JP6230017B2 - 発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置 - Google Patents

発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば果実の糖度や酸度の濃度を分析できる発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置に関する。
果実を対象とした成分濃度分析装置としては、例えば特許文献1から特許文献4に示す装置が提案されている。
特許文献1は、透過力の比較的強い短波長領域の分光された近赤外線を果実に照射し、透過光量から吸光度を得て、その吸光度に対して果実の大きさによる補正を行った値から甘味に関連した指標を求める果実成分非破壊測定器を提案している(例えば段落番号(0015))。
特許文献1では、レーザダイオード(LD)は、使用環境の温度の変化により、ある電圧に対して流れる電流、又は、ある一定の出力に対して流れる電流が変化することがある、ということを問題提起し、動作電流が過剰に流れ込むとLDの素子が破壊されるおそれがあるので、異常な温度下では、LDを発振させないようにすることを提案している。また、被測定果実の測定部の温度の違いによって、誤差が生じるので、LDの周囲温度を検出することで、検量線の精度を高めることができるとしている(段落番号(0040))。
特許文献2は、近赤外領域の波長の光を用いた青果物の糖度測定方法・装置において、桃、リンゴなど皮の薄い青果物のみならず皮の厚いみかん、メロン等の青果物の糖濃度が非破壊で測定でき、しかも従来の糖度測定装置のように回折格子等から構成される複雑な分光器を必要としない青果物非破壊の糖度測定方法及び装置を提案している(段落番号(0017))。
特許文献2では、異なった波長の2つの単色光を青果物に照射して各単色光の光透過率Ta,Tbを計測できる計測装置を備え、複数の実測例の光透過率Ta,Tbの値とその例の実測の糖度Cの値とから係数k0,k1を決定する数式を提案し、決定された係数k0,k1と計測される2つの単色光の光透過率Ta,Tbのデータを用いて糖度を求めている。
特許文献3は、青果物の測定部位に複数の異なる波長からなる光を照射する照射手段を設け、この照射手段の光が青果物の測定部位を透過した透過光を異なる距離をおいた2箇所で受光してその透過光量を検出する透過光量検出手段を設け、透過光量検出手段で検出した2箇所での波長の透過光量の比である相対透過度を各波長毎に算出し、各波長の相対透過度を用いて青果物の糖度を算定する演算手段を設けた青果物の非破壊糖度測定装置を提案している(段落番号(0026))。
特許文献3では、照射手段で異なる複数の単色光を青果物に照射し、青果物内部で散乱・吸収を受けて果外に放射される透過光を単色光の照射位置から異なる距離をおいた2箇所で検出している。そして検出した2つの透過光からその比である相対透過度を計算し、この相対透過度を用いて青果物の糖度を算出する。検出された透過光には青果物内部の実の糖度情報が含まれており、ミカンやメロンのように皮の厚い青果物の糖度測定が可能となるとしている(段落番号(0027))。
特許文献4は、散乱係数の分布が空間的に不均一な光散乱体を被検体としても、良好な測定精度を得ることができる光散乱体の非破壊測定装置を提案している(段落番号(0004))。
特許文献4では、光照射部から、被検体の1箇所の照射領域に照射された光の透過光を、少なくとも2つの受光部で受光して、透過光検出部で各受光部の光強度を検出する。そして、各受光部の光強度から、同心円径の異なる2つの受光部の光強度の比である相対透過率を波長ごとに算出して、それらに基づいて被検体内部の性状特性値を算定している(段落番号(0005))。
果実以外を対象とした成分濃度分析装置としては、例えば特許文献5から特許文献8に示す装置が提案されている。
特許文献5は、人体の血糖値を非侵襲的に誤差なく測定できる小型で携帯容易な血糖値の非侵襲測定装置を提案している(段落番号(0011))。
特許文献5では、光源から波長の異なる複数の単色光を発生し、照射手段により人体の測定部位(例えば指等)にその単色光を照射する。照射された単色光は人体内部で散乱して吸収し、人体外に放射されて透過光となる。この透過光を透過光量検出手段で単色光の照射位置からそれぞれ異なる一定の直線距離で検出する。検出した2つの透過光からその比である相対透過度を波長毎に算出し、同相対透過度から人体の血糖値を算定する。検出された透過光には人体内部の血糖値情報が含まれており、非侵襲による人体の血糖値測定が可能となる(段落番号(0013))。
特許文献6は、測定部材の水分率を高精度で簡単に測定することができる小型の測定装置を提案している(段落番号(0005))。
特許文献6では、波長が異なる2種の単色光を測定部材の表面に照射し、この測定部材表面からの反射光を光量測定部に導いて反射光量を測定し、各波長における反射吸光度(Aλ)を求め、ある波長の反射吸光度と波長1350nm以下の反射吸光度との2波長間の反射吸光度差(ΔAλ)あるいは2波長間の反射吸光度比(Aλ’)を演算し、更に、予め記憶しておいた反射吸光度差あるいは反射吸光度比と水分率との関係から、測定部材の水分率を算出する(段落番号(0009))。
特許文献7は、生体の測定部位の相違や測定条件の相違にかかわらず、物質の内部情報を良好に再現できる、光散乱を用いた物質の内部情報測定装置を提案している(発明が解決しようとする課題の欄)。
特許文献7では、物質の表面の受光点から見てほぼ同方向に配置され、受光点からの実質的な光拡散光路長が相違する複数の照射点において光を順次照射し、受光点において角照射光を受光し、角照射に対応した受光データの相違に基づいて所定の演算を行い、物質の内部情報を測定する(課題を解決するための手段の欄)。
特許文献8は、光散乱体である生体を被検体とし、その性状測定値から被検体の組成を測定する生体組成の非侵襲測定装置として好適となる光散乱体の非破壊測定装置を提案している(段落番号(0001))。
特許文献8では、光照射部から、被検体の1箇所の照射領域に照射された光の、透過光を少なくとも2つの受光部で受光して、光検出部で各受光部の光強度を検出し、演算処理部により、各受光部の光強度から、同心円径の異なる2つの受光部の光強度の比である相対反射率を波長ごとに算出して、それらに基づいて被検体内部の性状特性値を算定する(段落番号(0006))。
一方、発光ダイオード(LED)では、製造工程の不均一性によって波長のばらつきがあることやLEDモジュールの温度変化によって波長が変化することが知られている。
特許文献9は、LEDの所望のピーク波長を精密に作成し、保持することができるLEDを用いた光発生装置を提案している(段落番号(0009))。
また、特許文献9は、LEDモジュールの温度変化に応じて、LED波長が変化する場合、これを補正して、一定の波長を保持する光発生装置を提案している(段落番号(0010))。
特許文献9では、演算処理部が、温度感知部によって検知した温度を参照して、現在、発光中のLEDの補正電流値を算出し、この補正電流値を現在の発光中のLEDの駆動電流値と合算して、補正駆動電流値を決定する。この補正電流値は、検出された温度とメモリに入力されたLEDの駆動電流値を用いて、実験値又は計算式によって計算される(段落番号(0037))。
特許文献10は、同じ仕様のLEDであっても個体間の温度特性の差が存在するため、同じ温度特性を示すとは限らないことを課題とし、検体から発せられる蛍光強度の測定値を光源の発光強度の温度特性による影響を除去したものに補正できる装置を提案している(段落番号(0007)(0008))。
特許文献10では、温度変化による光源の発光強度の変化を調べるために、測定用の励起光を発する測定光源とは別に参照用の励起光を発する参照光源を使用し、これらの光源からの励起光を照射したときの蛍光の強度を測定するために基準物質を使用する(段落番号(0009))。
特許文献11は、LED素子の周囲温度による影響を考慮して、LED素子の光量の経年変化による影響を補正する係数を取得する光量制御装置を提案している(段落番号(0010))。
特許文献11では、LED素子に電流を与える通電手段と、LED素子の光量を検出する光量検出手段と、LED素子の周囲温度を検出する温度検出手段と、LED素子の光量が目標光量値となるように予め設定された第1の電流量と、第1の電流量が設定された際の当該LED素子の周囲温度とは異なる温度において当該LED素子の光量が目標光量値となるように第1の電流量を補正する温度補正係数とが記憶された記憶手段とを備え、光量検出手段により検出されたLED素子の光量が目標光量値となった場合に、通電手段によりLED素子に与えられていた第2の電流量と、当該第2の電流量がLED素子に与えられていた際の当該LED素子の周囲温度における温度補正係数とから、第1の電流量が設定された際のLED素子の周囲温度における、LED素子についての経年変化による光量への影響を補正するための経年補正係数を算出する(段落番号(0011))。
特開2002−116141号公報 特開2003−114191号公報 特開2004−317381号公報 特開2007−271575号公報 特開2004−313554号公報 特開2000−146834号公報 特開平02−163634号公報 特開2009−085712号公報 特開2012−059706号公報 特開2012−013450号公報 特開2012−238721号公報
成分濃度分析装置として、複数の波長を用いることは、特許文献1から特許文献8にも開示されているように従来から知られており、更には、光源としてLEDを用いることについても、特許文献1に開示されている。
しかし、特許文献9から特許文献11でも開示されている通り、光源としてLEDを用いる場合には、LEDの使用温度によって、発光強度及びピーク波長が変化する。また、特許文献10でも開示されている通り、同じ仕様のLEDであっても個体間の温度特性の差が存在する。
従って、LEDを用いて、果実を対象とした成分濃度や人体の血糖値など物質成分の分析を行うには、発光強度及びピーク波長の変化を考慮することが重要である。
また、LEDの個体間の温度特性の差を考慮する必要もある。
しかし、特許文献1から特許文献8では、光源としてLEDを用いる場合の課題に対して十分な解決手段を開示していない。
ところで、特許文献9で提案する電流値を補正する方法は、連続的に発光させるLEDには有効でも、極めて短い時間の照射によって散乱光を得る成分濃度分析装置では適用することができない。
また、特許文献10で提案する、測定光源とは別に参照用の励起光を発する参照光源を使用し、これらの光源からの励起光を照射したときの蛍光の強度を測定するために基準物質を使用する方法、についても、極めて短い時間の照射によって散乱光を得る成分濃度分析装置では適用が難しく、また装置が複雑化する。
また、特許文献11で提案する方法も、極めて短い時間の照射によって散乱光を得る成分濃度分析装置では適用することができない。
そこで本発明は、発光強度及びピーク波長の変化を受けずに、正確な分析データを得ることができる発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置は、波長の異なる複数の発光ダイオードと、複数の前記発光ダイオードを順に発光させる光源制御部と、入射部及び受光部を測定対象物の表面に密着させるプローブと、前記発光ダイオードからの入射光を前記入射部に導く入射光路と、前記受光部で受光した散乱光を検出部に導く検出光路と、前記発光ダイオードの使用温度を測定するLED温度検出部とを備え、前記受光部として、前記入射部からの距離を異ならせた第1の前記受光部及び第2の前記受光部を有し、前記検出光路として、第1の前記受光部で受光した第1の前記散乱光を第1の前記検出部に導く第1の前記検出光路、及び第2の前記受光部で受光した第2の前記散乱光を第2の前記検出部に導く第2の前記検出光路を有する発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置であって、測定器と分析器とからなり、前記測定器には、前記発光ダイオード、前記光源制御部、前記プローブ、前記入射光路、前記検出光路、前記LED温度検出部、記憶部、及び送信部を備え、前記記憶部では、複数の前記発光ダイオードの発光ごとに測定した、第1の前記検出部で検知した第1の前記散乱光の強度、第2の前記検出部で検知した第2の前記散乱光の強度、及び前記LED温度検出部で検出された前記発光ダイオードの前記使用温度を記憶前記送信部では、前記記憶部に記憶された、第1の前記散乱光の前記強度、第2の前記散乱光の前記強度、及び前記使用温度を、前記測定器を識別する識別データとともに送信し、前記分析器には、前記送信部から送信されるデータを受信する受信部と、前記受信部で受信される前記データを記憶する受信データ記憶部と、前記測定器の製作時に計測される、前記発光ダイオードの個体毎のそれぞれのピーク波長データを記憶するLEDピーク波長記憶部と、前記受信データ記憶部に記憶された、前記測定器を識別する前記識別データを基に、前記測定器に組み込まれたそれぞれの前記発光ダイオードについての前記ピーク波長データを、前記LEDピーク波長記憶部から読み出すLEDピーク波長読出部と、前記使用温度とピーク波長との関係データが記憶された使用温度補正データ記憶部と、前記LED温度検出部で検出された前記発光ダイオードの前記使用温度を前記受信データ記憶部から読み出す使用温度読出部と、前記LEDピーク波長読出部で読み出した前記発光ダイオードについての前記ピーク波長データと、前記使用温度読出部で読み出した使用温度データと、前記使用温度補正データ記憶部に記憶された前記関係データとから、前記ピーク波長データを補正するLEDピーク波長補正部と、前記測定対象物における測定対象成分について、波長の組み合わせに応じて決定された吸収係数データが記憶されている吸収係数記憶部と、前記LEDピーク波長補正部で補正された前記ピーク波長データを基にした前記吸収係数データを前記吸収係数記憶部から読み出す吸収係数読出部と、第1の前記散乱光の前記強度、及び第2の前記散乱光の前記強度を前記受信データ記憶部から読み出す散乱光強度読出部と、前記散乱光強度読出部で読み出した第1の前記散乱光の前記強度と第2の前記散乱光の前記強度とから相対反射率を求め、前記相対反射率と前記吸収係数読出部で読み出した前記吸収係数データとから成分濃度演算部とを有することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置において、前記測定対象物の表面温度を測定する対象物温度検出部を備え、前記記憶部では、前記対象物温度検出部で検出された前記表面温度を記憶し、前記表面温度によって、前記成分濃度演算部で演算された前記成分濃度の温度補正を行うことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置において、前記測定対象物の変更に伴い前記発光ダイオードの発光時間を変更する発光時間変更部を有し、前記光源制御部では、前記発光時間変更部で変更された前記発光時間で前記発光ダイオードを発光させることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置において、前記測定対象成分に応じて、前記成分濃度演算部で演算対象とする前記発光ダイオードの組み合わせを変更することを特徴とする。
本発明の発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置によれば、相対反射率を用いることで、発光ダイオードの使用温度や経年変化による発光強度の変化の影響をなくし、補正吸収係数を用いることで使用温度によるピーク波長の変化の影響をなくし、更には温度補正により測定対象物の温度による影響をなくすことができるので、発光ダイオードを用いて正確な成分濃度を測定できる。
本発明の一実施例による発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置の構成図
本発明の第1の実施の形態による発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置は、測定器と分析器とからなり、測定器には、発光ダイオード、光源制御部、プローブ、入射光路、検出光路、LED温度検出部、記憶部、及び送信部を備え、記憶部では、複数の発光ダイオードの発光ごとに測定した、第1の検出部で検知した第1の散乱光の強度、第2の検出部で検知した第2の散乱光の強度、及びLED温度検出部で検出された発光ダイオードの使用温度を記憶送信部では、記憶部に記憶された、第1の散乱光の強度、第2の散乱光の強度、及び使用温度を、測定器を識別する識別データとともに送信し、分析器には、送信部から送信されるデータを受信する受信部と、受信部で受信されるデータを記憶する受信データ記憶部と、測定器の製作時に計測される、発光ダイオードの個体毎のそれぞれのピーク波長データを記憶するLEDピーク波長記憶部と、受信データ記憶部に記憶された、測定器を識別する識別データを基に、測定器に組み込まれたそれぞれの発光ダイオードについてのピーク波長データを、LEDピーク波長記憶部から読み出すLEDピーク波長読出部と、使用温度とピーク波長との関係データが記憶された使用温度補正データ記憶部と、LED温度検出部で検出された発光ダイオードの使用温度を受信データ記憶部から読み出す使用温度読出部と、LEDピーク波長読出部で読み出した発光ダイオードについてのピーク波長データと、使用温度読出部で読み出した使用温度データと、使用温度補正データ記憶部に記憶された関係データとから、ピーク波長データを補正するLEDピーク波長補正部と、測定対象物における測定対象成分について、波長の組み合わせに応じて決定された吸収係数データが記憶されている吸収係数記憶部と、LEDピーク波長補正部で補正されたピーク波長データを基にした吸収係数データを吸収係数記憶部から読み出す吸収係数読出部と、第1の散乱光の強度、及び第2の散乱光の強度を受信データ記憶部から読み出す散乱光強度読出部と、散乱光強度読出部で読み出した第1の散乱光の強度と第2の散乱光の強度とから相対反射率を求め相対反射率と吸収係数読出部で読み出した吸収係数データとから成分濃度演算部とを有するものである。本実施の形態によれば、相対反射率を用いることで、発光ダイオードの使用温度や経年変化による発光強度の変化の影響をなくし、補正吸収係数を用いることで使用温度によるピーク波長の変化の影響をなくすことができる。また、測定器を例えば圃場に常設して用いることができ、また分析器では、測定器から送信されてくるデータを用いて、機器の異常や設置状態の維持状態などについても分析することができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置において、測定対象物の表面温度を測定する対象物温度検出部を備え、記憶部では、対象物温度検出部で検出された表面温度を記憶し、表面温度によって、成分濃度演算部で演算された成分濃度の温度補正を行うものである。本実施の形態によれば、温度補正により測定対象物の温度による影響をなくすことができるので、発光ダイオードを用いて正確な成分濃度を測定できる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置において、測定対象物の変更に伴い発光ダイオードの発光時間を変更する発光時間変更部を有し、光源制御部では、発光時間変更部で変更された発光時間で発光ダイオードを発光させるものである。本実施の形態によれば、測定対象物に適した入射光の強度とすることができ、正確な成分濃度を測定できる。
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3のいずれかの実施の形態による発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置において、測定対象成分に応じて、成分濃度演算部で演算対象とする発光ダイオードの組み合わせを変更するものである。本実施の形態によれば、測定対象とする測定対象成分に応じて最適な波長の組み合わせを用いるこ
以下本発明の実施例について図面とともに詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例による発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置の構成図である。
本実施例による発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置は、測定器10と分析器30とからなる。
測定器10は、波長の異なる複数の発光ダイオード11と、複数の発光ダイオード11を順に発光させる光源制御部12と、入射部21及び受光部22、23を測定対象物の表面に密着させるプローブ20と、測定対象物の表面温度を測定する対象物温度検出部24と、発光ダイオード11の使用温度を測定するLED温度検出部13と、時刻を計測するためのクロック部14と、発光ダイオード11の発光時間を変更する発光時間変更部15とを備えている。発光時間変更部15は、例えば、測定対象物を変更する時に発光時間を変更し、測定対象物に適した入射光の強度とする。測定対象物が果実の場合には、表皮の厚い果実にあっては、表皮の薄い果実、例えばトマトよりも発光時間を長くする。
複数の発光ダイオード11は、例えばトマトの糖度を計測する場合には、860nm、900nm、935nm、950nm、及び1015nmの5波長を用いることが好ましい。
複数の発光ダイオード11からの発光(入射光)は、集光部25aを経由し、入射光路25によって入射部21に導かれる。複数の発光ダイオード11は、常に同じ発光順とし、5つの発光ダイオード11を用いる場合には、全5波長の発光を1波長ずつ、等間隔で発光させて測定対象物に入射する。
第1の受光部22と第2の受光部23とは、入射部21からの距離を異ならせている。第1の受光部22と第2の受光部23とは、入射部21からの方向は同一であることが好ましい。
受光部22、23で受光した散乱光は検出光路26、27によって検出部16に導かれる。第1の検出光路26は、第1の受光部22で受光した第1の散乱光を第1の検出部16aに導く。第2の検出光路27は、第2の受光部23で受光した第2の散乱光を第2の検出部16bに導く。第1の検出光路26には第1のフィルタ26aが、第2の検出光路27には第2のフィルタ27aが設けられている。
記憶部17には、複数の発光ダイオード11の発光による測定ごとに、第1の検出部16aで検知した第1の散乱光の強度、第2の検出部16bで検知した第2の散乱光の強度、対象物温度検出部24で検出された表面温度、LED温度検出部13で検出された発光ダイオード11の使用温度に関するデータが記憶される。
また、記憶部17には、クロック部14によって発光ダイオード11の測定時刻データが記憶され、発光時間変更部15によって発光ダイオード11の発光時間のデータが記憶される。
複数の発光ダイオード11の発光ごとに測定して記憶部17に記憶された、第1の検出部16aで検知した第1の散乱光の強度、第2の検出部16bで検知した第2の散乱光の強度、対象物温度検出部24で検出された表面温度、LED温度検出部13で検出された発光ダイオード11の使用温度、クロック部14からの測定時刻、及び発光時間変更部15からの発光時間のデータは、測定器10を識別する識別データとともに送信部18から送信される。
なお、測定器10は、装置内に電源部19を備えていることが好ましい。光源制御部12、クロック部14、及び送信部18には電源部19から電力が供給される。
送信部18から送信されるデータは、分析器30の受信部31で受信される。
分析器30には、LEDピーク波長記憶部51、吸収係数記憶部52、使用温度補正データ記憶部53、及び表面温度補正データ記憶部54を有している。
LEDピーク波長記憶部51には、LEDピーク波長計測手段55で計測された発光ダイオード11の個体毎のピーク波長データが記憶されている。測定器10に組み込まれる発光ダイオード11は、LEDピーク波長計測手段55によって、測定器10の製作時に、発光ダイオード11の個体毎にそれぞれのピーク波長が計測される。LEDピーク波長計測手段55は、ピーク波長自体を計測する場合の他、基準となるピーク波長からの偏差量であってもよい。
吸収係数記憶部52には、測定対象物における測定対象成分について、波長の組み合わせに応じて決定された吸収係数データが記憶されている。測定対象物における測定対象成分については、あらかじめ波長の違いによる吸光度特性を計測し、演算に用いる波長の組み合わせに応じた吸収係数が吸収係数決定手段56によって決定される。
使用温度補正データ記憶部53には、使用温度とピーク波長との関係データが記憶されている。使用温度が高くなるとピーク波長は長くなる方向にシフトする。
表面温度補正データ記憶部54には、表面温度と成分濃度との関係データが記憶されている。糖度の場合には、表面温度が高くなると成分濃度は高くなる方向にシフトする。
受信部31で受信されるデータは、受信データ記憶部32に記憶される。
LEDピーク波長読出部41では、受信データ記憶部32に記憶された、測定器10を識別する識別データを基に、この測定器10に組み込まれたそれぞれの発光ダイオード11についてのピーク波長を、LEDピーク波長記憶部51から読み出す。
使用温度読出部42では、LED温度検出部13で検出された発光ダイオード11の使用温度データを受信データ記憶部32から読み出す。
LEDピーク波長補正部33では、LEDピーク波長読出部41で読み出した発光ダイオード11についてのピーク波長と、使用温度読出部42で読み出した発光ダイオード11の使用温度データと、使用温度補正データ記憶部53に記憶された使用温度とピーク波長との関係データとから、LEDピーク波長を補正する。
演算対象成分決定部34では、演算対象とする成分が決定される。例えば、果実における演算対象成分を糖度とするか、酸度とするかが決定される。
演算対象成分決定部34で演算対象とする成分が決定されると、LED選択部35では、演算に用いる発光ダイオード11が選択される。
LED選択部35では、例えば、果実における演算対象を糖度とした場合には、第1の発光ダイオード11a、第2の発光ダイオード11b、及び第3の発光ダイオード11cを選択し、果実における演算対象を酸度とした場合には、第1の発光ダイオード11a、第4の発光ダイオード11d、及び第5の発光ダイオード11eを選択する。
LED選択部35において、演算に用いる発光ダイオード11が選択される場合には、LEDピーク波長補正部33では、選択された発光ダイオード11についてピーク波長を補正すればよい。
吸収係数読出部43では、LEDピーク波長補正部33で補正されたピーク波長を基にした吸収係数を吸収係数記憶部52から読み出す。
散乱光強度読出部44では、第1の検出部16aで検知した第1の散乱光の強度、及び第2の検出部16bで検知した第2の散乱光の強度を受信データ記憶部32から読み出す。
成分濃度演算部36では、散乱光強度読出部44で読み出した第1の散乱光の強度と第2の散乱光の強度とから相対反射率を求め、この相対反射率と吸収係数読出部43で読み出した吸収係数データとから成分濃度を演算する。
成分濃度演算部36では、例えば3つの波長を用いた場合には以下の演算が行われる。
第1の発光ダイオード11aによる、第1の散乱光の強度をI1.λ1、第2の散乱光の強度をI2.λ1とし、第2の発光ダイオード11bによる、第1の散乱光の強度をI1.λ2、第2の散乱光の強度をI2.λ2とし、第3の発光ダイオード11cによる、第1の散乱光の強度をI1.λ3、第2の散乱光の強度をI2.λ3とする。
3つの波長の相対反射率を、Rλ1、Rλ2、Rλ3、とすると、
λ1=I2.λ1/I1.λ1、Rλ2=I2.λ2/I1.λ2、Rλ3=I2.λ3/I1.λ3となる。
濃度をC、吸収係数をk、kとすると、濃度Cは次式で演算される。
C=k+k*In(Rλ1/Rλ3)/(Rλ2/Rλ3
表面温度読出部45では、対象物温度検出部24で検出された表面温度を受信データ記憶部32から読み出す。
温度補正演算部37では、成分濃度演算部36で演算された成分濃度を基に、表面温度読出部45で読み出した表面温度と、表面温度補正データ記憶部54に記憶された表面温度と成分濃度との関係データから、温度補正がされた成分濃度が演算される。
温度補正演算部37で演算された成分濃度は、受信データ記憶部32に記憶された、第1の散乱光の強度、第2の散乱光の強度、表面温度、使用温度、測定時刻、及び発光時間、及び識別データとともにデータ蓄積部38に記憶される。
なお、データ蓄積部38には、識別データ、測定時刻、及び成分濃度が記憶されていればよいが、その他のデータが記憶されることで、機器の異常や設置状態の維持状態などについても分析することができる。
データ蓄積部38に記憶されたこれらのデータは、送信部39から送信することで、携帯端末60にて、状況把握を行うことができる。
送信部39から送信されるデータは、携帯端末60の受信部61で受信し、受信したデータは記憶部62に記憶するとともに表示部63にて表示することができる。
なお、本実施例による発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置は、測定器10、分析器30、及び携帯端末60で構成した場合を示したが、測定器10と分析器30と携帯端末60とが一体で構成され、又は分析器30と携帯端末60とが一体で構成されていてもよい。また、測定器10に表示機能を持たせることが好ましい。
本発明の発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置は、果実の糖度や酸度の分析や、人体の血糖値の分析などに用いることができる。
10 測定器
11 発光ダイオード
12 光源制御部
13 LED温度検出部
14 クロック部
15 発光時間変更部
16 検出部
17 記憶部
18 送信部
20 プローブ
21 入射部
22 第1の受光部
23 第2の受光部
24 対象物温度検出部
25 入射光路
26 第1の検出光路
27 第2の検出光路
30 分析器
60 携帯端末

Claims (4)

  1. 波長の異なる複数の発光ダイオードと、
    複数の前記発光ダイオードを順に発光させる光源制御部と、
    入射部及び受光部を測定対象物の表面に密着させるプローブと、
    前記発光ダイオードからの入射光を前記入射部に導く入射光路と、
    前記受光部で受光した散乱光を検出部に導く検出光路と、
    前記発光ダイオードの使用温度を測定するLED温度検出部と
    を備え、
    前記受光部として、前記入射部からの距離を異ならせた第1の前記受光部及び第2の前記受光部を有し、
    前記検出光路として、第1の前記受光部で受光した第1の前記散乱光を第1の前記検出部に導く第1の前記検出光路、及び第2の前記受光部で受光した第2の前記散乱光を第2の前記検出部に導く第2の前記検出光路を有する
    発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置であって、
    測定器と分析器とからなり、
    前記測定器には、前記発光ダイオード、前記光源制御部、前記プローブ、前記入射光路、前記検出光路、前記LED温度検出部、記憶部、及び送信部を備え、
    前記記憶部では、複数の前記発光ダイオードの発光ごとに測定した、第1の前記検出部で検知した第1の前記散乱光の強度、第2の前記検出部で検知した第2の前記散乱光の強度、及び前記LED温度検出部で検出された前記発光ダイオードの前記使用温度を記憶
    前記送信部では、前記記憶部に記憶された、第1の前記散乱光の前記強度、第2の前記散乱光の前記強度、及び前記使用温度を、前記測定器を識別する識別データとともに送信し、
    前記分析器には、
    前記送信部から送信されるデータを受信する受信部と、
    前記受信部で受信される前記データを記憶する受信データ記憶部と、
    前記測定器の製作時に計測される、前記発光ダイオードの個体毎のそれぞれのピーク波長データを記憶するLEDピーク波長記憶部と、
    前記受信データ記憶部に記憶された、前記測定器を識別する前記識別データを基に、前記測定器に組み込まれたそれぞれの前記発光ダイオードについての前記ピーク波長データを、前記LEDピーク波長記憶部から読み出すLEDピーク波長読出部と、
    前記使用温度とピーク波長との関係データが記憶された使用温度補正データ記憶部と、
    前記LED温度検出部で検出された前記発光ダイオードの前記使用温度を前記受信データ記憶部から読み出す使用温度読出部と、
    前記LEDピーク波長読出部で読み出した前記発光ダイオードについての前記ピーク波長データと、前記使用温度読出部で読み出した使用温度データと、前記使用温度補正データ記憶部に記憶された前記関係データとから、前記ピーク波長データを補正するLEDピーク波長補正部と、
    前記測定対象物における測定対象成分について、波長の組み合わせに応じて決定された吸収係数データが記憶されている吸収係数記憶部と、
    前記LEDピーク波長補正部で補正された前記ピーク波長データを基にした前記吸収係数データを前記吸収係数記憶部から読み出す吸収係数読出部と、
    第1の前記散乱光の前記強度、及び第2の前記散乱光の前記強度を前記受信データ記憶部から読み出す散乱光強度読出部と、
    前記散乱光強度読出部で読み出した第1の前記散乱光の前記強度と第2の前記散乱光の前記強度とから相対反射率を求め、前記相対反射率と前記吸収係数読出部で読み出した前記吸収係数データとから成分濃度を演算する成分濃度演算部と
    を有することを特徴とする発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置。
  2. 前記測定対象物の表面温度を測定する対象物温度検出部を備え、
    前記記憶部では、前記対象物温度検出部で検出された前記表面温度を記憶し、
    前記表面温度によって、前記成分濃度演算部で演算された前記成分濃度の温度補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置。
  3. 前記測定対象物の変更に伴い前記発光ダイオードの発光時間を変更する発光時間変更部を有し、前記光源制御部では、前記発光時間変更部で変更された前記発光時間で前記発光ダイオードを発光させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置。
  4. 前記測定対象成分に応じて、前記成分濃度演算部で演算対象とする前記発光ダイオードの組み合わせを変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の発光ダイオードを用いた成分濃度分析装置。
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