JP6233777B2 - Led照明器具 - Google Patents
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図7に示すように、特許文献1に記載の照明器具100では、天井面101等に取り付けられる円板状のシャーシ102を有する。シャーシ102には、円板状であって光拡散性を有する透光カバー103が取り付けられている。透光カバー103の中央部には、円板状のセンターカバー104が、着脱可能に取り付けられている。
これにより、光センサ107で検出した照度に応じて、制御部(図示省略)は、LEDモジュール105からの光の明るさを調整する。
しかしながら、このような照明器具100は下方から見上げると、センターカバーの存在により、中央部が暗くなってしまう。このような中央部が暗くなることを防止するために、例えばセンターカバー104内の照明器具内に光源を配置することが考えられる。ところが、その場合には、センターカバー104内に配置した光源の影響を受けて光センサが誤作動する虞ある。このようなことから、照明器具100の底面部に光源を配置した場合には、この底面部に光センサを配置することができないという問題があった。
このため、光センサは、第2発光部の影響を受け難くなり、誤作動を防止できるという効果を有するLED照明器具を提供できる。
図1に示すように、実施形態のLED照明器具10は、例えば天井面11に取り付けて、主に下方を照明するのに用いることができる。
なお、以下の説明においては、LED照明器具10を天井面11に取り付けた状態で、天井面11側を「上」、天井面11と反対側(すなわち、床側)を「下」とする。
図1および図2に示すように、LED照明器具10は、天井面11に取り付けられる器具本体20を有する。
器具本体20の下側には上導光板32が配置されており、上導光板32の下側には、上導光板32を下側から支持する不透光性で、反射特性を備えた白色系の上カバー33が、器具本体20に取り付けられている。
下カバー43は下方からの平面視においてリング形状をしており、この下カバー43に囲まれた内側には、この下カバー43に隣接してリング状のセンターレンズ(透過パネル)52が下カバー43の内周に沿って設けられている。
リング状のセンターレンズ52の内側には、リング状の中央カバー60が設けられ、中央カバー60の内側には円板状の蓋61が着脱可能に取り付けられている。そして、平面視におけるこれら下カバー43、センターレンズ52、中央カバー60、蓋61によってLED照明器具10の底面となっている。
中央カバー60には、光センサ63(図5参照)用の受光孔62が設けられている。
図2および図3に示すように、器具本体20は、例えば、アルミニウム等の金属で全体円板形状に形成されている。器具本体20の中央には、天井面11に取り付けられている引掛けシーリング(図示省略)に取り付けられる取付アダプタ22用の開口21を有する。
器具本体20は、中央の平坦部23の外周端から下方に向かって外側へ傾斜して折り曲げられて、立壁(側面)24が形成されている。立壁24は、下端部が外側へ折り曲げられて水平部25が設けられている。
従って、蓋61を外して、取付アダプタ22を引掛シーリングに取り付けることにより電気的及び機械的に接続され、器具本体20は天井面11に取り付けられる。このとき、弾性部材26が器具本体20と天井面11との間で弾性変形して、器具本体20のぐらつきを防止する。
上LED発光部31は、LEDチップ311とLEDチップ311が実装されたLED基板312を有する。
上LED発光部31は、器具本体20の内側で、平坦部23の下面に接するように設けられており、立壁24の配置(ここでは、六角形)に対応して、6個設けられている。
傾斜支持部332の上端333は、器具本体20の水平部25と対向しており、器具本体20の水平部25と上カバー33の上端333との間には、上導光板32が支持されている。
上導光板32の中空部側端面は、LED基板312のLEDチップ311に対向する入射端面321となる(図4参照)。
図3に示すように、下導光板42は、上カバー33の水平支持部331の下面と、下カバー43の上端431との間に支持されている。
なお、下導光板42は、上導光板32よりも小さいが、前述した上導光板32と同様の構成をしているので、詳細な説明は省略することとする。
下LED発光部41は、LEDチップ411とLEDチップ411が実装されたLED基板412を有する。LEDチップ411には、下導光板42の入射端面421が対向している(図4中カッコ書き参照)。
センターレンズ52の上方には、上LED発光部31および下LED発光部41の出射方向(水平方向)に対して直交する方向、すなわち、下方に光を照射する第2発光部50が設けられている。
図5および図6に示すように、第2LED発光部51は、リング板状のLED基板512に、LEDチップ511をリング状に複数個配列して形成することができ、LEDチップ511は、下方へ向いている。第2LED発光部51の照射方向(下方)には、センターレンズ52が取り付けられている。
従って、第2LED発光部51から発せられた光は、センターレンズ52を介して配光制御され、主に真下に照射されて照明する。
光センサ63は、上発光部30、下発光部40および第2発光部50を配光制御する電源装置27に接続されており、光センサ63が電源装置27に送信した検知信号に基づいて、電源装置27が各発光部を制御する。電源装置27は、器具本体20の内部に収容されている。
従って、中央カバー60の下面601は、天井面11に取り付けられたLED照明器具10のうちで、最も床面側(下方)に位置することになる。
LED照明器具10では、器具本体20は、上発光部30を収容する。上発光部30は、上LED発光部31と、上LED発光部31の出射方向に対して入射端面321が対面するように器具本体20の立壁24に配置された上導光板32と、を有する。
また、器具本体20は、第2発光部50を収容する。第2発光部50は、第2LED発光部51と、器具本体20の中央カバー60に隣接して設けられて第2LED発光部51の光を透過させるセンターレンズ52と、第2LED発光部51と中央カバー60との間に設けられた筒部53とを有する。
さらに、器具本体20は、筒部53の内側に配置され、第2発光部50の光照射方向に向けて配置された光センサ63と、中央カバー60における光センサ63の配置箇所に対応する箇所に設けられた受光孔62とを有する。
また、受光孔62の位置は、第2発光部50、すなわち、センターレンズ52の下面521の位置よりも第2発光部50が照明する方向に向かい同等以上突出して設けられている。
このため、光センサ63は、中央カバー60に設けられている受光孔62を通って周囲の明るさを検知するので、上発光部30、下発光部40および第2発光部50からの光の影響を受け難くなり、誤作動を防止できる。
例えば、前述した実施形態において、第1発光部を上発光部30とした場合について例示したが、第1発光部を下発光部40としても全く同様である。
また、前述した実施形態において、円形の器具本体について説明したが、本発明は四角形状等の器具本体の対向する側面から導光板が延出するように構成された照明器具等に用いてもよい。
20 器具本体
24 側面
30 上発光部(第1発光部)
31 上LED発光部(第1LED発光部)
32 導光板
321 入射端面
50 第2発光部
51 第2LED発光部
52 センターレンズ(透過パネル)
53 筒部
60 底面
63 光センサ
62 受光孔
Claims (1)
- 側面および底面を有する器具本体と、
前記器具本体の側面から延出して支持されるとともに、前記器具本体に収容された第1LED発光部の光を導光して出射する導光板を有する第1発光部と、
前記器具本体に収容された第2LED発光部の光を透過し、前記底面から出射する第2発光部と、
前記器具本体に収容された光センサと、
前記底面において、前記第2発光部に近接して設けられるとともに、前記光センサの配置箇所に対応する前記底面の箇所に設けられた受光孔とを備え、
前記受光孔の位置は、前記第2発光部を構成する前記第2LED発光部の光を透過させるセンターレンズの下面の位置よりも、前記第2発光部が照明する方向に向かい同等以上突出して設けられているLED照明器具。
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