JP6229517B2 - 画像形成システム、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像形成装置を備える画像形成システム、およびそれに関連する技術に関する。
画像形成装置を外部端末(遠隔操作装置)によって操作する技術が存在する。
たとえば、特許文献1においては、画像形成装置から外部端末へと操作画面データ自体(ビットマップ画像データ等)をそのまま送信して当該操作画面を外部端末の表示部に表示するとともに、当該操作画面内での操作位置情報(押下位置情報等)を送受信して操作画面内における操作入力を受け付ける技術が示されている。いわゆるリモート接続による遠隔操作技術である。
また、携帯端末において、予めインストールされているインプットメソッドエディタ(IME:Input Method Editor)(以下、単にIMEとも称する)を用いて、文字を入力する技術が存在する。
特開平05−122424号公報
たとえば上記特許文献1に記載の技術等を用いて画像形成装置を外部端末により操作する際において、文字の入力操作を行う場合には、外部端末にインストールされたIMEを利用することが考えられる。
ところで、画像形成装置と外部端末とでは、利用可能な文字が互いに異なっていることがある。具体的には、外部端末にインストールされたIMEによる変換結果として出力される文字の中には、画像形成装置では利用不可能な文字(たとえば、漢字の異体字等)が含まれることが生じ得る。
しかしながら、特許文献1に記載の技術において、このようなIMEによる変換結果がそのまま画像形成装置に送信されて確定されるときには、画像形成装置は、当該変換結果を含む文字列を適切に表示することができない。
そこで、この発明は、遠隔操作装置を利用して画像形成装置に対する文字入力を行うに際して、画像形成装置で利用可能な文字を適切に入力することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像形成システムであって、画像形成装置と、前記画像形成装置を遠隔操作する遠隔操作装置と、を備え、前記遠隔操作装置は、ユーザによる文字入力を受け付ける文字入力手段と、前記文字入力手段により入力された入力文字列の情報であって前記入力文字列の各文字の文字コードを含む情報である入力文字列情報を前記画像形成装置に送信する通信手段と、を有し、前記画像形成装置は、前記遠隔操作装置から前記入力文字列情報を受信する受信手段と、前記入力文字列情報に基づき前記入力文字列を認識するとともに、前記入力文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を取得する取得手段と、前記変換候補に関する情報である変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信する送信手段と、を有し、前記遠隔操作装置は、前記画像形成装置から送信されてきた前記変換候補情報を表示する表示手段、をさらに有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像形成システムにおいて、前記受信手段は、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果をも受信し、前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれるか否かを判定し、前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記入力文字列に関する前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る画像形成システムにおいて、前記受信手段は、前記入力文字列情報に加えて、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果をも受信し、前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、予め受信されている前記入力文字列に関して前記変換候補情報を取得し、前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2の発明に係る画像形成システムにおいて、前記受信手段は、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果を、前記入力文字列情報に先立って受信し、前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記入力文字列の送信要求を前記遠隔操作装置に送信し、前記取得手段は、前記送信要求に応じて前記遠隔操作装置から送信されてきた前記入力文字列に関して前記変換候補情報を取得し、前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかの発明に係る画像形成システムにおいて、前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記画像形成装置にて利用不可能な文字を前記変換結果の中から特定し、当該特定された文字の情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明に係る画像形成システムにおいて、前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記画像形成装置にて利用不可能な文字に対応する一部の変換前文字列を前記入力文字列の中から特定し、当該特定された前記一部の変換前文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を前記入力文字列に関する前記変換候補情報として取得し、前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る画像形成システムにおいて、前記送信手段は、前記入力文字列に関する前記変換候補を示す画面の画像データを前記変換候補情報として前記遠隔操作装置に送信し、前記遠隔操作装置は、前記画像データに基づく画面を表示することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る画像形成システムにおいて、前記送信手段は、前記入力文字列に関する前記変換候補を示すリスト情報を前記変換候補情報として前記遠隔操作装置に送信し、前記遠隔操作装置は、前記リスト情報に基づく画像データを生成し、当該画像データに基づく画面を表示することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかの発明に係る画像形成システムにおいて、前記取得手段は、前記画像形成装置に内蔵されるIMEを用いて前記変換候補を決定し、前記変換候補に関する前記変換候補情報を取得することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかの発明に係る画像形成システムにおいて、前記取得手段は、前記画像形成装置に登録される登録情報に基づき、前記入力文字列を含む登録語を、前記入力文字列を補完する変換候補として決定し、前記変換候補に関する前記変換候補情報を取得することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかの発明に係る画像形成システムにおいて、前記画像形成システムは、前記画像形成装置および前記遠隔操作装置とは別の外部装置、をさらに備え、前記外部装置は、前記画像形成装置にて利用可能な文字に関する情報を有し、前記入力文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字のみで構成される変換候補を決定して、前記変換候補に関する前記変換候補情報を前記画像形成装置に送信し、前記画像形成装置の前記取得手段は、前記外部装置から送信されてきた前記変換候補情報を取得することを特徴とする画像形成システム。
請求項12の発明は、遠隔操作装置による遠隔操作が可能な画像形成装置であって、前記遠隔操作装置にてユーザにより入力された入力文字列の情報であって前記入力文字列の各文字の文字コードを含む情報である入力文字列情報を受信する受信手段と、前記入力文字列情報に基づき前記入力文字列を認識するとともに、前記入力文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を取得する取得手段と、前記変換候補に関する情報である変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12の発明に係る画像形成装置において、前記受信手段は、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果をも受信し、前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれるか否かを判定し、前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記入力文字列に関する前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項13の発明に係る画像形成装置において、前記受信手段は、前記入力文字列情報に加えて、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果をも受信し、前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、予め受信されている前記入力文字列に関して前記変換候補情報を取得し、前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項13の発明に係る画像形成装置において、前記受信手段は、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果を、前記入力文字列情報に先立って受信し、前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記入力文字列の送信要求を前記遠隔操作装置に送信し、前記取得手段は、前記送信要求に応じて前記遠隔操作装置から送信されてきた前記入力文字列に関して前記変換候補情報を取得し、前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項13ないし請求項15のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記画像形成装置にて利用不可能な文字を前記変換結果の中から特定し、当該特定された文字の情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項16の発明に係る画像形成装置において、前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記画像形成装置にて利用不可能な文字に対応する一部の変換前文字列を前記入力文字列の中から特定し、当該特定された前記一部の変換前文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を前記入力文字列に関する前記変換候補情報として取得し、前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項12ないし請求項17のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記送信手段は、前記入力文字列に関する前記変換候補を示す画面の画像データを前記変換候補情報として前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項12ないし請求項17のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記送信手段は、前記入力文字列に関する前記変換候補を示すリスト情報を前記変換候補情報として前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項12ないし請求項19のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記取得手段は、前記画像形成装置に内蔵されるIMEを用いて前記変換候補を決定し、前記変換候補に関する前記変換候補情報を取得することを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項12ないし請求項20のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記取得手段は、前記画像形成装置に登録される登録情報に基づき、前記入力文字列を含む登録語を、前記入力文字列を補完する変換候補として決定し、前記変換候補に関する前記変換候補情報を取得することを特徴とする。
請求項22の発明は、遠隔操作装置による遠隔操作が可能な画像形成装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記遠隔操作装置にてユーザにより入力された入力文字列の情報であって前記入力文字列の各文字の文字コードを含む情報である入力文字列情報を受信するステップと、b)前記入力文字列情報に基づき前記入力文字列を認識するとともに、前記入力文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を取得するステップと、c)前記変換候補に関する情報である変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1ないし請求項22に記載の発明によれば、遠隔操作装置を利用して画像形成装置を遠隔操作する際に、遠隔操作装置を用いて文字を適切に入力することが可能である。
画像形成システムを示す図である。 画像形成装置の機能ブロックを示す図である。 外部端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係るMFPの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る外部端末の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る画像形成システムにおける動作例を示すタイミングチャートである。 外部端末の操作画面を示す図である。 外部端末の操作画面を示す図である。 変換候補の表示例を示す図である。 変換結果の表示例を示す図である。 変換候補の別の表示例を示す図である。 第2実施形態に係るMFPの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る外部端末の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る画像形成システムにおける動作例を示すタイミングチャートである。 第3実施形態に係るMFPの動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る外部端末の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る画像形成システムにおける動作例を示すタイミングチャートである。 第4実施形態に係るMFPの動作を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る外部端末の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る画像形成システムにおける動作例を示すタイミングチャートである。 第4実施形態に係る変換候補の表示例を示す図である。 変形例に係る操作画面を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、本発明に係る画像形成システム1を示す図である。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置10と外部端末50とを備える。
画像形成装置10と外部端末50とは、ネットワーク(通信ネットワーク)108を介して互いに接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、ネットワーク108に対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。たとえば、画像形成装置10はネットワーク108に対して有線接続され、外部端末50はネットワーク108に対して無線接続される。
画像形成システム1においては、画像形成装置10に対する各種の操作を外部端末50を用いて行うことが可能である。すなわち、外部端末50は、画像形成装置10を遠隔操作することが可能である。なお、この画像形成システム1は、画像形成装置10の遠隔操作を行う遠隔操作システムなどとも表現される。
<1−2.画像形成装置の構成>
図2は、画像形成装置10の機能ブロックを示す図である。ここでは、画像形成装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。図2においては、MFP10の機能ブロックが示されている。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像ないしスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(たとえば、外部端末50)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。格納部5は、各操作画面の画像データ等を記憶する。格納部5には、各ユーザ向けに複数のボックス(フォルダ)が設けられ、各ボックスには、電子文書データ(文書ファイル)等が格納される。また、格納部5には、MFP10にて利用可能な文字(「利用可能文字」とも称する)に関する情報(詳細には、全ての「利用可能文字」の文字コードリスト等)もが格納されている。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
たとえば、タッチパネル25においては、メニュー画像(ボタン画像等を含む)が表示される。操作者は、タッチパネル25内に仮想的に配置されるボタン(ボタン画像で表現されるボタン)を押下することによって、MFP10の各種動作内容を設定することなどが可能である。
なお、後述するように、外部端末50のタッチパネル75(図1参照)においては、MFP10のタッチパネル25に表示される操作画面と同様の画面が表示される。外部端末50のタッチパネル75に表示された操作画面を用いることにより、MFP10のタッチパネル25に表示された操作画面を用いる操作と同様の操作が実現される。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体、あるいはネットワーク108等を介してMFP10にインストールされてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、上記のプログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と画面遷移制御部14と変換候補取得部15とを含む各種の処理部を実現する。
入力制御部12は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部12は、タッチパネル25に表示された操作画面に対する操作入力を受け付ける動作を制御する。
表示制御部13は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部13は、MFP10を操作するための操作画面(遠隔操作画面)200等をタッチパネル25に表示させる。
通信制御部11は、他の装置(外部端末50等)との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。通信制御部11は、各種データの送信動作を制御する送信制御部と各種データの受信動作を制御する受信制御部とを有する。
通信制御部11は、外部端末50における操作画面(遠隔操作画面とも称する)200(詳細には210等)(図8等参照)の表示用画像(詳細にはそのデータ)等を外部端末50に送信する。また、通信制御部11は、外部端末50に表示された操作画面200に対する操作者からの操作入力に関する情報である操作入力情報を外部端末50から受信する。さらに、通信制御部11は、外部端末50におけるIME(文字入力手段とも称される)により入力された文字列を受信するとともに、当該文字列に関する変換候補に関する情報(変換候補情報(後述))を外部端末50に送信する。なお、外部端末50では、当該文字列に関する変換候補が変換候補情報に基づいて表示され、当該変換候補の中から最終的な変換結果がユーザにより選択される。
画面遷移制御部14は、操作画面に関する画面遷移内容を判定して制御する制御部であり、画面遷移制御部とも称される。画面遷移制御部14は、たとえば、外部端末50から送信されてきた操作入力情報(操作入力位置の座標値等)に基づいて、外部端末50における操作入力の内容を判定し、当該操作入力の内容に基づく遷移先の画面等を判定する。また、画面遷移制御部14は、当該操作入力が文字入力画面の表示指示であるか否か等を判定し、IME起動指令を外部端末50に送信すべきか否か等をも判定する。
変換候補取得部15は、外部端末50のIMEによって入力された入力文字列に関する変換候補情報を取得する処理部である。第1実施形態では、変換候補取得部15は、外部端末50のIMEによって入力された入力文字列の変換候補を、MFP10に内蔵された利用可能文字情報(MFP10にて利用可能な文字に関する情報)に基づいて決定する。また、変換候補取得部15は、文字列の変換候補の一覧表示画面等をも生成する。
<1−3.外部端末の構成>
次に外部端末(遠隔操作装置とも称する)50の構成について説明する。
外部端末50は、MFP10との間でのネットワーク通信が可能な情報入出力端末装置(情報端末)である。ここでは、外部端末50として、パーソナルコンピュータを例示する。ただし、これに限定されず、外部端末50は、タブレット型端末、あるいは、スマートフォンなどであってもよい。外部端末は、携帯式の装置(携帯情報端末等)であってもよく、あるいは、据置型の装置であってもよい。
図3は、外部端末50の概略構成を示す機能ブロック図である。
外部端末50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56およびコントローラ59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、外部端末50は、所望の相手先(MFP10等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部54は、各種データを送信する送信部54aと各種データを受信する受信部54bとを有する。たとえば、受信部54bは、操作画面(遠隔操作用の操作画面)の表示用画像(詳細にはその画像データ)等をMFP10から受信し、送信部54aは、タッチパネル75に表示された操作画面に対する操作入力の情報(タッチ座標情報等)をMFP10に送信する。また、送信部54aは、外部端末50のIME(後述)を用いて入力された文字情報(テキスト情報)等を、MFP10に送信する。
格納部55は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。格納部55には、MFP10から送信されてきた各種の画像データが一時的に格納される。たとえば、操作画面の表示用画像の画像データ等が一時的に格納される。
操作部56は、外部端末50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。この外部端末50においては、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成されたタッチパネル75(図1参照)が設けられている。このタッチパネル75は、操作入力部56aの一部としても機能するとともに、表示部56bの一部としても機能する。
タッチパネル75には、タッチパネル25の操作画面と同様の画面210(図8等参照)を含む操作画面200が遠隔操作画面(MFP10を遠隔操作するための画面)として表示される。また、タッチパネル75は、当該遠隔操作画面等に対するタッチジェスチャ操作(タッチ操作とも称する)を受け付ける。
図3のコントローラ59は、外部端末50に内蔵され、外部端末50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体、あるいはネットワーク108等を介して外部端末50にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、外部端末50には、インプットメソッドエディタ(IME:Input Method Editor)が予めインストールされている。IMEは、操作ユーザによる文字入力を受け付ける処理等を行うソフトウエアであり、文字入力補助ソフトウエアなどとも表現される。IMEは、文字入力手段の1つである。
また、外部端末50には、遠隔操作用のプログラムもインストールされている。当該プログラムは、MFP10を遠隔操作するアプリケーションソフトウエアプログラムであり、遠隔操作に関する諸機能等を実現する。
具体的には、コントローラ59は、遠隔操作用のプログラム等の実行により、通信制御部61と入力制御部62と表示制御部63と座標変換部65とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、MFP10等との通信動作を制御する処理部である。たとえば、通信制御部61は、操作入力情報(タッチパネル75に表示された操作画面に対する操作者からの操作入力に関する情報)をMFP10に送信する。また、通信制御部61は、外部端末50における操作画面200(210等)の表示用画像を受信する。さらに、通信制御部61は、外部端末50のIME等により入力された文字列(詳細には、当該文字列に関する情報)をMFP10に送信し、当該文字列に関する変換候補(詳細には、当該変換候補に関する情報)をMFP10から受信する。
入力制御部62は、操作入力部56a(タッチパネル75等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部62は、遠隔操作画面200等に対するタッチ操作入力(文字入力等を含む)を受け付ける動作を制御する。また、入力制御部62は、遠隔操作画面200内のIME操作領域(221,222)(図8等参照)に対するタッチ操作入力(文字入力等を含む)を受け付ける動作をも制御する。
座標変換部65は、タッチパネル75における操作入力位置の座標値を、外部端末50のタッチパネル75における座標系の値から、MFP10のタッチパネル25における座標系の値へと変換する処理部である。なお、変換後の座標値は、操作入力の操作位置を示す位置情報(操作位置情報)として、通信制御部61等によってMFP10に送信される。
表示制御部63は、表示部56b(タッチパネル75等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部63は、MFP10を遠隔操作するための操作画面200(210,220)等をタッチパネル75に表示させる。また、IME等を用いた文字入力処理(文字変換処理)において、表示制御部63は、ユーザにより入力された文字列を表示する処理、およびMFP10から送信されてきた変換候補を表示する処理等を行う。
表示制御部63は、IME制御部64を有している。IME制御部64は、外部端末50にインストールされたIMEの動作を制御する。
<1−4.操作画面>
この画像形成システム1においては、MFP10のタッチパネル25に操作画面(不図示)が表示されるとともに、当該操作画面の画像データがMFP10から外部端末50に送信され、外部端末50のタッチパネル75に当該操作画面と同様の画面を含む操作画面(遠隔操作画面)200が表示される。タッチパネル75に表示された操作画面は、外観上、タッチパネル25に表示された操作画面と同様の画面を含む。
外部端末50の操作画面200は、基本的には、MFP10のタッチパネル25における操作画面を模した模擬画像の画像データ(模擬画像データとも称する)に基づいて表示される。模擬画像データは、たとえばビットマップ画像として構成される。
操作画面200は、パネル画像表示領域R1(図8の太枠で囲まれる領域)を有している。このパネル画像表示領域R1は、MFP10のタッチパネル25での表示画像と同様の画像を表示する領域である。パネル画像表示領域R1は、操作画面200内において比較的大きな面積を占めている。また、操作画面200は、パネル画像表示領域R1の外側において、MFP10の操作パネル部6cのハードウエアキーを模したキー画像(「スタート」、「ストップ」、...,「メニュー」、「ガイド」,...)、および文字入力欄221(後述)等を有している。
以下では、操作画面200として、文字入力画面212(210)を含む画面202(図8)がまず表示されている状況を想定する。
操作画面202は、文字入力を行うためのキーボード画面(文字入力画面)212を、パネル画像表示領域R1に有している。キーボード画面212内の各ボタン(キー)をユーザが押下すると、当該キーボード画面内の位置情報が外部端末50からMFP10に送信され、MFP10は、いずれのボタンが押下されたかを当該位置情報に基づいて認識する。
また、操作画面200(202)は、外部端末50のIMEによる文字入力欄(入力文字表示欄とも称する)221等をも有している。当該文字入力欄221等を用いることによって、ユーザは、キーボード画面212を用いない文字入力、具体的には外部端末50にインストールされたIMEを用いた文字入力を行うことが可能である。
文字入力欄221は、操作画面200内の右下寄りの場所において、パネル画像表示領域R1の外側に設けられている。文字入力欄221に入力カーソルを合わせた状態で、外部端末50のキーボード(ハードウエアキーボード等)を用いた文字入力が行われると、入力された文字列が文字入力欄221に表示される。また、文字入力欄221の下側には、文字入力欄221に入力された文字列等をMFP10に送信するための送信ボタン222が設けられている。
なお、この操作画面202は、たとえば、操作画面201(図7参照)内の登録名称欄322の押下等に応じて表示される。操作画面201は、パネル画像表示領域R1内の画像が異なる点で操作画面202と相違するが、その他の点で操作画面202と同様の構成を有する。
図7に示すように、操作画面201においては、パネル画像表示領域R1内に、「ボックス」の新規登録用の設定画面(ボックス新規登録用設定画面とも称する)211が表示されている。
設定画面211は、登録番号欄321、登録名称欄322、登録名ふりがな欄323、検索文字欄324を備えている。設定画面211は、各種のボタン311〜314,331,332等をも備えている。
ユーザは、各種の設定ボタン311〜314あるいは各種の文字列表示欄321〜324を押下することによって、各種の文字情報を入力することが可能である。たとえば、ボタン311あるいは登録番号欄321を押下することによって、新規ボックス(新規登録対象のボックス)の登録番号を入力することが可能である。同様に、ユーザは、ボタン312あるいは登録名称欄322を押下することによって、新規ボックスの登録名称を入力することが可能である。
ここでは、上述のように、ボタン312(あるいは登録名称欄322)が押下され、キーボード画面212が表示される状況が想定される。詳細には、ボタン312(あるいは登録名称欄322)の押下位置の座標情報が、外部端末50からMFP10に送信されると、MFP10は当該座標情報に基づいて外部端末50における操作位置を判定する。そして、MFP10は、当該操作位置に対応する文字入力画面(キーボード画面212)を、次の遷移先の画面として決定する。MFP10は、遷移先画面212の画像データを外部端末50に送信し、外部端末50は、受信した当該画像データに基づき、遷移先画面212を含む操作画面202(図8)を表示する。なお、操作画面200(202)のうちパネル画像表示領域R1以外の画像データは、パネル画像表示領域R1の画像データ(たとえば遷移先画面212の画像データ)とともにその都度送信されてもよいが、これに限定されない。たとえば、操作画面200のうちパネル画像表示領域R1以外の画像データとして、外部端末50に予め格納されている画像データが用いられるようにしてもよい。
<1−5.動作>
つぎに、この画像形成システム1における動作について図4〜図6を参照しながら説明する。図4は、MFP10の動作を示すフローチャートであり、図5は、外部端末50の動作を示すフローチャートである。また、図6は、画像形成システム1における動作例を示すタイミングチャートである。
ここでは、上述のようにして、MFP10から外部端末50への画面データ(画面212の画像データ)が既に送信され(ステップS1(図6参照))、外部端末50のタッチパネル75において、文字入力画面212を含む画面202(図8参照)が操作画面として既に表示されている(ステップS2)状況を想定する(図6の冒頭部分も参照)。
その後、外部端末50のユーザは、外部端末50のキーボード(ハードウエアキーボード等)を用いて、外部端末50のIMEの入力画面における文字入力欄221に対して文字列を入力し、外部端末50は、当該文字列の入力を受け付ける(ステップS31(図5および図6参照))。ここでは、「こういち」の4文字の文字列が入力されたものとする。
つぎに、ステップS31で入力された入力文字列(詳細には当該入力文字列に関する情報(「入力文字列情報」とも称する))が外部端末50からMFP10に送信される(ステップS33(S33a))。たとえば、送信ボタン222(図8)が押下されると、当該押下操作に応答して、入力文字列「こういち」の情報(詳細には、各文字(「こ」、「う」、「い」、「ち」)の文字コードを含む情報)(換言すれば、入力文字列のテキスト情報等)が外部端末50からMFP10に送信される。なお、外部端末50にて入力される入力文字列は、複数の文字で構成されてもよく単一の文字で構成されてもよい。
ここにおいて、第1実施形態においては、外部端末50に内蔵されたIMEの仮名漢字変換機能は無効化されており、入力された仮名(たとえば、ひらがな)文字のみが送信されるものとする。なお、外部端末50に内蔵されたIMEの文字入力機能は無効化されておらず、当該文字入力機能を利用して上述のステップS31での文字入力動作等が行われる。
一方、MFP10は、外部端末50のIMEで入力された入力文字列の情報(入力文字列情報)を外部端末50から受信する(ステップS11(図4および図6参照))と、当該入力文字列情報に基づき入力文字列を認識するとともに、当該入力文字列に関する変換候補(新たな変換候補あるいは代替変換候補とも称される)を取得する(ステップS13)。詳細には、MFP10の変換候補取得部15(図2参照)は、当該入力文字列に関する変換候補を、MFP10に内蔵された変換辞書に基づいて決定し、当該変換候補に関する情報(変換候補情報)を生成して取得する。当該変換候補情報に含まれる複数の語句(変換候補)は、それぞれ、MFP10にて利用可能な文字(「利用可能文字」とも称する)のみで構成される。
たとえば、「こういち」に対しては、複数の語句(「幸一」、「孝一」、「康一」、「浩一」、「耕一」、「光一」、「広一」、...、「こういち」等)が、MFP内の変換辞書(辞書データベース)から抽出され、それぞれ変換候補として決定される。各変換候補を構成する各文字(「幸」、「一」、「孝」、「康」、「浩」、「耕」、「光」、「広」、...、「こ」、「う」、「い」、「ち」等)は、それぞれ、MFP10と外部端末50との双方にて利用可能な文字である。
次のステップS14では、ステップS13で決定された変換候補(詳細には、当該変換候補に関する情報(「変換候補情報」とも称する))が外部端末50に送信される。この第1実施形態においては、変換候補を示す画面(213等(後述))の表示用データ(画像データ)が、MFP10の変換候補取得部15によって「変換候補情報」として生成され、当該画像データが外部端末50に送信される。
外部端末50は、ステップS34で変換候補(詳細には当該変換候補を示す画面データ)を受信すると、ステップS36に進む。
ステップS36では、外部端末50は、当該変換候補を表示する。図9は、このような変換候補の表示例(当該変換候補を示す画面の例)を示す図である。図9においては、操作画面200(203)内のパネル画像表示領域R1において、(画面212に代えて)画面213が表示されている様子が示されている。画面213は、複数の変換候補(「幸一」、「孝一」、「康一」、「浩一」、「耕一」、「光一」、「広一」、「こういち」等)を示す表示画面である。
ユーザは、このような画面213に表示された複数の変換候補(変換候補群)の中から、所望の選択肢(たとえば、「広一」)を選択する(ステップS37)。詳細には、タッチパネル75に表示されている所望の選択肢に対応する部分に対するタッチ操作(押下操作)が行われると、当該選択肢が選択される。あるいは、マウスのクリック操作等によって選択肢が選択されるようにしてもよい。
外部端末50は、ユーザによって選択された選択肢(選択結果)(たとえば、「広一」)をMFP10に送信する(ステップS38)。より詳細には、外部端末50は、ユーザによる当該選択肢内のタッチ位置の座標情報をMFP10に送信する。MFP10は、ユーザによって選択された選択肢(たとえば「広一」)を、当該座標位置に基づいて認識することができる。
MFP10は、選択結果(詳細には選択結果を示す情報(座標情報))を外部端末50から受信して当該選択結果を認識する(ステップS15)と、当該選択結果を入力文字列の変換結果として確定する(ステップS16)。換言すれば、ユーザによって入力された入力文字列に対応する変換結果(たとえば「広一」)が、MFP10にて確定される。
また、MFP10は、当該確定入力文字を含む画面(詳細には、画面の画像データ(表示用データ))を外部端末50に送信する(ステップS17)。
一方、外部端末50は、受信した画像データに基づいて、当該画像データに基づく画面をタッチパネル75に表示する(ステップS39)。たとえば、図10の画面215に示すように、「広一」の2文字がパネル画像表示領域R1内の文字入力欄219に表示される。
そして、このような文字列(「広一」)の入力の直後に(或いは必要に応じて同様の動作が行われ所望の更なる文字列が入力された後に)、操作画面210内のOKボタンが押下されると、入力された文字列の全てが登録対象文字列(ここでは「ボックス登録名」)として受け付けられる。
以上のような動作によれば、MFP10は、外部端末50のIMEにより入力された文字列(入力文字列)を受信し(ステップS11)、当該入力文字列に関する変換候補であってMFP10にて利用可能な文字のみで構成される変換候補に関する情報(変換候補情報)を取得し(ステップS13)、当該変換候補情報を外部端末50に送信する(ステップS14)。そして、当該変換候補情報に含まれる変換候補が外部端末50にて表示され(ステップS36)、当該変換候補の中から選択された選択結果が、入力文字列に関する変換結果として最終的に確定される(ステップS16)。したがって、MFP10にて利用可能な文字(利用可能文字)のみで構成される変換候補の中から選択された候補が、最終的な変換結果として決定され得るので、MFP10にて利用不可能な文字(「利用不可文字」とも称する)が入力文字列の変換結果に含まれることを回避することが可能である。換言すれば、外部端末50を利用してMFP10に対する文字入力を行うに際して、MFP10で利用可能な文字を適切にMFP10に入力することが可能である。
なお、上記実施形態においては、変換候補を示す画像データが「変換候補情報」として送受信される態様が例示されているが、これに限定されず、「変換候補情報」は、変換候補が列挙されたリスト情報(変換候補に関する文字コード群が列挙された情報)等であってもよい。
図11は、このような変形例を示す図である。図11には、文字入力欄221の直下部分において、選択候補表示欄224が表示されている。選択候補表示欄224には、変換候補情報に含まれる変換候補がリスト形式で表示されている。具体的には、MFP10が、入力文字列に関する変換候補を示すリスト情報(変換候補が列挙されたテキスト情報(文字情報))を、「変換候補情報」として外部端末50に送信する(ステップS14(図6等参照))。一方、外部端末50は、受信した当該リスト情報に基づき選択候補表示欄224の表示用データを生成し、当該選択候補表示欄224を含む画面を表示する(ステップS36等)。詳細には、外部端末50の表示制御部63が、当該リスト情報に基づき選択候補表示欄224に係る画像データを生成するとともに、当該画像データを元の画面の画像データと合成することによって、図11の画面200を示す画像データ(表示用データ)を生成し、当該画像データに基づく画面200をタッチパネル75に表示する。
また、このような改変は、後述する他の実施形態等に対しても適用可能である。
<2.第2実施形態>
上記第1実施形態においては、外部端末50に内蔵されたIMEの仮名漢字変換機能(仮名を漢字に変換する機能)は無効化されている態様を例示した。
この第2実施形態においては、外部端末50に内蔵されたIMEの仮名漢字変換機能が有効化されている態様を例示する。具体的には、この第2実施形態においては、まず、外部端末50のIMEを用いて仮名漢字変換が実行され、その後、MFP10で利用不可能な文字(「利用不可文字」)が外部端末50のIMEによる変換結果に含まれている場合に、MFP10側のIME等が利用されて、入力文字列に関する変換候補が外部端末50に送信される。
以下では、このような態様について、図12〜図14等を参照しながら説明する。図12は、第2実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートであり、図13は、第2実施形態に係る外部端末50の動作を示すフローチャートである。また、図14は、第2実施形態に係る画像形成システム1における動作例を示すタイミングチャートである。
第1実施形態と同様に、図8の操作画面が外部端末50に表示されている状態において、外部端末50のIMEを用いて文字列(たとえば、「こういち」の4文字の文字列)が入力され、外部端末50は、当該文字列の入力を受け付ける(ステップS31(図13参照))。その後、ユーザは、キーボードの「スペースバー(スペースキー)」を1回もしくは複数回押下することによって、入力された文字列(入力文字列)の変換指示を外部端末50のIMEに対して付与する。換言すれば、キーボードによるIME変換操作が行われる。外部端末50のIMEは、この変換指示(IME変換操作)に応じて、入力文字列の変換後の文字列を決定する。たとえば、外部端末50のIMEを用いて、「こういち」に対する変換後の文字列として「廣一」が決定される。その後、送信ボタン222がユーザにより押下される。
入力文字列の変換指示が付与(スペースキー等が押下)され且つ送信ボタン222が押下された旨が判定されると、ステップS32からステップS33(S33b)に進む。また、キーボードによる変換操作が行われずに送信ボタン222が押下された(すなわち、仮名(ひらがな等)のままでの確定指示が付与された)と判定される場合にも、次のステップS33に進む。この実施形態では、入力文字列を仮名文字のまま確定すべき旨の指示も、IMEによる変換指示であるものとする。
ステップS33(S33b)(図13)においては、入力文字列と当該入力文字列のIMEによる変換後の文字列(「変換後文字列」とも称する)との双方がMFP10に送信される。たとえば、入力文字列「こういち」と変換後文字列「廣一」との双方が送信される(図14参照)。
入力文字列と変換後文字列とに関する情報が外部端末50から受信される(ステップS11b)と、MFP10(変換候補取得部15(図2参照))は、MFP10にて利用不可能な文字(「利用不可文字」)が当該変換後文字列(変換結果)に含まれるか否かを判定する(ステップS12)。具体的には、外部端末50のIMEによる変換後文字列の各文字の文字コードと、MFP10(格納部5)に格納された「利用可能文字」の文字コードとに基づく判定処理が行われる。外部端末50のIMEによる変換後文字列のいずれかの文字の文字コードが、MFP10に格納された「利用可能文字」の文字コードのいずれにも該当しない場合には、当該変換後文字列にMFP10の「利用不可文字」が含まれる旨が判定される。
MFP10の「利用不可文字」が当該変換後文字列に含まれない場合には、当該変換後文字列が登録可能である旨が判定され、ステップS19に進む。ステップS19では、変換後文字列に含まれる全ての文字がMFP10にて利用可能(換言すれば、MFP10にて登録可能)である旨を示す「利用可能通知」(「登録可能通知」)が、MFP10から外部端末50に送信される。また、MFP10は、変換後文字列を入力文字列に対する変換結果としてそのまま確定し(ステップS16)、確定された文字列を含む画面(図10)の画像データを外部端末50に送信(ステップS17)する。また、外部端末50は、受信した画像データに基づいて、当該画像データに基づく画面をタッチパネル75に表示する(ステップS39)。
一方、MFP10の「利用不可文字」が当該変換後文字列に含まれる場合には、当該変換後文字列が登録不可能である旨が判定され、ステップS13bに進む。
たとえば、変換後文字列「廣一」のうち「廣」はMFP10の「利用不可文字」であるものと仮定すると、変換後文字列「廣一」にはMFP10にて利用不可能な文字が含まれると判定され、ステップS12からステップS13bに進む。
ステップS13bにおいては、MFP10は、ステップS11bで取得した入力文字列(換言すれば、変換前文字列)に関する情報(テキスト情報)に基づき当該入力文字列を認識するとともに、当該入力文字列に関する変換候補を取得する。具体的には、第1実施形態と同様にして、変換候補が取得される。たとえば、「こういち」に対しては、複数の語句(「幸一」、「孝一」、「康一」、「浩一」、「耕一」、「光一」、「広一」、...)が、MFP内の変換辞書に基づいて抽出され、「変換候補」として決定される。ここにおいて、「廣」は、外部端末50では利用可能な文字であるものの、MFP10では利用不可能な文字であるので、MFP10は、「廣」を変換候補としては抽出しない。
このように、MFP10の「利用不可文字」が、外部端末50側での入力文字列の変換結果(変換後文字列)に含まれる場合には、当該入力文字列に関する変換候補情報がMFP10によって取得され外部端末50に送信される(ステップS13b,S14)。
その後、MFP10においては、第1実施形態と同様の動作(具体的には、ステップS14〜S17の動作)が実行される。
一方、外部端末50は、ステップS34b,S35における判定処理に伴って分岐処理を実行する。
具体的には、外部端末50は、登録可能通知をMFP10から受信する場合には、外部端末50のIMEによる変換結果がそのままMFP10により承認された(すなわち、当該変換結果に含まれる各文字がMFP10にて利用可能である)旨を判定する。この場合、ステップS36〜S38の処理は行われず、ステップS35からステップS39に進む。なお、これに限定されず、所定の待機期間(たとえば2秒)が経過しても文字列の変換候補(代替候補)に関する情報(たとえば、画像データ等)が受信されない旨がステップS35にて判定される場合に、当該変換結果がそのままMFP10により承認されたと判定されるようにしてもよい。
また、外部端末50は、変換候補に関する情報(MFP10におけるステップS14の送信処理によって送信されてきた情報)を受信すると、外部端末50のIMEによる変換結果に「利用不可文字」が含まれていた旨を認識する。この場合、ステップS34bからステップS36に進む。
ステップS36以降においては、第1実施形態と同様の動作が外部端末50にて行われる。たとえば、ステップS36においては、外部端末50は、図9に示すような画面等を用いて変換候補を表示する。また、ステップS37においては、変換候補の中から、所望の選択肢(たとえば、「広一」)がユーザにより選択され、ステップS38においては、ユーザによって選択された選択肢(たとえば、「広一」)が外部端末50からMFP10に送信される。さらに、MFP10によるステップS15,S16,S17の処理の後、ステップS39の処理が外部端末50にて行われる。
以上のような動作によっても、第1実施形態と効果を得ることが可能である。
また、外部端末50のIMEによる変換結果がそのままMFP10で利用できる場合(MFP10の「利用不可文字」が外部端末50側のIMEによる変換結果に含まれない場合)には、変換結果がそのまま利用される。したがって、外部端末50のIMEによる変換結果に問題がない場合には、外部端末50のIMEを有効に利用して、文字の変換操作を行うことが可能である。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第2実施形態の変形例である。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態においては、入力文字列と変換後文字列との双方が外部端末50からMFP10にほぼ同時に送信され、当該変換後文字列にMFP10の利用不可文字が含まれているか否かが判定される。そして、MFP10の利用不可文字が当該変換後文字列に含まれている場合には、予め受信されていた入力文字列に関する変換候補がMFP10によって抽出される態様が例示されている。
一方、この第3実施形態においては、図17に示すように、まず、入力文字列(変換前文字列とも称される)と変換後文字列とのうち変換後文字列(たとえば「廣一」)のみが、外部端末50からMFP10に送信される(ステップS33)。その後、MFP10の利用不可文字が変換結果に含まれる旨が判定される場合にのみ、入力文字列が外部端末50からMFP10に送信される(ステップS42)。換言すれば、外部端末50にインストールされたIMEによる入力文字列に関する変換結果(変換後文字列)が、入力文字列情報に先立って、送信される。
より詳細には、MFP10は、変換後文字列に「利用不可文字」が含まれているか否かを判定する(ステップS12)。そして、当該変換後文字列にMFP10の利用不可文字が含まれている場合には、登録不可通知(入力文字列の送信要求とも表現される)がMFP10から外部端末50に送信され(ステップS21)、外部端末50は、当該送信要求(登録不可通知)の受信(ステップS41)に応答して、入力文字列(変換前文字列)をMFP10に送信する(ステップS42)。MFP10は、当該入力文字列を外部端末50から受信する(ステップS22)と、当該入力文字列に関する変換候補(変換候補情報)を取得し(ステップS13)、当該変換候補(変換候補情報)を外部端末50に送信する(ステップS14)。
以下では、このような態様について、図15〜図17等を参照しながら説明する。図15は、第3実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートであり、図16は、第3実施形態に係る外部端末50の動作を示すフローチャートである。また、図17は、第3実施形態に係る画像形成システム1における動作例を示すタイミングチャートである。
外部端末50におけるステップS31,S32(図16参照)は、第2実施形態と同様である。その後、ステップS33cにおいては、入力文字列(変換前文字列とも称される)と変換後文字列とのうち変換後文字列(詳細には当該変換後文字列の情報(文字コード等))のみが外部端末50からMFP10に送信される。
MFP10は、外部端末50から送信されてきた変換後文字列をステップS11cにて受信すると、ステップS12に進む。
ステップS12では、変換後文字列に「利用不可文字」が含まれているか否かがMFP10によって判定される。変換後文字列に「利用不可文字」が含まれていないと判定される場合には、ステップS12からステップS19に進む。ステップS19以後の動作は、第2実施形態と同様である。
一方、変換後文字列(たとえば、「廣一」)に「利用不可文字」(たとえば、「廣」)が含まれると判定される場合には、ステップS12からステップS21に進む。
ステップS21においては、「登録不可通知」(入力文字列の送信要求とも表現される)がMFP10から外部端末50に送信される。
外部端末50は、ステップS41,S35における判定処理に伴って分岐処理を実行する。
具体的には、外部端末50は、登録可能通知をMFP10から受信すると、ステップS42,S34,S36〜S38の処理を行うことなく、ステップS35からステップS39に進む。
また、外部端末50は、「登録不可通知」(「送信要求」)をMFP10から受信する(ステップS41)と、ステップS41からステップS42に進む。ステップS42では、外部端末50は、登録不可通知(送信要求)に応じて、入力文字列(たとえば、「こういち」)(詳細には、当該入力文字列(変換前文字列)に関する情報)をMFP10に送信する)。
MFP10は、外部端末50から送信されてきた入力文字列(詳細には、当該入力文字列に関する情報(当該入力文字列の各文字の文字コード等))をステップS22で受信すると、ステップS13cに進む。
ステップS13c〜S17においては、MFP10は、第2実施形態と同様の動作を実行する。たとえば、MFP10は、ステップS22で受信した入力文字列に関して、その変換候補に関する情報(変換候補情報)を取得し(ステップ13c)、当該変換候補(変換候補情報)を外部端末50に送信する(ステップS14)。
一方、外部端末50は、変換候補に関する情報(MFP10におけるステップS14の送信処理によって送信されてきた情報)を受信すると、ステップS34cからステップS36に進む。
ステップS36以降においては、第2実施形態と同様の動作が外部端末50にて行われる。たとえば、ステップS36においては、外部端末50は、図9に示すような画面等を用いて変換候補を表示する。また、ステップS37においては、変換候補の中から、所望の選択肢(たとえば、「広一」)がユーザにより選択され、ステップS38においては、ユーザによって選択された選択肢(たとえば、「広一」)が外部端末50からMFP10に送信される。さらに、MFP10によるステップS15,S16,S17の処理の後、ステップS39の処理が外部端末50にて行われる。
以上のような動作によっても、第2実施形態と効果を得ることが可能である。
<4.第4実施形態>
第4実施形態は、第2実施形態の変形例である。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第2実施形態においては、入力文字列の全体(たとえば、「こういち」)に関する変換候補がMFP10にて決定され、当該変換候補がMFP10から外部端末50に送信される態様が例示されている。第2実施形態においては、外部端末50のIMEによる変換結果にMFP10の「利用不可文字」が含まれる場合であっても、当該変換結果中のいずれの文字が「利用不可文字」であるかを示す情報は、外部端末50に通知されない。
一方、この第4実施形態においては、外部端末50のIMEによる変換結果にMFP10の「利用不可文字」(登録不可文字)が含まれる場合に、「利用不可文字」が当該変換結果の中から特定され、当該特定された文字の情報がMFP10から外部端末50に送信される。そして、外部端末50のIMEによる入力文字列の全部ではなく入力文字列の一部(利用不可文字に対応する部分)(たとえば、利用不可文字「廣」に対応する入力文字列の一部「こう」)が、MFP10により特定される。そして、当該一部の文字列(単一の文字でもよい)に関する変換候補がMFP10にて決定され、当該変換候補がMFP10から外部端末50に送信される。
以下では、このような態様について、図18〜図20等を参照しながら説明する。図18は、第4実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートであり、図19は、第4実施形態に係る外部端末50の動作を示すフローチャートである。また、図20は、第4実施形態に係る画像形成システム1における動作例を示すタイミングチャートである。
外部端末50におけるステップS31,S32,S33b(図19)は、第2実施形態(図13参照)と同様であり、MFP10におけるステップS11b,S12,S19(図18)は、第2実施形態(図12参照)と同様である。なお、図20においては、ステップS33よりも前の動作の図示は省略されている。
ただし、この第4実施形態においては、ステップS12にて変換後文字列(たとえば、「廣一」)に「利用不可文字」(たとえば、「廣」)が含まれると判定される場合には、ステップS12からステップS21に進む。
ステップS21においては、「登録不可通知」(入力文字列の送信要求)がMFP10から外部端末50に送信される。
また、次のステップS24では、ステップS11で取得された変換後文字列(たとえば、「廣一」)の中から「利用不可文字」(たとえば、「廣」)が特定される。
詳細には、外部端末50のIMEによる変換後文字列の各文字(たとえば、「廣」、「一」)の文字コードが、MFP10に格納された「利用可能文字」(MFP10にて利用可能な文字)の文字コード群に含まれるか否かがそれぞれ判定される。変換後文字列のうち、その文字コードが「利用可能文字」の文字コード群(文字コードリスト等)に含まれない文字(たとえば、「廣」)は「利用不可文字」であると判定される。なお、その文字コードが「利用可能文字」の文字コード群に含まれる文字(たとえば、「一」)は「利用可能文字」であると判定される。
そして、ステップS25において、当該利用不可文字(詳細には、利用不可文字の情報)がMFP10から外部端末50に通知(送信)される。利用不可文字の情報としては、たとえば、外部端末50からステップS33にて送信されてきた当該文字(「廣」等)の文字コード等がそのまま返送されればよい。
また、ステップS26では、変換後文字列中の利用不可文字に対応する変換前文字列に関して、その変換候補(新たな変換候補あるいは代替変換候補とも称される)が取得される。具体的には、まず、ステップS24で特定された利用不可文字(変換後文字列中の利用不可文字)に対応する部分(一部の変換前文字列)が、入力文字列(変換前文字列)の中から特定される。たとえば、変換前文字列「こういち」の中から、利用不可文字(「廣」)に対応する部分「こう」(一部の変換前文字列)が特定される。つぎに、変換前文字列の当該部分に関する変換候補(且つMFP10にて利用可能な文字で構成される変換候補)がMFP10(変換候補取得部15等)により決定されて取得される。たとえば、変換前文字列の一部分である「こう」に対して、複数の語句(「こう」、「幸」、「広」、「高」、「項」、「校」、「港」、...)が、MFP内の変換辞書に基づいて抽出され、「変換候補」として決定される。
さらに、次のステップS27において、当該変換候補(詳細には、当該変換候補を示す情報(変換候補情報))が、MFP10から外部端末50に通知(送信)される。ここでは、当該変換候補の各文字を含む画面215(図21参照)が生成され、当該画面215(詳細にはその画像データ)が変換候補情報として、MFP10から外部端末50に送信される。図21においては、「こう」に関する変換候補(「こう」、「幸」、「広」、「高」、「項」、「校」、「港」、...)を示す画面215が例示されている。
なお、ここでは、変換前文字列の一部として2つの文字「こう」が特定されている態様が主に例示されているが、変換前文字列の一部として1つの文字が特定されてもよい。
上述のステップS21,S25,S27で送信された各情報は、それぞれ、ステップS41,S43,S45で外部端末50によって受信される。
「登録不可通知」(「送信要求」)が外部端末50によって受信される場合には、ステップS41からステップS43に進む。
ステップS43では、外部端末50は、利用不可文字の特定結果をさらに受信する。たとえば、外部端末50は、「廣」が利用不可文字である旨を受信する。そして、次のステップS44において、利用不可文字(たとえば「廣」)を明示する処理が実行される(図21参照)。図21においては、文字入力欄221に表示された変換後文字列「廣一」のうち、利用不可文字「廣」が反転表示されることによって、登録不可部分(利用不可文字)が明示されている。
ステップS45では、利用不可文字に対応する入力文字列に関して、その変換候補の情報がMFP10から受信され、ステップS46では、受信された当該情報に基づき当該変換候補が表示される。たとえば、利用不可文字(「廣」)に対応する入力文字列(「こう」)に関して、その変換候補を示す画像データがMFP10から受信され(ステップS45)、当該画像データに基づく画像(変換候補を示す画面215を含む画像200(図21参照))が外部端末50に表示される。
ユーザは、このような画面215に表示された複数の変換候補(変換候補群)の中から、所望の選択肢(たとえば、「広」)を選択する。詳細には、タッチ操作等のユーザ操作によって、選択操作が行われる。ステップS47において、変換候補群の中から所望の文字列が選択された旨が判定されると、ステップS48に進む。ステップS48では、ユーザによって選択された選択肢(選択結果)(たとえば、「広」)に関する情報が外部端末50からMFP10に送信される。より詳細には、ユーザによる当該選択肢内のタッチ位置の座標情報がMFP10に送信される。MFP10は、ユーザによって選択された選択肢(選択結果)を、当該座標位置に基づいて認識する。
送信された選択結果(詳細には当該選択結果を示す情報)が、MFP10によってステップS28において受信され認識されると、ステップS16(S16d)に進む。ステップS16dにおいては、当該選択結果が、利用不可文字(たとえば「廣」)に対応する入力文字列(たとえば「こう」)の変換結果(たとえば「広」)として確定される。また、利用不可文字に対応する入力文字列の変換結果(たとえば、「広」)と当該利用不可文字以外の部分に対応する入力文字列の変換結果(たとえば、「一」)とを合成することによって、入力文字列全体(「こういち」)に関する最終的な変換結果(たとえば、「広一」)が確定される。さらに、ステップS17では、最終的な変換結果を含む画面(詳細には、画面の画像データ)を、外部端末50に送信する(ステップS17)。
一方、外部端末50は、受信した画像データに基づいて、当該画像データに基づく画面をタッチパネル75に表示する(ステップS39)。たとえば、上述の図10に示すように、「広一」の2文字が文字入力欄219に入力された画面が表示される。
なお、外部端末50が登録可能通知(ステップS19参照)をMFP10から受信する場合には、外部端末50はステップS43〜S48の処理を行わず、処理はステップS35からステップS39に進む。ステップS39においては上述の処理と同様の処理が行われる。
以上のような動作によっても、第2実施形態と効果を得ることが可能である。特に、「利用不可文字」が変換結果に含まれる場合に、MFP10にて利用不可能な文字が特定されて外部端末50に通知されるので、外部端末50およびそのユーザは、いずれの文字に不都合が生じるのかを容易に把握することが可能である。さらに、当該文字に対応する一部の変換前文字列(「こう」等)が入力文字列の中から特定され、当該特定された一部の変換前文字列に関する変換候補(且つ「利用可能文字」で構成される変換候補)に関する情報が入力文字列に関する変換候補情報として取得される。そして、当該変換候補情報が外部端末50に通知される。したがって、外部端末50およびそのユーザは、「利用不可文字」を把握した上で、「利用不可文字」に関する適切な変換処理を効率的に行うことが可能である。
なお、上記第4実施形態に係る思想は、第3実施形態と組み合わせることも可能である。具体的には、まず、入力文字列(変換前文字列)と変換後文字列とのうち変換後文字列(たとえば「廣一」)のみが、外部端末50からMFP10に送信され、その後、MFP10の利用不可文字が変換後文字列に含まれる場合にのみ、入力文字列(たとえば「こういち」)が外部端末50からMFP10に送信されるようにしてもよい。より詳細には、入力文字列は、第3実施形態と同様に、MFP10から外部端末50への登録不可通知(入力文字列の送信要求)に応答して外部端末50からMFP10へと送信されればよい。また、その後、利用不可文字(登録不可文字)の特定動作および送信動作(ステップS24,S25)、ならびに、利用不可文字に対応する変換候補の取得動作および送信動作(ステップS26,S27)等が第4実施形態と同様に行われればよい。
<5.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、MFP10の変換処理(文字変換処理)が、MFP10に内蔵されたIMEの変換辞書を主に用いて行われる態様が例示されているが、これに限定されない。具体的には、MFP10に登録された各種の登録情報(アドレス帳情報(宛先人物の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス等))に基づいて、当該変換処理(変換候補の決定処理)が行われるようにしてもよい。たとえば、外部端末50の文字入力欄221に入力された「ko」の2文字が、送信ボタン222の押下操作に応答して外部端末50からMFP10に送信されると、MFP10は、自身に登録されている登録情報の中から、当該2文字を含む登録語(既に登録された語句)(たとえば、「konicaminolta.co.jp」)を、変換候補として抽出するようにしてもよい。換言すれば、最初の数文字(ここでは2文字「ko」)の入力に対して後続の複数の文字列を追加した語句が、当該最初の数文字を補完する変換候補として取得されるようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、文字列の変換処理(変換候補の決定処理)が主にMFP10で実行される態様が例示されているが、これに限定されず、たとえば、上記各実施形態にてMFP10により実行される変換処理が、サーバ80を用いて実行されるようにしてもよい。サーバ80は、MFP10および外部端末50とは別の装置(外部装置)であり、ネットワーク108を介してMFP10等に接続されている(図1参照)。また、サーバ80は、MFP10にて利用可能な文字に関する情報を当該サーバ80の格納部(記憶部)に格納しているものとする。
具体的には、ステップS11(,S22)等にて変換前文字列の情報が取得された後に、ステップS13,S26等における上述のような変換候補の抽出処理(決定処理)がサーバ80によって実行されればよい。当該抽出処理の処理結果(すなわち変換前文字列に関する変換候補(変換候補情報))は、サーバ80からMFP10に送信され、MFP10の変換候補取得部15等によって取得される。
より具体的には、まず、変換前文字列と当該変換前文字列に関する変換候補の抽出指示とを含むデータがMFP10(変換候補取得部15等)から当該サーバ80に送信される。この送信動作に応答して、サーバ80は、当該抽出指示等に基づき、変換前文字列に関する変換候補の抽出処理(決定処理)を実行し、その抽出結果(すなわち変換候補)に関する情報をMFP10に送信する。MFP10は、当該変換候補に関する情報を、適宜加工して、外部端末50に送信する。たとえば、変換候補を示すテキストデータがサーバ80からMFP10に送信されると、MFP10は当該テキストデータに基づく画像データ(画面データ)等を生成し当該画像データ等を外部端末50に送信する。
このように、上記各実施形態ではMFP10にて実行されていた変換処理が、サーバ80を用いて実行されるようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、外部端末50としてパーソナルコンピュータが主に例示されているが、これに限定されず、上述のようにタブレット端末等が外部端末50として用いられても良い。
また、上記各実施形態においては、図8に示すような操作画面を用いて文字列が入力される態様が例示されているが、これに限定されない。
たとえば、図22に示すような操作画面208を用いて文字列が入力されるようにしてもよい。図22においては、外部端末50としてのタブレット端末(50b)において操作画面208が表示される態様が例示されている。図22の操作画面208においては、MFP10のタッチパネル25の操作画面と同様の操作画面210に対して、外部端末50のIMEによる入力画面(IME画面とも称する)500が重畳表示されている。IME画面500には、複数のキーを有するソフトウエアキーボード510、および入力文字表示欄521(上述の文字表示欄221に相当)等が配置されている。
この場合、たとえば、IME画面500内のソフトウエアキーボード510の「リターン」キー(あるいは「変換」キー等)が、上記実施形態における送信ボタン222と同様の機能を有するキーとして用いられて、上記各実施形態と同様の送信動作等が実行されればよい。また、IME画面500内のソフトウエアキーボード510のスペースキーが上記実施形態におけるハードウエアキーボードのスペースキーと同様の機能を有するキーとして用いられて、上記各実施形態と同様の変換動作等が実行されればよい。
1 画像形成システム
10 MFP(画像形成装置)
25 (MFPの)タッチパネル
50 外部端末(遠隔操作装置)
75 (外部端末の)タッチパネル
80 サーバ
213 (入力文字列の変換候補を示す)画面
221 (IMEの)文字入力欄
222 (IMEの)送信ボタン
224 選択候補表示欄
R1 パネル画像表示領域

Claims (22)

  1. 画像形成システムであって、
    画像形成装置と、
    前記画像形成装置を遠隔操作する遠隔操作装置と、
    を備え、
    前記遠隔操作装置は、
    ユーザによる文字入力を受け付ける文字入力手段と、
    前記文字入力手段により入力された入力文字列の情報であって前記入力文字列の各文字の文字コードを含む情報である入力文字列情報を前記画像形成装置に送信する通信手段と、
    を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記遠隔操作装置から前記入力文字列情報を受信する受信手段と、
    前記入力文字列情報に基づき前記入力文字列を認識するとともに、前記入力文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を取得する取得手段と、
    前記変換候補に関する情報である変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記遠隔操作装置は、
    前記画像形成装置から送信されてきた前記変換候補情報を表示する表示手段、
    をさらに有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記受信手段は、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果をも受信し、
    前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれるか否かを判定し、
    前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記入力文字列に関する前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
    前記受信手段は、前記入力文字列情報に加えて、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果をも受信し、
    前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、予め受信されている前記入力文字列に関して前記変換候補情報を取得し、
    前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
    前記受信手段は、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果を、前記入力文字列情報に先立って受信し、
    前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記入力文字列の送信要求を前記遠隔操作装置に送信し、
    前記取得手段は、前記送信要求に応じて前記遠隔操作装置から送信されてきた前記入力文字列に関して前記変換候補情報を取得し、
    前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記画像形成装置にて利用不可能な文字を前記変換結果の中から特定し、当該特定された文字の情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項5に記載の画像形成システムにおいて、
    前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記画像形成装置にて利用不可能な文字に対応する一部の変換前文字列を前記入力文字列の中から特定し、当該特定された前記一部の変換前文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を前記入力文字列に関する前記変換候補情報として取得し、
    前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記送信手段は、前記入力文字列に関する前記変換候補を示す画面の画像データを前記変換候補情報として前記遠隔操作装置に送信し、
    前記遠隔操作装置は、前記画像データに基づく画面を表示することを特徴とする画像形成システム。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記送信手段は、前記入力文字列に関する前記変換候補を示すリスト情報を前記変換候補情報として前記遠隔操作装置に送信し、
    前記遠隔操作装置は、前記リスト情報に基づく画像データを生成し、当該画像データに基づく画面を表示することを特徴とする画像形成システム。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記取得手段は、前記画像形成装置に内蔵されるIMEを用いて前記変換候補を決定し、前記変換候補に関する前記変換候補情報を取得することを特徴とする画像形成システム。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記取得手段は、前記画像形成装置に登録される登録情報に基づき、前記入力文字列を含む登録語を、前記入力文字列を補完する変換候補として決定し、前記変換候補に関する前記変換候補情報を取得することを特徴とする画像形成システム。
  11. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記画像形成システムは、
    前記画像形成装置および前記遠隔操作装置とは別の外部装置、
    をさらに備え、
    前記外部装置は、前記画像形成装置にて利用可能な文字に関する情報を有し、前記入力文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字のみで構成される変換候補を決定して、前記変換候補に関する前記変換候補情報を前記画像形成装置に送信し、
    前記画像形成装置の前記取得手段は、前記外部装置から送信されてきた前記変換候補情報を取得することを特徴とする画像形成システム。
  12. 遠隔操作装置による遠隔操作が可能な画像形成装置であって、
    前記遠隔操作装置にてユーザにより入力された入力文字列の情報であって前記入力文字列の各文字の文字コードを含む情報である入力文字列情報を受信する受信手段と、
    前記入力文字列情報に基づき前記入力文字列を認識するとともに、前記入力文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を取得する取得手段と、
    前記変換候補に関する情報である変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12に記載の画像形成装置において、
    前記受信手段は、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果をも受信し、
    前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれるか否かを判定し、
    前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記入力文字列に関する前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13に記載の画像形成装置において、
    前記受信手段は、前記入力文字列情報に加えて、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果をも受信し、
    前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、予め受信されている前記入力文字列に関して前記変換候補情報を取得し、
    前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項13に記載の画像形成装置において、
    前記受信手段は、前記遠隔操作装置にインストールされたIMEによる前記入力文字列に関する変換結果を、前記入力文字列情報に先立って受信し、
    前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記入力文字列の送信要求を前記遠隔操作装置に送信し、
    前記取得手段は、前記送信要求に応じて前記遠隔操作装置から送信されてきた前記入力文字列に関して前記変換候補情報を取得し、
    前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項13ないし請求項15のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記送信手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記画像形成装置にて利用不可能な文字を前記変換結果の中から特定し、当該特定された文字の情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項16に記載の画像形成装置において、
    前記取得手段は、前記画像形成装置にて利用不可能な文字が前記変換結果に含まれる場合に、前記画像形成装置にて利用不可能な文字に対応する一部の変換前文字列を前記入力文字列の中から特定し、当該特定された前記一部の変換前文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を前記入力文字列に関する前記変換候補情報として取得し、
    前記送信手段は、前記取得手段によって取得された前記変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項12ないし請求項17のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記送信手段は、前記入力文字列に関する前記変換候補を示す画面の画像データを前記変換候補情報として前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項12ないし請求項17のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記送信手段は、前記入力文字列に関する前記変換候補を示すリスト情報を前記変換候補情報として前記遠隔操作装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  20. 請求項12ないし請求項19のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記取得手段は、前記画像形成装置に内蔵されるIMEを用いて前記変換候補を決定し、前記変換候補に関する前記変換候補情報を取得することを特徴とする画像形成装置。
  21. 請求項12ないし請求項20のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記取得手段は、前記画像形成装置に登録される登録情報に基づき、前記入力文字列を含む登録語を、前記入力文字列を補完する変換候補として決定し、前記変換候補に関する前記変換候補情報を取得することを特徴とする画像形成装置。
  22. 遠隔操作装置による遠隔操作が可能な画像形成装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記遠隔操作装置にてユーザにより入力された入力文字列の情報であって前記入力文字列の各文字の文字コードを含む情報である入力文字列情報を受信するステップと、
    b)前記入力文字列情報に基づき前記入力文字列を認識するとともに、前記入力文字列に関する変換候補であって前記画像形成装置にて利用可能な文字で構成される変換候補に関する情報を取得するステップと、
    c)前記変換候補に関する情報である変換候補情報を前記遠隔操作装置に送信するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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