JP6219749B2 - ダンパー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ダンパー装置に関する。
エンジンで発生した動力をトランスミッションに伝達するために、車両の駆動系には様々な装置が搭載されている。この種の装置としては、例えばダンパー装置やフライホイール組立体が考えられる。これらの装置には、回転振動の減衰を目的として、ダンパー機構が用いられている(特許文献1を参照)。
特開2012−159111号公報
上述したダンパー装置は、主に、入力側の回転部材(第1サイドプレート及び第2サイドプレート)と、出力側の回転部材(センタープレート)と、第1サイドプレートとセンタープレートとの間で圧縮される複数のコイルスプリングと、複数のコイルスプリングを連結する中間プレートとを、有している。
このダンパー装置では、出力側の回転部材は、ばね受け部を有している。また、中間プレートは外周側に配置されており、ばね受け部を有している。そして、出力側の回転部材及び中間プレートの各ばね受け部が、円周方向に並べて配置されている。一方で、このタイプのダンパー装置と類似したものとして、中間プレートが内周側に配置され、出力側の回転部材及び中間プレートの各ばね受け部が、円周方向に並べて配置されるものもある。
一般的に、ダンパー装置では、摺動抵抗を積極的に生じさせるための部材が、配置されることがある。この部材の一例としては、ウェーブスプリングがある。この場合、例えば、ウェーブスプリングを、入力側の回転部材と中間プレートとの軸方向間に配置することによって、ウェーブスプリングと、入力側の回転部材及び中間プレートとの間で、摺動抵抗が生じる。
しかしながら、上述した中間プレートが内周側に配置されるダンパー装置では、出力側の回転部材及び中間プレートの各ばね受け部が、円周方向に並べて配置されているので、ダンパー装置が作動すると、ウェーブスプリングが、入力側の回転部材及び中間プレートとの間で、回転してしまうおそれがある。この場合、ウェーブスプリングの山部が、入力側の回転部材及び中間プレートとの間に位置してしまい、摺動抵抗を安定的に確保できなくなってしまう。
本発明の目的は、ダンパー装置の摺動抵抗を安定的に発生させることにある。
請求項1に係るダンパー装置は、第1回転部材と、第2回転部材と、複数のコイルスプリングと、中間部材と、摺動用のスプリングとを、備えている。第1回転部材には、エンジンの動力が入力される。第2回転部材は、第1回転部材に対して回転可能に配置される。複数のコイルスプリングは、第1回転部材及び第2回転部材の間で圧縮される。中間部材は、複数のコイルスプリングそれぞれに係合し、複数のコイルスプリングを連結する。摺動用のスプリングは、第1回転部材及び中間部材の軸方向間に配置される。摺動用のスプリングは、第1回転部材と摺動する。摺動用のスプリングは、中間部材に位置決めされる。
本ダンパー装置では、エンジンの動力が第1回転部材に入力されると、この動力は、第1回転部材、中間部材、第2回転部材の順に伝達される。この動力の伝達経路では、複数のコイルスプリングが、中間部材を介して、第1回転部材と第2回転部材との間で圧縮される。また、摺動用のスプリングは、中間部材に位置決めされた状態で、第1回転部材と摺動する。
本ダンパー装置では、摺動用のスプリングは、中間部材に位置決めされた状態で、第1回転部材と摺動する。すなわち、中間部材は、円周方向への移動が規制された状態で、第1回転部材との間で摺動抵抗を発生させる。これにより、本ダンパー装置では、摺動抵抗を安定的に発生させることができる。
請求項2に係るダンパー装置では、請求項1に記載のダンパー装置において、第2回転部材が、第1本体部と、押圧部とを、有する。第1本体部は、コイルスプリングの内周側に配置される。押圧部は、第1本体部から半径方向外方に延び、コイルスプリングを押圧可能である。中間部材は、第2本体部と、係合部とを、有する。第2本体部は、コイルスプリングの内周側に配置される。係合部は、第2本体部から半径方向外方に延び、複数のコイルスプリングそれぞれに係合可能である。ここで、第2回転部材の押圧部と、中間部材の係合部とは、円周方向に並べて配置される。摺動用のスプリングは、軸方向において、第1回転部材と、押圧部及び係合部と間に、配置される。
この場合、第2回転部材の押圧部と、中間部材の係合部とが、円周方向に並べて配置され、且つ摺動用のスプリングが、第1回転部材と、押圧部及び係合部と間に、配置されていても、摺動用のスプリングは、中間部材に位置決めされているので、第1回転部材との間で安定的に摺動抵抗を発生させることができる。
請求項3に係るダンパー装置では、請求項1又は2に記載のダンパー装置において、中間部材が、第1回転部材に向けて突出する突出部を、さらに有する。摺動用のスプリングは、スプリング部と、規制部とを、有する。スプリング部は、第1回転部材及び中間部材に当接する。規制部は、中間部材に係合し、摺動用のスプリングの円周方向への移動を規制する。
この場合、スプリング部は、第1回転部材及び中間部材に当接しているので、中間部材を第1回転部材に対して軸方向に位置決めすることができる。また、規制部が、中間部材に係合し、摺動用のスプリングの円周方向への移動を規制しているので、スプリング部は、第1回転部材との間で安定的に摺動抵抗を発生させることができる。
請求項4に係るダンパー装置では、請求項3に記載のダンパー装置において、摺動用のスプリングが、ウェーブスプリングである。スプリング部は、第1凸部と、第2凸部とを、有する。第1凸部は、第1回転部材に当接する。第2凸部は、円周方向に第1凸部に隣接して設けられ、中間部材に当接する。
この場合、ウェーブスプリングの第1凸部が第1回転部材に当接し、ウェーブスプリングの第2凸部が中間部材に当接している。これにより、中間部材がトルク変動等によって軸方向に移動しても、ウェーブスプリングによって、中間部材を第1回転部材に対して軸方向に位置決めすることができる。
また、ウェーブスプリングによって、ウェーブスプリングの第1凸部が常に第1回転部材に当接した状態を保持することができるので、ウェーブスプリングは、第1回転部材との間で安定的に摺動抵抗を発生させることができる。
請求項5に係るダンパー装置は、請求項3又は4に記載のダンパー装置において、突出部が、中間部材をエンボス加工することにより形成されるエンボス部である。
この場合、突出部は、エンボス加工よって形成されている。これにより、突出部を容易に形成でき、且つ突出部の剛性を確保することができる。
本発明によれば、ダンパー装置の摺動抵抗を安定的に発生させることができる。
第1実施形態に係るフライホイール組立体の側面図 図1のII−II断面図 ウェーブスプリングの当接状態を説明するための模式図。 フライホイール組立体の捩り特性を示す図
<全体構成>
ここでは、図1及び図2を用いて、第1実施形態に係るフライホイール組立体1(ダンパー装置の一例)の説明を行う。フライホイール組立体1は、エンジンで発生した動力を、トランスミッションに伝達するための装置である。
フライホイール組立体1は、入力プレート2(第1回転部材の一例)と、出力プレート3(第2回転部材の一例)と、複数のコイルスプリング50と、サポートプレート4(中間部材の一例)と、第1ストッパ機構81と、第2ストッパ機構85と、緩衝部材70と、ウェーブスプリング40(摺動用のスプリングの一例)とを、備える。なお、複数のコイルスプリング50は、例えば、3組のコイルスプリング50から構成されている。1組のコイルスプリング50は、一対(2個)のコイルスプリングから構成されている。以下では、一対のコイルスプリング50の一方を、第1コイルスプリング51と記し、一対のコイルスプリング50の他方を、第2コイルスプリング61と記す。
<入力プレート>
入力プレート2には、エンジンの動力が入力される。入力プレート2には、エンジンで発生した動力が入力される。入力プレート2は、エンジン側に配置される。入力プレート2は、エンジンのクランクシャフト(図示しない)に固定される。
入力プレート2は、第1プレート21と、第2プレート22とを、有している。第1プレート21は、エンジン側に配置される。第1プレート21の内周部には、第1プレート21をエンジンに連結するための連結部21aが、形成されている。
連結部21aには、連結部21aを補強するための補強部材24が、設けられている。連結部21aは、例えば孔部であり、補強部材24は、例えばスペーサである。孔部21aには、固定部材、例えば固定ボルト(図示しない)が、挿通される。詳細には、孔部21aと固定ボルトの頭部との間にスペーサ24が配置された状態で、固定ボルトが孔部21aに挿通される。このように、第1プレート21は、エンジンのクランクシャフトに固定される。
第1プレート21の外周部は、固定部材例えばリベット29によって、第2プレート22に固定されている。これにより、第1プレート21は、第2プレート22とともに一体的に回転可能である。また、第1プレート21の外周部には、リング部材25が、固定部材例えばリベット26によって、固定されている。リング部材25の外周部には、入力プレート2(第1プレート21)を初動させるための歯部21bが、形成されている。なお、リング部材25を用いずに、歯部21bを、第1プレート21の外周部に一体に形成してもよい。
第1プレート21は、円板状の本体部21cと、複数の窓部21d(図2を参照)を、有している。円板状の本体部21cの内周部には、図示しない孔部が形成されている。複数の窓部21d例えば3個の窓部は、本体部21cに設けられている。詳細には、複数の(例えば3個の)窓部21dが、円周方向に所定の間隔を隔てて、形成されている。各窓部21dには、一対のコイルスプリング50例えば第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61が、配置される。各窓部21dにおける円周方向の一端部には、スプリングシートを介して、第1コイルスプリング51の端部が当接する。また、各窓部21dにおける円周方向の他端部には、スプリングシートを介して、第2コイルスプリング61の端部が当接する。
第2プレート22は、トランスミッション側において、第1プレート21に対向して配置される。詳細には、第2プレート22は、第1プレート21と軸方向に所定の間隔を隔てて、配置される。第2プレート22の外周部は、固定部材例えばリベット29によって、第1プレート21に固定されている。これにより、第2プレート22は、第1プレート21とともに一体的に回転可能である。
第2プレート22は、円板状の本体部22aと、複数の窓部22bと、第1突出部22cとを、有している。円板状の本体部22aの内周部には、図示しない孔部が形成されている。複数の窓部22b例えば3個の窓部は、本体部22aに設けられている。詳細には、窓部22bが、円周方向に所定の間隔を隔てて、形成されている。各窓部22bは、第1プレート21の各窓部21dと、軸方向に対向して配置される。各窓部22bにおける円周方向の一端部には、スプリングシートを介して、第1コイルスプリング51の端部が当接する。また、各窓部22bにおける円周方向の他端部には、スプリングシートを介して、第2コイルスプリング61の端部が当接する。
第1突出部22cは、本体部22aから面外に突出する部分である。詳細には、第1突出部22cは、本体部22aの外周部において、第1プレート21に向けて突出している。具体的には、第1突出部22cは、本体部22aの外周部の一部を折り曲げ加工することことによって、本体部22aに一体に形成されている。複数の(例えば6個の)第1突出部22cが、円周方向に設けられている。詳細には、一対の第1突出部22cが、円周方向に所定の間隔を隔てて、複数箇所例えば3箇所に、設けられている。一対の第1突出部22cの間には、サポートプレート4の回転規制部44(後述する)が、配置される。
第1突出部22cは、サポートプレート4の外周部、例えば後述する係合部43(詳細には第2延長部45)の外周側に、配置される。また、第1突出部22は、サポートプレート4の外周部(後述する回転規制部44)に、当接可能である。
上述したように、第1コイルスプリング51の端部は、スプリングシートを介して、第1プレート21及び第2プレート22の各窓部21c,22aの一端部に当接する。また、第2コイルスプリング61の端部は、スプリングシートを介して、第1プレート21及び第2プレート22の各窓部21c,22aの他端部に当接する。以下では、第1コイルスプリング51が当接する各窓部21c,22aの一端部を、「第1押圧部27」と記し、第2コイルスプリング61が当接する各窓部の他端部を、「第2押圧部28」と記す。
<出力プレート>
出力プレート3は、エンジンの動力をトランスミッションへと出力する。出力プレート3は、入力プレート2に対して回転可能に配置される。出力プレート3は、トランスミッションに連結される出力軸(図示しない)に、固定される。
出力プレート3は、円筒部31と、円環部32(第1本体部の一例)と、第1当接部33と、第3押圧部34(押圧部の一例)とを、有している。円筒部31は、トランスミッションに連結される出力軸(図示しない)に、固定される。円環部32は、円筒部31の外周に一体に形成される。第1当接部33は、円環部32の外周部に設けられる。第1当接部33は、サポートプレート4(後述する第2当接部42)に当接可能である。
第3押圧部34は、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の少なくともいずれか一方を、押圧する。第3押圧部34は、円環部32から径方向外方に延びる部分であり、円環部32に一体に形成されている。また、第3押圧部34の外周部には、円周方向に延びる第1延長部35が、形成されている。第1延長部35は、第1コイルスプリング51の及び第2コイルスプリング61の外周側に、配置される。具体的には、第1延長部35は、スプリングシートを介して、第1コイルスプリング51の端部外周側及び第2コイルスプリング61の端部外周側に、配置される。これにより、第1延長部35は、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の外周側への移動を、規制している。
<サポートプレート>
サポートプレート4は、第1コイルスプリング51と第2コイルスプリング61とに、係合する。サポートプレート4は、第1コイルスプリング51と第2コイルスプリング61とを、直列に連結する。
サポートプレート4は、円環状の本体部41(図2を参照;第2本体部の一例)と、第2当接部42と、係合部43と、回転規制部44と、第2突出部48(突出部の一例)とを、有している。本体部41は、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61より内周側に、配置されている。第2当接部42は、本体部41の外周部に設けられる。第2当接部42は、出力プレート3に当接可能である。詳細には、第2当接部42は、円周方向において、出力プレート3の第1当接部33に対向して、配置される。第2当接部42は、出力プレート3の第1当接部33に当接可能である。
係合部43は、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の間に配置される。係合部43は、第1コイルスプリング51の端部と第2コイルスプリング61の端部に係合する。詳細には、係合部43は、スプリングシートを介して、第1コイルスプリング51の端部と第2コイルスプリング61の端部に係合する。係合部43は、本体部41から径方向外方に延びる部分であり、本体部41に一体に形成されている。係合部43と出力プレート3の第3押圧部34とは、円周方向に並べて配置される。
また、係合部43の外周部には、円周方向に延びる第2延長部45が、形成されている。第2延長部45は、第1コイルスプリング51の及び第2コイルスプリング61の外周側に、配置される。具体的には、第2延長部45は、スプリングシートを介して、第1コイルスプリング51の端部外周側及び第2コイルスプリング61の端部外周側に、配置される。これにより、第2延長部45は、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の外周側への移動を、規制している。
回転規制部44は、サポートプレート4の回転を規制する部分である。回転規制部44は、係合部43に設けられる。詳細には、回転規制部44は、係合部43から径方向外方に突出して、係合部43に一体に形成されている。回転規制部44は、一対の第1突出部22cの間に配置される。回転規制部44は、入力プレート2の第1突出部22cに当接可能である。回転規制部44は、入力プレート2の第1突出部22cに当接することによって、サポートプレート4の回転を規制する。
第2突出部48は、トランスミッション側例えば入力プレート2に向けて、突出している。具体的には、第2突出部48は、本体部41から第2プレート22に向けて、突出している。ここでは、複数の(例えば3個の)第2突出部48それぞれが、円周方向に所定の間隔を隔てて、本体部41に一体に形成されている。第2突出部48には、ウェーブスプリング40(後述する規制部40b)が、係合する。第2突出部48は、サポートプレート4の本体部41をエンボス加工することにより、形成される。すなわち、第2突出部48は、エンボス部である。
<コイルスプリング>
複数のコイルスプリング50は、例えば、3組のコイルスプリングから構成されている。1組のコイルスプリングは、一対(2個)のコイルスプリング、例えば第1コイルスプリング51と、第2コイルスプリング61とを、有している。第1コイルスプリング51と、第2コイルスプリング61とは、直列に作動する。
第1コイルスプリング51は、入力プレート2及び出力プレート3の間で円周方向に圧縮される。詳細には、第1コイルスプリング51は、第1プレート21及び第2プレート22の第1押圧部27と、出力プレート3の第3押圧部34との間で、圧縮される。より詳細には、第1コイルスプリング51は、第1プレート21及び第2プレート22の第1押圧部27と、サポートプレート4の係合部43との間で、圧縮される。また、第1コイルスプリング51は、サポートプレート4の係合部43と、出力プレート3の第3押圧部34との間で、圧縮される。また、第1コイルスプリング51は、第2コイルスプリング61と直列に配置されている。詳細には、第1コイルスプリング51は、サポートプレート4を介して、第2コイルスプリング61と直列に配置されている。
第2コイルスプリング61は、入力プレート2及び出力プレート3の間で円周方向に圧縮される。詳細には、第2コイルスプリング61は、第1プレート21及び第2プレート22の第2押圧部28と、出力プレート3の第3押圧部34との間で、圧縮される。より詳細には、第2コイルスプリング61は、第1プレート21及び第2プレート22の第2押圧部28と、サポートプレート4の係合部43との間で、圧縮される。また、第2コイルスプリング61は、サポートプレート4の係合部43と、出力プレート3の第3押圧部34との間で、圧縮される。第2コイルスプリング61は、第1コイルスプリング51と直列に配置されている。詳細には、第2コイルスプリング61は、サポートプレート4を介して、第1コイルスプリング51と直列に配置されている。
<第1ストッパ機構>
第1ストッパ機構81は、サポートプレート4と出力プレート3とを当接させることによって、第1コイルスプリング51又は第2コイルスプリング61の作動を、停止する。
詳細には、第1ストッパ機構81は、サポートプレート4の内周部と出力プレート3の内周部とを当接させることによって、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動を、停止する。
より詳細には、第1ストッパ機構81は、出力プレート3の第1当接部33と、サポートプレート4の第2当接部42とから、構成されている。この場合、入力プレート2が第1方向(図1のR1方向)に回転し、サポートプレート4の第2当接部42が出力プレート3の第1当接部33に当接すると、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動が、停止する。一方で、入力プレート2が第2方向(図1のR2方向)に回転し、サポートプレート4の第2当接部42が出力プレート3の第1当接部33に当接すると、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動が停止する。
なお、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動が停止する場合(圧縮不能になる場合)、第1ストッパ機構81及び後述する第2ストッパ機構85が、同時に作動する。
<第2ストッパ機構>
第2ストッパ機構85は、入力プレート2とサポートプレート4とを当接させることによって、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動を、停止する。第2ストッパ機構85が作動する捩り角度は、第1ストッパ機構81が作動する捩り角度と同じである。すなわち、第2ストッパ機構85は、第1ストッパ機構81と同時に作動する。
詳細には、第2ストッパ機構85は、第2プレート22の外周部とサポートプレート4の外周部とを当接させることによって、第1コイルスプリング61及び第2コイルスプリング61の作動を、停止する。
より詳細には、第2ストッパ機構85は、第2プレート22の第1突出部22cと、サポートプレート4の回転規制部44とから、構成されている。この場合、入力プレート2が第1方向(図1のR1方向)に回転し、第2プレート22の第1突出部22cが、サポートプレート4の回転規制部44に当接すると、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動が、停止する。なお、入力プレート2が第2方向(図1のR2方向)に回転した場合は、入力プレート2が第1方向(図1のR1方向)に回転した場合と同様に、第2プレート22の第1突出部22cが、サポートプレート4の回転規制部44に当接し、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動が、停止する。
なお、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動が停止する場合(圧縮不能になる場合)、第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85が、同時に作動する。
<緩衝部材>
緩衝部材70は、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の内部に移動自在に配置される。緩衝部材70は、弾性部材である。具体的には、緩衝部材70は、樹脂製の弾性部材である。緩衝部材70は、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動中に、第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85の作動を、緩和可能である。また、緩衝部材70が作動した場合、第1コイルスプリング51及び/又は第2コイルスプリング61の捩り剛性が高くなる。なお、以下では、「捩り角度」という文言は、「捩り角度の絶対値」という意味で用いられることがある。
詳細には、入力プレート2に対する出力プレート3の捩り角度θ(回転角度の一例)が、所定の第1角度θ1(図4を参照)以上になった場合に、緩衝部材70は、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の内部で圧縮可能になる。この所定の第1角度θ1は、第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85が作動する捩り角度θ2(図4を参照)未満である。
より詳細には、入力プレート2に対する出力プレート3の捩り角度θが、所定の第1角度θ1以上、且つ第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85が作動する捩り角度θ2未満である場合に、緩衝部材70は、サポートプレート4と出力プレート3との間で、圧縮可能になる。例えば、緩衝部材70は、第1プレート21及び第2プレート22の第1押圧部27と、サポートプレート4の係合部43との間で、圧縮可能である。また、緩衝部材70は、サポートプレート4の係合部43と、出力プレート3の第3押圧部34との間で、圧縮可能である。
なお、所定の第1角度θ1は、第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85が作動する捩り角度θ2より、小さい角度である。
上記の状態において、入力プレート2に急に大きなトルクが入力されても、緩衝部材70によって、第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85が作動しづらい。また、第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85の作動時にも、緩衝部材70によって、第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85の作動音が低減される。
<ウェーブスプリング>
ウェーブスプリング40は、軸方向に隣接する部材と摺動することによって、摺動抵抗を発生する。図3に示すように、ウェーブスプリング40は、入力プレート2及びサポートプレート4の軸方向間に配置される。具体的には、ウェーブスプリング40は、入力プレート2(第2プレート22)及びサポートプレート4の軸方向間に配置される。より具体的には、ウェーブスプリング40は、軸方向において、入力プレート2(第2プレート22)と、第3押圧部34及び係合部43と間に、配置される。
また、図1及び図2に示すように、ウェーブスプリング40は、サポートプレート4に位置決めされている。すなわち、ウェーブスプリング40は、サポートプレート4に位置決めされた状態で、入力プレート2例えば第2プレート22と、摺動する。この摺動によって、ウェーブスプリング40は、摺動抵抗を発生する。
ウェーブスプリング40は、実質的に円環状に形成されている。ウェーブスプリング40は、スプリング部40aと、規制部40bとを、有する。スプリング部40aは、入力プレート2及びサポートプレート4に当接する。図3に示すように、スプリング部40aは、第1凸部44aと、第2凸部44bとを、有する。第1凸部44aは、スプリング部40aにおいて、周方向に所定の間隔を隔てて設けられている。第1凸部44aは、入力プレート2例えば第2プレート22に、当接する。
第2凸部44bは、スプリング部40aにおいて、周方向に所定の間隔を隔てて設けられている。また、第2凸部44bは、隣接する第1凸部44aの間に、設けられている。第2凸部44bは、サポートプレート4に当接する。
規制部40bは、サポートプレート4に係合し、ウェーブスプリング40の円周方向への移動を規制する。具体的には、ウェーブスプリング40が入力プレート2(第2プレート22)及びサポートプレート4の軸方向間に配置された状態(図3の状態)において、図1及び図2に示すように、規制部40bは、スプリング部40aの内周部に、設けられている。ここでは、複数の(例えば3個の)規制部40bそれぞれが、円周方向に所定の間隔を隔てて、スプリング部40aの内周部に一体に形成されている。規制部40bは、凹状に形成されており、サポートプレート4の第2突出部48に係合する。これにより、ウェーブスプリング40の円周方向への移動が、規制される。
このように、規制部40bはサポートプレート4に係合しているので、第2凸部44b及びサポートプレート4の間で生じる摺動抵抗は、小さい。このため、本フライホイール組立体1では、第1凸部44a及び入力プレート2(第2プレート22)の間で生じる摺動抵抗が、実質的な摺動抵抗となる。
<フライホイール組立体の動作>
図4を用いて、フライホイール組立体1の動作(捩り特性)について説明する。図4の横軸は捩り角度θであり、図4の縦軸はトルクである。なお、本実施形態のフライホイール組立体1は、3組のスプリング群50、すなわち一対のコイルスプリング(第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61)が直列配置された3組のスプリング群50を、有している。1組のスプリング群50は、第1コイルスプリング51と、第2コイルスプリング61とから構成されている。ここでは、説明を容易にするために、1組のスプリング群50に注目して説明を行う。
・正側の捩り特性
まず、エンジンの動力がフライホイール組立体1に入力され、入力プレート2が、出力プレート3に対して第1方向(図1のR1方向)に回転し始める。すると、入力プレート2と出力プレート3との間で、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の圧縮が、開始される。
すると、第2コイルスプリング61及び第1コイルスプリング51が、サポートプレート4を介して、入力プレート2と出力プレート3との間で、圧縮される。詳細には、第2コイルスプリング61が、スプリングシートを介して、入力プレート2の第2押圧部28と、サポートプレート4の係合部43との間で、圧縮される。また、第1コイルスプリング51が、スプリングシートを介して、サポートプレート4の係合部43と、出力プレート3の第3押圧部34との間で、圧縮される。これにより、図4における1段目の捩り剛性K1が形成される。
続いて、捩り角度θが大きくなると、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の内部の緩衝部材70が、スプリングシートに当接可能になる。このときの捩り角度θがθ1である。この場合、第2コイルスプリング61の内部の緩衝部材70が、スプリングシートを介して、入力プレート2の第2押圧部28と、サポートプレート4の係合部43との間で、圧縮される。また、第1コイルスプリング51が、スプリングシートを介して、サポートプレート4の係合部43と、出力プレート3の第3押圧部34との間で、圧縮される。これにより、図4における2段目の捩り剛性K2が形成される。
この状態において、捩り角度θがさらに大きくなりθ2に到達すると、第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85が、作動する。
詳細には、サポートプレート4の第2当接部42が、出力プレート3の第1当接部33に当接する。これにより、第1コイルスプリング51が作動不能になる。より詳細には、サポートプレート4の第2当接部42が出力プレート3の第1当接部33に当接し、且つ第2プレート22の第1突出部22cが、サポートプレート4の回転規制部44に当接すると、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動が、停止する。この状態は、捩り角度θが最大捩り角度θ2に到達した状態である。
・負側の捩り特性
負側の捩り特性は、実質的に、正側の捩り特性と同様であるので、ここでは図4を用いて説明する。すなわち、図4の捩り角度θを絶対値と考えると、図4が負側の捩り特性を示す図となる。
まず、エンジンの動力がフライホイール組立体1に入力され、入力プレート2が、出力プレート3に対して第2方向(図1のR2方向)に回転し始める。すると、入力プレート2と出力プレート3との間で、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の圧縮が、開始される。
すると、第2コイルスプリング61及び第1コイルスプリング51が、サポートプレート4を介して、入力プレート2と出力プレート3との間で、圧縮される。詳細には、第2コイルスプリング61が、スプリングシートを介して、入力プレート2の第2押圧部28と、サポートプレート4の係合部43との間で、圧縮される。また、第1コイルスプリング51が、スプリングシートを介して、サポートプレート4の係合部43と、出力プレート3の第3押圧部34との間で、圧縮される。これにより、図4における1段目の捩り剛性K1が形成される。
続いて、捩り角度θが大きくなると、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の内部の緩衝部材70が、スプリングシートに当接可能になる。このときの捩り角度θがθ1である。この場合、第1コイルスプリング51が、スプリングシートを介して、サポートプレート4の係合部43と、出力プレート3の第3押圧部34との間で、圧縮される。第2コイルスプリング61の内部の緩衝部材70が、スプリングシートを介して、入力プレート2の第2押圧部28と、サポートプレート4の係合部43との間で、圧縮される。これにより、図4における2段目の捩り剛性K2が形成される。
この状態において、捩り角度θがさらに大きくなりθ2に到達すると、第1ストッパ機構81及び第2ストッパ機構85が、作動する。
詳細には、サポートプレート4の第2当接部42が、出力プレート3の第1当接部33に当接する。これにより、第1コイルスプリング51が作動不能になる。より詳細には、サポートプレート4の第2当接部42が出力プレート3の第1当接部33に当接し、且つ第2プレート22の第1突出部22cが、サポートプレート4の回転規制部44に当接すると、第1コイルスプリング51及び第2コイルスプリング61の作動が停止する。この状態は、捩り角度θが最大捩り角度θ2に到達した状態である。
<特徴>
(1)本フライホイール組立体1は、入力プレート2と、出力プレート3と、複数のコイルスプリング50と、サポートプレート4と、ウェーブスプリング40とを、備えている。入力プレート2には、エンジンの動力が入力される。出力プレート3は、入力プレート2に対して回転可能に配置される。複数のコイルスプリング50は、入力プレート2及び出力プレート3の間で圧縮される。サポートプレート4は、複数のコイルスプリング50それぞれに係合し、複数のコイルスプリング50を連結する。ウェーブスプリング40は、入力プレート2及びサポートプレート4の軸方向間に配置される。ウェーブスプリング40は、入力プレート2と摺動する。ウェーブスプリング40は、サポートプレート4に位置決めされる。
本フライホイール組立体1では、エンジンの動力が入力プレート2に入力されると、この動力は、入力プレート2、サポートプレート4、出力プレート3の順に伝達される。この動力の伝達経路では、複数のコイルスプリング50が、サポートプレート4を介して、入力プレート2と出力プレート3との間で圧縮される。また、ウェーブスプリング40は、サポートプレート4に位置決めされた状態で、入力プレート2と摺動する。
本フライホイール組立体1では、ウェーブスプリング40は、サポートプレート4に位置決めされた状態で、入力プレート2と摺動する。すなわち、サポートプレート4は、円周方向への移動が規制された状態で、入力プレート2との間で摺動抵抗を発生させる。これにより、本フライホイール組立体1では、摺動抵抗を安定的に発生させることができる。
(2)本フライホイール組立体1では、出力プレート3が、円環部32と、第3押圧部34とを、有する。円環部32は、コイルスプリング50の内周側に配置される。第3押圧部34は、円環部32から半径方向外方に延び、コイルスプリング50を押圧可能である。サポートプレート4は、円環状の本体部41と、係合部43とを、有する。円環状の本体部41は、コイルスプリング50の内周側に配置される。係合部43は、円環状の本体部41から半径方向外方に延び、複数のコイルスプリング50それぞれに係合可能である。ここで、出力プレート3の第3押圧部34と、サポートプレート4の係合部43とは、円周方向に並べて配置される。ウェーブスプリング40は、軸方向において、入力プレート2と、第3押圧部34及び係合部43と間に、配置される。
この場合、出力プレート3の第3押圧部34と、サポートプレート4の係合部43とが、円周方向に並べて配置され、且つウェーブスプリング40が、入力プレート2と、第3押圧部34及び係合部43と間に、配置されていても、ウェーブスプリング40は、サポートプレート4に位置決めされているので、入力プレート2との間で安定的に摺動抵抗を発生させることができる。
(3)本フライホイール組立体1では、サポートプレート4が、入力プレート2に向けて突出する第2突出部48を、さらに有する。ウェーブスプリング40は、スプリング部40aと、規制部40bとを、有する。スプリング部40aは、入力プレート2及びサポートプレート4に当接する。規制部40bは、サポートプレート4に係合し、ウェーブスプリング40の円周方向への移動を規制する。
この場合、スプリング部40aは、入力プレート2及びサポートプレート4に当接しているので、サポートプレート4を入力プレート2に対して軸方向に位置決めすることができる。また、規制部40bが、サポートプレート4に係合し、ウェーブスプリング40の円周方向への移動を規制しているので、スプリング部40aは、入力プレート2との間で安定的に摺動抵抗を発生させることができる。
(4)本フライホイール組立体1では、スプリング部40aは、第1凸部44aと、第2凸部44bとを、有する。第1凸部44aは、入力プレート2に当接する。第2凸部44bは、円周方向に第1凸部44aに隣接して設けられ、サポートプレート4に当接する。
この場合、ウェーブスプリング40の第1凸部44aが入力プレート2に当接し、ウェーブスプリング40の第2凸部44bがサポートプレート4に当接している。これにより、サポートプレート4がトルク変動等によって軸方向に移動しても、ウェーブスプリング40によって、サポートプレート4を入力プレート2に対して軸方向に位置決めすることができる。
また、ウェーブスプリング40によって、ウェーブスプリング40の第1凸部44aが常に入力プレート2に当接した状態を保持することができるので、ウェーブスプリング40は、入力プレート2との間で安定的に摺動抵抗を発生させることができる。
(5)本フライホイール組立体1は、第2突出部48が、サポートプレート4をエンボス加工することにより形成されるエンボス部である。
この場合、第2突出部48は、エンボス加工よって形成されている。これにより、第2突出部48を容易に形成でき、且つ第2突出部48の剛性を確保することができる。
<他の実施形態>
本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形及び修正が可能である。
(A)前記実施形態では、規制部40bがスプリング部40aの内周部に形成される場合の例を示したが、規制部40bは、サポートプレート4に係合することができれば、スプリング部40aのどの位置に形成してもよい。
(B)前記実施形態では、第2突出部48が、エンボス加工よって形成される場合の例を示したが、第2突出部48は、入力プレート2に向けて突出していれば、どのように形成してもよい。また、第2突出部48は、別体で形成してもよい。
本発明は、ダンパー装置に対して、広く適用可能である。
1 フライホイール組立体
2 入力プレート
3 出力プレート
4 サポートプレート
32 円環部
34 第3押圧部
40 ウェーブスプリング
40b 規制部
41 円環状の本体部
43 係合部
44a 第1凸部
44b 第2凸部
48 突出部
48a スプリング部
50 コイルスプリング

Claims (4)

  1. エンジンの動力が入力される第1回転部材と、
    前記第1回転部材に対して回転可能に配置された第2回転部材と、
    前記第1回転部材及び前記第2回転部材の間で圧縮される複数のコイルスプリングと、
    複数の前記コイルスプリングそれぞれに係合し、複数の前記コイルスプリングを連結する中間部材と、
    前記第1回転部材及び前記中間部材の軸方向間に配置され、前記第1回転部材と摺動し、前記中間部材に位置決めされる摺動用のスプリングと、
    を備え
    前記第2回転部材は、前記コイルスプリングの内周側に配置される第1本体部と、前記第1本体部から半径方向外方に延び前記コイルスプリングを押圧可能な押圧部と、を有し、
    前記中間部材は、前記コイルスプリングの内周側に配置される第2本体部と、前記第2本体部から半径方向外方に延び複数の前記コイルスプリングそれぞれに係合可能な係合部と、を有し、
    前記押圧部と前記係合部とは、円周方向に並べて配置され、
    前記摺動用のスプリングは、軸方向において、前記第1回転部材と、前記押圧部及び前記係合部と、の間に配置される、
    ダンパー装置。
  2. エンジンの動力が入力される第1回転部材と、
    前記第1回転部材に対して回転可能に配置された第2回転部材と、
    前記第1回転部材及び前記第2回転部材の間で圧縮される複数のコイルスプリングと、
    複数の前記コイルスプリングそれぞれに係合し、複数の前記コイルスプリングを連結する中間部材と、
    前記第1回転部材及び前記中間部材の軸方向間に配置され、前記第1回転部材と摺動し、前記中間部材に位置決めされる摺動用のスプリングと、
    を備え、
    前記中間部材は、前記第1回転部材に向けて突出する突出部を、さらに有し、
    前記摺動用のスプリングは、
    前記第1回転部材及び前記中間部材に当接するスプリング部と、
    前記中間部材の突出部に係合し前記摺動用のスプリングの円周方向への移動を規制する規制部と、
    を有する、
    ダンパー装置。
  3. 前記摺動用のスプリングは、ウェーブスプリングであり、
    前記スプリング部は、前記第1回転部材に当接する第1凸部と、円周方向に前記第1凸部に隣接して設けられ前記中間部材に当接する第2凸部とを、有する、
    請求項に記載のダンパー装置。
  4. 前記突出部は、前記中間部材をエンボス加工することにより形成されるエンボス部である、
    請求項2又は3に記載のダンパー装置。
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