JP6229703B2 - 車両用ペダル装置 - Google Patents

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Description

この発明は車両用ペダル装置に関する。
特許文献1に記載の車両用ペダル装置は、運転者により踏み込み操作されるパッドと、該パッドの下端部に設けられた薄肉板状のヒンジ部と、車体に固定されるとともに、ヒンジ部を支持する台座と、を有している。パッドは、ヒンジ部を中心として車両前後方向に回動可能に設けられている。パッドにおける車両前方側の面には該パッドの回動に追随して車両前後方向に変位するアームが接続されている。アームは、付勢部材によって車両後方へ常に付勢されていることで、パッドを車両後方へ向けて押圧している。運転者によってパッドが踏み込み操作されたときには、付勢部材の付勢力に抗してパッドが車両前方に回動するとともにアームが車両前方に変位して、運転者による踏み込み操作に反応する。運転者による踏み込み操作が解除されると、付勢部材の付勢力によって、アームが車両後方に変位するとともにパッドが車両後方に回動し、パッド及びアームが所定の位置に戻る。アームには内燃機関のスロットルバルブが機械的に連結されており、アームが変位することによって該スロットルバルブの開度が変化する。
特開2011‐3086号公報
ところで、パッドの踏み込み操作時には、車両前後方向への荷重だけではなく、車両幅方向への荷重がパッドに作用する場合がある。車両幅方向への大きな荷重がパッドに作用すると、該パッドを支持しているヒンジ部に過大な応力が生じ、該ヒンジ部の耐久性が低下するおそれがある。
本発明は、車両用ペダル装置の上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両用ペダル装置において、ヒンジ部に過大な応力が生じることを抑えることにある。
上記課題を解決するための車両用ペダル装置は、車体に固定される基材部と、前記基材部に支持されているヒンジ部と、長方形板状に構成され、長手方向の下端部が前記ヒンジ部によって回動可能に支持されているパッドと、前記基材部に支持されて前記パッドの回動に追従するアームとを備える車両用ペダル装置であって、前記パッドには第1制限部が設けられ、前記基材部には第2制限部が設けられ、前記第1制限部と第2制限部とは、互いに協働することによって、前記パッドにおける前記パッドの短手方向への変位を制限する。
上記構成では、パッドにおけるその短手方向への変位は、パッドを支持するヒンジ部だけでなく、第1制限部と第2制限部との協働によっても制限されることになる。パッドに対してその短手方向、すなわち、車両幅方向へ荷重が作用したとしても、その荷重は、ヒンジ部だけでなく、第1制限部及び第2制限部によっても受け止められる。そのため、ヒンジ部に作用する荷重を低減することができるのであって、上記構成によれば、ヒンジ部に過大な応力が生じることを抑えることができる。
上記車両用ペダル装置では、前記第1制限部及び前記第2制限部のうち一方は、前記パッドの回動方向に延びる収容穴であり、前記第1制限部及び前記第2制限部のうち他方は、前記回動方向に延びて前記収容穴に挿通可能に構成されている凸状のストッパであることが望ましい。
上記構成によれば、パッドにおける短手方向に作用する荷重は、収容穴の内面とストッパの外面との間で受け止められる。第1制限部及び第2制限部のうち一方は、収容穴として形成しているため、その内面は外方へ露出しにくい構成となっている。したがって、第1制限部と第2制限部との間に異物が侵入することを好適に抑えることができる。
上記車両用ペダル装置では、前記収容穴及び前記ストッパのうち一方の周面は、該周面から膨出した膨出部を有し、該膨出部は先端ほど断面積が小さくなる形状をなしていることが望ましい。
上記構成によれば、パッドが短手方向に変位する際には、収容穴及びストッパのうちの一方に設けられた膨出部を他方の周面に接触させることができるため、膨出部と他方の周面との接触面積を小さくして、その間に異物が保持されることを抑制する。
上記車両用ペダル装置では、前記パッドが前記短手方向を中心として回動する際の回動量がゼロとなる前記パッドの位置を初期位置としたとき、前記ストッパの先端は、前記パッドが前記初期位置にあるときに前記収容穴内に位置することが望ましい。
上記構成によれば、パッドの回動位置に拘わらず、パッドの短手方向に作用する荷重を、収容穴の内面とストッパの外面との間で受け止めることができる。そのため、パッドを支持するヒンジ部に過大な応力が発生することを抑制するといった上述した効果を安定して確保できる。
車両用ペダル装置の斜視図。 パッド及び台座の分解斜視図。 パッドの裏面の構造を示す斜視図。 車両用ペダル装置の動作態様を示す側面図。 図4の5−5線に示す断面図。 パッドが短手方向に変位したときの状態を示すストッパ及びパッドの断面図。 車両用ペダル装置の他の実施例におけるストッパ及びパッドの断面図。 車両用ペダル装置の他の実施例におけるストッパ及びパッドの断面図。 車両用ペダル装置の他の実施例におけるパッドの裏面の構造を示す斜視図。 同実施例のパッドに組み付けられる台座の斜視図。 車両用ペダル装置の他の実施例におけるパッドの裏面の構造を示す斜視図。 同実施例のパッドに組み付けられる台座の斜視図。
車両用ペダル装置の一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。なお、本実施形態では、車両用ペダル装置を車両のアクセルペダルに適用した例を示している。
図1に示すように、車両用ペダル装置には、車体に固定される基材部としての台座10とハウジング20とが設けられている。台座10には、ヒンジ部30が支持されており、ヒンジ部30の上端部には、パッド40が接続されている。ハウジング20はパッド40よりも上方の位置に配設されている。ハウジング20には、箱状の箱部21と、該箱部21の内部に配設されてパッド40の短手方向に延びるように軸支されている回動軸22とが設けられている。箱部21には、回動軸22の回転角を検出する回転角センサ23が設けられている。ハウジング20とパッド40とは、アーム50を介して接続されている。アーム50は、パッド40の短手方向に延びている挿通部51と、該挿通部51の一端部から上方に延びている連結部52とを有している。連結部52の上端部はハウジング20の内部に収容されており、該連結部52の上端は、回動軸22の周面に連結されている。アーム50は、回動軸22を回動中心として回動可能に設けられている。アーム50の挿通部51は、パッド40の裏面41Aに組み付けられている。ハウジング20には、アーム50をパッド40に押しつける方向に回動させるばね24が設けられている。
図2に示すように、パッド40は、長方形板状の踏み板41を有している。パッド40は、例えば樹脂によって形成されている。パッド40の下端部に設けられたヒンジ部30は、パッド40の短手方向に延びて薄肉板状をなすヒンジ31と、該ヒンジ31の下端部に設けられている係止片32とからなる。ヒンジ部30は、例えば弾性を有する樹脂によって形成されている。パッド40とヒンジ部30とは、例えば、ヒンジ部30を成形した後に該ヒンジ部30の上端部にパッド40を一体に成形するいわゆる二色成形等によって接続することができる。係止片32は、その一端部がヒンジ31よりも短手方向に延びており、ヒンジ31から下方に延びる接続部33と、接続部33よりも拡幅されて該接続部33を支持する土台部34とを有している。
台座10は、長方形板状に構成された支持板11を有している。台座10は、その長手方向がパッド40の短手方向と同じ方向となるように配置されている。支持板11には、その長手方向において互いに離間した2つのボルト孔12が設けられている。支持板11には、その長手方向において延びる係止溝13が設けられている。係止溝13は、ボルト孔12よりもハウジング20から離れた位置に設けられている。係止溝13は、係止片32の形状と略同形状をなしており、支持板11の側方に開口した開口部13Aを有している。係止片32が開口部13Aを通じて係止溝13に挿通されて係止されることにより、図1に示すように、台座10から上方に突出した状態でヒンジ31が配設される。このように、ヒンジ部30が台座10に組み付けられることにより、パッド40の下端部がヒンジ部30によって回動可能に支持されている。
図3に示すように、パッド40の踏み板41は、その裏面41Aに保持部42を有している。保持部42は、裏面41Aから突出して長手方向に互いに対向する一対の対向壁42Aを有している。一対の対向壁42Aの基端部は、踏み板41の裏面41Aに固定され、一対の対向壁42Aの先端部には、裏面41Aと対向するように長手方向に延びる側壁42Bが取り付けられている。対向壁42A及び側壁42Bにより、パッド40には、その短手方向の側方に開口した貫通孔43が形成されている。この貫通孔43にアーム50の挿通部51が挿通されることにより、図1に示すように、パッド40とアーム50とが組み付けられ、ハウジング20に支持されたアーム50がパッド40の回動に追従して回動する。
図3に示すように、踏み板41の裏面41Aには、パッド40の厚さ方向に窪んだ第1制限部としての収容穴44が設けられている。収容穴44は、パッド40の長手方向において下端部に設けられている。収容穴44の内面は、底面45と、底面45からパッド40の厚さ方向に延びる周面46とを含む。収容穴44の周面46には、該周面46から収容穴44の中心側へ向けて膨出した膨出部47が設けられている。膨出部47は、収容穴44の開口から収容穴44の底面45まで連続して設けられている。膨出部47は、収容穴44の中心側に位置する先端部側ほど先細りの形状を有している。すなわち、膨出部47は、パッド40の長手方向及び厚さ方向に延びる断面において、先端ほどその断面積が小さくなる形状をなしている。周面46には、膨出部47を挟むようにして延び、該膨出部47側ほど互いに近接する一対の傾斜面48が設けられている。
図2に示すように、台座10の支持板11には、互いに離間するボルト孔12の間の位置に第2制限部としてのストッパ14が設けられている。ストッパ14は、支持板11の上面から突出した凸状をなしている。ストッパ14は、四角柱状をなし、先端面15と、4つの周面16とを有する本体部17と、該本体部17の先端面15からストッパ14の突出方向に凹む肉抜き穴18とを有している。本体部17の先端面15は、台座10の支持板11の上面に対して係止溝13側ほど該上面に近接するように傾斜して設けられている。
図4は、車両用ペダル装置を車両に組み付けたときの状態を示す図である。図4に示すように、この状態では、台座10のボルト孔12にボルト70が挿通され、該ボルト70が車体に固定されたナット71に締結されている。また、ハウジング20も図示しないボルト及びナットを介して車体に固定されている。ヒンジ部30はパッド40の短手方向、すなわち車両幅方向に延びており、パッド40はヒンジ部30を回動中心として車両前後方向に回動可能に配設されている。運転者によってパッド40の踏み込み操作がなされていないときには、ハウジング20に設けられたばね24の付勢力によって、アーム50及びパッド40が車両後方(図4における右方)の所定位置に配置されている。この所定位置が、パッド40が短手方向を中心として回動する際の回動量がゼロとなる初期位置である。この状態では、台座10に設けられたストッパ14の先端がパッド40の裏面41Aに設けられた収容穴44内に配置されている。運転者によってパッド40の踏み込み操作がなされると、初期位置にあるパッド40とアーム50とは、ばね24の付勢力に抗しつつ、車両前方(図4における左方)へそれぞれ回動する。アーム50の回動中心は回動軸22であり、パッド40の回動中心はヒンジ部30であるため、それらアーム50及びパッド40が回動する際の軌跡は異なったものになる。したがって、運転者による踏み込み操作に伴い、パッド40及びアーム50が回動すると、アーム50の挿通部51は、貫通孔43内を長手方向に沿って上方に摺動する。そして、運転者による踏み込み力が大きくなり、パッド40及びアーム50の回動量が大きくなると、図4に二点鎖線で示すように、車体にアーム50が当接してそれ以上の回動が規制される。運転者による踏み込み操作が解除されると、上述したばね24の付勢力によって、アーム50及びパッド40は車両後方へ回動する。そして、アーム50がハウジング20の箱部21の壁面に当接すると、アーム50及びパッド40の回動が停止して、上述した初期位置で保持される。回転角センサ23は、アーム50の上端部に連結された回動軸22の回転角を検出し、該回転角に応じた信号を出力する。例えば車両の制御装置は、回転角センサ23から入力された信号に基づき、パッド40の回動量、すなわちアクセルペダルの操作量を検出し、車両における各種制御を実行する。
上述したように、車体にアーム50が当接し、パッド40の回動量が最大となっているときの該パッド40の位置を最大位置とする。パッド40が初期位置から最大位置まで回動するに伴い、収容穴44の底面45がストッパ14の先端面15に接近していく。ストッパ14の突出長さは、パッド40が最大位置にあるときであっても、先端面15が収容穴44の底面45に当接しない長さに設定されている。このように、ストッパ14及び収容穴44は、パッド40の回動方向に延びており、ストッパ14は収容穴44に挿通可能に構成されている。また、図5に示すように、ストッパ14の周面16には、収容穴44に設けられた膨出部47が対向しており、収容穴44の周面46とストッパ14の周面16とは離間している。なお、膨出部47は、収容穴44の周面46における車両幅方向の内側部分(図5における左端部)に設けられている。
図6を参照して、本実施形態の作用効果について説明する。
(1)図6に二点鎖線で示すように、パッド40の踏み込み操作がなされていないときには、パッド40の収容穴44に設けられた膨出部47とストッパ14の周面16との間に隙間が形成されている。そのため、パッド40の踏み込み操作時に、車両幅方向、すなわちパッド40の短手方向へ荷重が作用すると、パッド40は台座10に対して車両幅方向に変位する。こうした荷重により、パッド40はヒンジ部30によって支持されている下端部を中心として上端部が車両幅方向に変位する。例えば、パッド40に、収容穴44における膨出部47が設けられた車両幅方向の内側(図6における左側)から車両幅方向の外側(図6における右側)に向かって荷重が作用すると、図6に実線で示すように、パッド40は車両幅方向の外側(図6における右方)に変位する。こうしてパッド40が短手方向に変位すると、パッド40に設けられた膨出部47と台座10に設けられたストッパ14とが当接し、これら膨出部47及びストッパ14の協働によってパッド40の変位が制限される。こうした状態では、車両幅方向に作用する荷重が、ヒンジ部30だけでなく、膨出部47及びストッパ14によっても受け止められる。したがって、ヒンジ部30に作用する荷重を低減することができ、パッド40を支持するヒンジ部30に過大な応力が発生することを抑えることができる。
(2)第1制限部として収容穴44を設けて、第2制限部として収容穴44に挿通可能に構成された凸状のストッパ14を設けたため、パッド40における短手方向に作用する荷重は、収容穴44の内面とストッパ14の外面との間で受け止められる。荷重を受け止める部分がパッド40の裏面41Aに形成された収容穴44であり、収容穴44の内面は外方へ露出しにくい。したがって、収容穴44とストッパ14との間に異物が侵入することを好適に抑えることができる。
(3)収容穴44に膨出部47を設け、パッド40が短手方向に変位する際には、該膨出部47をストッパ14の周面16に接触させている。膨出部47は先端ほど断面積が小さくなる形状をなしているため、膨出部47とストッパ14の周面16との接触面積が小さくなり、その間に異物が保持されることを抑制できる。
(4)ストッパ14の先端は、パッド40が初期位置にあるときに収容穴44内に位置するため、パッド40の回動位置に拘わらず、収容穴44内にストッパ14が挿通された状態になる。そのため、パッド40の短手方向に荷重が作用したときには、パッド40の回動位置に拘わらず膨出部47とストッパ14とが当接し、該荷重を収容穴44の内面とストッパ14の外面との間で受け止めることができる。そのため、パッド40を支持するヒンジ部30に過大な応力が発生することを抑制するといった上述した効果を安定して確保できる。
(5)パッド40の収容穴44はパッド40の下端部に設けられ、この収容穴44にストッパ14が挿通されるように、ストッパ14は台座10の支持板11に設けられている。これら収容穴44とストッパ14とは、パッド40の長手方向における下端側に配置されているため、上端側に配置されている場合に比べ、パッド40の回動方向における長さを短くすることができる。そのため、収容穴44及びストッパ14の剛性の確保をすることができるとともに、収容穴44とストッパ14との間の対向面積を小さくして、収容穴44とストッパ14との間への異物の侵入を抑制することができる。
(6)膨出部47はストッパ14側に突出しているため、該膨出部47が設けられていない場合に比して、収容穴44の周面46からストッパ14までの距離が短くなる。そのため、車両幅方向の荷重によってパッド40が変位したときに早期にその変位を制限することができる。
(7)運転者が車両を運転をする際には、踵をブレーキペダルとアクセルペダルの間や、ブレーキペダルに合わせて置いた状態でアクセルペダルを操作することがある。こうした場合には、運転者のつま先が車両外方に向いた状態になり、アクセルペダルの操作時に、パッド40に車両幅方向の内側から外側に向かう荷重が作用する。本実施形態では、膨出部47が車両幅方向の内側に設けられているため、上述した荷重によってパッド40が車両幅方向の外側に変位しやすいアクセルペダルにおいて、その変位を制限することができる。したがって、アクセルペダルのヒンジ部30に過大な応力が発生することを好適に抑えることができる。
(8)パッド40の短手方向への変位を規制するとき以外は収容穴44の周面46とストッパ14の周面16とが離間した状態になるため、パッド40を操作する際の摺動抵抗の増大を抑えることができる。また、パッド40や台座10を成形する際の寸法公差を許容して各部材の組み付け性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。また、以下の変更例は、互いに適宜組み合わせて実施することも可能である。
・パッド40が初期位置にあるときに、ストッパ14の先端が収容穴44内に位置していなくてもよい。こうした場合には、パッド40が所定の回動位置に達したときにはストッパ14が収容穴44に挿通されているようにストッパ14の突出長さを設定する必要がある。
・上記実施形態では、膨出部47を収容穴44の周面46における車両幅方向の内側部分(図6における左端部)に設けたが、膨出部47を設ける位置は適宜変更可能である。例えば、収容穴44の周面46における車両幅方向の外側部分(図6における右端部)に膨出部47を設けてもよい。こうした場合には、車両幅方向の外側から内側に向かう荷重がパッド40に作用したときに、膨出部47とストッパ14とが当接することになる。
・膨出部47の形状は上述したものに限られない。例えば、図7に実線で示すように、膨出部80は、断面が台形状に形成されており、パッド40の裏面41A側に位置する上壁81と、該上壁81の反対側に位置する下壁82と、上壁81及び下壁82の間に位置する先端壁83とを有している。下壁82は、上壁81よりも周面46からの突出長さが長く、先端壁83は下壁82側ほど周面46から突出するように傾斜している。こうした構成では、パッド40が車両幅方向、すなわち短手方向に作用する荷重を受けると、該パッド40が短手方向に変位して、図7に二点鎖線で示すように、膨出部80とストッパ14とが当接する。この構成では、先端壁83が上述したように傾斜して設けられているため、膨出部80とストッパ14との当接時、またはこれらが当接した後に、膨出部80の先端壁83が、ストッパ14の周面16と面接触しやすくなる。こうした構成によっても、パッド40の変位を制限しつつ、ヒンジ部30に作用する荷重を低減することはできる。
・膨出部47を収容穴44の開口から底面45まで断続的に設けるようにしてもよい。また、膨出部47を収容穴44の開口から底面45までの間で一部分にのみ設けるようにしてもよい。
・膨出部47を収容穴44の周面46に1つだけ設けた例を示したが、膨出部47を周面46に複数設けるようにしてもよい。また、膨出部47は設けなくてもよい。
・ストッパ14の周面16に膨出部を設けるようにしてもよい。こうした場合には、例えば図8に示す構成を採用することができる。
図8に実線で示すように、ストッパ14の周面16のうち短手方向における一端部(図8の左端部)には、該周面16から膨出した膨出部85が設けられている。膨出部85は、先端が先細り形状であり、該先端ほど断面積が小さくなる形状をなしている。膨出部85には、肉抜き穴18と同様に、本体部17の先端面15からストッパ14の突出方向に凹む肉抜き穴86が形成されている。こうした構成であっても、図8に二点鎖線で示すように、パッド40が短手方向に変位すると、収容穴44の周面46とストッパ14に設けられた膨出部85とが当接し、これら収容穴44及び膨出部85の協働によってパッド40の変位が制限される。
・ストッパ14に肉抜き穴18,86を設けなくてもよい。
・パッド40に第1制限部として凸状のストッパを設け、このストッパが挿通可能な収容穴を台座10に設けるようにしてもよい。こうした構成としては、例えば図9及び図10に示す構成を採用することができる。
図9に示すように、パッド40の裏面41Aには、該裏面41Aから突出した四角柱状のストッパ90が設けられている。図10に示すように、台座10には、支持板11の上面から突出した四角筒状の収容壁91が設けられ、該収容壁91の内部92にはストッパ90が挿通可能である。すなわち、収容壁91によって台座10には、ストッパ90を収容可能な収容穴が設けられている。こうした構成では、パッド40が台座10に組み付けられると、パッド40の裏面41Aに設けられたストッパ90が台座10に設けられた収容壁91の内部92に挿通可能になる。こうした構成によっても、パッド40が短手方向に変位したときにストッパ90が収容壁91の内周面に当接するため、パッド40の変位を制限しつつ、ヒンジ部30に作用する荷重を低減することができる。
・第1制限部及び第2制限部の双方を、凸状のストッパから構成するようにしてもよい。こうした構成としては、例えば図11及び図12に示す構成を採用することができる。
図11に示すように、パッド40の裏面41Aには、第1制限部として、該裏面41Aから突出し、短手方向に所定距離離間して互いに対向する一対の第1ストッパ95が設けられている。図12に示すように、台座10の支持板11の上面には、第2制限部として、該上面から突出した凸状の第2ストッパ96が設けられている。一対の第1ストッパ95の間の距離は、第2ストッパ96が挿通可能な長さに設定されている。こうした構成では、台座10にパッド40が組み付けられると、第1ストッパ95の間に第2ストッパ96が配置され、第2ストッパ96の短手方向における側面と第1ストッパ95の側面とが対向する。そのため、パッド40が台座10に組み付けられた状態で、パッド40が短手方向に変位すると、第2ストッパ96が第1ストッパ95の一方に当接する。そのため、パッド40の変位を制限しつつ、ヒンジ部30に作用する荷重を低減することができる。
・収容穴44の周面46とストッパ14の周面16とがそれぞれ離間している例を示したが、こうした構成を変更してもよい。例えば、収容穴44の短手方向における両側面と、ストッパ14の短手方向における両側面とのうち、短手方向におけるいずれか一方の側面同士を常に当接させる構成を採用してもよい。また、短手方向における両端部において、収容穴44とストッパ14との側面同士を常に当接させる構成を採用してもよい。
・ストッパ14の形状は、上述したものに限られない。例えば、四角柱以外の角柱や円柱形状であってもよい。
・収容穴44をパッド40の長手方向において下端部以外の部分、例えば上端部等に設けてもよい。
・車体に固定される基材部として、台座10及びハウジング20とは異なる部材を新たに設け、該部材に第2制限部、例えばストッパや収容穴を設けるようにしてもよい。
・保持部42の形状は、適宜変更が可能である。例えば、パッド40の短手方向に延びる半円筒状に形成し、断面を半円状にしてもよい。また、断面多角形状の角筒状に形成してもよい。
・保持部42は省略してもよい。この場合には、例えば、パッド40の踏み板41に短手方向の側方に開口した貫通孔を形成すればよい。この場合には、貫通孔は、アーム50が摺動可能なように長手方向に所定の長さ延びていればよい。
・アーム50を車体に当接させることにより、パッド40の車両前方への回動範囲を規制するようにしたが、パッド40の回動範囲の規制態様は変更してもよい。例えば、アーム50の上端部をハウジング20の箱部21の壁面に当接させることにより、パッド40の回動範囲を規制するようにしてもよい。また、ストッパ14の先端面15を、収容穴44の底面45に当接させたり、パッド40の裏面41Aや台座10の支持板11の上面に当接させたりすることにより、アーム50の回動範囲を規制するようにしてもよい。
・ハウジング20に配設したばね24によってアーム50及びパッド40を車両後方へ付勢するようにしていたが、この構成は適宜変更することができる。例えば、車体とアーム50との間にばねを配設したり、回動軸22を図4における反時計回りに回転させるように付勢するばねを配設したりしてもよい。また、ばねではなく他の弾性部材を採用してもよい。
・車両用ペダル装置は、アクセルペダルに限られない。例えば、同様の構成をブレーキペダルに適用することもできる。
10…台座、11…支持板、12…ボルト孔、13…係止溝、13A…開口部、14…ストッパ(第2制限部)、15…先端面、16…周面、17…本体部、18…肉抜き穴、20…ハウジング、21…箱部、22…回動軸、23…回転角センサ、24…ばね、30…ヒンジ部、31…ヒンジ、32…係止片、33…接続部、34…土台部、40…パッド、41…踏み板、41A…裏面、42…保持部、42A…対向壁、42B…側壁、43…貫通孔、44…収容穴(第1制限部)、45…底面、46…周面、47…膨出部、48…傾斜面、50…アーム、51…挿通部、52…連結部、70…ボルト、71…ナット、80…膨出部、81…上壁、82…下壁、83…先端壁、85…膨出部、86…肉抜き穴、90…ストッパ、91…収容壁、92…内部、95…第1ストッパ、96…第2ストッパ。

Claims (4)

  1. 車体に固定される基材部と、
    前記基材部に支持されているヒンジ部と、
    長方形板状に構成され、長手方向の下端部が前記ヒンジ部によって回動可能に支持されているパッドと、
    前記基材部に支持されて前記パッドの回動に追従するアームと
    を備える車両用ペダル装置であって、
    前記パッドには第1制限部が設けられ、前記基材部には第2制限部が設けられ、
    前記第1制限部と第2制限部とは、互いに協働することによって、前記パッドにおける前記パッドの短手方向への変位を制限する車両用ペダル装置。
  2. 前記第1制限部及び前記第2制限部のうち一方は、前記パッドの回動方向に延びる収容穴であり、前記第1制限部及び前記第2制限部のうち他方は、前記回動方向に延びて前記収容穴に挿通可能に構成されている凸状のストッパである
    請求項1に記載の車両用ペダル装置。
  3. 前記収容穴及び前記ストッパのうち一方の周面は、該周面から膨出した膨出部を有し、該膨出部は先端ほど断面積が小さくなる形状をなしている
    請求項2に記載の車両用ペダル装置。
  4. 前記パッドが前記短手方向を中心として回動する際の回動量がゼロとなる前記パッドの位置を初期位置としたとき、前記ストッパの先端は、前記パッドが前記初期位置にあるときに前記収容穴内に位置する
    請求項2または3に記載の車両用ペダル装置。
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