JP6206437B2 - 画像表示装置、及び、ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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本発明は、ユーザの頭部に装着された状態で使用される画像表示装置、及び、ヘッドマウントディスプレイに関する。
従来、液晶等の表示素子にて形成された画像を光学系により観察者に観察させるヘッドマウントディスプレイ(以下、「HMD」という。)が知られている。特許文献1は、表示装置及び装着部を備えたHMDを開示する。表示装置は、表示部及び表示部側接続部材を備える。装着部は、ネックバンド、制御装置及び装着部側接続部材を備える。装着部側接続部材は、円柱状に形成された磁石で構成され、円錐状の凹部が設けられている。また、表示部側接続部材は、三角錐状に形成された鉄部材で構成され、底面部側から頂点に向かって複数のリブが設けられている。装着部側接続部材の凹部には、頂点に向かって複数の溝が設けられている。これら複数の溝は、表示部側接続部材のリブに対応する位置に等間隔で配置されている。装着部側接続部材の凹部には、表示部側接続部材が嵌合し、凹部の溝に表示部側接続部材のリブが係止される。この際、表示部側接続部材の磁力により、表示部側接続部材と装着部側接続部材との間に吸引力又は吸着力が作用する。これにより、表示部側接続部材が装着部側接続部材に係止され、表示部が表示部側接続部材及び装着部側接続部材を介して装着部に着脱自在に支持される。従って、装着部が観察者の頭部に装着された状態で、表示部は、ユーザの片方の眼の前に配置される。観察者は、表示部を手で掴み、位置を調整する。
特開2013−74324号公報
上記のHMDでは、頭部に装着された状態で、表示部の位置調整は、装着部側接続部材の軸線回りの回転しかできない。また、他の軸回りの回転や、表示装置と装着部との相対距離が変化する等の位置調整ができない。従って、上記のHMDでは、表示部の自由度の高い位置調整ができないという問題点があった。また、上記のHMDでは、磁力により装着部側接続部材に表示部側接続部材を保持させているので、表示部を手で持って位置を調整する時に、表示装置が装着部から脱落するおそれがあった。
仮に、表示装置と装着部とをネジ止めすれば、表示部を手で持って位置を調整する時に、表示装置が装着部から脱落する可能性は低減できる。しかし、その場合、表示装置と装着部との着脱に手間が掛かるという問題が発生する。
本発明の目的は、表示装置が装着部から脱落しにくく、袋やカバーを装着し易い画像表示装置、及び、ヘッドマウントディスプレイを提供することである。
本発明の第一態様に係る画像表示装置は、画像光を生成する画像ユニットと、前記画像ユニットによって生成された前記画像光を集光する第一光学部分と、前記第一光学部分によって集光された前記画像光を偏向し、第一方向の一方側に射出する第二光学部分とを有する光学系と、前記画像ユニット及び光学系を保持する筐体と、前記筐体の空間における位置を変更可能に支持するアーム部と、前記アーム部の一部分と前記筐体との間に設けられ前記筐体を保持する保持部材とを備え、前記筐体は、前記第一方向と直交する第二方向に延び、前記第一方向及び前記第二方向と直交する第三方向の一方側を向く第一筐体面と、前記第一筐体面と離間し前記第三方向の他方側を向く第二筐体面と、磁力により力を受ける第一磁性体部とを備え、前記保持部材は、前記第一筐体面と対向する第一保持面と、前記第一保持面と離間し前記第二筐体面と対向する第二保持面と、前記第一保持面及び前記第二保持面を接続する第三保持面と、前記第三保持面に設けられ前記第一磁性体部を磁力により保持する第二磁性体部とを備えたことを特徴とする。
保持部材の第一保持面及び第二保持面により筐体の第一筐体面及び第二筐体面を挟んで保持できる。また、第三保持面に設けられた第二磁性体部により、筐体の第一磁性体部を磁力により吸引して保持する。従って、保持部材で筐体を確実に保持できる上に、保持部材にねじや溝が無く、筐体と保持部材との着脱が容易である。
第一態様において、前記筐体は、前記第一筐体面及び前記第二筐体面を接続する第三筐体面を備え、前記第三保持面は前記第三筐体面に対向するようにしてもよい。この場合には、第三保持面は第三筐体面に対向するので、保持部材の第一保持面、第二保持面及び第三保持面により、筐体の第一筐体面、第二筐体面及び第三筐体面の三面を保持して、保持部材により筐体を確実に保持できる。
第一態様において、前記筐体は、前記第一筐体面に設けられ、前記第二方向において前記第二光学部分から離間するに従い前記第三方向の他方側に向かって傾斜する傾斜面部と、前記第三筐体面と反対側の第四筐体面とをさらに備え、前記第一保持面は、前記第一筐体面の前記傾斜面部と同方向に傾斜するようにしてもよい。
第一保持面は、第二保持面に対して傾斜面部と同方向に傾斜するので、指が沿い易く掴み易い、また、筐体の位置合わせをし易い。
第一態様において、前記第一筐体面において、前記傾斜面部の開始箇所には、頂部が形成され、前記第二方向において前記頂部に対して前記傾斜面部と反対側に設けられ、前記第一方向に沿って延びる仮想軸を中心に回転可能であって、前記第四筐体面に設けられる操作部材をさらに備え、前記第一保持面の一端部は、前記頂部に一致するようにしてもよい。
第一保持面の第二保持面と対応する内面の一端部は、頂部に沿うので、保持部材の第二光学部分に近い側の端部が頂部に一致する位置まで嵌め込むことで、筐体を保持部材で確実に保持できる。また、操作部材が頂部に対して傾斜面部と反対側に位置するため、頂部に沿う一端部を操作部材を操作する際の位置基準とすることで、保持部材を手で持った状態で操作部材を動かしやすい。
前記第一保持面の前記第二方向に於ける一端部と他端部との間の長さは、19〜22mmであるようにしてもよい。第一保持面の一端部と他端部との間の長さは、19〜22mmであるので、成人の人差し指の接触面の長さに対応しており、保持部材を指で掴み易い。
記第一磁性体部は、強磁性体であり、前記第二磁性体部は、前記第三保持面に設けられた永久磁石であってもよい。この場合には、保持部材の第三保持面に設けられた永久磁石により筐体の第一磁性体部を吸引して筐体を確実に保持できる。また、筐体に永久磁石を設けず、保持部材の第三保持面に永久磁石を設けているので、永久磁石の磁力の画像ユニットへの影響を低減できる。
記第一保持面の反対側の第一外面と、前記第二保持面の反対側の第二外面とには、前記第一方向に延びる滑り止め部が各々形成されているようにしてもよい。
使用者は、操作時に、指が第二方向に沿うようにして筐体を保持する。眼から筐体までの前後距離は光学系により決まっているので、位置調整は主に、筐体が鉛直面内を移動することになる。上下への移動は保持部材を押すことが可能だが、左右への移動は指と保持部材との間の摩擦力によって行うことになる。前後方向に滑り止めが延びるので、左右への移動の際に、指と保持部材との摩擦が大きくなり、移動時に滑りにくくなる。
記保持部材と前記アーム部との間には、ボールジョイントが設けられていてもよい。ボールジョイントにより、筐体の位置合わせの自由度を高めることができる。
二態様のヘッドマウントディスプレイの前記ボールジョイントの軸部は、前記第三保持面に対して前記第一方向の前記一方側において、前記第二方向に延設され、前記保持部材は、前記第三保持面に交差し、且つ、前記第一方向の前記一方側に延びる第四保持面を備え、前記ボールジョイントは前記第四保持面に接続されていてもよい。
ボールジョイントの軸部は、第三保持面に対して第一方向の一方側において、第二方向に延設され、ボールジョイントは第四保持面に接続されているので、構造をコンパクトにできる。
二態様において、前記画像表示装置と、使用者の頭部に装着可能な装着具と、前記装着具と前記アーム部の他端部とを接続する接続部とを備えていてもよい。第二態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
HMD1を前方左斜め上側から見た斜視図である。 HMD1を後方左斜め下側から見た斜視図である。 HMD1を前方右斜め上側から見た斜視図である。 HMD1を後方左斜め上側から見た斜視図である。 画像表示装置11の正面図である。 画像表示装置11の平面図である。 保持部材40を前方右斜め上側から見た斜視図である。 保持部材40の正面図である。 画像表示装置11の内部構造の分解斜視図である。 保持部材40が使用者の左手の親指57及び人差し指58によって保持された状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下、「HMD」という。)1は、例えば、光学透過型のシースルーHMDである。使用者の眼前の景色の光は、ハーフミラー61Aを透過することによって使用者の眼に直接導かれる。HMD1の投影形式は、虚像投影型である。ハーフミラー61Aは、液晶パネル72B(図9参照、後述)に表示された画像の光を、使用者の片側の眼に向けて反射させる。HMD1は、使用者に対して、眼前の景色に画像を重ねて認識させることができる。HMD1は、装着具8、アーム部9、及び、画像表示装置11を備える。以下、図の説明の理解を助けるため、画像表示装置11の上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側を定義する。画像表示装置11の上側、下側、左側、及び、右側、前側、及び、後側は、例えば、図1の上側、下側、左斜め下側、右斜め上側、右斜め下側、及び、左斜め上側にそれぞれ対応する。画像表示装置11の上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側は、それぞれ、装着具8が着用された使用者にとって、上側、下側、右側、左側、前側、及び、後側に対応する。
<装着具8>
図1〜図4に示すように、装着具8は、樹脂や金属(例えば、ステンレス)などの、可撓性を有する材質で構成される。装着具8は、第一部分81及び第二部分82、83を有する。なお、以下では、理解を容易とするために、装着具8を第一部分81及び第二部分82、83に区分して説明するが、装着具8は、第一部分81及び第二部分82、83のそれぞれの部材に分かれておらず、全体として一体の部材である。
第一部分81及び第二部分82、83は、それぞれ、湾曲した細長い板状部材である。第一部分81は、装着具8のうち、中央部分を構成し、左右方向に延びる部分である。第一部分81は、前側に凸状に湾曲する。第二部分82は、装着具8のうち、第一部分81の左側に延びる部分である。第二部分83は、装着具8のうち、第一部分81の右側に延びる部分である。第二部分82、83は、それぞれ、後端部が互いに近づく方向に延びる。装着具8は、使用者の前頭部、右側頭部、及び、左側頭部のそれぞれに、第一部分81、第二部分82、83を接触させた状態で、使用者の頭部に着用される。
<アーム部9>
アーム部9は湾曲した略棒状の部材である。アーム部9は、樹脂や金属などで構成される。アーム部9は、正面から見た状態で上下方向に延びる。より詳細には、図3に示すように、アーム部9は上下方向に対して下端部が前方に傾斜する向きに延びる。アーム部9の上端部は、ボールジョイント21及び接続部材26を介して装着具8に接続される。アーム部9の下端部は、ボールジョイント22及び後述する第四保持板44(図4参照)を介して画像表示装置11を保持する保持部材40に接続される。画像表示装置11は、アーム部9によって装着具8に取り付けられる。即ち、アーム部9、ボールジョイント21、ボールジョイント22、接続部材26及び保持部材40は、装着具8と画像表示装置11とを接続する接続機構として機能する。ボールジョイント22のアーム部9への接続位置は必ずしも下端部でなくても良く、中央部よりも下で有れば良い。また、ボールジョイント21のアーム部9への接続位置は必ずしも上端部でなくても良く、中央部よりも上で有れば良い。アーム部9は、装着具8から離隔した位置に画像表示装置11を保持する。アーム部9は、装着具8が使用者の頭部に着用された状態で、画像表示装置11のハーフミラー61Aを、使用者の左眼の前方に配置させることができる。
<画像表示装置11>
図1〜図6及び図9を参照して、画像表示装置11について説明する。画像表示装置11は、筐体3、操作部材4、調節機構5(図9参照)、光学系6(図9参照)、画像ユニット7(図9参照)を有する。
<筐体3>
筐体3は、角が面取りされた略直方体状の形状を有する。筐体3は中空箱状である。図2〜6に示すように、筐体3の上面、下面、後面、前面、及び、右側面を、それぞれ、第一筐体面31、第二筐体面32、第三筐体面34、第四筐体面33、第五筐体面35という。なお、筐体3の左側は開放されている。第一筐体面31、第二筐体面32、第三筐体面34、第四筐体面33及び第五筐体面35は、略平面から構成される。各筐体面同士の接続部分は湾曲して面取りが成されている。
<第一筐体面31>
図4及び図9に示すように、第一筐体面31は、左右方向に長い屈曲した板状の面である。第一筐体面31は、傾斜面31A、傾斜面31B、及び頂部31Cを有する。頂部31Cは、傾斜面31A及び傾斜面31Bの接続部に形成された頂上部であり、第一筐体面31の前後方向に延設されている。頂部31Cは、第一筐体面31の左右方向において、中央よりも右寄りに設けられている。傾斜面31Aは、略平面であり、頂部31Cから第一筐体面31の右端部に向けて下向きに傾斜する。傾斜面31Bは、略平面であり、頂部31Cから第一筐体面31の左端部に向けて下向きに傾斜する。
<第二筐体面32>
図2、図4及び図5に示すように、第二筐体面32の形状は、第一筐体面31と上下対称である。第二筐体面32は、傾斜面32A、傾斜面32B、及び頂部32Cを有する。頂部32Cは、傾斜面32A及び傾斜面32Bの接続部に形成された頂上部であり、第二筐体面32の前後方向に延設されている。頂部32Cは、第二筐体面32の左右方向において、中央よりも右寄りに設けられている。傾斜面32Aは、略平面であり、頂部32Cから第二筐体面32の右端部に向けて上向きに傾斜する。傾斜面32Bは、略平面であり、頂部32Cから第二筐体面32の左端部に向けて上向きに傾斜する。
<第四筐体面33>
図5に示すように、第四筐体面33は、左右方向に長い板状の面である。第四筐体面33の左端は、略矩形の切り欠き形成する。そのため、第四筐体面33の左右方向の長さは、第一筐体面31及び第二筐体面32の左右方向の長さよりも短かい。第四筐体面33の左端の矩形の切欠き部分の後側に、ハーフミラー61Aが配置される。第四筐体面33には、前後方向に貫通する穴33A(図9参照)が形成され、その周囲に溝33B(図9参照)が形成される。後述する操作部材4は、前側から溝33Bに嵌る。具体的に、操作部材4は、左右方向において、頂部31Cに対して傾斜面31Aの反対側に位置する。後述する調節機構5(図9参照)は、穴33Aに後側から進入し、操作部材4の後面に接続する。第四筐体面33は、操作部材4を回転可能に支持する。
<第三筐体面34、第五筐体面35>
図2、図4及び図6に示すように、第三筐体面34は、左右方向に長い板状である。第三筐体面34の左右方向の長さは、第一筐体面31及び第二筐体面32のそれぞれの左右方向の長さよりも短い。図3に示すように、第三筐体面34は、第一筐体面31及び第二筐体面32のそれぞれの後端の間を上下方向に延びる。図6に示すように、第三筐体面34の左端と、第四筐体面33の左端の左右方向の位置は略同一である。図4に示すように、第三筐体面34の中央より右端側の部分の中には、第一磁性体部34Aが設けられている。第一磁性体部34Aとしては、強磁性体が用いられ、一例として、鉄、コバルト、ニッケル、又はそれらの合金、フェライト等の板部材が用いられる。図9に示す第二筐体30Bの樹脂成形の際に、鉄、コバルト、ニッケル、又はそれらの合金、フェライト等の板部材を用いてインサート成形が行われる。また、第三筐体面34の第一磁性体部34Aに、強磁性体の板が貼り付けられたり、嵌め込まれたりしてもよい。また、第二筐体30B全体が鉄等の強磁性体の材料で形成されてもよい。
図9に示すように、筐体3は、第一筐体30A及び第二筐体30Bを組み合わせることによって形成される。第一筐体30Aは、第一筐体面31、第二筐体面32、第五筐体面35及び、第四筐体面33を有する。第二筐体30Bは、第三筐体面34を有する。第一筐体30Aに第二筐体30Bが図示しないねじにより固定される。図5及び図6に示すように、第五筐体面35からは通信線37が引き出される。HMD1は、外部機器(図示略)と通信線37を介して接続される。外部機器は、HMD1に通信線37を介して画像データを出力する。また、外部機器は、HMD1に通信線37を介して電力を供給してもよい。
<画像ユニット7>
画像ユニット7は、通信線37(図5、図6参照)を介して外部機器から受信した画像データに応じた画像の画像光を生成し、射出する。図9に示すように、画像ユニット7は、第一保持部材71、液晶表示装置72、及び、第二保持部材73を有する。
第一保持部材71は、第一部材71A、及び、第二部材71Bを有する。第一部材71Aは、左右方向に延び且つ左右両側が開放した中空の略円柱状の部材である。第二部材71Bは、左右方向に延び、且つ、上側の側面を有さない、左右両側が開放した中空の略四角柱状の部材である。第一保持部材71は、筐体3に対する固定的な位置に保持される。
液晶表示装置72は、ガラス基板72A及び液晶パネル72Bを有する。ガラス基板72A及び液晶パネル72Bは、第一保持部材71の第二部材71Bの内側に配置される。液晶パネル72Bは矩形状の周知の液晶パネルである。液晶パネル72Bは、左面に画像を表示させることによって、画像光を生成する。ガラス基板72Aは、液晶パネル72Bの左側に設けられ、液晶パネル72Bの表示面を保護する。例えば、液晶パネル72Bが反射型液晶の場合、光源(非図示)からの光が液晶パネル72Bに入射する。液晶パネル72Bは、入射した光を反射することで、画像光を生成する。液晶パネル72Bによって生成された画像光は、ガラス基板72Aを左側に透過する。
第二保持部材73は、基板保持部分73A及び制御基板73Bを有する。基板保持部分73Aは、液晶表示装置72の液晶パネル72Bの右側に配置される。制御基板73Bは、基板保持部分73Aの右側に配置される。制御基板73Bは、フレキシブルプリント基板(図示略)を介して液晶パネル72Bに接続される。制御基板73Bに通信線37(図3、図4参照)が接続される。制御基板73Bは、外部機器から送信された画像データを、通信線37を介して受信する。制御基板73Bは、フレキシブルプリント基板を介して液晶パネル72Bに制御信号を出力することによって、画像データに応じた画像を液晶パネル72Bに表示させる。
なお、本発明において、液晶パネル72Bの代わりに、Digital Mirror Device(DMD)、有機EL等の二次元表示装置が用いられてもよい。更に、2次元的に走査された光を使用者の網膜上に投影する網膜走査型の投影装置(Retinal Scanning Display)が用いられてもよい。
<光学系6>
光学系6は、偏向ユニット61及びレンズユニット62を有する。レンズユニット62は、画像ユニット7から射出された画像光を、偏向ユニット61のハーフミラー61Aに導く。レンズユニット62は、第一部材62A、及び、第二部材62Bを有する。第一部材62Aは、左右両側が開放した中空の略円柱状の部材である。第一部材62Aは、左右方向に延び、且つ、上下に平坦面を有する。第一部材62Aの内側に複数のレンズが固定される。第一部材62Aの前面に、前方に向けて突出する第一凸部621が設けられる。第一凸部621は円柱状である。第一凸部621は、後述する調節機構5のカム溝に嵌る。第一部材62Aの後面に、後方に向けて突出する第二凸部(図示略)が設けられる。第二凸部は、左右方向に長い棒状である。第二凸部は、第三筐体面34の前側に設けられた溝34Cに嵌る。レンズユニット62は、第二凸部が溝34Cに沿って移動することに応じて左右方向に移動可能である。
第二部材62Bは、左右両側が開放した中空の略円柱状の部材である。第二部材62Bは、左右方向に延び、且つ、上下に平坦部を有する。第二部材62Bは第一部材62Aの右側に設けられる。第二部材62Bの半径は第一部材71Aの半径よりも僅かに小さい。第二部材62Bの少なくとも一部は、画像ユニット7の第一部材71Aの内側に嵌る。画像ユニット7によって生成された画像光は、第二部材62Bの内部に右側から入射し、第一部材62A及び第二部材62B内部を通過し、第一部材62Aの左端から左側に向けて射出する。複数のレンズは、右側から入射する画像光を集光し、左側に出射させる。
偏向ユニット61は、レンズユニット62の左側に配置される。偏向ユニット61は、ハーフミラー61A及びホルダ61Bを有する。図1に示すように、ハーフミラー61Aは矩形板状である。ハーフミラー61Aは、例えば、透明な樹脂やガラスの基板上に、アルミや銀などの金属を所定の反射率(例えば50%)となるように蒸着することで構成される。ハーフミラー61Aは、レンズユニット62を通過して右側から入射する画像光を、後側に偏向させることができる。ハーフミラー61Aによって偏向された画像光は、第三筐体面34の左端よりも左側を通過する。画像光は、筐体3の左端から後側に射出される。使用者の眼は、筐体3から後方に射出された画像光に基づいて、虚像を視認できる。又、ハーフミラー61Aは、前側から入射した外界の光を後側に透過させることができる。ホルダ61Bはハーフミラー61Aを保持する。ホルダ61Bは、筐体3の第一筐体面31の左端部の下面、及び、第二筐体面32の左端部の上面によって、上下方向から挟まれる。
なお、本発明において、ハーフミラー61Aの代わりに、プリズムや回折格子のような光路偏向部材が用いられてもよい。又、HMD1は、光学透過型のシースルーHMDでなくてもよい。即ち、ハーフミラー61Aの代わりに、透過率が略0%となる鏡面反射部材(一般的な鏡)が用いられてもよい。
<操作部材4>
図9に示すように、操作部材4は円形板状である。操作部材4の一方の面は前方向を向き、他方の面は後方向を向く。操作部材4の中心軸4Aは前後方向に延びる。操作部材4は、中心軸4Aを中心として回転可能である。操作部材4の側面4Bには、前後方向に延びる複数の凹凸が設けられている。凹凸は、使用者が指を側面4Bに接触させて力を加えた場合に、操作部材4に対して指が滑ることを防止する。操作部材4は、筐体3の第四筐体面33に設けられた溝33Bに嵌る。
<調節機構5>
図9に示すように、調節機構5は円形板状である。調節機構5の一方の面は前方向を向き、他方の面は後方向を向く。調節機構5は、円形の中心付近から前側に突出する突出部5Aを有する。突出部5Aは、第四筐体面33の穴33Aに後側から進入し、第四筐体面33から前側に突出する。突出部5Aの前端部は、操作部材4の後面の嵌合溝(図示略)に嵌合する。これによって、操作部材4及び調節機構5は、第四筐体面33を前後両側から挟む。調節機構5は、操作部材4と一体となって回転可能である。なお、操作部材4及び調節機構5は一体に形成されてもよい。
調節機構5の後面にカム溝(図示外)が設けられる。カム溝は、調節機構5の後面の一部が前側に凹むことによって形成される。カム溝は、調節機構5の円形中心を中心として渦巻き状に延びる。カム溝には、レンズユニット62の第一凸部621が後方から嵌る。操作部材4の回転に応じて調節機構5が回転した場合、カム溝は、レンズユニット62の第一凸部621に対して力を作用させる。操作部材4が、前側から見た状態で時計回りに回転した場合、レンズユニット62は右側に移動する。操作部材4が、前側からみた状態で反時計回りに回転した場合、レンズユニット62は左側に移動する。
<保持部材40>
図1〜図4に示すように、保持部材40は、画像表示装置11を着脱可能に保持するホルダである。図4、図7及び図8を参照して、保持部材40の構造を説明する。保持部材40は、第一保持板41、第二保持板42、第三保持板43及び第四保持板44を有する。第一保持板41は略矩形の板材である。第一保持板41の内側の面が第一保持面41Bである。第一保持板41の外側の面には、滑り止め部41Aが設けられている。滑り止め部41Aは、一定間隔で形成された前後方向に延びる複数の突部を有する。第二保持板42は略矩形の板材である。第二保持板42の内側の面が第二保持面42Bである。第二保持板42の外側の面には、滑り止め部42Aが設けられている。滑り止め部42Aは、一定間隔で形成された前後方向に延びる複数の突部を有する。第一保持面41Bと第二保持面42Bとは、筐体3を保持できる間隔(例えば、筐体3の上下方向の高さ以上の間隔)を開けて互いに対向する。第一保持面41B及び第二保持面42Bは、傾斜している。
第三保持板43は、第一保持板41及び第二保持板42の後ろ側の端部を接続する。第三保持板43の内側(図7に示す前側)の面が第三保持面43Bである。第三保持面43Bには、第二磁性体部43Cが設けられている。第二磁性体部43Cは、一例として、磁石から構成され、アルニコ磁石、フェライト磁石、及びネオジム磁石等の永久磁石の板が用いられる。第二磁性体部43Cは、保持部材40の樹脂成形の際に永久磁石の板を用いてインサート成形により形成されてもよい。また、第三保持面43Bに永久磁石の板が貼り付けられたり、嵌め込まれてもよい。
図4に示すように、第四保持板44は、第三保持板43の外側の面から後ろ方向に垂直に延設されている。第四保持板44は、上下方向及び前後方向と平行である。
図4及び図7に示すように、第四保持板44は、第三保持板43と交差し前後方向に延びる略矩形の板状の部材である。第四保持板44の上下の端部には、一対のリブ44A,44Aが設けられている。第四保持板44の右面が第四保持面44Bである。第四保持面44Bは保持部材40の前後方向に延びている。第四保持面44Bには、ボールジョイント22のソケット22Aが設けられている。ボールジョイント22はボールスタッド22Bを有する。ボールスタッド22Bは、非図示の球体部と、その球体部から突出する軸部22C(図4参照)とを有する。ソケット22Aがボールスタッド22Bの非図示の球体部を回転可能に保持する。軸部22Cは、ボールジョイント22のソケット22Aから右方向に延びる。即ち、軸部22Cは、第三保持面43Bの後ろ側において、右方向に延設されている。軸部22Cは、アーム部9の下端部に接続される。
図8に示すように、第三保持板43の右端部43Eは、左端部43Dよりも上下方向の長さが短い、従って、第一保持面41B及び第二保持面42Bは、第三保持板43の左端部43Dから右端部43Eに向けて、互いが近付く方向に傾斜している。保持部材40が画像表示装置11の筐体3を保持する場合には、保持部材40の第一保持面41Bが筐体3の傾斜面31Aに対向して当接する。第二保持面42Bが筐体3の傾斜面32Aに対向して当接する。また、保持部材40の第三保持板43の第三保持面43Bが筐体3の第三筐体面34の第一磁性体部34Aに対向して当接する。
従って、保持部材40の第一保持面41Bと第二保持面42Bとの間隔は、筐体3の傾斜面31A及び傾斜面32Aとの間隔と同じか少し狭くなっている。保持部材40が合成樹脂や金属から構成される場合には、第一保持面41Bと第二保持面42Bとの間隔が筐体3の傾斜面31A及び傾斜面32Aとの間隔より少し狭くても材質の可撓性により第一保持面41Bと第二保持面42Bとの間隔が広がって筐体3を保持できる。また、図8に示す、第一保持面41Bの左端部41Cと第二保持面42Bの左端部42Cの距離は、筐体3の頂部31Cと頂部32Cとの距離と同じか少し狭くなっている。従って、保持部材40が筐体3を保持した場合には、第一保持面41Bの左端部41Cと筐体3の頂部31Cとが一致し、第二保持面42Bの左端部42Cと筐体3の頂部32Cとが一致する。従って、保持部材40が筐体3を確実に保持することができる。
また、保持部材40の第三保持面43Bの第二磁性体部43Cの永久磁石の磁力により筐体3の第三筐体面34の第一磁性体部34Aが引きつけられる。従って、保持部材40による画像表示装置11の筐体3の保持が確実に出来る。
図8に示すように、第一保持面41Bの左端部41Cと右端部41Dとの左右方向における長さL1は、一例として、19〜22mmになっている。以下にその理由を説明する。人差し指の先端から第一関節までの長さの男女平均は、女性:24.5mm、男性:27mm(外国人も含む)である。ここから、保持部材40を指で掴んだときに指の腹が第一保持板41の外面に接するのは(人差し指の先端から第一関節までの長さ−約5mm)と考えられるので、長さL1は、19〜22mmあれば確実に人差し指で掴むことが出来る。
<ボールジョイント21、22、接続部材26、及び第四保持板44>
図1及び図3に示すように、接続部材26は、連結部26A及び円柱部26Bを有する。連結部26Aは、装着具8に対して接続部材26を着脱可能に連結する。円柱部26Bは円柱状の部材である。円柱部26Bは、連結部26Aのうち装着具8の外側に接触する部分から、装着具8から離間する方向に突出する。ボールジョイント21は、ソケット21A及びボールスタッド21Bを有する。ソケット21Aは、円柱部26Bの先端に接続される。ボールスタッド21Bは、非図示の球体部と、その球体部から突出する棒状部とを有する。ボールスタッド21Bの球体部は、ソケット21Aによって回転可能に保持される。ボールスタッド21Bの棒状部は、装着具8から離間する方向に向けて球体部から延びる。ボールスタッド21Bの棒状部の先端は、アーム部9の上端部に接続される。
<動作概要(ピント調節)>
HMD1の動作概要について説明する。初めに使用者は、HMD1の装着具8(図1及び図3参照)を頭部に着用する。図1及び図3に示すように、保持部材40には、画像表示装置11が保持されている。図10に示すように、使用者は、保持部材40の第二保持板42の滑り止め部42Aに、左手の親指57を接触させ、第一保持板41の滑り止め部41Aに、左手の人差し指58を接触させる。より詳細には、使用者は、滑り止め部42Aに親指57の第一関節より先の末節部分(例えば腹部分)を接触させる。使用者は、滑り止め部41Aに人差し指58の第一関節より先の末節部分(例えば腹部分)を接触させる。使用者は、ハーフミラー61A(図1参照)が左眼の前方に配置されるように、画像表示装置11の位置を調節する。
外部機器(図示略)から、画像データの出力が開始される。画像データは、通信線37を介して制御基板73Bに入力される。その画像データに基づき、液晶パネル72Bに画像が表示される。表示された画像の画像光は、ガラス基板72A及び第一部材71Aを左側に通過し、画像ユニット7から左側に射出する。画像ユニット7から射出した画像光は、レンズユニット62の複数のレンズを左側に通過し、レンズユニット62から左側に射出する。ハーフミラー61Aは、レンズユニット62から射出された画像光を後側に反射させる。画像光は使用者の左眼に入射する。又、ハーフミラー61Aは、前側から入射した外界の光を後側に透過させる。これによって使用者は、HMD1の画像表示装置11に対して前側の景色に虚像を重ねて認識する。
使用者は、左手の中指を操作部材4に接触させて操作部材4を回転させる。操作部材4の回転に応じ、レンズユニット62は左右方向に移動する。レンズユニット62の第一部材62Aに保持された複数のレンズと、画像ユニット7との間の距離は、操作部材4の回転に応じて変化する。なお、複数のレンズと画像ユニット7との距離が変化したとき、ユーザによって視認される虚像となる画像光の広がり角も変化する。従って使用者は、操作部材4を回転させることによってピント調節を行うことができる。
<本実施形態の主な作用及び効果>
保持部材40が筐体3を保持する場合には、保持部材40の第一保持面41B及び第二保持面42Bにより筐体3の傾斜面31A及び傾斜面32Aを挟んで保持できる。また、第三保持面43Bに設けられた第二磁性体部43Cにより、筐体3の第一磁性体部34Aを磁力により吸引して保持する。従って、保持部材40で筐体3を確実に保持できる上に、保持部材40にねじや溝が無いので、筐体3と保持部材40との着脱が容易である。HMD1は、使用状況によっては、筐体3を水や埃等の外界の異物から保護するために、ディスポーザブルな袋やカバーで保護したい場合がある。この場合に、特許文献1に記載のHMDでは、袋やカバーに穴を開けて、表示部側接続部材や装着部側接続部材を通過させる必要がある。また、袋に穴を開けず、表示装置全体を袋でくるんで装着部に装着する場合には、袋が表示部側接続部材により破損して穴が開くおそれがあった。何れの場合にも、穴から異物が進入し易く、保護機能が十分発揮されないという問題点がある。また、表示装置が装着部にねじ止め等がされている場合には、袋やカバーが容易に装着できないという問題点がある。しかし、本実施形態では、上記した構成によって、筐体3がディスポーザブルな袋でカバーされた場合やカバーにより保護されている場合でも、袋やカバーに穴をあけなくても保持部材40が筐体3を保持できる。従って、筐体3からのディスポーザブルな袋やカバーの着脱が容易である。
第三保持面43Bは筐体3の第三筐体面34に対向するので、保持部材40の第一保持面41B、第二保持面42B及び第三保持面43Bにより、筐体3の第一筐体面31、第二筐体面32及び第三筐体面34の三面を保持して、保持部材40により筐体3を確実に保持できる。
第一保持面41Bは、第二保持面42Bに対して傾斜面部と同方向に傾斜するので、指が沿い易く掴み易い、また、筐体3の位置合わせをし易い。
第一保持面41Bの第二保持面42Bと対応する内面の左端部41C(図6及び図8参照)は、頂部31C(図6参照)に沿うので、保持部材40の開口側の左端部41Cが頂部31Cに一致する位置まで嵌め込むことで、筐体3を保持部材40で確実に保持できる。また、操作部材4が、左右方向において頂部31Cに対して傾斜面31Aと反対側に位置するため、頂部31Cに沿う保持部材40の左端を操作部材4を操作する際の位置基準とすることで、保持部材40を手で持った状態で操作部材4を動かしやすい。
図8に示すように、第一保持面41Bの左端部41Cと右端部41Dとの間の長さは、19〜22mmであるので、図10に示すように、成人の人差し指58の接触面の長さと同じになり、保持部材40を指で掴み易い。
保持部材40の第三保持面43Bに設けられた第二磁性体部43Cの永久磁石により筐体3の第一磁性体部34Aを吸引して筐体3を確実に保持できる。また、筐体3に永久磁石を設けず、保持部材40の第三保持面43Bに永久磁石を設けているので、永久磁石の磁力の画像ユニット7への影響を低減できる。
使用者は、操作時に、指が保持部材40の第一保持板41の滑り止め部41A及び第二保持板42の滑り止め部42Aに左右方向に沿うようにして保持部材40を保持する。眼から筐体までの前後距離は光学系により決まっているので、位置調整は主に、筐体3が鉛直面内を移動することになる。上下への移動は保持部材40を押すことが可能だが、左右への移動は指と保持部材40との間の摩擦力によって行うことになる。滑り止め部41A及び滑り止め部42Aの滑り止めの突起が左右方向と交差する前後方向に延びるので、左右への移動の際に、指と保持部材40との摩擦が大きくなり、移動時に滑りにくくなる。
ボールジョイント22により、筐体3の位置合わせの自由度を高めることができる。図4に示すように、ボールジョイント22の軸部22Cは、第三保持面43Bに対して後ろ側において、右方向に延設され、ボールジョイント22は第四保持面44B(図7参照)に接続されているので、構造をコンパクトにすることができる。また、筐体の位置合わせの自由度を高めることができる。また、頂部31C及び頂部32Cは、操作部材4の近傍に形成されているので、頂部31C及び頂部32Cの位置により、操作部材4の位置が推測しやすい。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上記実施形態において、画像表示装置11は、装着具8及びアーム部9によって、使用者の眼前に保持された。画像表示装置11は、別の機構によって使用者の眼前に保持されてもよい。例えば、画像表示装置11は、使用者の眼鏡、帽子、ヘッドバンド等に装着されることによって、使用者の眼前に保持されてもよい。上記実施形態において、偏向ユニット61は、筐体3の第一筐体面31及び第二筐体面32で挟まれた部分に保持される場合に限定されない。例えば、偏向ユニット61は、筐体3に対して左側に保持されてもよい。
滑り止め部41A及び滑り止め部42A、リブ状の突起に限らず、複数の柱状の突起を形成したり、平面の表面を荒らして、摩擦係数の高い面を形成しても良い。また、筐体3に装着されるカバーの厚み等を考慮して、筐体3の傾斜面31Aと保持部材40の第一保持面41Bとの間、傾斜面32Aと第二保持面42Bとの間、第三筐体面34と第三保持面43Bとの間は、離間して対向してもよい。
<その他>
なお、前後方向は本発明の「第一方向」の一例である。後側は本発明の「第一方向の一方側」の一例である。前側は本発明の「第一方向の他方側」の一例である。左右方向は本発明の「第二方向」の一例である。左端部は本発明の「第二方向の一端部」の一例である。右端部は本発明の「第二方向の他端部」の一例である。上下方向は本発明の「第三方向」の一例である、上側は本発明の「第三方向の一方側」の一例である。下側は本発明の「第三方向の他方側」の一例である。光学系6のレンズユニット62は本発明の「第一光学部分」の一例である。光学系6の偏向ユニット61は本発明の「第二光学部分」の一例である。中心軸4Aは本発明の「仮想軸」の一例である。
1 HMD
3 筐体
4 操作部材
4A 中心軸
5 調節機構
6 光学系
7 画像ユニット
9 アーム部
11 画像表示装置
31 第一筐体面
31A 傾斜面
31B 傾斜面
32 第二筐体面
32A 傾斜面
32B 傾斜面
34 第三筐体面





Claims (9)

  1. 画像光を生成する画像ユニットと、
    前記画像ユニットによって生成された前記画像光を集光する第一光学部分と、前記第一光学部分によって集光された前記画像光を偏向し、第一方向の一方側に射出する第二光学部分とを有する光学系と、
    前記画像ユニット及び光学系を保持する筐体と、
    前記筐体の空間における位置を変更可能に支持するアーム部と、
    前記アーム部の一部分と前記筐体との間に設けられ前記筐体を保持する保持部材と
    を備え、
    前記筐体は、前記第一方向と直交する第二方向に延び、前記第一方向及び前記第二方向と直交する第三方向の一方側を向く第一筐体面と、
    前記第一筐体面と離間し前記第三方向の他方側を向く第二筐体面と、
    磁力により力を受ける第一磁性体部と
    を備え、
    前記保持部材は、前記第一筐体面と対向する第一保持面と、
    前記第一保持面と離間し前記第二筐体面と対向する第二保持面と、
    前記第一保持面及び前記第二保持面を接続する第三保持面と、
    前記第三保持面に設けられ前記第一磁性体部を磁力により保持する第二磁性体部と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記筐体は、前記第一筐体面及び前記第二筐体面を接続する第三筐体面を備え、
    前記第三保持面は前記第三筐体面に対向することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記筐体は、
    前記第一筐体面に設けられ、前記第二方向において前記第二光学部分から離間するに従い前記第三方向の他方側に向かって傾斜する傾斜面部と、
    前記第三筐体面と反対側の第四筐体面と、
    をさらに備え、
    前記第一保持面は、前記第一筐体面の前記傾斜面部と同方向に傾斜することを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記第一保持面の前記第二方向に於ける一端部と他端部との間の長さは、19〜22mmであることを特徴とする請求項1からの何れかに記載の画像表示装置。
  5. 前記第一磁性体部は、強磁性体であり、
    前記第二磁性体部は、前記第三保持面に設けられた永久磁石であることを特徴とする請求項1からの何れかに記載の画像表示装置。
  6. 前記第一保持面の反対側の第一外面と、前記第二保持面の反対側の第二外面とには、前記第一方向に延びる滑り止め部が各々形成されていることを特徴とする請求項1からの何れかに記載の画像表示装置。
  7. 前記保持部材と前記アーム部との間には、ボールジョイントが設けられていることを特徴とする請求項1からの何れかに記載の画像表示装置。
  8. 前記ボールジョイントの軸部は、前記第三保持面に対して前記第一方向の前記一方側において、前記第二方向に延設され、
    前記保持部材は、前記第三保持面に交差し、且つ、前記第一方向の前記一方側に延びる第四保持面を備え、
    前記ボールジョイントは前記第四保持面に接続されていることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  9. 請求項1からの何れかに記載の前記画像表示装置と、
    使用者の頭部に装着可能な装着具と、
    前記装着具と前記アーム部の他端部とを接続する接続部と
    を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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