JP6199203B2 - 最適化システム - Google Patents

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Description

本発明は、最適化システムに関する。
生産プロセスの状態を監視して制御する際に、プロセスを最適化することで生産効率を高めるシステムが提供されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。下記特許文献3には、プロセスを制御する複数のローカルコントローラの上位側に、プロセス全体の最適化を行うグローバルオプティマイザを配置した最適化システムが開示されている。この最適化システムでは、グローバルオプティマイザが、最適化に必要なプロセスの状態や制約等の情報をローカルコントローラやプロセスから収集し、他のローカルコントローラとの連携を考慮したうえでプロセス全体にわたる最適化を行い、各ローカルコントローラに目標値を送っている。各ローカルコントローラは、自コントローラが担当する範囲内にある変数に対する制約を考慮しつつ、それらの変数がグローバルオプティマイザから受け取った目標値に近づくように制御する。
特開2005−092584号公報 特表2002−534729号公報 米国特許第612255号明細書
特許文献3に記載の最適化は、定常状態(時間的に変動がほぼ一定してる状態)における変数に対して行うものである。したがって、定常状態に至るまでの過渡状態にあるときの最適性は低下するおそれがある。図6〜図9を参照して、以下に具体的に説明する。
図6は、グローバルオプティマイザ7と、二つのローカルコントローラ8、9とを備える最適化システムを示す。このシステムでは、ローカルコントローラ8での制御量CV8が制御変数CV8としてローカルコントローラ9に入力され、ローカルコントローラ9が、自コントローラでの操作量MV9と制御変数CV8とに基づいて制御量CV9を出力する。ローカルコントローラ9では、ローカルコントローラ8の制御変数CV8を操作することができないため、制御変数CV8は外乱変数DV9として扱うことになる。
ここで、図7(A)、(B)を参照して、制御量CV9が、操作量MV9または制御変数CV8(外乱変数DV9)の変化に応じてどのように変化するのかについて説明する。図7(A)は、ある時刻に操作量MV9を単位量増加させた場合に、制御量CV9が時間的にどのように変化するのかを示す図である。図7(B)は、上記ある時刻に制御変数CV8(外乱変数DV9)を単位量増加させた場合に、制御量CV9が時間的にどのように変化するのかを示す図である。
図7(A)、(B)は、制御量CV9の応答速度について、操作量MV9の変化に対する応答速度よりも、制御変数CV8(外乱変数DV9)の変化に対する応答速度の方が遅いことを示している。また、操作量MV9または制御変数CV8(外乱変数DV9)を単位量増加すると、制御量CV9も増加する関係にあることを示している。
このような最適化システムで、制御量CV8と制御量CV9との双方を最大化するように最適化演算用の評価関数が設定された場合、グローバルオプティマイザ7による最適化の結果は、例えば図8のようになる。
図8(A)は、評価関数に従ってローカルコントローラ8の制御量CV8すなわち外乱変数DV9を最大化するように目標値が設定されたことを示す図である。図8(B)は、ローカルコントローラ9の操作量MV9の目標値を、ローカルコントローラ9の制御量CV9が増える方向とは反対となる減る方向に設定したことを示す図である。これは、操作量MV9を増やしてしまうと、外乱変数DV9が増えることとの相乗効果により、制御量CV9が上限値を超えてしまうため、操作量MV9の目標値を、増やす方向とは反対の減らす方向に設定したものである。
図8(C)は、操作量MV9の目標値を図8(B)に示すように設定したことで、制御量CV9が上限を超えない範囲で制御されることを示す図である。
このような最適化制御を、例えば特許文献3に記載の最適化システムで行うと、図9(B)に示すように、ローカルコントローラ9の操作量MV9は目標値に向けて瞬時に下げられることになる。これに対し、ローカルコントローラ8の制御量CV8すなわち外乱変数DV9は、図9(A)に示すように、目標値に向けて徐々に上がることになる。これは、制御量CV8の応答速度が操作量MV9の応答速度に比べて遅いうえ、ローカルコントローラ8における制御量CV8が、他のローカルコントローラ9に入力されるまでに時間を要すること等による。
このように、徐々に上がる制御量CV8(外乱変数DV9)よりも相対的に早く操作量MV9が下がることによって、図9(C)に示すように、ローカルコントローラ9の制御量CV9は、一時的に目標値から遠ざかる方向に変化し、その後、目標値に向けて近づくことになる。このような状態は、制御量CV9をより最適な状態に高めることが可能であるにもかかわらず、最適な状態に高められていない状態となるため、最適化の機会を損失した状態(以下、「最適化機会損失状態」または単に「機会損失状態」ともいう。)であるといえる。
図9(C)では、外乱変数DV9の寄与aに応じて制御量CV9が上限値eを超えない範囲で操作量MV9を変化させることで実現できた軌跡dと、外乱変数DV9の寄与aおよび操作量MV9の寄与bに応じて得られた制御量CV9の実際の軌跡cとの差分が、機会損失fとなる。
このような図9(C)の状況下では、例えば、操作量MV9を瞬時に下げるのではなく、外乱変数DV9の寄与aに従って制御量CV9を上げていき、制御量CV9が上限値eを超えると予測される段階で操作量MV9を下げるように制御することで、制御量CV9をより最適な状態に高めることができる。
つまり、特許文献3に記載の最適化システムでは、最適化機会損失状態を招くことが想定され、定常状態に至るまでの過渡状態にあるときの最適性が低下するおそれがある。
本発明は、特に定常状態に至るまでの過渡状態にあるときの最適性を、複雑な設定をすることなく向上させることができる最適化制御システムを提供することを目的とする。
本発明に係る最適化システムは、制御対象を制御する複数の制御部と、前記制御部による制御に用いられる変数を最適化して当該変数の目標値を算出する最適化部と、定常状態に至るまでの過渡状態において、前記最適化部により算出された前記目標値に基づいて前記制御部による制御を実行させるよりも、前記制御対象の制御状態をより最適な状態に高めることが可能な状態であることを示す最適化機会損失状態であるかどうかを検出する機会損失検出部と、前記機会損失検出部によって前記最適化機会損失状態であることが検出された場合に、前記制御状態がより最適な状態に近づくように前記目標値を修正する目標値修正部と、を有し、前記制御部は、前記目標値修正部により修正された前記目標値に基づいて、前記制御対象を制御することを特徴とする。
上記機会損失検出部は、前記制御部による制御に用いられる変数を最適化して当該変数の第2目標値を算出する第2最適化部をさらに有し、前記最適化部により算出された前記目標値と前記第2目標値とを比較して前記最適化機会損失状態であるかどうかを検出することとしてもよい。
上記機会損失検出部は、前記目標値による制御方向と前記第2目標値による制御方向とが基準となる値に対する正負方向を基準にして反対方向となる場合に、前記最適化機会損失状態であると判定することとしてもよい。
上記機会損失検出部は、前記目標値と前記第2目標値との差が閾値よりも大きい場合に、前記最適化機会損失状態であると判定することとしてもよい。
本発明によれば、特に定常状態に至るまでの過渡状態にあるときの最適性を、複雑な設定をすることなく向上させることができる最適化システムを提供することができる。
(A)は、ローカルコントローラの操作量MVに対する制御量CVのステップ応答を例示する図であり、(B)は、ローカルコントローラの外乱変数DVに対する制御量CVのステップ応答を例示する図である。 (A)は、外乱変数DVの目標値を例示する図であり、(B)は、操作量MVの目標値を例示する図であり、(C)は、制御量CVのグローバル目標値GVと定常目標値SVとが反対方向に設定されていることを例示する図である。 第1実施形態における最適化システムの構成を例示する図である。 第2実施形態における最適化システムの構成を例示する図である。 第3実施形態における最適化システムの構成を例示する図である。 最適化システムの構成を例示する図である。 (A)は、ローカルコントローラの操作量MVに対する制御量CVのステップ応答を例示する図であり、(B)は、ローカルコントローラの外乱変数DVに対する制御量CVのステップ応答を例示する図である。 (A)は、最適化システムでの外乱変数DVの目標値を例示する図であり、(B)は、最適化システムでの操作量MVの目標値を例示する図であり、(C)は、最適化システムでの制御量CVの制御状態を例示する図である。 (A)は、最適化システムでの外乱変数DVの制御状態を例示する図であり、(B)は、最適化システムでの操作量MVの制御状態を例示する図であり、(C)は、最適化システムでの制御量CVの制御状態を例示する図である。
[本発明の原理]
本発明における実施形態を説明する前に、本発明の原理について説明する。本発明は、グローバルオプティマイザとローカルコントローラとを含む最適化システムにおいて実現することができる。本発明の原理は、このような最適化システムにおいて、上述した最適化機会損失状態に至ることを事前に検知し、それを検知した場合に、最適化の機会損失を抑制するように制御することにある。
この最適化システムでは、例示的に、ローカルコントローラでの制御に用いる各変数の目標値をグローバルオプティマイザとローカルコントローラとの双方で算出することとする。以下においては、グローバルオプティマイザで算出する目標値を「グローバル目標値」といい、ローカルコントローラで算出する目標値を「定常目標値」という。
ここで、機会損失は、過渡状態にある定常目標値が、グローバルオプティマイザによる最適化の意図に反する値となったときに生ずる。このような機会損失を避ける方法の1つとして、機会損失とならないようにローカルコントローラで定常目標値を算出する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、起こり得る機会損失のパターンを事前に検討し、機会損失とならないようにローカルコントローラのロジックや設定を工夫する必要がある。このような工夫は、プロセスを熟知した者であっても検討に多大な労力を要する。さらに、最適化システムの適用対象は大規模かつ複雑なプロセスが多いため、そのような工夫をすること自体、非常に困難である。本発明は、ローカルコントローラが実際に算出するであろうと予測される定常目標値を算出し、その定常目標値とグローバル目標値とを比較して機会損失状態を検知し、機会損失を抑制するものである。これにより、多大な労力を要する事前検討を要することなく、機会損失を抑制することが可能となる。
機会損失状態の検知は、グローバル目標値と定常目標値とを比較することで行う。具体的には、グローバル目標値と定常目標値とが、変数の現在値に対する正負方向を基準にして反対方向に設定されているかどうかで、機会損失状態に至るか否かを判定する。
例えば、ローカルコントローラの制御量に対するグローバル目標値が現在値よりも大きく設定され、定常目標値が現在値よりも小さく設定されている場合には、グローバル目標値と定常目標値とが反対方向に設定されていることとなり、機会損失状態に至ると判定する。
一方、ローカルコントローラの制御量に対するグローバル目標値が現在値よりも大きく設定され、定常目標値が現在値よりも大きく設定されている場合には、グローバル目標値と定常目標値とが同じ方向に設定されていることとなり、機会損失状態に至らないと判定する。
なお、機会損失状態の検知は、グローバル目標値と定常目標値との制御方向に基づいて判定することには限定されず、何らかの基準を用いてグローバル目標値と定常目標値とを比較して行うことができればよい。例えば、グローバル目標値と定常目標値との差の大きさに基づいて判定することとしてもよい。この場合には、グローバル目標値と定常目標値との差が閾値よりも大きいときに、機会損失状態に至ると判定し、グローバル目標値と定常目標値との差が閾値以下であるときに、機会損失状態に至らないと判定することができる。
機会損失状態を検知した場合には、機会損失を抑制するように定常目標値を修正する。具体的には、機会損失状態に至ると判定された変数の定常目標値を、グローバル目標値に近づけるように修正する。図1および図2を参照して具体的に説明する。図1(A)は、ある時刻にローカルコントローラの操作量MVを単位量増加させた場合に、ローカルコントローラの制御量CVが増加方向に瞬時に変化することを示す図である。図1(B)は、上記ある時刻にローカルコントローラの外乱変数DVを単位量増加させた場合に、ローカルコントローラの制御量CVが増加方向に徐々に変化することを示す図である。外乱変数DVとして、例えば、他のローカルコントローラから出力される制御量が該当する。
このような最適化システムにおいて、制御量CVと外乱変数DVとの双方を最大化するように最適化演算用の評価関数が設定された場合、グローバルオプティマイザによる最適化の結果は、例えば図2のようになる。
図2(A)は、評価関数に従って外乱変数DVを最大化するように目標値が設定されたことを示す図である。図2(B)は、ローカルコントローラの操作量MVの目標値が、ローカルコントローラの制御量CVが増える方向とは反対となる減る方向に設定されたことを示す図である。これは、操作量MVを増やしてしまうと、外乱変数DVが増えることとの相乗効果により、制御量CVが上限値を超えてしまうため、操作量MVの目標値を、増やす方向とは反対の減らす方向に設定したものである。
図2(C)は、制御量CVのグローバル目標値GVと定常目標値SVとが反対方向に設定されていることを示す図である。つまり、本発明では、このような場合に、機会損失状態に至ると判定されることとなり、制御量CVの定常目標値SVを、グローバル目標値GVに近づけるように修正することになる。
機会損失状態に至ると判定された制御量CVの定常目標値SVを、グローバル目標値GVに近づけるように修正する手段としては、例えば、ローカルコントローラで定常目標値を決定する際に用いる最適化演算用の評価関数に、制御量CVをグローバル目標値に近づける評価関数を加えることや、操作量MVをグローバル目標値に近づける評価関数の重み付けを下げること等が挙げられる。なお、相関関係を有する変数同士の相対的なバランスを変更するように評価関数を修正できればよいため、相関関係を有する変数のうち、いずれかの変数の重み付けを上げるまたは下げることとしてもよいし、両変数の重み付けのバランスを変更すこととしてもよい。また、機会損失の対象は制御量CVであることには限定されず、操作量MVであってもよい。
次に、図面を参照して本発明における実施形態について説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
[第1実施形態]
図3を参照して、第1実施形態における最適化システムの構成について説明する。図3に示すように、最適化システム1は、最適化部21を有するグローバルオプティマイザ2と、機会損失検出部31および目標値修正部32を有する機会損失制御装置3と、制御部41を有するローカルコントローラ4とを備える。
最適化部21は、制御部41による制御対象(プロセス)5の制御に用いられる変数を最適化し、その変数のグローバル目標値を算出する。本発明の最適化部21は、ローカルコントローラ4の接続関係を利用し、単体のローカルコントローラ4では実現できない、定常状態におけるプロセス全体に渡る最適化を行うことに特徴がある。なお、本実施形態では、制御対象の例示としてプロセス(特に生産・製造プロセス)を用いて説明するが、制御対象はこれに限定されず、例えば、動力プラント、エネルギープラント、熱源設備であってもよい。
具体的に、最適化部21は、設定された評価関数および各変数の基準となる値(最適化の原点となる値)に基づいて、システム全体の最適化を行う。各変数の基準となる値としては、例えば、プロセスの現在値や定常予測値(例えば制御を行わない場合の定常状態におけるプロセスの予測値)を用いることができる。
最適化の手法としては、例えば、周知の線形計画法や二次計画法を用いることができるが、グローバル目標値が定まる手法であればどのようなものを用いてもよい。
最適化部21は、算出したグローバル目標値の中から、ローカルコントローラ4に対して目標値を設定する対象となる変数(以下、「目標値設定対象変数」ともいう。)を選択する。目標値設定対象変数は、例えば、全ての操作量MVであってもよいし、操作量MVの一部と制御量CVの一部との組み合わせであってもよいし、全ての制御量CVであってもよい。特に、全ての変数がグローバル目標値に近づくように、必要十分な目標値設定対象変数を選択することが好ましい。これは、目標値設定対象変数を必要以上に増やしてしまうと、制御が不安定になる等のデメリットが発生することもあり得るためである。
機会損失検出部31は、最適化機会損失状態であるかどうかを検出する。最適化機会損失状態とは、定常状態に至るまでの過渡状態において、最適化部21により算出された目標値に従って制御部41による制御を実行させるよりも、制御対象の制御状態をより最適な状態に高めることが可能な状態をいう。
機会損失検出部31は、制御部41による制御で用いられる変数を最適化し、その変数の定常目標値を算出する第2最適化部311をさらに有する。
機会損失検出部31は、最適化部21により算出されたグローバル目標値と定常目標値とを比較して最適化機会損失状態であるかどうかを検出する。
例示的に、機会損失検出部31は、グローバル目標値による制御方向と定常目標値による制御方向とが現在値に対する正負方向を基準にして反対方向である場合に、最適化機会損失状態であると判定する。
なお、機会損失検出部31は、グローバル目標値と定常目標値との差が閾値よりも大きい場合に、最適化機会損失状態であると判定することとしてもよい。
以下において、機会損失検出部31における機能について具体的に説明する。
機会損失検出部31において定常目標値を算出する方法は、目標値設定対象変数がグローバル目標値にできる限り近くなるような最適化であればどのようなものでもよいが、例えば、以下の式(1)に示すようなグローバル目標値と定常目標値との差の二乗を評価関数として最小化を行う二次計画法を用いることができる。
Figure 0006199203
式(1)において、yは制御量CVの定常目標値であり、yiはi番目の制御量CVの定常目標値であり、yG iはi番目の制御量CVのグローバル目標値であり、uは操作量MVの定常目標値であり、ujはj番目の操作量MVの定常目標値であり、uG jはj番目の操作量MVのグローバル目標値であり、q(y) iはi番目の制御量CVの評価関数に対する重みであり、q(u) jはj番目の操作量MVの評価関数に対する重みであり、Ty、Tuはそれぞれ制御量CV、操作量MVの目標値設定対象変数のインデックス集合である。重みは、グローバルオプティマイザ2における評価関数のバランスに基づいてグローバルオプティマイザ2で決めてもよいし、予め設定してもよい。
このとき、yとuとの間には以下の式(2)で表される拘束条件が与えられる。
y−y0=G(u−u0) … 式(2)
式(2)において、Gは、M行N列の行列(Mは制御量CVの数、Nは操作量MVの数)であり、操作量MVの変化量に対する制御量CVの変化の割合を表す行列である。y0、u0は、最適化の原点であり、任意の動作点を与えることができるが、プロセスの現在値や、プロセスのノイズ等の影響を考慮した定常予測値(例えば制御を行わない場合の定常状態におけるプロセスの予測値)等を利用することとしてもよい。また、式(2)は線形システムにおいて成立するが、非線形性を含むシステムでは原点周りで線形近似を行う等により式(2)を成立させることが可能である。
また、全てまたは一部の制御量CVおよび操作量MVに対し、以下の式(3)、(4)に示すような上限値、下限値を与えることがある。
Figure 0006199203
式(3)、(4)において、yHI i、yLO iは、yiの上限値、下限値であり、uHI j、uLO jは、ujの上限値、下限値である。最適化演算では、y、uが、これらの上限値、下限値を超えないように評価関数を最小化する。これらの上限値、下限値を超えない解が見つからない場合には、上限値、下限値の一部を緩和して解を見つけることとしてもよい。
この最適化演算は、ローカルコントローラ4単位で個別に行ってもよいし、システム全体で一度にまとめて行うこととしてもよい。システム全体で行う場合には、最適化部21による最適化とは異なり、ローカルコントローラ4間の接続関係を考慮しない最適化演算を行うことになる。この最適化演算の結果、目標値設定対象変数の定常目標値を含む全ての変数の定常状態における値が求まる。この値が、例えば、ある変数についてプロセス値または定常予測値を基準にしてグローバル目標値と逆方向に出ている場合に、その変数が機会損失状態に至ると判定する。
具体的に、定常状態での各変数の値を、yT=yT 1、yT 2、・・・、yT Mとし、uT=uT 1、uT 2、・・・、uT Nとしたとき、式(5)が成立する制御量CVと、式(6)が成立する操作量MVとで機会損失状態に至ると判定する。
(yT i−y(0) i)×(yG i−y(0) i)<0 … 式(5)
(uT j−u(0) j)×(uG j−u(0) j)<0 … 式(6)
式(5)、(6)において、y(0) i、u(0) jは、i番目の制御量CV、j番目の操作量MVの最適化の原点における値である。
なお、グローバル目標値と定常目標値との差に基づいて、機会損失状態に至るかどうかを判定する場合には、例えば、閾値Sを設定し、式(7)、(8)が成立する制御量CVと、操作量MVとで機会損失状態に至ると判定してもよい。
(yT i−yG i2>S … 式(7)
(uT j−uG j2>S … 式(8)
閾値Sは、変数ごと、ローカルコントローラ4ごと、またはシステム全体で1つの値を設定してもよい。閾値Sは、必ずしも定数である必要はなく、例えば評価関数の重みや、定常目標値の原点からの距離等に応じて変化させてもよい。また、上述した複数の判定方法を論理和や論理積または多数決等の形式で組み合わせてもよい。
図3に示す目標値修正部32は、機会損失検出部31によって最適化機会損失状態であることが検出された場合に、制御状態がより最適な状態に近づくように目標値を修正する。
目標値修正部32は、ローカルコントローラ4で実行される定常目標値を算出するための最適化演算を、問題を修正した上で再度実行することにより、定常目標値を決め直す。以下に、具体的に説明する。
最初に、機会損失状態であることが検出された変数およびその変数と関係のある変数の評価関数を修正する。例えば、ある制御量CVに対応するykについて機会損失状態であることが検出された場合には、ykに関する評価関数を、式(9)とする。
(y) k(yk)=q(y) k(yk−yG k2 … 式(9)
式(9)は、ykが目標値設定対象変数である場合には評価関数を変更しないことや、ykが目標値設定対象変数ではない場合には改めて目標値設定対象変数にすることを意味する。
続いて、ykと関係のある操作量MVを抽出する。具体的には、操作することによってykの値が変化することが知られている操作量MVを抽出する。このような操作量MVは、例えばゲイン行列Gのykに対応する行に0以外の値がある列に対応する操作量MVを抽出することで、抽出することができる。そのような操作量MVとして、例えばukが抽出された場合、その評価関数を、式(10)とする。
(u) k(uk)=a×q(u) k(uk−uG k2 … 式(10)
式(10)において、q(u) kは、最適化演算における評価関数の重みであり、aは、評価関数を弱めるための係数(0以上1未満)であり、設定によって与えられる。aの与え方は、例えば、システム全体で1つ、ローカルコントローラごとに1つ、変数ごとに1つ与える等のいずれであってもよい。
目標値修正部32による最適化演算は、修正する必要がない評価関数(機会損失が検出されず、かつ機会損失が検出された変数との関係がない変数の評価関数)と、修正対象の評価関数との和を、新たな評価関数とする最適化演算を実行する。
目標値修正部32による最適化演算では、機会損失検出部31による最適化演算と同様の拘束条件、上限値および下限値が与えられる。また、目標値修正部32による最適化演算は、ローカルコントローラ4単位で行うこととしてもよいし、システム全体で一度にまとめて行うこととしてもよい。
目標値修正部32による最適化演算によって算出された定常目標値は、機会損失検出部31により機会損失状態に至ると判定された変数について、少なくとも機会損失検出部31により算出された定常目標値よりもグローバル目標値に近づき、より好ましくは、最適化の原点を基準にしてグローバル目標値に近づく方向に算出される。
図3に示す制御部41は、目標値修正部32により修正された定常目標値に基づいて、制御対象(プロセス)5を制御する。
上述してきたように、第1実施形態における最適化システム1によれば、最適化部21を有することで、制御対象(プロセス)における制御に用いられる変数を最適化して、変数の目標値を算出することができ、機会損失検出部31を有することで、最適化機会損失状態であるかどうかを検出することができ、目標値修正部32を有することで、最適化機会損失状態であることが検出された場合に、制御状態がより最適な状態に近づくように目標値を修正することができ、制御部41を有することで、修正された目標値に基づいて、制御対象(プロセス)を制御することが可能となる。
それゆえ、第1実施形態における最適化システム1によれば、特に、定常状態に至るまでの過渡状態にあるときの最適性を、複雑な設定をすることなく向上させることが可能となる。
また、第1実施形態における最適化システム1では、既設のグローバルオプティマイザ2およびローカルコントローラ4を利用し、機会損失制御装置3を新たに設けることでシステムを構築できるため、既設のグローバルオプティマイザ2およびローカルコントローラ4に対する変更を極力抑えることが可能となる。
[第2実施形態]
図4を参照して、第2実施形態における最適化システムについて説明する。上述した第1実施形態では、最適化システム1を、グローバルオプティマイザ2と機会損失制御装置3とローカルコントローラ4とで構成した場合について説明したが、第2実施形態では、最適化システム1を、グローバルオプティマイザ2とローカルコントローラ4とで構成する場合について説明する。
第2実施形態における最適化システム1は、第1実施形態で機会損失制御装置3が有していた機会損失検出部31および目標値修正部32を、ローカルコントローラ4が有することとした点で、第1実施形態における最適化システム1と異なる。
第2実施形態の機会損失検出部31および目標値修正部32は、自ローカルコントローラ4における最適化演算に適用される点で、機会損失制御装置3における最適化演算に適用された第1実施形態の機能と異なるが、その他の機能については、第1実施形態の機能と同様であるため、それらの説明は省略する。
第2実施形態における最適化システム1によれば、第1実施形態における最適化システム1と同様の効果を奏するとともに、第1実施形態における最適化システム1と比較して、不要な最適化演算を省略することができ、制御に用いる最新のプロセス状態に基づいて機会損失を検出することができるという効果がある。
[第3実施形態]
図5を参照して、第3実施形態における最適化システムについて説明する。上述した第2実施形態では、第1実施形態で機会損失制御装置3が有していた機会損失検出部31および目標値修正部32を、ローカルコントローラ4が有する場合について説明したが、第3実施形態では、第1実施形態で機会損失制御装置3が有していた機会損失検出部31および目標値修正部32を、グローバルオプティマイザ2が有する場合について説明する。
第3実施形態の機会損失検出部31および目標値修正部32は、最適化部21が算出したグローバル目標値を、機会損失検出部31および目標値修正部32で修正し、ローカルコントローラ4に出力する点で、第1実施形態の機会損失検出部31および目標値修正部32の機能と異なるが、その他の機能については、第1実施形態の機能と同様であるため、それらの説明は省略する。
第3実施形態における最適化システム1によれば、第1実施形態における最適化システム1と同様の効果を奏するとともに、既設のローカルコントローラ4をそのまま利用することができるという効果がある。
1…最適化システム
2…グローバルオプティマイザ
3…機会損失制御装置
4…ローカルコントローラ
5…制御対象
21…最適化部
31…機会損失検出部
32…目標値修正部
41…制御部
311…第2最適化部

Claims (6)

  1. 制御対象を制御する複数の制御部と、
    前記制御部による制御に用いられる変数を最適化して当該変数の目標値を算出する最適化部と、
    前記制御部による制御に用いられる変数を最適化して当該変数の第2目標値を算出する第2最適化部を有し、前記最適化部により算出された前記目標値と前記第2目標値とを比較することで、定常状態に至るまでの過渡状態において、前記最適化部により算出された前記目標値に基づいて前記制御部による制御を実行させるよりも、前記制御対象の制御状態をより最適な状態に高めることが可能な状態であることを示す最適化機会損失状態であるかどうかを検出する機会損失検出部と、
    前記機会損失検出部によって前記最適化機会損失状態であることが検出された場合に、前記最適化機会損失状態に至ると判定された変数の第2目標値を、前記目標値に近づけるように修正する目標値修正部と、を有し、
    前記制御部は、前記目標値修正部により修正された前記第2目標値に基づいて、前記制御対象を制御することを特徴とする最適化システム。
  2. 前記機会損失検出部は、前記目標値による制御方向と前記第2目標値による制御方向とが基準となる値に対する正負方向を基準にして反対方向となる場合に、前記最適化機会損失状態であると判定することを特徴とする請求項1記載の最適化システム。
  3. 前記機会損失検出部は、前記目標値と前記第2目標値との差が閾値よりも大きい場合に、前記最適化機会損失状態であると判定することを特徴とする請求項1記載の最適化システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の最適化システムであって、
    第1の制御装置と複数の第2の制御装置とを備え、
    前記第1の制御装置が、前記最適化部を有し、
    前記第2の制御装置が、前記制御部、前記機会損失検出部および目標値修正部を有する、
    ことを特徴とする最適化システム。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の最適化システムであって、
    第1の制御装置と複数の第2の制御装置とを備え、
    前記第1の制御装置が、前記最適化部、前記機会損失検出部および目標値修正部を有し、
    前記第2の制御装置が、前記制御部を有する、
    ことを特徴とする最適化システム。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の最適化システムであって、
    第1の制御装置と第2の制御装置と複数の第3の制御装置とを備え、
    第1の制御装置が、前記最適化部を有し、
    第2の制御装置が、前記機会損失検出部および目標値修正部を有し、
    第3の制御装置が、前記制御部を有する、
    ことを特徴とする最適化システム。
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