JP6226570B2 - スイッチギヤ - Google Patents

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Description

この発明は、例えば金属閉鎖形スイッチギヤの上引込の外線ケーブル端末処理部に関し,天井部に設置されるケーブル端末処理箱を上下にスライドすることで,発送時の取外し作業,据付け時の取付け作業及び結線作業を削減する構造に関するものである。
従来の金属閉鎖形スイッチギヤに高圧ケーブルを接続する場合,高圧ケーブルの絶縁処理として,ケーブル端末処理と呼ばれる処置を施す。スイッチギヤのケーブル接続部では,このケーブル端末処理に必要な寸法を考慮した構造としている。しかしながら,スイッチギヤの据付け条件等の構造上の制約などで,このケーブル端末処理に必要な寸法が確保できない場合があり,その場合にはケーブル端末処理に必要なスペースを確保するために,スイッチギヤの天井部にケーブル端末処理箱を設置している。
従来のスイッチギヤとしては例えば図27に示すものがあり、図27は側断面図を示している。1はスイッチギヤの箱体、1aは扉、2は上下2段に配置された遮断器室、3は上下に配置された遮断器室2をまたぐ形で配置した母線室、4は母線室3を包み込む形で遮断器室2の後方に配置したケーブル室、5は遮断器室2内に配置した引出し式の遮断器、6は遮断器室2内に配置され遮断器5と接離する母線側ブッシング、7は遮断器室2内に配置され遮断器5と接離するケーブル側ブッシング、15は上下段の母線側ブッシング6どうしを接続するコ字状に折り曲げられた第1の接続導体、8は断面が平角状の3相の母線で、断面の長手方向を上下方向にして図27の紙面の厚み方向に延在して配置している。そして、箱体1の前面側には制御機器室13が配置されている。
16は母線8と第1の接続導体15との間を各相それぞれ1対1に接続するコ字状に折り曲げられた第2の接続導体である。17は3相一体に形成されたCTで、母線室3の上面及び下面に装着されている。このCTは、各相に対応したCTと3相一括して検出する零相CTを一括して内蔵一体化している。18は上側ケープル接続導体であり、上部遮断器室2のケーブル側ブッシング7からCT17を貫通しスイッチギヤの後方に向って水平に真っ直ぐ引出されており、斜め下方に折り曲げて接続部18aを形成している。19は下側ケーブル接続導体であり、下部遮断器室2のケーブル側ブッシング7からCT17を貫通しスイッチギヤの後方に向って水平に真っ直ぐ引出されており、斜め上方に折り曲げて接続部19aを形成している。20は接続部18aと接続されスイッチギヤの箱体1の上部に設置されたケーブル端末処理箱22から負荷側に導出される上側ケーブルである。21は接続部19aと接続されスイッチギヤの箱体1の上部に設置されたケーブル端末処理箱22から負荷側に導出される下側ケーブルである。
特開2001−61206号公報 特開2012−231592号公報
上述した従来のスイッチギヤは、変電所内でトランスや他の電気機器と共に電力の流通に即して配置され、それぞれの機器スペースと機器の保守点検に要するスペースで敷地が確保されるが、更にそれぞれの機器の更新などの取替えの為に、変電所の敷地や電気室及び電気室に至る経路において機器の搬出入が可能な通路スペースを確保する必要がある。
この搬出入に必要な通路スペースは、外部アクセス道からの変電所あるいは電気室の位置・距離にもよるが、その占有スペースは非常に大きなものとなる場合がある。そして、この搬出入スペースは通常の運転時には不要なスペースであるが、万が一の機器の取替えや機器寿命による設備更新の為には必要不可欠なスペースである。従って、変電所敷地あるいは建屋スペースの効率的な利用の為には、こうした通常使用しないデッドスペースは極力少ない事が望ましい。
この通路スペース(特に搬出入路の幅)を極力少なくするための手段として、機器の小形化は勿論であるが、一般的には金属閉鎖形スイッチギヤの筐体を分解し主回路導体などを取外しての輸送、搬出入が行なわれる。高電圧電力機器の小形化では、ガス絶縁スイッチギヤなど高い絶縁耐力の絶縁ガスを密閉して機器を小形化する方法が一般的に採用されている。
しかし、スイッチギヤの据付時や内部機器の取替えあるいは更新時に絶縁ガス処理時間や精密な密閉作業が必要で設備停電時間が多くかかるという欠点やスイッチギヤを製作している工場に比べて塵埃や高温多湿など周囲条件の悪い環境条件における絶縁信頼性確保の為、異物や水分管理を充分徹底するための作業環境整備施策が必要であるなどの問題がある。
また、従来のスイッチギヤは、ケーブル端末処理箱22がスイッチギヤの箱体1の上部に固定された状態で設置されているので、ケーブル端末処理箱22の高さ分だけスイッチギヤの高さが大きなものとなり、輸送あるいは搬出入に制約を受けることが多々あるという課題があった。
これを解決するための手段として、例えば特許文献2で示される手段を適用することが考えられる。すなわち、特許文献2のものは輸送時及び搬出入時に接地カバー体を正面から見て左右にスライドさせてスイッチギヤ内に収納してスイッチギヤの幅方向の寸法をコンパクトにしたものである、この技術を応用してスイッチギヤの天井部に設けたケーブル端末処理箱をスイッチギヤ内に収納することが考えられる。ケーブル端末処理箱をスイッチギヤ内に収納した状態から上側にスライドさせようとした場合、天井部に取付けられたカバー体の上面とケーブル端末処理箱の上側フランジの下面との隙間が無いため、手が入り難くスライドが困難となる。また、ケーブル端末処理箱を下側にスライドしてスイッチギヤ内に収納する場合は、天井部に取付けられたカバー体の上面とケーブル端末処理箱の上側フランジの下面との隙間に指を挟まないよう注意する必要があるなどの問題が発生することになる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、輸送および搬出入時におけるスイッチギヤの高さ方向の寸法のコンパクト化が図れるスイッチギヤを提供するものである。
この発明に係わるスイッチギヤは、スイッチギヤの箱体の天井部に設けられた天井カバー体と、前記天井カバー体に前記スイッチギヤの前記箱体内外へスライド移動可能に取り付けられ、前記天井カバー体の外面に当接可能な上側フランジおよび前記天井カバー体の内面に当接可能な下側フランジを有し、前記スイッチギヤの前記箱体内のケーブルが挿通されるケーブル端末処理箱と、前記ケーブル端末処理箱の前記上側フランジと前記天井カバー体との間に配設された緩衝部材とを備えたものである。
この発明に係わるスイッチギヤによれば、輸送および搬出入時におけるスイッチギヤの高さ方向の寸法のコンパクト化を図ることができるスイッチギヤを得ることができる。
この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける据付時の状態を示す要部斜視図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける搬出入時の状態を示す要部斜視図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける搬出入時の固定した状態を示す要部斜視図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の据付時の状態を示す要部側断面図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図4のA−A線における断面図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図5のB−B線から見た平面図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図5のC−C線から見た平面図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の搬出入時の状態を示す要部側断面図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図8のD−D線における断面図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図9のE−E線から見た平面図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける緩衝部材の据付、運転時を示す断面図である。 この発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける緩衝部材の搬送、搬出入時を示す断面図である。 この発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の据付時の状態を示す要部側断面図である。 この発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図13のF−F線における断面図である。 この発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図14のG−G線から見た平面図である。 この発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図14のH−H線から見た平面図である。 この発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の搬出入時の状態を示す要部側断面図である。 この発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図17のJ−J線における断面図である。 この発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図18のK−K線から見た平面図である。 この発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の据付時の状態を示す要部側断面図である。 この発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図20のL−L線における断面図である。 この発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図21のM−M線から見た平面図である。 この発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図21のN−N線から見た平面図である。 この発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の搬出入時の状態を示す要部側断面図である。 この発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図24のP−P線における断面図である。 この発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図25のQ−Q線から見た平面図である。 従来のスイッチギヤを示す側断面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1ないし図10に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける据付時の状態を示す要部斜視図である。図2はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける搬出入時の状態を示す要部斜視図である。図3はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける搬出入時の固定した状態を示す要部斜視図である。図4はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の据付時の状態を示す要部側断面図である。図5はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図4のA−A線における断面図である。図6はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図5のB−B線から見た平面図である。図7はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図5のC−C線から見た平面図である。図8はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の搬出入時の状態を示す要部側断面図である。図9はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図8のD−D線における断面図である。図10はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける図9のE−E線から見た平面図である。図11はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける緩衝部材の据付、運転時を示す断面図である。図12はこの発明の実施形態1に係わるスイッチギヤにおける緩衝部材の搬送、搬出入時を示す断面図である。
これら各図において、30はスイッチギヤの箱体、31はスイッチギヤの箱体30の天井部に設けられた天井カバー体であり、天井カバー体31にはスイッチギヤの箱体30内の上側ケーブル20および下側ケーブル21を挿通するための挿通穴31aが形成されている。32はボディ体32aが天井カバー体31にスイッチギヤの箱体30内外へスライド移動可能に取り付けられ、天井カバー体31の外面に当接可能な上側フランジ32bおよび天井カバー体31の内面に当接可能な下側フランジ32cを有し、スイッチギヤの箱体30内の上側ケーブル20および下側ケーブル21が挿通されるケーブル端末処理箱である。
33はケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bと天井カバー体31との間に配設されたた緩衝部材であり、例えば、緩衝棒体33aに圧縮コイルばね33bを装着し圧縮コイルばね33bを圧縮コイルばね受け33cにより受ける構成の場合を示している。なお、ケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bには上側フランジ固定用穴32b1が設けられ、この上側フランジ固定用穴32b1と相対応する位置の天井カバー体31に固定用穴31bが設けられている。
また、図示はしないが、下側フランジ32cには下側フランジ固定用穴が設けられ、この下側フランジ固定用穴と相対応する位置の天井カバー体31に固定用穴が設けられている。
次に動作について説明する。スイッチギヤの据え付け時には、図5〜図7に示すように、ケーブル端末処理箱32はスイッチギヤの箱体30の天井部に設けられた天井カバー体31より上側にスライド移動されて固定されている。すなわち、ケーブル端末処理箱32の下側フランジ32cが天井カバー体31の内面に当接されて固定ボルト34により固定されている。スイッチギヤの出荷時あるいはスイッチギヤの搬出入時においては、スイッチギヤの高さ方向のコンパクト化を図るため、ケーブル端末処理箱32の下側フランジ32cと天井カバー体31とを固定する固定ボルト34を外し、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aをスイッチギヤの箱体30内へスライド移動させ、図2に示すように、圧縮コイルばね33bにより構成された緩衝部材33でケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bを受け止め、さらに、緩衝部材33の圧縮コイルばね33bを圧縮させてケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bを天井カバー体31の外面に当接させ、上側フランジ32bに設けた上側フランジ固定用穴32b1と天井カバー体31に設けた固定用穴31bに固定ボルト35を通して図8〜図10に示すようにケーブル端末処理箱32をスイッチギヤの箱体30内に収納させて固定する。
このように、ケーブル端末処理箱32をスイッチギヤの箱体30内に収納させて固定した状態で、スイッチギヤを出荷する状態、あるいはスイッチギヤの搬出入の状態とすることができるので、スイッチギヤの高さ方向の寸法のコンパクト化を図ることができるスイッチギヤを得ることができる。
スイッチギヤを出荷、あるいはスイッチギヤの搬出入が終わってスイッチギヤを据え付けるときは、固定ボルト35を取り外して緩衝部材33の圧縮コイルばね33bの復元力によりケーブル端末処理箱32を上側に一定量浮上させてケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bと天井カバー体31との間に例えばケーブル端末処理箱32を上側にスライド移動させるための作業者の手が十分に入る程度の間隙を確保する。
そして、ケーブル端末処理箱32をさらに上側にスライド移動させてケーブル端末処理箱32の下側フランジ32cを天井カバー体31の内面に当接させて固定ボルト34により固定することによりケーブル端末処理箱32のスイッチギヤの箱体30への据え付けが完了する。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図13ないし図19に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図13はこの発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の据付時の状態を示す要部側断面図である。図14はこの発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図13のF−F線における断面図である。図15はこの発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図14のG−G線から見た平面図である。図16はこの発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図14のH−H線から見た平面図である。図17はこの発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の搬出入時の状態を示す要部側断面図である。図18はこの発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図17のJ−J線における断面図である。図19はこの発明の実施形態2に係わるスイッチギヤにおける図18のK−K線から見た平面図である。
この実施の形態2においては、上述した実施の形態1の構成に次の構成を追加した構成としたものである。すなわち、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aの側部にケーブル端末処理箱32をスイッチギヤの箱体30外へスライド移動させた後、ケーブル端末処理箱32の下方への移動を防止する突起体36を設けたものである。そして、突起体36の近傍の天井カバー体31にはその突起体36との係合を解除するための切り欠き37が形成されるとともに天井カバー体31にはケーブル端末処理箱32を前後方向であるX方向およびY方向にスライド可能なスライドスペース38が形成されている。
図13〜図16はケーブル端末処理箱32のスイッチギヤの箱体30への据え付けが完了している状態を示しており、スイッチギヤの出荷時、あるいはスイッチギヤの搬出入時にはスイッチギヤの高さ方向のコンパクト化を図るため、ケーブル端末処理箱32の下側フランジ32cと天井カバー体31とを固定する固定ボルト34を外す。そして、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aをスライドスペース38のX方向側にスライドさせて突起体36を切り欠き37の位置にスライドさせてケーブル端末処理箱32のボディ体32aをスイッチギヤの箱体30内へスライド移動させ、圧縮コイルばね33bにより構成された緩衝部材33でケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bを受け止め、さらに、緩衝部材33の圧縮コイルばね33bを圧縮させてケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bを天井カバー体31の外面に当接させ、上側フランジ32bに設けた上側フランジ固定用穴32b1と天井カバー体31に設けた固定用穴31bに固定ボルト35を通して図17〜図19に示すようにケーブル端末処理箱32をスイッチギヤの箱体30内に収納させて固定する。
このように、ケーブル端末処理箱32をスイッチギヤの箱体30内に収納させて固定した状態で、スイッチギヤを出荷する状態、あるいはスイッチギヤの搬出入の状態とすることができるので、スイッチギヤの高さ方向の寸法のコンパクト化を図ることができるスイッチギヤを得ることができる。
スイッチギヤを出荷、あるいはスイッチギヤの搬出入が終わってスイッチギヤを据え付けるときは、固定ボルト35を取り外して緩衝部材33の圧縮コイルばね33bの復元力によりケーブル端末処理箱32を上側に一定量浮上させてケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bと天井カバー体31との間に例えばケーブル端末処理箱32を上側にスライド移動させるための作業者の手が十分に入る程度の間隙を確保する。
そして、ケーブル端末処理箱32をさらに上側にスライド移動させ、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aの突起体36を切り欠き37の位置に合わせてその突起体36が天井カバー体31の上面側に出るまで上側にスライドさせた後、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aをスライドスペース38のY方向側にスライドさせて突起体36を切り欠き37から離れた位置にスライドさせてケーブル端末処理箱32の下方への移動、すなわち落下を防止し、ケーブル端末処理箱32の下側フランジ32cを天井カバー体31の内面に当接させて固定ボルト34により固定することによりケーブル端末処理箱32のスイッチギヤの箱体30への据え付けが完了する。
このように、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aの側部に突起体36を設けたことにより、ケーブル端末処理箱32をスイッチギヤの箱体30外へスライド移動させた後、ケーブル端末処理箱32の下方への移動を防止することができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図20ないし図26に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図20はこの発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の据付時の状態を示す要部側断面図である。図21はこの発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図20のL−L線における断面図である。図22はこの発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図21のM−M線から見た平面図である。図23はこの発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図21のN−N線から見た平面図である。図24はこの発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおけるスライド式ケーブル端末処理箱の搬出入時の状態を示す要部側断面図である。図25はこの発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図24のP−P線における断面図である。図26はこの発明の実施形態3に係わるスイッチギヤにおける図25のQ−Q線から見た平面図である。
上述した各実施の形態においては、緩衝部材33が圧縮コイルばねにより構成された場合について述べたが、この実施の形態3においては、緩衝部材が天井スペーサ39により構成された場合を示している。そして、上述した実施の形態2と同様に突起体36、切り欠き37、スライドスペース38が設けられた構成となっている。
図20〜図23はケーブル端末処理箱32のスイッチギヤの箱体30への据え付けが完了している状態を示しており、スイッチギヤの出荷時、あるいはスイッチギヤの搬出入時にはスイッチギヤの高さ方向のコンパクト化を図るため、ケーブル端末処理箱32の下側フランジ32cと天井カバー体31とを固定する固定ボルト34を外す。そして、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aをスライドスペース38のX方向側にスライドさせて突起体36を切り欠き37の位置にスライドさせてケーブル端末処理箱32のボディ体32aをスイッチギヤの箱体30内へスライド移動させ、緩衝部材としての天井スペーサ39上にケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bを受け止めて当接させ、上側フランジ32bに設けた上側フランジ固定用穴32b1と天井カバー体31に設けた固定用穴31bに固定ボルト35を通して図24〜図26に示すようにケーブル端末処理箱32をスイッチギヤの箱体30内に収納させて固定する。
なお、緩衝部材が天井スペーサ39の高さはケーブル端末処理箱32の上側フランジ32bと天井カバー体31との間に例えばケーブル端末処理箱32を上側にスライド移動させるための作業者の手が十分に入る程度の間隙を確保できる程度であればよい。
このように、ケーブル端末処理箱32をスイッチギヤの箱体30内に収納させて固定した状態で、スイッチギヤを出荷する状態、あるいはスイッチギヤの搬出入の状態とすることができるので、スイッチギヤの高さ方向の寸法のコンパクト化を図ることができるスイッチギヤを得ることができる。
スイッチギヤを出荷、あるいはスイッチギヤの搬出入が終わってスイッチギヤを据え付けるときは、固定ボルト35を取り外し、ケーブル端末処理箱32を上側にスライド移動させ、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aの突起体36を切り欠き37の位置に合わせてその突起体36が天井カバー体31の上面側に出るまで上側にスライドさせた後、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aをスライドスペース38のY方向側にスライドさせて突起体36を切り欠き37から離れた位置にスライドさせてケーブル端末処理箱32の下方への移動、すなわち落下を防止し、ケーブル端末処理箱32の下側フランジ32cを天井カバー体31の内面に当接させて固定ボルト34により固定することによりケーブル端末処理箱32のスイッチギヤの箱体30への据え付けが完了する。
このように、ケーブル端末処理箱32のボディ体32aの側部に突起体36を設けたことにより、ケーブル端末処理箱32をスイッチギヤの箱体30外へスライド移動させた後、ケーブル端末処理箱32の下方への移動を防止することができる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、輸送および搬出入時におけるスイッチギヤの高さ方向の寸法のコンパクト化を図ることができるスイッチギヤの実現に好適である。
30 スイッチギヤの箱体、31 天井カバー体、31a 挿通穴、31b 固定用穴、32 ケーブル端末処理箱、32a ボディ体、32b 上側フランジ、32b1 上側フランジ固定用穴、32c 下側フランジ、33 緩衝部材、33b 圧縮コイルばね、34 固定ボルト、35 固定ボルト、36 突起体、37 切り欠き、38 スライドスペース、39 天井スペーサ。

Claims (6)

  1. スイッチギヤの箱体の天井部に設けられた天井カバー体と、前記天井カバー体に前記スイッチギヤの前記箱体内外へスライド移動可能に取り付けられ、前記天井カバー体の外面に当接可能な上側フランジおよび前記天井カバー体の内面に当接可能な下側フランジを有し、前記スイッチギヤの前記箱体内のケーブルが挿通されるケーブル端末処理箱と、前記ケーブル端末処理箱の前記上側フランジと前記天井カバー体との間に配設された緩衝部材とを備えたことを特徴とするスイッチギヤ。
  2. 前記緩衝部材は圧縮コイルばねにより構成され、前記ケーブル端末処理箱を前記スイッチギヤの前記箱体内へスライド移動させ、前記ケーブル端末処理箱の前記上側フランジにより前記緩衝部材を圧縮させて前記上側フランジを前記天井カバー体に固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  3. 前記ケーブル端末処理箱の前記上側フランジと前記天井カバー体との固定状態を解除することにより前記緩衝部材の圧縮状態を解除して復元させてその復元力により前記上側フランジを一定量浮上させた後、前記ケーブル端末処理箱を前記スイッチギヤの前記箱体外へスライド移動させ、前記ケーブル端末処理箱の前記下側フランジを前記天井カバー体に固定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のスイッチギヤ。
  4. 前記緩衝部材は天井スペーサにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  5. 前記ケーブル端末処理箱を前記スイッチギヤの前記箱体外へスライド移動させた後、前記ケーブル端末処理箱の下方への移動を防止する突起体を前記ケーブル端末処理箱の側部に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のスイッチギヤ。
  6. 前記天井カバー体に前記突起体との係合を解除する切り欠き部を設け、前記ケーブル端末処理箱を前記スイッチギヤの前記箱体内へスライド移動させるときは前記ケーブル端末処理箱の前記突起体を前記切り欠き部の位置にスライドさせて前記ケーブル端末処理箱を前記スイッチギヤの前記箱体内へスライド移動させるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のスイッチギヤ。
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