JP6226584B2 - 歯磨剤のスクリーニング方法 - Google Patents
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(A)溝状凹部に固形又はペースト状の疑似汚れ物質を充填する工程、
(B)溝状凹部が形成された板状歯表面モデルの面上を歯磨剤と歯ブラシを用いてブラッシングする工程、並びに
(C)ブラッシングした後の溝状凹部における疑似汚れ物質の残存量又は除去量を測定及び評価する工程
を備える歯磨剤のスクリーニング方法に関する。
また、本発明は、短手方向の幅が25μm以上150μm以下であり、深さが25μm以上150μm以下である溝状凹部が並んで複数形成された面を有し、溝状凹部の深さ又は短手方向の幅、或いは深さ及び短手方向の幅の大きさが異なる2以上の板状歯表面モデルを用い、かつ次の工程(A)、(B)並びに(C):
(A)溝状凹部に固形又はペースト状の疑似汚れ物質を充填する工程、
(B)溝状凹部が形成された板状歯表面モデルの面上を歯磨剤と歯ブラシを用いてブラッシングする工程、並びに
(C)ブラッシングした後の溝状凹部における疑似汚れ物質の残存量又は除去量を測定及び評価する工程
を備える歯磨剤のスクリーニング方法に関する。
本発明のスクリーニング方法に用いる板状歯表面モデルは、短手方向の幅が25μm以上150μm以下であり、深さが25μm以上150μm以下であり、さらに深さと短手方向の幅の比(深さ/幅)が0.7〜1.5である溝状凹部が並んで複数形成された面を有する。溝状の凹部は、板状歯表面モデルの一方の面の端縁から端縁に至るまで連続して延びる溝であることが好ましいが、不連続に延在する溝(例えば破線状に延びる溝)であってもよい。板状歯表面モデルの面上において、溝状の凹部は、直線状、ジグザグ状、湾曲状などの形状を呈するよう形成されればよく、なかでも溝の製造性の観点から、直線状を呈するよう形成されることが好ましい。また、かかる溝状の凹部は、板状歯表面モデルの評価のしやすさの点から、板状歯表面モデルの面上に互いに平行に複数形成されていることが好ましい。なお、溝状の凹部は、実際の歯の唇面溝の凹部に類似するように、凹部の中にさらに凹部を形成してもよい。図1に示すように、かかる溝状凹部2は、板状歯表面モデル1の短手方向縦断面において凹状の形状を呈し、特定の短手方向の幅d及び深さhを有しており、さらに深さh/幅dが0.7〜1.5であるように、幅の大きさに比べて深さが大きい深い溝であるため、周波条の微小な凹部よりも深く、従来より歯磨きの後にまで着色汚れが残存しがちであった、歯の唇面溝の表面に存在する微小な深い凹部に近似している。そのため、この溝状凹部2が形成された面を有する板状歯表面モデル1を用いれば、歯の唇面溝において大小様々に存在する微細な深い凹凸の凹部に付着又は残存する汚れの除去効果に優れる歯磨剤であるか否かを実際の使用場面に則して評価することが可能である。
なお、歯の唇面溝には大小様々な溝が形成されていることから、深さh又は幅d、或いは深さh及び幅dの大きさが異なる溝状凹部2が形成された2以上の板状歯表面モデルを併用し評価することが好ましい。このように、2以上の板状表面モデルを併用すれば、いずれの大きさの板状歯表面モデルにおいても汚れ除去効果の高い歯磨剤をスクリーニングすることが可能となり、現実の歯の唇面溝に形成された大小様々で深い微小な溝の着色汚れを効果的に除去できる歯磨剤を選択することができる。かかる観点から、例えば、幅dが25〜70μmの溝状凹部を備える板状歯表面モデルと、幅dが50〜120μmの溝状凹部を備える板状歯表面モデルとを互いに大きさの異なる幅dを有する溝状凹部を備えるモデルとして併用することが好ましい。
なお、これら板状歯表面モデルにおける溝状凹部の形状や形成される態様、及び板状歯表面モデルの材質等は、上記板状歯表面モデルと同様である。
工程(A)は、溝状凹部に固形又はペースト状の疑似汚れ物質を充填する工程である。固形又はペースト状の疑似汚れ物質は、歯の表面に付着してブラッシングや歯磨きによって除去しにくい疎水性の汚れ、有機物と無機物が混合した汚れ、及びバイオフィルムやペリクルに類似した物質から選ばれる物質であることが好ましい。これら疑似汚れ物質を溝状凹部に充填することにより、実際の歯磨きにおいて、歯の表面に多数存在する凹凸に汚れが残存して除去しにくい状態を模擬的に再現することが可能となり、また、これらの汚れの除去性能を適切に評価することができる。固形又はペースト状であるとは、25℃で固形を呈するか、又はペースト状を呈する物質であることを意味する。かかる疑似汚れ物質としては、具体的には、マスカラ、アイライナー、眉墨、口紅、ファンデーション等の有色の油性化粧料や疎水性化粧料、クレヨン等の油性固形物、人工プラーク等の疑似ペリクルが挙げられる。
なお、着色成分としては、顔料、色素から選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
なお、歯磨剤としては、本発明のスクリーニング方法を有効に活用する観点から、顆粒及び研磨剤から選ばれる1種又は2種以上の粉体を含有するものが好ましく、顆粒を含有するものがより好ましい。本発明のスクリーニング方法は、顆粒を含有する歯磨剤の評価に好適である。
[1]短手方向の幅が25μm以上150μm以下であり、深さが25μm以上150μm以下であり、さらに深さと短手方向の幅の比(深さ/幅)が0.7〜1.5である溝状凹部が並んで複数形成された面を有する板状歯表面モデルを用い、かつ次の工程(A)、(B)並びに(C):
(A)溝状凹部に固形又はペースト状の疑似汚れ物質を充填する工程、
(B)溝状凹部が形成された板状歯表面モデルの面上を歯磨剤と歯ブラシを用いてブラッシングする工程、並びに
(C)ブラッシングした後の溝状凹部における疑似汚れ物質の残存量又は除去量を測定及び評価する工程
を備える歯磨剤のスクリーニング方法。
[2]短手方向の幅が25μm以上150μm以下であり、深さが25μm以上150μm以下である溝状凹部が並んで複数形成された面を有し、溝状凹部の深さ又は短手方向の幅、或いは深さ及び短手方向の幅の大きさが異なる2以上の板状歯表面モデルを用い、かつ次の工程(A)、(B)並びに(C):
(A)溝状凹部に固形又はペースト状の疑似汚れ物質を充填する工程、
(B)溝状凹部が形成された板状歯表面モデルの面上を歯磨剤と歯ブラシを用いてブラッシングする工程、並びに
(C)ブラッシングした後の溝状凹部における疑似汚れ物質の残存量又は除去量を測定及び評価する工程
を備える歯磨剤のスクリーニング方法。
[3]溝状凹部における短手方向の幅は、好ましくは35μm以上であり、より好ましくは45μm以上であり、好ましくは120μm以下であり、より好ましくは100μm以下である上記[1]又は[2]の歯磨剤のスクリーニング方法。
[4]溝状凹部2における深さは、好ましくは35μm以上であり、より好ましくは45μm以上であり、好ましくは120μm以下であり、より好ましくは100μm以下である上記[1]〜[3]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[5]溝状凹部2における深さと短手方向の幅との比(h/d)は、好ましくは0.8〜1.5であり、より好ましくは1〜1.2である上記[1]〜[4]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[6]溝状凹部と溝状凹部との間隙は、好ましくは0.1mm以上であり、より好ましくは0.2mm以上であり、さらに好ましくは0.5mm以上であり、好ましくは1.5mm以下であり、より好ましくは1mm以下であり、さらに好ましくは0.8mm以下である上記[1]〜[5]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[7]板状歯表面モデルが有する面における溝状凹部が形成される領域の面積は、好ましくは100mm2以上であり、より好ましくは150mm2以上であり、好ましくは400mm2以下であり、より好ましくは300mm2以下である上記[1]〜[6]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[9]板状歯表面モデルが有する一面に形成される溝状凹部の本数(短手方向における個数)は、好ましくは7〜30本であり、より好ましくは9〜25本である上記[1]〜[8]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[10]板状歯表面モデルの材質は、好ましくは金属、ハイドロキシアパタイト及び合成樹脂から選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは金属であり、さらに好ましくはステンレス鋼である上記[1]〜[9]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[11]疑似汚れ物質は、好ましくは疎水性の汚れ、有機物と無機物が混合した汚れ、及びバイオフィルムやペリクルに類似した物質から選ばれる物質であり、より好ましくは有色の油性化粧料や疎水性化粧料、油性固形物、疑似ペリクルである上記[1]〜[10]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[12]疑似汚れ物質は、好ましくは25℃で固形のアイライナー、アイブローペンシル、眉墨及びクレヨンから選ばれる1種又は2種である上記[1]〜[11]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[14]疑似汚れ物質と板状歯表面モデルとが異なる色相又は明度の色を呈し、工程(C)における疑似汚れ物質の残存量又は除去量の測定が、疑似汚れ物質の色相又は明度の測定である上記[1]〜[13]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[15]工程(C)において、疑似汚れ物質の残存量又は除去量の測定が、好ましくは
(c1)板状歯表面モデルに付着した疑似汚れ物質を洗浄して、疑似汚れ物質を含有する抽出液を得る工程と、
(c2)得られた抽出液の吸光度を測定する工程
を備える上記[1]〜[14]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[16]歯磨剤は、好ましくは顆粒及び研磨剤から選ばれる1種又は2種以上の粉体を含有し、より好ましくは顆粒を含有する上記[1]〜[15]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[17]好ましくは深さ又は短手方向の幅、或いは深さ及び短手方向の幅の大きさが異なる幅の溝状凹部を備える2以上の板状歯表面モデルを併用する上記[1]又は[2]〜[16]いずれか1の歯磨剤のスクリーニング方法。
[18]短手方向の幅が150μm超1500μm以下であり、深さが50μm以上、好ましくは100μm以上、300μm以下である溝状凹部が並んで複数形成された面を有する板状歯表面モデルを用い、かつ次の工程(A)、(B)並びに(C):
(A)溝状凹部に固形又はペースト状の疑似汚れ物質を充填する工程、
(B)溝状凹部が形成された板状歯表面モデルの面上を歯磨剤と歯ブラシを用いてブラッシングし、ブラッシングの動作方向が、溝状凹部の長手方向に対して板状歯表面モデルの面に沿って垂直である工程、並びに
(C)ブラッシングした後の溝状凹部における疑似汚れ物質の残存量又は除去量を測定及び評価する工程
を備える歯磨剤のスクリーニング方法。
表1に示す顆粒入り歯磨剤1と、顆粒を含まない歯磨剤2について、アンケートにより歯磨き後も歯に着色があると回答した被験者16名ずつを対象に、各被験者が所有する歯ブラシを用いて4週間の間、毎日歯磨きを行い、評価開始前の黄ばみ汚れの量として初回の歯磨き後の歯の黄ばみ汚れの量を測定し、また4週間後の歯磨き後の黄ばみ汚れの量を測定した。なお、黄ばみ汚れの測定は、上顎と下顎の右側側切歯、右側中切歯、左側中切歯、左側側切歯の合計8本の唇側の表面を対象とした。黄ばみ汚れの量は、デジタルカメラで歯を撮影し、撮影した画像データをコンピューターにより色補正し(ADOBE Photoshop)、画像解析ソフト「WinROOF」(三谷商事株式会社)を用いて汚れの面積を定量することによって評価した。なお、デジタルカメラによる撮影はフラッシュ光を用い、偏光フィルターによって反射光の抽出を防止した。
各被験者について、評価開始前の汚れの面積から4週間後の汚れの面積への差を求め、得られた値を汚れ除去面積とした。
板状の基材(ステンレス製、厚み3mm、縦15mm、横15mm)の片面に、以下の大きさを有する溝状凹部を形成し、板状歯表面モデル1〜3を作製した。
板状歯表面モデル1:溝状凹部の短手方向の幅50μm×深さ50μm、隣り合う溝状凹部の間隙0.62mm
板状歯表面モデル2:溝状凹部の短手方向の幅100μm×深さ100μm、隣り合う溝状凹部の間隙0.62mm
板状歯表面モデル3:溝状凹部の短手方向の幅1000μm×深さ150μm、隣り合う溝状凹部の間隙0.67mm
製造例1で得られた各板状歯表面モデルを用い、形成された溝状凹部に擬似汚れ物質としてアイライナー(サナ スーパークイックアイライナーEX 01、常盤製薬工業社製)を擦り込んだ。次に、溝状凹部以外の表面に残った疑似汚れ物質及び溝状凹部から表面よりも突出している疑似汚れ物質をヘラで擦り除去した。次に、図6に示す試験台にアルミ板(30mm×80mm×5mm)を配置し、かかるアルミ板の中央に設けた15mm×15mm×3mmの正方形の凹部に各試験板を嵌めて固定し、さらに各試験板の上に各歯磨剤を塗布して、以下の条件下で刷掃した。歯ブラシはチェックスタンダード(花王(株)製)を用いた。なお、アルミ板の中央の正方形の凹部は、正方形の角部の外側に、試験板を取り出し容易にするための凹部が設けられている。
刷掃条件:荷重200g、速度120rpm、振幅30mm刷掃回数往復30回
なお、板状歯表面モデルの溝状凹部に対して平行な方向にブラッシングを行った場合を試験1、板状歯表面モデルの溝状凹部に対して垂直な方向にブラッシングを行った場合を試験2とした。
各板状歯表面モデルを、評価前後においてデジタルカメラで撮影して評価した。具体的には、アイライナーを擦り込んだ領域を画像解析して着色領域面積(mm2)とし、着色領域面積において歯ブラシが刷掃した領域を評価領域面積とした。かかる評価領域においてアイライナーが落ちて凹部の底面が露出した(白くなった)部分の面積(mm2)を汚れ除去面積とし、下記式(1)により汚れ除去率(%)を算出した。前述の着色領域面積は、デジタルカメラで撮影した際に、疑似汚れ物質による着色が検知された領域の面積であり、その領域において歯ブラシが刷掃した領域を評価領域とした。
汚れ除去率(%)=(汚れ除去面積/評価領域面積全体)×100 ・・・(1)
なお、板状歯表面モデルの溝状凹部に擦り込んだアイライナーは、平坦な面で歯ブラシのみで刷掃した場合でも、所定の荷重をかければアイライナーが落ちて板状歯表面モデルの面が露出するものである。
試験1及び試験2の結果を表1に示す。
なお、50μmの凹部においても、歯磨剤1は歯磨剤2に比べて汚れ除去効果が優れており、現実の歯に存在する、100μm前後の大きさの凹部から50μmの大きさの凹部において、歯磨剤2では十分に除去しにくい黄ばみ汚れが強固に付着しているものと推測される。さらに、歯磨剤1は、板状表面モデル1と板状表面モデル2を併用することによって、幅50μm深さ50μmの凹部から幅100μm深さ100μmの凹部の大小様々な深い凹部に付着した除去しにくい黄ばみ汚れを除去できるものと評価することができる。
2:溝状凹部
a:板状歯表面モデル1の最表面と溝状凹部2の内壁側面とで形成する稜線である角部
d:溝状凹部の短手方向の幅
h:溝状凹部の深さ
H:板状歯表面モデル1の厚み
Claims (8)
- 短手方向の幅が25μm以上150μm以下であり、深さが50μm以上150μm以下であり、さらに深さと短手方向の幅の比(深さ/幅)が1〜1.5である溝状凹部が並んで複数形成された面を有する板状歯表面モデルを用い、かつ次の工程(A)、(B)並びに(C):
(A)溝状凹部に疑似汚れ物質としてアイライナーを充填し、次いで溝状凹部以外の表面に残存するアイライナーを除去する工程、
(B)溝状凹部が形成された板状歯表面モデルの面上を歯磨剤と歯ブラシを用いてブラッシングする工程、並びに
(C)ブラッシングした後の溝状凹部におけるアイライナーの残存量又は除去量を測定及び評価する工程
を備え、かつ工程(C)における評価が、歯の表面に存在する周波条以上の深さの溝における着色汚れ除去効果の評価である、歯磨剤のスクリーニング方法。 - 短手方向の幅が25μm以上150μm以下であり、深さが50μm以上150μm以下であり、さらに深さと短手方向の幅の比(深さ/幅)が1〜1.5である溝状凹部が並んで複数形成された面を有し、溝状凹部の深さ又は短手方向の幅、或いは深さ及び短手方向の幅の大きさが異なる2以上の板状歯表面モデルを用い、かつ次の工程(A)、(B)並びに(C):
(A)溝状凹部に疑似汚れ物質としてアイライナーを充填し、次いで溝状凹部以外の表面に残存するアイライナーを除去する工程、
(B)溝状凹部が形成された板状歯表面モデルの面上を歯磨剤と歯ブラシを用いてブラッシングする工程、並びに
(C)ブラッシングした後の溝状凹部におけるアイライナーの残存量又は除去量を測定及び評価する工程
を備え、かつ工程(C)における評価が、歯の表面に存在する周波条以上の深さの溝における着色汚れ除去効果の評価である、歯磨剤のスクリーニング方法。 - 板状歯表面モデルが有する面において、溝状凹部が互いに平行して複数形成されてなり、かつ隣り合う溝状凹部と溝状凹部との間隙が0.1〜1.5mmである請求項1又は2に記載の方法。
- 疑似汚れ物質としてのアイライナーと板状歯表面モデルとが異なる色相又は明度の色を呈し、工程(C)におけるアイライナーの残存量又は除去量の測定が、アイライナーの色相又は明度の測定である請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯磨剤のスクリーニング方法。
- 工程(C)において、アイライナーの残存量又は除去量の測定が、
(c1)板状歯表面モデルに付着したアイライナーを洗浄して、アイライナーを含有する抽出液を得る工程と、
(c2)得られた抽出液の吸光度を測定する工程
を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯磨剤のスクリーニング方法。 - 工程(B)において、ブラッシングの動作方向が、溝状凹部の長手方向に対して板状歯表面モデルの面に沿って平行である請求項1〜5のいずれか1項に記載の歯磨剤のスクリーニング方法。
- 板状歯表面モデルの材質が、金属、ハイドロキシアパタイト、合成樹脂から選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜6のいずれか1項に記載の歯磨剤のスクリーニング方法。
- 歯磨剤が、顆粒及び研磨剤から選ばれる1種又は2種以上の粉体を含有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の歯磨剤のスクリーニング方法。
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