JP6239340B2 - 送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、高温(低温)空気・ガス等の流体を送出する送風機に関する。
例えば、食品工場、鋳造工場、車両工場等の各種の製造工場において、高温(低温)空気を処理室に送出し、処理室内を均一に攪拌・循環させる送風機が用いられる。
この送風機の一種類として、モータと、モータの回転軸先端に連結されて回転する羽根車と、羽根車を収容するケーシングと、ケーシングの背面に配設されてモータを支持する支持脚部とを備える送風機がある。この送風機では、高温空気がケーシングの正面中央箇所の吸込口から吸い込まれ、羽根車の中央部から径方向に通り抜け、ケーシングの側面の吐出口から処理室内に送出され、処理室内が高温空気で攪拌・循環される。
高温空気を送出する送風機では、羽根車やケーシングが高温空気との接触により高温となり、羽根車の高熱がモータの回転軸を介してモータに伝達されること、又はケーシングの高熱が支持脚部を介してモータケースに伝達されること等により、モータが高熱により損傷することがある。
そこで、モータを高熱から保護するために、例えば、特許文献1の送風機では、モータの回転軸に冷却用ファンを備えるとともに、支持脚部を、断熱リングと放熱リングとを交互に配設した断熱放熱棒とすることが開示されている。
この特許文献1の送風機では、羽根車の高熱が伝わる回転軸を冷却ファンによって冷却し、回転軸を通じてモータへの熱伝達を回避している。また、ケーシングからの高熱が断熱放熱棒(支持脚部)で断熱・放熱され、断熱放熱棒(支持脚部)を通じてモータケースへの熱伝達を回避している。
その他として、例えば、ファンモータに印加する電圧を調整して回転数制御を行う制御装置を備えた冷蔵庫において、庫内ファンや機械室ファンが、各ファンモータの回転軸にバネで固定される構造がある。これにより、経年劣化や周囲に付着した氷、異物等の噛み込みなどによってファンモータの回転軸からファンの脱落防止を図っている。
これに関する技術文献として、特許文献2の冷蔵庫の異常検出装置がある。この装置では、報知手段を動作させる異常検出動作を実行するので、周囲温度などの影響による一時的な変化を排除し、ファンモータからファンの脱落を的確に検出・判断し、報知手段によって報知する構造である。
特開2007−247568号公報 特開平11−101547号公報
特許文献1に記載の送風機は、モータの回転軸を囲繞するように配設された数本の断熱放熱棒(支持脚部)と、この断熱放熱棒に設けられた整流板と、この整流板より延長した延長部による冷却手段を備え、回転軸等を冷却する構造である。従って、回転軸等の冷却効果は期待できる。しかしながら、整流板の延長部は、時には邪魔となり得ると考えられる。場合により、設置場所が限定されることも考えられる。また、特許文献2は、異常検出動作を実行する後処理による装置であって、異常発生を事前に回避する構造でなく、事後的な対応と考えられる。
本発明は、上記に鑑み、装置の小型化と、装置(例えば、支持脚部)の構造を簡易化しつつ、放熱性を高めることができ、事前に蓄熱防止を図る送風機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る送風機は、
モータと、
前記モータの回転軸に設けられた羽根車と、
前記回転軸の周囲に間隔を置いて繞設され、前記モータを支持する複数の支持脚部と、
前記回転軸が挿入されるとともに、空気の流れを許す開口部を有し、前記複数の支持脚部間に支持される規制板と、
前記回転軸に設けられ、かつ前記規制板よりも前記羽根車側の箇所に設けられた冷却ファンと、
前記規制板の端部に有する、前記冷却ファン側に延出した延出壁部と、
を備える。
前記モータを駆動制御するモータ制御装置と、
前記モータの前記羽根車側である一端とは反対の他端に前記モータ制御装置が位置するように支持する支持部材と、を備えてもよい。
前記支持脚部の前記モータ側の端部に形成され且つ前記モータの被支持部に取り付けられる第1取付部と、前記支持部材の前記モータ側の端部に形成された第2取付部とを、前記モータの前記被支持部に共締め固定してもよい。
前記モータの前記被支持部と前記第1取付部の間と、前記モータの前記被支持部と前記第2取付部の間とにゴム部材を介装した状態で、前記第1取付部と前記第2取付部とを前記モータの前記被支持部に共締め固定してもよい。
前記支持脚部に連結されて該支持脚部を囲い且つ前記回転軸に直交する方向視で前記冷却ファンと重なるカバー部材を備えてもよい。
本発明によれば、装置の小型化と、装置(例えば、支持脚部)の構造を簡易化しつつ、放熱性を高めることができ、事前に蓄熱防止を図る送風機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る送風機の使用状態の一例を示す正面図である。 (a)、(b)は本発明の実施形態に係る送風機の底面図、左側面図である。 (a)〜(c)は送風機の正面図、右側面図、平面図である。 (a)、(b)は送風機のブロワモータの底面図、左側面図、(c)はモータの被支持部にゴム部材を介して支持脚部及び支持部材をネジ止めすることを示す図である。 (a)、(b)は4個の支持脚部間に挟持された規制板の平面図、側面図である。 (a)〜(c)は冷却ファンのA−A線断面図、平面図、正面図である。 使用状態の送風機の拡大図である。 変形例の送風機の一部破断断面図である。 (a)、(b)は変形例の規制板の側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る送風機10について図を用いて説明する。本実施形態に係る送風機10は、図1に示すように、処理室1(例えば解凍機)に高温空気を送出し、処理室1の内部を高温空気で攪拌・循環させるために用いられる。なお、送風機10は、高温処理後などに低温空気の攪拌に使用してもよい。
処理室1の上部には、高温空気を生成する生成室2が連結される。生成室2の上部には送風機10が装着される。生成室2の高温空気が送風機10を介して処理室1に送出される。
詳しくは、送風機10は、生成室2の上部開口部2aに着脱可能なベース板3に取り付けられる。ベース板3が生成室2の上部開口部2aに装着された状態では、送風機10の羽根車30が生成室2の内部に位置する。また、ベース板3における羽根車30の外周近傍箇所には、熱源として、例えば、電熱ヒータ4が配設される。
電熱ヒータ4による高温空気が羽根車30によって攪拌され、生成室2の内部を循環経路R1の如く循環する。生成室2の内部が所定温度(例えば、200度)の高温空気で充満すると、生成室2の下側の処理室1(例えば解凍機)への連結口5が開かれる。そして生成室2の高温空気が送風機10によって処理室1に送出され、処理室1の内部が高温空気で攪拌され、循環経路R2の如く循環する。これにより、処理室1内の対象物(例えば被解凍物)に高温空気による処理(例えば解凍処理)が施される。
送風機10の構成について説明する。送風機10は、図2に示すように、モータ20と、モータ20の回転軸21の先端側に連結された羽根車30と、モータ20を支持する支持脚部40と、モータ20を駆動制御するモータ制御装置50とを備える。
送風機10は、図2(a)に示すように、例えば、遠心型送風機であって、羽根車30を、反時計回り方向CCWに回転すると、送風機10の前面に形成された円形の吸込口34(矢印A方向)より高温空気を吸引し、放射状(矢印B方向)の吐出口36より高温空気を送出する構造である。
羽根車30は、図2、図3に示すように、前側に位置する前面体31と、後側に位置する後面板32と、前面体31と後面板32との間に回転方向に並設された複数(例えば11枚)の羽根33とを備える。これらの前面体31、後面板32及び羽根33は、例えば、アルミ合金などの金属製の部材である。
前面体31は、中央の吸込口34が円形板31aの前方に迫り出した逆ラッパ状部31b(逆ベルマウス形状)を有する。この逆ラッパ状部31bの吸込口34から高温空気が吸い込まれる。
後面板32は、図2(b)に示すように、円形板状の円板本体32aと、この円板本体32aの中央箇所に前方に突出形成され、且つモータ20の回転軸21が固定される円柱状の軸支部32bとを備える。
モータ20の回転軸21の先端側には、図4(a)、(b)に示すように、回転軸21の周面から突出し、且つ軸方向に長いキー凸部21aが形成されている。また、後面板32の軸支部32bに形成された嵌合穴32c(図2(b)参照)には、キー溝32dが形成されている。図2(b)に示すように、回転軸21のキー凸部21aを、後面板32の軸支部32bに設けた嵌合穴32cのキー溝32dに挿入し、この回転軸21は、後面板32に固定(例えば止めネジ固定)される。
なお、回転軸21の後面板32への固定は、その他として、圧入固定、嵌合固定、接着固定、溶着固定などでもよい。
各羽根33は、図2(a)に示すように、その両端部が、前面体31と後面板32との間に、結合(例えば、カシメ加工)されている。この各羽根33は、回転方向に曲折するとともに、回転方向に沿って吐出口36を、それぞれ形成することで、吸込んだ高温空気を、この吐出口36より吹出す構造である。
具体的には、前面体31と後面板32は、図2(a)、図3(c)に示すように、羽根33に沿って長方形の孔部35が複数形成されている。羽根33の前面体31側の端部には、図2(a)に示すように、突出片33aが形成されている。突出片33aを、前面体31の孔部35に挿入し、同図(a)に二点鎖線で示すように、カシメ加工で、折り曲げ、各羽根33を前面体31に結合させる。また、羽根33の後面板32側の端部にも、図示しないが、突出片33aが形成されている。突出片33aを、後面板32の孔部35に挿入し、カシメ加工で、折り曲げ、各羽根33を後面板32に結合させる。
図1に示すように、モータ20は、その外周の複数箇所(例えば4箇所)に取り付けられた4本の支持脚部40によってベース板3上に支持されており、モータ20の回転軸21は、ベース板3に配設されたパッキン、ガスケット等の軸封装置6に支持されている。
具体的には、モータ20の本体フレーム22は、略円筒形状に形成された金属製(例えば鋳鉄)の部材である。本体フレーム22の外周の複数箇所(例えば4箇所)には、被支持部23が突出形成されている。各被支持部23には、モータ20を支持する支持脚部40がそれぞれ取り付けられている。
支持脚部40は、例えば、アルミ等の金属製の細長板材を利用する。支持脚部40は、図5に示すように、その長手方向の両端を互いに異なる方向に折り曲げた折り曲げ部41と、両折り曲げ部41の間に位置する細長板形状の本体部42とで構成される。なお、折り曲げ部41を、前記のように折り曲げて形成することで、接触面積又は表面積の増加等による放熱効果の向上、本体部42(支持脚部40)の強度向上、本体部42の薄肉化等を図ることができる。
図2〜図4に示すように、支持脚部40の上側の折り曲げ部41は、モータ20の被支持部23に取り付けられる。支持脚部40の本体部42は、モータ20の回転軸21の周囲より間隔を空けて位置している(回転軸21に繞設されている)。また、支持脚部40の下側の折り曲げ部41は、図1に示すようにベース板3に取り付けられる。
さらに、4本の支持脚部40の間には、図2〜図4に示すように、規制板60が支持(例えば挟持)される。規制板60は、例えば、アルミ合金等の金属製の部材である。詳しくは、図5に示すように、支持脚部40の本体部42の羽根車30に近い側には、例えば短手方向に長い矩形孔43が形成されている。また、規制板60の四隅には、支持脚部40の矩形孔43に挿入可能な矩形状の突起部61が突出形成されている。図5(a)に示すように、規制板60の突起部61を支持脚部40の矩形孔43に挿入し、この突起部61の先端側を例えば矩形孔43の長手方向に拡張変形することで、規制板60を支持脚部40に結合(カシメ加工)させる。
規制板60は、図5に示すように、モータ20の回転軸21が挿入され、且つ、回転軸21の直径よりも大きい円形の開口部62を有する。この開口部62と回転軸21との間の開口空間は、次に説明する冷却ファン70の回転によって空気が吸入される吸入口であり、かつ空気の流れを許す構造である。つまり、規制板60は、空気の流れをコントロールする役割がある。詳しくは後述するが、規制板60は、上方の空気を開口部62から吸い込んで、下側の冷却ファン70や延出壁部63に当たるように空気の流れを規制している。
また、モータ20の回転軸21には、図2〜図4に示すように、冷却ファン70が装着される。冷却ファン70は、例えば、アルミ合金などの金属製の部材である。
冷却ファン70は、図7に示すように、回転軸21における支持脚部40内であって、羽根車30側で、望ましくは、ベース板3から僅かに離れた位置にある。冷却ファン70は、規制板60とベース板3との間に設けられ、かつ回転軸21に装着される。
冷却ファン70は、図6に示すように、円板体71と、この円板体71のモータ20側の中央箇所に突出形成され且つモータ20の回転軸21が挿入される挿入孔72が形成された突出軸部73と、この突出軸部73から放射状に延出し且つ円板体71のモータ20の側面と連結する複数(例えば6本)の羽根部74と、この突出軸部73の外周面から挿入孔72に向けて貫通し且つ内周に雌ねじが形成された雌ねじ孔75とを備える。図6(a)に二点鎖線で示す止めネジ76(例えば、六角穴付き止めネジ)を突出軸部73の雌ねじ孔75に螺入し、止めネジ76の先端が、挿入孔72に挿入された回転軸21に押し当たる状態になるまで止めネジ76を締め付けることで、冷却ファン70が回転軸21に固定される。
さらに、規制板60は、図5、図7に示すように、冷却ファン70側に延出した延出壁部63を有する。この延出壁部63は、モータ20の側面視(回転軸21に直交する方向視)で冷却ファン70と重なるように冷却ファン70側に屈折している。詳しくは、延出壁部63は、モータ20の側面視において、冷却ファン70の羽根部74の高さ方向(回転軸21の軸長さ方向)のうち例えば略上半分が重なる位置関係となっている。
図1に戻って、モータ制御装置50には、例えば生成室2の制御ユニット(図示省略)からのケーブル51が接続される。ケーブル51を介して電源電圧と制御信号とがモータ制御装置50に出力される。生成室2の制御ユニット(図示省略)は、温度等を制御するものである。また、モータ制御装置50とモータ20とがケーブル52により接続され、モータ制御装置50によってモータ20が駆動制御される。
また、モータ制御装置50は、図1に示すように、支持部材80によってモータ20の上端(モータ20の羽根車30側である一端とは反対の他端)に支持される。支持部材80は、図2(b)、図3(b)に示すように側面視でコノ字状であり、且つ図3(a)に示すように底面視で略矩形状とした一対のコノ字金具である。
図3(b)、(c)に示すように、支持部材80の一辺側(モータ制御装置50に近い側)の取付部81が、モータ制御装置50の下端側にネジ止めされる。また、図3(b)、図4(b)に示すように、支持部材80の他辺側(羽根車30に近い側)の取付部82と、支持脚部40のモータ20側の折り曲げ部41とが、モータ20の被支持部23に対して共締め固定される。
詳しくは、モータ20の被支持部23は、図4(b)、(c)に示すように、モータ20の外周に突出形成され、その先端側から基端側に向けて略U字状に切り欠かれた切り欠き部24が形成されている。モータ20の被支持部23には、図4(c)に示すようにゴム部材90が装着される。
ゴム部材90は、図4(c)に示すように、例えば、略ダンベル形状に形成された弾性部材である。具体的には、ゴム部材90は、中央が開口した一対の円盤状体91をその中央箇所で中空軸部92により連結し、中空軸部92の軸方向に円盤状体91の開口と同じ大きさの空洞が軸方向に貫通形成された形状(略ダンベル形状)である。ゴム部材90は、その中空軸部92が被支持部23の切り欠き部24に挿入可能な大きさであり、被支持部23の切り欠き部24に装着される。
図4(b)、(c)に示すように、ゴム部材90の中空軸部92を被支持部23の切り欠き部24に挿入する。ゴム部材90の上側に、支持部材80の他辺側(羽根車30に近い側)の取付部82を位置させる。ゴム部材90の下側に、支持脚部40のモータ20側の折り曲げ部41を位置させる。ネジ83を、支持部材80の取付部82のネジ孔82a、ゴム部材90の中空軸部92、支持脚部40のモータ20側の折り曲げ部41のネジ孔41aに挿入していき、このネジ83の先端側にナット84を止める。
つまり、モータ20の被支持部23と支持脚部40のモータ20側の折り曲げ部41の間と、モータ20の被支持部23と支持部材80の他辺側(羽根車30に近い側)の取付部82の間とに、ゴム部材90が介装された状態で、支持脚部40と支持部材80とをモータ20の被支持部23に対して締結具(ネジ83及びナット84)により共締め固定される。
このネジ83及びナット84(図4(b)参照)は、例えばステンレス製であり、熱伝導率が低く、支持脚部40からの熱がネジ83を介して支持部材80に伝達されることを低減している。また、ゴム部材90は、熱伝導率が低く、支持脚部40からの熱がゴム部材90を介してモータ20の本体フレーム22や支持部材80に伝達されることを低減している。
ここで、冷却ファン70による風の流れと冷却について、図7を用いて説明する。モータ20の回転軸21の回転により冷却ファン70が回転する。冷却ファン70の回転により、規制板60のモータ20側の空気が矢印aに示すように開口部62に吸引される。この吸引された空気は、モータ20の回転軸21を冷却した後、矢印bに示すように、冷却ファン70の放射方向に送出され、延出壁部63に当たり、規制板60も積極的に冷却し、かつ規制板60に連結された支持脚部40も冷却される。また、延出壁部63に当たってベース板3に向けられた空気が矢印cに示すようにベース板3の表面に沿って放射方向に送出され、このベース板3も冷却される。
以上説明したように、本実施形態に係る送風機10では、規制板60の端部を冷却ファン70側に延出した延出壁部63としているので、規制板60の端部を、板面方向に延長する構造でなく、装置の小型化を図ることができ、かつ放熱面積を確保できる。また、冷却ファン70からの風を延出壁部63に当てることで、規制板60を積極的に冷却することができる。
また、規制板60の延出壁部63が、モータ20の側面視(回転軸21に直交する方向視)において冷却ファン70と重なるように冷却ファン70側に延出している。このため、羽根車30から支持脚部40に伝わる高熱の一部が導かれる規制板60の延出壁部63に冷却ファン70からの風が当たる。規制板60を冷却することができ、支持脚部40の放熱性を高めることができる。さらに、冷却ファン70からの風が延出壁部63によって羽根車30側に送出され、支持脚部40の羽根車30側の端部が取り付けられたベース板3も冷却できる。
具体的には、羽根車30は、図1に示す生成室2の高温空気(例えば150度〜200度程度)に接触することで、この高温空気近くにまで上昇する。この羽根車30からの高熱が回転軸21に伝達される状況であっても、冷却ファン70により、この回転軸21を、望ましくは、外気温に近い略40度程度まで冷却できる。また、生成室2のベース板3からの高熱が支持脚部40に伝達される状況であっても、冷却ファン70からの風が規制板60、及び/又は、延出壁部63に当り、規制板60、及び/又は、延出壁部63を積極的に冷却し、支持脚部40の放熱性を高めるとともに、冷却ファン70からの風が延出壁部63によってベース板3に吹き付けられるので、支持脚部40を、望ましくは、外気温に近い略40度程度まで冷却できる。
回転軸21、及び/又は、支持脚部40の放熱性を高めたので、別途の放熱部材や断熱部材を装備する必要がなく、構造の簡略化と、部品点数の削減に寄与できる。なお、規制板60の延出壁部63によって規制板60自体の強度が高くなり、支持脚部40の剛性を高め、かつ材料の肉薄化等に寄与できること、別途の補助支持板を設けることを不要にできる。また、延出壁部63は、冷却ファン70の隠蔽し、かつ保護具としての機能も実現できる。
また、モータ20の羽根車30側である一端とは反対の他端にモータ制御装置50が位置するように支持する支持部材80を備える。つまり、モータ20の両端のうち羽根車30から遠い方の他端にモータ制御装置50を配設している。よって、モータ制御装置50を熱源から離して配置でき、熱による悪影響を低減できる。
また、支持脚部40の上側の折り曲げ部41と支持部材80の取付部82とがモータ20の被支持部23に共締め固定されるので、支持脚部40を取り付けるモータ20の被支持部23に支持部材80の取付部82も取り付けることができ、モータ20の被支持部23を有効活用でき、ネジなどの止め具を削減できる。
また、モータ20の被支持部23と支持脚部40の上側の折り曲げ部41の間と、モータ20の被支持部23と支持部材80の取付部82の間とに、ゴム部材90が介装されるので、ゴム部材90によって熱伝達を抑制できるとともに、衝撃・振動を吸収することができる。
また、羽根車30をカシメ加工により組み立てることができる。詳しくは、羽根33の突出片33aを前面体31の孔部35と後面板32の孔部35に挿入してカシメ加工する(折り曲げる)ことで組み立てることができる。よって、羽根33の突出片33aをカシメ加工するだけでよく、溶接による組み立てに比べて簡単に組み立てることができ、溶接機作業に伴う煩わしさの解消と、低コスト化が図れる。また、ひずみ等の発生もなく、品質向上が図れる。
なお、本実施形態では、生成室2の内部が高温空気で充満すると処理室1への連結口5を開口するが、これに限られない。例えば、電熱ヒータ4の通電前、通電開始時、通電直後など生成室2の内部が高温空気で充満する前に処理室1への連結口5を開口し、生成室2の高温空気を処理室1に送出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、処理室1と生成室2とが連結・分離可能な装置構成において、生成室2の内部に羽根車30が位置するように送風機10を生成室2に配設する場合を例示しているが、これに限られない。例えば、処理室1の単独装置構成において、処理室1内に羽根車30が位置するように送風機10を処理室1に配設するようにしてもよい。
また、本実施形態では、生成室2に送風機10を、一基、又は複数基配設する。また、処理室1の単独装置構成において、処理室1に送風機10を、一基、又は複数基配設する。
また、本実施形態では、羽根車30、規制板60、冷却ファン70等の部材は、金属製(例えば、アルミ合金)の部材としているが、これに限られない。例えば、アルミ合金以外の金属材料(例えば、炭素鋼、鍛鋼、鋳鉄など)で形成してもよいし、各部材(例えば、前面体31、後面板32、羽根33など)ごとにその材料を異ならせて構成してもよい。
また、本体フレーム22は鋳鉄で形成されているが、これに限られない。例えば、鋳鉄以外の金属材料(例えば、ステンレス鋼、炭素鋼、鍛鋼、アルミ合金など)で形成してもよい。
また、支持脚部40はアルミ合金で形成されているが、これに限られない。例えば、ステンレス鋼以外の金属材料(例えば、炭素鋼、鍛鋼、、鋳鉄など)で形成してもよい。また、支持脚部40を、アルミ合金などよりも熱伝導率の低いステンレス鋼で形成するようにしてもよい。この場合には、モータ20の本体フレーム22への熱伝達を低減できる。
また、本実施形態では、羽根車30の前面体31は逆ベルマウスの形状とし、その突出先端側に吸込口34が形成されたものであるが、これに限られない。
また、本実施形態では、羽根車30の羽根33は後向き羽根であるが、前向き羽根や、径向き羽根としてもよい。また、羽根33の突出片33aを前面体31の孔部35と後面板32の孔部35に挿入して折り曲げる、所謂、カシメ加工で行うが、その他のカシメ加工としては、例えば、ひねりや、つぶしとする等のカシメ加工でもよい。また、羽根33を前面体31や後面板32に対してカシメ加工以外の方法、例えばネジなどの締結具による締結、嵌合部による嵌合、接着剤による接着、溶接等の各種の固定方法を採用してもよい。
また、本実施形態は、例えば、図8に示すように、羽根車30を収容するケーシング37を備える送風機10Aとしてもよい。ケーシング37は、例えば、金属製(例えばアルミ合金)の部材である。ケーシング37の前面側に形成された吸込口34から高温気体(例えば高温空気)が吸い込まれ、ケーシング37の外周箇所に形成された吐出口38から高温気体が吐出される。
図8では、吸込口34と吐出口38には、例えば網状の金属製(例えばアルミ合金)のファンガード100が装着される。このファンガード100の装着は自由である。
また、規制板60の延出壁部63は、図7に示すように、冷却ファン70の羽根部74の高さ方向(回転軸21の軸長さ方向)のうち略上半分が重なっているが、これに限られない。例えば、延出壁部63は、モータ20の側面視において、冷却ファン70の少なくとも一部に重なるようにしてもよいし、冷却ファン70の全体に重なるようにしてもよい。
また、本実施形態の送風機10は、図8に示すように、モータ20の側面視(モータ20の回転軸21に直交する方向視)で冷却ファン70を囲繞するカバー部材110を備えた送風機10Aとしてもよい。図9に示すように、カバー部材110は、例えば、アルミ合金などの金属製の部材であり、ケーシング37側が開口した箱状形状であり、複数の空気孔111が形成されている。
この送風機10Aでは、カバー部材110が、回転軸21に直交する方向視において冷却ファン70と重なるので、羽根車30から高熱の一部がカバー部材110に導かれ、カバー部材110に冷却ファン70からの風を当て冷却することができ、回転軸21の放熱性を高めることができる。
なお、図1に示す送風機10にカバー部材110を備えるようにしてもよい。
また、本実施形態では、図5に示すように、規制板60の四隅の突起部61を支持脚部40の矩形孔43に挿入してカシメ加工しているが、これに限られない。例えば、図9(a)に示すように、規制板60の四隅には、羽根車30側に屈曲する屈曲部65を備え、この屈曲部65が支持脚部40に対してネジ66などの締結具により締結され、屈曲部65の支持脚部40と対向する面が支持脚部40に面接触する面接触部67としてもよい。
この場合には、規制板60の面接触部67が支持脚部40に広範囲に当接するので、支持脚部40からの熱が規制板60に伝達され易くなり、支持脚部40の放熱性をさらに向上させることができる。また、規制板60の屈曲部65を、図9(a)に二点鎖線で示すようにモータ20側に屈曲したものとしてもよい。
また、図9(b)に示すように、規制板60の延出壁部63は、その横端が支持脚部40に当接又は近接するように拡張した拡張部63aを備えるものとしてもよい。この場合には、規制板60の延出壁部63と支持脚部40との隙間を無くす又はさらに低減することができ、冷却ファン70の放射状に送出される風の全て又はほぼ全てをベース板3の表面に沿って放射状に送出させることができ、延出壁部63と支持脚部40との隙間からすり抜けた風が近道stでショートカットして開口部62に吸い込まれることを低減できる。
また、本実施形態では、送風機10、10Aの使用例として、処理室1(例えば解凍機)内を高温空気で攪拌・循環させる例を示している。しかし、送風機10、10Aの取り付けの対象は、これに限られない。例えば、送風機10、10Aを食品工場、鋳造工場、車両工場等の各種の製造工場に取り付けて、工場の換気に用いることもできる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
10、10A 送風機
20 モータ
21 回転軸
30 羽根車
40 支持脚部
41 折り曲げ部(第1取付部)
50 モータ制御装置
60 規制板
62 開口部
63 延出壁部
70 冷却ファン
80 支持部材
82 取付部(第2取付部)
90 ゴム部材
110 カバー部材

Claims (5)

  1. モータと、
    前記モータの回転軸に設けられた羽根車と、
    前記回転軸の周囲に間隔を置いて繞設され、前記モータを支持する複数の支持脚部と、
    前記回転軸が挿入されるとともに、空気の流れを許す開口部を有し、前記複数の支持脚部間に支持される規制板と、
    前記回転軸に設けられ、かつ前記規制板よりも前記羽根車側の箇所に設けられた冷却ファンと、
    前記規制板の端部に有する、前記冷却ファン側に延出した延出壁部と、
    を備えることを特徴とする送風機。
  2. 前記モータを駆動制御するモータ制御装置と、
    前記モータの前記羽根車側である一端とは反対の他端に前記モータ制御装置が位置するように支持する支持部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記支持脚部の前記モータ側の端部に形成され且つ前記モータの被支持部に取り付けられる第1取付部と、前記支持部材の前記モータ側の端部に形成された第2取付部とを、前記モータの前記被支持部に共締め固定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の送風機。
  4. 前記モータの前記被支持部と前記第1取付部の間と、前記モータの前記被支持部と前記第2取付部の間とにゴム部材を介装した状態で、前記第1取付部と前記第2取付部とを前記モータの前記被支持部に共締め固定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の送風機。
  5. 前記支持脚部に連結されて該支持脚部を囲い且つ前記回転軸に直交する方向視で前記冷却ファンと重なるカバー部材を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の送風機。
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