JP6214995B2 - 駐車車両検出装置、車両管理システム、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、駐車車両検出装置、車両管理システム、制御方法及び制御プログラムに関する。
従来、駐車車両を検出する方法として、車などの移動体に設置したカメラで異なる時刻に撮影した画像から車両ナンバーを読み取ることで、駐車車両か否かを判定する手法が提案されている(特許文献1参照)。
また、係員による端末入力、固定カメラ、車載カメラの複数の手段で判定を行う手法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−145632号公報 特許第4010316号公報
しかしながら、特許文献1記載の方法は、隠れや低画質画像の影響によってナンバープレートが読み取れない場合に駐車車両か否かを判定できないという問題がある。
また、特許文献2記載の方法は、係員による入力が必要であったり、固定カメラが撮像できない範囲が判定できなかったりという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、駐車車両の駐車位置(検出位置)を特定し、道路状況の推定あるいは予測をより正確に行うことを目的としている。
実施形態の駐車車両検出装置の車両検出部は、自車両に載置された撮像装置により撮像された前記自車両の少なくとも前方向の画像に含まれる他の車両を検出し、自車位置検出部は、自車両の位置を検出する。
また、位置算出部は、検出した自車両の位置に基づき、検出した他の車両の位置を算出し、車両情報記憶部は、算出した位置を含む前記他の車両の情報を記憶する。
これらの結果、駐車車両判定部は、他の車両の情報に基づいて、他の車両が駐車車両である可能性が高いか否か判定する。
走行位置変更判定部は、撮像装置により撮像された画像に基づいて、自車両が他の車両の走行車線とは異なる走行車線へ車線変更したことを検出する。
そして、位置算出部は、自車両の走行車線の変更時の他の車両の位置を算出し、車両情報記憶部は、当該変更がなされた位置を含む他の車両の情報を記憶する。
図1は、第1実施形態の駐車車両検出システムの概要構成ブロック図である。 図2は、第1実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。 図3は、第1実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。 図4は、距離補正の説明図である。 図5は、車両情報の記憶状態の概念説明図である。 図6は、車両間隔の分散を用いた場合の駐車車両の判定説明図である。 図7は、第2実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。 図8は、第2実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。 図9は、第3実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。 図10は、第3実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。 図11は、ステアリング操作量による走行位置変更の判定の説明図である。 図12は、駐車車両追い越し時の説明図である。 図13は、第4実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。 図14は、第4実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。 図15は、走行位置判定処理における状態遷移の一例の説明図である。 図16は、2車線道路において、右側走行レーンを走行する自車両が駐車車両を追い越す場合の動作説明図である。 図17は、2車線道路において、右側走行レーンを走行する自車両が駐車車両を追い越す場合の動作説明図である。 図18は、第5実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。 図19は、第5実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。 図20は、第5実施形態の動作説明図である。 図21は、車両の同一性の第1の判定手法の説明図である。 図22は、車両の同一性の第2の判定手法の説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。
[1]第1実施形態
図1は、第1実施形態の駐車車両検出システムの概要構成ブロック図である。
第1実施形態の駐車車両検出システム10は、図1に示すように、管理サーバ11と、管理サーバ11に対して、無線基地局12及び通信ネットワーク13を介して通信可能に接続されるとともに、自車両14Sに搭載された駐車車両検出装置15と、を備えている。なお、以下の説明においては、「自車両14S」という表記は、実際に駐車車両を検出している車両のみならず、駐車車両検出装置15を搭載している車両の意味としても用いるものとする。
図2は、第1実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。
駐車車両検出装置15は、自車両14Sの移動中に進行方向前方の撮像を行い撮像データを出力する撮像装置(カメラ)21と、入力された撮像データに基づいて、駐車している他車両14を検出する処理を行う処理装置22と、処理装置22の処理結果を無線基地局12及び通信ネットワーク13を介して管理サーバ11に送信するとともに、管理サーバ11からの情報統合結果を受信する通信ユニット23と、を備えている。
処理装置22は、撮像データに対応する画像から他の車両14に対応する画像を検出する車両検出部31と、処理装置22が搭載された自車両14Sの位置を検出するとともに、検出した自車両14Sの位置に基づいて車両検出部31において検出された他の車両14の位置を算出する車両位置検出部32と、車両位置検出部32において算出した他の車両14の位置及び検出時刻などの車両情報を記憶する車両情報記憶部33と、車両情報記憶部33に記憶されている複数の他の車両14の車両情報に基づいて他の車両14の車両間隔を算出する車両間隔算出部34と、車両間隔算出部34の算出結果に基づいて駐車している可能性の高い車両を判定する駐車車両判定部35と、を備えている。
上記構成において、管理サーバ11は、道路情報提供システム、交通管制システムEVバス充電管理システムあるいは交通取締管理システム等を管理するように構成されている。
次に第1実施形態の動作を説明する。
図3は、第1実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。
まず、撮像装置21は、自車両14Sの進行方向前方の撮像を行い、撮像データを処理装置22に出力する(ステップS11)。
これにより、処理装置22の車両検出部31は、撮像データに対応する画像から他の車両14に対応する画像を検出する(ステップS12)。
ここで、車両の検出処理としては、例えば、「"A Trainable System for Object Detection", Papageorgiou et al., IJCV-2000」に示されている技術を用いる。
この場合において、駐車車両は一般に、左側通行の場合には自車両よりも左側、右側通行の場合には自車両よりも右側に存在するため、画像中でこのような位置に相当する検出車両のみを算出対象とするように構成することも可能である。これにより演算量を抑制することが可能となる。
また、本第1実施形態においては、処理の簡略化のため、一つの撮像データ内に複数の車両の画像が含まれている場合には、それらを識別しているが、複数の撮像データ間(複数フレーム間)で同一車両(単数及び複数)の追跡処理は行っていない。
次に処理装置22の車両位置検出部32は、他の車両14に対応する画像から実際の他の車両14の位置を検出(算出)する(ステップS13)。
具体的には、撮像データの撮像タイミングにおける自車両14の位置を図示しないGPS装置により検出し、撮像装置21の画角から推定される距離を補正して他の車両14の位置を検出する。
図4は、距離補正の説明図である。
図4(a)に示すように、車両後端の撮像画像状の上下方向の位置に応じて、自車両14からの距離が検出可能であるので、車両後端位置(図4(a)における車両に対応する画像量域の下端位置)を検出して、自車両14の位置(例えば、GPS測位位置)に補正距離を加算して算出対象の他の車両14の位置とする。この結果、図4(b)に示すように、自車両14の前方13mの位置が他の車両14の位置となる。
また、撮像装置21が単眼カメラでなくステレオカメラである場合には、ステレオ計測によって計測される距離情報から他の車両14の相対位置情報を検出してもよい。
この場合において、例えば、左側通行の場合には、撮像画像中の画像領域の右上の領域に位置していた車両14が徐々に左方向下方に移動し、かつ、車両14の画像領域が徐々に大きくなり、画面から消えた場合(消えそうになっている場合も含む)に、当該時点における自車両14Sの位置を図示しないGPS装置により検出し、撮像装置21の画角から推定される距離を補正して他の車両14の位置を算出するように構成することも可能である。このように車両を追跡する処理を含む構成とすることにより、同一の車両について複数回にわたって車両位置が検出されるのを抑制することができる。
続いて、車両情報記憶部33は、車両位置検出部32において算出した他の車両14の位置及び検出時刻などの車両情報を記憶する(ステップS14)。
続いて、車両間隔算出部34は、車両情報記憶部33に記憶されている複数の他の車両14の車両情報に基づいて複数の他の車両14の車両間隔を算出する(ステップS15)。
図5は、車両情報の記憶状態の概念説明図である。
ステップS15の処理において、複数の車両情報の車両位置が所定距離以内である場合には、同一の車両14に対応する車両情報が記憶されているとして、いずれか一つの位置の車両情報を他の車両14に対応する車両情報であるとして処理を行うように構成することが可能である。
この結果、図5に示すように、同一の車両14について、複数の車両情報が記憶されている場合であっても、異なる複数の車両14の車両情報を確実に分離して演算負荷を低減することが可能となる。
続いて、駐車車両判定部35は、車両間隔算出部34が出力した別の車両14であると推定される複数の他の車両14の車両間隔に基づいて、複数の他の車両14のうち、駐車車両である可能性が高い車両14を判定する(ステップS16)。
例えば、駐車車両判定部35は、車両間隔がある一定値以上であった場合に駐車車両である可能性が高い車両14であると判定する。これは、一般に渋滞で一時的に停止している場合は車両間隔が狭い傾向にあり、駐車車両の場合は車両間隔が広い傾向にあるからである。そのため、車両間隔に基づいて駐車車両である可能性が高い車両か否かを判定することができる。
より具体的には、駐車車両である可能性が高い車両か否かを判定したい車両14と、それに隣接する車両14の車両間隔Dに対して、予め定めた車両間隔のしきい値Dthに基づいて、駐車車両判定値E1=D/Dthの値が1.0を超えて大きいほど、検出対象車両14がより駐車車両である可能性が高いと判定すればよい。
あるいは、その他の車両14が3台以上検出された場合には、各車両14間の車両間隔値の分散(=σ)を求め、分散がある一定値以上であった場合に駐車車両であると判定してもよい。これは、一般に渋滞で一時的に停止している場合は車両間隔が似通っている傾向にあり、駐車車両である可能性が高い車両14の場合は車両間隔が様々に異なる傾向にあるからである。そのため、車両間隔の分散がある一定値以上であった場合には、駐車車両である可能性が高い車両14と推定できるからである。
図6は、車両間隔の分散を用いた場合の駐車車両の判定説明図である。
図6の上部に示すように、一般に渋滞で一時的に停止している場合は、車両間隔が互いに同様となる傾向にあり、駐車車両の場合は、図6の下部に示すように車両間隔が様々に異なる傾向にある。そのため、車両間隔の分散に基づいて駐車車両である可能性が高い車両14か否かを判定することができる。
具体的には、図6の下部に示すように、例えば隣接する5台の車両間隔がD_i(i=1〜4)、それらの平均がDaveだった場合には、分散値Vは、次式で示す通りとなる。
V=(1/4)・Σ(D_i−Dave)
したがって、予め定めた分散値Vのしきい値Vthに基づいて、駐車車両判定値E2=V/Vthの値が1.0以上を超えて大きいほど、検出対象車両14がより駐車車両である可能性が高いと判定すればよい。
以上のようにして、自車両14Sに搭載された撮像装置21が撮像した画像から他の車両14の車両位置と、車両位置の間隔と、を算出することによって、駐車車両である可能性が高いと推定される車両14を検出することができる。
したがって、本第1実施形態の駐車車両検出装置15によれば、ナンバープレートを読み取ることなく、すなわち、ナンバープレートが読み取れない場合を含めて、検出した車両14について、自動的に駐車車両である可能性が高い車両14であるか否かを判別できる。さらに、第1実施形態の駐車車両検出装置15は、車両14に搭載できるため、係員や固定カメラを設置せずに、駐車車両である可能性が高い車両14の検出を実現でき、設置コストの抑制が図れる。
続いて、処理装置22は、処理結果を通信ユニット23に出力する(ステップS17)。
これにより、通信ユニット23は、無線基地局12及び通信ネットワーク13を介して処理結果である車両情報、すなわち、駐車車両情報を管理サーバ11に通知する(ステップS18)。
これにより、管理サーバ11は、複数の車両14により同一位置(誤差を考慮して同一とみなせる位置)で検出された車両に関し、近接した時間帯で駐車車両情報を受信した場合には、当該位置に車両が駐車しているものとして処理を行うこととなる。
例えば、同一位置において、駐車車両情報を送信した自車両14Sが所定台数(たとえば、5台)以上である場合には、管理サーバ11は、当該駐車車両情報が対応する位置に各自車両14Sから見て他の車両14が駐車しているものとして処理を行い、駐車車両情報を送信した自車両14Sが所定台数(たとえば、5台)未満である場合には、管理サーバ11は、当該駐車車両情報が対応する位置に車両14が駐車していない(いわゆる、誤検出)として処理を行う。
より具体的には、例えば、近接した時間帯で2台の自車両14Sのみが駐車車両情報を送信した場合には、管理サーバ11は、当該位置には駐車している車両14はいないものとして当該駐車車両情報を破棄し、近接した時間帯で8台の自車両14Sが駐車車両情報を送信した場合には、管理サーバ11は、当該位置には車両14が駐車しているものとして当該駐車車両情報を統合して一台の車両14が駐車しているものとして処理を行う。
これらの結果、上述の手順により、道路情報提供システム、交通管制システム、EVバス充電管理システムあるいは交通取締管理システム等を構成している管理サーバ11に通知された複数の自車両14Sの駐車車両情報は、情報提供や情報予測に役立てることができる。
例えば、管理サーバ11が、道路情報提供システムを構成している場合には、駐車車両情報に基づいて地図上に駐車車両の存在をプロットし、それを路上駐車マップ情報として提供することができる。
また、管理サーバ11が、交通管制システムを構成している場合には、路上駐車によって交通流が阻害されるため、交通状況シミュレーションにおいて2車線の道路が実際には1車線しか走行できないとしてシミュレーションしたり、渋滞の発生確率が通常よりも高まるとしてシミュレーションしたりすることも可能となる。この結果、交通管制システムにおいて、道路状況を推定したり、道路状況を予測したりする場合に、推定精度あるいは予測精度を高めることができる。
また、管理サーバ11が、EVバス充電管理システムを構成している場合には、管理サーバ11が、交通管制システムを構成している場合と同様にして、推定あるいは予測された道路状況に基づいて、今後のバス経路に渋滞が予想される場合には、時間をかけて充電量を多くしておくなどの制御を行うことによって、電欠(電力切れ)を発生させないようなEVバス充電管理を行うことができる。
また、管理サーバ11が、交通取締管理システムを構成している場合には、駐車車両情報や交通状況予測情報に基づいて、駐車違反などの取り締まりの優先地域を決定することができる。
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、複数の自車両14Sに搭載された駐車車両検出装置15のそれぞれにおいて、駐車車両である可能性が高い車両14を検出することができるとともに、検出した駐車車両である可能性が高い車両14の車両情報を、管理サーバ11において統合することにより、駐車車両14の駐車位置(検出位置)を特定し、簡易な構成で道路状況の推定あるいは予測をより正確に行うことができる。
[2]第2実施形態
図7は、第2実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。
図7において、図2の第1実施形態の駐車車両検出装置と異なる点は、処理装置22が車両間隔算出部34に代えて、自車両14S及び検出対象の他の車両14の車両速度(絶対速度)を算出する車両速度算出部41を備えた点と、駐車車両判定部35に代えて、車両速度算出部41が算出した他の車両14の車両速度に基づいて当該他の車両が駐車車両であるか否かを判別する駐車車両判定部35Aを備えた点である。
次に第2実施形態の動作を説明する。
図8は、第2実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。
まず、撮像装置21は、車両14の進行方向前方の撮像を行い撮像データを処理装置22に出力する(ステップS21)。
これにより、処理装置22の車両検出部31は、第1実施形態と同様の手法により、撮像データに対応する画像から他の車両14に対応する画像を検出する(ステップS22)。
次に処理装置22の車両位置検出部32は、第1実施形態と同様の手法により、他の車両14に対応する画像から実際の他の車両14の位置を算出する(ステップS23)。
続いて、処理装置22の車両速度算出部41は、自車両14S及び検出対象の他の車両14の車両速度を算出する(ステップS24)。
まず、自車の絶対速度VSAは、CAN(Controller Area Network)などを通じて車両本体から得られる。
また、検出対象の他の車両14の相対速度VTRは、ある一定の時間間隔Tで撮像された画像A,Bにおいて、自車と検出車両との距離がそれぞれD_A、D_Bであった場合に、次式により算出できる。
VTR=(D_B−D_A)/T
この場合において、距離D_A及び距離D_Bの算出については、例えば、図4に示した手法を用いる。
ここで、一般に時間間隔Tが十分に小さい場合は、D_AとD_Bで距離計測対象となる検出対象の車両14を取り違えて誤った相対速度計測をしてしまうことは少ない。すなわち、距離D_Aの対象となる車両14と、距離D_Bの対象となる車両14と、を異なる車両としてしまうことは少ない。
この場合において、「”Tracking of Multiple, Partially Occluded Humans based on Static Body Part Detection”, Bo Wu et al., CVPR-2006」に示されるような追跡処理を行うことにより、検出対象車両である他の車両14の取り違えの可能性を抑制することができる。
以上で得られた値から、検出対象車両である他の車両14の絶対速度VTAは、次式により算出できる。
VTA=VSA+VTR
続いて、車両情報記憶部33は、車両位置検出部32において算出した他の車両14の位置、絶対速度VTA及び検出時刻などの車両情報を記憶する(ステップS25)。
次に駐車車両判定部35Aは、車両速度算出部41が算出した検出対象の他の車両14の絶対速度VTAに対して、予め定めた速度しきい値Vth(例えば、5km/hr)に基づいて、駐車車両判定値EB=Vth/VTAの値が1.0を超えて大きいほど速度がゼロ(停止)に近く、より駐車車両の可能性が高いと判定する(ステップS26)。
このような処理を行うことで、停車しているのではなく低速で走行している車両14を、駐車車両であると誤判定することを抑制することができる。
続いて、処理装置22は、処理結果を通信ユニット23に出力する(ステップS27)。
これにより、通信ユニット23は、無線基地局12及び通信ネットワーク13を介して処理結果である車両情報、すなわち、駐車車両情報を管理サーバ11に通知する(ステップS28)。
以上の説明のように、本第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、複数の車両14にそれぞれ搭載された駐車車両検出装置15のそれぞれにおいて、駐車車両である可能性が高い車両14を推定するに際して、検出対象の他の車両14の絶対速度を求めているので、より確実に駐車車両である可能性が高い車両14を推定できる。
[3]第3実施形態
図9は、第3実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。
図9において、図2の第1実施形態の駐車車両検出装置と異なる点は、処理装置22が車両間隔算出部34に代えて、自車両14Sの走行位置(車線位置)の変更の有無を判定する走行位置変更判定部51を備えた点と、駐車車両判定部35に代えて、走行位置変更判定部51の判定結果に基づいて他の車両14が駐車車両であるか否かを判別する駐車車両判定部35Bを備えた点である。
次に第3実施形態の動作を説明する。
図10は、第3実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。
まず、撮像装置21は、車両14の進行方向前方の撮像を行い撮像データを処理装置22に出力する(ステップS31)。
これにより、処理装置22の車両検出部31は、第1実施形態と同様の手法により、撮像データに対応する画像から他の車両14に対応する画像を検出する(ステップS32)。
次に処理装置22の車両位置検出部32は、第1実施形態と同様の手法により、他の車両14に対応する画像から実際の他の車両14の位置を算出する(ステップS33)。
続いて、処理装置22の走行位置変更判定部51は、自車両14の移動量あるいは操作量(以下、まとめて移動量・操作量Mという。)を取得し、自車両14の走行位置(車線位置)の変更の有無を判定する(ステップS34)。
図11は、ステアリング操作量による走行位置変更の判定の説明図である。
走行位置を変更したか否かは、例えば、図11(a)中に符号(1)で示すように、車両から得られるステアリング操作情報に基づいて、ステアリングにより左右に所定の操作量以上の操作をしたか否かに基づいて判定する。
より具体的には、例えば、ステアリングの右操舵操作量が所定の操作量(基準操作量、あるいは、しきい値操作量)を超えて操作がなされた場合には、走行位置変更判定部51は、右に走行位置を変更したと判定する。
また、ステアリングの操作量に代えて、図11(a)中に符号(2)で示すように、撮像装置21の撮像画像から車線境界線(走行エリアを示す左右の白線)を検出して、この位置が左右に移動しているかどうかで判定してもよい。車線境界線(白線)の検出手法としては、例えば「"Video Based Lane Estimation and Tracking for Driver Assistance:Survey, System, and Evaluation", Joel C. McCall et al., IEEE Transactions on ITS, March 2006」のような手法を用いればよい。
また、図11(a)中に符号(3)で示すように、車両検出部23が検出した他の車両14の車両位置に基づいて判定することも可能である。例えば、検出された車両14の位置が中央領域から左領域に移動した場合、自車両14Sが右に走行位置を変更した可能性が高いと判定することができる。あるいは、図11(a)中に符号(4)で示すように、撮像画面全体の動き(フロー)を検出し、撮像画面全体が左方向に動いているのであれば、自車両14Sが右に走行位置を変更した可能性が高いと判定することができる。
続いて、車両情報記憶部33は、車両位置検出部32において算出した他の車両14の位置、検出時刻及び走行位置変更時刻などの車両情報を記憶する(ステップS35)。
ここで、走行位置変更時刻は、左側走行の場合には、車線を右側に変更した時刻についてのみ記憶すればよい。
次に駐車車両判定部35Bは、走行位置変更判定部51が走行位置を変更したと判定した時間の前後に検出した車両14を、駐車車両である可能性が高い車両と判定する(ステップS36)。
図12は、駐車車両追い越し時の説明図である。
なお、ここで言う「追い越し」とは、追い越し対象車両が走行状態にある道路交通法上の追い越しではなく、一般的な意味で用いている。
図12に示すように、自車両14が左車線を走行中に前に駐車車両14が存在した場合に、自車両14が駐車車両を避けるために車線変更をすることが多い。
したがって、駐車車両判定部35Bは、自車両14が追い越しのために車線変更した際に検出した他の車両14は、駐車車両である可能性が高いとして判定するのである。
具体的には、ステップS34で得られた移動量・操作量Mに対して、移動量・操作量しきい値Mthに基づいて、駐車車両判定値EC(=M/Mth)の値が1.0を超えて大きいほど、より駐車車両である可能性が高いと判定すればよい。このような処理を行うことで、駐車車両である可能性が高い車両14をより正確に判定することができるようになる。
続いて、処理装置22は、処理結果を通信ユニット23に出力する(ステップS37)。
これにより、通信ユニット23は、無線基地局12及び通信ネットワーク13を介して処理結果である車両情報、すなわち、駐車車両情報を管理サーバ11に通知する(ステップS38)。
これにより、管理サーバ11は、複数の車両14により同一位置(誤差を考慮して同一とみなせる位置)で検出された車両14に関し、近接した時間帯で駐車車両情報を受信した場合には、当該位置に車両14が駐車しているものとして第1実施形態と同様に処理を行うこととなる。
以上の説明のように、本第3実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、複数の車両にそれぞれ搭載された駐車車両検出装置15のそれぞれにおいて、駐車車両である可能性が高い車両14を検出するに際して、検出対象の他の車両14の絶対速度を求めているので、より確実に駐車車両を推定できる。
[4]第4実施形態
図13は、第4実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。
図13において、図2の第1実施形態の駐車車両検出装置と異なる点は、処理装置22が車両間隔算出部34に代えて、自車両14の走行位置(車線位置)の変更の有無を判定する走行位置変更判定部51を備えた点と、駐車車両判定部35に代えて、自車両14の動きと、車両検出状態の遷移と、に基づいて他の車両14が駐車車両であるか否かを判別する駐車車両判定部35Cを備えた点である。
次に第4実施形態の動作を説明する。
図14は、第4実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。
まず、撮像装置21は、自車両14Sの進行方向前方の撮像を行い撮像データを処理装置22に出力する(ステップS41)。
これにより、処理装置22の車両検出部31は、第1実施形態と同様の手法により、撮像データに対応する画像から他の車両14に対応する画像を検出する(ステップS42)。
次に処理装置22の車両位置検出部32は、第1実施形態と同様の手法により、他の車両14に対応する画像から実際の他の車両14の位置を算出する(ステップS43)。
続いて、車両情報記憶部33は、車両位置検出部32において算出した他の車両14の位置及び検出時刻などの車両情報を記憶する(ステップS44)。
続いて、処理装置22の駐車車両判定部35Cは、自車両14の動きと、車両検出状態の遷移と、に基づいて、駐車車両である確率が高い車両14の有無を判定する(ステップS45)。
続いて、処理装置22は、処理結果を通信ユニット23に出力する(ステップS46)。
これにより、通信ユニット23は、無線基地局12及び通信ネットワーク13を介して処理結果である車両情報、すなわち、駐車車両情報を管理サーバ11に通知する(ステップS47)。
図15は、走行位置判定処理における状態遷移の一例の説明図である。
図15においては、左側通行を前提とし、駐車可能性の高い車両14を未だ検出していない状態を初期状態S0とする。
初期状態S0において、自車両14の移動方向が直進(厳密な意味の直進ではなく、直進と見なされる状況を含む)であり、自車両14Sが走行している自車車線(自車レーン)の左側に位置する左側車線(左レーン)において、遠距離に他の車両14が検出された場合には、自車車線の状況に関わらず、左側車線の遠距離位置に他の車両14が存在していると検出された状態S1に状態が遷移する。なお、左側車線には、自車が最も左車線にいる場合、すなわち、道交法上は左車線がない場合においては、車線の左外側に相当する位置も含むものとする。
状態S1において、自車両14Sの移動方向が直進であり、左側車線において、他の車両14が遠距離位置に検出された状態が継続している場合には、状態S1の状態を継続する。
また、状態S1において、自車両14の移動方向が直進であり、左側車線において、他の車両14が近距離位置に検出された場合には、左側車線の近距離となる位置に他の車両14が位置している状態S2に状態を遷移する。この状態S1から状態S2への状態遷移を検出した場合には、追い越しが開始されたと判定することとなる。
状態S2において、自車両14Sの移動方向が直進であり、左側車線において、他の車両14が近距離位置に検出された状態が継続している場合には、状態S2の状態を継続する。
状態S2において、自車両14の移動方向が直進であり、近距離位置に検出されていた他の車両14と同一の車両が遠距離位置に検出されるようになった場合には、再び状態S1に状態が遷移するとともに、追い越しでなかったとして、追い越しをキャンセルとする。
また、状態S2において、自車両14の移動方向が直進であり、近距離位置に検出されていた他の車両14が検出されなくなり、かつ、さらに他の車両14が左側車線において検出された場合には、追い越し終了と判定し、状態S1に状態を遷移する。
さらに、状態S2において、自車両14の移動方向が直進であり(直進状態が継続)、左側車線において、他の車両14が検出されなくなった場合には、追い越し終了と判定し、状態S0に状態を遷移する。
初期状態S0において、自車両14Sの移動方向が直進であり、自車車線において、遠距離に他の車両14が検出された場合には、左側車線の状況に関わらず、自車車線の遠距離位置に他の車両14が存在していると検出された状態S3に状態が遷移する。
状態S3において、自車両14Sの移動方向が直進であり、自車車線において、他の車両14が遠距離位置に検出された状態が継続している場合には、状態S3の状態を継続する。
また、状態S3において、自車両14Sの移動方向が直進であり、自車車線において、他の車両14が近距離位置に検出された場合には、自車車線の近距離となる位置に他の車両14が位置している状態S4に状態を遷移する。
状態S4において、自車両14Sの移動方向が直進であり、自車車線において、他の車両14が近距離位置に検出された状態が継続している場合には、状態S4の状態を継続する。
状態S4において、自車両14の移動方向が直進であり、近距離位置に検出されていた他の車両14と同一の車両が遠距離位置に検出されるようになった場合には、再び状態S3に状態が遷移するとともに、追い越しでなかったとして、追い越しをキャンセルとする。
また、状態S4において、自車両14Sの移動方向が右方向であることが検出された場合には、左側車線及び自車車線の状況に関わらず、追い越し開始と判定し、自車両14Sが右方向への移動状態(右側車線への進路変更中等)であり、かつ、近距離位置に他の車両14が位置している状態である状態S6に状態を遷移する。なお、右側車線には、自車が最も右側の車線にいる場合、すなわち、道交法上は右車線がない場合においては、車線の右外側に相当する位置も含むものとする。
また、状態S3において、自車両14Sの移動方向が右方向であることが検出された場合には、左側車線及び自車車線の状況に関わらず、右方向への移動状態(右側車線への進路変更中等)である状態S5に状態を遷移する。
状態S5において、自車両14Sの移動方向が直進であり、左側車線において、他の車両14が近距離位置に検出された場合には、左側車線の近距離となる位置に他の車両14が位置している状態S2に状態を遷移する。この状態S5から状態S2への状態遷移を検出した場合には、追い越しが開始されたと判定することとなる。
状態S5において、自車両14Sの移動方向が直進であり、左側車線において、遠距離に他の車両14が検出された場合には、自車線の状況に関わらず、左側車線の遠距離位置に他の車両14が存在していると検出された状態S1に状態が遷移する。
また、状態S5において、上記以外の場合、具体的には、自車両14Sの移動方向が直進であり、左側車線において、他の車両14が近距離位置に検出された場合、あるいは、自車両14の移動方向が直進であり、左側車線において、遠距離に他の車両14が検出された場合のいずれでもない場合には、状態S5の状態を継続する。
状態S6において、自車両14Sの移動方向が直進となり、左走行レーンにおいて、他の車両14が検出されなくなった場合には、追い越し終了と判定し、状態S0に状態を遷移する。
また、状態S6において、自車両14Sの移動方向が直進となり、左側車線において、他の車両14が遠距離位置に検出された場合には、追い越し終了と判定し、状態S1に状態を遷移する。
また、状態S6において、自車両14Sの移動方向が直進となり、左側車線において、他の車両14が近距離位置に検出された場合には、追い越し開始と判定し、状態S2に状態を遷移する。
以下、より具体的に第4実施形態の動作を説明する。
図16は、2車線道路において、右側の車線を走行する自車両が左側の車線の駐車車両を追い越す場合の動作説明図である。
この場合において、位置P1においては、自車両14Sは、駐車可能性の高い車両14を未だ検出していない状態である初期状態S0にあったものとする。
その後、自車両14が位置P2に移動した状態では、自車両14の移動方向が直進であり、自車両14Sが走行している自車車線の左側車線において、遠距離に他の車両14が検出されたので、状態S1に状態が遷移する。
さらに、自車両14が位置P3に移動した状態では、自車両14の移動方向が直進であり、自車両14Sが走行している自車車線の左側車線において、近距離に他の車両が検出されたので、駐車車両判定部35Bは、追い越し開始と判定し、状態S2に状態を遷移する。
そして、自車両14が位置P4に移動した状態では、自車両14の移動方向が直進であり(直進状態が継続)、自車両14Sが走行している自車車線の左側車線において、他の車両14が検出されなくなったので、駐車車両判定部35Bは、追い越し終了と判定し、状態S0に状態を遷移することとなる。
図17は、2車線道路において、左側の車線を走行する自車両が同一の車線の駐車車両を右側の車線に移動して追い越す場合の動作説明図である。
この場合において、位置P1においては、自車両14Sは、駐車可能性の高い車両14を未だ検出していない状態である初期状態S0にあったものとする。
その後、自車両14Sが位置P2に移動した状態では、自車両14の移動方向が直進であり、自車車線(の前方)において、遠距離に他の車両14が検出されたので、状態S3に状態が遷移する。
さらに、自車両14Sが位置P3に移動した状態では、自車両14の移動方向が直進であり自車車線において、他の車両14が近距離位置に検出されたので、状態S4に状態を遷移する。
そして、自車両14が位置P4に移動した状態では、自車両14の運転手がハンドルをきり、自車両14の移動方向が右方向であることが検出されるので、左側車線及び自車車線の状況に関わらず、追い越し開始と判定し、状態S6に状態を遷移する。
その後、自車両14が位置P5に移動した状態では、その後、自車両14Sの自車車線を2車線のうち右側の車線のままとし、あるいは、左側の車線に戻したいずれの場合であっても、自車両14Sの移動方向が直進となり、他の車両14が検出されなくなったので、追い越し終了と判定し、状態S0に状態を遷移する。
以上の説明のように、左側車線に駐車している車両14を、左側の車線を走行する自車両14Sが右側車線に車線変更しながら追い越す現象を判定できるので、このように左側車線の車両を追い越したと判定されたときに、駐車車両判定値ED=1.0、そうでないときにED=0.0とする。
以上の説明のように、本第4実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、走行位置変更判定部51の判定結果に基づいて他の車両14が駐車車両であるか否かを確実かつ容易に判別することができる。
[5]第5実施形態
本第5実施形態は、自車両が路線バスなどである場合のように、同一経路を複数回通る場合に駐車車両14を検出する場合の実施形態である。
図18は、第5実施形態の駐車車両検出装置の概要構成ブロック図である。
図18において、図2の第1実施形態の駐車車両検出装置と異なる点は、処理装置22が車両間隔算出部34に代えて、駐車可能性の高い車両14が同一車両であるか否かを判定する同一車両判定部61と、駐車車両判定部35に代えて、同一車両判定部61の判定結果に基づいて他の車両14が駐車車両であるか否かを判別する駐車車両判定部35Dを備えた点である。
次に第5実施形態の動作を説明する。
図19は、第5実施形態の駐車車両検出装置の動作処理フローチャートである。
まず、撮像装置21は、自車両14Sの進行方向前方の撮像を行い撮像データを処理装置22に出力する(ステップS51)。
これにより、処理装置22の車両検出部31は、第1実施形態と同様の手法により、撮像データに対応する画像から他の車両14に対応する画像を検出する(ステップS52)。
次に処理装置22の車両位置検出部32は、第1実施形態と同様の手法により、他の車両14に対応する画像から実際の他の車両の位置を算出する(ステップS53)。
続いて、車両情報記憶部33は、車両位置検出部32において算出した他の車両14の位置及び検出時刻などの車両情報を記憶する(ステップS54)。
次に同一車両判定部61は、十分に近接した位置で取得された複数の車両情報が、同一車両の情報であるかどうかを判定する(ステップ55)。
続いて、駐車車両判定部35Dは、車両間隔算出部34が出力した別の車両14であると推定される複数の他の車両14の車両間隔に基づいて、複数の他の車両14のうち、駐車車両である可能性が高い車両14を判定する(ステップS56)。
続いて、処理装置22は、処理結果を通信ユニット23に出力する(ステップS57)。
これにより、通信ユニット23は、無線基地局12及び通信ネットワーク13を介して処理結果である車両情報、すなわち、駐車車両情報を管理サーバ11に通知する(ステップS58)。
図20は、第5実施形態の動作説明図である。
図20に示すように、異なる時刻T1、T2、T3に収集した車両情報I1、I2、I3があった場合に、例えば車両情報I1及び車両情報I2が同一車両の情報であると判定されれば、この車両は時刻T1〜T2の時間に駐車していたと判定することができる。
この場合において、車両の同一性の判定は、例えば、以下のような3つの手法のうち、少なくともいずれかを用いて判定すればよい。
図21は、車両の同一性の第1の判定手法の説明図である。
第1の判定手法によれば、図21に示すように、まず同一車両判定部61は、車線境界線(白線など)の途切れ位置を検出する。この車線境界線の検出は、例えば「”Video Based Lane Estimation and Tracking for Driver Assistance:Survey, System, and Evaluation”, Joel C. McCall et al.,IEEE Transactions on ITS, March 2006」のような手法を用いればよく、また検出された車線境界線領域でコーナー検出を行うことにより、途切れ位置が検出できる。
次にこの車線境界線途切れ位置と、車両位置と、の相対位置情報を算出する。
具体的には、図21に示す距離d(=d1またはd2)とその方向θ(=θ1またはθ2)を算出する。そして算出した距離d及び方向θの値が複数の車両情報間で十分に近ければ、すなわち、値の類似度が高ければ、同一の位置に停車し続けている同一の車両(駐車車両)であると判定できる。
図21の例の場合、距離誤差への重みw_dと、角度誤差への重みw_θに基づいて、次式により算出される類似度Sの値が大きいほど、同一車両らしいと判定すればよい。
S=1/{(w_d・|d1−d2|)+(w_θ・|θ1−θ2|)}
図22は、車両の同一性の第2の判定手法の説明図である。
第2の判定手法によれば、撮像画像のうち、車両14以外の画像領域から1つ以上の特徴点(図22の例では、特徴点a、b)を抽出(算出)し、その特徴点と車両位置の相対位置情報(図22の例では、距離d_a1、d_a2、d_b1、d_b2、方向θ_a1、θ_a2、θ_b1、θ_b2)が、複数の車両情報間で十分に類似していれば、同一の位置に停車し続けている同一の車両(駐車車両)であると判定すればよい。この特徴点の抽出は、例えば、「”Distinctive Image Features from Scale−Invariant Keypoints”, D.G.Lowe, IJCV−2004」のような手法を用いればよい。
具体的には、図22の例の場合、距離誤差への重みw_dと、角度誤差への重みw_θに基づいて次式で表される類似度Sの値が大きいほど、同一車両らしいと判定すればよい。
S=1/{w_d・(|d_a1−d_a2|+|d_b1−d_b2|)
+w_θ・(|θ_a1−θ_a2|+|θ_b1−θ_b2|)}
第3の手法では、車両の画像情報に基づいて車両の同一性を判定する。
これは、車両の色、形状、模様、サイズ、ナンバーといった画像から得られる一または複数の情報に基づいて、複数の車両情報が同一車両のものであるかどうかを判定するものである。
車両サイズは画像上の位置と画像上のサイズから算出でき、車両ナンバー情報は、既存のナンバープレート読取技術を用いればよい。
そして、サイズ、車両ナンバー等の類似度が十分に大きければ、同一車両であると判定できる。またそれ以外の、色、形状、模様の情報に基づいた同一性判定についても、車両領域の画像の相互相関値を類似度Sとして用いればよい。
または、「”Random ensemble metrics for object recognition”, T. Kozakaya et al., ICCV−2011」のようなより精度の高い手法を用いて算出された類似度Sを用いてもよい。
そして、これらの類似度Sの値が十分に大きければ、同一車両であると判定できる。
さらに、色(i=1)、形状(i=2)、模様(i=3)、サイズ(i=4)、車両ナンバー(i=5)、……等からそれぞれ算出された類似度S_i(i=1,2,3,……)は、次式に示すように、必要に応じて重みづけ加算して得られる全体類似度SAにより、組み合わせて評価してもよい。
SA=(w_1・S_1)+(w_2・S_2)+(w_3・S_3)+……
上記のような手法で得られた類似度S(あるいは全体類似度SA)に対して、類似度しきい値Sthに基づいて駐車車両判定値「EE=S/Sth」の値が1.0を超えて大きいほど、より駐車車両らしいと判定すればよい。
以上の説明のように、本第5実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、同一車両判定部61の判定結果に基づいて他の車両14が駐車車両であるか否かを確実かつ容易に判別することができる。
[6]実施形態の変形例
以上第1実施形態〜第5実施形態において説明した駐車車両判定値EA、EB、EC、ED、EEは、それぞれ単独で用いてもよいし、各判定値に対する重みづけw_A、w_B、w_C、w_D、w_Eを用いて、これらの2つ以上の判定値を組み合わせることで最終的な駐車車両判定値EXとしてもよい。具体的には、例えば次式により算出した駐車車両判定値EXを用いればよい。
EX=w_A・EA+w_B・EB+w_C・EC+w_D・ED+w_E・EE
これにより、より一層確実に渋滞時の停止車両と、駐車車両と、を区別することができるようになる。
また、自車両14による複数画像の撮像は、同一の車両14が複数回周回することで画像を撮像するのでもよいし、複数の車両(自車両14)が同一箇所を走行することで画像を撮像するのでもよい。
本実施形態の駐車車両検出装置は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置、SSDなどの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の駐車車両検出装置で実行される制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の駐車車両検出装置で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の駐車車両検出装置で実行される制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の駐車車両検出装置の制御プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施形態の駐車車両検出装置で実行される制御プログラムは、上述した各部(車両検出部、自車位置検出部と、位置算出部、車両情報記憶部、駐車車両判定部、……)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、車両検出部、自車位置検出部と、位置算出部、車両情報記憶部、駐車車両判定部、……が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 駐車車両検出システム
11 管理サーバ
12 無線基地局
13 通信ネットワーク
14 車両
14S 自車両
15 駐車車両検出装置
21 撮像装置
22 処理装置
23 通信ユニット
31 車両検出部
32 車両位置検出部
33 車両情報記憶部
34 車両間隔算出部
35、35A、35B、35C、35D 駐車車両判定部
41 車両速度算出部
51 走行位置変更判定部
61 同一車両判定部

Claims (16)

  1. 自車両に載置された撮像装置により撮像された前記自車両の少なくとも前方向の画像に含まれる他の車両を検出する車両検出部と、
    前記自車両の位置を検出する自車位置検出部と、
    検出した自車両の位置に基づき、検出した前記他の車両の位置を算出する位置算出部と、
    前記算出した位置を含む前記他の車両の情報を記憶する車両情報記憶部と、
    前記他の車両の情報に基づいて、他の車両が駐車車両である可能性が高いか否か判定する駐車車両判定部と、
    前記画像に基づいて、自車両が他の車両の走行車線とは異なる走行車線へ車線変更したことを検出する走行位置変更判定部と、を備え、
    前記位置算出部は、前記自車両の走行車線の変更時の前記他の車両の位置を算出し、
    前記車両情報記憶部は、当該変更がなされた前記位置を含む前記他の車両の情報を記憶する、
    車車両検出装置。
  2. 前記画像に基づいて、検出した前記他の車両の自車両に対する相対速度あるいは検出した前記他の車両の絶対速度を算出する車両速度算出部を備え、
    前記駐車車両判定部は、前記他の車両の絶対速度が駐車しているとみなせる所定速度以下である場合に、駐車車両であると判定する、
    請求項1記載の駐車車両検出装置。
  3. 前記自車両の絶対速度である自車両速度を検出する速度検出部と、
    前記画像に含まれる前記他の車両の画像に基づいて、当該他の車両までの距離を算出する距離算出部と、を備え、
    前記車両速度算出部は、前記自車両速度と、撮像タイミングが異なる複数回の前記画像に対応する前記他の車両までの距離の時間的変化に基づいて算出した相対速度に基づいて前記他の車両の絶対速度を算出する、
    請求項2記載の駐車車両検出装置。
  4. 前記走行位置変更判定部は、前記自車両のステアリング操作量を検出する操作量検出部を備え、
    検出した前記ステアリング操作量に基づいて前記自車両の走行車線の変更を検出する、
    請求項1記載の駐車車両検出装置。
  5. 前記走行位置変更判定部は、前記画像から車線境界線の前記自車両に対する位置を検出する車線境界線位置検出部を備え、
    前記車線境界線の前記自車両に対する位置の変化量に基づいて前記自車両の走行車線の変更を検出する、
    請求項1記載の駐車車両検出装置。
  6. 前記走行位置変更判定部は、前記画像から前記他の車両と自車両との相対的な位置を検出する車両位置検出部を備え、
    前記検出した他の車両と自車両との相対的な位置の変化量に基づいて前記自車両の走行車線の変更を検出する、
    請求項1記載の駐車車両検出装置。
  7. 自車両に載置された撮像装置により撮像された前記自車両の少なくとも前方向の画像に含まれる他の車両を検出する車両検出部と、
    前記自車両の位置を検出する自車位置検出部と、
    検出した自車両の位置に基づき、検出した前記他の車両の位置を算出する位置算出部と、
    前記算出した位置を含む前記他の車両の情報を記憶する車両情報記憶部と、
    前記他の車両の情報に基づいて、他の車両が駐車車両である可能性が高いか否か判定する駐車車両判定部と、を備え、
    前記駐車車両判定部は、同一進行方向に対応する複数の走行車線における前記他の車両の検出状態及び前記他の車両までの距離の時間的遷移に基づいて前記他の車両が駐車している可能性が高い車両であるか否かを判定する、
    車車両検出装置。
  8. 同一の位置に停車していると判定される前記他の車両を含む画像が複数、所定の時間間隔以上の時間を開けて前記撮像装置により撮像された場合に、前記画像に含まれる他の車両は、同一の車両であると判別する同一車両判定部を備え、
    前記駐車車両判定部は、前記同一の車両であると判断された他の車両は、駐車している可能性が高い車両であると判定する、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の駐車車両検出装置。
  9. 前記同一車両判定部は、パターン認識により同一車両であるか否かを判定する、
    請求項8記載の駐車車両検出装置。
  10. 前記位置算出部は、前記他の車両の停車位置の画像中の特徴物に対する相対位置を算出し、
    前記駐車車両判定部は、前記同一車両判定部により、前記他の車両の停車位置の画像中の特徴物に対する相対位置が同一であるとみなせる場合に、前記複数の画像に含まれる前記他の車両は、同一の地理的な位置に停車していると判定する、
    請求項8または請求項9記載の駐車車両検出装置。
  11. 前記画像中の特徴物は、車線境界線その他の背景特徴である、
    請求項10記載の駐車車両検出装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の駐車車両検出装置と、
    前記駐車車両検出装置と通信ネットワークを介して接続される管理サーバ装置と、を備えた車両管理システムであって、
    前記管理サーバ装置は、複数の前記駐車車両検出装置から受信した駐車車両情報に基づいて、複数の前記駐車車両検出装置により同一位置で検出された他の車両に関する情報を、近接した時間帯で当該位置に車両が駐車しているものとして処理を行う、
    車両管理システム。
  13. 撮像装置を備えた自車両に搭載される駐車車両検出装置において実行される制御方法であって、
    自車両に載置された撮像装置により撮像された前記自車両の少なくとも前方向の画像に含まれる他の車両を検出する車両検出過程と、
    前記自車両の位置を検出する自車位置検出過程と、
    検出した自車両の位置に基づき、検出した前記他の車両の位置を算出する位置算出過程と、
    前記算出した位置を含む前記他の車両の情報を記憶する車両情報記憶過程と、
    前記他の車両の情報に基づいて、他の車両が駐車車両である可能性が高いか否か判定する駐車車両判定過程と、
    前記画像に基づいて、自車両が他の車両の走行車線とは異なる走行車線へ車線変更したことを検出する走行位置変更判定過程と、を備え、
    前記位置算出過程においては、前記自車両の走行車線の変更時の前記他の車両の位置を算出し、
    前記車両情報記憶過程においては、当該変更がなされた前記位置を含む前記他の車両の情報を記憶する、
    御方法。
  14. 撮像装置を備えた自車両に搭載される駐車車両検出装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    自車両に載置された撮像装置により撮像された前記自車両の少なくとも前方向の画像に含まれる他の車両を検出する車両検出手段と、
    前記自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    検出した自車両の位置に基づき、検出した前記他の車両の位置を算出する位置算出手段と、
    前記算出した位置を含む前記他の車両の情報を記憶する車両情報記憶手段と、
    前記他の車両の情報に基づいて、他の車両が駐車車両である可能性が高いか否か判定する駐車車両判定手段として、機能させ、
    記駐車車両判定手段は、同一進行方向に対応する複数の走行車線における前記他の車両の検出状態及び前記他の車両までの距離の時間的遷移に基づいて前記他の車両が駐車している可能性が高い車両であるか否かを判定する、
    御プログラム。
  15. 撮像装置を備えた自車両に搭載される駐車車両検出装置において実行される制御方法であって、
    自車両に載置された撮像装置により撮像された前記自車両の少なくとも前方向の画像に含まれる他の車両を検出する車両検出過程と、
    前記自車両の位置を検出する自車位置検出過程と、
    検出した自車両の位置に基づき、検出した前記他の車両の位置を算出する位置算出過程と、
    前記算出した位置を含む前記他の車両の情報を記憶する車両情報記憶過程と、
    前記他の車両の情報に基づいて、他の車両が駐車車両である可能性が高いか否か判定する駐車車両判定過程と、を備え、
    前記駐車車両判定過程においては、同一進行方向に対応する複数の走行車線における前記他の車両の検出状態及び前記他の車両までの距離の時間的遷移に基づいて前記他の車両が駐車している可能性が高い車両であるか否かを判定する、
    制御方法。
  16. 撮像装置を備えた自車両に搭載される駐車車両検出装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    自車両に載置された撮像装置により撮像された前記自車両の少なくとも前方向の画像に含まれる他の車両を検出する車両検出手段と、
    前記自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    検出した自車両の位置に基づき、検出した前記他の車両の位置を算出する位置算出手段と、
    前記算出した位置を含む前記他の車両の情報を記憶する車両情報記憶手段と、
    前記他の車両の情報に基づいて、他の車両が駐車車両である可能性が高いか否か判定する駐車車両判定手段と、して機能させ、
    前記駐車車両判定手段は、同一進行方向に対応する複数の走行車線における前記他の車両の検出状態及び前記他の車両までの距離の時間的遷移に基づいて前記他の車両が駐車している可能性が高い車両であるか否かを判定する、
    制御プログラム。
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