体の左側から見た側面図である。 同ラジエータを車体の右側から見た側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の好ましい実施形態に係るラジエータを適用した自動二輪車の前半部を示す。図1において、本発明の自動二輪車は、車体フレームFRの前半部を形成するメインフレーム1の前端にフロントフォーク2が支持され、このフロントフォーク2の下端部に設けたボトムケース3に、前輪4が、車軸5を介して支持されている。フロントフォーク2は、これを支持するアッパブラケット6およびロワブラケット7とともに、メインフレーム1の前端のヘッドパイプ8に回動自在に支持されており、アッパブラケット6にハンドル10が取り付けられている。一方、メインフレーム1の後端下部には、スイングアームブラケット11が固着され、このスイングアームブラケット11に、図示しない後輪を支持するスイングアームが揺動自在に軸支されている。メインフレーム1の中央下部には後輪を駆動する原動機であるエンジンEが支持されている。
前記メインフレーム1の後部には、車体フレームFRの後半部を形成するリヤフレーム12が連結されている。メインフレーム1は、前後方向に延びたのち屈曲して下方に延びる左右一対の第1フレーム片1a,1a、第1フレーム片1aの前部でヘッドパイプ8の後方近傍に上端部が接合された左右一対の第2フレーム片1b、1b、第2フレーム片1bの下端部と第1フレーム片1aの屈折部との間に接合された第3フレーム片1c、および前傾姿勢の第2フレーム片1b,1bの上下方向中間部と第1フレーム片1aにおける中間の屈曲部よりも前方部分とに両端が接合された左右一対の第4フレーム片1dを備えている。
リヤフレーム12は、その上部に、第1フレーム片1a,1aに連結された左右一対のシートレール12aを有し、これらシートレール12aにライダーシート13と同乗者用の後部シート(図示せず)とが支持されている。メインフレーム1の前部における前輪4の後方斜め上方には、エンジンEの冷却水のような冷却媒体を放熱するラジエータ15が取り付けられている。ラジエータ15は、エンジンEと同様に、その上端部が下端部よりも前方に位置する前傾姿勢であり、空車状態で鉛直方向に対し、10〜20°、図1では15°傾斜している。傾斜したラジエータ15は、側面視で第2フレーム片1bおよびエンジンEのシリンダ軸心C1と平行である。メインフレーム1の上部、つまり、車体上部には、ヘッドパイプ8とライダーシート13との間に位置して、燃料タンク18が支持されている。
つぎに、図2〜図8によりラジエータ15の詳細について説明する。これらの図は、ラジエータ15に冷却ファン28およびファンカバー30をアセンブリした状態を示す。図2および図3は、それぞれ、ラジエータ15の正面図および縦断面図である。
図2に示すように、ラジエータ15は正面視で横長の矩形状であり、水平な複数のフィン内に冷却水のような冷却媒体を水平方向に流すコア20を有し、コア20の右端(車体の左側)に冷却媒体の導入タンク21が、左端(車体の右側)に冷却媒体の導出タンク22がそれぞれ設けられたクロスフロータイプとなっている。コア20は上下方向に冷却媒体を流すバーチカルタイプであってもよい。導入タンク21は、図1のエンジンEのシリンダヘッド19から排出された高温の冷却媒体を導入して、図2のコア20に導くものであって、その上端部に円筒状の冷却媒体入口21aが設けられ、この冷却媒体入口21aに、シリンダヘッドからの高温の冷却媒体を導入する導入ホース24が接続される。
ラジエータ15の導出タンク22は、コア20を通過して低温となった冷却媒体をエンジンE側に導くもので、その下端部には円筒状の冷却媒体出口22aが設けられ、導出ホース25が接続される。また、その上端部には冷却媒体を補給する補給口22bが設けられ、通常時はキャップ27で閉蓋されている。
図3に示すように、ラジエータ15のコア20の背面側には、コア20に通風する冷却ファン28と、この冷却ファン28を駆動する電動モータ29とが配設されている。冷却ファン28は、電動モータ29に連結された回転羽根36の外周をファンハウジング37で覆ったものであるが、ファンハウジング37は割愛される場合がある。これら冷却ファン28および電動モータ29は、その上方、両側方および下流側が、下方に開口30aを有するファンカバー30により覆われている。冷却ファン28の前部の径方向外方には、前記コア20の下部と前記冷却ファン28の下部との間を仕切って前記開口30aからの排風DWが前記コア20に逆流するのを抑制する仕切り壁32が設けられている。この仕切り壁32の前面の軸方向位置は、冷却ファン28の回転羽根36の前面とほぼ合致している。コア20は複数のフィンの周囲を覆う正面視で矩形の枠体20bによって支持されており、仕切り壁32は枠体20bの下面よりも下方に突出している。
図4の背面図に示すように、ファンカバー30は、その外周に設けた複数の取付片31を介してコア20の枠体20bにねじ止めにより取り付けられている。ファンカバー30と仕切り壁32および取付片31は、例えば樹脂製で一体成形されている。ファンカバー30は、冷却ファン28の軸心Cの方向から見て、上部が幅狭で下部が幅広の概ね逆U字形を呈している。
図5の平面図に示すように、ラジエータ15は、その左側の導入タンク21がメインフレーム1の左側の第2フレーム片1bに板状の左側取付片35Lを介して、右側の導出タンク22が右側の第2フレーム片1bに右側取付片35Rを介して、それぞれ取り付けられている。
図6の底面図に明示するように、冷却ファン28はファンハウジング37によって覆われている。この冷却ファン28の背後には冷却ファン28を駆動する駆動機である電動モータ29が配設されており、これら冷却ファン28および電動モータ29がファンカバー30で覆われている。
車体左側から見た側面図である図7に示すように、ラジエータ15の導入タンク21に溶接された左側取付片35Lは、上下2つのねじ体39,39により左側の第2フレーム片1bに着脱自在に取り付けられている。車体右側から見た側面図である図8に示すように、右側の第2フレーム片1bに溶接された右側取付片35Rは、単一のねじ体40によりラジエータ15の右側の導出タンク22に着脱自在に取り付けられている。
図3に示すように、仕切り壁32における冷却ファン28の外周、つまり、ファンハウジング37の外周に近接するファン近接領域に、空気を冷却ファン28のファンハウジング37の外周に導くように冷却ファン28の径方向内側に向かって下流側へ傾斜するガイド部34が形成されている。このガイド部34は、図4に示すように、冷却ファン28の下半分の外周に対向して設けられている。ガイド部34の軸心Cと直交する面、つまり冷却ファン前面に対する傾斜角度θは、30〜60°が好ましく、40〜50°がより好ましい。
図3に示すように、ファンハウジング37を含めた冷却ファン28の外径Dはコア20の上下長さHとほぼ同一、すなわち、D=0.9〜1.1Hであるが、外径Dを小さくして、D=0.7〜0.9H程度としてもよい。仕切り壁32のコア20から下方への突出長さPは、コア20の上下長さHの0.1〜0.3倍であり、好ましくは0.15〜0.25倍である。0.1倍未満では排風DWの十分な逆流防止効果が得られない。0.3倍で逆流防止効果は十分となり、0.3倍を超えると、ファンカバーを含むラジエータ15全体が必要以上に大形化する。また、冷却ファン28を下流側から覆うファンカバー30の下流側である後壁30cは、冷却ファン28の軸心Cと直交している。
上記構成において、ラジエータ15は、図3に示すように、コア20に通風する冷却ファン28の上方、両側方および下流側が、下方に開口したファンカバー30により覆われているので、ラジエータ15のコア20および冷却ファン28を通った排風DWは確実にファンカバー30の下方開口30aから下方に向かって排出される。これにより、ライダーが排風DWに曝されることがなくなる。また、冷却ファン28を通過した排風DWが、ファンカバー30の下方の開口30aから排出されるとき、排風DWの一部が、車体の前方へ二点鎖線の矢印Rで示すように逆流しようとしても、仕切り壁32によって逆流が阻まれ、前方からコア20内へ再度吸い込まれることがない。したがって、高温の排風DWの巻き込みにより、ラジエータ15の放熱効率が低下することなく、ラジエータ15の本来の性能を十分に発揮させることができる。
また、仕切り壁32はコア20よりも下方に突出しているので、排風DWがラジエータ15の下方に回り込むのを確実に阻止され、排風DWの一部がラジエータ15の前方に逆流するのを一層効果的に阻止することができる。
図3に示すように、冷却ファン28の外径Dをコア20の上下長さHとほぼ同一になるように大きくしたので、低速走行時もしくは停車時のような、走行風Wを十分に利用できない状況でも、コア20の主要部に導風して放熱効率を向上させることができる。また、ファンカバー30のコア20から下方への突出長さPは、コア20の上下長さHの0.1〜0.3倍と短くしたから、ファンカバー30が必要以上に大形化しないので、ファンカバー30を含むラジエータ15全体の大形化が抑制される。しかも、前記突出長さPの抑制により、ラジエータ15の冷却ファン28からの排風DWの速度が、ファンカバー30の内面との摩擦に起因する損失によって低下するのを抑制して、排風DWを円滑にファンカバー30の下方の開口30aから排出することができる。
また、仕切り壁32における冷却ファン28の外周に対向するファン近接領域に形成されたガイド部34に沿わせて、空気を冷却ファン28のファンハウジング37の外周に導くので、例え排風DWが仕切り壁32を越えてコア20の下方に回り込んでも、前記空気とともにファンハウジング37の外周に導かれるから、冷却ファン28を再度通過することなく、ファンカバー30の下方開口30aから速やかに排出される。
さらに、ガイド部34は、冷却ファン28の下半分の外周に対向して設けられているので、ファンカバー30を極力小形化しながら冷却ファン28から下方へ排出される排風DWがコア20の前方へ逆流するのを抑制できる。
また、ファンカバー30はコア20に取付片31を介して取り付けられており、ファンカバー30、仕切り壁32および取付片31が一体成形物であるので、部品点数の削減により取扱性が向上し、コア20に対するファンカバー30の取付も簡便に行える。
さらに、冷却ファン28を下流側から覆う後壁30cは、冷却ファンの軸心Cと直交している。これにより、下方への排風DWを円滑化するために後壁30cを上方から下方へ向かって後方へ傾斜させる、いわゆる末広がりのファン出口空間を形成する場合と比較して、ファン出口空間の上部の前記軸心方向の寸法、つまり、ファンカバー30の上部の奥行きが広がるので、ファンカバー30の下方開口30aから排風DWを円滑に排出させることができる。コア20の上部が十分に通風されて、ラジエータ15の放熱効率が向上する。
なお、鞍乗型車両として、前述した説明では自動二輪車を例示したが、三輪または四輪の不整地走行車両などであっても、鞍乗型であれば、本発明を同様に適用できる。また、原動機として電動モータを使用してもよい。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
5…ラジエータ
20…コア
28…冷却ファン
29…電動モータ
30…ファンカバー
30a…開口
30c…後壁
31…取付片
32…仕切り壁
34…ガイド部
37…ファンハウジング
C…(電動モータの)軸心
DW…排風
W…走行風

Claims (7)

  1. 鞍乗型車両に搭載される原動機の冷却媒体を放熱させるラジエータであって、
    前記冷却媒体を流すコアと、
    その下流側に配設されて前記コアに通風する冷却ファンと、
    前記冷却ファンの上方、両側方および下流側を覆い、下方に開口したファンカバーと、
    前記コアの下部と前記冷却ファンの下部との間を仕切って前記開口からの排風が前記コアに逆流するのを抑制する仕切り壁とを備えた鞍乗型車両のラジエータ。
  2. 請求項1に記載のラジエータにおいて、前記仕切り壁は前記コアよりも下方に突出している鞍乗型車両のラジエータ。
  3. 請求項1または2に記載のラジエータにおいて、前記冷却ファンの外径Dは前記コアの上下長さHとほぼ同一であり、前記仕切り壁のコアから下方への突出長さPは、前記コアの前記上下長さHの0.1〜0.3倍である鞍乗型車両のラジエータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のラジエータにおいて、前記仕切り壁における前記冷却ファンの外周に対向するファン近接領域に、前記排風を前記冷却ファンのファンハウジングの外周に導くように前記冷却ファンの径方向内側に向かって下流側へ傾斜するガイド部が形成されている鞍乗型車両のラジエータ。
  5. 請求項4に記載のラジエータにおいて、前記ガイド部は、前記冷却ファンの下半分の外周に対向して設けられている鞍乗型車両のラジエータ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載のラジエータにおいて、前記ファンカバーは前記コアに取付片を介して取り付けられており、前記ファンカバー、前記仕切り壁および前記取付片が一体成形物である鞍乗型車両のラジエータ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載のラジエータにおいて、前記冷却ファンを下流側から覆う後壁は、前記冷却ファンの軸心と直交している鞍乗型車両のラジエータ。
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