JP6212677B1 - 単層カーボンナノチューブ分離装置、単層カーボンナノチューブ分離方法 - Google Patents

単層カーボンナノチューブ分離装置、単層カーボンナノチューブ分離方法 Download PDF

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Abstract

本発明の単層カーボンナノチューブ分離装置(10)は、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを含む単層カーボンナノチューブ分散液(30)を収容する分離槽(11)と、分離槽(11)内に設置された第1の電極(12)および第2の電極(13)と、分離槽(11)内にて第1の電極(12)と第2の電極(13)の間であって、分離槽(11)の高さ方向の下方に設置された隔壁(14)と、を備える。

Description

本発明は、単層カーボンナノチューブ分離装置および単層カーボンナノチューブ分離方法に関する。
近年、フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェン等のナノメートルサイズの構造を有する炭素材料であるナノカーボン材料が注目されている。これらの中でも、カーボンナノチューブは、電気的、機械的に特異な性質を示すことから、特に注目されている。
カーボンナノチューブは、一様な平面のグラフェンシートを丸めて円筒状にしたような構造を有する。カーボンナノチューブの中でも、1本の円筒からなるものを単層カーボンナノチューブと言う。一方、カーボンナノチューブの中でも、複数の円筒が同軸で重なりあった構造を有するものを多層カーボンナノチューブと言う。単層カーボンナノチューブは、直径がナノメートルオーダーと非常に細いため、量子サイズ効果が顕著に現われる。
単層カーボンナノチューブは、円筒の巻き方(カイラリティ)の違いにより、金属的な性質を示す金属型単層カーボンナノチューブと、半導体的な性質を示す半導体型単層カーボンナノチューブとに分類される。
半導体型単層カーボンナノチューブは、電界効果やドーピング効果により外部から電気伝導性を変調できる。また、半導体型単層カーボンナノチューブは、分散媒に分散することにより半導体インクとして用いることができる。そのため、半導体型単層カーボンナノチューブは、印刷・塗布プロセスで作製できる薄膜トランジスタやセンサへの応用が期待されている。
しかしながら、現在の単層カーボンナノチューブの合成方法では、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブの作り分けが実現されていない。すなわち、現在の単層カーボンナノチューブの合成方法で得られる単層カーボンナノチューブは、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブの混合物である。したがって、単層カーボンナノチューブをエレクトロニクス分野に応用するためには、単層カーボンナノチューブの合成後に、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離する分離技術が必要となる。
このような課題を解決するために、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離する方法が提案されている。
金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離する方法としては、例えば、直流電気泳動法を用いた分離方法(例えば、特許文献1参照)、誘電泳動法を用いた金属型単層カーボンナノチューブの分離方法(例えば、非特許文献1参照)、密度勾配遠心分離を用いた分離方法(例えば、非特許文献2参照)、DNAラッピングによるイオン吸着クロマトグラフィーを用いた分離方法(例えば、非特許文献3参照)、ゲル電気泳動を用いた分離方法(例えば、特許文献2参照)、ゲルへの吸着を用いた金属型・半導体型単層カーボンナノチューブの分離方法、無担体電気泳動法を用いた金属型・半導体型単層カーボンナノチューブの分離方法(例えば、特許文献3)等が知られている。
特開2008−55375号公報 特許第5177624号公報 特開2011−168417号公報
R.Krupke et al.,Advanced Materials,vol.18,pp.1468−1470(2006). M.S.Arnold et al.,Nature Nanotechnology,vol.1,pp.60−65(2006). T.Tanaka et al.,Nano Letters,vol.9,pp.1497−1500(2009).
上記の無担体電気泳動法を用いた金属型・半導体型単層カーボンナノチューブの分離方法は、界面活性剤として非イオン性界面活性剤を用いて、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離している。そのため、この方法によって分離された金属型単層カーボンナノチューブおよび半導体型単層カーボンナノチューブは、電子デバイスに応用した場合に、電子デバイスの特性を劣化させ難いことが知られている。ゆえに、無担体電気泳動法による単層カーボンナノチューブの分離方法は、電子デバイス材料として用いられる単層カーボンナノチューブの分離、精製に好適に用いられる方法である。しかしながら、この分離方法は、無担体電気泳動法を用いるため、分離槽内で対流現象が生じると、単層カーボンナノチューブが撹拌されてしまい、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブの分離が困難になるという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、分離槽内において、単層カーボンナノチューブを含む分散液の対流現象が生じることを抑制し、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを安定に分離することが可能な単層カーボンナノチューブ分離装置および単層カーボンナノチューブ分離方法を提供することを目的とする。
本発明の単層カーボンナノチューブ分離装置は、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを含む単層カーボンナノチューブ分散液を収容する分離槽と、前記分離槽内に設置された第1の電極および第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極の間であって、前記分離槽の高さ方向の下方に設置された隔壁と、を備える。
本発明によれば、分離槽内において、単層カーボンナノチューブを含む分散液の対流現象が生じることを抑制し、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを安定に分離することができる。
第1の実施形態における単層カーボンナノチューブ分離装置を示す模式図である。 第2の実施形態における単層カーボンナノチューブ分離装置を示す模式図である。 第3の実施形態における単層カーボンナノチューブ分離装置を示す模式図である。 第4の実施形態における単層カーボンナノチューブ分離装置を示す模式図である。
本発明の単層カーボンナノチューブ分離装置および単層カーボンナノチューブ分離方法の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
[第1の実施形態]
(単層カーボンナノチューブ分離装置)
図1は、本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置を示す模式図である。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置10は、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを含む単層カーボンナノチューブ分散液30を収容する分離槽11と、分離槽11内に設置された第1の電極12および第2の電極13と、分離槽11内にて第1の電極12と第2の電極13の間であって、分離槽11の高さ方向の下方に設置された隔壁14と、を備える。
第1の電極12は、分離槽11内にて、その高さ方向の上方(分離槽11内にて、その高さの半分より上の領域、分離槽11の底面11aとは反対側の領域)に、配置されている。
第2の電極13は、分離槽11内にて、その高さ方向の下方(分離槽11内にて、その高さの半分より下の領域、分離槽11の底面11a側の領域)に、配置されている。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置10では、例えば、第1の電極12が陽極、第2の電極13が陰極である。
隔壁14は、分離槽11内にて、第1の電極12と第2の電極13の間であって、分離槽11の高さの半分より下の領域(分離槽11の底面11a側の領域)に設けられている。この隔壁14によって、分離槽11内が、第1の電極12が設置された第1の領域21(分離槽11内にて、その高さの半分より上の領域)と、第2の電極13が設置された第2の領域22(分離槽11内にて、その高さの半分より下の領域)とに区画されている。
分離槽11は、単層カーボンナノチューブ分散液30を収容できるものであれば、その形状や大きさは特に限定されない。
分離槽11の材質は、単層カーボンナノチューブ分散液30に対して安定なものであれば特に限定されないが、例えば、ガラス、アクリル樹脂等が挙げられる。
第1の電極12および第2の電極13としては、無担体電気泳動に用いることができ、単層カーボンナノチューブ分散液30に対して安定なものであれば特に限定されない。第1の電極12および第2の電極13としては、例えば、白金電極等が挙げられる。
隔壁14としては、単層カーボンナノチューブ分散液30に含まれる金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブが透過することができるものであれば特に限定されない。隔壁14としては、例えば、ガラスフィルタ、金属製メッシュ等が挙げられる。隔壁14の孔径(ポアサイズ)は、単層カーボンナノチューブ分散液30に含まれる金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブが透過可能であれば、特に限定されない。
(単層カーボンナノチューブ分離方法)
図1を用いて、単層カーボンナノチューブ分離装置10を用いた、単層カーボンナノチューブ分離方法を説明するとともに、単層カーボンナノチューブ分離装置10の作用を説明する。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置10において、処理対象となる単層カーボンナノチューブ分散液30は、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブの混合物(以下、「単層カーボンナノチューブ混合物」と言う。)が、界面活性剤を含む分散媒に分散されてなる分散液である。
単層カーボンナノチューブ分散液30の分散媒としては、単層カーボンナノチューブ混合物を分散できるものであれば特に限定されない。分散媒としては、例えば、水、重水、有機溶媒等が挙げられる。これらの分散媒の中でも、単層カーボンナノチューブが変質しないことから、水または重水が好適に用いられる。
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤等が用いられる。単層カーボンナノチューブにナトリウムイオン等のイオン性の不純物が混入することを防ぐためには、非イオン性界面活性剤を用いることが好ましい。
単層カーボンナノチューブ分散液30を調製する方法としては、特に限定されず、公知の方法が用いられる。例えば、単層カーボンナノチューブ混合物と界面活性剤を含む分散媒の混合液を超音波処理して、分散媒に、単層カーボンナノチューブ混合物を分散させる方法が挙げられる。この超音波処理により、凝集していた金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブの混合物が十分に分離し、単層カーボンナノチューブ分散液30は、分散媒に金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブが均一に分散したものとなる。したがって、後述する無担体電気泳動法により、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離しやすくなる。なお、超音波処理により分散しなかった金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブは、超遠心分離により分離、除去することが好ましい。
このようにして得られた単層カーボンナノチューブ分散液30を、分離槽11に収容する。
次いで、無担体電気泳動法により、単層カーボンナノチューブ分散液30に含まれる金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離する。より詳細には、第1の電極12と第2の電極13に、所定時間(例えば、1時間〜24時間)、直流電圧を印加することにより、全体として正電荷を有する金属型単層カーボンナノチューブを第2の電極13(陰極)側に引き寄せる。このとき、全体として極めて弱い電荷を有する半導体性単層カーボンナノチューブは第2の電極13側に引き寄せられない。よって、単層カーボンナノチューブ分散液30は、相対的に、金属型単層カーボンナノチューブの含有量が多い金属型単層カーボンナノチューブ含有分散液相(以下、「分散液相A」と言う。)と、半導体性単層カーボンナノチューブの含有量が多い半導体性単層カーボンナノチューブ含有分散液相(以下、「分散液相B」と言う。)との2相に相分離する。本実施形態では、隔壁14を介して、分離槽11の高さの半分より下の第2の領域22に分散液相Aが形成され、分離槽11の高さの半分より上の第1の領域21に分散液相Bが形成される。
第1の電極12と第2の電極13に印加する電圧は、特に限定されず、第1の電極12と第2の電極13との間の距離や単層カーボンナノチューブ分散液30における単層カーボンナノチューブ混合物の含有量等に応じて適宜調整される。
次いで、分離した分散液相Aと分散液相Bとをそれぞれ分取する。
分取の方法は、特に限定されず、分散液相Aと分散液相Bが拡散混合しない方法であればいかなる方法であってもよい。
分取の方法としては、例えば、第1の電極12と第2の電極13への電圧の印加を止め、それぞれの相から、静かにピペットにより少量ずつに吸い出す方法が挙げられる。
また、分取の方法としては、予め第1の電極12付近および第2の電極13付近に分散液の吸出口を設置し、第1の電極12と第2の電極13に電圧を印加したまま、連続的に吸出しを行う方法が挙げられる。この方法は、第1の電極12の近傍または第2の電極13の近傍において、単層カーボンナノチューブ分散液30における金属型単層カーボンナノチューブの含有量または半導体型単層カーボンナノチューブの含有量が多くなることを利用する方法である。
分取された分散液を、再び、分離槽11に収容し、上述と同様にして、無担体電気泳動法により、単層カーボンナノチューブ分散液30に含まれる金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離する操作を繰り返し実施することにより、より純度が高い金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを得ることができる。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置10およびそれを用いた単層カーボンナノチューブ分離方法によれば、第1の電極12または第2の電極13において、単層カーボンナノチューブ分散液30における金属型単層カーボンナノチューブの含有量または半導体型単層カーボンナノチューブの含有量が多くなるため、分離槽11内において、単層カーボンナノチューブ分散液30の対流現象が生じることを抑制することができる。これにより、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを安定に分離することができ、結果として、より純度が高い金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを得ることができる。
[第2の実施形態]
(単層カーボンナノチューブ分離装置)
図2は、本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置を示す模式図である。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置100は、単層カーボンナノチューブ分散液30を収容する分離槽110と、分離槽110内に設置された第1の電極120および第2の電極130と、分離槽110内にて第1の電極120と第2の電極130の間であって、分離槽110の高さ方向の下方に設置された隔壁140と、を備える。
分離槽110は、第1の管111と、第1の管111の外周を囲むように設けられた第2の管112とからなる二重管構造をなしている。また、第1の管111と第2の管112は、分離槽110の底面110a側において連通している。ここで、第1の管111と第2の管112が連通しているとは、第1の管111と第2の管112の間で、単層カーボンナノチューブ分散液30の移動が可能であることを示す。
第1の管111および第2の管112の高さ方向と垂直な断面の形状は、特に限定されないが、円形状であることが好ましい。すなわち、第1の管111および第2の管112は、円筒形状であることが好ましい。また、第1の管111と第2の管112は、同心円状に配置されていることが好ましい。
第1の電極120は、第1の管111内にて、その高さ方向の下方(第1の管111(分離槽110)内にて、その高さの半分より下の領域、分離槽110の底面110a側の領域、図2では、第1の管111における分離槽110の底面110a側の端部)に設置されている。
第2の電極130は、第1の管111と第2の管112の隙間113に設置されている。また、第2の電極130は、第2の管112内にて、その高さ方向の上方(第2の管112(分離槽110)内にて、その高さの半分より上の領域、分離槽110の底面110aとは反対側の領域、図2では、第2の管112における分離槽110の開口部110b側の端部)に設置されている。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置100では、例えば、第1の電極120が陽極、第2の電極130が陰極である。
隔壁140は、分離槽110内にて、第1の電極120と第2の電極130の間、言い換えれば、第1の管111と第2の管112の隙間113において、分離槽110の高さの半分より下の領域(分離槽110の底面110a側の領域)に設けられている。この隔壁140によって、分離槽110内が、第1の電極120が設置された第1の領域151(分離槽110内にて、第1の管111内の領域および第2の管112の高さの半分より下の領域)と、第2の電極130が設置された第2の領域152(分離槽110内にて、第2の管112の高さの半分より上の領域)とに区画されている。
分離槽110を構成する第1の管111および第2の管112のとしては、上記の分離槽11と同様の材質からなるものが用いられる。
第1の電極120および第2の電極130としては、上記の第1の電極12および第2の電極13と同様のものが用いられる。
隔壁140としては、上記の隔壁14と同様のものが用いられる。
(単層カーボンナノチューブ分離方法)
図2を用いて、単層カーボンナノチューブ分離装置100を用いた、単層カーボンナノチューブ分離方法を説明するとともに、単層カーボンナノチューブ分離装置100の作用を説明する。
まず、単層カーボンナノチューブ分散液30を、分離槽110に収容する。このとき、第1の管111内と、第2の管112内(第1の管111と第2の管112の隙間113)とに、単層カーボンナノチューブ分散液30を収容する。
次いで、第1の実施形態と同様にして、無担体電気泳動法により、単層カーボンナノチューブ分散液30に含まれる金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離する。これにより、単層カーボンナノチューブ分散液30を、分散液相Aと、分散液相Bとの2相に相分離する。本実施形態では、隔壁140を介して、上記の第2の領域152に分散液相Aが形成され、上記の第1の領域151に分散液相Bが形成される。
次いで、第1の実施形態と同様にして、分離した分散液相Aと分散液相Bとをそれぞれ分取する。
分取された分散液は、第1の実施形態と同様にして、単層カーボンナノチューブ分散液30に含まれる金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離する操作を繰り返し実施することが好ましい。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置100およびそれを用いた単層カーボンナノチューブ分離方法によれば、第1の電極120の近傍または第2の電極130の近傍において、単層カーボンナノチューブ分散液30における金属型単層カーボンナノチューブの含有量または半導体型単層カーボンナノチューブの含有量が多くなるため、分離槽110内において、単層カーボンナノチューブ分散液30の対流現象が生じることを抑制することができる。これにより、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを安定に分離することができ、結果として、より純度が高い金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを得ることができる。
[第3の実施形態]
(単層カーボンナノチューブ分離装置)
図3は、本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置を示す模式図である。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置200は、単層カーボンナノチューブ分散液30を収容する分離槽210と、分離槽210内に設置された第1の電極220および第2の電極230と、分離槽210内にて第1の電極220と第2の電極230の間であって、分離槽210の高さ方向の下方に設置された隔壁240と、を備える。
分離槽210は、第2の実施形態における分離槽110と同様に、第1の管211と、第1の管211の外周を囲むように設けられた第2の管212とからなる二重管構造をなしている。また、第1の管211と第2の管212は、分離槽210の底面210a側において連通している。
第1の電極220は、第1の管211内にて、その高さ方向の上方(第1の管211(分離槽210)内にて、その高さの半分より上の領域、分離槽210の底面210aとは反対側の領域、図3では、第1の管211における分離槽210の開口部210b側の端部)に設置されている。
第2の電極230は、第1の管211と第2の管212の隙間213に設置されている。また、第2の電極230は、第2の管212内にて、その高さ方向の上方(第2の管212(分離槽210)内にて、その高さの半分より上の領域、分離槽210の底面210aとは反対側の領域、図3では、第2の管212における分離槽210の開口部210b側の端部)に設置されている。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置200では、例えば、第1の電極220が陰極、第2の電極230が陽極である。
隔壁240は、分離槽210内にて、第1の電極220と第2の電極230の間、言い換えれば、分離槽210の底面210a側において、第1の管211の一端部(図3では、第1の管211における分離槽210の底面210a側の端部)に設けられている。この隔壁240によって、分離槽210内が、第1の電極220が設置された第1の領域251(第1の管211内の領域)と、第2の電極230が設置された第2の領域252(第2の管212内の領域)とに区画されている。
分離槽210としては、上記の分離槽11と同様のものが用いられる。
第1の電極220および第2の電極230としては、上記の第1の電極12および第2の電極13と同様のものが用いられる。
隔壁240としては、上記の隔壁14と同様のものが用いられる。
(単層カーボンナノチューブ分離方法)
図3を用いて、単層カーボンナノチューブ分離装置200を用いた、単層カーボンナノチューブ分離方法を説明するとともに、単層カーボンナノチューブ分離装置200の作用を説明する。
まず、単層カーボンナノチューブ分散液30を、分離槽210に収容する。このとき、第1の管211内と、第2の管212内(第1の管211と第2の管212の隙間213)とに、単層カーボンナノチューブ分散液30を収容する。
次いで、第1の実施形態と同様にして、無担体電気泳動法により、単層カーボンナノチューブ分散液30に含まれる金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離する。これにより、単層カーボンナノチューブ分散液30を、分散液相Aと、分散液相Bとの2相に相分離する。本実施形態では、隔壁240を介して、上記の第1の領域251(第1の管211内)に分散液相Aが形成され、上記の第2の領域252(第2の管212内)に分散液相Bが形成される。
次いで、第1の実施形態と同様にして、分離した分散液相Aと分散液相Bとをそれぞれ分取する。
分取された分散液は、第1の実施形態と同様にして、単層カーボンナノチューブ分散液30に含まれる金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離する操作を繰り返し実施することが好ましい。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置200およびそれを用いた単層カーボンナノチューブ分離方法によれば、第1の電極220の近傍または第2の電極230の近傍において、単層カーボンナノチューブ分散液30における金属型単層カーボンナノチューブの含有量または半導体型単層カーボンナノチューブの含有量が多くなるため、分離槽210内において、単層カーボンナノチューブ分散液30の対流現象が生じることを抑制することができる。これにより、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを安定に分離することができ、結果として、より純度が高い金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを得ることができる。
[第4の実施形態]
(単層カーボンナノチューブ分離装置)
図4は、本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置を示す模式図である。図4において、図3に示した第3の実施形態に係る単層カーボンナノチューブ分離装置と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離装置300は、単層カーボンナノチューブ分散液30を収容する分離槽210と、分離槽210内に設置された第1の電極220および第2の電極230と、分離槽210内にて第1の電極220と第2の電極230の間であって、分離槽210の高さ方向の下方に設置された隔壁240と、隔壁240の内部に設置された単層カーボンナノチューブ分散液30の注入口310aを有する分散液注入管310と、を備える。
分散液注入管310は、その一端をなす注入口310aが隔壁240の内部に設置され、他端が、単層カーボンナノチューブ分散液30を貯留する分散液貯留槽(図示略)に接続されている。この分散液貯留槽は、例えば、単層カーボンナノチューブ分離装置300の外部に設けられている。
分散液注入管310の材質は、単層カーボンナノチューブ分散液30に対して安定なものであれば特に限定されないが、例えば、ガラス、アクリル樹脂等が挙げられる。
(単層カーボンナノチューブ分離方法)
図4を用いて、単層カーボンナノチューブ分離装置300を用いた、単層カーボンナノチューブ分離方法を説明するとともに、単層カーボンナノチューブ分離装置300の作用を説明する。
本実施形態の単層カーボンナノチューブ分離方法が、第3の実施形態の単層カーボンナノチューブ分離方法と異なる点は、隔壁240の内部に設置された分散液注入管310の注入口310aから、分離槽210内に単層カーボンナノチューブ分散液30を注入する点である。
このようにして、分離槽210内に単層カーボンナノチューブ分散液30を注入することにより、より効率的に金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離することができる。
10,100,200,300・・・単層カーボンナノチューブ分離装置、
11,110,210・・・分離槽、
12,120,220・・・第1の電極、
13,130,230・・・第2の電極、
14,140,240・・・隔壁、
21,151,251・・・第1の領域、
22,152,252・・・第2の領域、
30・・・単層カーボンナノチューブ分散液、
111,211・・・第1の管、
112,212・・・第2の管、
113,213・・・隙間、
310・・・分散液注入管。

Claims (5)

  1. 金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを含む単層カーボンナノチューブ分散液を収容する分離槽と、前記分離槽内に設置された第1の電極および第2の電極と、前記分離槽内にて前記第1の電極と前記第2の電極の間であって、前記分離槽の高さ方向の下方に設置された隔壁と、を備えたことを特徴とする単層カーボンナノチューブ分離装置。
  2. 前記分離槽は、第1の管と、前記第1の管の外周を囲むように設けられた第2の管とからなる二重管構造をなし、
    前記第1の管と前記第2の管は、前記分離槽の底面側において連通しており、
    前記第1の管内に前記第1の電極が設置され、
    前記第1の管と前記第2の管の隙間に前記第2の電極が設置されたことを特徴とする請求項1に記載の単層カーボンナノチューブ分離装置。
  3. 前記分離槽の底面側において、前記第1の管の一端部に前記隔壁が設置されていることを特徴とする請求項2に記載の単層カーボンナノチューブ分離装置。
  4. 前記隔壁の内部に、前記単層カーボンナノチューブ分散液の注入口が設置されていることを特徴とする請求項3に記載の単層カーボンナノチューブ分離装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の単層カーボンナノチューブ分離装置を用いた単層カーボンナノチューブ分離方法であって、
    無担体電気泳動法により、前記単層カーボンナノチューブ分散液に含まれる金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブを分離することを特徴とする単層カーボンナノチューブ分離方法。
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