JP6225137B2 - 車載カメラ画像処理装置 - Google Patents

車載カメラ画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6225137B2
JP6225137B2 JP2015067276A JP2015067276A JP6225137B2 JP 6225137 B2 JP6225137 B2 JP 6225137B2 JP 2015067276 A JP2015067276 A JP 2015067276A JP 2015067276 A JP2015067276 A JP 2015067276A JP 6225137 B2 JP6225137 B2 JP 6225137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction table
correction
unit
camera unit
shading correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015067276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016187149A (ja
Inventor
敦 市毛
敦 市毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2015067276A priority Critical patent/JP6225137B2/ja
Publication of JP2016187149A publication Critical patent/JP2016187149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6225137B2 publication Critical patent/JP6225137B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

本発明は、複数の撮像部により撮像された画像を処理する車載カメラ画像処理装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1には、ステレオ視により広角撮影した撮像画像を画像処理する際に、各カメラから入力された画像を、前記各カメラの配置された前記直線と平行な軸線を持つ円筒面上に射影する画像射影手段と、前記円筒面上に射影された画像において、前記対象物に対応する画素位置を検出する画素位置検出手段とを備えることで、メモリ使用量および処理時間を低減する技術が示されている。
また、特許文献2には、ステレオ撮像ユニット内の第1の不揮発性メモリに、一対のカメラの互いの特性のバラツキを補正するためのカメラ特性データを予め記憶しておくとともに、画像処理ユニット内の第2の不揮発性メモリに、一対のカメラから出力される2系統の画像信号を処理する回路の特性のバラツキを補正するための回路特性データを予め記憶しておく技術が示されている。
特開2009−139246号公報 特開平11−211469号公報
しかしながら、特許文献1に示される技術のように、中心射影を円筒射影に変更するだけでは、撮像画像が同じサイズである場合に効果があるだけで、たとえば歪補正などキャリブレーションデータが増えていくとメモリ使用量は増え、それに合わせて、キャリブレーションデータにアクセスする時間が増えていくことになり、コストは高くなり、本来の画像処理にかかる時間が短くなり、画像処理性能を上げることには効果が期待できない。
また、特許文献2に示される技術のように、補正データを格納する不揮発性メモリを分けるだけでは、たとえばシェーディング補正などキャリブレーションデータを格納するメモリ使用量は増え、それに合わせて、キャリブレーションデータにアクセスする時間が増えていくことになり、コストは高くなり、本来の画像処理にかかる時間が短くなり、画像処理性能を上げることには効果が期待できない。
今後、車載カメラの機能・性能を向上するためには、撮像素子の高画素化および補正データ量が増加していくことになり、このような手段では、補正データを記憶するメモリにおいて、その補正データが占める割合が増え、本来の画像処理に必要な画像データアクセスが制限されてしまう。解決の手段として、大容量・高速なメモリを採用すると、コスト・消費電力の観点から不利になる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メモリ部に記憶される補正データのデータ量をなるべく少なくすることができる車載カメラ画像処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、2つのカメラ部で撮像された画像データをそれぞれシェーディング補正するシェーディング補正部と、一方のカメラ部の補正テーブルと他方のカメラ部の補正テーブルとの差分値または平均値を有する補正テーブルを記憶するメモリ部と、前記差分値または平均値を有する補正テーブルから前記一方のカメラ部の補正テーブルと前記他方のカメラ部の補正テーブルの少なくとも一方を生成する補正テーブル生成部とを有し、前記シェーディング補正部は、前記補正テーブル生成部により生成した補正テーブルを用いて前記画像データをシェーディング補正することを特徴とする。
本発明によれば、メモリ部に記憶される補正データのデータ量をなるべく少なくすることができ、画像処理の効率を向上させることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1における車載カメラ画像処理装置の構成図。 シェーディング補正テーブルを用いて撮像画像をシェーディング補正する方法を説明する図。 実施例1におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図。 実施例2におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図。 実施例3におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図。 実施例4におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図。 実施例5におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図。 実施例6におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図。 実施例7におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
[実施例1]
図1は、実施例1における車載カメラ画像処理装置の構成図である。
本実施例では、車載カメラ画像装置の例として、2つのカメラ部を持つステレオカメラの場合について説明する。車載カメラ画像処理装置100は、左右一対となるカメラ部(左)101及びカメラ部(右)102と、カメラ部(左)101とカメラ部(右)102で撮像した画像データ121、122をそれぞれシェーディング補正するシェーディング補正部103、104と、シェーディング補正後の画像データ123、124を記憶するメモリ部106の画像データ部111、112と、メモリ部106の画像データ部111、112から画像データ125を取り込んで画像処理を行う画像処理マイコン107を有している。
一方のカメラ部(左)101と他方のカメラ部(右)102は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの撮像素子であり、複数の画素がマトリックス状に配置された構成を有している。カメラ部(左)101とカメラ部(右)102では、一般的には光学レンズを経由して対象物が撮像され、撮像素子などによって画像データ121、122の電気信号となる。また、レンズの特性上、原則的には画面の端は暗く写る。いわゆる周辺光量が落ちるためである。ステレオカメラのように、カメラ部(左)101とカメラ部(右)102で取得した左右の画像データ121、122に対して、マッチング処理を行うような場合、面内の輝度が一定であることが理想的であるから、上記、画像データ121、122に対して、面内の輝度が一定になるような補正が必要である。これをシェーディング補正と呼ぶことにする。
シェーディング補正に用いられる補正データは、たとえば、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ部108に記憶されていて、車載カメラ画像処理装置100が起動したときに、画像処理マイコン107によって読み出されて、メモリ部106のシェーディング補正テーブル部113、114に記憶される。そして、カメラ部(左)101とカメラ部(右)102から撮像した画像データを取得するたびに、たとえばフレーム毎にシェーディング補正テーブル部113、114から読み出されて、シェーディング補正部103、104で補正計算に用いられる。
図2は、シェーディング補正テーブルを用いて撮像画像をシェーディング補正する方法を説明する図である。
シェーディング補正テーブル302は、撮像画像(シェーディング補正前の画像データ)301の各画素i(m,n)に対して、1画素毎に一対一となる補正データを持つ。シェーディング補正テーブル302の各補正データをj(m,n)と表すと、画素位置座標(m,n)の画素データiのシェーディング補正データjが補正計算に適用される。
シェーディング補正として、撮像画像301に対して、シェーディング補正テーブルを掛け算するときは、シェーディング補正後の画像303は、
k(m,n)=i(m,n)×j(m,n)
m=1〜M(Mは画像の横サイズ)、n=1〜N(Nは画像の縦サイズ)
であらわされる。
同様に、オフセットするときは、シェーディング補正後の画像303は、
k(m,n)=i(m,n)+j(m,n)
m=1〜M(Mは画像の横サイズ)、n=1〜N(Nは画像の縦サイズ)
であらわされる。これは一例であり、減算でも除算でも考え方は同じである。
このようにして、画像データ121、122は、上記シェーディング補正を行うシェーディング補正部103、104を経由して、シェーディング補正後の画像データ123、124となり、たとえば、一旦、メモリ部106内部の画像データ部111、112に記憶される。その後、任意のタイミングで画像処理マイコン107が、画像データ125として読み出し、所望の画像処理を行う。
本実施例において特徴的なことは、フラッシュメモリ部108に、左カメラ部101のシェーディング補正テーブル(左)と、左カメラ部101のシェーディング補正テーブル(左)と右カメラ部102のシェーディング補正テーブル(右)との差分値を有するシェーディング補正テーブル(左右差分)が記憶されており、補正データデコード部105で、左カメラ部101のシェーディング補正テーブル(左)と、左カメラ部101のシェーディング補正テーブル(左)と右カメラ部102のシェーディング補正テーブル(右)との差分値を有するシェーディング補正テーブル(左右差分)とを用いて右カメラ部102のシェーディング補正テーブル(右)を生成することである。
図3は、実施例1におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図である。
シェーディング補正部103、104では、一方のカメラ部(左)101と他方のカメラ部(右)102が持つそれぞれの撮像素子、および、レンズを代表とする光学特性に合わせたシェーディング補正テーブル(左)Aと、シェーディング補正テーブル(右)Bを用いて、画像データ121、122をシェーディング補正し、シェーディング補正後の画像データ123、124をメモリ部106に提供する。
このとき、補正データをたとえば、符号なし12bit/pixelとして、また画像サイズがSXGA(1280画素×1024画素)とすると、シェーディング補正テーブルA、Bは、それぞれ、
A=1280×1024×12bit=1.875MB
B=1280×1024×12bit=1.875MB
となる。
これに対して、シェーディング補正テーブル(左)Aとシェーディング補正テーブル(右)Bの差分を用いて、新たなシェーディング補正テーブル(左右差分)Cを計算する。ステレオカメラのように、左右のカメラ部101、102が持つそれぞれの撮像素子、および、レンズを代表とする光学特性がほぼ等しいときには、左右のシェーディング補正テーブルは近い値になる特徴があるから、たとえば、上記差分は、もともとのデータbit数である、符号なし12bit/pixelよりも十分小さいbit数で表現できる。たとえば、ここでは、符号付き6bitで表現できたとする。
このときのシェーディング補正テーブルCのデータ量は、
C=A−B=1280×1024×6bit=0.9375MB
となる。
そこで、本実施例では、フラッシュメモリ部108に、シェーディング補正テーブル(左)Aと、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cを記憶させておく。シェーディング補正テーブル(左)Aとシェーディング補正テーブル(左右差分)Cがあれば、メモリ部106から読み出して、メモリ部106のシェーディング補正テーブル部113、114に記憶させた後、補正データデコード部105において、
A−C=A−(A−B)=B
とすることで、シェーディング補正テーブル(右)Bを生成できる。これにより、補正データを元に戻して、シェーディング補正部103、104で左右の画像データをそれぞれシェーディング補正することができる。
効果として、フラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106でシェーディング補正テーブルが占める容量は、下式により25%削減できる。
(A+C)/(A+B)=2.8125MB/3.75MB=75%(25%削減)
上述のように、本実施例では、フラッシュメモリ部108に、カメラ部(左)101のシェーディング補正テーブル(左)Aと差分値を有するシェーディング補正テーブル(左右差分)Cが記憶されており、画像処理マイコン107により読み出された後に、メモリ部106のシェーディング補正テーブル部113、114に記憶される。
シェーディング補正テーブル(左)Aは、カメラ部(左)101が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データを有し、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cは、カメラ部(左)101が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データと、カメラ部(右)102が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データとの差分値を補正データとして有している。
そして、補正データデコード部105は、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cと、シェーディング補正テーブル(左)Aとを減算することにより、カメラ部(右)102のシェーディング補正テーブル(右)Bを生成する(補正テーブル生成部)。そして、シェーディング補正テーブル(左)Aをシェーディング補正部103に供給し、シェーディング補正テーブル(右)Bをシェーディング補正部104に供給する。
シェーディング補正部103は、補正データデコード部105から供給されたシェーディング補正テーブル(左)Aを用いてカメラ部(左)101の画像データ121をシェーディング補正し、シェーディング補正部104は、補正データデコード部105で生成されたシェーディング補正テーブル(右)Bを用いてカメラ部(右)102の画像データ122をシェーディング補正する。
フラッシュメモリ部108には、シェーディング補正テーブル(右)Bの代わりに、シェーディング補正テーブル(右)Bよりもデータ量の少ないシェーディング補正テーブル(左右差分)Cが記憶されているので、フラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106でシェーディング補正テーブルが占める容量を削減することができる。また、フラッシュメモリ部108から読み出すデータ量が削減され、かつ、シェーディング補正テーブル部113、114に記憶させるデータ量が削減されるため、車載カメラ画像処理装置100の起動時間が短くなる。
さらに、上述した簡単な構成を有する補正データデコード部105を追加するだけで、メモリ部106からシェーディング補正テーブルを読み出すデータ量を削減することができるため、消費電力の低減化が図れ、さらには、メモリ部106へのアクセス量のうち、本来の画像処理性能のための画像処理マイコン107からの読み出し量を増やすことができて、性能向上につなげることができる。
今後、車載カメラの機能・性能を向上するためには、撮像素子の高画素化および補正データ量が増加していくことになり、補正データを記憶するメモリにおいて、その補正データが占める割合が増え、本来の画像処理に必要な画像データアクセスが制限されてしまうことが課題となるが、本発明によれば、メモリに記憶される補正データのデータ量をなるべく少なくすることができ、大容量・高速なメモリの採用をすることなく、課題を解決することができる。
なお、本実施例では、左カメラ部101のシェーディング補正テーブル(左)と、左カメラ部101のシェーディング補正テーブル(左)と右カメラ部102のシェーディング補正テーブル(右)との差分値を有するシェーディング補正テーブル(左右差分)を用いて右カメラ部102のシェーディング補正テーブルを生成しているが、代わりに、右カメラ部102のシェーディング補正テーブル(右)と、左カメラ部101のシェーディング補正テーブル(左)と右カメラ部102のシェーディング補正テーブル(右)との差分値を有するシェーディング補正テーブル(左右差分)とを用いて左カメラ部101のシェーディング補正テーブル(左)を生成してもよい。
また、本実施例では、フラッシュメモリ部108とメモリ部106とが分かれた構成の場合を例に説明しているが、フラッシュメモリ部108を省略して、メモリ部106のみにシェーディング補正テーブルを記憶させた構成としてもよい。
以降の実施例は、上述したシェーディング補正テーブルのデータ量削減のさせ方のいくつかの方法について記述する。なお、以降の実施例に書かれていない手法であっても、2つのシェーディング補正テーブルの差分のデータを生成することそのものが本発明である。
[実施例2]
図4は、実施例2におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図である。
本実施例では、実施例1で説明したシェーディング補正テーブル(左)Aと、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cを圧縮した圧縮シェーディング補正テーブルA’、C’をフラッシュメモリ部108に記憶させておくことを特徴とする。
圧縮には、それぞれ一般的な手法のデータ圧縮技術を適用する。圧縮方法は、補正データデコード部105によって生成されるシェーディング補正テーブル(左)Aと(右)Bとが同じような補正データとなるものを採用することが望ましく、可逆圧縮でもよく、また、非可逆圧縮でもよい。可逆圧縮の方法としては、例えばランレングス圧縮、ハフマン符号を用いる圧縮、LZSS圧縮等の方法を用いることができる。非可逆圧縮の方法としては、例えばJPEG圧縮方法を用いることができる。
データ圧縮によって補正データをたとえば70%に圧縮できたとすると、シェーディング補正テーブルA’、C’は、それぞれ、
A’=1.875MB×0.7≒1.31MB
C’=0.9375MB×0.7≒0.66MB
となる。
上記、圧縮シェーディング補正テーブル(左)A’と、圧縮シェーディング補正テーブル(左右差分)C’をフラッシュメモリ部108に記憶させ、メモリ部106で読み出してメモリ部106のシェーディング補正テーブル部113、114に記憶させる。これらがあれば、補正データデコード部105において、逆圧縮(伸長)処理を行い、
A’ ×逆圧縮=A、C’ ×逆圧縮=C、
A−C=A−(A−B)=B
とすることで、シェーディング補正テーブル(左)Aと(右)Bを生成できる。これにより、補正データを元に戻して、左右それぞれのシェーディング補正を行うことができる。
シェーディング補正テーブルを記憶しておくフラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106に占めるシェーディング補正テーブルが占める容量は、下式により47%削減できる。
(A’+C’)/(A+B)≒1.97MB/3.75MB≒53%(47%削減)
これにより、実施例1(25%減)よりも、さらに容量を削減することができる。
例えば、図4に示すシェーディング補正テーブル(左)Aは、図2に示したように、レンズ周辺の光量が落ちている画素に対して、画像全体が均一になるようなデータとしており、画像中心を含む殆どのエリアは同じ、あるいは似たようなデータが多いことを特徴としている。
したがって、シェーディング補正テーブル(左)Aの圧縮方法には、データ全体に占めるデータ毎の出現回数に差がある場合に圧縮効率が高くなるハフマン符号を用いた場合に、より高い効果が得られる。
そして、図4に示すシェーディング補正テーブル(左右差分)Cは、補正データがばらばらになるケースが想定されるため、データ列を、前のデータ列と一致があったか否か、一致があった場合に一致位置と一致長を用いて表す方法であるLZSS圧縮法を用いた場合に、より高い効果が得られる。
また、シェーディング補正テーブルを画像として考えると、図2に示すように、画像データの中心が暗く、周辺が明るい画像になるので、例えば非可逆圧縮であるJPEG圧縮方法を用いることも可能である。ただし、JPEG圧縮方法は、画像を8×8ピクセルの正方形ブロックに分割して、その単位で画像の変化の情報を抽出するので、情報の一部を捨てることになる。
圧縮方法として、可逆と非可逆のどちらを選択するかは、撮像素子やレンズ等を含めた光学系の素性、及び、画像処理認識アプリケーションなどの機能やシステムからの要求を検討した上で決定される。
[実施例3]
図5は、実施例3におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図である。
本実施例では、2つのシェーディング補正テーブル(左)Aとシェーディング補正テーブル(右)Bの差を用いて、新たなシェーディング補正テーブルDとEを計算する。シェーディング補正テーブルDは、シェーディング補正テーブル(左)Aと、シェーディング補正テーブル(右)Bの和を2で除算したテーブルとする。シェーディング補正テーブルEは、シェーディング補正テーブル(左)Aと、シェーディング補正テーブル(右)Bの差を2で除算したテーブルとする。
実施例1同様、ステレオカメラのように、左右のカメラ部が持つそれぞれの撮像素子、および、レンズを代表とする光学特性がほぼ等しいときには、左右のシェーディング補正テーブルは近い値になる特徴があるから、たとえば、2つの補正テーブルの差をとるシェーディング補正データEは、もともとのデータbit数である、符号なし12bit/pixelよりも十分小さいbit数で表現できる。
たとえば、実施例1では、符号付き6bitで表現できたとしたが、ここでは2で除算しているのでさらに1bit少なくてすむ。シェーディング補正テーブルDは、符号なし12bit/pixelの足し算なので1bit増えるが2で除算するので、結果は符号なし12bit/pixelとなりデータ量は増えない。
このときのシェーディング補正テーブルDとシェーディング補正テーブルEのデータ量は、
D=1280×1024×12bit=1.875MB
E=1280×1024×5bit≒0.78MB
となる。
上記、シェーディング補正テーブルDと、シェーディング補正テーブルEをフラッシュメモリ部108に記憶させ、メモリ部106で読み出してメモリ部106のシェーディング補正テーブル部113、114に記憶させる。これらがあれば、メモリ部106から読み出した後に、補正データデコード部105において、
D+E=(A+B)/2+(A−B)/2=A
D−E=(A+B)/2−(A−B)/2=B
とすることで、シェーディング補正テーブル(左)Aとシェーディング補正テーブル(右)Bを生成できる。これにより、補正データを元に戻して、シェーディング補正部103、104で左右それぞれのシェーディング補正を行うことができる。
シェーディング補正テーブルを記憶しておくフラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106に占めるシェーディング補正テーブルが占める容量は、下式により29%削減できる。
(D+E)/(A+B)≒2.66MB/3.75MB≒71%(29%削減)
したがって、実施例1(25%削減)よりもデータ容量を削減することができる。
本実施例では、フラッシュメモリ部108に、カメラ部(左)101のシェーディング補正テーブル(左)Aとカメラ部(右)102のシェーディング補正テーブル(右)Bとの和の平均値を有するシェーディング補正テーブルDと、カメラ部(左)101のシェーディング補正テーブル(左)Aとカメラ部(右)102のシェーディング補正テーブル(右)Bとの差の平均値を有するシェーディング補正テーブルEが記憶されており、所定のタイミングで画像処理マイコン107によって読み出されて、メモリ部106のシェーディング補正テーブル部113、114に記憶される。
カメラ部(左)101のシェーディング補正テーブル(左)Aは、カメラ部(左)101が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データを有し、カメラ部(右)102のシェーディング補正テーブル(右)Bは、カメラ部(右)102が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データを有している。
和の平均値を有するシェーディング補正テーブルDは、カメラ部(左)101が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データと、カメラ部(右)102が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データとの和を2で除算した値を補正データとして有する。そして、差の平均値を有するシェーディング補正テーブルEは、カメラ部(左)101が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データと、カメラ部(右)102が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データとの差を2で除算した値を補正データとして有する。
そして、補正データデコード部105は、和の平均値を有するシェーディング補正テーブルDと、差の平均値を有するシェーディング補正テーブルEとを加算することにより、カメラ部(左)101のシェーディング補正テーブル(左)Aを生成し、和の平均値を有するシェーディング補正テーブルDから、差の平均値を有するシェーディング補正テーブルEを減算することにより、カメラ部(右)102のシェーディング補正テーブル(右)Bを生成する。
シェーディング補正部103は、補正データデコード部105から供給されたシェーディング補正テーブル(左)Aを用いてカメラ部(左)101の画像データ121をシェーディング補正し、シェーディング補正部104は、補正データデコード部105で生成されたシェーディング補正テーブル(右)Bを用いてカメラ部(右)102の画像データ122をシェーディング補正する。
フラッシュメモリ部108には、シェーディング補正テーブル(左)Aとシェーディング補正テーブル(右)Bの代わりに、シェーディング補正テーブル(左)Aと同一のデータ量を有するシェーディング補正テーブルDと、シェーディング補正テーブル(右)Bよりもデータ量の少ないシェーディング補正テーブルEが記憶されているので、シェーディング補正テーブルを記憶しておくフラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106でシェーディング補正テーブルが占める容量を削減することができる。したがって、実施例1と同様の効果を得ることができる。
[実施例4]
図6は、実施例4におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図である。
本実施例では、実施例3で説明したシェーディング補正テーブルDと、シェーディング補正テーブルEを圧縮した圧縮シェーディング補正テーブルD’、E’をフラッシュメモリ部108に記憶させておくことを特徴とする。
圧縮には、それぞれ一般的な手法のデータ圧縮技術を適用する。圧縮方法は可逆圧縮でもよく、また、非可逆圧縮でもよい。可逆圧縮の方法としては、例えばランレングス圧縮、ハフマン符号を用いる圧縮、LZSS圧縮等の方法を用いることができる。非可逆圧縮の方法としては、例えばJPEG圧縮方法を用いることができる。
データ圧縮によって補正データをたとえば70%に圧縮できたとすると、シェーディング補正テーブルD’、E’は、それぞれ、
D’=1.875MB×0.7≒1.31MB
E’=0.78MB×0.7≒0.55MB
となる。
上記、圧縮シェーディング補正テーブルD’と、圧縮シェーディング補正テーブルE’をシェーディング補正テーブルに持たせる。これらがあれば、メモリ部106から読み出した後に、補正データデコード部105において、逆圧縮(伸長)処理を行い、
D’×逆圧縮=D、E’×逆圧縮=E、
D+E=(A+B)/2+(A−B)/2=A
D−E=(A+B)/2−(A−B)/2=B
とすることで、シェーディング補正テーブル(左)Aと(右)Bを生成できる。これにより、補正データを元に戻して、左右それぞれのシェーディング補正を行うことができる。
シェーディング補正テーブルを記憶しておくフラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106においてシェーディング補正テーブルが占める容量は、下式により50%削減できる。
(D’+E’)/(A+B)≒1.86MB/3.75MB≒50%(50%削減)
これにより、実施例1(25%減)よりも、さらに容量を削減することができる。
圧縮方法として、可逆と非可逆のどちらを選択するかは、撮像素子やレンズ等を含めた光学系の素性、及び、画像処理認識アプリケーションなどの機能やシステムからの要求を検討した上で決定される。
[実施例5]
図7は、実施例5におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図である。
本実施例では、2つのシェーディング補正テーブルの差分を算出する前に、シェーディング補正テーブル(左)Aとシェーディング補正テーブル(右)Bに対して、それぞれ、一般的な手法のデータ圧縮技術を適用する。そして、データ圧縮によって生成された圧縮シェーディング補正テーブル(左)A’と圧縮シェーディング補正テーブル(右)B’に対して、新たな圧縮シェーディング補正テーブル(左右差分)Fを計算する。
たとえば、ここでは、圧縮シェーディング補正テーブル(左)A’および、圧縮シェーディング補正テーブル(右)B’が圧縮前のものと比較してそれぞれ70%に圧縮できたとして、また、圧縮シェーディング補正テーブル(左右差分)Fのデータ量が、圧縮シェーディング補正テーブル(左)A’の半分になったとすると、このときの圧縮シェーディング補正テーブル(左右差分)Fのデータ量は、
F=A’ ×50%=A×70%×50%≒1.31MB×50%≒0.66MB
となる。
上記、圧縮シェーディング補正テーブル(左)A’と、圧縮シェーディング補正テーブル(左右差分)Fをフラッシュメモリ部108に記憶させておき、画像処理マイコン107により読み出してメモリ部106のシェーディング補正テーブル部113に記憶させる。したがって、メモリ部106から読み出した後に、補正データデコード部105において、
A’−F=A’ −(A’−B’)=B’
A’ ×逆圧縮=A、B’ ×逆圧縮=B、
とすることで、シェーディング補正テーブル(左)Aと(右)Bを生成できる。これにより、補正データを元に戻して、左右それぞれのシェーディング補正を行うことができる。
シェーディング補正テーブルを記憶しておくフラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106においてシェーディング補正テーブルが占める容量は、下式により47%削減できる。
(A’+F)/(A+B)≒1.97MB/3.75MB≒53%(47%削減)
これにより、実施例1(25%減)よりも、さらに容量を削減することができる。
圧縮方法は可逆圧縮でも非可逆圧縮でも問わない。圧縮方法として、可逆と非可逆のどちらを選択するかは、撮像素子やレンズ等を含めた光学系の素性、及び、画像処理認識アプリケーションなどの機能やシステムからの要求を検討した上で決定される。
本実施例は、シェーディング補正テーブル(左)Aと(右)Bを圧縮してからその差分である圧縮シェーディング補正テーブル(左右差分)Fを算出してフラッシュメモリ部108に記憶しているのに対して、実施例2では、シェーディング補正テーブル(左)Aと(右)Bとの差分であるシェーディング補正テーブル(左右差分)Cを算出してから圧縮し、その圧縮シェーディング補正テーブル(左右差分)C’をフラッシュメモリ部108に記憶している。このように、圧縮を先に行うか後で行うかは、光学系の素性によって選択することができる。
例えば、カメラ部(左)101とカメラ部(右)102の公差が少ない等の光学系の素性が良い場合には、左右で似たようなデータになるので、実施例2のように先に差分を算出して後で圧縮する方がデータ量を削減することができる。一方、カメラ部(左)101とカメラ部(右)102の公差が多い等の光学系の素性が悪い場合には、本実施例のように先に圧縮してから後で差分を算出する。
[実施例6]
図8は、実施例6におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図である。
本実施例において特徴的なことは、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cを、複数のエリアに分割して、エリア別に補正データのデータ量を設定したことである。
上記の実施例1では、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cの全面に亘って補正データのデータ量を一定にしていた。そして、ステレオカメラのように左右のカメラ部が持つそれぞれの撮像素子、および、レンズを代表とする光学特性がほぼ等しいときには、左右のシェーディング補正テーブルは近い値になる特徴があるから、シェーディング補正テーブル(左)Aとシェーディング補正テーブル(右)Bとの差分値であるシェーディング補正テーブル(左右差分)Cは、もともとのデータbit数である、符号なし12bit/pixelよりも十分小さいbit数で表現できるとして、たとえば、符号付き6bitで表現できると説明した。
このときのシェーディング補正テーブル(左右差分)Cのデータ量は、
C=A−B=1280×1024×6bit=0.9375MB
となった。
本実施例では、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cを複数のエリアに分割して、エリア別にbit数を持たせて補正データのデータ量を設定することにより、差分値を有するシェーディング補正テーブル(左右差分)C全体のデータ量を小さくし、フラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106でシェーディング補正テーブルが占める容量を削減している。例えば、レンズを代表とする光学性能の特徴などから、エリアによっては差分データに対する必要なbit数を可変させることで、差分値を有するシェーディング補正テーブルのトータルのデータ量を、実施例1の0.9375MBよりも削減することができる。
本実施例では、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cを、画像データの中央に配置される中央エリアC−4と、中央エリアC−4の左右に配置される左右エリアC−2と、中央エリアC−4の上下に配置される上下エリアC−3と、中央エリアC−4に対して左右両側でかつ斜め上方と斜め下方に配置される左右上下斜めエリアC−1に分割する。そして、中央エリアC−4、上下エリアC−3、左右エリアC−2、左右上下斜めエリアC−1の順番でデータbit数を増大させて、補正データのデータ量が大きくなるように設定する。
画像データの中央は明るいので、カメラ部(左)101とカメラ部(右)102との間の差分は小さく、画像データの周辺は暗いのでノイズの影響を受けやすく、カメラ部(左)101とカメラ部(右)102との間の差分は大きい。したがって、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cの中央のbit数を周辺のbit数よりも小さくすることができる。
また、撮像画像が横長の場合、縦方向よりも横方向の方が長いので差分が出やすい。したがって、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cの縦方向周辺のbit数を横方向周辺のbit数よりも小さくすることができる。
これにより、例えばシェーディング補正テーブル(左右差分)Cを上述のように複数のエリアC−4〜C−1に分割して、エリアC−4〜C−1の順番で補正データのデータ量が大きくなるように設定することによって、シェーディング補正テーブルを記憶しておくフラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106でシェーディング補正テーブルが占める容量を適切に削減することができる。
なお、本実施例では、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cを複数のエリアに分割する場合について説明したが、実施例3や実施例4における和の平均値を有するシェーディング補正テーブルDと差の平均値を有するシェーディング補正テーブルEにも適用することもできる。
[実施例7]
図9は、実施例7におけるシェーディング補正テーブルの構成例を説明する図である。
本実施例において特徴的なことは、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cにおいて所定の画素サイズ毎に補正データの代表値が設定されていることである。
上記の実施例1では、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cは、撮像した画像データの各画素に対して、1画素毎に一対一となる補正データが設定されていた。そして、ステレオカメラのように、左右のカメラ部が持つそれぞれの撮像素子、および、レンズを代表とする光学特性がほぼ等しいときには、左右のシェーディング補正テーブルは近い値になる特徴があるから、シェーディング補正テーブル(左)Aとシェーディング補正テーブル(右)Bとの差分値であるシェーディング補正テーブル(左右差分C)は、もともとのデータbit数である、符号なし12bit/pixelよりも十分小さいbit数で表現できるとして、たとえば、符号付き6bitで表現できると説明した。
このときのシェーディング補正テーブルCのデータ量は、
C=A−B=1280×1024×6bit=0.9375MB
となった。
本実施例では、画面の中で任意の画素サイズに着目し、隣り合う画素座標での補正データはほぼ同じような数値になる場合には、所定の画素サイズに代表値を設定することで、シェーディング補正テーブル(左右差分/代表値)Gのトータルのデータ量を0.9375MBよりも削減することができる。
たとえば、補正データを2×2画素につき1つの代表値とすると、データ量はさらに1/4になるので、
G=0.9375MB×(1/4)=0.23MB
となる。
したがって、シェーディング補正テーブルを記憶しておくフラッシュメモリ部108の容量、および、メモリ部106でシェーディング補正テーブルが占める容量は、下式により44%削減できる。
(A+G)/(A+B)≒2.11MB/3.75MB≒56%(44%削減)
これにより、実施例1(25%減)よりも、さらに容量を削減することができる。
なお、本実施例では、差分値を有するシェーディング補正テーブルを複数のエリアに分割する場合について説明したが、実施例3や実施例4における和の平均値を有するシェーディング補正テーブルと差の平均値を有するシェーディング補正テーブルにも適用することもできる。
また、本実施例では、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cの全面に亘って一律に補正データを2×2画素につき1つの代表値とする場合について説明したが、その位置に応じて画素の数を変更してもよい。例えば、シェーディング補正テーブル(左右差分)Cの中央は、ほぼ似たような補正データが多く集まっているので、3×3画素につき一つの代表値とし、周辺は2×2画素につき一つの代表値としてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101 カメラ部(左)
102 カメラ部(右)
103 シェーディング補正部
104 シェーディング補正部
105 補正データデコード部(補正テーブル生成部)
106 メモリ部
107 画像処理マイコン
108 フラッシュメモリ部
111、112 画像データ部
113、114 シェーディング補正テーブル部
121、122 画像データ
123、124 シェーディング補正後の画像データ
125 取り込み画像データ
131、132 シェーディング補正テーブル
133、134 圧縮シェーディング補正データ
235 シェーディングテーブルデータ
236 シェーディングテーブルデータ
301 撮像画像(シェーディング補正前の画像データ)
302 シェーディング補正テーブル
303 シェーディング補正後の画像データ

Claims (8)

  1. 2つのカメラ部で撮像された画像データをそれぞれシェーディング補正するシェーディング補正部と、
    一方のカメラ部の補正テーブルと他方のカメラ部の補正テーブルとの差分値または平均値を有する補正テーブルを記憶するメモリ部と、
    前記差分値または平均値を有する補正テーブルから前記一方のカメラ部の補正テーブルと前記他方のカメラ部の補正テーブルの少なくとも一方を生成する補正テーブル生成部と、を有し、
    前記シェーディング補正部は、前記補正テーブル生成部により生成した補正テーブルを用いて前記画像データをシェーディング補正し、
    前記差分値または平均値を有する補正テーブルは、一方のカメラ部の補正テーブルおよび他方のカメラ部の補正テーブルよりも小さいデータbit数で前記差分値または平均値を表現する
    ことを特徴とする車載カメラ画像処理装置。
  2. 前記メモリ部は、前記差分値を有する補正テーブルと、前記一方のカメラ部の補正テーブルと、を記憶し、
    前記補正テーブル生成部は、前記差分値を有する補正テーブルと前記一方のカメラ部の補正テーブルを用いて前記他方のカメラ部の補正テーブルを生成し、
    前記シェーディング補正部は、前記補正テーブル生成部により生成した前記他方のカメラ部の補正テーブルを用いて前記他方のカメラ部の画像データをシェーディング補正し、前記メモリ部に記憶されている前記一方のカメラ部の補正テーブルを用いて前記一方のカメラ部の画像データをシェーディング補正することを特徴とする請求項1に記載の車載カメラ画像処理装置。
  3. 前記一方のカメラ部の補正テーブルは、前記一方のカメラ部が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データを有し、
    前記差分値を有する補正テーブルは、前記一方のカメラ部が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データと、前記他方のカメラ部が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データとの差分を補正データとして有し、
    前記補正テーブル生成部は、前記差分値を有する補正テーブルの補正データと、前記一方のカメラ部の補正テーブルの補正データとを減算することにより、前記他方のカメラ部の補正テーブルを生成することを特徴とする請求項2に記載の車載カメラ画像処理装置。
  4. 前記メモリ部は、前記一方のカメラ部の補正テーブルと前記他方のカメラ部の補正テーブルとの和の平均値を有する補正テーブルと、前記一方のカメラ部の補正テーブルと前記他方のカメラ部の補正テーブルとの差の平均値を有する補正テーブルを記憶し、
    前記補正テーブル生成部は、前記和の平均値を有する補正テーブルと前記差の平均値を有する補正テーブルを用いて前記一方のカメラ部の補正テーブルと前記他方のカメラ部の補正テーブルを生成し、
    前記シェーディング補正部は、前記補正テーブル生成部により生成した前記一方のカメラ部の補正テーブルと前記他方のカメラ部の補正テーブルを用いて前記画像データをシェーディング補正することを特徴とする請求項1に記載の車載カメラ画像処理装置。
  5. 前記一方のカメラ部の補正テーブルは、前記一方のカメラ部が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データを有し、
    前記他方のカメラ部の補正テーブルは、前記他方のカメラ部が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データを有し、
    前記和の平均値を有する補正テーブルは、前記一方のカメラ部が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データと、前記他方のカメラ部が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データとの和を2で除算した値を補正データとして有し、
    前記差の平均値を有する補正テーブルは、前記一方のカメラ部が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データと、前記他方のカメラ部が有する複数の画素に対して1画素毎に設定された補正データとの差を2で除算した値を補正データとして有し、
    前記補正テーブル生成部は、前記和の平均値を有する補正テーブルの補正データと、前記差の平均値を有する補正テーブルの補正データとを加算することにより、前記一方のカメラ部の補正テーブルを生成し、前記和の平均値を有する補正テーブルの補正データから前記差の平均値を有する補正テーブルの補正データを減算することにより、前記他方のカメラ部の補正テーブルを生成することを特徴とする請求項4に記載の車載カメラ画像処理装置。
  6. 2つのカメラ部で撮像された画像データをそれぞれシェーディング補正するシェーディング補正部と、
    一方のカメラ部の補正テーブルと他方のカメラ部の補正テーブルとの差分値または平均値を有する補正テーブルを記憶するメモリ部と、
    前記差分値または平均値を有する補正テーブルから前記一方のカメラ部の補正テーブルと前記他方のカメラ部の補正テーブルの少なくとも一方を生成する補正テーブル生成部と、を有し、
    前記シェーディング補正部は、前記補正テーブル生成部により生成した補正テーブルを用いて前記画像データをシェーディング補正し、
    前記差分値または平均値を有する補正テーブルは、前記画像データを複数のエリアに分割したエリア別に、補正データのデータ量が設定されていることを特徴とする載カメラ画像処理装置。
  7. 前記差分値または平均値を有する補正テーブルは、前記画像データの中央に配置される中央エリアと、該中央エリアの左右に配置される左右エリアと、前記中央エリアの上下に配置される上下エリアと、前記中央エリアに対して左右両側でかつ斜め上方と斜め下方に配置される左右上下斜めエリアに分割されており、前記中央エリア、前記上下エリア、前記左右エリア、左右上下斜めエリアの順番で前記補正データのデータ量が大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項6に記載の車載カメラ画像処理装置。
  8. 2つのカメラ部で撮像された画像データをそれぞれシェーディング補正するシェーディング補正部と、
    一方のカメラ部の補正テーブルと他方のカメラ部の補正テーブルとの差分値または平均値を有する補正テーブルを記憶するメモリ部と、
    前記差分値または平均値を有する補正テーブルから前記一方のカメラ部の補正テーブルと前記他方のカメラ部の補正テーブルの少なくとも一方を生成する補正テーブル生成部と、を有し、
    前記シェーディング補正部は、前記補正テーブル生成部により生成した補正テーブルを用いて前記画像データをシェーディング補正し、
    前記差分値または平均値を有する補正テーブルは、所定の画素サイズ毎に補正データの代表値が設定されていることを特徴とする載カメラ画像処理装置。
JP2015067276A 2015-03-27 2015-03-27 車載カメラ画像処理装置 Active JP6225137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015067276A JP6225137B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 車載カメラ画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015067276A JP6225137B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 車載カメラ画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016187149A JP2016187149A (ja) 2016-10-27
JP6225137B2 true JP6225137B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=57202687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015067276A Active JP6225137B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 車載カメラ画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6225137B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7411499B2 (ja) 2020-05-08 2024-01-11 株式会社Subaru 画像処理装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3407368B2 (ja) * 1993-12-01 2003-05-19 松下電器産業株式会社 画像データ検出画面分割法および撮像装置
JP3571828B2 (ja) * 1995-10-27 2004-09-29 本田技研工業株式会社 車両用環境認識装置
JP4021026B2 (ja) * 1998-01-29 2007-12-12 富士重工業株式会社 ステレオ画像処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016187149A (ja) 2016-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9584696B2 (en) Imaging systems with embedded data transmission capabilities
US10051276B2 (en) Image encoding apparatus, method and imaging apparatus
US11669942B2 (en) Image de-warping system
US10621706B2 (en) Device for recording information about defective pixels, and defective pixel value correction device and method
JP5615155B2 (ja) 画像処理装置及び方法
US9900533B2 (en) Image processing apparatus and method, and image capturing apparatus
KR20110090083A (ko) 디지털 촬영 장치 및 이의 영상 왜곡 보정 방법
US20130308870A1 (en) Apparatus And Method For Correction Of Distortion In Digital Image Data
JP6225137B2 (ja) 車載カメラ画像処理装置
JP2014123846A (ja) 撮像装置および撮像方法
US20180270431A1 (en) Imaging apparatus, correction method for defective pixel, and computer readable storage medium
US10748305B2 (en) Image capturing apparatus that can reduce amount of data that is to be recorded, method for controlling the image capturing apparatus, and storage medium
CN105100587A (zh) 摄像装置及其控制方法
US20130182966A1 (en) Imaging apparatus and image processing method
JP2012015982A (ja) 映像間のシフト量の決定方法
JP2013126101A (ja) 撮像装置および撮像方法
US11823417B2 (en) Camera module, image processing system and image compression method
US20220020180A1 (en) Image compression method using saturated pixel, encoder, and electronic device
JP6123691B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置
US10382771B2 (en) Image processing apparatus
KR102370881B1 (ko) 이미지 데이터의 속성에 기반하여 이미지를 압축할 수 있는 전자 장치 및 방법
KR102471978B1 (ko) 이미지의 에러 데이터를 보정하여 압축하기 위한 장치 및 그에 관한 방법
KR20220009849A (ko) 포화 픽셀을 이용하는 이미지 압축 방법, 인코더, 및 전자 장치
JP2010147709A (ja) 画像処理装置
KR101923971B1 (ko) 촬상 장치 및 화상 처리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6225137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350