JP6203382B2 - ドハティ型増幅器 - Google Patents

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Description

本開示は、ドハティ型増幅器に関する。
携帯電話などの無線機器の普及に伴い、高周波増幅器に関する高効率化技術の一案として、ドハティ型増幅器が多く利用されている。ドハティ型増幅器は、キャリアアンプとピークアンプとの2つのアンプを有する。ドハティ型増幅器は、出力レベルが低い領域ではキャリアアンプのみが動作し、出力レベルがキャリアアンプの飽和領域に近づくとキャリアアンプとピークアンプとが動作することで出力レベルを調整することができ、広範囲にわたり高効率な出力レベルを得られる。
しかし、ドハティ型増幅器は広い周波数帯域にわたり高効率な出力レベルを得ることが難しいため、ドハティ型増幅器の広帯域化が課題とされる。広帯域化の従来手法としては、例えば、ピークアンプの出力線路を、キャリアアンプの出力線路と同じ特性インピーダンスでかつ使用周波数の2分の1波長の長さで構成する手法がある。また、別の手法としては、ピークアンプの出力線路を2種類の線路で構成する手法もある。
欧州特許出願公開第2698918号明細書
A 350W, 790 to MHz Wideband LDMOS Doherty Amplifier using a Modified Combining Scheme, Freescale Semiconductor Inc., USA, IMS2014
しかしながら、上述の従来手法では、周波数の広い範囲に対して合成点からピークアンプ側のインピーダンスが広がってしまい、広帯域において効率を改善できない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、広帯域において高効率な出力を得ることができるドハティ型増幅器を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るドハティ型増幅器は、キャリアアンプ、ピークアンプ、第1線路および第2線路を含む。キャリアアンプは、信号を増幅し、第1出力信号を出力する。ピークアンプは、前記信号を増幅し、第2出力信号を出力する。第1線路は、前記キャリアアンプに接続される。第2線路は、前記ピークアンプに第1端が接続され、前記第1線路に第2端が接続され、前記第1端の特性インピーダンスが前記第2端の特性インピーダンスよりも低い。
第1の実施形態に係るドハティ型増幅器を示すブロック図。 ドハティ型増幅器の第1の具体例を示す図。 高周波回路シミュレータ用の解析モデルを示す図。 解析モデルの解析結果を示す図。 解析に用いるドハティ型増幅器を示す回路図。 部分線路の特性インピーダンスの比率の解析結果を示す図。 第1の実施形態に係るドハティ型増幅器のシミュレーション結果を示す図。 ドハティ型増幅器の第2の具体例を示す図。 ドハティ型増幅器の第3の具体例を示す図。 第2の実施形態に係るドハティ型増幅器を示すブロック図。 第2の実施形態に係るドハティ型増幅器の第1の具体例を示す図。 第2の実施形態に係るドハティ型増幅器の第2の具体例を示す図。
以下、図面を参照しながら本開示の一実施形態に係るドハティ型増幅器について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行なうものとして、重ねての説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るドハティ型増幅器について図1のブロック図を参照して説明する。
第1の実施形態に係るドハティ型増幅器100は、キャリアアンプ101、第1線路102、ピークアンプ103、第2線路104およびインピーダンス変換線路105を含む。
キャリアアンプ101は、外部から入力された入力信号を受け取り、入力信号を増幅し、増幅した入力信号を第1出力信号として出力する。
第1線路102は、例えば、マイクロストリップ線路などの一般的な高周波線路(分布定数線路)であり、第1線路102の一端がキャリアアンプ101に接続され、他端が後述するインピーダンス変換線路105に接続される。第1線路102は、キャリアアンプ101からの第1出力信号を伝送する。なお、本実施形態では、キャリアアンプと接続するために50Ωよりも低い特性インピーダンスとなるように線路を形成するが、接続対象となるデバイスに合わせて特性インピーダンスを変更すればよい。
ピークアンプ103は、入力信号の信号レベルがキャリアアンプ101の飽和出力電力に近づく場合、言い換えると、入力信号の信号レベルが閾値よりも大きい場合、入力信号を増幅し、増幅した入力信号を第2出力信号として出力する。なお、キャリアアンプ101およびピークアンプ103の動作、およびどの信号レベルに達したときにピークアンプ103が作動するかは、一般的なドハティ増幅器の動作、および第1の実施形態に係るドハティ型増幅器100を用いるデバイスの設計諸元にそれぞれ依存するため、本実施形態の説明では省略する。
第2線路104は、第1線路102と同様に一般的な高周波線路(分布定数線路)であり、第2線路104の一端(第1端)がピークアンプ103に接続され、他端(第2端)が第1線路102と接続される。第2線路104は、ピークアンプ103からの第2出力信号を伝送する。なお、第1線路102と第2線路104とが接続される点により、キャリアアンプ101からの第1出力信号とピークアンプ103からの第2出力信号とが合成されるので、以下では、第1線路102と第2線路104とが接続される点を合成点106とも呼ぶ。なお、合成点がキャリアアンプの出力端から使用周波数の略4分の1波長離れた位置に設定されることが望ましい。
また、第2線路104は、ピークアンプ103側の特性インピーダンスが、合成点106側の特性インピーダンスよりも低くなるように設計される。線路の特性インピーダンスの変更方法としては、例えば、線路の幅、基板の厚み、および基板の比誘電率を変更するなど、一般的な方法を用いればよい。具体的には、特性インピーダンスを低くしたい場合は、線路の幅を広くすればよく、あるいは線路が形成される基板の厚みを薄くすればよく、あるいは線路が形成される基板の比誘電率を高くすればよい。
インピーダンス変換線路105は、第1線路102および第2線路104から合成点で合成された信号を受け取り、後段のデバイスとインピーダンス整合を取るためにインピーダンスを変換する。本実施形態では、変換後のインピーダンスの値が50Ωとなるように変換する場合を想定するが、後段のデバイスに合わせて変換後のインピーダンスの値を適宜変更すればよい。
次に、ドハティ型増幅器100の第1の具体例について図2を参照して説明する。
図2は、第1線路102、第2線路104およびインピーダンス変換線路105をマイクロストリップ線路で形成したドハティ型増幅器200である。なお、基板、キャリアアンプ101およびピークアンプ103は、説明の関係上ここでは図示していない。
第1の実施形態では、第2線路104は、それぞれ特性インピーダンスが異なる2つの部分線路201および部分線路202で形成される。ここで、部分線路201および部分線路202のそれぞれの電気長は、使用周波数の略2分の1波長を等分した長さ、つまりここでは2等分なので使用周波数の略4分の1波長(すなわち、位相長さφ=90°)に対応する長さとなるように設計される。さらに、ピークアンプ103側に存在する部分線路201の特性インピーダンスは、合成点106側に存在する部分線路202の特性インピーダンスよりも低くなるように設計される。なお、図2では、基板の厚みや基板の誘電率は一定の場合を想定しており、線路の幅を変えることで特性インピーダンスを調整する例を示す。つまり、部分線路201の線路の幅は、部分線路202線路の幅よりも広い。
また、キャリアアンプ101のドレイン電圧は、給電を行うために形成されたマイクロストリップ線路であるドレインバイアスライン203を介して合成点106から給電される。ピークアンプ103のドレイン電圧は、ドレインバイアスライン203と同様に形成されたドレインバイアスライン204を介して、ピークアンプ103の出力端から使用周波数の略4分の1波長離れた位置、第1の実施形態では部分線路201と部分線路202との中間点から給電される。このように、合成点106から給電することにより、キャリアアンプ101の出力端から4分の1波長離れることとなり、部分線路201と部分線路202との中間点から給電することにより、ピークアンプ103の出力端から4分の1波長離れることとなる。よって、合成点106および中間点共にインピーダンスが低い位置となるので、キャリアアンプ101およびピークアンプ103のそれぞれのバイアス回路の影響を小さくすることができる。
なお、インピーダンス変換線路105は、特性インピーダンスを徐々に50Ωに近づけるように、3段構成としているが、これに限らず、2段でもよいし、テーパー形状の1段でもよいし、または4段以上の段数で形成してもよい。
次に、部分線路201と部分線路202との電気長の関係について図3および図4を参照して説明する。
図3は、ピークアンプ103をオープンと見立てたときの回路解析モデルを用いた、高周波回路シミュレータ用の解析モデル300である。なお、各線路モデルの特性インピーダンスは、規格化した値である。
具体的には、部分線路201および部分線路202の電気長をそれぞれ変更した場合における所望の帯域幅内で周波数のパラメータを振ったときの、最小周波数時のリアクタンス|X_flow|、および最大周波数時のリアクタンス|X_fhigh|について解析する。なお、部分線路201の電気長L1および部分線路202の電気長L2の合計は、使用周波数の略2分の1波長(位相長さφ=180°)となるように設定する。
図3に示す解析モデル300の解析結果を図4に示す。
図4に示すテーブル400は、部分線路201の電気長(L1)401、部分線路202の電気長(L2)402、最小周波数のリアクタンス(|X_flow|)403、最大周波数のリアクタンス(|X_fhigh|)404、および帯域幅内で最小のリアクタンス(|X|min)405をそれぞれ対応付けたテーブルである。
図4に示すように、部分線路201の電気長(L1)401および部分線路202の電気長(L2)402は、それぞれ使用周波数の4分の1波長(位相長さφ=90°)に設定した場合が、最小のリアクタンス値が最も高くかつ最小周波数および最大周波数におけるリアクタンスのばらつきが小さい。よって、第2線路104を2段の部分線路で形成する場合は、それぞれの部分線路の電気長を使用周波数の4分の1波長とするのが望ましい。
次に、部分線路201および部分線路202における特性インピーダンスの比率について図5および図6を参照して説明する。
図5は、解析に用いるドハティ型増幅器100の回路図500であり、部分線路201の特性インピーダンスZ1を規格化して「1」に固定した状態で、部分線路202の特性インピーダンスZ2を規格化した値である「1.2」から高くしていったときの効率および飽和出力電力(Psat)を解析する。なお、解析手法としてハーモニクスバランス解析を用いて効率および飽和出力電力を解析する。
図5に示す回路図500に関する特性インピーダンスの比率の解析結果を図6に示す。
図6に示すテーブル600は、規格化された特性インピーダンス(Z1)601、規格化された特性インピーダンス(Z2)602との組に対し、効率および飽和出力電力が所望の値以上であるかどうかについての判定結果603をそれぞれ対応付けたテーブルである。
テーブル600に示すように、規格化された特性インピーダンス(Z1)601に対し、規格化された特性インピーダンス(Z2)602が「1.2」から「3.2」までの条件において、効率および飽和出力電力が所望値を満たすことが分かる。よって、特性インピーダンスの比率としては、特性インピーダンスZ2が、特性インピーダンスZ1よりも大きくかつ特性インピーダンスZ1の略3倍以下となるような関係を満たすことが望ましい。
次に、第1の実施形態に係るドハティ型増幅器100のシミュレーション結果について図7を参照して説明する。
図7は、図5に示すドハティ型増幅器100の回路図500を等価回路として、等価回路について合成点106からピークアンプ103側のインピーダンスを高周波シミュレータを用いて解析した結果である。また、解析結果として、使用周波数のパラメータを第1周波数fから第2周波数fまで振ったときのインピーダンスを示す。第1の実施形態に係るドハティ型増幅器100の解析結果をグラフ701として示す。なお比較のため、従来のドハティ型増幅器についても同一の条件で解析を行った結果をグラフ702およびグラフ703として示す。
図7に示すように、グラフ701は、第1周波数fから第2周波数fまでの帯域において、インピーダンスがほとんど変化せず、グラフ702およびグラフ703よりも周波数に対するインピーダンスの広がりが抑制されていることが分かる。
次に、ドハティ型増幅器100の第2の具体例について図8を参照して説明する。
図8に示すドハティ型増幅器800は、図2と同様に、第1線路102、第2線路104およびインピーダンス変換線路105をマイクロストリップ線路で形成したドハティ型増幅器であるが、給電方法が異なる。具体的には、キャリアアンプ101のドレイン電圧およびピークアンプ103のドレイン電圧の少なくともどちらか一方が、ドレインバイアスライン204を介して、部分線路201および部分線路202の中間点から給電される。なお、ドレインバイアスライン204から給電されない側のアンプのドレイン電圧は、他の方法で給電されてもよい。
続いて、ドハティ型増幅器100の第3の具体例について図9を参照して説明する。
図9に示すドハティ型増幅器900は、図2および図8と同様であるが、キャリアアンプ101のドレイン電圧およびピークアンプ103のドレイン電圧の少なくともどちらか一方が、ドレインバイアスライン203を介して、合成点106から給電される。なお、ドレインバイアスライン204から給電されない側のアンプのドレイン電圧は、他の方法で給電されてもよい。
図8および図9に示す給電方法によっても、キャリアアンプ101およびピークアンプ103のそれぞれのバイアス回路の影響を小さくすることができる。
以上に示した第1の実施形態によれば、ピークアンプに接続される線路について、ピークアンプ側の特性インピーダンスが合成点側の特性インピーダンスよりも低くなるように設計されることで、周波数に対する特性インピーダンスの広がりを抑制することができる。よって、飽和出力電力からバックオフした出力電力時でもピークアンプ出力端の影響による効率の劣化を抑制することができ、広帯域において高効率な出力を得ることができるドハティ型増幅器を実現することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、第2線路を2段で形成しているが、3段以上で形成する点が異なる。
第2の実施形態に係るドハティ型増幅器のブロック図について図10を参照して説明する。
図10は、第2の実施形態に係るドハティ型増幅器1000を等価回路として表現したブロック図であり、キャリアアンプ101、第1線路102、ピークアンプ103、第2線路1001およびインピーダンス変換線路105を含む。キャリアアンプ101、第1線路102、ピークアンプ103およびインピーダンス変換線路105の動作と、ドレインバイアスライン203およびドレインバイアスライン204からの給電方法とは、第1の実施形態と同様であるのでここでの説明は省略する。
第2線路1001は、それぞれ特性インピーダンスが異なる3つの部分線路1002、部分線路1003および部分線路1004で形成される。ここで、部分線路1002、部分線路1003および部分線路1004のそれぞれの電気長は、使用周波数の略2分の1波長を等分した長さが望ましく、ここでは3等分なので、使用周波数の略6分の1波長(位相長さφ=60°)に対応する長さである。
また、部分線路1002の特性インピーダンスは、部分線路1003および部分線路1004のそれぞれの特性インピーダンスよりも低くなるように設計され、かつ、部分線路1003の特性インピーダンスは、部分線路1004の特性インピーダンスよりも低くなるように設計される。すなわち、複数の部分線路は、第2線路104の経路上において、ピークアンプ103側に存在する部分線路の特性インピーダンスが合成点106側に存在する部分線路の特性インピーダンスよりも低くなるように設計される。言い換えれば、特性インピーダンスは、合成点106側からピークアンプ103側に向かって、部分線路ごとに低くなるように設計されればよい。このように設計することで、第1の実施形態と同様に、周波数に対する特性インピーダンスの広がりを抑制することができる。なお、第2の実施形態では第2線路1001を3段で形成する例を示すが、これに限らず、さらに多い段数で形成する場合でも、特性インピーダンスが合成点106側からピークアンプ103側に向かって、部分線路ごとに低くなるように設計されればよい。さらに段数を増やすことにより、1段のテーパー形状と見なせる場合についても同様に設計されればよい。
第2の実施形態に係るドハティ型増幅器1000の第1の具体例について図11を参照して説明する。
図11に示すドハティ型増幅器1100は、第1線路102、第2線路1001、インピーダンス変換線路105、ドレインバイアスライン203およびドレインバイアスライン204をマイクロストリップ線路で形成したものである。
キャリアアンプ101のドレイン電圧は、ドレインバイアスライン203を介して合成点106から給電され、ピークアンプ103のドレイン電圧は、ドレインバイアスライン204を介して部分線路1003から給電される。
次に、第2の実施形態に係るドハティ型増幅器1000の第2の具体例について図12を参照して説明する。
図12に示すドハティ型増幅器1200は、図11に示すドハティ型増幅器1100とほぼ同様の構成であるが、図8のように、キャリアアンプ101のドレイン電圧およびピークアンプ103のドレイン電圧の少なくともどちらか一方が、ドレインバイアスライン204を介して、ピークアンプ103の出力端から使用周波数の略4分の1波長離れた位置、ここでは部分線路1003から給電される点が第1の具体例と異なる。このように形成しても、第1の具体例と同様の効果を得ることができる。
以上に示した第2の実施形態によれば、ピークアンプに接続される第2線路を、ピークアンプ側に存在する線路の特性インピーダンスが合成点側に存在する線路の特性インピーダンスよりも低くなるようにすることで、3段以上で形成する場合でも、第1の実施形態と同様に周波数に対する特性インピーダンスの広がりを抑制することができる。すなわち、ドハティ型増幅器の広帯域かつ高効率化を実現することができる。
なお、上述したドハティ型増幅器100において、ピークアンプ103の飽和出力電力を、キャリアアンプ101の飽和出力電力よりも大きくなるように設計してもよい。このように設計することで、6dB以上のバックオフ点でキャリアアンプ101が飽和し始めるため、6dB以上のバックオフが生じるときでも出力電力の効率を改善することができ、一般的なドハティ増幅器よりも高効率化することができる。
また、合成点106とグランドとの間にキャパシタを接続してもよい。キャパシタを接続することで、高調波成分のインピーダンスを最適化することができ、広帯域にわたり高周波特性を改善できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,200,800,900,1000,1100,1200・・・ドハティ型増幅器、101・・・キャリアアンプ、102・・・第1線路、103・・・ピークアンプ、104,1001・・・第2線路、105・・・インピーダンス変換線路、106・・・合成点、201,202,1002,1003,1004・・・部分線路、203・・・ドレインバイアスライン、204・・・ドレインバイアスライン、300・・・解析モデル、400・・・テーブル、401・・・電気長(L1)、402・・・電気長(L2)、403・・・リアクタンス(|X_flow|)、404・・・リアクタンス(|X_fhigh|)、405・・・リアクタンス(|X|min)、500・・・回路図、600・・・テーブル、601・・・特性インピーダンス(Z1)、602・・・特性インピーダンス(Z2)、603・・・判定結果、701,702,703・・・グラフ。

Claims (11)

  1. 信号を増幅し、第1出力信号を出力するキャリアアンプと、
    前記信号を増幅し、第2出力信号を出力するピークアンプと、
    前記キャリアアンプに接続される第1線路と、
    前記ピークアンプに第1端が接続され、前記第1線路に第2端が接続され、前記第1端の特性インピーダンスが前記第2端の特性インピーダンスよりも低い第2線路と、を具備し、
    前記キャリアアンプのドレイン電圧は、前記第1線路に前記第2端が接続される点から給電され、前記ピークアンプのドレイン電圧は、前記ピークアンプの出力端から使用周波数の略4分の1波長離れた位置から給電されるドハティ型増幅器。
  2. 前記第2線路は、複数の部分線路から形成され、
    前記複数の部分線路は、前記第2線路の経路上において、前記第1端側に存在する部分線路の特性インピーダンスが、前記第2端側に存在する部分線路の特性インピーダンスよりも低い請求項1に記載のドハティ型増幅器。
  3. 前記複数の部分線路の電気長はそれぞれ、使用周波数の略2分の1波長を等分した長さである請求項2に記載のドハティ型増幅器。
  4. 前記ピークアンプの飽和出力電力は、前記キャリアアンプの飽和出力電力よりも大きい請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドハティ型増幅器。
  5. 前記キャリアアンプのドレイン電圧および前記ピークアンプのドレイン電圧の少なくともどちらか一方は、前記第1線路に前記第2端が接続される点から給電される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドハティ型増幅器。
  6. 前記キャリアアンプのドレイン電圧および前記ピークアンプのドレイン電圧の少なくともどちらか一方は、前記ピークアンプの出力端から使用周波数の略4分の1波長離れた位置から給電される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドハティ型増幅器。
  7. 前記第1線路に前記第2端が接続される点とグランドとの間にキャパシタを接続する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のドハティ型増幅器。
  8. 前記第1端の線路の幅は、前記第2端の線路の幅よりも広い請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のドハティ型増幅器。
  9. 前記第1端が形成される基板の厚みは、前記第2端が形成される基板の厚みよりも薄い請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のドハティ型増幅器。
  10. 前記第1端が形成される基板の比誘電率は、前記第2端が形成される基板の比誘電率よりも高い請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のドハティ型増幅器。
  11. 前記第2線路は、前記第1端に近いほど特性インピーダンスが低い請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のドハティ型増幅器。
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