JP6202522B2 - 乗り物用シート - Google Patents

乗り物用シート Download PDF

Info

Publication number
JP6202522B2
JP6202522B2 JP2013149646A JP2013149646A JP6202522B2 JP 6202522 B2 JP6202522 B2 JP 6202522B2 JP 2013149646 A JP2013149646 A JP 2013149646A JP 2013149646 A JP2013149646 A JP 2013149646A JP 6202522 B2 JP6202522 B2 JP 6202522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recess
container
surface portion
seat
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013149646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015020554A (ja
Inventor
金森 秀夫
秀夫 金森
紀行 浅井
紀行 浅井
仁史 白石
仁史 白石
啓 梅田
啓 梅田
近藤 秀樹
秀樹 近藤
慎一郎 吉村
慎一郎 吉村
隆太郎 神田
隆太郎 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
East Japan Railway Co
West Japan Railway Co
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
East Japan Railway Co
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp, East Japan Railway Co, West Japan Railway Co filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2013149646A priority Critical patent/JP6202522B2/ja
Publication of JP2015020554A publication Critical patent/JP2015020554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6202522B2 publication Critical patent/JP6202522B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Description

本発明は、乗り物用シートに関し、さらに詳しくは、シート本体の格納用凹部に対する容器状体の脱着性を高め得るとともに、カーペットのぶかつきを抑制することができる意匠性に優れた乗り物用シートに関する。
従来の乗り物用シートとして、座席背面の下部に前方に凹む格納用凹部を形成してなり、格納用凹部を靴置きに利用するものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。このような乗り物用シートとして、例えば、図7に示すように、格納用凹部102に、後方が開放されたシューズトレイ105を着脱可能に格納してなる乗り物用シート101が提案されている。上記シューズトレイ105は、その上面部105aの開放側の上端106がシート本体103の背面側に接触するように配されるとともに、格納用凹部102に対して斜め上方に取り外し可能に設けられている。この乗り物用シート101によると、格納用凹部102からシューズトレイ105を取り外すことで、格納用凹部102を介して座席下部に配置された電子機器等のメンテナンスを行うことができる。
実開平2−75355号公報
しかし、上記従来の乗り物用シート101では、シューズトレイ105は、その上面部105aの開放側の上端106がシート本体103の背面側に接触するように配されているので、シューズトレイ105の上面部105aとシート本体103との見切り線Aが乗員の目線に入りやすく、意匠性が低下してしまう。
そこで、上記見切り線Aを乗員の目線に入り難い位置(例えば、格納用凹部102の奥側等)に設定することが考えられる。この場合、シューズトレイ105の脱着性の観点から、シューズトレイ105を格納用凹部102に対してシート本体103の前後方向Pにスライド可能に設ける必要がある。このとき、シューズズトレイ105内には、シート本体103に対してシューズトレイ105を締結するための締結構造を覆うようにカーペットを敷設することとなるが、このカーペットのぶかつきが懸念される。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、シート本体の格納用凹部に対する容器状体の脱着性を高め得るとともに、カーペットのぶかつきを抑制することができる意匠性に優れた乗り物用シートを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、座席背面の下部に前方に凹む格納用凹部が形成されたシート本体を備える乗り物用シートであって、前記格納用凹部には、後方が開放された容器状体が脱着可能に格納されており、前記容器状体は、その上面部の開放側の上端が前記格納用凹部の上面部において後方の開放端から前方に離間した位置に接触又は近接するように配されるとともに、前記格納用凹部に対して前記シート本体の前後方向にスライド可能に設けられており、前記容器状体の下面部には、前記シート本体に対して該容器状体を締結する締結部材を収容するための下方に凹む第1凹部が形成され、前記格納用凹部の下面部には、該第1凹部に対応する位置に配されるとともに、前記容器状体のスライド移動時に前記第1凹部のスライド移動を案内する下方に凹む第2凹部が形成されており、前記容器状体の下面部の上面及び該上面と面一となる前記格納用凹部の下面部の上面には、前記締結部材とともに前記第1凹部及び前記第2凹部を覆うようにカーペットが敷設されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1凹部の底壁は、前記第2凹部の底壁上に重ねられており、前記第1凹部の底壁及び前記第2凹部の底壁は、前記シート本体の下部に配されたベース側に前記締結部材で共に締結されていることを要旨とする。
本発明の乗り物用シートによると、格納用凹部には、後方が開放された容器状体が脱着可能に格納されており、容器状体は、その上面部の開放側の上端が格納用凹部の上面部に接触又は近接するように配されるとともに、格納用凹部に対してシート本体の前後方向にスライド可能に設けられている。これにより、格納状態の容器状体の内部空間を靴置きや足置き等として利用することができる。また、格納用凹部から容器状体を後方に引き抜くことで、格納用凹部を介して座席下部に配置された電子機器等のメンテナンスを行うことができる。さらに、容器状体の上面部とシート本体との見切り線が乗員の目線に入り難く、意匠性を高めることができる。また、容器状体の下面部には、シート本体に対して容器状体を締結するための下方に凹む第1凹部が形成され、格納用凹部の下面部には、第1凹部に対応する位置に配されるとともに、容器状体のスライド移動時に第1凹部のスライド移動を案内する下方に凹む第2凹部が形成されている。そして、容器状体の下面部及び格納用凹部の下面部のそれぞれの上面には、第1凹部及び第2凹部を覆うようにカーペットが敷設されている。これにより、第2凹部による第1凹部のスライド移動の案内を伴って容器状体をスライド移動させるとともに、第1凹部を介してシート本体に容器状体を締結・解除することで、シート本体の格納用凹部に容器状体が脱着される。よって、シート本体の格納用凹部に対する容器状体の脱着性を高めることができる。さらに、締結用の第1凹部及び第2凹部の大きさを必要最低限とすることで、容器状体の下面部及び格納用凹部の下面部の上面において十分なカーペットの敷設面積を確保できる。よって、カーペットのぶかつきを抑制することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る乗り物用シート(カーペットを取り外した状態)の斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図2の要部拡大分解図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図2のV−V線断面図である。 図2のVI−VI線断面図である。 従来の乗り物用シートを説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<乗り物用シート>
本実施形態に係る乗り物用シートは、座席背面の下部に前方に凹む格納用凹部(2)が形成されたシート本体(3)を備える乗り物用シート(1)であって、格納用凹部には、後方が開放された容器状体(5)が脱着可能に格納されている(例えば、図1等参照)。そして、容器状体(5)は、その上面部(5a)の開放側の上端(6)が格納用凹部(2)の上面部(2a)に接触又は近接するように配されるとともに、格納用凹部に対してシート本体の前後方向(P)にスライド可能に設けられている(例えば、図4及び図5等参照)。また、容器状体(5)の下面部(5b)には、シート本体(3)に対して容器状体を締結するための下方に凹む第1凹部(8)が形成され、格納用凹部の下面部には、第1凹部に対応する位置に配されるとともに、容器状体のスライド移動時に第1凹部のスライド移動を案内する下方に凹む第2凹部(12)が形成されている(例えば、図2及び図3等参照)。さらに、容器状体(5)の下面部(5b)及び格納用凹部(2)の下面部(2b)のそれぞれの上面(9、13)には、第1凹部(8)及び第2凹部(12)を覆うようにカーペット(23)が敷設されている(例えば、図4及び図5等参照)。
本実施形態に係る乗り物用シートとしては、例えば、上記容器状体(5)の上面部(5a)には、容器状体を格納用凹部(2)に対してシート本体(3)の前後方向(P)にスライド移動させることで、格納用凹部(2)の上面部(2a)に設けられた被係止部(16)に係脱する係止部(17)が設けられている形態(例えば、図4及び図5等参照)を挙げることができる。これにより、係止部が被係止部に係止することで、格納用凹部に容器状体を正確且つ確実に格納できる。
本実施形態に係る乗り物用シートとしては、例えば、上記第1凹部(8)の底壁(8a)及び第2凹部(12)の底壁(12a)は、シート本体(3)の下部に配されたベース(21)側に締結部材(20)で締結されている形態(例えば、図3等参照)を挙げることができる。これにより、締結部材で第1及び第2凹部が共締めされるため、シート本体の格納用凹部に対する容器状体の脱着性が更に高められる。
本実施形態に係る乗り物用シートとしては、例えば、上記第1凹部(8)及び第2凹部(12)のそれぞれは、シート本体(3)の幅方向に沿って所定間隔で複数設けられている形態(例えば、図2等参照)を挙げることができる。これにより、第1凹部を介してシート本体に対して容器状体を効果的に締結できるとともに、締結用の第1凹部及び第2凹部の大きさを更に低減してカーペットのぶかつきを更に確実に抑制できる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)乗り物用シートの構成
本実施例に係る乗り物用シート1は、図1に示すように、座席背面の下部に前方に凹む格納用凹部2が形成されたシート本体3を備えている。この格納用凹部2には、後方が開放された容器状で樹脂製のシューズトレイ5(本発明に係る「容器状体」として例示する。)が脱着可能に格納されている。また、格納用凹部2は、座席背面から前方に延びる上面部2a及び下面部2bを備えている(図4及び図5参照)。
なお、本実施例では、リクライニング動作等のためのモータや制御基板などの電子機器等が座席下部に配置された乗り物用シートを採用する。
上記シューズトレイ5は、図2に示すように、その前端側が互いに連結された板状の上面部5a及び下面部5bを備えている。このシューズトレイ5は、図4及び図5に示すように、格納用凹部2への格納状態において、上面部5aの開放側の上端6が格納用凹部2の上面部2aに接触するように配されている。具体的には、上面部5aの開放側の上端6は、格納用凹部2の上面部2aにおいて開放端から格納用凹部2の奥方に離間した位置に接触している。この格納用凹部2の上面部2aの開放端側は円弧状に形成されている。さらに、シューズトレイ5は、格納用凹部2に対してシート本体3の前後方向Pにスライド可能に設けられている。
上記シューズトレイ5の下面部5bの開放側には、図2及び図3に示すように、下方に凹む複数(図2中で2つ)の第1凹部8がシート本体3の幅方向に沿って所定間隔で形成されている。これら各第1凹部8は、底壁8a及び底壁8aの周縁から立ち上がる立壁8bを有しており、上方及び後方が開放されている。また、各第1凹部8は、シート本体3に対してシューズトレイ5を締結するために用いられる。また、シューズトレイ5の下面部5bの上面9は、後述するカーペットが敷設される受け面とされている(図4及び図5参照)。
なお、上記シューズトレイ5の下面部5bには、図2に示すように、下面部5bの剛性を高めるための下方に凹む凹部10が形成されている。この凹部10は、締結用として使用されない。
上記格納用凹部2の下面部2bには、図2及び図3に示すように、下方に凹む複数(図2中で2つ)の第2凹部12がシート本体3の幅方向に沿って所定間隔で形成されている。これら各第2凹部12は、底壁12a及び底壁12aの周縁から立ち上がる立壁12bを有しており、上方及び前方が開放されている。これら各第2凹部12は、第1凹部8に対応する位置に配されている。そして、シューズトレイ5の格納状態において、各第2凹部12の底壁12a上に各第1凹部8の底壁8aが重ねられている。また、各第2凹部12は、図4に示すように、シューズトレイ5のスライド移動時に第1凹部8のスライド移動を許容して案内する機能を有している。さらに、格納用凹部2の下面部2bの上面13は、後述するカーペットが敷設される受け面とされている(図4及び図5参照)。この上面13は、上記上面9に対して略面一とされている。
なお、上記格納用凹部2の下面部2bには、図2に示すように、下面部2bの剛性を高めるための下方に凹む凹部14a、14b、14cが形成されている。これら凹部14a〜14cのうちの凹部14aは、凹部10と対応する位置に配されるとともに、凹部10のスライド移動を許容して案内する機能を有する。
上記シューズトレイ5の上面部5aには、図4及び図5に示すように、シューズトレイ5を格納用凹部2に対してシート本体3の前後方向Pにスライド移動させることで、格納用凹部2の上面部2aに設けられた挿通穴からなる被係止部16に係脱(すなわち、挿脱)する係止部17が設けられている。また、シューズトレイ5の上面部5aには、図2に示すように、シューズトレイ5をスライド移動させる際に作業者が把持可能な取っ手部18が設けられている。この取っ手部18は、貫通穴からなされている。
ここで、上記シューズトレイ5を格納用凹部2に格納した状態では、図4及び図5に示すように、シューズトレイ5の係止部17が格納用凹部2の被係止部16に挿通されている。また、第1凹部8の底壁8a及び第2凹部12の底壁12aは、シート本体3の下部に配された金属製のベース21にボルト20で締結されている。さらに、シューズトレイ5の下面部5b及び格納用凹部2の下面部2bの各上面9、13上にわたって、第1凹部8、第2凹部12及び凹部10、14a〜14cを覆うようにカーペット23が敷設されている。
(2)乗り物用シートの作用
次に、上記構成の乗り物用シート1の作用について説明する。図4及び図5中に実線で示すように、シューズトレイ5を格納用凹部2に格納した状態では、シューズトレイ5は、その上面部5aの開放側の上端6が格納用凹部2の上面部2aに接触するように配されている。よって、シューズトレイ5の上面部5aとシート本体3との見切り線Aは、乗員の目線に入り難くなっている。
一方、図4及び図5中に破線で示すように、シューズトレイ5を後方にスライド移動させて格納用凹部2から引き抜くことで、格納用凹部2を介して座席下部に配置された電子機器等のメンテナンスが実行される。また、シューズトレイ5をシート本体3の前後方向Pにスライド移動させるときに、第2凹部12により第1凹部8のスライド移動が案内される。このとき、第1凹部8は、その底壁8aが第2凹部12の底壁12a上を摺動するとともに、その立壁8bが第2凹部12の立壁12bに案内されることで、シート本体3の幅方向への移動が規制される。そして、シューズトレイ5をスライド移動させるとともに、ベース3にシューズトレイ5を締結・解除することで、シート本体3の格納用凹部2にシューズトレイ5が脱着される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例の乗り物用シート1によると、格納用凹部2には、後方が開放されたシューズトレイ5が脱着可能に格納されており、シューズトレイ5は、その上面部5aの開放側の上端6が格納用凹部2の上面部2aに接触するように配されるとともに、格納用凹部2に対してシート本体3の前後方向Pにスライド可能に設けられている。これにより、格納状態のシューズトレイ5の内部空間を靴置きとして利用することができる。また、格納用凹部2からシューズトレイ5を後方に引き抜くことで、格納用凹部2を介して座席下部に配置された電子機器等のメンテナンスを行うことができる。さらに、シューズトレイ5の上面部5aとシート本体3との見切り線Aが乗員の目線に入り難く、意匠性を高めることができる。
また、本実施例では、シューズトレイ5の下面部5bには、シート本体3に対してシューズトレイ5を締結するための下方に凹む第1凹部8が形成され、格納用凹部2の下面部2bには、第1凹部8に対応する位置に配されるとともに、シューズトレイ5のスライド移動時に第1凹部8のスライド移動を案内する下方に凹む第2凹部12が形成されている。そして、シューズトレイ5の下面部5b及び格納用凹部2の下面部2bのそれぞれの上面9、13には、第1凹部8及び第2凹部12を覆うようにカーペット23が敷設されている。これにより、第2凹部12による第1凹部8のスライド移動の案内を伴ってシューズトレイ5をスライド移動させるとともに、第1凹部8を介してシート本体3にシューズトレイ5を締結・解除することで、シート本体3の格納用凹部2にシューズトレイ5が脱着される。よって、シート本体3の格納用凹部2に対するシューズトレイ5の脱着性を高めることができる。さらに、締結用の第1凹部8及び第2凹部12の大きさを必要最低限とすることで、シューズトレイ5の下面部5b及び格納用凹部2の下面側2bの上面9、13において十分なカーペット23の敷設面積を確保できる。よって、カーペット23のぶかつきを抑制することができる。
また、本実施例では、シューズトレイ5の上面部5aには、シューズトレイ5を格納用凹部2に対してシート本体3の前後方向にスライド移動させることで、格納用凹部2の上面部2aに設けられた被係止部16に係脱する係止部17が設けられている。これにより、係止部17が被係止部16に係止することで、格納用凹部2にシューズトレイ5を正確且つ確実に格納できる。
また、本実施例では、第1凹部8の底壁8a及び第2凹部12の底壁12aは、シート本体3の下部に配されたベース21にボルト20で締結されている。これにより、ボルト20で第1及び第2凹部8、12が共締めされるため、シート本体3の格納用凹部2に対するシューズトレイ5の脱着性が更に高められる。
さらに、本実施例では、第1凹部8及び第2凹部12のそれぞれは、シート本体3の幅方向に沿って所定間隔で複数設けられている。これにより、シート本体3に対してシューズトレイ5を効果的に締結できるとともに、締結用の第1凹部8及び第2凹部12の大きさを更に低減してカーペット23のぶかつきを更に確実に抑制できる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、主に靴置きとして使用されるシューズトレイ5を例示したが、これに限定されず、例えば、主に足置きとして使用される容器状体としたり、靴置き及び足置きに使用される容器状体としたりしてもよい。
また、上記実施例では、シューズトレイ5の上面部5aの開放側の上端6を格納用凹部2の上面部2aに接触させるようにしたが、これに限定されず、例えば、シューズトレイ5の上面部5aの開放側の上端6を格納用凹部2の上面部2aに非接触で近接させるようにしてもよい。
また、上記実施例では、シューズトレイ5の上面部5aの開放側の上端6を格納用凹部2の上面部2aの奥方に接触させるようにした。参考例としては、例えば、シューズトレイ5の上面部5aの開放側の上端6を格納用凹部2の上面部2aの開放端近傍で接触させる形態が挙げられる。この場合であっても、従来の乗り物用シート(図7参照)に比べて、見切り線Aを視認し難いものにできる。
また、上記実施例では、挿通穴からなる被係止部16に挿脱する係止部17を例示したが、これに限定されず、例えば、突起状の被係止部に弾性変形を伴って係脱する係止部としてもよい。
また、上記実施例では、シューズトレイ5をベース21に直接的に締結するようにしたが、これに限定されず、例えば、シューズトレイ5をベース21に取り付けたブラケット等に締結するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、シューズトレイ5をベース21に締結する締結部材としてボルト20を例示したが、これに限定されず、例えば、クランプ、コッター等を採用してもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機などの乗り物用シートに関する技術として広く利用される。
1;乗り物用シート、2;格納用凹部、2a;上面部、2b;下面部、3;シート本体、5;シューズトレイ、5a;上面部、5b;下面部、8;第1凹部、9,13;上面、12;第2凹部、23;カーペット、P;シート本体の前後方向。

Claims (2)

  1. 座席背面の下部に前方に凹む格納用凹部が形成されたシート本体を備える乗り物用シートであって、
    前記格納用凹部には、後方が開放された容器状体が脱着可能に格納されており、
    前記容器状体は、その上面部の開放側の上端が前記格納用凹部の上面部において後方の開放端から前方に離間した位置に接触又は近接するように配されるとともに、前記格納用凹部に対して前記シート本体の前後方向にスライド可能に設けられており、
    前記容器状体の下面部には、前記シート本体に対して該容器状体を締結する締結部材を収容するための下方に凹む第1凹部が形成され、前記格納用凹部の下面部には、該第1凹部に対応する位置に配されるとともに、前記容器状体のスライド移動時に前記第1凹部のスライド移動を案内する下方に凹む第2凹部が形成されており、
    前記容器状体の下面部の上面及び該上面と面一となる前記格納用凹部の下面部の上面には、前記締結部材とともに前記第1凹部及び前記第2凹部を覆うようにカーペットが敷設されていることを特徴とする乗り物用シート。
  2. 前記第1凹部の底壁は、前記第2凹部の底壁上に重ねられており、
    前記第1凹部の底壁及び前記第2凹部の底壁は、前記シート本体の下部に配されたベース側に前記締結部材で共に締結されている請求項1記載の乗り物用シート。
JP2013149646A 2013-07-18 2013-07-18 乗り物用シート Active JP6202522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013149646A JP6202522B2 (ja) 2013-07-18 2013-07-18 乗り物用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013149646A JP6202522B2 (ja) 2013-07-18 2013-07-18 乗り物用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015020554A JP2015020554A (ja) 2015-02-02
JP6202522B2 true JP6202522B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=52485405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013149646A Active JP6202522B2 (ja) 2013-07-18 2013-07-18 乗り物用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6202522B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5784239A (en) * 1980-11-12 1982-05-26 Nhk Spring Co Ltd Method of attaching box to seat
JPS6343957U (ja) * 1986-09-08 1988-03-24

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015020554A (ja) 2015-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104284792B (zh) 换流器盖
JP6292002B2 (ja) 乗物用シート
JP2013224127A5 (ja)
JP5570583B2 (ja) 自動車用収納ボックス構造
JP6202522B2 (ja) 乗り物用シート
US20090145041A1 (en) Door for the vehicle
JP2015093526A (ja) 乗物用シートのフレーム構造
JP6361389B2 (ja) シートベルトの引き出し口の構造
JP2014193653A (ja) カウルサイドトリムの取付構造
JP6434247B2 (ja) 取付構造
JP6417842B2 (ja) 配索構造を有した車両フロア構造
JP6532197B2 (ja) 取付構造
JP5962910B2 (ja) 車両用シート
JP6254027B2 (ja) 車両の衝突エネルギー吸収構造
JP7135774B2 (ja) カウルサイドトリムの取付構造
JP5162317B2 (ja) 樹脂部品の取付構造
JP5279801B2 (ja) 車両用給油口装置
JP2017218153A (ja) 乗物用シートのフレーム構造
JP6659983B2 (ja) 取付構造
JP2009268784A (ja) シート支持構造
JP5820433B2 (ja) 車両用ドア
JP6295490B2 (ja) センターコンソール構造
JP2014188285A (ja) シートカバーの取付構造
JP2016088351A (ja) 車両用スライドシート構造
JP2016088457A (ja) 車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6202522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250