JP6201886B2 - 吸気冷却装置 - Google Patents

吸気冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6201886B2
JP6201886B2 JP2014100129A JP2014100129A JP6201886B2 JP 6201886 B2 JP6201886 B2 JP 6201886B2 JP 2014100129 A JP2014100129 A JP 2014100129A JP 2014100129 A JP2014100129 A JP 2014100129A JP 6201886 B2 JP6201886 B2 JP 6201886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
intake air
intercooler
cooling water
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014100129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015145667A (ja
Inventor
太一 浅野
太一 浅野
雄史 川口
雄史 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014100129A priority Critical patent/JP6201886B2/ja
Priority to CN201480072353.0A priority patent/CN105874182B/zh
Priority to DE112014006108.5T priority patent/DE112014006108B4/de
Priority to PCT/JP2014/005752 priority patent/WO2015102037A1/ja
Publication of JP2015145667A publication Critical patent/JP2015145667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6201886B2 publication Critical patent/JP6201886B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P7/16Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
    • F01P7/165Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control characterised by systems with two or more loops
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/04Cooling of air intake supply
    • F02B29/0406Layout of the intake air cooling or coolant circuit
    • F02B29/0412Multiple heat exchangers arranged in parallel or in series
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/04Cooling of air intake supply
    • F02B29/0406Layout of the intake air cooling or coolant circuit
    • F02B29/0418Layout of the intake air cooling or coolant circuit the intake air cooler having a bypass or multiple flow paths within the heat exchanger to vary the effective heat transfer surface
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/04Cooling of air intake supply
    • F02B29/045Constructional details of the heat exchangers, e.g. pipes, plates, ribs, insulation, materials, or manufacturing and assembly
    • F02B29/0462Liquid cooled heat exchangers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2060/00Cooling circuits using auxiliaries
    • F01P2060/02Intercooler
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/04Cooling of air intake supply
    • F02B29/0406Layout of the intake air cooling or coolant circuit
    • F02B29/0437Liquid cooled heat exchangers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

本発明は、エンジンの吸気を冷却する吸気冷却装置に関する。
従来、特許文献1には、熱交換流体を2つの温度レベルに冷却する熱交換器を備える冷却装置が記載されている。この熱交換器は、1つの流入ノズルと2つの流出ノズルと3つの流路とを有しており、1つの流入ノズルから熱交換流体が流入し、3つの流路のうち1つの流路のみを通過した熱交換流体が一方の流出ノズルから流出し、3つの流路を全て通過した熱媒体が他方の流出ノズルから流出する。
一方の流出ノズルから流出した熱交換流体は、他方の流出ノズルから流出した熱交換流体よりも高温となっている。
特表2006−523160号公報
近年、ターボ過給した小排気量エンジンを採用することによって燃費を向上させる過給ダウンサイジング車が増えつつある。過給ダウンサイジング車では、過給気を冷却するインタークーラを水冷式にするのが好ましい。インタークーラを水冷式にした場合、インタークーラを空冷式にした場合と比較して吸気系の容量を減らすことができるので、エンジンレスポンスを向上できるからである。
インタークーラは、過給気を外気温度よりも10℃程度高い温度まで冷却する。そのため、水冷式インタークーラを採用する場合、既存のエンジン冷却回路を循環する冷却水(80℃程度)よりも低温の冷却水を水冷式インタークーラに流通させる必要がある。
そこで、エンジン冷却回路を循環する冷却水をさらに冷却してから水冷式インタークーラに流通させる構成が考えられる。具体的には、エンジン冷却回路に設けられた既存のラジエータで冷却された冷却水の一部をインタークーラ用ラジエータでさらに冷却してからインタークーラに流通させる構成が考えられる。
この構成によると、エンジン冷却回路に設けられた既存のポンプを利用して水冷式インタークーラに冷却水を流通させることができるので、水冷式インタークーラ用の冷却水回路をエンジン冷却回路とは独立に設ける構成と比較してポンプの個数を削減できる。
しかしながら、この構成によると、エンジン冷却回路の冷却水が常にインタークーラ用ラジエータを流通して冷却されるので、暖機性能が損なわれるという問題がある。すなわち、エンジンを始動した直後の暖機時に冷却水が適切な温度(80℃程度)まで昇温するのに時間がかかり、エンジンの燃費を悪化させてしまうという問題がある(後述する図3を参照)。
この対策として、暖機時にエンジン冷却回路の冷却水がインタークーラ用ラジエータに流通しないようにして暖機性能を確保することが考えられるが、この対策によると暖機時に吸気を冷却できないという問題が発生する。
本発明は上記点に鑑みて、エンジン吸気の冷却性能を確保しつつ、エンジン暖機性能が損なわれることを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
エンジン(11)から流出した冷却用流体と外気とを熱交換させて冷却用流体を冷却する第1ラジエータ(13)と、
第1ラジエータ(13)で冷却された冷却用流体と外気とを熱交換させて冷却用流体を冷却する第2ラジエータ(14)と、
第2ラジエータ(14)で冷却された冷却用流体とエンジン(11)の吸気とを熱交換して吸気を冷却する第1吸気冷却器(15)と、
第1ラジエータ(13)および第2ラジエータ(14)をバイパスして流れる冷却用流体とエンジン(11)の吸気とを熱交換して吸気を冷却する第2吸気冷却器(16)と、
冷却用流体の流れを、第1ラジエータ(13)に向かう第1ラジエータ側流れ(FR)と、第2吸気冷却器(16)に向かう第2吸気冷却器側流れ(FI)とに分岐させる分岐部(23)と、
第1ラジエータ側流れ(FR)を断続する断続手段(17)とを備えることを特徴とする。
これによると、断続手段(17)が第1ラジエータ側流れ(FR)を遮断すると冷却用流体が第1ラジエータ(13)および第2ラジエータ(14)を流れなくなるので、冷却用流体から外気に放熱されることを抑制でき、ひいてはエンジン(11)の暖機性能が損なわれることを抑制できる。
しかも、断続手段(17)が第1ラジエータ側流れ(FR)を遮断しても第2吸気冷却器側流れ(FI)の冷却用流体が第2吸気冷却器(16)を流れるので、エンジン(11)の吸気を冷却できる。
したがって、エンジン(11)の吸気の冷却性能を確保しつつ、エンジン(11)の暖機性能が損なわれることを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態におけるエンジン冷却回路の全体構成図である。 第1実施形態における第1インタークーラの斜視図ある。 図2のIII−III断面図である。 第1実施形態における循環流路開閉弁の断面図である。 第1実施形態のエンジン冷却回路において、循環流路開閉弁が閉弁している場合における冷却水の流れを示す図である。 第2実施形態におけるエンジン冷却回路の全体構成図である。 第3実施形態におけるエンジン冷却回路の全体構成図である。 第4実施形態におけるエンジン冷却回路の全体構成図である。 第4実施形態のエンジン冷却回路において、循環流路開閉弁が閉弁している場合における冷却水の流れを示す図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
吸気冷却装置を構成するエンジン冷却回路10を図1に示す。エンジン冷却回路10は、エンジン11を冷却するための冷却水(冷却用流体)が循環する回路である。エンジン11は、車両の走行用動力を発生する内燃機関である。
エンジン11の内部には、冷却水が流れる冷却水流路が形成されている。本実施形態では、冷却水は、エチレングリコール系の不凍液(LLC)である。エンジン11の吸入空気(吸気)は、過給機(図示せず)によって過給されるようになっている。
エンジン冷却回路10は、ポンプ12、第1ラジエータ13、第2ラジエータ14、第1インタークーラ15、第2インタークーラ16および循環流路開閉弁17を備えている。ポンプ12、エンジン11、循環流路開閉弁17、第1ラジエータ13は、冷却水が循環する循環流路18に、この順番で配置されている。
ポンプ12は、冷却水を吸入して吐出する流体機械である。本実施形態では、ポンプ12は、エンジン11から出力される動力によって駆動される機械式ポンプである。ポンプ12は、電動モータによって駆動される電動ポンプであってもよい。
第1ラジエータ13は、エンジン11から流出した冷却水と外気とを熱交換させて冷却水を冷却する熱交換器である。換言すれば、第1ラジエータ13は、冷却水の持つ熱を外気に放熱させる放熱器である。
第2ラジエータ14および第1インタークーラ15は、第1吸気冷却用流路19に配置されている。第1吸気冷却用流路19は、循環流路18から分岐して循環流路18に合流する流路である。
循環流路18から第1吸気冷却用流路19が分岐する第1分岐部20、および循環流路18に第1吸気冷却用流路19が合流する第1合流部21は、第1ラジエータ13の冷却水出口側かつポンプ12の冷却水吸入側に設けられている。
第2ラジエータ14は、冷却水と外気とを熱交換させて冷却水を冷却する熱交換器である。換言すれば、第2ラジエータ14は、冷却水の持つ熱を外気に放熱させる放熱器である。
図1の例では、第2ラジエータ14は第1ラジエータ13と一体化されているが、第1ラジエータ13と別体に構成されていてもよい。第2ラジエータ14が第1ラジエータ13と一体化されている場合、第1分岐部20は、第1ラジエータ13の冷却水出口側タンク内に設けられていてもよい。
第1インタークーラ15は、過給機(ターボチャージャ)で圧縮されて高温になった過給吸気と冷却水とを熱交換して過給吸気を冷却する吸気冷却器(第1吸気冷却器)である。吸気系の容量を極力小さくするために、第1インタークーラ15はエンジン11に隣接配置されている。
第1インタークーラ15の冷却水入口側は、第2ラジエータ14の冷却水出口側に接続されている。第1インタークーラ15の冷却水出口側は、ポンプ12の冷却水吸入側に接続されている。
第2インタークーラ16は、第2吸気冷却用流路22に配置されている。第2吸気冷却用流路22は、循環流路18から分岐して循環流路18に合流する流路である。
循環流路18から第2吸気冷却用流路22が分岐する第2分岐部23は、エンジン11の冷却水出口側かつ第1ラジエータ13の冷却水出口側の冷却水入口側に設けられている。第2吸気冷却用流路22は、第1吸気冷却用流路19に第2合流部24にて合流し、第1吸気冷却用流路19の一部を介して第1合流部21にて循環流路18に合流する。
第2インタークーラ16は、過給機(ターボチャージャ)で圧縮されて高温になった過給吸気と冷却水とを熱交換して過給吸気を冷却する吸気冷却器(第2吸気冷却器)である。吸気系の容量を極力小さくするために、第2インタークーラ16は第1インタークーラ15と一体化されている。第2インタークーラ16は第1インタークーラ15と別体に構成されていてもよい。
第2インタークーラ16の冷却水入口側は、ポンプ12の冷却水吐出側に接続されている。第2インタークーラ16の冷却水出口側は、ポンプ12の冷却水吸入側に接続されている。
第2インタークーラ16は、第1インタークーラ15に対して、過給吸気流れ方向の上流側に配置されている。したがって、過給吸気は、第2インタークーラ16→第1インタークーラ15の順に流れる。
循環流路開閉弁17は、循環流路18の冷却水流れを断続する断続手段であり、冷却水の温度Tw(冷却用流体温度)に応じて循環流路18を開閉する。循環流路開閉弁17は、機械的機構で弁体を開閉する機械式弁である。
例えば、循環流路開閉弁17は機械式サーモスタット弁である。機械式サーモスタットは、温度によって体積変化するサーモワックス(感温部材)によって弁体を変位させて冷却水流路を開閉する機械的機構で構成される冷却水温度応動弁である。循環流路開閉弁17は、電子制御弁であってもよい。
循環流路開閉弁17は、冷却水温度Twが所定温度Tw1未満である場合に閉弁し、冷却水温度Twが所定温度Tw1以上である場合に開弁する。本実施形態では、所定温度Tw1は80℃以上90℃以下に設定されている。
図1の例では、循環流路開閉弁17は、第1ラジエータ13の冷却水入口側に配置されているが、第1ラジエータ13の冷却水出口側に配置されていてもよい。循環流路開閉弁17は、第1ラジエータ13の冷却水入口側タンクまたは冷却水出口側タンクに内蔵されていてもよい。図1の例では、循環流路開閉弁17の内部に第2分岐部23が形成されている。
次に、図2、図3を用いて、第1インタークーラ15および第2インタークーラ16の詳細構成を説明する。
本実施形態の第1インタークーラ15および第2インタークーラ16は、それぞれ冷却水を流通させる複数本のチューブ、この複数本のチューブの両端側に配置されてそれぞれのチューブを流通する冷却水の集合あるいは分配を行う一対の集合分配用タンク26等を有する、いわゆるタンクアンドチューブ型の熱交換器として構成されている。
図3に示すように、第1インタークーラ15は、内部に冷却水を流通させる複数本のチューブ15aを有している。チューブ15aは、長手方向垂直断面形状が扁平形状の扁平チューブである。各チューブ15aは、その外表面のうち平坦面同士が互いに平行に、かつ対向するように所定の間隔を開けて積層配置されている。
これにより、チューブ15aの周囲、すなわち隣り合うチューブ15aの間には、過給吸気を流通させる過給吸気通路15bが形成されている。
第2インタークーラ16は、内部に冷却水を流通させる複数本のチューブ16aを有している。チューブ16aは、長手方向垂直断面形状が扁平形状の扁平チューブである。第2インタークーラ16のチューブ16aは、第1インタークーラ15のチューブ15aと同様に、その外表面のうち平坦面同士が互いに平行に、かつ対向するように所定の間隔を開けて積層配置されている。
これにより、チューブ16aの周囲、すなわち隣り合うチューブ16aの間には、過給吸気を流通させる過給吸気通路16bが形成されている。
過給吸気通路15bおよび過給吸気通路16bには、同一部材で形成されたアウターフィン27が配置されている。アウターフィン27は双方のチューブ15a、16aに接合されている。これにより、第1インタークーラ15および第2インタークーラ16は一体化されている。
アウターフィン27としては、伝熱性に優れる金属の薄板を波状に曲げ成形したコルゲートフィンが採用されている。アウターフィン27は、冷却水と過給吸気との熱交換を促進する機能を果たす伝熱フィンである。
第1インタークーラ15のチューブ15a、第2インタークーラ16のチューブ16a、集合分配用タンク26、アウターフィン27等はいずれもアルミニウム合金で形成されており、ろう付け接合されることにより一体化されている。第2インタークーラ16は、第1インタークーラ15に対して、過給吸気流れ方向の下流側に配置されている。
第1インタークーラ15のチューブ15aおよびアウターフィン27は、熱交換コア部15cを構成している。第2インタークーラ16のチューブ16aおよびアウターフィン27は、熱交換コア部16cを構成している。熱交換コア部15c、16cは、各インタークーラ15、16のうち冷媒と空気と熱交換させる部位のことである。
次に、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14の詳細構成について説明する。第1ラジエータ13および第2ラジエータ14の構成は、基本的に第1インタークーラ15および第2インタークーラ16の構成と同様であるので、図2、図3の括弧内に第1ラジエータ13および第2ラジエータ14に対応する符号を付して第1ラジエータ13および第2ラジエータ14の図示を省略している。
本実施形態の第1ラジエータ13および第2ラジエータ14は、それぞれ冷却水を流通させる複数本のチューブ、この複数本のチューブの両端側に配置されてそれぞれのチューブを流通する冷却水の集合あるいは分配を行う一対の集合分配用タンク28等を有する、いわゆるタンクアンドチューブ型の熱交換器として構成されている。
第1ラジエータ13は、内部に冷却水を流通させる複数本のチューブ13aを有している。チューブ13aは、長手方向垂直断面形状が扁平形状の扁平チューブである。各チューブ13aは、その外表面のうち平坦面同士が互いに平行に、かつ対向するように所定の間隔を開けて積層配置されている。
これにより、チューブ13aの周囲、すなわち隣り合うチューブ13aの間には、外気を流通させる外気通路13bが形成されている。
第2ラジエータ14は、内部に冷却水を流通させる複数本のチューブ14aを有している。チューブ14aは、長手方向垂直断面形状が扁平形状の扁平チューブである。第2ラジエータ14のチューブ14aは、第1ラジエータ13のチューブ13aと同様に、その外表面のうち平坦面同士が互いに平行に、かつ対向するように所定の間隔を開けて積層配置されている。
これにより、チューブ14aの周囲、すなわち隣り合うチューブ14aの間には、外気を流通させる外気通路14bが形成されている。
外気通路13bおよび外気通路14bには、同一部材で形成されたアウターフィン29が配置されている。アウターフィン29は双方のチューブ13a、14aに接合されている。これにより、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14は一体化されている。
アウターフィン29としては、伝熱性に優れる金属の薄板を波状に曲げ成形したコルゲートフィンが採用されている。アウターフィン29は冷却水と過給吸気との熱交換を促進する機能を果たす。
第1ラジエータ13のチューブ13a、第2ラジエータ14のチューブ14a、集合分配用タンク28、アウターフィン29等はいずれもアルミニウム合金で形成されており、ろう付け接合されることにより一体化されている。第1ラジエータ13は、第2ラジエータ14に対して、外気流れ方向の下流側に配置されている。
図4に示すように、循環流路開閉弁17は、1つの冷却水入口17a、2つの冷却水出口17b、17c、循環流路側弁体17dおよび冷却水温度検出部17eを有している。
冷却水入口17a(冷却用流体入口)は、エンジン11の冷却水出口側に接続されている。第1冷却水出口17b(第1冷却用流体出口)は、冷却水入口17aと連通しており、第1ラジエータ13の冷却水入口側に接続されている。第2冷却水出口17cは、冷却水入口17aと連通しており、第2インタークーラ16の冷却水入口側に接続されている。したがって、循環流路開閉弁17の内部に、第2分岐部23が形成されている。
循環流路側弁体17dは、第1冷却水出口17bを開閉することによって循環流路18の冷却水流れを断続する弁部材である。
冷却水温度検出部17eは、冷却水の温度Twを検出する温度検出手段である。例えば、冷却水温度検出部17eは、温度によって体積変化するサーモワックス(感温部材)である。冷却水温度検出部17eが体積変化することによって、循環流路側弁体17dを変位させて冷却水流路を開閉する。冷却水温度検出部17eは、バイメタルや形状記憶合金であってもよい。
次に、上記構成における作動を説明する。エンジン11が停止している状態(以下、エンジン停止状態と言う。)では、エンジン11が駆動力を発生しないので、ポンプ12が停止して冷却水が循環しない。
エンジン停止状態では、エンジン11が熱を発生しないので、冷却水温度Twは外気温度と同じになっている。すなわち、エンジン停止状態では、冷却水温度Twが所定温度Tw1(本実施形態では50℃以上80℃)以下であるので、循環流路開閉弁17が閉弁している。
エンジン11が始動すると、エンジン11が駆動力および熱を発生するので、ポンプ12が作動して冷却水を吸入・吐出するとともに、冷却水温度Twが徐々に上昇する。
冷却水温度Twが所定温度Tw1(本実施形態では50℃以上80℃)に到達するまでは循環流路開閉弁17が閉弁しているので、図5の太実線に示すように、ポンプ12から吐出された冷却水は、エンジン11および第2インタークーラ16を流通してポンプ12に吸入されるが、第1ラジエータ13、第2ラジエータ14および第1インタークーラ15には流通しない。
このように、エンジン11が始動して間もない場合、第1ラジエータ13、第2ラジエータ14および第1インタークーラ15に冷却水が流通しないので、冷却水から外気に放熱されることがなく、暖機を促進できる。一方、第2インタークーラ16には冷却水が流通するので、過給吸気を冷却または加熱できる。
例えば加速時のようにエンジン11の負荷が高い場合(高負荷時)、過給吸気が高温になる。過給吸気の温度が冷却水の温度よりも高い場合、第2インタークーラ16で過給吸気が冷却される。
エンジン11の負荷が低い場合(低負荷時)、過給吸気は低温になる。過給吸気の温度が冷却水の温度よりも低い場合、第2インタークーラ16で過給吸気が加熱される。但し、負荷が低いので、冷却水が失う熱量は少なく、暖機を損なうレベルではない。
第2インタークーラ16で加熱された過給吸気によってエンジン11を暖機できるとともに、排気ガスのエミッション低減効果を得ることができる。
冷却水温度Twがさらに上昇して所定温度Tw1(本実施形態では50℃以上80℃)に到達した場合、循環流路開閉弁17が開弁するので、ポンプ12から吐出された冷却水はエンジン11を流通したのち、図1に示すように第1ラジエータ側流れFRと第2インタークーラ側流れFIとに分岐する。
第1ラジエータ側流れFRは、第2分岐部23から第1ラジエータ13に向かう冷却水の流れである。第2インタークーラ側流れFIは、第2分岐部23から第2インタークーラ16に向かう冷却水の流れである。
第1インタークーラ15を流通する冷却水は、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14で冷却されている。したがって、第1インタークーラ15を流通する冷却水は、第2インタークーラ16を流通する冷却水よりも温度が低くなる。
第1ラジエータ側流れFRは、第1ラジエータ13を流通したのち、さらに分岐する。具体的には、そのままポンプ12に吸入される流れFR1と、第2ラジエータ14および第1インタークーラ15を流通してポンプ12に吸入される流れFR2とに分岐する。
過給吸気が高温になる高負荷時においては、過給吸気は第2インタークーラ16→第1インタークーラ15の順に2段冷却されるので、冷却性能が向上する。
過給吸気が低温になる低負荷時においては、過給吸気は第2インタークーラ16で一旦暖められて第1インタークーラ15で冷やされる。低負荷時では過給吸気の流量が少ないので、第2インタークーラ16で過給吸気が一旦暖められても、第1インタークーラ15で過給吸気を十分冷却できる。
本実施形態は、エンジン11から流出した冷却水の流れを、第1ラジエータ13に向かう第1ラジエータ側流れFRと、第2インタークーラ16に向かう第2インタークーラ側流れFIとに分岐させる分岐部23と、第1ラジエータ側流れFRを断続する循環流路開閉弁17とを備える。
これによると、循環流路開閉弁17が第1ラジエータ側流れFRを遮断すると冷却水が第1ラジエータ13および第2ラジエータ14を流れなくなるので、冷却水から外気に放熱されることを抑制でき、ひいてはエンジン11の暖機性能が損なわれることを抑制できる。
しかも、循環流路開閉弁17が第1ラジエータ側流れFRを遮断しても冷却水が第2インタークーラ16を流れるので、エンジン11の吸気を冷却できる。
したがって、エンジン11の吸気を冷却性能を確保しつつエンジン11の暖機性能が損なわれることを抑制できる。
本実施形態の第2インタークーラ16および第1インタークーラ15はそれぞれ、冷却水が流れるチューブ15a、16aを有しており、第2インタークーラ16のチューブ16aおよび第1インタークーラ15のチューブ15aは、薄板材に形成された伝熱フィン27で互いに接合されている。
これによると、第2インタークーラ16の熱交換コア部16cと第1インタークーラ15の熱交換コア部15cとが互いに一体化されているので、両熱交換コア部16c、15cが互いに別体で形成されている場合と比較して構成を簡素化できる。
また、第2インタークーラ16および第1インタークーラ15が互いに隣接配置されているので、第2インタークーラ16および第1インタークーラ15が互いに離間配置されている場合と比較して過給吸気の圧力損失を低減できる。
本実施形態の第1ラジエータ13および第2ラジエータ14はそれぞれ、冷却水が流れるチューブ13a、14aを有しており、第1ラジエータ13のチューブ13aおよび第2ラジエータ14のチューブ14aは、薄板材に形成された伝熱フィン27で互いに接合されている。
これによると、第1ラジエータ13の熱交換コア部13cと第2ラジエータ14の熱交換コア部14cとが互いに一体化されているので、両熱交換コア部13c、14cが互いに別体で形成されている場合と比較して構成を簡素化できる。
また、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14が互いに隣接配置されているので、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14が互いに離間配置されている場合と比較して外気の圧力損失を低減できる。
本実施形態の循環流路開閉弁17は、冷却水温度検出部17eが検出した冷却水の温度Twに応じて第1ラジエータ側流れFRを断続する。
具体的には、循環流路開閉弁17は、冷却水の温度Twが所定温度Tw1未満である場合、第1ラジエータ側流れFRを遮断し、冷却水の温度Twが所定温度Tw1以上である場合、第1ラジエータ側流れFRを流通させるようになっており、所定温度Tw1は80℃以上90℃以下である。これにより、エンジン11の暖機性能が損なわれることを適切に抑制できる。
(第2実施形態)
本実施形態では、図6に示すように、第2吸気冷却用流路22にヒータコア30が配置されている。
ヒータコア30は、エンジン11から流出した冷却水と車室内への送風空気とを熱交換させて送風空気を加熱する加熱用熱交換器である。ヒータコア30で加熱された送風空気は、車室内の空調に利用される。
ヒータコア30は、第2インタークーラ16に対して冷却水流れ方向の上流側に配置されている。
迂回流路31は、ヒータコア30から流出した冷却水が第2インタークーラ16を迂回して流れる流路である。迂回流路31は、第2吸気冷却用流路22のうちヒータコア30と第2インタークーラ16との間の部位から分岐して、第2吸気冷却用流路22のうち第2インタークーラ16の冷却水流れ下流側部位に合流する。迂回流路31は、第2インタークーラ16を流れる冷却水の流量を調整する役割を果たす。
本実施形態では、第2インタークーラ16は、ヒータコア30に対して冷却水流れ方向の下流側に配置されている。したがって、第2インタークーラ16には、ヒータコア30で熱交換された冷却水が流通する。
ヒータコア30では冷却水が送風空気に放熱するので、第2インタークーラ16に流通する冷却水の温度が低くなる。そのため、第2インタークーラ16における過給吸気の冷却性能を向上できる。
本実施形態は、ヒータコア30から流出した冷却水が第2インタークーラ16を迂回して流れる迂回流路31を備える。これにより、第2インタークーラ16における冷却水流量をヒータコア30における冷却水流量よりも少なくできるので、第2インタークーラ16における過給吸気の冷却性能を適切に調整できる。
(第3実施形態)
本実施形態では、図7に示すように、第3インタークーラ32を備えている。第3インタークーラ32は、第1インタークーラ15および第2インタークーラ16と同様に、過給機(ターボチャージャ)で圧縮されて高温になった過給吸気と冷却水とを熱交換して過給吸気を冷却する吸気冷却器である。吸気系の容量を極力小さくするために、第3インタークーラ32は、第1インタークーラ15および第2インタークーラ16と一体化されている。
第3インタークーラ32は、第3吸気冷却用流路33に配置されている。第3吸気冷却用流路33は、循環流路18から分岐して循環流路18に合流する流路である。
循環流路18から第3吸気冷却用流路33が分岐する第3分岐部34は、第1ラジエータ13の冷却水出口側かつポンプ12の冷却水吸入側に設けられている。第3吸気冷却用流路33は、第2吸気冷却用流路22に第3合流部35にて合流し、第2吸気冷却用流路22の一部を介して第1吸気冷却用流路19に合流し、さらに第1吸気冷却用流路19の一部を介して第1合流部21にて循環流路18に合流する。
第3インタークーラ32の冷却水入口側は、第1ラジエータ13の冷却水出口側に接続されている。第3インタークーラ32の冷却水出口側は、ポンプ12の冷却水吸入側に接続されている。
第3インタークーラ32は、過給吸気の流れ方向において、第1インタークーラ15と第2インタークーラ16との間に配置されている。したがって、過給吸気は、第2インタークーラ16→第3インタークーラ32→第1インタークーラ15の順に流れる。
第3インタークーラ32を流通する冷却水は、第1ラジエータ13で冷却されている。したがって、第3インタークーラ32を流通する冷却水は、第2インタークーラ16を流通する冷却水よりも温度が低くなり且つ第1インタークーラ15を流通する冷却水よりも温度が高くなる。
過給吸気が高温になる高負荷時においては、過給吸気は第2インタークーラ16→第3インタークーラ32→第1インタークーラ15の順に3段冷却されるので、冷却性能が向上する。
過給吸気が低温になる低負荷時においては、過給吸気は第2インタークーラ16で一旦暖められて第3インタークーラ32→第1インタークーラ15の順に2段冷却される。低負荷時では過給吸気の流量が少ないので、第2インタークーラ16で過給吸気が一旦暖められても、第3インタークーラ32および第1インタークーラ15で過給吸気を十分冷却できる。
(第4実施形態)
上記実施形態では、循環流路18から第2吸気冷却用流路22が分岐する第2分岐部23は、エンジン11の冷却水出口側かつ第1ラジエータ13の冷却水出口側の冷却水入口側に設けられているが、本実施形態では、図8に示すように、第2分岐部23は、ポンプ12の冷却水吐出側かつエンジン11の冷却水入口側に設けられている。
エンジン冷却回路10は、ラジエータバイパス流路40を備えている。ラジエータバイパス流路40は、冷却水が第1ラジエータ13および第2ラジエータ14をバイパスして流れる流路である。
ラジエータバイパス流路40は、第3分岐部41で循環流路18から分岐して、第3合流部42で循環流路18に合流する。第3分岐部41は、エンジン11の冷却水出口側かつ循環流路開閉弁17の冷却水入口側に設けられている。第3合流部42は、第1ラジエータ13の冷却水出口側かつポンプ12の冷却水吸入側に設けられている。
循環流路開閉弁17が開弁している場合にラジエータバイパス流路40を流れる冷却水の流量が多くなり過ぎて第1ラジエータ13および第2ラジエータ14を流れる冷却水の流量が少なくなり過ぎることがないように、ラジエータバイパス流路40の流路抵抗が大きく設定されている。
次に、上記構成における作動を説明する。エンジン11の始動後、冷却水温度Twが所定温度Tw1(本実施形態では50℃以上80℃)に到達するまでは循環流路開閉弁17が閉弁しているので、図9の太実線に示すように、ポンプ12から吐出された冷却水は、第2分岐部23および第3分岐部41で第2インタークーラ16を流通する流れとエンジン11を流通する流れとに分岐した後、第2合流部21および第3合流部42で合流してポンプ12に吸入される。一方、ポンプ12から吐出された冷却水は、第1ラジエータ13、第2ラジエータ14および第1インタークーラ15には流通しない。
このように、エンジン11が始動して間もない場合、第1ラジエータ13、第2ラジエータ14および第1インタークーラ15に冷却水が流通しないので、冷却水から外気に放熱されることがなく、暖機を促進できる。一方、第2インタークーラ16には冷却水が流通するので、過給吸気を冷却または加熱できる。
冷却水温度Twがさらに上昇して所定温度Tw1(本実施形態では50℃以上80℃)に到達した場合、循環流路開閉弁17が開弁するので、ポンプ12から吐出された冷却水はエンジン11を流通したのち、図8に示すように第1ラジエータ側流れFRと第2インタークーラ側流れFIとに分岐する。
第1ラジエータ側流れFRは、第2分岐部23からエンジン11および第1ラジエータ13に向かう冷却水の流れである。第2インタークーラ側流れFIは、第2分岐部23から第2インタークーラ16に向かう冷却水の流れである。
第1インタークーラ15を流通する冷却水は、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14で冷却されている。したがって、第1インタークーラ15を流通する冷却水は、第2インタークーラ16を流通する冷却水よりも温度が低くなる。
第1ラジエータ側流れFRは、第1ラジエータ13を流通したのち、さらに分岐する。具体的には、そのままポンプ12に吸入される流れFR1と、第2ラジエータ14および第1インタークーラ15を流通してポンプ12に吸入される流れFR2とに分岐する。
過給吸気が高温になる高負荷時においては、過給吸気は第2インタークーラ16→第1インタークーラ15の順に2段冷却されるので、冷却性能が向上する。
過給吸気が低温になる低負荷時においては、過給吸気は第2インタークーラ16で一旦暖められて第1インタークーラ15で冷やされる。低負荷時では過給吸気の流量が少ないので、第2インタークーラ16で過給吸気が一旦暖められても、第1インタークーラ15で過給吸気を十分冷却できる。
第2インタークーラ16には、エンジン11通過前の比較的低温の冷却水(例えば70〜80℃程度)が流れる。そのため、上記実施形態のようにエンジン11通過後の高温の冷却水(例えば90℃程度)が第2インタークーラ16を流れる場合と比較して第2インタークーラ16に流入する冷却水の温度を低く抑えることができる。
その結果、第2インタークーラ16で高温の吸気(例えば150〜180℃程度)と熱交換した冷却水が沸騰することを抑制できる。
本実施形態では、第2インタークーラ16は、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14をバイパスして流れる冷却水とエンジン11の吸気とを熱交換して吸気を冷却し、第1分岐部23は、冷却水の流れを、第1ラジエータ13に向かう第1ラジエータ側流れFRと、第2インタークーラ16に向かう第2インタークーラ側流れFIとに分岐させる。循環流路開閉弁17は、第1ラジエータ側流れFRを断続する。
これによると、上記実施形態と同様に、エンジン11の吸気を冷却性能を確保しつつエンジン11の暖機性能が損なわれることを抑制できる。
本実施形態では、第1分岐部23は、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14の冷却水出口側かつエンジン11の冷却水入口側における冷却水の流れを第1ラジエータ側流れFRと第2インタークーラ側流れFIとに分岐させる。
これによると、エンジン11通過前の冷却水の流れを第1ラジエータ側流れFRと第2インタークーラ側流れFIとに分岐させることができるので、エンジン11通過後の冷却水の流れを第1ラジエータ側流れFRと第2インタークーラ側流れFIとに分岐させる場合と比較して第2インタークーラ16に流入する冷却水の温度を低く抑えることができる。したがって、第2インタークーラ16で冷却水が沸騰することを抑制できる。
(他の実施形態)
上記実施形態を適宜組み合わせ可能である。上記実施形態を例えば以下のように種々変形可能である。
(1)上記実施形態では、冷却用流体はエチレングリコール系の不凍液(LLC)であるが、冷却用流体は種々の流体であってもよい。
(2)上記実施形態では、車両の走行用動力を発生するエンジン11の吸気を冷却する吸気冷却装置について説明したが、これに限定されるものではなく、種々のエンジン(内燃機関)の吸気を冷却する吸気冷却装置に広く適用可能である。
(3)上記実施形態では、循環流路開閉弁17の開弁温度Tw1が80℃以上90℃以下に設定されているが、循環流路開閉弁17の開弁温度Tw1を種々変更可能である。
例えば、循環流路開閉弁17の開弁温度Tw1が50℃以上80℃以下に設定されていれば、上記実施形態と比較して低い冷却水温度Twで循環流路開閉弁17が開弁して第1インタークーラ15に冷却水が流通する。したがって、上記実施形態と比較して、エンジン11の暖機よりも吸気冷却性能を優先した作動を実現できる。
(4)上記実施形態では、第1インタークーラ15および第2インタークーラ16はタンクアンドチューブ型の熱交換器として構成されているが、第1インタークーラ15および第2インタークーラ16はプレート積層型の熱交換器として構成されていてもよい。
プレート積層型の熱交換器は、複数の略平板状の伝熱プレートが間隔をおいて重ね合わされていて、伝熱プレート間に熱交換流体の流路が形成されている熱交換器である。
上記実施形態では、第1ラジエータおよび第2ラジエータもタンクアンドチューブ型の熱交換器として構成されているが、第1ラジエータおよび第2ラジエータもプレート積層型の熱交換器として構成されていてもよい。
(5)上記実施形態では、第2インタークーラ16の熱交換コア部16cと第1インタークーラ15の熱交換コア部15cとが一体化されているが、第2インタークーラ16および第1インタークーラ15は、互いに別体に形成されていて、且つ吸気の流れ方向に互いに離間して配置されていてもよい。
これによると、第2インタークーラ16および第1インタークーラ15の配置の自由度を高めることができる。
(6)上記実施形態では、第1ラジエータ13の熱交換コア部13cと第2ラジエータ14の熱交換コア部14cとが一体化されているが、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14は、互いに別体に形成されていて、且つ吸気の流れ方向に互いに離間して配置されていてもよい。
これによると、第1ラジエータ13および第2ラジエータ14の配置の自由度を高めることができる。
11 エンジン
13 第1ラジエータ
14 第2ラジエータ
15 第1インタークーラ(第1吸気冷却器)
16 第2インタークーラ(第2吸気冷却器)
17 循環流路開閉弁(断続手段)
23 第2分岐部(分岐部)
FI 第2インタークーラ側流れ(第2吸気冷却器側流れ)
FR 第1ラジエータ側流れ

Claims (11)

  1. エンジン(11)から流出した冷却用流体と外気とを熱交換させて前記冷却用流体を冷却する第1ラジエータ(13)と、
    前記第1ラジエータ(13)で冷却された前記冷却用流体と前記外気とを熱交換させて前記冷却用流体を冷却する第2ラジエータ(14)と、
    前記第2ラジエータ(14)で冷却された前記冷却用流体と前記エンジン(11)の吸気とを熱交換して前記吸気を冷却する第1吸気冷却器(15)と、
    前記第1ラジエータ(13)および前記第2ラジエータ(14)をバイパスして流れる前記冷却用流体と前記エンジン(11)の吸気とを熱交換して前記吸気を冷却する第2吸気冷却器(16)と、
    前記冷却用流体の流れを、前記第1ラジエータ(13)に向かう第1ラジエータ側流れ(FR)と、前記第2吸気冷却器(16)に向かう第2吸気冷却器側流れ(FI)とに分岐させる分岐部(23)と、
    前記第1ラジエータ側流れ(FR)を断続する断続手段(17)とを備えることを特徴とする吸気冷却装置。
  2. 前記分岐部(23)は、前記第1ラジエータ(13)および前記第2ラジエータ(14)の出口側かつ前記エンジン(11)の入口側における前記冷却用流体の流れを前記第1ラジエータ側流れ(FR)と前記第2吸気冷却器側流れ(FI)とに分岐させることを特徴とする請求項1に記載の吸気冷却装置。
  3. 前記エンジン(11)から流出した前記冷却用流体と車室内への送風空気とを熱交換させて前記送風空気を加熱するヒータコア(30)を備え、
    前記第2吸気冷却器(16)は、前記ヒータコア(30)に対して、前記冷却用流体の流れ方向の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の吸気冷却装置。
  4. 前記ヒータコア(30)から流出した前記冷却用流体が前記第2吸気冷却器(16)を迂回して流れる迂回流路(31)を備えることを特徴とする請求項に記載の吸気冷却装置。
  5. 前記第2吸気冷却器(16)および前記第1吸気冷却器(15)はそれぞれ、冷却用流体が流れるチューブ(15a、16a)を有しており、
    前記第2吸気冷却器(16)のチューブ(16a)および前記第1吸気冷却器(15)のチューブ(15a)は、薄板材に形成された伝熱フィン(27)で互いに接合されてい
    ることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の吸気冷却装置。
  6. 前記第2吸気冷却器(16)および前記第1吸気冷却器(15)は、互いに別体に形成されており、且つ前記吸気の流れ方向に互いに離間して配置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の吸気冷却装置。
  7. 前記第1ラジエータ(13)および前記第2ラジエータ(14)はそれぞれ、冷却用流体が流れるチューブ(13a、14a)を有しており、
    前記第1ラジエータ(13)のチューブ(13a)および前記第2ラジエータ(14)のチューブ(14a)は、薄板材に形成された伝熱フィン(27)で互いに接合されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の吸気冷却装置。
  8. 前記第1ラジエータ(13)および前記第2ラジエータ(14)は、互いに別体に形成されており、且つ前記吸気の流れ方向に互いに離間して配置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の吸気冷却装置。
  9. 前記冷却用流体の温度(Tw)を検出する検出手段(17e)を備え、
    前記断続手段(17)は、前記検出手段(17e)が検出した温度(Tw)に応じて前記第1ラジエータ側流れ(FR)を断続することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の吸気冷却装置。
  10. 前記断続手段(17)は、前記検出手段(17e)が検出した温度(Tw)が所定温度(Tw1)未満である場合、前記第1ラジエータ側流れ(FR)を遮断し、前記検出手段(17e)が検出した温度(Tw)が所定温度(Tw1)以上である場合、前記第1ラジエータ側流れ(FR)を流通させるようになっており、
    前記所定温度(Tw1)は80℃以上90℃以下であることを特徴とする請求項に記載の吸気冷却装置。
  11. 前記断続手段(17)は、前記検出手段(17e)が検出した温度(Tw)が所定温度(Tw1)未満である場合、前記第1ラジエータ側流れ(FR)を遮断し、前記検出手段(17e)が検出した温度(Tw)が所定温度(Tw1)以上である場合、前記第1ラジエータ側流れ(FR)を流通させるようになっており、
    前記所定温度(Tw1)は50℃以上80℃以下であることを特徴とする請求項に記載の吸気冷却装置。
JP2014100129A 2014-01-06 2014-05-14 吸気冷却装置 Expired - Fee Related JP6201886B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014100129A JP6201886B2 (ja) 2014-01-06 2014-05-14 吸気冷却装置
CN201480072353.0A CN105874182B (zh) 2014-01-06 2014-11-17 进气冷却装置
DE112014006108.5T DE112014006108B4 (de) 2014-01-06 2014-11-17 Kühlvorrichtung für Ansaugluft
PCT/JP2014/005752 WO2015102037A1 (ja) 2014-01-06 2014-11-17 吸気冷却装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000101 2014-01-06
JP2014000101 2014-01-06
JP2014100129A JP6201886B2 (ja) 2014-01-06 2014-05-14 吸気冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015145667A JP2015145667A (ja) 2015-08-13
JP6201886B2 true JP6201886B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=53493386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014100129A Expired - Fee Related JP6201886B2 (ja) 2014-01-06 2014-05-14 吸気冷却装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6201886B2 (ja)
CN (1) CN105874182B (ja)
DE (1) DE112014006108B4 (ja)
WO (1) WO2015102037A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017137828A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 いすゞ自動車株式会社 吸気温度制御システム
JP6409793B2 (ja) 2016-02-11 2018-10-24 株式会社デンソー インタークーラ
JP6432539B2 (ja) 2016-02-12 2018-12-05 株式会社デンソー インタークーラ
KR101704340B1 (ko) 2016-03-03 2017-02-07 현대자동차주식회사 에어컨 시스템과 통합된 하이브리드형 인터쿨러 시스템 및 그 제어방법
CN109072765B (zh) 2016-03-31 2020-08-28 株式会社电装 中冷器
CN106979064A (zh) * 2017-04-12 2017-07-25 潍柴西港新能源动力有限公司 天然气发动机中冷温度控制***及方法
JP2019002350A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 カルソニックカンセイ株式会社 冷却システム
JP7139592B2 (ja) * 2017-10-06 2022-09-21 いすゞ自動車株式会社 冷却システム
DE102017123469A1 (de) * 2017-10-10 2019-04-11 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine, Brennkraftmaschine und Kraftfahrzeug
FR3080443B1 (fr) * 2018-04-18 2020-06-19 Renault S.A.S. Radiateur de refroidissement avec by-pass integre et circuit de refroidissement
WO2021210323A1 (ja) * 2020-04-15 2021-10-21 株式会社デンソー 冷却システム
CN111982554A (zh) * 2020-08-17 2020-11-24 浙江银轮机械股份有限公司 中冷器耐热试验设备及中冷器耐热试验方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4317439A (en) * 1979-08-24 1982-03-02 The Garrett Corporation Cooling system
JPS5781438U (ja) * 1980-11-07 1982-05-20
JPS6015929U (ja) * 1983-07-12 1985-02-02 ダイハツディーゼル株式会社 デイ−ゼル機関の給気温度調節装置
JPS60108621A (ja) * 1983-11-15 1985-06-14 Matsushita Refrig Co 天井埋込型空気調和機
DE19719792B4 (de) * 1997-05-10 2004-03-25 Behr Gmbh & Co. Verfahren und Vorrichtung zur Regulierung der Temperatur eines Mediums
FR2852678B1 (fr) * 2003-03-21 2005-07-15 Valeo Thermique Moteur Sa Systeme de refroidissement a basse temperature d'un equipement, notamment d'un equipement de vehicule automobile, et echangeurs de chaleur associes
DE102006044155A1 (de) * 2006-09-15 2008-03-27 Behr Gmbh & Co. Kg Thermostat-Wärmetauscher-Anordnung, insbesondere für einen Wärmetauscher eines Kraftfahrzeugs
SE532245C2 (sv) * 2008-04-18 2009-11-24 Scania Cv Ab Kylarrangemang hos en överladdad förbränningsmotor
CN102362054B (zh) * 2009-03-23 2014-01-22 康奈可关精株式会社 进气控制***
JP2010249129A (ja) * 2009-03-27 2010-11-04 Calsonic Kansei Corp チャージエアクーラ及び冷却システム
KR20120063260A (ko) * 2010-12-07 2012-06-15 현대자동차주식회사 자동차 냉각 시스템 및 이를 이용한 제어 방법
US8826893B2 (en) * 2011-01-14 2014-09-09 General Electric Company Thermal management systems and methods

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015102037A1 (ja) 2015-07-09
CN105874182A (zh) 2016-08-17
DE112014006108T5 (de) 2016-09-22
CN105874182B (zh) 2018-08-31
DE112014006108B4 (de) 2020-01-30
JP2015145667A (ja) 2015-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6201886B2 (ja) 吸気冷却装置
JP6327032B2 (ja) 吸気冷却装置
JP5835505B2 (ja) デュアルラジエータエンジン冷却モジュール−シングル冷却液ループ
US20120125593A1 (en) Cooling system for vehicle
JP6096492B2 (ja) エンジンの冷却装置
JP2018127915A (ja) エンジン冷却システム
CN108331655B (zh) 用于温度控制的冷却组件
CN106029409B (zh) 用于混合动力车辆的采暖、通风和空气调节***
CN102400762A (zh) 组合式发动机散热器
JP2018119423A (ja) エンジン冷却システム
JPWO2016031089A1 (ja) 駆動システム
JP2002349261A (ja) エンジンにおける冷却水通路の配置構造
JP2016050545A (ja) 車両の冷却システム
WO2015194125A1 (ja) 吸気冷却装置
JP6369120B2 (ja) ハイブリッド車両の冷却装置
JP6254822B2 (ja) エンジンの排気熱回収装置
JP5708042B2 (ja) V型エンジンの冷却装置
US11319855B2 (en) Heat accumulation and dissipation device for internal combustion engine
JP6604540B2 (ja) エンジン冷却装置
JP2010169010A (ja) 内燃機関の冷却装置
WO2015049833A1 (ja) 吸気冷却装置
JP6464598B2 (ja) 内燃機関の冷却システム
JP2011179475A (ja) 内燃機関のスロットルボディ加熱装置
JP2009184441A (ja) 車両用油圧駆動装置
KR101982558B1 (ko) 자동변속기 오일 냉각시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170814

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6201886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees