JP6229632B2 - 熱間圧延の圧延順序決定システムおよび圧延順序決定方法 - Google Patents

熱間圧延の圧延順序決定システムおよび圧延順序決定方法 Download PDF

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本発明は、製鋼プロセスと熱間圧延プロセスとの同期操業に際し、高温鋳片を一旦仮置きして保熱するための仮置き保熱ピット(以下、略して保熱ピットとも云う)を利用することで、圧延制約のために高温装入用の加熱炉に直接装入できない鋳片の保熱による放熱ロスの抑止と、保熱ピットに仮置きされ保熱された鋳片をも高温装入用の加熱炉へ装入する鋳片として選択可能にすることによる差し合い本数の向上を実現した、燃料原単位改善を達成する熱間圧延の圧延順序決定システムおよび圧延順序決定方法に関するものである。
製鋼プロセスで鋳造された鋳片(スラブ)の多くは一旦鋳片を放冷したまま保管するヤード(以下、略して鋳片放冷ヤードまたはヤードと云う)に保管され、この間放冷され、その後、圧延加工できる温度まで加熱炉で再加熱してから圧延されるが、一部の鋳片はヤードを経由しない直送材として高温のまま専用の加熱炉に直送され圧延される。このようなヤード材(非直送材)と直送材を混在させた操業は差し合い操業と呼ばれ、製造能率の向上だけでなく、放熱抑止による省エネルギーの観点からも有用である。
ただし、圧延プロセスにおける鋳片の圧延順序には鋳片の鋼種、厚み、温度などに関する多岐に亘る制約があり、それを満足しつつ、高い圧延能率を達成できるように圧延スケジュールを決定する技術が求められている。特許文献1は直送スラブと非直送スラブの圧延順序を決定する方法で、圧延能率の評価関数と板厚・幅変動の評価関数を定義して、その総和を最適化する圧延順序スケジュール方法が記載されている。また、特許文献2は、高温装入用加熱炉に直接装入される高温装入鋳片と、一旦置場(鋳片放冷ヤード)に載置され放冷されて、加熱炉装入順序を調整した後、通常温度装入用加熱炉に装入される鋳片について、これらの差し合い操業時の圧延順序を決定するシステムであり、圧延機等の処理能力を記憶する能率計算マスタと各種の圧延制約条件を記憶する圧延制約マスタを有し、それらの構文解析によって圧延順序を決定する手法が記載されている。
特開2009−274096号公報 特許第5403196号公報
一方、連続鋳造からの直送材が圧延制約条件を満たさない場合、高温鋳片を保熱したまま仮置きする保熱ピットを用いると、放熱ロスを抑止できるとともに、高温装入用加熱炉への装入順序を調整可能となる。
しかしながら、従来の特許文献1、2の方法またはシステムでは、高温鋳片専用の仮置き保熱ピットが考慮されていないため、保熱ピット内高温鋳片が圧延順序に含まれることが無い。したがって、圧延制約条件を満たさない直送材は保熱ピット内に溜まり続けてしまい、保熱ピットが満杯になった場合には、鋳片放冷ヤードに返却され放冷されることになり、圧延に使用するには所定温度まで再び加熱する必要が生じて多大な放熱ロスが発生する。
前記仮置き保熱ピットが満杯になるのを防ぐためには、オペレータ判断で保熱ピット内の高温鋳片を搬出して高温装入用の加熱炉に装入し圧延することが求められるが、従来は、特許文献1、2に記載されるように、保熱ピット内の高温鋳片を対象とせずに圧延能率・圧延制約条件を確認して圧延順序を決定しているため、オペレータ判断で保熱ピット内の鋳片を高温装入用加熱炉に装入すると、圧延能率の低下や圧延制約条件の違反による圧延トラブルを誘発する虞がある。
そこで、本発明は、仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された高温鋳片をも高温装入用の加熱炉へ装入する鋳片として自動選択を可能にする熱間圧延の圧延順序決定システムおよび圧延順序決定方法を提供することを課題とした。
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段をとったものである。すなわち、
[1] 連続鋳造機による製鋼プロセスと、複数の加熱炉を有し、一つの加熱炉からはシーケンシャルに鋳片を取り出して熱間圧延機で熱間圧延する圧延プロセスとの同期操業に際し、前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された後に前記高温装入用の加熱炉に装入される高温装入鋳片Bと、前記連続鋳造機から抽出され鋳片放冷ヤードに載置され放冷された後に通常温度装入用の加熱炉に装入される通常温度装入鋳片Cとを差し合いながら前記熱間圧延機で熱間圧延する差し合い操業時の圧延順序決定システムであって、
前記差し合い操業中に、前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された後に高温装入用の加熱炉に装入される高温装入鋳片Bとのどちらを前記高温装入用の加熱炉に装入すべきか判定する加熱・圧延順序判定手段と、
前記加熱・圧延順序判定後の前記差し合い操業時の圧延スケジュールが所定の制約条件を充足するか否かを判定する圧延制約判定手段と、
前記圧延制約条件を充足する圧延スケジュールに基づいて圧延プロセスを制御する圧延制御手段と、
を備えたことを特徴とする熱間圧延の圧延順序決定システム。
[2] 前記加熱・圧延順序判定手段は、先に高温装入用の加熱炉に装入済みの高温装入鋳片Dの差し合い位置を決定しておき、続いて、未装入の前記高温装入予定鋳片AまたはBの差し合い位置を決定する際に、
前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される予定の高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱されている高温装入鋳片Bとの両方を差し合いの候補とし、差し合い本数が多い方を採用して、高温装入用の加熱炉に装入するものとすることを特徴とする[1]に記載の熱間圧延の圧延順序決定システム。
[3] 連続鋳造機による製鋼プロセスと、複数の加熱炉を有し一つの加熱炉からはシーケンシャルに鋳片を取り出して熱間圧延機で熱間圧延する圧延プロセスとの同期操業に際し、前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された後に前記高温装入用の加熱炉に装入される高温装入鋳片Bと、前記連続鋳造機から抽出され鋳片放冷ヤードに載置され放冷された後に通常温度装入用の加熱炉に装入される通常温度装入鋳片Cとを差し合いながら前記熱間圧延機で熱間圧延する差し合い操業時の圧延順序決定方法であって、
前記差し合い操業中に、前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された後に高温装入用の加熱炉に装入される高温装入鋳片Bとのどちらを前記高温装入用の加熱炉に装入すべきか判定する加熱・圧延順序判定工程と、
前記加熱・圧延順序判定後の前記差し合い操業時の圧延スケジュールが所定の圧延制約条件を充足するか否かを判定する圧延制約判定工程と、
前記圧延条件を充足する圧延スケジュールに基づいて圧延プロセスを制御する圧延制御工程と、
を有することを特徴とする熱間圧延の圧延順序決定方法。
[4] 前記加熱・圧延順序判定工程は、先に高温装入用の加熱炉に装入済みの高温装入鋳片Dの差し合い位置を決定しておき、続いて、未装入の前記高温装入予定鋳片AまたはBの差し合い位置を決定する際に、
前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される予定の高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱されている高温装入鋳片Bとの両方を差し合いの候補とし、差し合い本数が多い方を採用して、高温装入用の加熱炉に装入するものとすることを特徴とする[3]に記載の熱間圧延の圧延順序決定方法。
本発明では、一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された後に高温装入用の加熱炉に装入される高温装入鋳片Bも圧延順序決定システムの対象とする。したがって、圧延能率の低下や圧延制約条件の違反なく保熱ピット内の高温鋳片を搬出させることができ、保熱ピット満杯時の鋳片放冷ヤードへの返却および放冷による放熱も防止できる。
また、保熱ピット内の高温鋳片も圧延順序決定の候補となり、圧延順序決定における差し合い材の量が拡大されることで、差し合い本数の増大による燃料原単位の改善も期待される。
本発明を適用する製造ラインの一例を示す概略図である。 本発明に係る圧延順序決定システムの一例を示すブロック図である。 本発明に係る圧延順序決定方法の一例を示すフロー図である。 本発明例と従来例とで、圧延順序実績を比較したグラフである。
まず、本発明を適用する製造ラインについて、一例を示す概略図である図1を参照して説明する。連続鋳造機1で溶鋼から鋳造して得られる鋳片(スラブ)は、熱間圧延機2で圧延加工される前に、加熱炉5にて加熱される。このとき、置場である鋳片放冷ヤード3に一時保管され、通常温度装入用加熱炉51または52に装入される鋳片の搬送ルートと、鋳片放冷ヤード3を経由せずに直接高温装入用加熱炉53に装入される鋳片の搬送ルートとがある。前者を通る鋳片を非直送材(ヤード材)、後者を通る鋳片を直送材と呼び、非直送材を母体として直送材を差し合う操業が基本となる。また、直送材の搬送ルートの途中には高温鋳片専用の仮置き保熱ピット4があり、連続鋳造機の後にすぐには高温装入用加熱炉53に装入しない鋳片を保熱したまま仮置きすることができる。これにより、高温装入用加熱炉満杯時にも鋳片を高温のまま仮置きし、連続鋳造機からの到着順とは異なる順で、高温のままの鋳片を高温装入用加熱炉に装入することが可能となる。その結果、鋳片放冷ヤードで鋳片を放冷することを抑制できる。
つぎに、本発明に係る圧延順序決定システムについて、一例を示すブロック図である図2を参照して説明する。圧延順序決定システムは、加熱計算機6に搭載される。加熱計算機6は圧延スケジュールの計算に当たって、圧延能率が低下するか否かを判定するために圧延時間の情報が必要となるため、圧延計算機7と接続され、また、将来の直送材となる未鋳造スラブの到着予定時刻等が必要となるため、鋳造計算機8とも接続される。決定された圧延順序にしたがって、加熱計算機6は加熱炉入側の鋳片搬送設備の搬送(鋳片放冷ヤードからの搬送・装入、仮置き保熱ピットからの搬出など)を設定し、それが設備各々のPLC(programmable logic controller)9にインターフェースされ、鋳片が自動搬送される。
また、図3は、本発明に係る圧延順序決定システムによる圧延順序決定方法の一例を示すフローである。
「<<1>>情報編集」では、加熱炉未装入材の加熱炉装入予定温度計算など差し合い操業の判定に必要な情報を計算・編集し、「<<2>>情報入力」で「<<3>>差し合い判定」に渡す。差し合い判定では、差し合い材(高温装入用加熱炉で加熱した鋳片)が加熱完了するか否か確認する「在炉時間判定」、決定した圧延順序が圧延制約条件を満たすか確認する「圧延制約判定」、通常温度装入用加熱炉から抽出される鋳片の圧延間隔(余裕時間)に高温装入用加熱炉から抽出される差し合い材の圧延時間が嵌るか確認する「余裕時間判定」を実行して圧延順序を決定する。本差し合い判定は、(1)高温装入用加熱炉装入済みの加熱中の鋳片、(2)高温装入用加熱炉に未装入の鋳片、の順に実行されるが、後者は搬送モード(直送モード:未装入の鋳片として直送材を選択、仮置きモード:保熱ピット材を選択、自動モード:両方)によって処理が分かれる。自動モードの場合、直送材と仮置き保熱ピット材の両方を候補として差し合い判定を実行し、「結果選択」にて高温装入用加熱炉へ装入する鋳片の本数の多い方を採用させることができ、当自動モード処理により、仮置き保熱ピットを考慮した圧延順序決定が可能となる。そして、「<<4>>結果出力」にて、決定した圧延順序と、その圧延順序を実現するための未鋳造材の搬送先(高温装入用加熱炉への直送材とするか、仮置き保熱ピットに搬入するか)を出力する。
上述した実施形態で実施した本発明例について、図4を参照して説明する。
図4は、本発明の実施例と従来例とで、圧延順序実績を比較して示す棒グラフである。縦軸は各鋳片を熱間圧延した後の鋼帯の幅であり、横軸は鋳片の圧延順序である。通常温度装入用加熱炉からの鋳片を白抜き四角、高温装入用加熱炉へ直送された鋳片を黒塗り四角、保熱ピット経由で高温装入用加熱炉へ装入された鋳片を斜線入り四角で示す。
上段(a)は、オペレータによる圧延順序決定結果の一例である。73本の差し合いを実施しているが、この間に仮置き保熱ピット材は選択できていない。なお、この間に保熱ピット満杯による鋳片放冷ヤードへの鋳片搬送が計3回発生した。
それに対して、下段(b)は本発明の一例であり、圧延順序決定システムで行った結果、差し合い本数73本と従来例と同等でありながら、仮置き保熱ピット材を11本選択できている。なお、この間に保熱ピット満杯による鋳片放冷ヤードへの鋳片搬送は発生しなかった。したがって、圧延能率を低下させることが無く、仮置き保熱ピット材の差し合いも含めた圧延順序を自動決定できた。
1 連続鋳造機
2 熱間圧延機
3 鋳片放冷ヤード
4 仮置き保熱ピット
5 加熱炉
51 通常温度装入用加熱炉
52 通常温度装入用加熱炉
53 高温装入用加熱炉
6 加熱計算機
7 圧延計算機
8 鋳造計算機
9 PLC

Claims (2)

  1. 連続鋳造機による製鋼プロセスと、複数の加熱炉を有し一つの加熱炉からはシーケンシャルに鋳片を取り出して熱間圧延機で熱間圧延する圧延プロセスとの同期操業に際し、前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された後に前記高温装入用の加熱炉に装入される高温装入鋳片Bと、前記連続鋳造機から抽出され鋳片放冷ヤードに載置され放冷された後に通常温度装入用の加熱炉に装入される通常温度装入鋳片Cとを差し合いながら前記熱間圧延機で熱間圧延する差し合い操業時の圧延順序決定システムであって、
    前記差し合い操業中に、前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された後に高温装入用の加熱炉に装入される高温装入鋳片Bとのどちらを前記高温装入用の加熱炉に装入すべきか判定する加熱・圧延順序判定手段と、前記加熱・圧延順序判定後の前記差し合い操業時の圧延スケジュールが所定の圧延制約条件を充足するか否かを判定する圧延制約判定手段と、
    前記圧延制約条件を充足する圧延スケジュールに基づいて圧延プロセスを制御する圧延制御手段と、
    を備え、
    前記加熱・圧延順序判定手段は、先に高温装入用の加熱炉に装入済みの高温装入鋳片Dの圧延順序を決定しておき、続いて、未装入の前記高温装入鋳片AまたはBの圧延順序を決定する際に、
    前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される予定の高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱されている高温装入鋳片Bとの両方を差し合いの候補とし、差し合い本数が多い方を採用して、高温装入用の加熱炉に装入するものとすることを特徴とする熱間圧延の圧延順序決定システム。
  2. 連続鋳造機による製鋼プロセスと、複数の加熱炉を有し一つの加熱炉からはシーケンシャルに鋳片を取り出して熱間圧延機で熱間圧延する圧延プロセスとの同期操業に際し、前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された後に前記高温装入用の加熱炉に装入される高温装入鋳片Bと、前記連続鋳造機から抽出され鋳片放冷ヤードに載置され放冷された後に通常温度装入用の加熱炉に装入される通常温度装入鋳片Cとを差し合いながら前記熱間圧延機で熱間圧延する差し合い操業時の圧延順序決定方法であって、
    前記差し合い操業中に、前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱された後に高温装入用の加熱炉に装入される高温装入鋳片Bとのどちらを前記高温装入用の加熱炉に装入すべきか判定する加熱・圧延順序判定工程と、
    前記加熱・圧延順序判定後の前記差し合い操業時の圧延スケジュールが所定の圧延制約条件を充足するか否かを判定する圧延制約判定工程と、
    前記圧延制約条件を充足する圧延スケジュールに基づいて圧延プロセスを制御する圧延制御工程と、
    を有し、
    前記加熱・圧延順序判定工程は、先に高温装入用の加熱炉に装入済みの高温装入鋳片Dの圧延順序を決定しておき、続いて、未装入の前記高温装入鋳片AまたはBの圧延順序を決定する際に、
    前記連続鋳造機から抽出され高温装入用の加熱炉に直接装入される予定の高温装入鋳片Aと、前記連続鋳造機から抽出され一旦高温鋳片専用の仮置き保熱ピットに仮置きされ保熱されている高温装入鋳片Bとの両方を差し合いの候補とし、差し合い本数が多い方を採用して、高温装入用の加熱炉に装入するものとすることを特徴とする熱間圧延の圧延順序決定方法。

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