JP6210537B2 - 超電導ケーブルの接続構造、超電導ケーブル、超電導ケーブルの終端部の電流端子構造 - Google Patents

超電導ケーブルの接続構造、超電導ケーブル、超電導ケーブルの終端部の電流端子構造 Download PDF

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Description

本発明は、超電導ケーブルの接続構造、超電導ケーブル、超電導ケーブルの終端部の電流端子構造に関する。
超電導ケーブルは、フォーマの周囲に超電導導体層、電気絶縁層、シールド層等が積層されてなるケーブルコアと、当該ケーブルコアを収容する真空二重管構造の断熱管とを備え、断熱管の内側ではケーブルコアを冷却するための極低温の液体冷媒(例えば、液体窒素)の循環が行われる。
この超電導ケーブルを電力供給線として使用する場合には、電力供給源から遠方の電力消費地まで超電導ケーブルを敷設する必要があるが、超電導ケーブルは製造上又は運搬上の理由から、単一のケーブル長には限界がある。このため、長距離のケーブル敷設の際には、いくつもの超電導ケーブルをつなぎ合わせる必要があった。
ところで、超電導ケーブルの超電導導体層を構成する超電導線は、基板の片面側に超電導層が形成されたテープ状のものが一般的になりつつあるが、このような超電導線を互いに接続する際には、超電導層同士を対向させて接続する必要がある。
しかし、一般の超電導ケーブルの超電導導体層は、超電導層を表側に向けた超電導線から構成されているため、超電導ケーブルの超電導導体層を構成する超電導線同士をそのまま接続することはできなかった。
特許文献1では、超電導ケーブルの接続の際には、超電導導体層の超電導線が互いに超電導層を表(超電導ケーブルの径方向において外側)に向けている場合に、超電導層を裏(超電導ケーブルの径方向において内側)に向けた状態の接続用の超電導線を懸架状態で装着し、接続を図っている。
また、特許文献2では、互いの基板側を貼り合わせて両面に超電導層を有する超電導線が提案されている。
特開2009−240100号公報 特開2007−305386号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、超電導ケーブルの超電導導体層同士の接続部に接続用の超電導線が必要となることから、接続時の工事コストの増加を招くという問題が生じていた。
特許文献2の場合、超電導線が二枚の貼り合わせ構造であることから超電導線の必要量が二倍となり、超電導ケーブルの材料コストそのものの増加を招くという問題が生じていた。
本発明の目的は、コストの面で優れる超電導ケーブルを用いた接続構造、超電導ケーブル、超電導ケーブルの終端部の電流端子構造を提供することである。
超電導ケーブルの接続構造にかかる本発明は、フォーマと前記フォーマの外周に沿って並んだ複数の超電導線により形成された超電導導体層を備えたケーブルコアを有する一対の超電導ケーブルの接続構造であって、前記超電導線は、基板と前記基板の一方の主面側に形成された超電導層とを有する層構造を備え、前記超電導導体層の複数の超電導線の内の少なくとも一部が前記基板に対して前記超電導層が前記ケーブルコアの径方向において内側に位置する状態で配置された第1の超電導線である一方の超電導ケーブルと、前記超電導導体層の複数の超電導線の内の少なくとも一部が前記基板に対して前記超電導層が前記ケーブルコアの径方向において外側に位置する状態で配置された第2の超電導線である他方の超電導ケーブルとが、前記第1の超電導線と前記第2の超電導線によって接続されており、前記第1の超電導線と前記第2の超電導線は互いの前記超電導層が対向した状態で接続されていることを特徴とする。
一方の超電導ケーブルは、超電導導体層の少なくとも一部が前記基板に対して前記超電導層が前記ケーブルコアの径方向において内側に位置する状態で配置された第1の超電導線からなり、他方の超電導ケーブルは超電導導体層の少なくとも一部が前記基板に対して前記超電導層が前記ケーブルコアの径方向において外側に位置する状態で配置された第2の超電導線からなるので、互いの少なくとも第1と第2の超電導線については超電導層同士を対向させた状態で接続することができる。
従って、接続用の超電導線を用いることなく又は接続用の超電導線を低減させて、超電導ケーブルの超電導導体層の接続を行うことが可能である。また、超電導導体層を構成する超電導線として両面を超電導層とする超電導線を不要又は低減することが可能となる。
従って、接続用の超電導線又は両面を超電導層とする超電導線を不要又は低減し、さらに、接続工事コストの低減を図ることが可能となる。
また、本発明は、上記の構成に加えて、前記一方の超電導ケーブルの前記ケーブルコアの周方向における前記第1の超電導線の配置分布と、前記他方の超電導ケーブルの前記ケーブルコアの周方向における前記第2の超電導線の配置分布とが一致する構成としても良い。
超電導ケーブルの先端部同士を対向させたときに、一方の超電導ケーブルにおける第1の超電導線の配置分布と他方の超電導ケーブルにおける第2の超電導線の配置分布とが一致する場合、全ての超電導線について超電導層同士を対向させた状態で接続することができ、接続部の抵抗を低減することが可能となる。
従って、両面が超電導層である材料コストの高い超電導ケーブルを使用することなく、接続時の損失の低減を図ることが可能となる。
また、本発明は、上記の構成に加えて、それぞれの前記超電導ケーブルは、前記超電導導体層において、前記第1の超電導線と前記第2の超電導線とが前記フォーマの外周に沿って周期的に入れ替わるように並んで配置されている構成としても良い。
超電導導体層において、第1の超電導線と前記第2の超電導線とが周期的に入れ替わるように並んでいる超電導ケーブル同士を接続する場合、全ての超電導線について超電導層同士を対向させた状態で接続することができ、接続部の抵抗を低減することが可能となる。
従って、両面が超電導層である材料コストの高い超電導ケーブルを使用することなく、接続時の損失の低減を図ることが可能となる。
また、本発明は、上記の構成に加えて、前記一方の超電導ケーブルの前記超電導導体層が前記第1の超電導線のみから構成され、前記他方の超電導ケーブルの前記超電導導体層が前記第2の超電導線のみから構成されている構成としても良い。
超電導導体層が第1の超電導線から構成される一方の超電導ケーブルと超電導導体層が第2の超電導線から構成される他方の超電導ケーブルとを接続する場合、全ての超電導線について超電導層同士を対向させた状態で接続することができ、接続部の抵抗を低減することが可能となる。
従って、両面が超電導層である材料コストの高い超電導ケーブルを使用することなく、接続時の損失の低減を図ることが可能となる。
また、本発明は、フォーマと超電導導体層を有するケーブルコアを備える超電導ケーブルであって、前記超電導導体層は、前記フォーマの外周に沿って並んだ複数の超電導線により形成され、前記超電導線は、基板と前記基板の一方の主面上に形成された超電導層とを有する層構造を備え、前記超電導導体層は前記基板に対して前記超電導層が前記ケーブルコアの径方向において内側に位置する状態で配置された第1の超電導線と、前記基板に対して前記超電導層が前記ケーブルコアの径方向において外側に位置する状態で配置された第2の超電導線を有することを特徴とする。
超電導導体層が第1の超電導線と前記第2の超電導線とを有する超電導ケーブル同士を接続する場合、各超電導ケーブルの第2の超電導線を内側、各超電導ケーブルの第1の超電導線を外側として相互に接続することにより、一部の超電導線ついて、第1の超電導線と前記第2の超電導線の超電導層同士を対向させた状態とすることができる。
従って、接続用の超電導線を用いることなく又は接続用の超電導線を低減させて、超電導ケーブルの超電導導体層の超電導線同士の接続を行うことが可能である。また、超電導導体層を構成する超電導線として、両面を超電導層とする超電導線が不要又は低減できるので、超電導ケーブルの製造及びケーブル接続時に余分な超電導線が不要となる。
これにより、材料コスト及び接続工事コストの低減を図ることが可能な超電導ケーブルを提供することが可能となる。
また、超電導ケーブルにかかる本発明は、上記の構成に加えて、前記超電導導体層の前記第1の超電導線と前記第2の超電導線が前記フォーマの周方向において周期的に入れ替わるように配置されている構成とすることを特徴とする。
超電導導体層の前記第1の超電導線と前記第2の超電導線とが周期的に入れ替わるように並んでいる超電導ケーブル同士を接続する場合、全ての超電導線について超電導層同士を対向させた状態で接続することができ、接続部の抵抗を低減することが可能となる。
従って、コスト面に優れ、接続時の損失の少ない超電導ケーブルを提供することが可能となる。
また、上記構成の超電導ケーブルの終端側の電流端子構造にかかる本発明は、前記第1の超電導線の端部のケーブルコアの径方向において内側に、基板に対して超電導層が前記ケーブルコアの径方向において外側に位置する状態の接続用の超電導線を設け、当該接続用の超電導線を前記第1の超電導線の端部から延長方向に延出すると共に、互いの超電導層を接続したことを特徴とする。
終端接続部では、超電導ケーブルのケーブルコアの終端部の外周面に接触して接続される導体が使用されるが、超電導ケーブルの第1の超電導線に、基板に対して超電導層がケーブルコアの径方向において外側に位置する状態の接続用の超電導線を延長接続するので、全ての超電導線が終端部で超電導層が外側を向いた状態とすることができ、外部との良好な接続が可能となる。
上記発明では、両面に超電導層を有する超電導線を用いず又は必要量を低減し、かつ、接続用の超電導線を使用することなく又は必要量を低減して超電導ケーブルの超電導導体層を互いに接続することができ、超電導ケーブルの材料コストと接続時の作業コストの低減を図ることが可能となる。
超電導ケーブルの構造を示す斜視図である。 超電導線の層構成を示す説明図である。 接続されたフォーマの外周における超電導導体層の接続状態を示す断面図である。 図3の領域αを上方から見た拡大図である。 超電導線の配置の他の例を上方から見た拡大図である。 超電導線の配置の他の例を上方から見た拡大図である。 超電導線の配置の他の例を上方から見た拡大図である。 超電導ケーブルに電流端子構造を設けた場合の側面図である。 第一の超電導導体層の全ての裏向きの超電導線に対して接続用の超電導線を接続した状態をフォーマの中心に沿った面で図示した説明図である。
[第一の実施形態]
以下に、本発明を実施するための好ましい第一の実施の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
[超電導ケーブル]
図1は超電導ケーブルの一例を示す図である。
超電導ケーブル10A(10B)は、断熱管12内に一心のケーブルコア11A(11B)が収納された単心型の超電導ケーブルである。ケーブルコア11A(11B)は、フォーマ140、超電導導体層130A(130B)、電気絶縁層113、超電導シールド層114A(114B)、常電導シールド層115、保護層116等により構成される。
なお、互いに接続を行う超電導ケーブル10Aと超電導ケーブル10Bとは、超電導導体層と超電導シールド層とについて若干構造が異なっているが、これらの違いについては後述するものとして、超電導ケーブル10A、10Bについて共通する構成ついて先に説明を行う。
フォーマ140は、ケーブルコア11A(11B)を形成するための部材であり、例えば銅等の導電性材料を撚り合わせて構成される。フォーマ140には、短絡事故時に超電導導体層130A(130B)に流れる事故電流が分流される。
また、このフォーマ140は、内部が中空に形成されており、当該中空部には、当該フォーマ140及び超電導導体層130A(130B)を冷却するために、液体冷媒(例えば液体窒素)が供給される。なお、この液体冷媒は後述する断熱管12内においてケーブルコア11A(11B)の周囲に供給されるものと同一のものである。
超電導導体層130A(130B)は、フォーマ140の上にカーボン紙150を介して複数条の超電導線100を螺旋状に巻回することにより形成される。図1では、超電導導体層130A(130B)を2層の積層構造としており、ケーブルコア11A(11B)の径方向において、内側を第一の超電導導体層131A(131B)、外側を第二の超電導導体層132A(132B)としている。超電導導体層130A(130B)には、定常運転時に送電電流が流される。
この超電導導体層130A(130B)を構成する超電導線100は、例えば、図2に示すように、基板1の片方の主面(厚み方向における一方の面)上に中間層2、超電導層3、保護層4が順に積層された積層体と、その積層体の周囲を被覆する銅安定化層5を備えているテープ状の超電導線である。
超電導層3を構成する超電導体としては、液体窒素温度以上で超電導を示すRE系超電導体(RE:希土類元素)、例えば化学式YBa2Cu37-yで表されるイットリウム系超電導体(以下、Y系超電導体)が代表的である。
電気絶縁層113は、絶縁性紙類、例えば絶縁紙、絶縁紙とポリプロピレンフィルムを接合した半合成紙、高分子不織布テープなどで構成され、超電導導体層130A(130B)の上に巻回することにより積層状態で形成される。
超電導シールド層114A(114B)は、電気絶縁層113の上にカーボン紙(図示しない)を介して複数条の超電導線を螺旋状に巻回することにより形成される。図1では、超電導シールド層114A(114B)を1層の積層構造としている。超電導シールド層114A(114B)には、定常運転時に電磁誘導によって導体電流とほぼ同じ電流が逆位相で流れる。また、超電導シールド層114A(114B)は、超電導導体層130A(130B)に大電流が流れた際に発生する磁場を外部に漏らさないようにする機能を有している。
この超電導シールド層114A(114B)を構成する超電導線には、超電導導体層130A(130B)と同様の超電導線100(図2参照)を適用できる。
常電導シールド層115は、超電導シールド層114A(114B)の上に銅線などの導電性材料を巻回することにより形成される。常電導シールド層115には、短絡事故時に超電導シールド層114A(114B)に流れる事故電流が分流される。
保護層116は、例えば、絶縁紙、高分子不織布などで構成され、常電導シールド層115の上に巻回することにより形成される。
断熱管12は、ケーブルコア11A(11B)を収容するとともに冷媒(例えば液体窒素)が充填される断熱内管121と、断熱内管121の外周を覆うように配設された断熱外管122からなる二重管構造を有している。
断熱内管121及び断熱外管122は、例えばステンレス製のコルゲート管(波付き管)である。断熱内管121と断熱外管122の間には、例えばアルミを蒸着したポリエチレンフィルムの積層体で構成された多層断熱層(スーパーインシュレーション)123が介在され、真空状態に保持される。また、断熱外管122の外周はポリ塩化ビニル(PVC)やポリエチレンなどの防食層124で被覆されている。
[超電導ケーブルの接続構造:概要]
超電導ケーブル10A,10Bの接続の際には、互いの断熱管12,12同士を連結する図示しない中間接続部が使用される。この中間接続部は、断熱管12と同様に二重壁面構造であり、壁面間が真空引きされると共に中間接続部内部には冷媒が循環される。また、中間接続部内部において、各超電導ケーブル10A,10Bのケーブルコア11A,11B同士が連結されている。
ケーブルコア11A,11Bの接続構造では、フォーマ140,140の先端面同士が突き合わされた状態で、溶接又は圧縮スリーブによって連結されている。
超電導導体層130A,130Bは、フォーマ140,140の接続部の外周において、超電導導体層130A,130Bを構成する超電導線100が個々に半田接続されている。この接続構造については後述する。
各ケーブルコア11A,11Bの電気絶縁層113,113の先端部は、いずれも段剥ぎによりフォーマ140,140の先端部よりも後退した位置で先細となる円錐面形状に形成され、各絶縁層113,113の円錐面形状により生じる谷部分には、絶縁層113と同じ絶縁性紙類の巻回により補助絶縁層(図示略)が形成され、当該補助絶縁層を覆うようにその外周面上で超電導シールド層114A,114B、常電導シールド層115,115、保護層116,116が互いに接続されている。
[超電導ケーブルの超電導導体層の接続]
図3は接続されたフォーマ140,140の外周における超電導導体層130A,130Bの接続状態を示す断面図であり、図4は図3の領域αを上方から見た拡大図である(図4では超電導線100の全体数の一部のみを図示している)。
各超電導ケーブル10A,10Bの第一の超電導導体層131A,131Bと第二の超電導導体層132A,132Bは、フォーマ140,140の中心軸を中心とする円周に沿って複数の超電導線100が螺旋を描くように敷き詰められた状態で並んで配置されている。
そして、一方の超電導ケーブル10Aの第一及び第二の超電導導体層131A,132Aは、図4に示すように、全ての超電導線100がいずれも基板1に対して超電導層3がケーブルコア11Aの径方向において外側に位置する状態で並んで配置されている。
また、他方の超電導ケーブル10Bの第一及び第二の超電導導体層131B,132Bは、図4に示すように、全ての超電導線100がいずれも基板1に対して超電導層3がケーブルコア11Bの径方向において内側に位置する状態で並んで配置されている。
なお、基板1に対して超電導層3が外側(フォーマ140の中心軸を中心とするケーブルコア11A(11B)の径方向において外側)に位置する状態を超電導線100が表を向いた状態(第2の超電導線)というものとし、基板1に対して超電導層3が内側(フォーマ140の中心軸を中心とするケーブルコア11A(11B)の径方向において内側)に位置する状態を超電導線100が裏を向いた状態(第1の超電導線)というものとする。
また、図4では、超電導線100の表裏が区別できるように、裏を向いた超電導線100については模様を施して図示している。
そして、超電導ケーブル10Aの超電導導体層130Aと超電導ケーブル10Bの超電導導体層130Bは、図4に示す通り、超電導導体層130A側の各超電導線100がケーブルコア11Aの径方向において内側、超電導導体層130B側の各超電導線100がケーブルコア11Bの径方向において外側となるように、互いの先端部が重ねられた状態で半田接続される。これにより、各超電導線100は、超電導層3側の面が向き合った状態となり、基板1を介在させずに超電導層3同士を接続することが可能となる。
なお、図4では、第二の超電導導体層132A,132Bのみを図示し、第一の超電導導体層131A,131Bの図示が省略しているが、第一の超電導導体層131A,131Bの各超電導線100についても同様に接続される。
図3では、第一の超電導導体層131A,131Bの接続部分と第二の超電導導体層132A,132Bの接続部分が同じ位置になる場合を示しているが、それぞれの接続部分をフォーマ140,140の軸方向において異なる位置に形成してもよい。
[超電導ケーブルの超電導シールド層の接続]
また、各超電導ケーブル10A,10Bの超電導シールド層114A,114Bもまたフォーマ140,140の中心軸を中心とする円周に沿って複数の超電導線100が螺旋を描くように敷き詰められた状態で並んで配置されている。
そして、超電導シールド層114Aは、全ての超電導線100が表向きで並んで配置されており、超電導シールド層114Bは、全ての超電導線100が裏向きで並んで配置されている。
そして、接続部において、超電導シールド層114A側の各超電導線100がケーブルコア11A(11B)の径方向において内側、超電導シールド層114B側の各超電導線100がケーブルコア11A(11B)の径方向において外側となるように、互いの先端部が重ねられた状態で半田接続される。これにより、各超電導線100は、超電導層3側の面が向き合った状態で接続される。
[第一の実施形態の技術的効果]
このように、超電導導体層130Aの全ての超電導線100が表向きとされている超電導ケーブル10Aと、超電導導体層130Bの全ての超電導線100が裏向きとされている超電導ケーブル10Bとを使用することにより、その接続構造において、互いの超電導線100を超電導層3が向き合った状態で接続することが可能となる、
これにより、超電導線100同士の接続部における抵抗を低減し、抵抗による損失と発熱の低減を図ることが可能となる。
同様に、超電導ケーブル10A、10Bの超電導シールド層114A、114Bも互いの超電導線100を超電導層3が向き合った状態で接続しているので、超電導線100同士の接続部において、抵抗による損失と発熱の低減を図ることが可能となっている。
また、上記超電導ケーブル10A、10Bの接続構造によれば、超電導導体層130A,130Bの超電導線100同士と超電導シールド層114A,114Bの超電導線100同士を接続する際に、互いの超電導層3が向き合うように超電導線100を重ねて接続すれば良いので、接続用の超電導線を予め用意する必要がなく、また、両面が超電導層である超電導線を用いる必要がないことから、高価な超電導線を不要とし、さらに、接続の工事コストの低減を図ることが可能となる。
[第二の実施形態]
上記第一の実施形態では、超電導ケーブル10Aの各超電導導体層131A,132Aの全ての超電導線100が表側を向いた状態で設けられ、超電導ケーブル10Bの各超電導導体層131B,132Bの全ての超電導線100が裏側を向いた状態で設けられている場合の接続構造を例示したが、各超電導線100の配置は、上記に限定されるものではない。
例えば、フォーマ140の中心軸を中心とする周方向に沿って超電導導体層を構成する複数の超電導線100を表向きと裏向きとに周期的に入れ替わるように配置しても良い。即ち、超電導導体層の第1の超電導線と第2の超電導線がフォーマの中心軸を中心とする周方向において周期的に入れ替わるように配置しても良い。
例えば、図5に示すように、各超電導ケーブル10C、10Dは、それぞれの超電導導体層として第一の超電導導体層131C,第二の超電導導体層132C及び第一の超電導導体層131D,第二の超電導導体層132Dを構成する各超電導線100が表向きと裏向きとに一つずつ交互に入れ替わるように配置されている。
そして、上記配置により、超電導ケーブル10C、10Dの互いの先端部同士を対向させたときに、一方の超電導ケーブル10Cのフォーマ140の中心軸を中心とする周方向における裏向きの超電導線100の配置分布と他方の超電導ケーブル10Dのフォーマ140の中心軸を中心とする周方向における表向きの超電導線100の配置分布とを一致させることが可能である。
従って、超電導ケーブル10C及び10Dの全ての表向きの超電導線100と、超電導ケーブル10C及び10Dの全ての裏向きの超電導線100とについて、相互に超電導層3側を対向させた状態で接続することが可能となる。
これにより、両面が超電導層である超電導線を不要として、材料コストの面で優れる超電導ケーブル10C、10Dを提供することが可能となる。
また、接続用の超電導線を不要とするので、工事コストに優れる超電導ケーブルの接続構造を提供することが可能となる。
さらに、超電導ケーブル10C、10Cの互いの超電導導体層を構成する全ての超電導線100同士が超電導層3側を対向させた状態で接続することにより、抵抗を低減し、発熱や損失の低減を図ることが可能となる。
また、超電導線100の配置については、図6の各超電導ケーブル10E、10Fに示すように、それぞれの超電導導体層として第一の超電導導体層131E,第二の超電導導体層132E及び第一の超電導導体層131F,第二の超電導導体層132Fを構成する各超電導線100が表向きと裏向きとに一定の本数単位(図6では三本を例示しているがこれに限定されない)で入れ替わるように配置しても良い。
この場合も、超電導ケーブル10E、10Fの互いの先端部同士を対向させたときに、一方の超電導ケーブル10Eのフォーマ140の中心軸を中心とする周方向における裏向きの超電導線100の配置分布と他方の超電導ケーブル10Fのフォーマ140の中心軸を中心とする周方向における表向きの超電導線100の配置分布とを一致させることが可能である。
そして、超電導ケーブル10E及び10Fの全ての超電導線100が互いに超電導層3側を対向させた状態で接続することが可能となる。
従って、この場合も、両面が超電導層である超電導線を不要として、材料コストの面で優れる超電導ケーブル10E、10Fを提供することが可能となる。
また、接続用の超電導線を不要とするので、工事コストに優れる超電導ケーブルの接続構造を提供することが可能となる。
さらに、超電導ケーブル10E、10Fの互いの超電導導体層を構成する全ての超電導線100同士を超電導層3側を対向させた状態で接続することにより、抵抗を低減し、発熱や損失の低減を図ることが可能となる。
また、全ての超電導線の超電導層同士を向かい合わせとすることはできない場合も生じ得るが、互いに接続を行う超電導ケーブルの少なくとも一方の超電導ケーブルの超電導導体層について、表向きのものと裏向きのものとが両方とも存在しても良い。当該一方の超電導ケーブルの各超電導線については、表裏の比率について制限はなく、並びの周期性又は規則性もランダムであっても良い。また、その場合、もう一方の超電導ケーブルについては、各超電導線について、全て表向き又は裏向きであっても良いし、表裏双方の超電導線がある場合でも表裏の比率について制限はなく、並びの周期性又は規則性もランダムであっても良い。
例えば、図7に示すように、超電導ケーブル10Gの超電導導体層として第一の超電導導体層131G,第二の超電導導体層132Gを構成する各超電導線100は、一つの層の中で表向きの超電導線100が一つだけ存在し、それ以外は全て裏向きとなっている。また、超電導ケーブル10Hの第一の超電導導体層131H,第二の超電導導体層132Hを構成する各超電導線100は、一つの層の中で裏向きの超電導線100が一つだけ存在し、それ以外は全て表向きとなっている。
この場合、超電導ケーブル10G、10Hの互いの先端部同士を対向させたときに、一方の超電導ケーブル10Gの表向きの超電導線100と、他方の超電導ケーブル10Hの裏向きの超電導線100とがフォーマ40を中心とする周方向において一致させることで、全ての超電導線100が接続用の超電導線無しで超電導層3側同士を対向させた状態で他の超電導線100と接続することが可能となる。
従って、この場合も、両面が超電導層である超電導線を不要として、材料コストの面で優れる超電導ケーブル10G、10Hを提供することが可能となる。
また、接続用の超電導線を不要とするので、工事コストに優れる超電導ケーブルの接続構造を提供することが可能となる。
なお、一方の超電導ケーブル10Gの表向きの超電導線100と、他方の超電導ケーブル10Hの裏向きの超電導線100とをフォーマ40を中心とする周方向において一致させない場合には、超電導ケーブル10G、10Hの超電導線100のうち、お互いが表向きの超電導線100同士又は裏向きの超電導線100同士の組み合わせが生じる。このような場合には、超電導線100,100は接続用の超電導線を用いて接続を行えばよい。この際、接続用の超電導線が必要となるが、お互いが表向きの超電導線100同士又は裏向きの超電導線100同士の組み合わせの数が従来よりも少ないことから、工事コストに優れる超電導ケーブルの接続構造を提供することが可能となる。
なお、図5〜図7では、超電導線100の表裏が区別できるように、裏を向いた超電導線100については模様を施して図示している。
また、上記図5〜図7の超電導線100の表裏の配置分布は、各超電導ケーブル10C〜10Gの超電導シールド層における超電導線の表裏の配置にも適用することが可能である。
[第三の実施形態]
超電導ケーブルは、その終端部において、超電導導体層の外周面を露出させた状態で、外部装置に電気的に接続されている導体スリーブに挿入され、当該外部装置に対する電流の送受を行う。
この場合、超電導ケーブルの超電導導体層を構成する複数の超電導線の中で、裏向きとなる超電導線が存在すると、導体スリーブとの接続が超電導線の基板側で行われることとなり、超電導線と導体スリーブ間の抵抗値が大きくなってしまう。そこで、終端部において裏向きの超電導線が含まれた超電導導体層を有する超電導ケーブルの場合には、以下に示す電流端子構造が設けられている。
ここでは前述した超電導ケーブル10Cに電流端子構造を設けた場合を例示する。図8に示すように、超電導ケーブル10Cの終端部側では、第一及び第二の超電導導体層131C、132Cの外周面が露出するように電気絶縁層113及びその外側の各層の終端部分が除去されており、さらに、第一の超電導導体層131Cの外周面が露出するように第二の超電導導体層132Cの終端部側が一部除去されている。
そして、各超電導導体層131C,132Cの全ての裏向きの超電導線100に対して、接続用の超電導線101,102を延長接続している。
図9は第一の超電導導体層131Cの裏向きの超電導線100に対して接続用の超電導線101を延長接続した状態をフォーマ140の中心に沿った面で図示した説明図である。
なお、図8では超電導線100の表裏が区別できるように、裏を向いた超電導線100については模様を施して図示している。また、図9では超電導線100の基板1側と超電導層3側とを符号を付して示している
図9に示すように、裏向きの超電導線100の終端部側の端部において、当該超電導線100とフォーマ140(厳密にはカーボン紙)との間に接続用の超電導線101の一端部を介挿している。
接続用の超電導線101は超電導線100と同じ構造(図2参照)、同じ幅であって、長さが短い短冊状となっている。そして、基板1に対して超電導層3がケーブルコアの径方向において外側を向いた状態で介挿される。これにより、接続用の超電導線101の一端部では、その超電導層3が第一の超電導導体層131Cの裏向きの超電導線100の超電導層3と対向した状態で接続される。また、接続用の超電導線101の他端部では、その超電導層3がケーブルコアの径方向において外側を向いた状態で露出した状態となる。
これにより、第一の超電導導体層131Cの裏向きの超電導線100は、接続用の超電導線102の超電導層3を介して、外部の導体スリーブと接した状態とすることができ、裏向きの超電導線100と外部の導体スリーブとの間の抵抗を低減すると共に、発熱、損失の低減を図ることが可能となる。
また、第二の超電導導体層132Cも、終端部側の端部において、第一の超電導導体層131Cと同様に、裏側を向いた全ての超電導線100について、当該超電導線100と第一の超電導導体層131Cとの間に表向きの接続用の超電導線102の一端部が介挿される。なお、この接続用の超電導線102は前述した接続用の超電導線101と同一構造である。
これにより、第二の超電導導体層132Cの裏向きの超電導線100も、接続用の超電導線102の超電導層3を介して、外部の導体スリーブと接した状態とすることができ、裏向きの超電導線100と外部の導体スリーブとの間の抵抗を低減すると共に、発熱、損失の低減を図ることが可能となる。
なお、第二の超電導導体層132Cの先端部からの接続用の超電導線102の延出長さは、第一の超電導導体層131Cの先端部に届かない範囲とすることが望ましい。
例えば、電気絶縁層113に対する第二の超電導導体層132Cの延出長さと、第二の超電導導体層132Cに対する接続用の超電導線102の延出長さと、接続用の超電導線102に対する第一の超電導導体層131Cの延出長さと、第一の超電導導体層131Cに対する接続用の超電導線101の延出長さとが等しくなることがより望ましい。
また、各超電導導体層131C,132Cのそれぞれの表向きの超電導線100は、予め、終端部において裏向きの超電導線100の長さより長い状態とし、裏向きの超電導線100に延長接続された接続用の超電導線101,102の端部と、表向きの超電導線100の端部を揃えることが好ましい。
これにより、導体スリーブの内側に各超電導導体層131C,132Cを挿入して半田等の溶化材を介して接続する際に、超電導導体層131C,132Cの導体スリーブと接続する箇所(図8におけるX,Y部分)の厚みが略均一となり、ケーブルコアの周方向においてより均一に超電導導体層131C,132Cと導体スリーブの接続を行うことが可能となる。
また、前述した超電導ケーブル10B,10D,10E,10F,10G,10Hの終端部に電流端子構造を設ける場合には、各超電導導体層を構成する裏向きの超電導線100に対して、超電導ケーブル10Cと同一の接続用の超電導線101,102を同じ配置で設けることが望ましい。
[その他]
なお、本発明の適用は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、超電導ケーブルのケーブルコアを三本有する三相対応のケーブルに上記超電導ケーブル10A及び10B、10C及び10D、10E及び10F、10G及び10Hの接続構造、電流端子構造を適用しても良い。
また、超電導ケーブルの超電導導体層を二層とした場合を例示したが、これに限らず、一層又はより多層としても良い。
1 基板
3 超電導層
10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H 超電導ケーブル
11A,11B ケーブルコア
100 超電導線
101,102 接続用の超電導線
114A,114B 超電導シールド層
130A,130B 超電導導体層
131A,131B,131C,131D,131E,131F,131G,131H 第一の超電導導体層
132A,132B,132C,132D,132E,132F,132G,132H 第二の超電導導体層
140 フォーマ

Claims (6)

  1. フォーマと前記フォーマの外周に沿って並んだ複数の超電導線により形成された超電導導体層を備えたケーブルコアを有する一対の超電導ケーブルの接続構造であって、
    前記超電導線は、基板と前記基板の一方の主面側に形成された超電導層とを有する層構造を備え、
    前記超電導導体層の複数の超電導線の内の少なくとも一部が前記基板に対して前記超電導層が前記ケーブルコアの径方向において内側に位置する状態で配置された第1の超電導線である一方の超電導ケーブルと、
    前記超電導導体層の複数の超電導線の内の少なくとも一部が前記基板に対して前記超電導層が前記ケーブルコアの径方向において外側に位置する状態で配置された第2の超電導線である他方の超電導ケーブルとが、
    前記第1の超電導線と前記第2の超電導線によって接続されており、前記第1の超電導線と前記第2の超電導線は互いの前記超電導層が対向した状態で接続されていることを特徴とする超電導ケーブルの接続構造。
  2. 前記一方の超電導ケーブルの前記ケーブルコアの周方向における前記第1の超電導線の配置分布と、前記他方の超電導ケーブルの前記ケーブルコアの周方向における前記第2の超電導線の配置分布とが一致することを特徴とする請求項1記載の超電導ケーブルの接続構造。
  3. それぞれの前記超電導ケーブルは、前記超電導導体層において、前記第1の超電導線と前記第2の超電導線とが前記フォーマの外周に沿って周期的に入れ替わるように並んで配置されていることを特徴とする請求項1記載の超電導ケーブルの接続構造。
  4. 前記一方の超電導ケーブルの前記超電導導体層が前記第1の超電導線のみから構成され、前記他方の超電導ケーブルの前記超電導導体層が前記第2の超電導線のみから構成されていることを特徴とする請求項1記載の超電導ケーブルの接続構造。
  5. フォーマと超電導導体層を有するケーブルコアを備える超電導ケーブルであって、
    前記超電導導体層は、前記フォーマの外周に沿って並んだ複数の超電導線により形成され、
    前記超電導線は、基板と前記基板の一方の主面上に形成された超電導層とを有する層構造を備え、
    前記超電導導体層は前記基板に対して前記超電導層が前記ケーブルコアの径方向において内側に位置する状態で配置された第1の超電導線と、前記基板に対して前記超電導層が
    前記ケーブルコアの径方向において外側に位置する状態で配置された第2の超電導線を有し、
    前記超電導導体層の前記第1の超電導線と前記第2の超電導線が前記フォーマの周方向において周期的に入れ替わるように配置されていることを特徴とする超電導ケーブル。
  6. 請求項5記載の超電導ケーブルの終端側の電流端子構造において、
    前記第1の超電導線の端部の内側に、基板に対して超電導層が前記ケーブルコアの径方向において外側に位置する状態の接続用の超電導線を設け、当該接続用の超電導線を前記第1の超電導線の端部から延長方向に延出すると共に、互いの超電導層を接続したことを特徴とする超電導ケーブルの終端部の電流端子構造。
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