JP6236017B2

JP6236017B2 - ショッピングカートの盗難を防止する方法及びシステム

Info

Publication number: JP6236017B2
Application number: JP2014553856A
Authority: JP
Inventors: マルガリット，イェフダ; マルガリット，ルツ
Original assignee: ノミルリミテッド
Priority date: 2012-01-23
Filing date: 2013-01-23
Publication date: 2017-11-22
Anticipated expiration: 2033-01-23
Also published as: CA2862583A1; WO2013111131A9; EP2807637A1; CN104205179A; CA2862583C; HK1205330A1; RU2637177C2; MX2014008940A; BR112014018088A2; KR20140131331A; CL2014001939A1; MX354490B; US10059358B2; US20150070170A1; WO2013111131A1; ZA201406044B; AU2013213285A1; EP2807637A4; US9676404B2; RU2014134410A

Description

本発明は、盗難防止、特にショッピングカードの盗難防止の分野に関する。

既知の技術のショッピングカード管理システムは、ショッピングカードを識別するＲＦＩＤタグを備え、ショッピングカードの在庫を管理することが可能である。ユーザの識別は、各自の識別カードを読み取ることによって遂行され、ユーザのショッピング行動を追跡することができる。

簡単な概要

本発明は、不特定のユーザによって一時期間の間、使用される可動物体の盗難を防止するシステムに関する。システムは：可動物体の使用を制御する少なくとも１つの制限機構であって、リモート通信装置によって制御される制限機構と、可動物体に取り付けられた、識別コードを含む識別タグと、複数の可動物体の識別データを含むコントローラネットワーク装置であって、少なくとも１つの制限機構へとアンロック指示を送ることが可能なコントローラネットワーク装置と、少なくとも１人のユーザから識別情報を受信する通信機器と、を備える。ユーザは、通信機器を用いて、コントローラネットワーク装置で識別詳細を入力することが可能であり、識別詳細はユーザの識別子を含み、コントローラネットワーク装置によって更新を受信するに当たって、解放命令が、少なくとも１つの物体を解放するために対応する制限機構へと送られる。

本発明の幾つかの実施形態によれば、通信機器は、コントローラネットワーク装置へとユーザの識別詳細を送る電子メッセージアプリケーションを有するユーザの個人の携帯通信機器である。

本発明の幾つかの実施形態によれば、通信機器は、コントローラネットワーク装置へとユーザの識別詳細を送る専用のスマートフォンアプリケーションを有するユーザの個人の携帯通信機器である。

制限機構は、少なくとも１つのロッキング機構を用いて可動物体の移動を制限可能な固着ロッキング設備であり、ロッキング機構は、リモート通信装置によってアンロック可能である。

本発明の幾つかの実施形態によれば、通信機器は、固着ロッキング設備に関連付けられていて、ユーザの個人識別カードから識別詳細を回収するアプリケーションを備える。

本発明の幾つかの実施形態によれば、制限機構は、可動物体に取り付けられるトラッキングモジュール及び警報モジュールを備え、可動物体が予め定められた制限されたレンタルエリアゾーンの外で追跡され、且つ可動物体を解放するリクエストが受信されない場合に、又は予め定められたレンタル期間が経過した場合に、トラッキングモジュールは、制限されたレンタルエリアゾーン内の可動物体の位置を確認し、警報モジュールは、警報状態を識別するようにプログラムされている。

本発明の幾つかの実施形態によれば、可動物体の解放リクエストの更新を受信するに当たって、ユーザの携帯機器と可動物体の固有の識別コードとの関連付けが記録され、中央制御モジュールからのロック更新を受信するに当たって、ユーザの携帯機器と可動物体との間の関連付けが削除される。

本発明の幾つかの実施形態によれば、限定された許可期間が満了して、可動物体のロック更新の指示がない場合、ユーザの携帯電話番号が「ブラックリスト」に更新される。

本発明の幾つかの実施形態によれば、自身の携帯通信機器を用いるユーザのリクエストの中央対象への更新が、以下の内の１つを用いて達成される：自身が選択したショッピングカートに現れているＩＤ番号と共に、指定された番号に対して、ＳＭＳ等の電子メッセージを送ること、指定されたウェブサイト又は指定されたスマートフォンアプリケーションにリクエストを入力すること、可動物体の識別を含む可動物体のバーコードを読み取り、サーバへと送信すること、又は可動物体のＩＤコードと共に、指定された番号にダイヤルすること。

本発明の幾つかの実施形態によれば、一旦、解放が受信されると、リクエストが確認され、更新がユーザの携帯電話番号の関連付けデータを含むアンロック状態の中央制御モジュールへと送られ、解放指示がローカルコントローラへと送られる。

本発明の幾つかの実施形態によれば、ロッキング設備は、可動物体に取り付けられたロッキング要素を留めるように配置された、要素をロックする孔を有するスタンドを備える。

本発明の幾つかの実施形態によれば、要素をロックする孔は、可動物体のプラグコネクタをロックするソレノイドを備える。

本発明の幾つかの実施形態によれば、ロッキング設備は、可動物体に取り付けられたロッキング要素を摺動可能なレールを有するスタンドを備える。

本発明の幾つかの実施形態によれば、ロッキング設備は、少なくとも２つのセンサと少なくとも２つのストッパーとを備え、可動物体のロッキング要素のプラグは、ユーザが一度に１つ以上のカートを解放するのを防止するために、少なくとも２つのストッパーを通って搬送され、センサは、プラグが対応するストッパーを通るときに指示する。

本発明は、不特定のユーザによって一時期間の間、使用される可動物体の盗難を防止する方法に関する。方法は、予め定められたレンタルエリアゾーン内の可動物体の移動を制御し、制限がリモート通信装置によって制御されること、通信機器を用いてコントローラネットワーク装置で識別詳細を入力すること、通信サーバによって通信機器を用いて少なくとも１人のユーザから識別情報を受信し、識別詳細は、ユーザの識別子と、可動物体コードに取り付けられた識別タグから回収される物体の識別とを含むこと、コントローラネットワーク装置によって更新を受信するに当たって、解放命令が、少なくとも１つの物体を解放するために対応する制限機構へと送られること、のステップを含む。

本発明の幾つかの実施形態によれば、通信機器は、ユーザの識別詳細を読み取ると共にコントローラネットワーク装置へと送る専用のスマートフォンアプリケーションを有するユーザの個人の携帯通信機器である。

本発明の幾つかの実施形態によれば、制限機構は、少なくとも１つのロッキング機構を用いて可動物体の移動を制限可能な固着ロッキング設備であり、ロッキング機構は、リモート通信装置によってアンロック可能である。

本発明の幾つかの実施形態によれば、方法は：識別に当たって、警報状態が、以下の動作の内の１つを作動する：警報信号を生成すること、又は可動物体の移動を不能にすること、のステップを更に含む。

本発明の幾つかの実施形態によれば、方法は：可動物体の解放リクエストの更新を受信するに当たって、ユーザの携帯機器と可動物体の固有の識別コードとの関連付けが記録され、中央制御モジュールからのロック更新を受信するに当たって、ユーザの携帯機器と可動物体との間の関連付けが削除されること、のステップを更に含む。

本発明は、不特定のユーザによって一時期間の間、使用される可動物体の盗難を防止するシステムに関する。システムは：可動物体を固着ロッキング設備に係合する少なくとも１つのロッキング機構であって、リモート通信装置によってアンロック可能なロッキング機構と、可動物体に取り付けられた、識別コードを含む識別タグと、複数の可動物体の識別データを含むコントローラネットワーク装置であって、少なくとも１つのロッキング機構へとアンロック指示を送ることが可能なコントローラ装置と、コントローラネットワーク装置へと電子メッセージを送ることが可能な携帯通信機器と、を備える。ユーザは、自身の携帯通信機器を用いて、コントローラネットワーク装置で識別詳細を入力することが可能であり、識別詳細は、ユーザの携帯通信機器コードの識別子及び特定の可動装置の識別コードを含み、コントローラネットワーク装置によって更新を受信するに当たって、アンロック命令が、少なくとも１つの可動物体を解放するために対応するロッキング機構へと送られる。

本発明は、添付図面と併せて成される実施形態の詳細な説明からより容易に理解される：
図１は、本発明の幾つかの実施形態に係る盗難防止システムの構成要素を示すブロック図である。図１Ａは、本発明の幾つかの実施形態に係る盗難防止システムを示すブロック図である。図２は、本発明の幾つかの実施形態に係るデータモジュールのフローチャート図である。図３は、本発明の幾つかの実施形態に係る中央制御モジュールのフローチャート図である。図４は、本発明の幾つかの実施形態に係るインタフェースモジュールのフローチャート図である。図５は、本発明の幾つかの実施形態に係るロッキング機構のフローチャート図である。図６は、本発明の幾つかの実施形態に係るローカルコントローラモジュールのフローチャート図である。図７は、本発明の幾つかの実施形態に係る第１のロッキング機構の図である。図８は、本発明の幾つかの実施形態に係る第２のロッキング機構の図である。図９は、本発明の幾つかの実施形態に係る第１のロッキング機構の図である。図１０は、本発明の幾つかの実施形態に係る第１のロッキング機構の図である。図１１は、本発明の幾つかの実施形態に係る第２のロッキング機構の図である。図１２は、本発明の幾つかの実施形態に係る第２のロッキング機構の図である。図１３は、本発明の幾つかの実施形態に係る第２のロッキング機構の図である。図１４は、本発明の幾つかの実施形態に係る第２のロッキング機構の図である。図１５は、本発明の幾つかの実施形態に係る盗難防止システムを示すブロック図である。

詳細な説明

本発明の少なくとも１つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、本出願において以下の説明で明らかにされ、又は図面に示された構成要素の構造及び配置の細部に限定されないと解される。本発明は、他の実施形態に適用可能であり、及び／又は様々な手法で実践され又は実行されてよい。また、ここで用いられる語法及び用語は、説明を目的としたものであり、限定して考慮すべきでないと解される。

本発明は、一時期間の間、使用されるべき可動装置の盗難を防止する方法及びシステムを開示する。ショッピングカート等の可動装置は、商業エリアに配置された据え付けの保管設備にロックされることによって制限され、又は予め定められたエリア内の移動に制限されている。各ショッピングカートは、ショッピングカートの識別コードを含むタグ（電子的で物理的な）を備えている。ショッピングカートを解放する際に、ユーザは、自身の携帯電話、又は据え付けの固着設備に関連付けられた専用の通信機器を用いて、中央通信装置にショッピングカートの識別コードを更新することが要求される。

更新は、ショッピングカートの識別固有コード及びユーザの携帯電話番号を含む。中央通信装置は、ユーザの携帯番号とショッピングカートの固有識別コードとの関連付けを記録し、ショッピングカートを解放する指示を送信する。ショッピングカートを固着ロッキング設備に戻すとき、カートは自動的にロックされ、メッセージが中央通信装置へと送られてロッキング状態を更新する。カートが予め定められた期間内に戻されない場合、システムは、警報／警告メッセージをユーザの携帯機器へと送信して自身に思い出させ、任意には、予め定められた期間後にカートを戻さないと、ユーザの電話番号がブラックリストに更新されてもよい。

図１は、本発明の幾つかの実施形態に係る盗難防止システムの主な構成要素を示す。システムは、ショッピングカード等の複数の可動物体の使用を管理及び制御するサーバ１００を備え、不特定のユーザに、可動物体の予め定められた期間の間の、任意には、予め定められたエリア内での、制限された使用を可能にする。サーバは、可動物体リポジトリ１１４を更新するデータモジュール１１３と、可動物体の使用を監視するコントローラモジュール１１２と、ロッキング機構１２２を制御するロッキングモジュール１１６と、ユーザの携帯機器１１８及びローカルコントローラ１２１の通信のためのインタフェースモジュール１１７とを備える。各可動物体１２０は、ロッキング機構１２２によって据え付けの固着ロッキング設備１２４に取り付けられる。ロッキング機構は、ローカルコントローラ装置１２１によって電気的に制御される。一旦可動物体がユーザによって戻されて据え付けのロッキング装置にロックされると、ローカルコントローラ１２１は、コントローラサーバに報告する。ローカルコントローラ１２１及びサーバ１００は、インターネット等の通信データネットワーク１１０を介して、又はサーバが商業エリアに配置された場合にはローカルネットワークを介して、通信することができる。ユーザ１１９は、可動物体を解放するために自身の個人携帯機器１１８を用いて、ＳＭＳ等の電子メッセージ機器を使用し、又はスマートフォンの専用のアプリケーションを使用し、両選択肢において、ユーザは、可動物体を解放するためのバーコードのスキャンやリクエストの送信等で、タグの識別ＩＤを可動装置のタグから読み取り又は入力してもよい。

図１ａは、本発明の他の実施形態に係る盗難防止システムの主な構成要素を示す。システムは、ショッピングカード等の複数の可動物体の使用を管理及び制御するサーバ１００を備え、不特定のユーザに、可動物体の所定期間の間の、任意には、予め定められたエリア内での、制限された使用を可能にする。サーバは、可動物体リポジトリ１１４を更新するデータモジュール１１３と、可動物体の使用を監視するコントローラモジュール１１２と、ロッキング機構１２２を制御するロッキングモジュール１１６と、ローカル通信装置１１８Ａ及びローカルコントローラ１２１の通信のためのインタフェースモジュール１１７とを備える。各可動物体１２０は、ロッキング機構１２２によって据え付けの固着ロッキング設備１２４に取り付けられる。ロッキング機構は、ローカルコントローラ装置１２１によって電気的に制御される。一旦可動物体がユーザによって戻されて据え付けのロッキング装置にロックされると、ローカルコントローラ１２１は、コントローラサーバに報告する。

ローカルコントローラ１２１及びサーバ１００は、インターネット等の通信データネットワーク１１０を介して、又はサーバが商業エリアに配置された場合にはローカルネットワークを介して、通信することができる。
ローカル通信装置１１８Ａは、ローカルコントローラの一体部、又はローカルコントローラに接続される別体部でよく、ローカル通信装置は、ユーザ１１９のＩＤカード１２０と通信する。このローカル通信は、バーコード読み取り、ブルートゥースプロトコル若しくはＲＦ通信、又はユーザのＩＤを受信する何れの無線通信リンクを用いて実行されてよい。本実施形態によれば、可動物体のＩＤは、コントローラサーバにおいて決定され得る可動物体の解放順に引き出される。任意には、ロッキング機構は、可動物体のＩＤコードを読み取る検出モジュールを備えてよい。
図２は、本発明の幾つかの実施形態に係るデータモジュールの処理を示す。システムに新しい可動物体を追加するとき、システムは、リポジトリ１１４に記録された新規物体のデータで更新される。可動物体の状態は、物体を解放するコントローラモジュールから更新を受信するとき、又は可動物体をロックするときに、変更される（ステップ２１２）。可動物体のための解放リクエストの更新を受信するとき、ユーザの携帯機器と可動物体の固有の識別コードとの関連付けが記録される（ステップ２１４）。中央制御モジュールからのロッキング更新を受信するに当たり、ユーザの携帯機器と可動物体との間の関連付けが削除される（ステップ２１６）。制限された許可期間が満了し、且つユーザが可動物体を戻さなかった場合、ユーザの携帯電話番号が「ブラックリスト」に更新される。任意には、このリストに表されるユーザは、今後、可動物体を使用する許可を受けることができなくなる。

図３は、本発明の幾つかの実施形態に係る中央制御モジュールの処理を示す。中央制御モジュールは、インタフェースモジュール及びローカルコントローラから可動物体ロッキング状態の更新を受信する。一旦可動物体をアンロックするユーザのリクエストの更新を受信すると（ステップ３１０）、解放指示が、選択されたショッピングカートを解放するためのローカルコントローラへと送られ（ステップ３１２）、可動物体状態メッセージの更新が、ユーザの携帯電話番号の関連付けデータを含むデータモジュールへと送られる（ステップ３１４）前に、制御モジュールは、ユーザのリクエストを確認する（ステップ３１１）。ユーザがショッピングカートを戻すとき、カートは固着ロッキング設備にロックされ、ロッキングに当たり、指示が受信される（ステップ３１６）。ロック状態の更新が、データモジュールへと送られる（ステップ３１８）。

図４は、本発明の幾つかの実施形態に係るインタフェースモジュールの処理を示す。ロッキングモジュールは、ユーザの携帯電話及びローカルコントローラから可動物体ロッキング状態の更新を受信する。ユーザは、ショッピングカート等の可動物体の使用をリクエストするとき、自身の携帯通信機器を使用して自身のリクエストにおいて中央制御モジュール１１２を更新することができ、下記の選択肢の内の１つを用いる：
− 自身が選択したショッピングカートに現れているＩＤ番号と共に、指定された番号に対してＳＭＳ等の電子メッセージを送る；
− 指定されたウェブサイト又は指定されたスマートフォンアプリケーションにリクエストを入力する；
− （可動物体の識別を含む）可動物体のバーコード（任意には２Ｄバーコード）を読み取り、サーバへと送信する；可動物体のＩＤコードと共に、指定された番号にダイヤルする；

一旦メッセージがインタフェースモジュールに受信され、リクエストが確認されると（ステップ４１０）、更新が、ユーザの携帯電話番号の関連データを含むアンロック状態の中央制御モジュールへと送られ、解放指示がローカルコントローラ１２１へと送られる（ステップ４１３）。ユーザがショッピングカートを戻すとき、カートは固着ロッキング設備にロックされ、ロッキングに当たって、指示がローカル制御モジュールから受信される（ステップ４１４）。インタフェースモジュールが、中央制御モジュールに対してロック状態を更新する（ステップ４１６）。任意には、図１ａに示される本実施形態によれば、ユーザＩＤだけが通信１１８から受信され、可動物体装置がサーバから受信される。

図５は、本発明の幾つかの実施形態に係るロッキング機構の処理を示す。ロッキング機構は、少なくとも１つの可動物体を固着ロッキング設備にロックすることができ、そこで可動物体の解放が、ローカルコントローラ装置１２１によって電子的に制御される。解放動作は、ローカルコントローラ装置からの指示を一旦受信することによって（ステップ５１０）、作動し（ステップ５２０）、その識別コードによって解放されるべき物体を識別する。任意には、指示は、可動物体の識別コードを含まず、列の先頭の物が解放される。一旦物体が解放されると、確認メッセージがローカルコントローラへと送られる（ステップ５１４）。ユーザが可動物体を固着ロッキング設備に戻すとき、戻された可動物体が識別され（ステップ５１６）、可動物体がロックされ（ステップ５１８）、電子的指示が自動的にローカル制御モジュールへと送られる（ステップ５２０）。

図６は、本発明の幾つかの実施形態に係るローカル制御モジュールの処理を示す。モジュールは、識別コードによって識別される特定の可動装置のアンロック命令を中央制御モジュールから受信し（ステップ６１０）、識別された可動物体を解放するために電子的指示をロッキング機構へと送る。戻されてロックされた可動物体の指示を受信するに当たって、指示メッセージがロックされた可動物体のＩＤを含むインタフェースモジュールへと送られる。
図７は、本発明の幾つかの実施形態に係る第１の固着ロッキング設備の概要図である。複数のショッピングカート１２０がロッキング機構１２２を介して固着ロッキング設備１２４に接続される。固着ロッキング設備は、ショッピングカートに取り付けられるロッキング要素を留めるように配置された、要素１２８をロックする孔を有するスタンドを備える（図９参照）。このような設備は、重ねられる複数のカートをロックすると共に、最小のスペースを占めることができる。

図８は、本発明の幾つかの実施形態に係る第２の固着ロッキング設備の概要図である。複数のショッピングカート１２０がロッキング機構１２２を介して固着ロッキング設備１２４に接続される。固着ロッキング設備は、ショッピングカートに取り付けられた固定要素を摺動可能なレールを有するスタンドを備える。このような設備は、複数のカートをロックし、重ねると共に、最小のスペースを占めることができる。

図９は、本発明の幾つかの実施形態に係る第１の固着ロッキング設備の詳細な概要図である。この図は、ロック位置におけるロッキング要素の拡大図を示し、プラグ要素１２６がロッキング設備スタンドに配置された筒状空洞１２８に挿入される。ロック状態では、ロック状態を示すスタンド上のＬＥＤ１２７が作動する。

図１０は、本発明の幾つかの実施形態に係る第１の固着ロッキング設備の詳細な概要図である。この図は、ロック位置におけるロッキング要素の拡大図を示し、更に、ソレノイドコア１３０を有するソレノイド１３２を備えるロッキング設備内の内部を示す。ロッキング動作では、ソレノイド及びそのコアは、プラグ１３４をその位置に固着するプラグコネクタ１４６をロックすることによって作動する。

図１１及び図１２は、本発明の幾つかの実施形態に係る第２の固着ロッキング設備の詳細な概要図である。

図１１は、未係合位置における第２の固着ロッキング設備及びカートのロッキングを図示する。このロッキング設備は、３つのセンサと２つのストッパーとを備えるレール１４６と一体化している。カートに接続されたプラグ１４８は、レール１４６内で摺動するように設計され、レールに沿って出入りするプラグロッキング要素を摺動するとき、プラグ１４８は、ユーザが一度に１つ以上のカートを解放するのを防止するために、２つのストッパー１４４ａ及び１４４Ｂを通って搬送される。センサ１４２ａ及び１４２ｂは、プラグが対応するストッパー１４４ａ及び１４４ｂを通るときに指示する。

図１１は、プラグ１４８がレール１４６に沿って摺動する係合位置における第２の固着ロッキング設備及びカートのロッキングを示す。

図１３及び図１４は、本発明の幾つかの実施形態に係る第２の固着ロッキング設備の詳細な概要図である。これらの図は、センサ、２つのストッパーの詳細な構造を示し、各ストッパー１４４は、ストッパーボタン１５２を包含するソレノイド１５５を備え、ソレノイドにおいて作動／非作動するとき、ストッパーボタンは、プラグ移動を丁寧にブロック／アンブロックするために移動し、出入りする。

また、ここで用いられる語法及び用語は、限定して解釈されるべきでなく、説明的な目的のものに過ぎないと解される。

図１５は、本発明の幾つかの実施形態に係る盗難防止システムを示すブロック図である。

システムは、ショッピングカード等の複数の可動物体の使用を管理及び制御するサーバ１００を備え、不特定のユーザに、可動物体の予め定められた期間の間の、任意には、予め定められたエリア内での、制限された使用を可能にする。サーバは、可動物体リポジトリ１１４を更新するデータモジュール１１３と、可動物体の使用を監視するコントローラモジュール１１２と、制限されたレンタルゾーン内の可動物体の使用を制御及び制限するトラッキングモジュール１１１等の制限機構と、ユーザの携帯機器１１８及びローカルコントローラ１２１の通信のためのインタフェースモジュール１１７とを備える。各可動物体１２０は、ローカルコントローラ１２１と通信可能なトラッキングモジュール１１１を備える。一旦、可動物体が制限されたレンタルゾーンへとユーザによって戻されると、ローカルコントローラ１２１は、コントローラ装置に報告する。ローカルコントローラ１２１及びサーバ１００は、インターネット等の通信データネットワーク１１０を介して、又はサーバが商業エリアに配置された場合にはローカルネットワークを介して、通信することができる。ユーザ１１９は、可動物体の使用を可能にするために自身の個人携帯機器１１８を用いて、ＳＭＳ等の電子メッセージ機器を使用し、又はスマートフォンの専用のアプリケーションを使用し、両選択肢において、ユーザは、可動物体を用いるために、タグの識別ＩＤを可動物体のタグから読み取り又は入力すると共に、リクエストを送るとよい。ユーザが可動物体を使用する許可をリクエストせずに、可動物体が制限されたレンタルエリアゾーンの外で追跡される場合、警報状態が作動し、任意には、警告音を生成し、又は、可動物体の移動ができなくなる。ユーザが、予め定められた期間内に可動物体を制限されたレンタルゾーンに戻さない場合、警報状態が作動する。

本発明の幾つかの実施形態によれば、システムは、更に、その施設内で用いられるべきショッピングカートを貸し出す店舗の販売ポイントに配置された少なくとも１つのチェックアップモジュールを備えてもよい。チェックモジュールは、携帯電話がショッピングに関連付けられたユーザが、店舗を去る前に支払いしたことを確認するための販売ポイントによって近傍に配置された可動物体のＩＤを読み取る通信モジュールを備える。ユーザが可動物体を戻して、支払いの確認がチェックアップモジュールから受信されていない場合、ユーザは、検査のためにマーキングされる。このようなチェックモジュールは、盗難を防止可能であってもよい。

本発明の教示の原理及び使用は、添付の説明、図及び例を参照してより良く理解することができる。ここで明らかにされる細部は、本発明の適用の限定と解釈されないと解される。

更に、本発明は様々な手法で実行され又は実践されることができ、本発明は上記説明に概説されるもの以外の他の実施形態で実施可能であると解される。用語「含む」、「備える」、「設ける」及びその文法上の変形体は、１つ以上の構成要素、特徴、ステップ若しくは数値、又はそのグループの追加を排除せず、用語は構成要素、特徴、ステップ及び数値を特定するように解釈すべきと解される。

明細書又は特許請求の範囲が、「追加の」要素を参照しても、それは、追加の要素が１つ以上あることを排除していない。特許請求の範囲又は明細書が要素を参照する場合、そのような参照は、要素が１つだけであると解釈すべきでないと解される。

明細書は、構成要素、特徴、構成又は特性が備えられることに、「してよい」、「してもよい」、「できる」又は「可能である」等と記述する場合、特定の構成要素、特徴、構成又は特性が含まれることは要求されないと解される。該当する場合には、状態図、フロー図又は両方が実施形態を説明するのに使用されてよいが、本発明は、それらの図又は対応する説明に限定されない。例えば、フローは、それぞれ図示されたボックス若しくはステートを通って、又は図示及び説明と正確に同じ順で、移行する必要はない。

本発明の方法は、選択されたステップ又はタスクを相互に、自動的に、又はそれらの組合せで実行又は完了することによって実施されてよい。用語「方法」は、備えられた所定のタスクを遂行するための手法、手段、技術及び手順を参照してよいが、既知の手法、手段、技術及び手順に、又は既知の手法、手段、技術及び手順から本発明が属する技術の専門家によって容易に開発されるものに限定されない。

特許請求の範囲及び明細書で示される説明、例、方法及び材料は、限定して解釈すべきではなく、むしろ例証に過ぎない。ここで用いられる技術的及び化学的な用語の意味は、別に定義されていない限り、本発明の属する分野における通常の知識を有する者によって、通常に解される。本発明は、ここに説明される方法及び材料と同等のもの又は同様のものでの試験又は実践において実施されてよい。

この明細書で参照又は言述された特許、特許出願及び記事を含む刊行物は、ここでは、それぞれの刊行物が明確且つ個別に示されてここに組み入れられる場合と同程度に、全体的に明細書に組み入れられる。また、本発明の幾つかの実施形態の説明における参照の引用又は識別は、このような参照が本発明の参照技術として利用できる自認として解釈すべきではない。本発明は限られた数の実施形態に関して説明されるが、これらは本発明の範囲の限定として解釈されるべきではなく、むしろ好ましい実施形態の幾つかの例示である。また、他に可能な変化、改良及び適用も本発明の範囲内である。従って、本発明の範囲は、これまで説明されたものによって限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲及びその適法な同等物による。

Claims

可動物体管理のためのシステムであって、
可動物体の使用を制御する固着ロッキング設備と；
前記可動物体に取り付けられた、識別コードを含む識別タグと；
処理を実行するように構成されたサーバと；
を備え、
前記サーバの処理によって、
前記可動物体の前記識別コードを記録し、
ユーザの携帯通信機器から、前記識別コード及び前記携帯通信機器の番号を含む、前記可動物体の使用をリクエストするリクエストメッセージを受信し、
受信した前記携帯通信機器の番号が、戻されない可動物体を有するユーザを表すブラックリストにあるかの判断を分析し、受信した番号がブラックリスト内に見つけられた場合に許可しないメッセージを発行し、
許可しないメッセージの不検出に応じて、前記識別コードを含む解放命令を前記固着ロッキング設備へと送信して、前記可動物体の解放をさせ、
前記可動物体の前記識別コードを前記携帯通信機器の番号に関連付け、
前記識別コードによって識別される、前記可動物体の戻りを示すロッキング状態の、前記固着ロッキング設備からの所定期間の間の受信なしに応じて、前記携帯通信機器の番号によって識別される前記携帯通信機器へと警告を送信する
ことを特徴とするシステム。
前記携帯通信機器を更に備えていて、
前記携帯通信機器は、前記リクエストメッセージを送信するための電子メッセージサービス及びスマートフォンアプリケーションの少なくとも１つで構成される請求項１のシステム。
前記固着ロッキング設備は、レールを有するスタンド、ソレノイド、一度に１つより多くの可動物体の解放を防止するための少なくとも２つのストッパー、及びプラグが前記ストッパーを通るときに示すように構成された２つのセンサを備える請求項１のシステム。
可動物体管理のための方法であって、
可動物体を固着ロッキング設備に固着すること；
識別コードを含む識別タグを前記可動物体に取り付けること；
処理を実行するように構成されたサーバを動作させること、
のステップを含み、
前記サーバの処理によって、
前記可動物体の前記識別コードを記録し、
ユーザの携帯通信機器から、前記識別コード及び前記携帯通信機器の番号を含むリクエストメッセージを受信し、
戻されない可動物体を有するユーザを表すブラックリスト内に前記携帯通信機器の番号があることに起因して、許可しないと分析し、
許可に応じて、解放命令を前記固着ロッキング設備へと送信し、これによって前記可動物体をアンロックし、
前記可動物体の前記識別コードを前記携帯通信機器の番号に関連付け、
前記識別コードによって識別される、前記可動物体の戻りを示すロッキング状態の、前記固着ロッキング設備からの所定期間の間の受信なしに応じて、前記携帯通信機器の番号によって識別される前記携帯通信機器へと警告を送信する
ことを特徴とする方法。
前記サーバは、前記ロッキング状態の受信なしに応じて、前記携帯通信機器の番号を前記ブラックリストに追加するように構成される請求項４の方法。
前記携帯通信機器は、前記リクエストメッセージを送信するための電子メッセージサービス及びスマートフォンアプリケーションの少なくとも１つで構成される請求項４の方法。