JP6217391B2 - 軸受構造および過給機 - Google Patents

軸受構造および過給機 Download PDF

Info

Publication number
JP6217391B2
JP6217391B2 JP2013273186A JP2013273186A JP6217391B2 JP 6217391 B2 JP6217391 B2 JP 6217391B2 JP 2013273186 A JP2013273186 A JP 2013273186A JP 2013273186 A JP2013273186 A JP 2013273186A JP 6217391 B2 JP6217391 B2 JP 6217391B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing
diameter portion
housing
small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013273186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015127518A (ja
Inventor
国彰 飯塚
国彰 飯塚
俊彦 北沢
俊彦 北沢
雅俊 江口
雅俊 江口
容司 浅田
容司 浅田
修 鍵本
修 鍵本
兼司 石川
兼司 石川
和臣 高橋
和臣 高橋
陽平 駿河
陽平 駿河
片山 卓
卓 片山
麻子 安居
麻子 安居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2013273186A priority Critical patent/JP6217391B2/ja
Priority to US14/568,338 priority patent/US9739311B2/en
Publication of JP2015127518A publication Critical patent/JP2015127518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6217391B2 publication Critical patent/JP6217391B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/12Structural composition; Use of special materials or surface treatments, e.g. for rust-proofing
    • F16C33/121Use of special materials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D17/00Regulating or controlling by varying flow
    • F01D17/10Final actuators
    • F01D17/12Final actuators arranged in stator parts
    • F01D17/14Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits
    • F01D17/16Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by means of nozzle vanes
    • F01D17/165Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by means of nozzle vanes for radial flow, i.e. the vanes turning around axes which are essentially parallel to the rotor centre line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/40Application in turbochargers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2230/00Manufacture
    • F05D2230/90Coating; Surface treatment
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines
    • F16C2360/24Turbochargers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Description

本発明は、過給機のハウジングを貫通して装着される軸受を有する軸受構造および過給機に関する。
従来、可変容量型のタービンが過給機等に採用されている。こうしたタービンでは、例えば、特許文献1に示されるように、タービン側のスクロール流路からタービンインペラに排気ガスを導く流路に環状に整列配置された複数のノズルベーンが、それぞれ翼軸に固定されている。この翼軸は、流路壁面に形成された軸孔に回転自在に軸支されている。そして、翼軸の回転に伴ってノズルベーンが流路内で角度を変えると、流路面積が変化して流路を流通する流体の流量が制御されることとなる。
上記の翼軸はアクチュエータの動力によって回転する。アクチュエータと翼軸との間には動力伝達機構が配されており、動力伝達機構を介して、アクチュエータの動力が翼軸を回転させる向きの力に変換される。アクチュエータは過給機のハウジング外部に設けられており、ハウジング内部に位置する翼軸に動力を伝達するため、動力伝達機構は、ハウジングを貫通する貫通孔に圧入された軸受と、当該軸受によって軸支される駆動軸を有する。
特開2013−163972号公報
上記の特許文献1に記載の軸受に限らず、過給機には、ハウジングを貫通して軸受が装着される場合がある。このような軸受では、過給機の搭載位置や、過給機を搭載した装置の使用環境によっては、過給機が雨水、海水、あるいは、洗車時の水などに曝されやすくなり、その結果、この軸受と、軸受によって軸支されている駆動軸との間に水が浸入するおそれがある。さらに、エンジンの特定の使用条件が重なると、軸受の駆動軸の摺動面に錆が発生し、駆動軸の摺動性が悪化する可能性があった。
この対策として、軸受との摺動面である駆動軸外周面に防錆処理を施すことが考えられるが、施す防錆処理によっては、駆動軸の外径が変化し、駆動軸と軸受の径方向の隙間の寸法精度が低下してしまう。このため、駆動軸の摺動性を阻害する可能性があった。
さらに、種々の実験などにより、軸受のうち、ハウジング外部に露出した部位など別の部位で発生した錆が水とともに軸受の駆動軸との隙間に浸入し付着するなどして、錆が発生すること(所謂もらい錆)が主要な原因の一つであることが判明した。
そこで、本発明の目的は、過給機のハウジングに一部を露出させて装着された軸受の軸受面の錆を抑制しつつ、シャフトと軸受の径方向の隙間の寸法精度を維持することが可能な軸受構造および過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の軸受構造は、過給機のハウジングに設けられた貫通孔に一端面側が挿通され、他端面側がハウジング外に露出してハウジングに固定される軸受と、軸受によって回転自在に軸支されるシャフトとを含んで構成される軸受構造であって、シャフトは、シャフトの軸方向の両端側にそれぞれ形成された2つの大径部と、2つの大径部の間に形成され、大径部よりも外径が小さい小径部と、を有し、軸受は、シャフトが挿通される環状の本体と、本体の内周面のうち、シャフトの軸方向の両端側にそれぞれ形成され、大径部に対向する2つの軸受面と、本体の内周面のうち、2つの軸受面の間に位置し、小径部との間に空隙を形成した状態で、小径部に対向する間在面と、を有し、大径部は防錆処理が施されておらず、軸受の間在面、および、シャフトの小径部のうち、少なくとも1つには、防錆処理が施されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の過給機は、一端にタービンインペラが設けられるとともに他端にコンプレッサインペラが設けられた軸棒が回転自在に収容されるハウジングと、ハウジングに設けられた貫通孔に一端面側が挿通され、他端面側がハウジング外に露出してハウジングに固定される軸受と、軸受によって回転自在に軸支されるシャフトと、を備え、シャフトは、シャフトの軸方向の両端側にそれぞれ形成された2つの大径部と、2つの大径部の間に形成され、大径部よりも外径が小さい小径部と、を有し、軸受は、シャフトが挿通される環状の本体と、本体の内周面のうち、シャフトの軸方向の両端側にそれぞれ形成され、大径部に対向する2つの軸受面と、本体の内周面のうち、2つの軸受面の間に位置し、小径部との間に空隙を形成した状態で、小径部に対向する間在面と、を有し、大径部は防錆処理が施されておらず、軸受の間在面、および、シャフトの小径部のうち、少なくとも1つには、防錆処理が施されていることを特徴とする。
本発明によれば、過給機のハウジングに一部を露出させて装着された軸受の軸受面の錆を抑制しつつ、シャフトと軸受の径方向の隙間の寸法精度を維持することができる。
過給機の概略断面図である。 駆動リングを図1の左側から見た平面図である。 駆動リングおよび連結部を図1の右側から見た平面図である。 過給機の外観図である。 軸受構造を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。以下では、図1に示す矢印L方向を過給機Cの左側とし、矢印R方向を過給機Cの右側として説明する。図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備えて構成される。この過給機本体1は、ベアリングハウジング2と、ベアリングハウジング2の左側に締結機構3によって連結されるタービンハウジング4と、ベアリングハウジング2の右側に締結ボルト5によって連結されるコンプレッサハウジング6と、が一体化されて形成されている。
ベアリングハウジング2のタービンハウジング4近傍の外周面には、ベアリングハウジング2の径方向に突出する突起2aが設けられている。また、タービンハウジング4のベアリングハウジング2近傍の外周面には、タービンハウジング4の径方向に突出する突起4aが設けられている。ベアリングハウジング2とタービンハウジング4は、突起2a、4aを締結機構3によってバンド締結して固定される。締結機構3は、突起2a、4aを挟持するGカップリングで構成される。
ベアリングハウジング2には、過給機Cの左右方向に貫通する軸受孔2bが形成されており、軸棒7がベアリングを介して回転自在に軸支されている。軸棒7の一端にはタービンインペラ8が一体的に連結されており、このタービンインペラ8がタービンハウジング4内に回転自在に収容されている。また、軸棒7の他端にはコンプレッサインペラ9が一体的に連結されており、このコンプレッサインペラ9がコンプレッサハウジング6内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング6には、過給機Cの右側に開口するとともに不図示のエアクリーナに接続される吸気口10が形成されている。また、締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6とが連結された状態では、これら両ハウジング2、6の対向面によって、流体を昇圧するディフューザ流路11が形成される。このディフューザ流路11は、軸棒7(コンプレッサインペラ9)の径方向内側から外側に向けて環状に形成されており、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ9を介して吸気口10に連通している。
また、コンプレッサハウジング6には、ディフューザ流路11よりも軸棒7(コンプレッサインペラ9)の径方向外側に位置する環状のコンプレッサスクロール流路12が設けられている。コンプレッサスクロール流路12は、不図示のエンジンの吸気口と連通するとともに、ディフューザ流路11にも連通している。したがって、コンプレッサインペラ9が回転すると、吸気口10からコンプレッサハウジング6内に流体が吸気されるとともに、当該吸気された流体は、ディフューザ流路11およびコンプレッサスクロール流路12で昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
タービンハウジング4には、タービンインペラ8よりも軸棒7の径方向外側に位置する環状のタービンスクロール流路13が形成されている。タービンインペラ8とタービンスクロール流路13の間には、後述するノズルベーン23が配置されて流体が流通する可変流路xが構成されている。可変流路xは、軸棒7(タービンインペラ8)の径方向内側から外側に向けて環状に形成されている。
また、タービンハウジング4には、タービンインペラ8を介してタービンスクロール流路13に連通するとともに、タービンインペラ8の正面に臨み、不図示の排気ガス浄化装置に接続される吐出口14が形成されている。
タービンスクロール流路13は、エンジンから排出される排気ガスが導かれる不図示のガス流入口と連通するとともに、上記の可変流路xにも連通している。したがって、ガス流入口からタービンスクロール流路13に導かれた排気ガスは、可変流路xおよびタービンインペラ8を介して吐出口14に導かれるとともに、その流通過程においてタービンインペラ8を回転させることとなる。そして、上記のタービンインペラ8の回転力は、軸棒7を介してコンプレッサインペラ9に伝達されることとなり、コンプレッサインペラ9の回転力によって、上記のとおりに、流体が昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
このとき、タービンハウジング4に導かれる排気ガスの流量が変化すると、タービンインペラ8およびコンプレッサインペラ9の回転量が変化する。エンジンの運転状況によっては、所望の昇圧された流体をエンジンの吸気口に十分に導くことができなくなる場合がある。そこで、タービンハウジング4の可変流路xには、タービンスクロール流路13と吐出口14との連通開度を可変とする可変静翼機構20が設けられている。
可変静翼機構20は、排気ガスの流量に応じて、タービンインペラ8に導かれる排気ガスの流速を変化させる。具体的に、可変静翼機構20は、エンジンの回転数が低く排気ガスの流量が少ない場合には、可変流路xの開度を小さくしてタービンインペラ8に導かれる排気ガスの流速を向上させ、少ない流量でもタービンインペラ8を回転させることができるようにするものである。以下に、可変静翼機構20の構成について説明する。
図1に示すように、可変静翼機構20は、可変流路xの左側の壁面をなすシュラウド板21と、可変流路xの右側の壁面をなす対向板22とを備えている。シュラウド板21と対向板22は、それぞれ環状部材であって、互いに軸棒7の軸方向に対向している。すなわち、シュラウド板21と対向板22の軸棒7における軸方向の隙間が可変流路xとなる。
また、シュラウド板21は、対向板22と対向するフランジ部分から吐出口14に向かって延在する環状の筒部21bを有し、フランジ部分から筒部21bに連続する部分が、タービンインペラ8の径方向外側に対向するシュラウド壁となっている。
シュラウド板21には、軸棒7の軸方向に貫通するシュラウド孔21aが形成され、対向板22には、シュラウド孔21aに対向する位置に、軸棒7の軸方向に貫通する対向孔22aが形成されている。シュラウド孔21aと対向孔22aは、軸棒7の周方向に、それぞれ複数、等間隔に配されている。
ノズルベーン23(調整部)は、軸棒7における軸方向の長さが、軸棒7における軸方向の可変流路xの間隔より僅かに小さい部材であって、2つの翼軸23a、23bを有する。翼軸23a、23bは、それぞれ、シュラウド板21のシュラウド孔21aと、対向板22の対向孔22aとに回転自在に軸支されている。可変流路xには、シュラウド孔21a(対向孔22a)ごとに1つずつ、複数のノズルベーン23が配されている。
駆動リング24は、シュラウド板21の筒部21bの径方向外側に配されている。駆動リング24は、環状の筒部24aを有し、筒部24aの内周面がシュラウド板21の筒部21bの外周面と径方向に対向している。すなわち、駆動リング24の筒部24aに、シュラウド板21の筒部21bが挿通されており、駆動リング24は、シュラウド板21に対して相対回転可能となっている。
図2は、駆動リング24を図1の左側から見た平面図である。図2に示すように、駆動リング24は、筒部24aよりも外径が大きく環状のフランジ部24bを有する。フランジ部24bは、筒部24aの端部から径方向外側に延在しており、周方向に等間隔に複数のリング孔24cが形成されている。
また、駆動リング24のうち、図2中、上側には駆動リング24の径方向に突出する突出部24dが形成されている。突出部24dには、軸棒7の軸方向に貫通するリング孔24eが形成されている。
図1に示すように、シュラウド板21と駆動リング24のフランジ部24bの隙間には、連結部25が配されている。連結部25は、駆動リング24の筒部24aの周方向に複数配されている。
図3は、駆動リング24および連結部25を図1の右側から見た平面図である。図3に示すように、連結部25は、所謂U字型の部材であって、軸棒7の軸方向に貫通する連結孔25aが形成されており、図1に示すように、翼軸23aの一端が右側から挿通され固定されている。
連結部25は、連結孔25aが形成された一端側を駆動リング24の筒部24aの径方向内側に向けて配され、他端側の二股に分岐した両部の隙間25bには、連結ピン26(図1参照)が位置し、連結ピン26の一端がリング孔24cに挿通されている。
そして、駆動リング24が筒部24aの周方向に揺動すると、リング孔24cに挿通された連結ピン26が連結部25に接触する。上記したように、連結部25は、連結孔25aに翼軸23aが固定され、翼軸23aは、シュラウド孔21aおよび対向孔22aによって回転自在に軸支されている。そのため、連結ピン26が連結部25に当接し、さらに同じ方向に揺動すると、連結部25は連結ピン26に押されて、翼軸23aを中心に回転することとなる。そして、連結部25の連結孔25aに固定された翼軸23aが連動して回転し、ノズルベーン23の流体の流れ方向に対する傾斜角度が可変となっている。
また、図1に示すように、駆動リング24のリング孔24eには右側から突出ピン27の一端が挿通されている。駆動リング24の突出部24dの右側には、連動板28が配されている。連動板28は、シャフト29の他端が挿通されており、シャフト29と一体に回転する。
図3に破線で示すように、連動板28は、図3中、下側に切り欠きが形成されており、この切り欠き部分の隙間28bに突出ピン27が位置する。そして、シャフト29の回転に伴って連動板28が回転すると、連動板28に押されて突出ピン27が揺動する。それと連動して、突出ピン27が固定された駆動リング24を揺動させるが、駆動リング24の筒部24aは、シュラウド板21のシュラウド孔21aに挿通されているため、駆動リング24は、筒部24aの周方向に回転することとなる。その結果、上記のように、連結部25を介し、ノズルベーン23が翼軸23a周りに回転する。
このような可変静翼機構20を駆動するため、過給機Cは、アクチュエータを備えている。
図4は、過給機Cの外観図であり、図4(a)には過給機Cの正面図を示し、図4(b)には過給機Cの右側面図を示す。図4(a)に示すように、過給機Cにはベアリングハウジング2およびタービンハウジング4の外部にアクチュエータ30が設けられている。
アクチュエータ30は、モータなどで構成され、不図示の制御部の制御に応じ、図4(b)に示すレバー31の一端に固定された固定軸32を回転させる。レバー31の他端は、可動軸33を介してロッド34の一端が回転自在に連結されている。ロッド34の他端には、可動軸35を介してレバー36が回転自在に連結されている。
アクチュエータ30の動力は、レバー31、固定軸32、可動軸33、ロッド34、可動軸35を介して、レバー36に伝達される。
図5は、軸受構造37を説明するための説明図であり、図1の破線部分の抽出図である。図5に示すように、レバー36は、一端側にシャフト29の軸方向に貫通し可動軸35が連結されるレバー孔36aが形成される。また、レバー36の他端側には、シャフト29の軸方向に貫通する駆動孔36bが形成されている。
駆動孔36bには、シャフト29の一端29aが、図5中、左側から挿通され、右側から溶接して固定されており、レバー36は、シャフト29と一体回転する。
軸受構造37は、シャフト29と軸受38を含んで構成される。軸受38は、過給機Cのタービンハウジング4に設けられた貫通孔4bに一端面38a側が圧入によって挿通され、他端面38b側がタービンハウジング4外に露出してタービンハウジング4に固定される。シャフト29は、軸受38によって回転自在に軸支される。
そして、アクチュエータ30の動力を受けて、レバー36がシャフト29を中心に回転すると、シャフト29が回転し、シャフト29の他端29b側に固定された連動板28も揺動する。その結果、上記のように、連動板28などを介して翼軸23aが回転し、ノズルベーン23が可変流路x内で角度を変える。こうして、可変流路xの面積が可変となる。
軸受構造37について詳述すると、シャフト29は、2つの大径部29cと、小径部29dを有する。大径部29cは、シャフト29の軸方向の両端側にそれぞれ形成され、小径部29dは、2つの大径部29cの間に形成され、大径部29cよりも外径が小さい。
また、軸受38は、シャフト29が挿通される環状の本体38cの内周面に、2つの軸受面38d(摺動面)が形成されている。軸受面38dは、シャフト29の軸方向の両端側にそれぞれ形成され、シャフト29の大径部29cに径方向に対向する。
さらに、軸受38の本体38cの内周面のうち、2つの軸受面38dのシャフト29の軸方向の間には、間在面38eが形成されている。間在面38eは、2つの軸受面38dに連続する面であり、シャフト29の小径部29dとの間に空隙を形成した状態で、小径部29dに径方向に対向する。
ところで、過給機Cが水に曝されると、まず、軸受38の本体38cの外周面(外周部)に水がかかり、軸受38の本体38cの外周面→レバー36の側端部(軸受38側の面)→軸受38の本体38cの内周面、または、シャフト29の外周面を伝わって、軸受38の内部に水が入り込むことが考えられる。このため、水が浸入するルートの上流側にある外周部、および、レバー36の側端部は、水が付着し錆が発生しやすい部位となる。加えて、軸受38の本体38cの内周面において、間在面38eの方が軸受面38dよりも径方向の隙間(径方向スキマ)が大きいので、水がたまりやすく、錆が発生しやすい部位となる。つまり、もらい錆の発生源となる可能性がある部位は、外周部、レバー36の側端部、および、間在面38eであり、これらの部位において錆が発生すると、軸受38の軸受面38dや、シャフト29に錆が移動し付着して、もらい錆が発生するおそれがある。一方で、軸受面38dに付着した水は、隙間の大きい間在面38eに逃げ込むので、間在面38eよりも錆が発生しにくい。
そこで、本実施形態では、軸受38の本体38cの外周面のうちタービンハウジング4外に露出した露出部位38f、軸受38の間在面38e、軸受38の他端面38b、および、シャフト29の小径部29dに、防錆処理が施される。防錆処理としては、表面に酸化防止膜を形成する処理や、耐酸化性を向上した表面構造に改質する処理などが含まれる。
ここでは、軸受38の本体38cの外周面には、タービンハウジング4外に露出した露出部位38fにのみ防錆処理を施すものとするが、軸受38の本体38cの外周面全体に防錆処理を施してもよい。
また、シャフト29の大径部29cには、防錆処理は施さない。すなわち、大径部29cは、上記の防錆処理が施された小径部29dの防錆処理が施される前の表面と、実質的に同質な表面構造となっており、表面に大径部29cの材質が露出した状態となっている。
このように、もらい錆の元となる錆の発生し易い箇所に防錆処理を施すことで、軸受38の軸受面38dにおいて、もらい錆による錆を抑制しつつ、軸受面38dと大径部29cの外周面に防錆処理を施さないことから、シャフト29と軸受38の径方向の隙間の寸法精度を維持することが可能となる。
上述した実施形態では、軸受38の本体38cの外周面のうちタービンハウジング4外に露出した露出部位38f、軸受38の間在面38e、軸受38の他端面38b、および、シャフト29の小径部29dのすべてに防錆処理を施す場合について説明した。しかし、軸受38の本体38cの外周面のうちタービンハウジング4外に露出した露出部位38f、軸受38の間在面38e、軸受38の他端面38b、および、シャフト29の小径部29dのうち、少なくともいずれか1つに、防錆処理が施されていればよい。
また、シャフト29の大径部29cに防錆処理が施されていなければ、大径部29cと軸受面38dとの隙間の寸法精度を維持できる範囲内において、軸受面38dを含む軸受38の内周面全体に防錆処理が施されていてもよい。
また、上述した実施形態では、軸受構造37は、可変静翼機構20へ動力を伝達するシャフト29を軸支する場合について説明した。しかし、軸受構造としては、過給機のハウジングを貫通して一部が露出して固定される軸受を含めば、他の部位のシャフトを軸支するものであってもよい。具体的には、ウェイストゲートバルブを開閉する動力を伝達するシャフトを軸支する軸受構造や、複数の過給機に対する排気ガスの供給を切り替えるバルブを作動させる動力を伝達するシャフトを軸支する軸受構造であってもよい。
また、コンプレッサハウジングに設けられ吸気流路をバイパスさせるバイパス流路を開閉するエアバイパスバルブを開閉する動力を伝達するシャフトを軸支する軸受構造、2つのタービンスクロール流路を備えるとともに両タービンスクロール流路のいずれかへの排気ガスの流入口を開閉するバルブに動力を伝達するシャフトを軸支する軸受構造などであってもよい。
いずれにしても、軸受構造を構成するシャフトは、回転動力を上述の可変静翼機構20やウェイストゲートバルブ、あるいは、エアバイパスバルブなどの流量可変機構に伝達することで、過給機Cのハウジング内に吸入される気体、または、過給機Cのハウジング外に排出される気体の流量や流速を変更する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、過給機のハウジングを貫通して装着される軸受を有する軸受構造および過給機に利用することができる。
C 過給機
2 ベアリングハウジング(ハウジング)
4 タービンハウジング(ハウジング)
4b 貫通孔
6 コンプレッサハウジング(ハウジング)
7 軸棒
8 タービンインペラ
9 コンプレッサインペラ
29 シャフト
29c 大径部
29d 小径部
37 軸受構造
38 軸受
38a 一端面
38b 他端面
38c 本体
38d 軸受面
38e 間在面
38f 露出部位

Claims (2)

  1. 過給機のハウジングに設けられた貫通孔に一端面側が挿通され、他端面側が該ハウジング外に露出して該ハウジングに固定される軸受と、該軸受によって回転自在に軸支されるシャフトとを含んで構成される軸受構造であって、
    前記シャフトは、
    前記シャフトの軸方向の両端側にそれぞれ形成された2つの大径部と、
    前記2つの大径部の間に形成され、該大径部よりも外径が小さい小径部と、
    を有し、
    前記軸受は、
    前記シャフトが挿通される環状の本体と、
    前記本体の内周面のうち、前記シャフトの軸方向の両端側にそれぞれ形成され、前記大径部に対向する2つの軸受面と、
    前記本体の内周面のうち、前記2つの軸受面の間に位置し、前記小径部との間に空隙を形成した状態で、該小径部に対向する間在面と、
    を有し、
    前記大径部は防錆処理が施されておらず、前記軸受の前記間在面、および、前記シャフトの小径部のうち、少なくとも1つには、防錆処理が施されていることを特徴とする軸受構造。
  2. 一端にタービンインペラが設けられるとともに他端にコンプレッサインペラが設けられた軸棒が回転自在に収容されるハウジングと、
    前記ハウジングに設けられた貫通孔に一端面側が挿通され、他端面側が該ハウジング外に露出して該ハウジングに固定される軸受と、
    前記軸受によって回転自在に軸支されるシャフトと、
    を備え、
    前記シャフトは、
    前記シャフトの軸方向の両端側にそれぞれ形成された2つの大径部と、
    前記2つの大径部の間に形成され、該大径部よりも外径が小さい小径部と、
    を有し、
    前記軸受は、
    前記シャフトが挿通される環状の本体と、
    前記本体の内周面のうち、前記シャフトの軸方向の両端側にそれぞれ形成され、前記大径部に対向する2つの軸受面と、
    前記本体の内周面のうち、前記2つの軸受面の間に位置し、前記小径部との間に空隙を形成した状態で、該小径部に対向する間在面と、
    を有し、
    前記大径部は防錆処理が施されておらず、前記軸受の前記間在面、および、前記シャフトの小径部のうち、少なくとも1つには、防錆処理が施されていることを特徴とする過給機。
JP2013273186A 2013-12-27 2013-12-27 軸受構造および過給機 Active JP6217391B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013273186A JP6217391B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 軸受構造および過給機
US14/568,338 US9739311B2 (en) 2013-12-27 2014-12-12 Bearing structure and turbocharger

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013273186A JP6217391B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 軸受構造および過給機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015127518A JP2015127518A (ja) 2015-07-09
JP6217391B2 true JP6217391B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=53481160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013273186A Active JP6217391B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 軸受構造および過給機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9739311B2 (ja)
JP (1) JP6217391B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106460647B (zh) * 2014-06-09 2018-10-09 株式会社Ihi 增压器
WO2018030179A1 (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 株式会社Ihi 過給機
WO2019123566A1 (ja) * 2017-12-20 2019-06-27 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 タービン及びターボチャージャ
JP7251528B2 (ja) * 2020-07-15 2023-04-04 いすゞ自動車株式会社 可変容量型ターボチャージャの軸受防錆装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11159536A (ja) 1997-11-28 1999-06-15 Nippon Densan Corp 回転構造体及びそれを用いた関連製品
JP4556501B2 (ja) * 2004-06-08 2010-10-06 株式会社Ihi 過給機およびシール装置
JP4753033B2 (ja) 2006-06-02 2011-08-17 株式会社Ihi 電動過給機
JP2009068375A (ja) 2007-09-11 2009-04-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の可変ノズル式過給機
JP5484204B2 (ja) * 2010-06-04 2014-05-07 Ntn株式会社 センサ付車輪用軸受
US9175578B2 (en) * 2011-03-31 2015-11-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Turbocharger
JP2013163972A (ja) 2012-02-09 2013-08-22 Toyota Motor Corp 過給機
JP5949363B2 (ja) * 2012-09-13 2016-07-06 株式会社Ihi 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機
CN104704217B (zh) * 2012-09-28 2017-04-26 株式会社Ihi 可变喷嘴单元、可变容量型增压器、以及动力传递部件的制造方法
US9945287B2 (en) * 2012-12-28 2018-04-17 Borgwarner Inc. Asymmetric actuator pivot shaft bushing for VTG turbocharger
DE102013218303A1 (de) * 2013-09-12 2015-03-12 Bosch Mahle Turbo Systems Gmbh & Co. Kg Abgasturbolader mit Turbine
US10364697B2 (en) * 2013-09-30 2019-07-30 Borgwarner Inc. Actuating mechanism and gear driven adjustment ring for a variable geometry turbocharger
US9429033B2 (en) * 2013-11-08 2016-08-30 Honeywell International Inc. Drive arrangement for a unison ring of a variable-vane assembly

Also Published As

Publication number Publication date
US9739311B2 (en) 2017-08-22
US20150184541A1 (en) 2015-07-02
JP2015127518A (ja) 2015-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2857653B1 (en) Variable nozzle unit and variable-geometry turbocharger
US10519967B2 (en) Seal ring mounting method for turbocharger, and turbocharger
CN101371009B (zh) 可调节的导向装置
US9664060B2 (en) Variable nozzle unit and variable geometry system turbocharger
US9593624B2 (en) Variable flow valve mechanism and vehicle turbocharger
US9702264B2 (en) Variable nozzle unit and variable geometry system turbocharger
JP6217391B2 (ja) 軸受構造および過給機
EP2762700A1 (en) Opening degree regulating structure for variable nozzle mechanism, and variable capacity-type turbocharger
US10233828B2 (en) Variable nozzle unit and variable geometry system turbocharger
KR101745098B1 (ko) 압축기 및 압축기의 제조 방법
EP2837791B1 (en) Seal structure and variable-geometry turbocharger
JP5977118B2 (ja) ターボ過給機
US10107186B2 (en) Actuator power transmission mechanism and turbocharger
JP5974501B2 (ja) ターボ機械の可変静翼機構
JP2015034470A (ja) 可変容量型過給機
JP2013155669A (ja) ターボ過給機
JP2011169230A (ja) 圧縮機
JP5625645B2 (ja) シール構造及び過給機
WO2015194436A1 (ja) 過給機
JP2013164040A (ja) タービン
WO2015190362A1 (ja) 過給機
JP6270382B2 (ja) 排ガスターボチャージャ
JPWO2019077962A1 (ja) 過給機のシール構造
JP2015007410A (ja) アクチュエータの動力伝達機構および過給機
JP2009108772A (ja) 過給機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170911

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6217391

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151