JP6210620B2 - 布類検査装置 - Google Patents

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Description

この発明は、布類洗濯工場等においてアイロンローラ等から搬出された、拡げられた布類の表面または内部の汚れや破れ等の異常を検出する布類検査装置に関し、特には、布類を下方から検査するための反射鏡への埃の堆積を減らすかもしくは実質的になくして検査精度を長期間維持する布類検査装置に関するものである。
布類洗濯工場においては、病院やホテル等で使用されたシーツや布団カバー等の布類を洗濯した後、半乾きの状態で展張機により展張し、アイロンローラに送ってアイロン掛けし、折畳み機により折畳んで病院やホテル等へ再度供給している。
従って、上記洗濯処理中の布類の表面または内部に汚れや破れ等の異常があった場合には、その布類を上述した通常の洗濯処理ラインから排除して別途処理する必要があり、このため本願出願人は、布類の表面または内部の汚れや破れ等の異常を検出する布類検査装置として従来、例えば特許文献1記載のものを提案している。
この布類検査装置は、アイロンローラの下流側に配置される折畳み機と組み合わされて布類の表裏両面を検査するものであり、アイロンローラに連なる1番目のベルトコンベヤ上を搬送する布類の上向きの面(通常は表面を下向きにしてアイロンローラにかけるため、アイロンローラを出た時点では裏面)を上方から1番目のカメラで撮影し、次いでその1番目のベルトコンベヤの終端部から下部にかけて向き合わせた2番目のベルトコンベヤで、1番目のベルトコンベヤの終端部から垂れ下がった布類を裏返してから、その布類を1番目のベルトコンベヤと2番目のベルトコンベヤとで挟んで搬送し、その2番目のベルトコンベヤの終端部から3番目のベルトコンベヤに引き渡す間に、布類のもう一方の面(通常は表面)を2番目のカメラで撮影し、これらのカメラで撮影した画像から、布類の両表面の汚れ等を検出し、その汚れ等が検出された布類は、通常の洗濯処理ラインから排除している。
本願出願人はまた、光源と検査対象の布類と間の光路の変更のために反射鏡を用いた布類検査装置を、例えば特許文献2で提案している。
特開2009−285109号公報 特開2011−242330号公報
ところで、本願出願人が上記従来の布類検査装置についてさらに研究を進めたところ、上記従来の布類検査装置では、布類の両面を検査するために検査対象の布類を裏返す必要があり、コンベヤの構成が複雑になるとともにカメラの配置の制約も大きいという不都合があることが判明し、この問題の解決のため本願出願人は、検査対象の布類をコンベヤ間で飛翔させ、その飛翔中の布類を下側から撮影する布類検査装置を特願2012−244318号にて提案しており、その場合に、カメラでシーツや布団カバー等の幅広の布類の幅全体を撮影するためには、カメラを布類からかなり離して配置する必要があって、布類の真下にカメラを配置したのでは装置全体の高さが高くなりすぎてしまうことから、本願出願人は上記特許文献2に鑑みて、上記出願では反射鏡を用いてカメラの光路を屈曲させることとした。
しかしながら、特許文献2の場合には反射鏡を下向きに配置しているためさほど問題がなかったが、上記出願の装置のように布類を下側から撮影する場合には反射鏡を上向きに配置する必要があり、その一方、布類洗濯工場は埃が多いため、反射鏡を上向きに配置して検査しようとする場合、埃が頻繁に反射鏡の反射面上に落下して付着することで埃の堆積が早期に生じ、堆積した埃が検査精度に影響を及ぼす可能性があることが判明した。
この発明は、上述の如き従来の布類検査装置の課題を解決するものであり、この発明の布類両面検査装置は、
拡げられた布類の表面または内部の汚れ等の異常を少なくとも前記布類の下側から検査する布類検査装置において、
前記布類布類をそれぞれ搬送する送り出しコンベヤおよび受け取りコンベヤと、
前記送り出しコンベヤと前記受け取りコンベヤとの間の隙間を移動している前記布類に光源から照射されてその布類を透過した検査光と、その布類から反射した検査光とのうち、少なくともその布類を透過した検査光によって前記布類を撮影して画像を出力するカメラと、
前記送り出しコンベヤと前記受け取りコンベヤとの間の隙間を移動している前記布類の下方に位置し、前記隙間に沿って延在してその布類と前記カメラとの間の光路を屈曲させる反射鏡と、
前記反射鏡の反射面への埃の付着を減少させる埃避け手段と、
を具え
前記埃避け手段は、前記布類と前記カメラとの間の光路と干渉しない固定位置で前記反射鏡に沿って延在してその反射鏡の反射面に連続的または間欠的に風を吹きつけるブロー機構を有し、
前記ブロー機構は、そのブロー機構に沿って風の吹き出し口を移動させる移動機構を有することを特徴としている。
かかる本発明の布類検査装置にあっては、送り出しコンベヤと受け取りコンベヤとの間の隙間を移動している布類の下方に位置する反射鏡が、その布類とそれを撮影して画像を出力するカメラとの間の光路を横方向(斜め上下方向を含む)に屈曲させることにより、装置全体の高さをさほど高くせずして、シーツや布団カバー等の幅広の布類の幅全体をその布類からかなり離れた位置からカメラが撮影し、そして埃避け手段が、上記光路の屈曲のために上向き(斜め上向きを含む)となっている反射鏡の反射面への埃の付着を減少させる。
従って、本発明の布類検査装置によれば、拡げられた布類の表面または内部の汚れ等の異常をその布類の下側から検査するための反射鏡への埃の堆積を減らすかもしくは実質的になくして、布類の検査精度を長期間維持することができる。
なお、この発明の布類検査装置においては、前記埃避け手段は、前記反射鏡の反射面の向きを上向き(斜め上向きを含む)と真横もしくは下向き(斜め下向きを含む)との間で変更する反射鏡向き変更機構を有していると好ましい。このようにすれば、反射鏡向き変更機構で、反射鏡の使用時はその反射面の向きを上向き(斜め上向きを含む)とする一方、反射鏡の不使用時はその反射面の向きを真横もしくは下向き(斜め下向きを含む)にすることで、反射面に埃がほとんど落下付着せず、付着した埃も自重で反射面から落下するので、反射面への埃の付着を減少させることができる。
また、この発明の布類検査装置においては、前記埃避け手段は、前記反射鏡の反射面を覆う使用位置と、前記反射鏡の反射面から外れる待機位置との間でカバーを移動させるカバー移動機構を有していると好ましい。このようにすれば、カバー移動機構で、反射鏡の使用時はその反射面から外れる待機位置へカバーを移動させる一方、反射鏡の不使用時はその反射面を覆う使用位置へカバーを移動させることで、反射面に埃がほとんど落下付着しないので、反射面への埃の付着を減少させることができる。
さらに、この発明の布類検査装置においては、前記埃避け手段は上述のように、前記布類と前記カメラとの間の光路と干渉しない固定位置で前記反射鏡に沿って延在してその反射鏡の反射面に連続的または間欠的に風を吹きつけるブロー機構を有していることから、ブロー機構で、反射鏡の反射面に連続的または間欠的に風を吹きつけることで、反射面に埃がほとんど落下付着せず、付着した埃も風の力で反射面から吹き落とされるので、反射面への埃の付着を減少させることができ、加えて、前記ブロー機構は、そのブロー機構に沿って風の吹き出し口を移動させる移動機構を有しているので、埃の吹き落とし機能増すことができる
この発明の布類検査装置の第1参考例の構成を示す側面図である。 上記参考例の布類検査装置のA部を拡大して示す説明図である。 (a)および(b)は、上記参考例の布類検査装置のジャンプ台および受け台の構成を示す平面図および側面図である。 上記参考例の布類検査装置の反射鏡周辺部を拡大して示す説明図である。 この発明の布類検査装置の第2参考例の反射鏡周辺部を拡大して示す説明図である。 (a)は、この発明の布類検査装置の実施例の反射鏡周辺部を拡大して示す説明図、(b)は、その反射鏡に風を吹きつけるブロー機構を示す、(a)中の矢印B方向から見た説明図である。
以下、本発明の実施の形態を参考例および実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の布類検査装置の第1参考例の構成を示す側面図、図2は、その参考例の布類検査装置のA部を拡大して示す説明図、そして図3(a)および図3(b)は、上記参考例の布類検査装置のジャンプ台および受け台の構成を示す平面図および側面図であり、図中符号1は通常のアイロンローラ、2は通常の折畳み機、3はこの参考例の布類検査装置をそれぞれ示す。
この参考例の布類検査装置3は、布類洗濯工場等において、アイロンローラ1と折畳み機2との間に配置され、そのアイロンローラ1から搬出されて折畳み機2に搬送される洗濯処理中の布類Fの表面または内部の汚れや破れ等の異常を検出するもので、ここにおける布類検査装置3は、両側に側板を持つ概略直方体の枠状の支持フレーム4と、その支持フレーム4内の図1では左側部分に設けられて、アイロンローラ1から搬出された拡げられた布類Fを受け取って図1では右方へ搬送する送り出しコンベヤ5と、その送り出しコンベヤ5に対しその搬送方向に間隔を空けるように支持フレーム4内の図1では右側部分に設けられて、送り出しコンベヤ5から送り出された拡げられた布類Fを図1では右方へ搬送し、折畳み機2からその前方に突出する搬入コンベヤ2aに引き渡す受け取りコンベヤ6と、拡げられた布類Fを上記送り出しコンベヤ5からその受け取りコンベヤ6へジャンプさせる、ジャンプ手段としてのジャンプ台7および受け台8と、を具えている。
ここで、送り出しコンベヤ5および受け取りコンベヤ6は各々、図3(a)の平面図に示すように、互いに幅方向に隙間を空けて多数横並びに配置された幅狭のコンベヤベルト9を有しており、ジャンプ台7は、図2に拡大して示すとともに図3(a),(b)の平面図および側面図に示すように、送り出しコンベヤ5の送り出し側端部(図1では右端部)に突設されている。ここで、ジャンプ台7は、受け取りコンベヤ6の受け取り側端部(図1では左端部)へ向かってコンベヤベルト9の隙間から多数の支持部を突き出した櫛状部7aと、送り出しコンベヤ5の延在方向と直交する水平方向(図1では紙面と直交する方向)へ延在して櫛状部7aの支持部の先端同士を連結する連結部7bとを有している。
また、受け台8は、これも図2に拡大して示すとともに図3(a),(b)の平面図および側面図に示すように、受け取りコンベヤ6の受け取り側端部(図1では左端部)に突設されている。ここで、受け台8は、送り出しコンベヤ5の送り出し側端部(図1では右端部)へ向かってコンベヤベルト9の隙間から支持部を突き出すとともにその支持部の先端同士を連結部7bと同様の連結部で連結した櫛状部材を有している。そして、ジャンプ台7の先端と受け台8の先端との間には水平方向に隙間Gが設けられるとともに、上下方向にも僅かに高さの差が設けられ、ジャンプ台7の先端は、受け台8の先端よりも僅かに高く位置している。
さらに、この参考例の布類検査装置3は、上記隙間Gの斜め上方に配置された透過光源としてのLED10と、その隙間Gの斜め下方に送り出しコンベヤ5寄りおよび受け取りコンベヤ6寄りに振り分けて配置された反射光源としての蛍光管11と、支持フレーム4の受け取りコンベヤ6側の側部にブラケット12を介して取り付けられて送り出しコンベヤ5および受け取りコンベヤ6の延在方向と直交する水平方向(図1では紙面と直交する方向)へ延在する、カメラとしての1台または複数台の1次元ビデオカメラ(ラインセンサ)13と、支持フレーム4内の中央部の下部に配置されて1次元ビデオカメラ13と平行に延在する反射鏡14と、を具えており、斜め下向きの1次元ビデオカメラ13の光軸L1は、反射鏡14の斜め上向きの反射面により斜め上向きに屈曲されて蛍光管11の間および隙間Gを通り、透過光源としてのLED10に向けられている。
さらに、この参考例の布類検査装置3は、送り出しコンベヤ5上にその送り出しコンベヤ5の延在方向と直交する水平方向(図1では紙面と直交する方向)へ延在するように配置されてコンベヤベルト9の隙間から突出する支持部材で支持された暗色部としての黒板15と、拡げられた布類Fをその黒板15上で移動させるためにその黒板15の上流側に突設された櫛状部材16と、その黒板15の斜め上方に送り出しコンベヤ5寄りおよび受け取りコンベヤ6寄りに振り分けて配置された他の反射光源としての蛍光管17と、支持フレーム4の上部にブラケット18を介して取り付けられて送り出しコンベヤ5および受け取りコンベヤ6の延在方向と直交する水平方向(図1では紙面と直交する方向)へ延在する、さらなるカメラとしての1次元ビデオカメラ(ラインセンサ)19と、を具えており、1次元ビデオカメラ19の光軸L2は、蛍光管17の間を通り、黒板15に向けられている。
かかる構成を具えるこの参考例の布類検査装置3にあっては、ジャンプ台7が、送り出しコンベヤ5が搬送している拡げられた布類Fを下から支持して、先端からその拡げられた布類Fをジャンプさせ、そして受け台8が、そのジャンプ台7からジャンプした拡げられた布類Fを受けて受け取りコンベヤ6に引き渡すことで、送り出しコンベヤ5から受け取りコンベヤ6へ、拡げられた布類Fをジャンプさせ、その間、図2に示すように、送り出しコンベヤ5と受け取りコンベヤ6との間の隙間Gをジャンプしている拡げられた布類Fに透過光源としてのLED10から照射されてその布類Fを透過した光と、その隙間Gをジャンプしている拡げられた布類Fに反射光源としての蛍光管11から照射されてその布類Fから反射した光との両方によって、拡げられた布類Fを1次元ビデオカメラ13が撮影してその布類Fの画像を出力する。
従って、この参考例の布類検査装置3によれば、送り出しコンベヤ5と受け取りコンベヤ6との間の隙間Gをジャンプしている拡げられた布類FにLED10から照射されてその布類Fを透過した光と、その隙間Gをジャンプしている拡げられた布類Fに蛍光管11から照射されてその布類Fから反射した光との両方によってその布類Fを撮影した1次元ビデオカメラ13が出力する画像をその布類Fの移動方向に繋げて2次元画像とし、その2次元画像に基づき、通常の画像処理装置等によって、拡げられた布類Fの図では下側の表面と内部とを検査することができるので、高い検査能力で、布類Fの内部の汚れや破れ等の異常の他、布類Fと同系色の表面の汚れ等の異常の検出も充分におこなうことができ、しかも、布類Fを透明な台上に通して透過光で検査を行うのではないから、透明な台の汚れや傷つき等によって検査能力が低下するということもないので、その高い検査能力を長期間維持することができる。
また、この参考例の布類検査装置3によれば、送り出しコンベヤ5上の拡げられた布類Fに反射光源としての蛍光管17から照射されてその布類Fの表面から反射した光によってその布類を撮影して画像を出力する、さらなる1次元ビデオカメラ19を具えており、その1次元ビデオカメラ19が出力する画像をその布類Fの移動方向に繋げて2次元画像とし、その2次元画像に基づき、通常の画像処理装置等によって、拡げられた布類Fの図では上側の表面と内部とを検査することができるので、拡げられた布類Fの両表面の、透過光では透過してしまうような透明に近い汚れ等でも、2台のビデオカメラ13,19がそれぞれ出力する画像に基づき検出できることから、さらに高い検査能力を発揮することができる。
ところでこの参考例の布類検査装置3では、拡げられた布類Fの図では下側の表面と内部とを検査するためには反射鏡14の反射面を斜め上向きにしている必要があることから、そのままでは埃が頻繁に反射鏡14の反射面上に落下して付着することで埃の堆積が早期に生じ、堆積した埃が検査精度に影響を及ぼす可能性がある。そこでこの実施例の布類検査装置3では、図4に拡大して示すように、反射鏡14が、図示例では角パイプ状のベースフレーム20に取り付けられ、そのベースフレーム20の両端部が支持軸21により、図では紙面と直交する方向へ延在する水平軸線周りに回動可能に支持フレーム4に支持され、さらに、そのベースフレーム20の一端部に基部を固定されたレバー22の先端部が、支持フレーム4に後端部を揺動可能に支持されたエアシリンダ23のピストンロッド23aの先端部に連結され、これらベースフレーム20と支持軸21とレバー22とエアシリンダ23とが、埃避け手段としての反射鏡向き変更機構24を構成している。
この反射鏡向き変更機構24によれば、エアシリンダ23のピストンロッド23aを進退移動させることでベースフレーム20とともに反射鏡14を支持軸21の軸線周りに回動させて、図4中に矢印で示すように、反射鏡14の反射面(ベースフレーム20側と反対の側に向く面)14aの向きを、図中実線で示す斜め上向きと、図中仮想線で示す斜め下向きとの間で変更することができることから、反射鏡14の使用時(布類Fの検査時)はその反射面14aの向きを斜め上向きとする一方、反射鏡14の不使用時(夜間や休業日等の布類Fの非検査時)はその反射面14aの向きを斜め下向きにしておくことで、反射面14aに埃がほとんど落下付着せず、付着した埃も自重で反射面から落下するので、反射面14aへの埃の付着を減少させることができる。
従って、反射鏡向き変更機構24を有するこの参考例の布類検査装置3によれば、拡げられた布類Fの表面または内部の汚れ等の異常をその布類Fの下側から検査するための反射鏡14への埃の堆積を減らすかもしくは実質的になくして、布類Fの検査精度を長期間維持することができる。
図5は、この発明の布類検査装置の第2参考例の反射鏡周辺部を拡大して示す説明図であり、この参考例の布類検査装置は、先の参考例と同様、送り出しコンベヤ5および受け取りコンベヤ6と、それらのコンベヤに設けられたジャンプ台7および受け台8と、それらの間の隙間Gをジャンプする拡げられた布類FをLED10の検査光の布類Fからの透過光および蛍光管1の検査光の布類Fからの反射光で撮影する下側の1次元ビデオカメラ13と、ベースフレーム20を介してフレーム4に支持されて1次元ビデオカメラ13の光軸L1を屈曲させる反射鏡14と、送り出しコンベヤ5上を移動する拡げられた布類Fを蛍光管17の検査光の布類Fからの反射光で撮影する上側の1次元ビデオカメラ19と、を具えており、埃避け手段の構成のみ異なっていることから、以下には埃避け手段について説明し、他の部分の説明は省略する。
すなわちこの参考例の布類検査装置は、図5に拡大して示すように、反射鏡14が、図示例では角パイプ状のベースフレーム20に取り付けられ、そのベースフレーム20の両端部が支持フレーム4に、反射鏡14の向きを調節可能に固定支持されており、そのベースフレーム20の両端部の近傍に位置する支持軸25を介して2個のブラケット26(図では片側のみ示す)の基部が、図では紙面と直交する方向へ延在する水平軸線周りに回動可能に支持フレーム4に支持され、それらのブラケット26の間に、図では紙面と直交する方向へ延在する図示例ではコ字状断面形状のカバー27が配置されて、そのカバー27の両端部がそれらのブラケット26にそれぞれ固定支持され、さらに、ここでは図示しないが先の参考例と同様、それらの一方のブラケット26に基部を固定されたレバー22の先端部が、支持フレーム4に後端部を揺動可能に支持されたエアシリンダ23のピストンロッド23aの先端部に連結され、これら支持軸25とブラケット26とカバー27とレバー22とエアシリンダ23とが、埃避け手段としてのカバー移動機構28を構成している。
このカバー移動機構28によれば、エアシリンダ23のピストンロッド23aを進退移動させることでブラケット26とともにカバー27を支持軸25の軸線周りに回動させて、図5中に矢印で示すように、カバー27を、図中仮想線で示す、反射鏡14の反射面(ベースフレーム20側と反対の側に向く面)14aを覆う使用位置と、図中破線で示す、反射鏡14の反射面14aの正面から外れる待機位置との間で揺動させることができることから、反射鏡14の使用時(布類Fの検査時)はカバー27を待機位置に位置させて光軸L1と干渉しないようにする一方、反射鏡14の不使用時(夜間や休業日等の布類Fの非検査時)はカバー27を使用位置に位置させて反射面14aをカバー27で上から覆っておくことで、反射面14aが露出している時間が減り、反射面14aに埃がほとんど落下付着しないので、反射面14aへの埃の付着を減少させることができる。
従って、カバー移動機構28を有するこの参考例の布類検査装置3によれば、先の参考例と同様、拡げられた布類Fの両表面と内部の異常を検査できるとともに、拡げられた布類Fの表面または内部の汚れ等の異常をその布類Fの下側から検査するための反射鏡14への埃の堆積を減らすかもしくは実質的になくして、布類Fの検査精度を長期間維持することができる。
図6(a)は、この発明の布類検査装置の実施例の反射鏡周辺部を拡大して示す説明図、図6(b)は、その反射鏡に風を吹きつけるブロー機構を示す、(a)中の矢印B方向から見た説明図であり、この実施例の布類検査装置は、先の参考例と同様、送り出しコンベヤ5および受け取りコンベヤ6と、それらのコンベヤに設けられたジャンプ台7および受け台8と、それらの間の隙間Gをジャンプする拡げられた布類FをLED10の検査光の布類Fからの透過光および蛍光管1の検査光の布類Fからの反射光で撮影する下側の1次元ビデオカメラ13と、ベースフレーム20を介してフレーム4に支持されて1次元ビデオカメラ13の光軸L1を屈曲させる反射鏡14と、送り出しコンベヤ5上を移動する拡げられた布類Fを蛍光管17の検査光の布類Fからの反射光で撮影する上側の1次元ビデオカメラ19と、を具えており、埃避け手段の構成のみ異なっていることから、以下には埃避け手段について説明し、他の部分の説明は省略する。
すなわちこの実施例の布類検査装置は、図6(a),(b)に拡大して示すように、反射鏡14が、図示例では角パイプ状のベースフレーム20に取り付けられ、そのベースフレーム20の両端部が支持フレーム4に、反射鏡14の向きを調節可能に固定支持されており、反射鏡14の近傍の、光軸L1と干渉しない位置に、反射鏡14に沿って中空管であるブローパイプ29が配置され、そのブローパイプ29が2個のブラケット30を介して長手方向へ移動可能にベースフレーム20に支持され、ブローパイプ29の長手方向複数箇所に反射鏡14へ向けて吹き出し口29aが設けられ、ブローパイプ29の一端部(図6(b)では右端部)が、もう一つのブラケット31を介してこれもベースフレーム20に支持されたエアシリンダ32のピストンロッド32aに結合され、ブローパイプ29の図示しない他端部が、図示しないエアホースを介して加圧エア源に接続され、これらブローパイプ29とブラケット30,31とエアシリンダ32とが、埃避け手段としてのブロー機構33を構成し、特にブラケット30,31とエアシリンダ32とが、吹き出し口29aを移動させる移動機構34を構成している。
このブロー機構33によれば、上記加圧エア源からブローパイプ29内に供給された加圧エアを、ブローパイプ29の長手方向の複数箇所に設けられた吹き出し口29aから反射鏡14に向けて吹き出して、その加圧エアによる風Wを反射鏡14の反射面14aに連続的に、またはある程度の間隔を置いて間欠的に吹きつけることができることから、反射面14aに埃がほとんど落下付着せず、付着した埃も風の力で反射面14aから吹き落とされるので、反射面14aへの埃の付着を減少させることができ、また、その移動機構34によれば、エアシリンダ32のピストンロッド32aを図6(b)中矢印で示すように進退移動させることでブローパイプ29の吹き出し口29aを図6(b)中矢印で示すように往復移動させて、吹き出し口29aから反射面14aに吹きつける風Wを反射鏡14に沿って移動させることができるので、ブロー機構33の埃の吹き落とし効果を高めることができる。
従って、移動機構34を持つブロー機構33を有するこの実施例の布類検査装置3によれば、先の参考例と同様、拡げられた布類Fの両表面と内部の異常を検査できるとともに、拡げられた布類Fの表面または内部の汚れ等の異常をその布類Fの下側から検査するための反射鏡14への埃の堆積を減らすかもしくは実質的になくして、布類Fの検査精度を長期間維持することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば上記実施例ではブロー機構33を単独で設けたが、このブロー機構33を先の第1参考例における反射鏡向き変更機構24または第2参考例におけるカバー移動機構28と組み合わせてもよい
さらに、上記各実施例では送り出しコンベヤ5と受け取りコンベヤ6との間の隙間Gを布類Fがジャンプして移動しているが、送り出しコンベヤ5と受け取りコンベヤ6との間の隙間Gに透明な板が渡され、その透明な板上を移動する布類Fを、反射鏡14を介して下側からビデオカメラ13が撮影するようにしてもよい。また、各ビデオカメラ13,19は、1次元ビデオカメラでなく2次元ビデオカメラとしてもよく、検査光の光源も、LEDに代えて蛍光管とし、あるいは蛍光管に代えてLEDとしてもよく、さらにはLEDや蛍光管以外の種類のものとしてもよい。
かくしてこの発明の布類検査装置によれば、拡げられた布類の表面または内部の汚れ等の異常をその布類の下側から検査するための反射鏡への埃の堆積を減らすかもしくは実質的になくして、布類の検査精度を長期間維持することができる。
1 アイロンローラ
2 折畳み機
2a 搬入コンベヤ
3 布類検査装置
4 支持フレーム
5 送り出しコンベヤ
6 受け取りコンベヤ
7 ジャンプ台
7a 櫛状部
7b 連結部
8 受け台
9 コンベヤベルト
10 LED
11,17 蛍光管
12,18,26,30,31 ブラケット
13,19 1次元ビデオカメラ
14 反射鏡
14a 反射面
15 黒板
16 櫛状部材
20 ベースフレーム
21,25 支持軸
22 レバー
23,32 エアシリンダ
23a,32a ピストンロッド
24 反射鏡向き変更機構
27 カバー
28 カバー移動機構
29 ブローパイプ
29a 吹き出し口
33 ブロー機構
34 移動機構
L1,L2 光軸
W 風

Claims (3)

  1. 拡げられた布類の表面または内部の汚れ等の異常を少なくとも前記布類の下側から検査する布類検査装置において、
    前記布類をそれぞれ搬送する送り出しコンベヤおよび受け取りコンベヤと、
    前記送り出しコンベヤと前記受け取りコンベヤとの間の隙間を移動している前記布類に光源から照射されてその布類を透過した検査光と、その布類から反射した検査光とのうち、少なくともその布類を透過した検査光によって前記布類を撮影して画像を出力するカメラと、
    前記送り出しコンベヤと前記受け取りコンベヤとの間の隙間を移動している前記布類の下方に位置し、前記隙間に沿って延在してその布類と前記カメラとの間の光路を屈曲させる反射鏡と、
    前記反射鏡の反射面への埃の付着を減少させる埃避け手段と、
    を具え
    前記埃避け手段は、前記布類と前記カメラとの間の光路と干渉しない固定位置で前記反射鏡に沿って延在してその反射鏡の反射面に連続的または間欠的に風を吹きつけるブロー機構を有し、
    前記ブロー機構は、そのブロー機構に沿って風の吹き出し口を移動させる移動機構を有することを特徴とする布類検査装置。
  2. 前記埃避け手段は、前記反射鏡の反射面の向きを、斜め上向きを含む上向きと真横もしくは、斜め下向きを含む下向きとの間で変更する反射鏡向き変更機構を有することを特徴とする、請求項1記載の布類検査装置。
  3. 前記埃避け手段は、前記反射鏡の反射面を覆う使用位置と、前記反射鏡の反射面から外れる待機位置との間でカバーを移動させるカバー移動機構を有することを特徴とする、請求項1または2記載の布類検査装置。
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